JP2006131810A - 粘着剤及び粘着フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
(A)芳香族ビニル化合物及び共役ジエン化合物から主としてなる重合体の水素添加物60〜99質量%と(B)オレフィンのブロック(B−1)と親水性ポリマーのブロック(B−2)とを有するブロック共重合体1〜60質量%と(C)ポリオレフィン(C−1)及び/又は官能基で変性されているポリオレフィン(C−2)0〜59質量%(但し、(A)成分、(B)成分、(C)成分の合計100質量%)とからなる粘着剤、並びに上記粘着剤と熱可塑性重合体(D)フィルムからなる粘着フィルム。
【選択図】 なし
Description
上記問題を解決する手段として特許文献1には支持体と粘着層の間に帯電防止層を設けることが提案されているが、剥離帯電を防止する効果は十分でないこと及び支持体に起因する静電気の課題があった。特許文献2には、粘着層に電荷制御剤を配合することが提案されている。本方法で粘着層で発生する剥離帯電の解消はある程度達成できるが、支持体に起因する静電気の課題は以前としてあった。
本発明は以下の通りである。
[1](A)芳香族ビニル化合物及び共役ジエン化合物から主としてなる重合体の水素添加物40〜99質量%、(B)オレフィンのブロック(B−1)と親水性ポリマーのブロック(B−2)とを有するブロック共重合体1〜60質量%、(C)ポリオレフィン(C−1)及び/又は官能基で変性されているポリオレフィン(C−2)0〜59質量%
(但し、(A)成分、(B)成分、(C)成分の合計100質量%)からなることを特徴とする粘着剤。
[2](A)成分がポリエチレンブロックを有することを特徴とする上記[1]記載の粘着剤。
[3]上記[1]、[2]に記載の粘着剤と熱可塑性重合体(D)フィルムからなる粘着フィルム。
[4]上記[3]の粘着フィルムを用いた表示装置用の保護フィルム。
また、共役ジエン化合物としては、ブタジエン、イソプレン、ヘキサジエン、2、3―ジメチルー1、3―ブタジエン、1、3―ペンタジエン等があり、好ましくはブタジエン、イソプレンである。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物は、ランダム共重合体であってもよく、それぞれがブロックになっているブロック共重合体になっているものでもよく、更にランダム共重合体とブロック共重合体が混合された結合形態になっているものでもよい。好ましい(A)成分は、芳香族ビニル化合物から主としてなる重合体ブロック(A−1)と共役ジエン化合物から主としてなる重合体ブロック(A−2)を有するブロック共重合体からなるものの水素添加物である。該水素添加物は、主として共役ジエン化合物の炭素―炭素二重結合の少なくとも一部が水素添加されたものである。更に、ブロック(A−2)は、2種以上の共役ジエン化合物を使用し、それらがランダム状、ブロック状、テーパーブロック状のいずれの形態で結合したブロックであってもよい。また、ブロック(A−2)は、芳香族ビニル化合物が漸増するテーパーブロックを1〜10個の範囲で含有していてもよく、ブロック(A−2)の共役ジエン化合物に由来するビニル結合含有量の異なる重合体ブロック等が、適宜共重合していてもよい。
(A―B)Y …(I)
(A―B)Y―X …(II)
A―(B−A)Z …(III)
(A―B1―B2)Y …(IV)
(構造式(I)〜(IV)中、Aは芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックで、実質的に芳香族ビニル化合物からなる重合体ブロックであれば、一部共役ジエン化合物が含まれていてもよい。好ましくは芳香族ビニル化合物を90質量%以上、更に好ましくは99質量%以上含有する重合体ブロックである。Bは共役ジエン化合物の単独重合体または芳香族ビニル化合物等の他の単量体と共役ジエン化合物との共重合体であり、Xはカップリング剤の残基である。またB1はビニル結合量が20%以上の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックであり、B2はビニル結合量が20%未満の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックである、又、Yは1〜5の整数、Zは1〜5の整数をそれぞれ表す。)
本発明で表示装置用の保護フィルムとして使用される粘着剤に用いる(A)成分として 特に好ましい構造は、粘着力の調整の容易さ、及び粘着剤としての透明性の発現のし易さから、上記(IV)の構造のものである。
上記方法で重合体を得た後、カップリング剤を使用して重合体分子鎖がカップリング剤残基を介して延長または分岐された重合体も使用できる。ここで用いられるカップリング剤としては、アジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼン、メチルジクロロシラン、四塩化珪素、ブチルトリクロロ珪素、テトラクロロ錫、ブチルトリクロロ錫、ジメチルクロロ珪素、テトラクロロゲルマニウム、1,2−ジブロモエタン、1,4−クロロメチルベンゼン、ビス(トリクロロシリル)エタン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソシアネート、1,2,4−ベンゼントリイソシアネート等が挙げられる。
上記重合体の水素添加反応は、公知の方法で行うことができるし、また、公知の方法で水素添加率を調整することにより、目的の重合体を得ることができる。具体的な方法としては特公昭42−8704号公報、特公昭43−6636号公報、特公昭63−4841号公報、特公昭63−5401号公報、特開平2−133406号公報、特開平1−297413号公報に開示されている方法がある。
このために、上記ブロック(B−1)の分子両末端は、上記ブロック(B−2)の分子両末端官能基と反応性を有する官能基で変性されている必要がある。これらの官能基としては、カルボン酸基、水酸基、アミノ基、酸無水物基、オキサゾリン基、エポキシ基等がある。
これらの官能基を付与する付与する方法として好ましいものは、熱減成法により得られる分子末端に炭素―炭素二重結合を有する(B−1)成分と上記した官能基を有する炭素―炭素不飽和化合物を付加させる方法である。
ポリエーテル(B−2―a)としては、ポリエーテルジオール、ポリエーテルジアミン、およびこれらの変性物が挙げられる。
ポリエーテル含有親水性ポリマー(B−2−b)としては、ポリエーテルジオールのセグメントを有するポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルジオールのセグメントを有するポリエーテルアミドイミド、ポリエーテルジオールのセグメントを有するポリエーテルエステル、ポリエーテルジアミンのセグメントを有するポリエーテルアミド、および、ポリエーテルジオールまたはポリエーテルジアミンのセグメントを有するポリエーテルウレタンが挙げられる。
アニオン性ポリマー(B−2−c)としては、スルホニル基を有するジカルボン酸と、ポリエーテル(B−2−a)とを必須構成単位とし、かつ一分子内に好ましくは2〜80個、更に好ましくは3〜60個のスルホニル基を有するアニオン性ポリマーが挙げられる。
これらは、直鎖状であっても、また分岐状であってもよい。特に好ましいブロック(B−2)は、ポリエーテル(B−2−a)である。
一般式(V)中E1は二価の水酸基含有化合物から水酸基を除いた残基、A1は炭素数2〜4のアルキレン基、nおよびn′は前記二価の水酸基含有化合物の水酸基1個当たりのアルキレンオキサイド付加数を表す。n個の(OA1)とn′個の(A1O)とは、同一であっても異なっていてもよく、また、これらが2種以上のオキシアルキレン基で構成されている場合の結合形式はブロックもしくはランダムまたはこれらの組み合わせのいずれでもよい。nおよびn′は、通常1〜300、好ましくは2〜250、特に好ましくは10〜100である。また、nとn′は、同一であっても異なっていてもよい。
脂肪族二価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルキレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,12−ドデカンジオール等が挙げられる。
脂環式二価アルコールとしては、例えば、1,2−および1,3−シクロペンタンジオール、1,2−、1,3−および1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられ、芳香族二価アルコールとしては、例えば、キシレンジオール等が挙げられる。
二価フェノールとしては、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシン、ウルシオール等の単環二価フェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、4,4′―ジヒドロキシジフェニル−2,2―ブタン、ジヒドロキシビフェニル、ジヒドロキシジフェニルエーテル等のビスフェノール、およびジヒドロキシナフタレン、ビナフトール等の縮合多環二価フェノール等が挙げられる。
(ア)上記二価の水酸基含有化合物を出発物質として、一般式(IX):
[一般式(IX)中のA4は炭素数2〜4のアルキレン基、pは1〜10の整数、R1はHまたは炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基またはアシル基である。]で表されるグリシジルエーテルを重合、または炭素数2〜4のアルキレンオキサイドと共重合する方法。
(イ)上記二価の水酸基含有化合物を出発物質として、側鎖にクロロメチル基を有するポリエーテルを経由する方法。更に具体的には、エピクロルヒドリン、またはエピクロルヒドリンとアルキレンオキサイドを付加共重合し、側鎖にクロロメチル基を有するポリエーテルを得た後、該ポリエーテルと炭素数2〜4のポリアルキレングリコールとR1X
(R1は上記したもの、XはCl、BrまたはI)をアルカリ存在下で反応させるか、ま たは該ポリエーテルと炭素数2〜4のポリアルキレングリコールモノカルビルエーテルを
アルカリ存在下で反応させる方法である。
(E)成分としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属および/またはマグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の有機酸、スルホン酸、無機酸の塩、及びハロゲン化物等が挙げられる。
酢酸カリウム、ステアリン酸リチウム等のアルカリ金属の有機酸塩;オクチルスルホン酸、ドデシルスルホン酸、テトラデシルスルホン酸、ステアリルスルホン酸、テトラコシルスルホン酸、2−エチルヘキシルスルホン酸等の、アルキル基の炭素数8〜24のアルキルスルホン酸のアルカリ金属塩;フェニルスルホン酸、ナフチルスルホン酸等の芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩;オクチルフェニルスルホン酸、ドデシルフェニルスルホン酸、ジブチルフェニルスルホン酸、ジノニルフェニルスルホン酸等の、アルキル基の炭素数6〜18のアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩;ジメチルナフチルスルホン酸、ジイソプロピルナフチルスルホン酸、ジブチルナフチルスルホン酸等の、アルキル基の炭素数2〜18のアルキルナフタレンスルホン酸等のアルキル基の炭素数2〜18のアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩;トリフルオロメタンスルホン酸等のフッ化スルホン酸等のアルカリ金属塩等が挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を併用して用いることができる。上記(E)成分は、本発明の(B)成分に対して、好ましくは0.001〜10質量%、更に好ましくは0.01〜5質量%の範囲で用いることができる。
このようなブロック共重合体(B)は、例えば、特開2001−278985号公報、特開2003−48990号公報に記載の方法で製造することができ、更に、本発明の
(B)成分は、三洋化成工業社製ペレスタット300シリーズの300、303、230(商品名)等として入手できる。
(B)成分の使用量は、本発明の(A)成分と(B)成分(C)成分との合計100質量%中1〜59質量%、好ましくは2〜49質量%、更に好ましくは5〜48質量%、特に好ましくは5〜42質量%の範囲であり、1質量%未満では制電性が劣り、59質量%を超えると粘着性が低下する。
また他に、4―メチル―1,4―ヘキサジエン、5―メチル―1,4―ヘキサジエン、7―メチル―1,6―オクタジエン、1,9―デカジエン等の非共役ジエンを重合体成分の一部として使用することができる。
本発明で使用されるポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンのいずれもが使用できる。
(C−2)は、官能基変性ポリオレフィンである。好ましいポリオレフィンとしては、ポリプロピレン、ポリエチレンであり、更に好ましくは低分子量ポリプロピレン、
低分子量ポリエチレンであり、特に好ましくは低分子量ポリエチレンである。
上記低分子量ポリオレフィンの重量平均分子量は、好ましくは1,000〜100,000、更に好ましくは5,000〜60,000、特に好ましくは8,000〜50,000である。当該低分量ポリオレフィンは、重合法または高分子量ポリオレフィンの熱減成法により得られる。官能基での変性のしやすさから好ましいものは熱減成法で得られたものである。熱減成法による低分子量ポリオレフィンは、例えば、高分子量ポリオレフィンを不活性ガス中、通常300℃〜450℃で0.5時間から10時間熱減成する方法
(例えば、特開平3―62804号公報記載の方法)等により得ることができる。
ここで使用される不飽和酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、 ケイヒ酸、イタコン酸、マレイン酸等があり、これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、不飽和酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、クロロ無水イタコン酸、クロロ無水マレイン酸、無水シトラコン酸等があり、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましいものは、無水マレイン酸である。
本発明の(C)成分に該当する材料は、例えば、三洋化成工業社製ユーメックス1001、1003、1010、100TS、110TS、2000、CA60(商品名)等として市場で入手できる。
上記本発明の(C)成分の使用量は、(本発明の(A)成分と(B)成分(C)成分との合計100質量%中1〜59質量%、好ましくは1〜48質量%、更に好ましくは2〜45質量%、特に好ましくは3〜40質量%の範囲である。また上記(C−2)の使用効果を高めるための好ましい使用量は、本発明の(A)成分と(B)成分(C)成分との合計100質量%中2〜37質量%、更な好ましくは2〜35質量%、特に好ましくは5〜30質量%である。(C−1)が上記の範囲未満であると粘着性の調整機能が劣り、又範囲を超えると粘着性が劣る。一方、(C−2)が上記の範囲未満であると粘着フィルムを製造する際の粘着剤と支持体の接着性、支持体にコートした易接着剤との接着性等の接着性を向上が十分でなく、また範囲を超えると粘着性が劣る傾向にあり好ましくない。
エラストマーとしては、オレフィン系エラストマー;スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体等のスチレン系エラストマー;ポリエステル系エラストマー;ウレタン系エラストマー;塩ビ系エラストマー;ポリアミド系エラストマー;フッ素ゴム系エラストマー等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
尚、上記スチレン・ブタジエンブロック共重合体及び上記スチレン・イソプレンブロック共重合体には、AB型、ABA型、テーパー型、ラジアルテレブロック型の構造を有するものも含まれる。更に、上記水素化ブタジエン系重合体は、上記ブロック共重合体の水素化物のほかに、スチレンブロックとスチレン・ブタジエンランダム共重合ブロックを有する重合体の水素化物、1,2−ビニル結合含有量が20質量%以下のポリブタジエンブロックと1,2−ビニル結合含量が20重量%を超えるポリブタジエンブロックとからなる重合体の水素化物等が含まれる。
上記ゴムは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記ゴム質重合体のゲル含率は、特に限定しないが、乳化重合でゴム質重合体を得る場合、ゲル含率は、好ましくは98質量%以下であり、更に好ましくは40〜98質量%である。この範囲において、フィルム化した際の外観に優れる。
尚、上記ゲル含率は、以下に示す方法により求めることができる。すなわち、ゴム質重合体1gをトルエン100mlに投入し、室温で48時間静置したのち、100メッシュの金網(質量をW1グラムとする)で濾過したトルエン不溶分と金網を80℃で6時間真空乾燥して秤量(質量をW2グラムとする)し、下記式(1)により算出する。
ゲル含率は、ゴム質重合体の製造時に、分子量調節剤の種類及び量、重合時間、重合温度、重合転化率等を適宜設定することにより調整される。
芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単量体としては、ビニルシアン化合物、(メタ)アクリル酸エステル化合物、マレイミド化合物、及び、その他の各種官能基含有不飽和化合物等が挙げられる。本発明の目的に1っである表示装置用の保護フィルムの支持体に使用されるスチレン系樹脂としては、透明性を有することが好ましく、使用される好ましいビニル単量体は、芳香族ビニル化合物及び(メタ)アクリル酸アルキルエステル化合物を必須成分として、必要に応じて、シアン化ビニル化合物、及びマレイミド化合物からなる群より選ばれる1種または2種以上が併用され、また必要に応じて、その他の各種官能基含有化合物の少なくとも1種が併用される。その他の各種官能基含有不飽和化合物としては、不飽和酸化合物、エポキシ基含有不飽和化合物、置換または非置換のアミノ基含有不飽和化合物、オキサゾリン基含有不飽和化合物等が挙げられる。上記その他の各種官能基含有不飽和化合物は1種単独で、または2種以上組み合わせて使用できる。
(メタ)アクリル酸エステル化合物としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル等が挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。特に好ましいものはメタクリル酸メチルであり、ゴム質重合体としてポリブタジエンを用いた場合、スチレン/メタクリル酸メチルの使用量20〜30/70〜80質量%(合計100質量%)の範囲で透明性に優れたスチレン系樹脂を得ることができる。
マレイミド化合物として、マレイミド、N―フェニルマレイミド、N―シクロヘキシル マレイミド等が挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、マレイミド単位を導入するために、無水マレイン酸を共重合させ、後イミド化してもよい。マレイミド化合物を使用すると、耐熱性が付与される。マレイミド化合物を使用する場合、その使用量は、単量体成分中、好ましくは1〜60質量%、さらに好ましくは5〜50質量%である。
エポキシ基含有不飽和化合物としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等が挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
水酸基含有不飽和化合物としては、3―ヒドロキシ―1―プロペン、4―ヒドロキシ−1―ブテン、シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロペン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド等が挙げられ、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
オキサゾリン基含有不飽和化合物としては、ビニルオキサゾリン等が挙げられ、これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
置換または非置換のアミノ基含有不飽和化合物としては、アクリル酸アミノエチル、ア クリル酸プロピルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸フェニルアミノエチル、N−ビニルジエチルアミン、N−アセチルビニルアミン、アクリルアミン、メタクリルアミン、N−メチルアクリルアミン、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、p−アミノスチレン等があり、これらは、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記その他の各種官能基含有不飽和化合物の使用量は、スチレン系樹脂中に使用される該官能基含有不飽和化合物の合計量で、スチレン系樹脂全体に対して0.1〜20質量%が好ましく、0.1〜10質量%が更に好ましい。
重合開始剤としては、クメンハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパ−オキサオイド、過硫酸カリウム、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。
また、重合開始助剤として、各種還元剤、含糖ピロリン酸鉄処方、スルホキシレート処方等のレドックス系を用いることが好ましい。
連鎖移動剤としては、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキシルメルカプタン、タ−ピノーレン類等が挙げられる。
乳化剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の脂肪族スルホン酸塩、ラウリル酸カリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カリウム、パルミチン酸カリウム等の高級脂肪酸塩、ロジン酸カリウム等のロジン酸塩等を用いることができる。
乳化重合後の、得られたラテックスは、通常、凝固剤により凝固させ、水洗、乾燥することにより、スチレン系樹脂の粉末を得る。この際、乳化重合で得た2種以上のラテックスを適宜ブレンドしたあと、凝固してもよい。ここで使用される凝固剤としては、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム等の無機塩、または硫酸、塩酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸等の酸を用いることができる。
重合温度は、好ましくは80〜140℃、更に好ましくは85〜120℃の範囲である。重合に際し、重合開始剤を用いてもよいし、重合開始剤を使用せずに、熱重合で重合してもよい。重合開始剤としては、ケトンパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、ハイドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、1,1´−アゾビス(シクロヘキサン−1−カーボニトリル)等が好ましく用いられる。
また、連鎖移動剤を用いる場合、例えば、メルカプタン類、ターピノーレン類、α―メチルスチレンダイマー等を用いることができる。
また、塊状重合、懸濁重合で製造する場合、溶液重合において説明した重合開始剤、連鎖移動剤等を用いることができる。
上記重合法によって得たスチレン系樹脂中に残存する単量体量は、好ましくは10,000ppm以下、更に好ましくは5,000ppm以下である。
ゴム質重合体の存在下にビニル単量体を重合して得られるスチレン系樹脂のグラフト率は、好ましくは20〜200質量%、更に好ましくは30〜150質量%、特に好ましくは40〜120質量%であり、グラフト率は、下記式(2)により求めることができる。
上記式(2)中、Tはゴム質重合体の存在下にビニル単量体を重合して得られるスチレン系樹脂1gをアセトン20mlに投入し、振とう機により2時間振とうした後、遠心分離機(回転数;23,000rpm)で60分間遠心分離し、不溶分と可溶分とを分離して得られる不溶分の質量(g)であり、Sは(E−1)成分1gに含まれるゴム質重合体の質量(g)である。
ゴム質重合体の存在下にビニル単量体を重合して得られるスチレン系樹脂中に分散するグラフト化ゴム質重合体粒子の平均粒径は、好ましくは500〜30,000OÅ、更に好ましくは1,000〜20,000Å、特に好ましくは1,500〜8,000Åの範囲である。平均粒径は、電子顕微鏡を用いる公知の方法で測定できる。
帯電防止剤は特にに限定されない。公知の帯電防止剤が使用できる。好ましい帯電防止剤としては、帯電防止剤添加で透明性を損なわないものがよい。好ましい帯電防止剤としては、上記の(B)成分及び下記に示すポリアミドブロック(F−2−1)と親水性ポリマーブロック(F−2−2)とを有するブロック共重合体からなる帯電防止剤(F)が挙げられる。特に好ましくは、下記に示す帯電防止剤(F)である。
(F−2−2)からなる。ここで使用されるポリアミドとしては、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、2,3,4もしくは2,4,4−トリメチレンヘキサメチレンジアミン、1,3もしくは1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(p−アミノヘキシル)メタン、フェニルジアミン、m−キシレンジアミン、p−キシレンジアミン等の脂肪族、脂環族、または芳香族ジアミン等のジアミン成分と、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の脂肪族、脂環族または芳香族ジカルボン酸とから導かれるポリアミド、カプロラクタム、ラウリルラクタム等のラクタム類の開環重合によって得られるポリアミド。ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエナン酸、アミノウンデカン酸、1,2−アミノドデカン酸等のアミノカルボン酸から導かれるポリアミド、ならびにこれらの共重合ポリアミドがあり、更にこれらの混合ポリアミドが挙げられる。
上記の帯電防止剤(F)のこの好ましい重合方法は加熱溶融重合法であり、その好ましい具体例を下記に示す。
(i)ポリアミドを重合した後、ジカルボン酸化合物を添加し、ポリアミド成分の両末端をカルボキシル化し、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを添加重合しポリエーテルポリアミドを得る方法。
(ii)ポリアミド重合時に分子両末端が実質上カルボキシル化されるようにジカルボン酸化合物を過剰に添加重合し、更にポリ(アルキレンオキシド)グリコールを添加重合し、ポリエーテルポリアミドを得る方法。
(iii)ポリアミド生成成分と過剰にジカルボン酸化合物、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを規定量一括添加重合しポリエーテルポリアミドを得る方法。
上記方法で、特に好ましい方法は、上記(i)の方法である。
又、前記(B−2)の説明で述べたアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の塩(E)を使用することができる。
上記帯電防止剤(F)におけるポリアミドブロック(F−2−1)と親水性ポリマーブロック(F−2−2)の質量割合(F−2−1/F−2−2)は、90/10〜10/90の範囲にあることが好ましく、更に好ましくは80/20〜20/80、特に好ましくは70/30〜30/70である。
上記帯電防止剤(F)の分子量は特に限定されるものではないが、還元粘度(ηsp/C)(ギ酸溶液中、0.5g/100ml、25℃で測定)は、1〜3dl/gの範囲にあることが好ましく、更に好ましくは1.2〜2.5dl/gである。
更に、上記帯電防止剤(F)は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
上記帯電防止剤(F)は、三洋化成工業社製ペレスタットNC6321、M―140
(商品名)として入手できる。
熱可塑性重合体からなる支持体を用いて基材フィルムを製造する場合のフィルムの厚みは10〜200μmのものが取り扱いの面からこのましい。このフィルムは、公知の方法であるカレンダー法、Tダイ法、インフレーション法等で製造できるが、好ましい方法はカレンダー法である。
更に基材フィルムと粘着剤との接着性を向上させる目的から、基材フィルムに直接または上記表面処理面にプライマー層を形成させることができる。具体的には、ポリエチレンイミン、ポリウレタン、ポリエステル、もしくはアクリル等の樹脂を含むごく薄い、0.1〜5μm程度の厚みの層を形成させる。通常は、溶剤溶液として塗布し、乾燥することにより形成できる。
(2)(1)の熱可塑性重合体フィルムと予めフィルム化した粘着剤を接着する方法(ドライラミネート法)。
(3)粘着剤と熱可塑性重合体を共押出する方法(共押出し法)。
等がある。
粘着剤の厚みは、特に規定しないが、通常1〜100μmの範囲である。
(1)(A)成分(重合体の結合スチレン量、ビニル結合量、数平均分子量、および水素添加率);
(1―1)結合スチレン量;
水素添加前の重合体で測定した。699cm-1のフェニル基の吸収に基づいた赤外法による検量線から求めた。
(1―2)数平均分子量;
水素添加前の重合体で測定した。ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GPC)から求めた。
(1―3)ビニル結合量;
水素添加前重合体で測定した。赤外法(モレロ法)により求めた。
(1−4)水素添加率;
水素添加後の重合体で測定した。四塩化エチレンを溶媒として用い、15%濃度で測定した100MHZの1H−NMRスペクトルの不飽和二重結合のスペクトル減少から算出した。
(2)本発明の(D)成分であるスチレン系樹脂のグラフト率;前記の方法に従った。
(3)本発明の(D)成分であるスチレン系樹脂のアセトン可溶分の極限粘度[η];前記の方法にしたがった。
シシド静電気株式会社製スタティックオネストメーターH―0110を用い粘着フィルムの下記面に5KVの帯電処理を行い、その帯電が0Vまで減衰する時間を測定した。
制電性―1;支持体(制電性スチレン系樹脂)側に印加した。
制電性―2;粘着剤側に印加した。
(5)トリアセチルセルロース(TAC)フィルムとの粘着強度
粘着フィルムの粘着剤側に25mm幅のTACフィルムを2kgのローラーを1往復させて貼着させた後、速度300mm/分で、180度剥離試験を行い剥離強度(g)を測定した。
(6)支持体と粘着剤の接着強度
速度300mm/分で、180度剥離試験を行う剥離強度(g)を測定した。
(1)(A)成分
製造例1;水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体(A1)
攪拌機及びジャケット付きオートクレーブを乾燥、窒素置換し、シクロヘキサンとブタジエン35部溶液を投入した。ついで、n−ブチルリチウムを添加し、50℃の等温重合を行った。添加率が100%になった時点で、テトラヒドロフラン0.75部、ブタジエン45部、スチレン15部を添加し、50℃から80℃に昇温重合を行った。転化率100%となった時点でスチレン5部を加え、更に重合反応を行い、水素添加前A―B1―B2トリブロック共重合体を得た。得られたブロック重合体溶液の一部をサンプリングし、2,6−ジ−tert−ブチルカテコールをブロック共重合体100部に対して0.3部添加し、その後、溶媒を加熱除去した。スチレンブロック5%(Aブロック)、ブタジエン部分の1,2−ビニル含量35%、スチレン含量15%のスチレン・ブタジエンブロック60%(B1ブロック)、1,2−ビニル含量8%のブタジエンブロック35%(B2ブロック)からなる数平均分子量200,000の重合体であった。
残りのブロック共重合体溶液にチタノセンジクロライドとトリエチルアルミニウムをシクロヘキサン中で反応させた溶液を加え、50℃、50kgf/cm2の水素圧下、40 分水素化反応を行った。2,6−ジ−tert−ブチルカテコールをブロック共重合体100部に対し0.3部添加し、その後、溶媒を除去しブロック共重合体A1を得た。
製造例1の条件でn−ブチルリチウムの使用量を多くして、ブロック共重合体A1と同じ構造で数平均分子量が100,000のブロック共重合体A2を得た。
(2)(B)成分
三洋化成工業社製ポリオレフィンーポリエーテルマルチブロック共重合体“ペレスタット230”(商品名)を用いた。
日本ポリプロ社製低密度ポリエチレン“ノバテックLD LF122”(商品名)を用い た。
三洋化成工業社製無水マレイン酸変性ポリエチレン“ユーメックス 2000”(商品名 )を用いた。
[3]スチレン系樹脂
(1)(D)成分
製造例3;ゴム変性スチレン系樹脂(D1)
攪拌機およびジャケット付きオートクレーブを窒素置換した後、ポリブタジエンラテッ クス(平均粒子径2,500Å)50部(固形分)、ラウリル酸カリウム0.5部、イオン交換水120部を投入し、攪拌を開始した。メタクリル酸メチル9.2部、スチレン3.3部を投入した後、昇温を行い、内温が40℃に到達した時点で、スルホキシレート系開始助剤水溶液とクメンハイドロパーオキサイド0.04部を添加し、重合反応を開始した。
重合開始から1時間後から、メタクリル酸メチル27.5部、スチレン10部、tert―ドデシルメルカプタン0.5部、ラウリル酸カリウム0.5部、イオン交換水20部からなるエマルジョン液、クメンハイドロパーオキサオイド0.1部、又スルホキシレート系開始助剤の水溶液を4時間かけて連続的に添加しながら重合反応をおこなった後、更に2時間攪拌を継続したのち、50℃まで冷却し、重合反応を終了させた。反応生成物のラテックスを硫酸水溶液で凝固、水洗したのち乾燥をおこないゴム変性スチレン系樹脂(D1)を得た。
このもののグラフト率は55%、極限粘度[η]は0.45であった。
攪拌機、ジャケット付きオートクレーブを窒素置換した後、窒素気流中でメタクリル酸メチル73.4部、スチレン26.6部、トルエン20部、tert―ドデシルメルカプタン0.1部を投入したのち攪拌及び昇温を開始した。内温が50℃に到達した時点で、ベンゾイルパーオキサイド0.5部を添加し、更に昇温し、80℃に達した後、80℃一定で制御しながら重合反応を行わせた、反応開始後6時間目から1時間を要して120℃まで昇温し、更に2時間反応を行って終了した。100℃まで冷却後、反応混合物をオートクレーブより抜き出し、水蒸気蒸留により未反応物と溶媒を留去したあと、粉砕し、VENT付き押出機で脱揮しペレット化し、ゴム質重合体非存在のスチレン系樹脂(D2)を得た。このものの極限粘度[η]は0.45であった。
三洋化成工業社製ポリアミドーポリエーテルマルチブロック共重合体“ぺレスタットNC6321”(商品名)を用いた。
(3)(G)成分;加工助剤
三菱レイヨン社製超高分子アクリル系重合体“メタブレン P531A”(商品名)を用 いた。
表1記載の配合割合で粘着剤、スチレン系樹脂成分をヘンシエルミキサーで混合した 後、二軸押出機(シリンダー設定温度220℃)で溶融混練し、ペレット化した。
スチレン系樹脂は、カレンダー加工法で50μmの支持体フィルムを製造した。フィルムの片面にコロナ放電処理したあと、コロナ放電処理面にポリエチレンイミン層を形成させた。
該フィルムのポリエチレンイミン層側に押出しラミネート法で20μmの厚みの粘着剤層を形成させた。本粘着フィルムを用いて、前記の評価方法で、制電性、TACとの粘着性、及びスチレン系フィルム層と粘着剤層の接着強度を評価した。
表1に示される結果から、以下のことが明らかである。
本発明の実施例1〜13の粘着フィルムは、制電性に優れ、又支持体と粘着剤の接着強度も優れる。又TACフィルムとの粘着性のコントロールも容易である。更に透明性・外観に優れたフィルムである。
一方、比較例1は、本発明の(A)成分の使用量が発明の範囲外で多く、(B)成分の使用量が発明の範囲外で少ない例であるが,制電性が発現しない。比較例2は、本発明の(A)成分の使用量が発明の範囲外で少なく、(B)成分の使用量が発明の範囲外で多い例であるり、制電性は問題ないが、フィルムの外観が劣り実用に共しない。
Claims (4)
- (A)芳香族ビニル化合物及び共役ジエン化合物から主としてなる重合体の水素添加物40〜99質量%、
(B)オレフィンのブロック(B−1)と親水性ポリマーのブロック(B−2)とを有するブロック共重合体1〜60質量%、
(C)ポリオレフィン(C−1)及び/又は官能基で変性されているポリオレフィン(C−2)0〜59質量%
(但し、(A)成分、(B)成分、(C)成分の合計100質量%)からなることを特徴とする粘着剤。 - (A)成分がポリエチレンブロックを有することを特徴とする請求項1記載の粘着剤。
- 請求項1、2に記載の粘着剤と熱可塑性重合体(D)フィルムからなる粘着フィルム。
- 請求項3の粘着フィルムを用いた表示装置用の保護フィルム。
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