JP2006129825A - ペットランナー - Google Patents

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JP2006129825A JP2004324885A JP2004324885A JP2006129825A JP 2006129825 A JP2006129825 A JP 2006129825A JP 2004324885 A JP2004324885 A JP 2004324885A JP 2004324885 A JP2004324885 A JP 2004324885A JP 2006129825 A JP2006129825 A JP 2006129825A
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Tsuneo Kawai
常雄 川合
Junichi Miyaguchi
宮口淳一
Kazuhiro Sekikawa
関川一宏
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Toshiba Consumer Marketing Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
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Abstract

【課題】 ペットと飼い主に娯楽性を与え、かつ、飼い主にとって使い勝手のよい機能を
有するペットランナーを提供する。
【解決手段】 ペットを乗せて歩行または走り運動が行われる幅広ベルト2と、幅広ベル
ト2を回転移動させる駆動ローラ7aと、駆動ローラ7aを回転させる電動機8と、駆動
ローラ7aと従属ローラ7bを支持する支持部3と、幅広ベルト2のペット走行方向前方
に設置された映像表示部5とで構成されるペットランナーである。そして、幅広ベルト2
のペット走行方向の前方の上部に凹部4aを有するカバー4を設け、そのカバー4の内部
に電動機8が収納され、またカバー4の凹部4aに映像表示部5が回動自在で収納可能に
支持させている。これにより、映像表示部5が凹部4aに収納されるため全体的に略板状
に構成することが可能で小型化が図れる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、狭い空間でもペットに歩行や走り運動をさせることができるペットランナー
に関する。
昨今、心の癒しにペットを飼われている人が増えている。特に、犬のようなペットを飼
育するためには、犬の健康管理のために散歩がかかせないことであり、1日に1〜2回は
散歩をさせる必要がある。
しかしながら、定まった勤務時間で仕事をしている人は、犬を散歩させる時間を確保す
るのは大変である。また、高齢者にとっては、犬の歩行速度に合せて長い道のりを散歩す
ることは大変な負担となることがある。さらには、雨天の散歩では、犬の足や腹が地面に
触れてドロで汚れるため、散歩から帰って来てから犬の身体を洗ったり、乾燥させたりす
る作業も大変である。また、夏場などの気温が高い日には、地面の温度が上昇し、そのよ
うな日に散歩をさせることは、足の裏に汗腺がある犬にとっては大きな負担となる。
このような問題の解消のため、室内でペットを散歩させるペットランナーが考案されて
いるが、一般的に回転移動する無端ベルト上にペットを乗せて走り運動させる構造にとど
まっている。
このような運動だけではペットが散歩する興味を無くし、精神的にストレスを感じる場
合があり、ペットおよびペットの飼い主の気持ちを汲んで作られていないのが現状である
(例えば、特許文献1参照。)。
このような現状を鑑みて、ペットが歩行する無端ベルトの周囲に、無端ベルトの移動方
向に変遷する風景映像を表示する映像表示手段を配置させて、ペットが映像表示手段に表
示される風景の臨場感を楽しんで散歩することができるペットランナーが発明されている
(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、このような映像表示手段ではスクリーンやプロジェクタ等を使用してい
るため大型の装置となり、取り扱いや収納などの使い勝手が悪いという問題があった。
特開2001−37363号公報(第3頁、図2) 特開2002−253081号公報(第3頁、図1)
上述したように特許文献1、2に示す従来のペットランナーは、ペットおよび飼い主に
娯楽性を十分に与えておらず、かつ、飼い主にとって使い勝手の悪い構成を有している問
題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、ペットおよび飼い主に娯楽性を
与え、かつ、飼い主にとって使い勝手のよい機能を有するペットランナーを提供すること
を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わるペットランナーは、ペットが乗って歩行ま
たは走り運動が行われる無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し、前記無端ベルトを回転
移動させる駆動ローラと、前記無端ベルトを支持し、前記駆動ローラに追従して回転する
従属ローラと、前記駆動ローラを回転させる駆動部と、前記駆動ローラおよび前記従属ロ
ーラを支持する支持部と、使用時に前記無端ベルトのペット走行方向前方に立った状態で
設置される回動自在な映像表示部と、前記無端ベルトの前記ペット走行方向前方に設けら
れた凹部に前記映像表示部を回動して収納し、内部に前記駆動部および前記駆動ローラを
収納する筐体とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、ペットおよび飼い主に娯楽性を与え、かつ、飼い主にとって使い勝手
のよい小型のペットランナーを提供することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
本発明によるペットランナーの第1の実施形態を図1乃至図13を参照して説明する。
図1は、本発明に係るペットランナーの使用時の外観を示す図である。図2は、本発明
に係るペットランナーの不使用時であって映像表示部を収納した状態の外観を示す図であ
る。また、図3(a)は、本発明に係るペットランナーの映像表示部を収納した状態の部
分断面を示す図である。図3(b)は、図3(a)のX−X断面図である。
この図1乃至図3において、ペットランナー1は、無端ベルトである幅広ベルト2と、
その幅広ベルト2の左右の長手方向に敷設されている支持部3と、ペット走行方向の前方
にあたる幅広ベルト2の前方とその上部にまたがって覆設されている筐体であるカバー4
とで構成されている。
そして、カバー4の上部には凹部4aが形成され、この凹部4a内には、映像表示部5
が収納されている。また、映像表示部5は凹部4aの後ろ両端に設けられた支持軸4bに
よって回動自在に支持されている。したがって、映像表示部5は使用時には図1に示すよ
うにペット走行方向前方で立てた状態となり、未使用時には図2に示すように凹部4aに
収納される。
また、映像表示部5は、内側に設けられた薄型液晶の表示画面5aと、表示画面5aの
下部に設けられたスピーカ5bと、表示画面5aの左上方に設けられたペット撮像手段で
あるCCDカメラ5cと、表示画面5aの中央上部に設けられた検知手段である赤外線セ
ンサ5dとで構成されている。さらに、カバー4の右端部には主電源や幅広ベルト2の回
転移動速度の調整が可能なボタンを有する操作部6が設けられている。
上記映像表示部5は、図3のように支持軸4bを回転軸として回動することにより、凹
部4aに収納可能な構成としているため、カバー4の上部と同じ高さとなり平面となる。
また、幅広ベルト2とその左右に敷設されている支持部3は水平である。これらより、ペ
ットランナー1は全体として略板状の態様となっている。
次に、図3を参照してペットランナー1の内部構成について説明する。左右の支持部3
間は、前方で駆動ローラ7a、後方で従動ローラ7bによって支持されており、幅広ベル
ト2が駆動ローラ7aと従動ローラ7bの外周に装着されている。カバー4の内部には電
動機8(駆動部)および駆動ローラ7aが収容されており、この電動機8の駆動軸8aと
駆動ローラ7aが平ベルト9を介して連動されている。また、カバー4の内部には制御装
置10が収容されており、ペットランナー1のシステム制御を行っている。
次に、このように構成されたペットランナー1の動作を説明する。
ペットランナー1を使用する時には、図2の状態から把手5eを持ち上げ、支持軸4b
を軸として映像表示部5を回動させて、幅広ベルト2のペット走行方向の前方に立てた状
態に配置する(図1を参照)。次に、ペットを幅広ベルト2に載せ、操作部6の動作スイ
ッチをON状態にして電動機8を駆動させる。駆動ローラ7aには、電動機8の駆動軸8
aから平ベルト9を介して回転力が伝わる。この駆動ローラ7aが回転することによって
幅広ベルト2も徐々に回転移動することとなり、これにより従属ローラ7bも追従して回
転することで幅広ベルト2は無端ベルトとして回転しつづける。
この動作に従って、ペットが幅広ベルト2の回転する方向と逆方向に進み、幅広ベルト
2上で位置を保って歩行または走行することにより、ペットは映像表示部5の表示画面5
aに表示される風景などを観賞しながら幅広ベルト2上で運動することが可能となる。「
所定時間の運動を終了したならば、操作部6のスイッチをOFF状態にして電動機8の駆
動を終了させる。そして、幅広ベルト2の停止を確認した後、映像表示部5を倒すことに
よりカバー4の凹部4aに収納する。
したがって、本発明に係るペットランナー1の実施形態によれば、不使用時には映像表
示部5をカバー4の凹部4aに収納できるため、ペットランナー1は略板状を形成するこ
ととなり、クローゼットの隙間に立てかけて収納することや、ベッドの下の空間に収納す
ることなどが可能である。このため、大きな収納スペースを必要とせず、使用したいとき
は簡単に取り出せ、飼い主にとっても使い勝手の良い構成となっている。
次に、ペットランナー1の制御システムについて説明する。
図4は、ペットランナー1の制御システム50と外部装置の回路構成を示すブロック図
である。
ペットランナー1の制御システム50は、装置全体を最適に制御する制御装置10に上
述した映像や制御情報が表示される表示画面5aと、音声を出力するスピーカ5bと、ペ
ットの映像を撮像するCCDカメラ5cと、ペットを検知する赤外線センサ5dと、機器
への制御や情報入力に用いられる操作部6と、幅広ベルト2を回転させる電動機8とが接
続されて、制御される。また、制御装置10にはインターネットに接続して通信を行うイ
ンターネット通信装置51と、コンテンツの動画の入力やCCDカメラ5cの映像の出力
をする入出力部52と、商用電源と接続される電源部53も接続されている。
このインターネット通信装置51は、Webサーバーの機能を有しているため、端末装
置であるディスプレーカメラ付き携帯端末80等からインターネット網60を介してペッ
トランナー1に送信される映像や音声を蓄積することができる。さらに、入出力部52は
、ビデオデッキやDVDレコーダー等の外部入出力装置70に接続することが可能であり
、この外部入出力装置70からの映像及びの音声の入出力が可能となる。
図5は、操作部6に設けられた操作ボタンの一例を示す図である。図5に示すように、
操作部6には主電源ボタンB0と、スタートボタンB1と、ストップボタンB2と、幅広
ベルト2の回転移動速度を調整するスピードアップボタンB3と、スピードダウンボタン
B4と、外部入力ボタンB5と、カメラボタンB6と、自動スタートボタンB7等が設け
られている。
本発明のペットランナー1の各種の動作制御は、操作部6のタクトスイッチで形成され
た上記各ボタンB0〜B7を押すことにより、制御装置10は接続される各種の構成機器
に所定の動作を制御実行する。
このように構成したペットランナー1の制御システム50の動作について、各種の使用
例に分けて説明する。
(1)飼い主がペットと共に在宅中に使用する際の使用方法
図6は、幅広ベルトの速度を調整する動作フローチャートである。
まず、映像表示部5を立てた状態で、幅広ベルト2にペットを乗せて、操作部6のペッ
トランナー1の主電源ボタンB0を押す(ステップS101)。これにより制御装置10
に繋がる構成機器がスタンバイとなる。次に、スタートボタンB1を押す(ステップS1
02)。それにより、電動機8が給電されて回転動作が開始し、徐々に回転速度が上がる
。そして、制御装置10に予めプログラムされた所定の回転速度まで到達すると、その回
転速度で一定に回転する。それに従い、電動機8の回転力により回転軸8bと連結する平
ベルト9を介して駆動ローラ7aが回転し、さらに幅広ベルト2が回転移動し、幅広ベル
ト2は所定の速度の回転を得る(ステップS103、S104)。
次いで、飼い主がペットの歩行状況に応じて、幅広ベルト2の回転移動速度を速くした
い場合は、スピードアップボタンB3を押すことにより電動機8の回転速度が徐々に上が
り、幅広ベルト2の回転移動速度を上げることができる(ステップS105a、S106
a)。また逆に、幅広ベルト2の回転移動速度を遅くしたいときは、スピードダウンボタ
ンB4を押すことにより電動機8の回転速度を徐々に下げ、幅広ベルト2の回転移動速度
を下げることができる(ステップS105b、S106b)。そして、ペットに十分な運
動をさせたと飼い主が判断したならば、ストップボタンB2を押す(ステップS107)
。この操作により電動機8への給電が停止し、回転速度が徐々に低下していき、幅広ベル
ト2の速度も低下し、停止する(ステップS108)。
図7は、表示画面5aに映像を表示させる動作フローチャートである。
図6の動作と同様に、操作部6の主電源ボタンB0を押すと(ステップS201)、制
御装置10に繋がる構成機器がスタンバイとなる。次に、スタートボタンB1を押すと(
ステップS202)、電動機8が給電され回転動作を開始する。同時に、表示画面5a及
びスピーカ5bが起動される(ステップS203)。
次に、操作部6の外部入力ボタンB5を押すと(ステップS204)、ビデオデッキ等
の外部入出力装置70において映像のコンテンツが再生され(ステップS205)、入出
力部52を介して表示画面5a及びスピーカ5bにコンテンツが出力される(ステップS
206)。これにより、飼い主およびペットは、表示画面5aに表示させるコンテンツを
見ながら運動することになる。次に、飼い主がストップボタンB2を押すことにより外部
入出力装置70のコンテンツ再生が停止し表示画面5aも切断され、同時に電動機8の回
転も停止する(ステップS207、208)。
表示画面5aに表示されるコンテンツの内容は、特徴としてはペットおよびペットラン
ナー1を操作する飼い主が共に楽しく、心を癒し、ストレス解消できるものが最適である
例えば、コンテンツの内容をペットランナー1の使用方法を解説した映像とすることに
より、ペットの運動不足、ストレス解消を目指して、ペットランナー1上で走れるように
なるように、共に練習をするところに飼い主の楽しみができる。ペットにも愛情を注ぎな
がら練習させることにより飼い主のストレスを解消し、心の癒しとなる。
また、他のコンテンツの内容としては、うさぎや猫、ねずみ等が走る映像を表示するこ
とで、ペットは映像を見てそれらの動物を追いかけたい衝動に駆られ、積極的にペットラ
ンナー1上で走らせることが可能となる。これにより、ペットは楽しく運動することがで
きる。
図8は、CCDカメラ5cで撮像した映像を表示画面5aに表示する動作フローチャー
トである。
図6の動作と同様に、操作部6の主電源ボタンB0を押すと(ステップS300)、制
御装置10に繋がる構成機器がスタンバイとなる。次に、スタートボタンB1を押すと(
ステップS301)、電動機8が給電され回転動作を開始する。同時に、表示画面5a及
びスピーカ5bが起動される(ステップS302)。
次に、カメラボタンB6を押すことにより(ステップS303)、CCDカメラ5cが
起動し、幅広ベルト2を歩行または走行しているペットを撮影する(ステップS304)
。そのCCDカメラ5cで撮影した映像は、制御装置10を介して映像表示部5の表示画
面5aに出力され(ステップS305)、表示画面5aにはペット自身が散歩している映
像が表示される。この時、外部入出力装置70のビデオ装置にCCDカメラ5cで撮影し
た映像を録画するようにしても良い。
ペットの運動を終わらせるときは、ストップボタンB2を押すとCCDカメラ5c、表
示画面5aの動作が停止すると共に、電動機8の動作も停止する(ステップS306〜S
308)。
したがって、実施形態のペットランナー1によれば、CCDカメラ5cで撮像した映像
を表示画面5aに出力させることにより、ペットは自身の姿を見ながら、あたかも競争す
るかのようにランニングして、運動不足の解消と、ストレスを解消できるようになる。ま
た、表示された映像を外部入出力装置70で録画することにより、CCDカメラ5cで撮
影したペットの映像を記録することができ、飼い主にとっても楽しさが倍加され、飼い主
自身のストレス解消、心の癒しともなる。
(2)飼い主が不在の場合のペットランナー1の使用方法
図9は、飼い主が不在の場合におけるペットランナー1を自動的に動作させるフローチ
ャートである。
映像表示部5を立てた状態で、操作部6の主電源ボタンB0を押すと(ステップS40
1)、制御装置10に繋がる構成機器がスタンバイとなる。さらに、外部入力ボタンB5
ボタンを押し(ステップS402b)、次いで自動スタートボタンB7を押す(ステップ
S402a1)。これにより、ペットランナー1は自動スタート状態となって制御される
ことになる。そして、赤外線センサ5dが起動された状態で(ステップS402a2)、
飼い主が外出して不在となる。飼い主が不在の状態になった時に、赤外線センサ5dの前
方の幅広ベルト2にペットが乗った場合には、それが検知される(ステップS403)。
このステップS403で、ペットランナー1の幅広ベルト2にペットが乗ったことを赤
外線センサ5dが検知すると、その検知信号を受けて制御装置10が作動する。すなわち
、制御装置10は電動機8に給電を開始して回転駆動させ(ステップS404a)、幅広
ベルト2を徐々に回転移動して、所定速度に回転移動するように動作制御する(ステップ
S405a)。さらに、制御装置10は外部入出力装置70および映像表示部5を起動し
て、外部入出力装置70で再生されているコンテンツの映像を表示画面5aに表示するよ
う制御する(ステップS404b、S405b)。このようにペットランナー1を制御す
ることにより、飼い主が不在の場合であっても、ペットの検出に応じて自動的に装置を動
作させることができ、自動散歩が可能となる。
そして、ペットが赤外線センサ5dで検知できない場所に移動した場合には、赤外線セ
ンサ5dからの検知信号が途絶える(ステップS406)。これにより、制御装置10は
電動機8、外部入出力装置70、映像表示部5への給電を停止して、自動動作を停止する
(ステップS407aとS407b)。
本実施形態のこのような機能により、飼い主が外出中にもペットをペットランナー1に
誘導し運動させることができる。この場合の表示画面5aに表示する映像のコンテンツと
しては、飼い主自身の映像と音声でペットを呼びかけるような内容にすると更に効果的で
あり、ペットがペットランナー1を使用する確率が増加する。なお、ペットにペットラン
ナー1の使用を十分訓練をさせ、ペットランナー1が駆動したら自主的にペットランナー
1に乗るように訓練されているペットの場合は、ステップS402bからステップS40
7bをたどる必要は無く、コンテンツ映像を流す必要はない。
(3)飼い主がペットランナー1を遠隔操作する際の使用方法
図4、および図10乃至図12を参照してペットランナー1の遠隔操作を説明する。
図4に示すように、ペットランナー1はインターネットに接続して通信を行うインター
ネット通信装置51を有しており、ディスプレーカメラ付き携帯端末80等からインター
ネット網60を介してインターネット通信装置51にマルチメディア情報を送信すること
が可能である。
図10は、ディスプレーカメラ付き携帯端末80に表示されるペットランナー1の操作
画面の一例である。図11は、ペットランナー1の遠隔操作の動作を示すフローチャート
である。図12は、ディスプレーカメラ付き携帯端末80の動作フローチャートの一部で
あって、遠隔操作で幅広ベルト2を駆動させる処理フローである。
先ず、図10のディスプレーカメラ付き携帯端末80の端末操作画面80aには、各種
の操作アイコンとペット映像80bが表示されており、各種の操作アイコンは携帯端末8
0に設けられているボタン(図示せず)により、選択することが可能である。
この操作アイコンとして、例えばスタートアイコンI1、ストップアイコンI2、スピ
ードアップアイコンI3、スピードダウンアイコンI4、飼い主映像送信アイコンI10
、ペット映像受信アイコンI11などが表示される。
次に、図11を参照してディスプレーカメラ付き携帯端末80を用いた遠隔操作の動作
を説明する。先ず、飼い主は、在宅中にペットランナー1の操作部6で主電源ボタンB0
を押す(ステップS501)。これにより、ペットランナー1の制御装置10に繋がる構
成機器がスタンバイ状態となる。以下、ステップS502〜ステップS510は、ディス
プレーカメラ付き携帯端末80からの遠隔操作における処理である。
先ず、ディスプレーカメラ付き携帯端末80にインターネット通信装置51のURLア
ドレスを入力することにより、ディスプレーカメラ付き携帯端末80のWebブラウザか
らインターネット網60を介してWebサーバー機能を有しているインターネット通信装
置51へ接続される(ステップS502)。
インターネット通信装置51のWebサーバーから閲覧できるホームページとして、図
10に示すように、ペットランナー1を遠隔操作するための端末操作画面80aがディス
プレーカメラ付き携帯端末80に表示される。
そこで、飼い主はディスプレーカメラ付き携帯端末80のカメラで、自身の姿を撮影す
る(ステップS503a1)。次いで、ディスプレーカメラ付き携帯端末80の飼い主映
像送信アイコンI10を押す(ステップS503a2)。
このステップS503a2により、ディスプレーカメラ付き携帯端末80からネットワ
ーク網60、インターネット通信装置51を介して制御装置10に指令および映像が送信
され、制御装置10は映像表示部5を起動すると共に、受信した飼い主の映像を表示画面
5aに表示する(ステップS504a1)。
また、飼い主がディスプレーカメラ付き携帯端末80のペット映像受信アイコンI11
を押す(ステップS503b)。この指令をインターネット通信装置51を介して受信し
た制御装置10は、ペットランナー1のCCDカメラ5cを起動して、このCCDカメラ
5cでペットランナー1のCCDカメラ5c前方の映像を撮像する(ステップS504b
)。そして、その映像は、制御装置10からインターネット通信装置51を経由してディ
スプレーカメラ付き携帯端末80へ送信され(ステップS505b)、ディスプレーカメ
ラ付き携帯端末80の画面80aに、ペット映像80bとして表示される(ステップS5
06)。
次に、飼い主がディスプレーカメラ付き携帯端末80に向かってペットに呼びかけるこ
とにより、その音声をインターネット通信装置51を介して受信した制御装置10は、ペ
ットランナー1のスピーカ5bから音声を出力する(ステップS504a2)。
すると、スピーカ5bから出てくる飼い主の音声に気づいたペットは、ペットランナー
1に近づいて来るとCCDカメラ5cによって撮像される(ステップS505aおよびS
506)。その映像は、制御装置10からインターネット網60を介してディスプレーカ
メラ付き携帯端末80の画面80aに、ペット映像80bとして表示される(ステップS
506)。次いで、飼い主は、ディスプレーカメラ付き携帯端末80のペット映像80b
を目で見てペットを認識する(ステップS507)。
次の動作は、図12のフローチャートにより説明する。飼い主がペット映像80bの確
認で、遠隔操作によりペットランナー1を駆動させてペットに走り運動をさせたいと判断
した時(ステップS508)、この図12の動作が実行される。
すなわち、飼い主は、ディスプレーカメラ付き携帯端末80のスタートアイコンI1を
押す(ステップS601)。その指令は、インターネット通信装置51を介して制御装置
10に送信され、制御装置10は電動機8に給電して回転駆動を開始させる。そして、徐
々に回転速度を上げ所定の回転速度にする(ステップS602)。この電動機8の回転に
従い、平ベルト9を介して回転駆動する駆動ローラ7aが回転し、さらに幅広ベルト2が
回転移動し、幅広ベルト2は所定の速度を得る(ステップS603)。
次いで、飼い主がペットの状況を見て、幅広ベルト2の回転移動速度を速くしたい場合
は、スピードアップアイコンI3を押す。同様な手順でその指令を受けた制御装置10は
、電動機8の回転速度を速くし、幅広ベルト2の回転移動速度を上げるように制御する(
ステップS604aおよびS605a)。
また逆に、幅広ベルト2の回転移動速度を遅くしたい場合は、スピードダウンアイコン
I4を押す。同様な手順でその指令を受けた制御装置10は、電動機8の回転速度を遅く
し、幅広ベルト2の回転移動速度を下げるように制御する(ステップS604bおよびS
605b)。
このようにして、ペットに十分運動をさせたと飼い主が判断したならば、ストップアイ
コンI2を押す。同様な手順でその指令を受けた制御装置10は、電動機8の給電を停止
して、幅広ベルト2を停止する(ステップS606およびS607)。
再び図11に戻り、遠隔操作の終了操作として、ディスプレーカメラ付き携帯端末80
からWebブラウザを閉じることにより、インターネット通信装置51のWebサーバー
との回線が切断される。インターネット通信装置51から回線切断が通知された制御装置
10は、映像表示部5やCCDカメラ5cをOFFする(ステップS509およびS51
0)。
この実施形態によれば、ペットランナー1を簡単に遠隔操作することができ、また飼い
主とペットの音声と映像が双方に出力されることから、その場にいなくてもペットの存在
を感じながら安心して運動させることが出来る。更に、飼い主は外出先からでもペットと
コミュニケーションすることが可能となり、ペットの体調、表情等を把握できる。これに
より、飼い主は安心してペットを飼育することが出来る。
なお、上記のようにカバー4上部に形成される凹部4aの底部は平面を形成しているが
、図13のように凹部4aの底部に四角形の切り欠き4cを形成させても良い。このよう
な形状とすることにより、ペットが幅広ベルト2を走るスピードを保ったまま凹部4aに
誤って乗り、表示画面5aに激突するといった危険性がなくなる。
次に、本発明に係るペットランナーの第2の実施形態を、図14および図15を参照し
て説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態のペットランナーの使用時の外観を示す図である。
また、図15は、本発明の第2の実施形態のペットランナーの不使用時の外観を示す図で
ある。第1の実施形態と同一部分については同一の符号を付して説明を省略し、以下異な
るところについて説明する。
即ち、上記第1の実施形態と異なるところは、映像表示部5の取り付け構造であって、
この第2の実施形態では、映像表示部5の背面に凹部4aが形成され、表示画面5aは映
像表示部5の表面に取り付けられている。そして、凹部4aの後方側(幅広ベルト2方向
側)に設けられた支持軸4bによって映像表示部5の両端が支持され、映像表示部5が背
面の凹部4a内に収納可能に軸支される構造となっている。
このように構成したペットランナー1は、図14のように使用時には映像表示部5を幅
広ベルト2と垂直な態様に開く。また、不使用時には図15のように映像表示部5を背面
の凹部4aへ倒すことにより、映像表示部5がペットランナー1のカバー4上面に現れる
態様にして、凹部4aに収納することが可能である。これによりペットランナー使用時に
は、上記第1の実施形態と異なり、凹部4aは映像表示部5の背面に位置され、映像表示
部5の前には幅広ベルト2しか存しなくなる。
このように本発明の第2の実施形態のペットランナーによれば、ペットランナー使用時
にペットが幅広ベルト2を走っている際に、ペットが幅広ベルト2を走るスピードを保っ
たまま第1の実施形態の凹部4aに誤って乗ってしまい、表示画面5aに激突するといっ
た危険性がなくなる。
本発明に係るペットランナーの第1の実施形態の使用時の外観を示す図。 本発明に係るペットランナーの第1の実施形態の不使用時の外観を示す図。 本発明に係るペットランナーの第1の実施形態の不使用時の断面図。 本発明に係るペットランナーの制御システムと外部装置の回路構成関係を示すブロック図。 本発明に係るペットランナーの操作部のボタン配置図。 本発明に係るペットランナーの幅広ベルト速度を調整するフローチャート。 本発明に係るペットランナーの表示画面に映像を表示するフローチャート。 本発明に係るペットランナーのCCDカメラにより撮像するフローチャート。 本発明に係るペットランナーの自動散歩のフローチャート。 本発明に係るペットランナーの遠隔操作を行うディスプレーカメラ付携帯端末の操作画面を示す図。 本発明に係るペットランナーの遠隔操作による動作フローチャート。 図11のフローチャートの一部の詳細であって、遠隔操作で幅広ベルトを駆動させるフローチャート。 本発明に係るペットランナーの第1の実施形態の使用時の他の外観を示す図。 本発明に係るペットランナーの第2の実施形態の使用時の外観を示す図。 本発明に係るペットランナーの第2の実施形態の不使用時の外観を示す図。
符号の説明
1 ペットランナー
2 幅広ベルト
3 支持部
4 カバー
4a 凹部
4b 支持軸
4c 切り欠き
5 映像表示部
5a 表示画面
5b スピーカ
5c CCDカメラ
5d 赤外線センサ
5e 把手
6 操作部
7a 駆動ローラ
7b 従動ローラ
8 電動機
8a 駆動軸
9 平ベルト
10 制御装置
50 制御システム
51 インターネット通信装置
52 入出力部
53 電源部
60 インターネット網
70 外部入出力装置
80 ディスプレーカメラ付き携帯端末
80a 端末操作画面
80b ペット映像
B0〜B7 操作部ボタン
I1〜I11 操作アイコン

Claims (8)

  1. ペットが乗って歩行または走り運動が行われる無端ベルトと、
    前記無端ベルトを支持し、前記無端ベルトを回転移動させる駆動ローラと、
    前記無端ベルトを支持し、前記駆動ローラに追従して回転する従属ローラと、
    前記駆動ローラを回転させる駆動部と、
    前記駆動ローラおよび前記従属ローラを支持する支持部と、
    使用時に前記無端ベルトのペット走行方向前方に立った状態で設置される回動自在な映像
    表示部と、
    前記無端ベルトの前記ペット走行方向前方に設けられた凹部に前記映像表示部を回動して
    収納し、内部に前記駆動部および前記駆動ローラを収納する筐体と
    を具備することを特徴とするペットランナー。
  2. 前記映像表示部には前記ペットを撮影する撮像手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のペットランナー。
  3. 前記映像表示部には前記無端ベルトのペットを検知する検知手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のペットランナー。
  4. 少なくとも前記駆動部、前記映像表示部、前記撮像手段、前記検知手段、およびコンテ
    ンツ情報が記憶された入出力装置、音を発生するスピーカ、操作指示を行う操作部を制御
    する制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記操作部から、前記入出力装置からのコンテンツ表示が指示された
    時、前記入出力装置からの前記コンテンツ情報を前記映像表示部およびスピーカから出力
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のペットランナー。
  5. 前記制御装置は、前記操作部から、撮像手段からの映像表示が指示された時、前記撮像
    手段で撮影された映像を前記映像表示部に表示することを特徴とする請求項4に記載のペ
    ットランナー。
  6. 前記制御装置は、前記操作部から自動スタートが指定された状態で、前記検知手段によ
    って前記無端ベルト上の前記ペットを検知した時、少なくとも前記駆動部、前記入出力装
    置および前記映像表示部を起動して自動ランニング制御を行い、
    前記検知手段によって前記無端ベルト上の前記ペットを検知しなくなった時、前記制御
    装置は前記駆動部、前記入出力装置および前記映像表示部を停止することを特徴とする請
    求項4に記載のペットランナー。
  7. 前記制御装置にネットワーク網に接続された端末装置との情報交換を行うネットワーク
    通信装置が接続され、
    前記制御装置は、前記端末装置からWebブラウザによって遠隔操作が指示された時、
    前記端末装置からの映像情報を前記ネットワーク通信装置を介して前記映像表示部に表示
    すると共に、前記端末装置からの音声を前記ネットワーク通信装置を介して前記スピーカ
    から音声出力することを特徴とする請求項4に記載のペットランナー。
  8. 前記制御装置は、前記端末装置から前記撮像手段で撮影した映像の送信が指示された時
    、前記撮像手段で撮影された映像を前記ネットワーク通信装置を介して前記端末装置に表
    示することを特徴とする請求項7に記載のペットランナー。
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