JP2006131316A - 搬送コンベア用の歯付きプーリ - Google Patents

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康弘 青木
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Abstract

【課題】 歯付きプーリとの噛み合わせによる多角形挙動を抑制できる歯付きプーリを提供すること。
【解決手段】 歯付きプーリ1の外周部に周方向に延びる溝を全周に形成すると共に、前記溝の底面からプーリ中心までの距離をプーリ歯底面からプーリ中心までの半径よりも小さく設定し、前記溝には弾性体から成るリング3を嵌め込んであり、前記溝から突出した弾性体部分が噛み合わされた歯付きベルト4の歯先面を押し上げるようにしてある。
【選択図】 図4

Description

この発明は、一対の歯付きプーリ相互間に歯付きベルトを張設してなる搬送コンベア用の歯付きプーリに関するものである。
搬送コンベアには、ローラ、チェーン、ベルト(平、丸、歯付き)等を構成要素としたものがあるが、近年、同期搬送や正確な送り精度、静寂性、清潔が必要な用途向けに、歯付きベルトを用いた搬送コンベアが増加してきている(例えば、特許文献1。)。
ここで、この搬送コンベアは一対の歯付きプーリ相互間に歯付きベルトを張設するようにして構成され、前記歯付きベルトの往路を搬送面としている。
ところが、歯付きベルトを構成要素とした搬送コンベアでは、歯付きベルトは歯付きプーリとの噛み合わせにより多角形挙動(歯付きベルトがプーリ歯先を頂点とした多角形状に曲げられ、この状態でプーリにより回転駆動せしめられ挙動)となることから、以下の(1)(2)に示すような問題がある。
(1) 搬送物は隣り合うコンベアを乗り継ぐ時ときに上下方向に揺すられ、振動や騒音が発生する。
(2) ベルト背面が搬送物により叩かれる現象が発生し、ベルト背面の摩耗が生じたり、場合によってはベルト芯体の切断に至ることがある。
上記問題を解決する手法としては、例えば、プーリ径をできるだけ大きくしたり、ベルトを厚くしてクッション部を設けるというものがある。
しかしながら、前者の場合、コンベアの乗り継ぎが困難になり、コンベヤが大きくなる(特に高さ方向が大きくなる)等の問題が生じ、後者の場合、結局はベルトの厚みに準じてプーリ径も大きくせざるを得ず、装置のコンパクト化ができず、コスト高になってしまう。
したがって、この種の搬送コンベアを取り扱う業界では、装置が大きくならず、乗り継ぎが円滑で、振動や騒音が少なく、歯付きベルトの損傷を抑制できる搬送コンベアが提供できる手段が開発されることを待ち望んでいる。このため、わが社では、歯付きベルトは上記問題の原因となっている多角形挙動を抑制する歯付きプーリの開発に取りかかった。
特開平3−264229号公報
そこでこの発明では、歯付きベルトは歯付きプーリとの噛み合わせにより多角形挙動を抑制できる搬送コンベア用の歯付きプーリを提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明の搬送コンベア用の歯付きプーリは、歯付きプーリの歯底面に凹み部を形成すると共に前記凹み部に弾性体を嵌め込んであり、前記弾性体の凹み部から突出した部分が噛み合わされた歯付きベルトの歯先面を押し上げるようにしてある。
(請求項2記載の発明)
この発明の搬送コンベア用の歯付きプーリは、歯付きプーリの外周部に周方向に延びる溝を全周に形成すると共に、前記溝の底面からプーリ中心までの距離をプーリ歯底面からプーリ中心までの半径よりも小さく設定し、前記溝には弾性体から成るリングを嵌め込んであり、前記溝から突出した弾性体部分が噛み合わされた歯付きベルトの歯先面を押し上げるようにしてあることを特徴とする搬送コンベアの歯付きプーリ。
(請求項3記載の発明)
この発明の搬送コンベア用の歯付きプーリは、上記請求項2記載の発明に関し、弾性体はプーリ幅方向の中央部に1個配置されている。
(請求項4記載の発明)
この発明の搬送コンベア用の歯付きプーリは、上記請求項2記載の発明に関し、弾性体はプーリ幅方向に均等に複数個配置されている。
(請求項5記載の発明)
この発明の搬送コンベア用の歯付きプーリは、 歯付きベルトによって圧縮される弾性体の圧縮率は、0.1〜30%の範囲にある。
この発明の搬送コンベア用の歯付きベルトによると、歯付きプーリとの噛み合わせによる多角形挙動を抑制できる。
以下にこの発明の搬送コンベア用の歯付きプーリを実施するための最良の形態としての実施例について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施例1における搬送コンベア用の歯付きプーリ1の正面図、図2は前記歯付きプーリ1の1/4部分の斜視図、図3は前記歯付きプーリ1の部分断面図、図4は前記歯付きプーリ1に歯付きベルト4を噛み合わせた状態を示す正面図、図5は前記歯付きプーリ1に歯付きベルト4を噛み合わせた状態を示す断面図を示している。
(この歯付きプーリ1の構成について)
この歯付きプーリ1は、図1〜図3に示すように、外周部に周方向に延びる溝20を全周に形成すると共に前記溝20の底面からプーリ中心CCまでの距離をプーリ歯底面からプーリ中心CCまでの半径よりも小さく設定して成るプーリ本体2と、弾性体から成り且つ外周面が溝20から突出する態様で嵌め込まれるリング3とから構成されている。
プーリ本体2は、金属材料又は硬質プラスチックにより構成されており、図1や図2に示すように、外周部には一定ピッチでプーリ歯2bが形成されている。
リング3は、エラストマー(常温で弾性変形するゴム又は樹脂)により構成されており、溝20の構成壁面に接着一体化されている。なお、エラストマーとしては、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、SBR、ミラブルウレタン、ポリエステルエラストマー等が採用でき、その硬度はJIS−A 40°〜80°としてある。
ここで、図4や図5に示すように、プーリ本体2に歯付きベルト4が噛み合った状態において、歯付きベルト4の多角形挙動を抑制すべく、歯付きプーリ1の歯先面と対応するベルト背面部分P1と、歯付きプーリ1の歯底部と対応するベルト背面部分P2とが同一回転軌跡を成すように、リング3の弾性復帰力によりベルト歯4bが距離L’分だけ外方に押し出されるようにしてある。これを実現するため、無負荷時における歯付きプーリ1の歯底面からのリング3の突出量L(図3参照)を前記距離L’よりも大きく設定し、歯付きプーリ1に歯合された歯付きベルト4の張力が適正値にあるときにはリング3が距離L−L’分だけ圧縮せしめられた状態となるように設定してある。なお、(リング3の距離L−L’)/(無負荷時におけるリング3の厚み)=歯付きベルト4によって圧縮されるリング3(弾性体)の圧縮率は、0.1〜30%の範囲とすることが好ましい。
したがって、上記歯付きプーリ1を採用すると、図6に示す如く、搬送物Hは隣り合うコンベアB,Bを乗り継ぐ時ときに上下方向に揺すられたり、振動や騒音が発生するようなことはない。また、ベルト背面の摩耗が生じたり、ベルト芯体の切断に至ることもない。さらに、プーリ1上で生じる搬送物Hの振動をリング3のクッション効果とダンピング効果で抑制することができる。
(他の実施形態について)
歯付きプーリ1は上記実施形態のものに限らず、図7に示すように、外周部に周方向に延びる溝20を二本以上に設けたものとし、各溝20にリング3を嵌め込むようにしてもよい。
この発明の実施例1における前記歯付きプーリの正面図。 前記歯付きプーリの1/4部分の斜視図。 前記歯付きプーリの部分断面図。 前記歯付きプーリに歯付きベルトを噛み合わせた状態を示す正面図。 前記歯付きプーリに歯付きベルトを噛み合わせた状態を示す断面図。 直列に配置された型で平ベルトを加熱成形する順序を示す説明図。 他の実施の形態の歯付きプーリの部分断面図。
符号の説明
H 搬送物
B コンベア
1 歯付きプーリ
1b プーリ歯
2 プーリ本体
3 リング
4 歯付きベルト
4b ベルト歯

Claims (5)

  1. 歯付きプーリの歯底面に凹み部を形成すると共に前記凹み部に弾性体を嵌め込んであり、前記弾性体の凹み部から突出した部分が噛み合わされた歯付きベルトの歯先面を押し上げるようにしてあることを特徴とする搬送コンベア用の歯付きプーリ。
  2. 歯付きプーリの外周部に周方向に延びる溝を全周に形成すると共に、前記溝の底面からプーリ中心までの距離をプーリ歯底面からプーリ中心までの半径よりも小さく設定し、前記溝には弾性体から成るリングを嵌め込んであり、前記溝から突出した弾性体部分が噛み合わされた歯付きベルトの歯先面を押し上げるようにしてあることを特徴とする搬送コンベア用の歯付きプーリ。
  3. 弾性体はプーリ幅方向の中央部に1個配置されていることを特徴とする請求項2記載の搬送コンベア用の歯付きプーリ。
  4. 弾性体はプーリ幅方向に均等に複数個配置されていることを特徴とする請求項2記載の搬送コンベア用の歯付きプーリ。
  5. 歯付きベルトによって圧縮される弾性体の圧縮率は、0.1〜30%の範囲にあることを特徴とする搬送コンベア用の歯付きプーリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013016381A2 (en) * 2011-07-27 2013-01-31 Alto Designs, Llc Belt drive pulley with a non-integrally formed centering flange
WO2017006914A1 (ja) * 2015-07-06 2017-01-12 Nok株式会社 摩擦プーリ

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