JP2005275898A - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005275898A
JP2005275898A JP2004089359A JP2004089359A JP2005275898A JP 2005275898 A JP2005275898 A JP 2005275898A JP 2004089359 A JP2004089359 A JP 2004089359A JP 2004089359 A JP2004089359 A JP 2004089359A JP 2005275898 A JP2005275898 A JP 2005275898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
response
information
self
nursing
inquiry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004089359A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Tani
太加雄 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004089359A priority Critical patent/JP2005275898A/ja
Priority to US11/073,983 priority patent/US20050216122A1/en
Publication of JP2005275898A publication Critical patent/JP2005275898A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/0274Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means using mapping information stored in a memory device
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0242Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using non-visible light signals, e.g. IR or UV signals
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0259Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using magnetic or electromagnetic means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/027Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising intertial navigation means, e.g. azimuth detector
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/0272Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising means for registering the travel distance, e.g. revolutions of wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

【課題】 看護専用のものであり、複雑な機器を備えて高額とならざるを得ず、普及させにくかった。
【解決手段】 ステップS440にてタイマーセット時刻であると判断すると、ステップS446にて待機位置から一人目の被看護人の所在位置までの走行経路を求め、ステップS448に同所在位置へ赴いて問合せと応答の判断を行う(ステップS450〜S458)。応答が正常であれば、ステップS446にて一人目の被看護人の所在位置から二人目の被看護人の所在位置までの走行経路を求め、ステップS448に同所在位置へ赴いて問合せと応答の判断を行う(ステップS450〜S458)。被看護人の所在位置で、応答が正常でなければ、ステップS462〜S466にて当該被看護人についての看護データを作成し、ステップS468にて無線LANで送信する。全ての被看護人に対する看護が終了したら、ステップS462にて最初の廊下での待機位置へと戻る。
【選択図】 図16

Description

本発明は、掃除機構を備えた本体と、操舵及び駆動が可能な駆動機構とを備える自走式掃除機に関するものである。
従来、看護用の支援ロボットとして、問いかけをしてから応答入力し、正常でなければ外部に連絡するものや(特許文献1参照)、被看護人の外観を映像として送信するもの(特許文献2参照)が知られている。
特開2002−574号公報 特開平10−234681号公報
上述した従来の看護用の支援ロボットは、看護専用のものであり、複雑な機器を備えて高額とならざるを得ず、普及させにくいという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、自走して清掃が可能であるとともに、自走の機能を利用しつつ看護の支援にも利用可能な自走式掃除機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段、作用及び効果
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、掃除機構を備えた本体と、操舵及び駆動が可能な駆動機構とを備える自走式掃除機であって、室内の地図情報を記憶するマッピング手段と、所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される被看護人の所在位置に基づいて上記駆動機構を制御して現在位置から同被看護人のもとへ走行させることが可能な看護巡回手段と、無線LANを介して外部に所定の情報を送出可能な無線LAN通信手段と、所定位置で被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機する問合せ手段と、上記問合せに対する上記被看護人からの応答が正常である否かを判断する応答判断手段と、上記応答が正常でないときに上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する看護情報送出制御手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した本発明においては、操舵及び駆動が可能な駆動機構を備えており、本体は自走して掃除することが可能である。また、マッピング手段によって室内の地図情報を記憶しており、看護巡回手段は、所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される被看護人の所在位置に基づいて上記駆動機構を制御して現在位置から同被看護人のもとへ走行させる。被看護人の所在位置では、問合せ手段が被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機する。そして、応答判断手段は、上記問合せに対する上記被看護人からの応答が正常である否かを判断する。上記応答が正常でないときには看護情報送出制御手段が外部に所定の情報を送出可能な無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する。
すなわち、本来有する自走式の掃除機能を前提として被看護人の所在位置を与えれば被看護人の巡回が可能であり、問い合わせと応答判断の機能を付加するだけで、応答が正常でない場合には無線LANを介して外部に情報を送出できる。
これにより、看護を必要とする被看護人に異常が発生したときでも外部の者に対して情報を送出して必要な対応を取ることが可能となる。
自走式の掃除機は室内を徘徊して地図情報を得ることになるが、外部から被看護人の所在位置の情報を付与することは手間がかかる。このため、請求項3にかかる発明では、上記マッピング手段は、室内で特定位置に設置されて予め特定された位置情報を出力するマーカーから同位置情報を取得し、地図情報に加える。
上記のように構成した場合、予め特定された位置情報を出力するマーカーを同位置情報を設定したい特定位置に設置しておくことにより、上記マッピング手段が同位置情報を取得して地図情報に加える。
例えば、被看護人の所在位置を特定位置として設定することができる。むろん、複数の被看護人に対応して複数の位置を特定位置として設定しても良い。また、被看護人の他、乳幼児の所在位置を特定位置としても良い。このような位置にマーカーを設置しておけば、自走して同設置位置にきたときに当該位置を被看護人の所在位置として記憶することが可能となる。
自走式掃除機が地図情報を生成するには各種の手法が想定しうるが、地図情報をユーザーが見て分かるようにするためのユーザーインターフェイスを設けるには、地図を表示したり、操作入力を受け付けるなど、費用も手間もかかる。また、自走式掃除機が地図情報を生成しているときは必ずしも希望するときに希望する位置を走行してくれるわけではないので、希望位置にきた時点で操作を受け付ければよいというわけにもいかない。これに対してマーカーをおいておくだけで必要な情報を与えられる構成としておくことにより、極めて簡便に位置情報を設定できる。
応答が正常でない場合、外部にいる者はより詳細な情報が欲しくなる。このため、請求項4にかかる発明では、周囲の画像を撮影するカメラ素子を有し、上記看護情報送出制御手段は、上記応答が正常でないときに上記カメラ素子にて画像を撮影し、撮像イメージデータを上記無線LAN通信手段にて外部に送信する構成としてある。
上記のように構成した場合、応答が正常でないという情報に加えて外部の者に画像を撮像イメージデータとして送信するので、外部の者は画像に基づいてより的確な判断を行えるようになる。
カメラ素子を有する場合のより有効な利用方法の一例として、請求項5にかかる発明では、上記看護情報送出制御手段は、上記撮像イメージデータにおける肌色領域を検出し、予め用意しておいた肌色の色相と健康度合いとの対応テーブルから被看護人の健康度合いを判定し、同判定結果を上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する構成としてある。
上記のように構成した場合、上記看護情報送出制御手段は上記撮像イメージデータにおける肌色領域を検出する。ここで、一重に肌色といってもその色相は一律でなく幅がある。また、一般に顔色によって健康度合いが特定できる。いわゆる、赤みがかっていれば血色が良く健康といえるし、青みがかったり土気色をしていると病気といえる。このため、予め色相をある範囲毎に区切って健康度合いと対応させたテーブルを用意しておき、検知した肌色領域がどの範囲に該当するかを特定する。そして、特定した色相に対応する健康度合いを同テーブルから読み取り、判定結果として外部に送出する。
また、付加的な情報を送出する他の一例として、請求項6にかかる発明では、非接触で温度を計測可能な温度センサを有し、上記看護情報送出制御手段は、同温度センサで被看護人の体温を計測し、計測した体温を上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する構成としてある。
上記のように構成した場合、上記看護情報送出制御手段は、非接触で温度を計測可能な温度センサで被看護人の体温を計測し、計測した体温を上記無線LAN通信手段を介して外部に送出する。
非接触で温度を計測可能な温度センサは多種あり、必ずしも正確でなくても外部からは少しでも被看護人に対する情報を得られることが望ましく、有用な利用が図られる。
問合せや応答は、各種の手法を採用可能であり、その一例として、請求項7にかかる発明では、上記問合せ手段はスピーカより音声による問い合わせを発し、上記応答判断手段はマイクによって被看護人が発生する音声の応答を取得する。
音声を利用した問合せと応答は動きの取りにくい被看護人にとってフレンドリーである。ここでの応答は言語の内容を判断するものでもよいが、より簡易な構成としては、音声の有無、あるいは回数を判断するといったものでもよい。例えば、応答として「はい」「はい」と二回応答してくださいと問い合わせすれば、誤判断もしにくくなる。
なお、被看護人が寝ている場合もあり、その場合には応答がないからといって異常であるわけではない。このため、請求項8にかかる発明では、上記応答判断手段は、上記マイクによって入力される音声がいびきか寝息の場合に正常な応答があったものと判断する構成としてある。
上記のように構成した場合、必ずしも問合せに対する応答がないとしてもいびきや寝息が聞こえれば生きていることは確認でき、それでよい場合には外部に異常の情報を発生しない。むろん、異常ではないが、応答は得られていないというステータスを用意し、外部に通知するようにしても良い。
本体に備えられる掃除機構については、吸引タイプによる掃除機構を採用しても良いし、ブラシにより掻き込むタイプの掃除機構を採用しても良いし、両者を組み合わせて採用しても良い。
また、操舵及び駆動が可能な駆動機構についても、本体における左右に配置された駆動輪の回転を個別に制御することにより、前進、後進、左右への方向転換及び同一場所での回転といった操舵及び駆動が可能である。なおこの場合、前後などに補助輪を備えても良いことはいうまでもない。また、駆動輪は、車輪のみならず、無端ベルトを駆動する構成で実現しても良い。むろん、これ以外にも、4輪、6輪など、各種の構成で駆動機構を実現可能である。
そして、以上のような構成を踏まえたより具体的な構成の一例として、請求項1にかかる発明は、掃除機構を備えた本体と、同本体における左右に配置されて個別に回転を制御可能で操舵と駆動を実現する駆動輪を有する駆動機構とを備える自走式掃除機であって、清掃を行なうために室内を徘徊する際に室内の地図情報を得て記憶するとともに、同徘徊時には室内の特定位置に設置されて予め特定された位置情報を出力するマーカーから被看護人の所在位置情報を取得し、上記地図情報に加えるマッピング手段と、所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される上記被看護人の所在位置を取得し、現在位置から同被看護人のもとへ上記駆動機構を制御して走行させることが可能な看護巡回手段と、無線LANを介して外部に所定の情報を送出可能な無線LAN通信手段と、上記看護巡回手段にて上記被看護人の所在位置に移動したときに、スピーカから音声によって被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機する問合せ手段と、マイクにより上記問合せに対する上記被看護人からの音声による応答を入力して、正常である否かを判断する応答判断手段と、上記応答が正常でないときに上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する看護情報送出制御手段とを具備する構成としてある。
上記のような構成とすることにより、マッピング手段は、清掃を行なうために室内を徘徊する際に室内の地図情報を得て記憶するとともに、同徘徊時には室内の特定位置に設置されて予め特定された位置情報を出力するマーカーから被看護人の所在位置情報を取得し、上記地図情報に加える。看護巡回手段は、所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される上記被看護人の所在位置を取得し、現在位置から同被看護人のもとへ上記駆動機構を制御して走行させる。このようにして被看護人の所在位置に移動したとき、問合せ手段は、スピーカから音声によって被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機するとともに、応答判断手段は、マイクにより上記問合せに対する上記被看護人からの音声による応答を入力して、正常である否かを判断する。そして、上記応答が正常でないときには、看護情報送出制御手段が上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する。
このようにして、自走式であるという特長を活かし、多大な付加構成の追加を要することなく、被看護人がいる場合には容易に被看護人の状況を把握して外部に通報することが可能となる。
図1は、本発明にかかる自走式掃除機の概略構成をブロック図により示している。
同図に示すように、各ユニットを制御する制御ユニット10と、周囲に人間がいるか否かを検知する人体感知ユニット20と、周囲の障害物を検知するための障害物監視ユニット30と、移動を実現する走行系ユニット40と、掃除を行うためのクリーナ系ユニット50と、所定範囲を撮影するカメラ系ユニット60と、無線でLANに接続するための無線LANユニット70と、追加センサなどからなるオプションユニット80とから構成されている。なお、本体BDは薄型の略円筒形状をなしている。
図2は、各ユニットを具体的に実現する電気系の構成をブロック図により示している。
制御ユニット10として、CPU11と、ROM13と、RAM12がバス14を介して接続されている。CPU11は、ROM13に記録されている制御用プログラムおよび各種パラメータテーブルに従い、RAM12をワークエリアとして使用して各種の制御を実行する。上記制御用プログラムの内容については後述する。
また、バス14には操作パネルユニット15が備えられ、同操作パネルユニット15には、各種の操作用スイッチ15aと、液晶表示パネル15bと、表示用LED15cが備えられている。液晶表示パネルは多階調表示が可能なモノクロ液晶パネルを使用しているが、カラー液晶パネルなどを使用することも可能である。
本自走式掃除機はバッテリー17を有しており、CPU11はバッテリ監視回路16を介してバッテリー17の残量をモニター可能となっている。なお、同バッテリー17は誘導コイル18aを介して非接触で供給される電力を用いて充電する充電回路18を備えている。バッテリー監視回路16は主にバッテリー17の電圧を監視して残量を検知する。
人体感知ユニット20として、四つの人体センサ21(21fr,21rr,21fl,21rl)が前方左右斜め方向と後方左右斜め方向に対面させて備えられている。各人体センサ21は赤外線の受光センサを備えるとともに受光した赤外線の光量の変化に基づいて人体の有無を検知するものであり、変化する赤外線照射物体を検知したとき出力用のステータスを変化させるため、CPU11は上記バス14を介して同人体センサ21の検知を取得することが可能となっている。すなわち、CPU11は所定時間毎に各人体センサ21fr,21rr,21fl,21rlのステータスを取得しにいき、取得したステータスが変化していれば、同人体センサ21fr,21rr,21fl,21rlの対向方向に人体の存在を検知することが可能となる。
ここでは赤外線の光量変化に基づくセンサによって人体センサを構成しているが、人体センサはこれに限られるものではない。例えば、CPUの処理量が上がればカラー画像を撮影し、人体に特徴的な肌色の領域を探し、同領域の大きさ、変化に基づいて人体を検知するという構成を実現することもできる。
障害物監視ユニット30は、オートフォーカス(以下、AFと呼ぶ。)用測距センサとしてのAF用パッシブセンサ31(31R,31FR,31FM,31FL,31L,31CL))とその通信用インターフェイスであるAFセンサ通信I/O32と、照明用LED33と、各LEDに駆動電流を供給するLEDドライバ34とから構成されている。まず、AF用パッシブセンサ31の構成について説明する。図3はAF用パッシブセンサ31の概略構成を示している。二軸のほぼ平行な光学系31a1,31a2と、同光学系31a1,31a2の結像位置にほぼそれぞれ配設されたCCDラインセンサ31b1,31b2と、各CCDラインセンサ31b1,31b2の撮像イメージデータを外部に出力するための出力I/O31cとを備えている。
CCDラインセンサ31b1,31b2は160〜170画素のCCDセンサを有しており、各画素ごとに光量を表す8ビットのデータを出力可能となっている。光学系が二軸であるので、結像イメージには距離に応じたずれが生じており、それぞれのCCDラインセンサ31b1,31b2が出力するデータのずれに基づいて距離を計測できる。例えば、近距離になるほど結像イメージのずれが大きく、遠距離になるほど結像イメージのずれはなくなっていく。従って、一方の出力データにおける4〜5画素毎のデータ列を画報の出力データ中でスキャンし、元のデータ列のアドレスと発見されたデータ列のアドレスとの相違を求め、相違量で予め用意しておいた相違量−距離変換テーブルを参照し、実際の距離を求めることになる。
AF用パッシブセンサ31R,31FR,31FM,31FL,31L,31CLのうち、AF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLは正面の障害を検知するために利用され、AF用パッシブセンサ31R,31Lは前方左右直前の障害を検知するために利用され、AF用パッシブセンサ31CLは前方天井までの距離を検知するために利用されている。
図4は正面と前方左右直前の障害をAF用パッシブセンサ31で検知する際の原理を示している。これらのAF用パッシブセンサ31は周囲の床面に対して斜めに向けて配置されている。対向方向に障害物が無い場合、AF用パッシブセンサ31による測距距離はほぼ全撮像範囲においてL1となる。しかし、図面で一点鎖線で示すように段差がある場合、その測距距離はL2となる。測距距離が伸びたら下がる段差があると判断できる。また、二点鎖線で示すように上がる段差があれば測距距離はL3となる。障害物があるときも上がる段差と同様に測距距離は同障害物までの距離として計測され、床面よりも短くなる。
本実施形態においては、AF用パッシブセンサ31を前方の床面に斜めに配向した場合、その撮像範囲は約10cmとなった。本自走式クリーナの幅が30cmであったので、三つのAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLについては撮像範囲が重ならないように僅かに角度を変えて配置している。これにより、三つのAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLにより前方方向の30cmの範囲での障害物と段差を検知できるようになっている。むろん、検知幅はセンサの仕様や取付位置などに応じて変化し、実際に必要となる幅に応じた数のセンサを利用すればよい。
一方、前方左右直前の障害を検知するAF用パッシブセンサ31R,31Lについては撮像範囲を垂直方向を基準として床面に対して斜めに配置している。また、AF用パッシブセンサ31Rを本体左方に取り付けつつ本体中央を横切って右方直前位置から本体幅を超えた右方の範囲を撮像するように対向させてあり、AF用パッシブセンサ31Lを本体右方に取り付けつつ本体中央を横切って左方直前位置から本体幅を超えた左方の範囲を撮像するように対向させてある。
クロスさせないで左右の直前位置を撮影するようにすると、センサは急角度で床面に対面させなければならず、このようにすると撮像範囲が極めて狭くなってしまうので、複数のセンサが必要となる。このため、敢えてクロスさせる配置とし、撮像範囲を広げて少ない数のセンサで必要範囲をカバーできるようにしている。また、撮像範囲を垂直方向を基準として斜めに配置するのは、CCDラインセンサの並び方向が垂直方向に向くことを意味しており、図5に示すように撮像できる幅がW1となる。ここで、撮像範囲の右側で床面までの距離L4は短く、左側で距離L5が長くなっている。本体BDの側面の境界ラインが図面上の波線位置Bであると、境界ラインまでの撮像範囲は段差の検知などに利用され、境界ラインを超える撮像範囲は壁面の有無を検知するために利用される。
前方天井までの距離を検知するAF用パッシブセンサ31CLは天井に対面している。通常はAF用パッシブセンサ31CLが検知する床面から天井までの距離が一定であるが、壁面に近づいてくると撮像範囲が天井ではなく壁面となるので、測距距離が短くなってくる。従って、前方壁面の存在をより正確に検知できる
図6は各AF用パッシブセンサ31R,31FR,31FM,31FL,31L,31CLの本体BDへの取り付け位置を示すとともに、それぞれの床面での撮像範囲を括弧付きの符号で対応させて示している。なお、天井については撮像範囲は省略している。
AF用パッシブセンサ31R,31FR,31FM,31FL,31Lの撮像を証明するように白色LEDからなる右照明用LED33Rと、左照明用LED33Lと、前照明用LED33Mを備えており、LEDドライバ34はCPU11からの制御指示に基づいて駆動電流を供給して照明できるようになっている。これにより、夜間であったり、テーブルの下などの暗い場所でもAF用パッシブセンサ31から有効な撮像イメージのデータを得ることができるようになる。
走行系ユニット40は、モータドライバ41R,41Lと、駆動輪モータ42R,42Lと、この駆動輪モータ42R,42Lにて駆動される図示しないギアユニットと駆動輪を備えている。駆動輪は本体BDの左右に一輪ずつ配置されており、この他に駆動源を持たない自由転動輪が本体の前方側中央下面に取り付けられている。駆動輪モータ42R,42Lは回転方向と回転角度をモータドライバ41R,41Lによって詳細に駆動可能であり、各モータドライバ41R,41LはCPU11からの制御指示に応じて対応する駆動信号を出力する。また、駆動輪モータ42R,42Lと一体的に取り付けられているロータリーエンコーダの出力から現実の駆動輪の回転方向と回転角度が正確に検知できるようになっている。なお、ロータリーエンコーダは駆動輪と直結させず、駆動輪の近傍に自由回転可能な従動輪を取り付け、同従動輪の回転量をフィードバックさせることによって駆動輪にスリップが生じているような場合でも現実の回転量を検知できるようにしても良い。走行系ユニット40には、この他に地磁気センサ43が備えられており、地磁気に照らし合わせて走行方向を判断できるようになっている。また、加速度センサ44はXYZ三軸方向における加速度を検知し、検知結果を出力する。
ギアユニットや駆動輪は各種のものを採用可能であり、円形のゴム製タイヤを駆動させるようにしたり、無端ベルトを駆動させるようにして実現しても良い。
本自走式掃除機における掃除機構は、前方両サイドに配置されて本体BDの進行方向における両側寄りのゴミなどを当該本体BDにおける中央付近にかき寄せるサイドブラシと、本体の中央付近にかき寄せられたゴミをすくい上げるメインブラシと、同メインブラシによりすく上げられるゴミを吸引してダストボックス内に収容する吸引ファンとから構成されている。クリーナ系ユニット50は、各ブラシを駆動するサイドブラシモータ51R,51Lとメインブラシモータ52、それぞれのモータに駆動電力を供給するモータドライバ53R,53L,54と、吸引ファンを駆動する吸引モータ55と、同吸引モータに駆動電力を供給するモータドライバ56とから構成されている。サイドブラシやメインブラシを使用した掃除は床面の状況やバッテリーの状況やユーザの指示などに応じてCPU11が適宜判断して制御するようにしている。
カメラ系ユニット60は、それぞれ視野角の異なる二つのCMOSカメラ61,62を備えており、本体BDの正面方向であってそれぞれことなる仰角にセットされている。また、各カメラ61,62への撮像を指示するとともに撮像イメージを出力するためのカメラ通信I/O63も備えられている。さらに、カメラ61,62の撮像方向に対面させて15コの白色LEDからなるカメラ用照明LED64と、同LEDに照明用駆動電力を供給するためのLEDドライバ65を備えている。
無線LANユニット70は、無線LANモジュール71を有しており、CPU11は所定のプロトコルに従って外部LANと無線によって接続可能となっている。無線LANモジュール71は、図示しないアクセスポイントの存在を前提として、同アクセスポイントはルータなどを介して外部の広域ネットワーク(例えばインターネット)に接続可能な環境となっていることとする。従って、インターネットを介した通常のメールの送受信やWEBサイトの閲覧といったことが可能である。なお、無線LANモジュール71は、規格化されたカードスロットと、同スロットに接続される規格化された無線LANカードなどから構成されている。むろん、カードスロットは他の規格化されたカードを接続することも可能である。
オプションユニット80は、図10に示すように、追加センサなどからなる。本実施形態においては、温度センサ82と赤外線通信ユニット83と問合せ発生装置84と応答判断装置86とを備えている。温度センサ82は非接触で温度を検出するセンサであり、それぞれ上記バス14に接続され、上記CPU11は各センサの検知状況を取得可能となっている。赤外線通信ユニット83は後述するマーカーから送信される位置情報をコーディングした赤外線信号を受信可能であり、上記位置情報をデコードしてCPU11に送出可能となっている。問合せ発生装置84は被看護人に対して問合せを音声として発生できるものであり、スピーカを備えている。音声であることが望ましいが、サイレンやブザーなどであっても良い。応答判断装置86は、マイクを備えており、問合せ後の所定時間内の周囲の音声を取得し、応答であるか否かを判断するものである。音声認識可能であることが望ましい。しかし、簡易的には所定の大きさ以上の音声の有無を判断する簡易な構成で実現するようにしても良い。例えば、問い合わせが「3秒以内にハイとお話しください」というものであるとすると、応答の判断は3秒の間で音声のレベルを検出し、無音からある大きさ以上の声が聞き取れたか否かで判断すればよい。この場合、周囲の騒音による誤判断を防止するため、ある大きさ以上の声が2回以上取得されたらやり直すということも有効である。また、しきい値は問い合わせを発する前の周囲の騒音レベルに応じて適宜変更すればよい。
図11は上記マーカー85の外観を示しており、外部には、液晶表示パネル85aと、十字キー85bと、決定キー85cと、戻るキー85dとを備えている。内部には、1チップマイクロコンピュータと赤外線送受信ユニットとバッテリーなどが備えられており、1チップマイクロコンピュータは、上記決定キー85cと戻るキー85dとの操作に応じて液晶表示パネル85aでの表示を制御させつつ、同操作に応じた設定パラメータを生成し、同設定パラメータに応じた位置情報を上記赤外線送受信ユニットから出力できるようになっている。本実施形態において設定できるのは、部屋番号「1〜7と廊下」、清掃選択の「する」「しない」、特別指定としての「EXIT(出口)」「ENT(入口)」「SP1(特別位置1)」「SP2(特別位置2)」「SP3(特別位置3)」「SP4(特別位置4)」である。以下の実施形態では、特別位置1は、一人目の被看護人所在位置であり、特別位置2は、二人目の被看護人所在位置であり、特別位置3は、三人目の被看護人所在位置であり、特別位置4は、四人目の被看護人所在位置などを表すものとする。なお、これらの設定に要するフローチャートは特別なものではなく当業者において通常の知識で生成可能なものである。
次に、上記構成からなる自走式掃除機の動作について説明する。
(1)走行制御及び清掃動作について
図7及び図8は上記CPU11が実行する制御プログラムに対応したフローチャートを示しており、図9は同制御プログラムに従って本自走式掃除機が走行する走行順路を示す図である。
電源オンにより、CPU11は図7の走行制御を開始する。ステップS110ではAF用パッシブセンサ31の検知結果を入力し、前方エリアを監視する。前方エリアの監視に使用するのはAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLの検知結果であり、平坦な床面であれば、その撮像イメージから得られるのは図4に示す斜め下方の床面までの距離L1である。それぞれのAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLの検知結果に基づき、本体BD幅に一致する前方の床面が平坦であるか否かが判断できる。ただし、この時点では、各AF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLが対面している床位置と本体の直前位置までの間の情報は何も得られていないので死角となる。
ステップS120ではモータドライバ41R,41Lを介して駆動輪モータ42R,42Lに対してそれぞれ回転方向を異にしつつ同回転量の駆動を指示する。これにより本体BDはその場で回転を始める。同じ場所での360度の回転(スピンターン)に要する駆動モータ42R,42Lの回転量は予め分かっており、CPU11は同回転量をモータドライバ41R,41Lに指示している。
スピンターン中、CPU11はAF用パッシブセンサ31R,31Lの検知結果を入力し、本体BDの直前位置の状況を判断する。上述した死角はこの間の検知結果により、ほぼなくなり、段差、障害物が何も無い場合、周囲の平坦な床面の存在を検知できる。
ステップS130ではCPU11はモータドライバ41R,41Lを介して駆動輪モータ42R,42Lに対してそれぞれ同回転量の駆動を指示する。これにより本体BDは直進を開始する。直進中、CPU11はAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLの検知結果を入力し、正面に障害物がいないか判断しながら前進する。そして、同検知結果から正面に障害物たる壁面が検知できたら、その壁面の所定距離だけ手前で停止する。
ステップS140では右に90度回転する。ステップS130で壁面の所定距離だけ手前で停止したが、この所定距離は本体BDが回転動作するときに同壁面に衝突せず、また、直前および左右の状況を判断するためのAF用パッシブセンサ31R,31Lが検知する本体幅の外側にあたる範囲の距離である。すなわち、ステップS130にてAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FLの検知結果に基づいて停止し、ステップS140にて90度回転するときには、少なくともAF用パッシブセンサ31Lが壁面の位置を検知できる程度の距離となるようにしている。また、90度回転するときには、上記AF用パッシブセンサ31R,31Lの検知結果に基づいて直前位置の状況を判断しておく。図9はこのようにしてたどり着いた平面図で見たときの部屋の左下角を清掃開始位置として清掃走行を開始する状況を示している。
清掃走行開始位置へたどり着く方法はこれ以外にも各種の方法がある。壁面に当接する状況において右に90度回転するだけでは、最初の壁面の途中から始めることになることもあるため、図9に示すように左下角の最適位置にたどり着くのであれば、壁面に当接して左90度回転し、正面の壁面に当接するまで前進し、当接した時点で180度回転することも望ましい走行制御である。
ステップS150では、清掃走行を実施する。同清掃走行のより詳細なフローを図8に示している。前進走行するにあたり、ステップS210〜S240にて各種のセンサの検知結果を入力している。ステップS210では前方監視センサデータ入力しており、具体的にはAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31FL,31CLの検知結果を入力し、走行範囲の前方に障害物あるいは壁面が存在しないか否かの判断に供することになる。なお、前方監視という場合には、広い意味での天井の監視も含めている。
ステップS220では段差センサデータ入力をしており、具体的にはAF用パッシブセンサ31R,31Lの検知結果を入力し、走行範囲の直前位置に段差がないか否かの判断に供することになる。また、壁面や障害物に沿って平行に移動するときには壁面や障害物までの距離を計測し、平行に移動しているか否かの判断に供することになる。
ステップS230では地磁気センサデータ入力をしており、具体的には地磁気センサ43の検知結果を入力し、直進走行中に走行方向が変化していないか否かを判断するのに利用する。例えば、清掃走行開始時の地磁気の角度を記憶しておき、走行中に検出される角度が記憶されている角度と異なった場合には、左右の駆動輪モータ42R,42Lの回転量をわずかに異ならせて進行方向を修正し、元の角度へ戻す。例えば、地磁気の角度に基づいて角度が増加する方向へ変化(359度から0度への変化は例外点となる))したら左方向へ軌道を修正する必要があり、右の駆動輪モータ42Rの回転量を左の駆動輪モータ42Lの回転量よりも僅かに増やすようにそれぞれのモータドライバ41R,41Lへ駆動を制御する指示を出力する。
ステップS240では、加速度センサデータ入力をしており、具体的には加速度センサ44の検知結果を入力し、走行状態の確認に供することになる。例えば、直進走行開始時に概ね一定の方向への加速度を検知できれば正常な走行と判断できるが、回転する加速度を検知すれば片方の駆動輪モータが駆動されていないような異常を判断できる。また、正常な範囲の加速度値を超えたら段差などから落下したり、横転したような異常を判断できる。そして、前進中に後方にあたる方向への大きな加速度を検知したら前方の障害物に当接した異常を判断できる。このように、加速度値を入力して目標加速度を維持するとか、その積分値に基づいて速度を得るというような走行に対する直接的な制御をすることはないが、異常検出の目的として加速度値を有効に利用している。
ステップS250では、ステップS210とステップS220で入力したAF用パッシブセンサ31FR,31FM,31CL,31FL,31R,31Lの検知結果に基づいて障害物の判定を行う。障害物の判定は、正面、天井、直前のそれぞれの部位毎に行う。正面は障害物あるいは壁面の意味として判定し、直前は段差の判定とともに走行範囲外の左右の状況、例えば壁面の有無などを判定する。天井は鴨居などによって天井までの距離が下がってきているときに正面に障害物がないとしても、そこからは廊下であって室外に出てしまうことを判定するのに利用される。
ステップS260では、各センサからの検知結果を総合的に判断し、回避の必要があるか否かを判断する。回避の必要がない限りステップS270の清掃処理を実行する。清掃処理は、サイドブラシとメインブラシを回転させつつ、ゴミを吸引する処理であり、具体的にはモータドライバ53R,53L,54,56に各モータ51R,51L,52,55を駆動させる指示を出力する。むろん、走行中は常に同指示を出しているのであり、後述するように清掃走行の終端条件が成立したときに停止させることになる。
一方、回避が必要と判断されると、ステップS280にて右に90度ターンを実施する。このターンは同じ位置での90度ターンであり、モータドライバ41R,41Lを介して駆動輪モータ42R,42Lに対してそれぞれ回転方向を異にしつつ90度ターンに必要なだけの回転量の駆動を指示する。回転方向は右の駆動輪に対して後退の方向であり、左の駆動輪に対して前進の方向となる。回転中は段差センサであるAF用パッシブセンサ31R,31Lの検知結果を入力し、障害物の状況を判断する。例えば、正面に障害を検知し、右90度ターンを実施したとき、AF用パッシブセンサ31Rが前方右方の直前位置に壁面を検知しなければ単に正面の壁面に当接したといえるが、回転後も前方右方の直前位置に壁面を検知しているのであれば、角部に入り込んでいるといったことが判断できる。また、右90度回転時にAF用パッシブセンサ31R,31Lのいずれもが前方直前に障害を検知しなければ、壁面に当接したのではなく、小さな障害物などであったと判断できる。
ステップS290では障害物を走査しながらの進路変更のため前進する。壁面に当接し、右90度回転後、前進していく。壁面の手前で停止したのであれば、前進の走行量は概ね本体BDの幅分である。その分の前進後、ステップS300では再度右90度ターンを実施する。
以上の移動の間、正面の障害物、前方左右の障害物の有無は常に走査して状況を確認しており、部屋の中の障害物の有無の情報として記憶していく。
ところで、上述した説明では、右90度ターンを2度実行したが、次に前方に壁面を検知した時点で右90度ターンを実行すると元に戻ってしまうので、二度の90度ターンは、右を繰り返したら、次は左を繰り返し、その次は右というように交互に行っていく。従って、奇数回目の障害物回避では右ターン、偶数回目の障害物回避では左ターンとなる。
以上のように障害物を回避しながら、部屋の中をつづら折り状に走査して清掃走行を継続していく。そして、部屋の終端にきたか否かをステップS310にて判断する。清掃走行の終端は、二度目のターン後に、壁面に沿って前進して清掃走行を実施し、その後で前方に障害物を検知した場合と、既に走行した部位に入り込んだ場合である。すなわち、前者hつづれ折り状に走行していった最後の端から端への走行後に生じる終了条件であり、後者は後述するように未清掃エリアを発見して再度清掃走行を開始したときの終了条件になる。
この終端条件が成立していなければ、ステップS210へ戻って以上の処理を繰り返す。終端条件が成立していれば、本清掃走行のサブルーチン処理を終了し、図7に示す処理へ復帰する。
復帰後、ステップS160では、これまでの走行経路と走行経路の周囲の状況から未清掃エリアが残っていないか判断する。未清掃エリアが見つかれば、ステップS170で未清掃エリアの開始点へと移動し、ステップS150に戻って清掃走行を再開する。
未清掃エリアが複数箇所に散在していたとしても、上述したような清掃走行の終端条件が成立するごとに、未清掃エリアの検出を繰り返していくことにより、最終的には未清掃エリアがなくなる。
(2)マッピングについて
未清掃エリアの有無の判断は、各種の手法を利用可能であるが、本実施例においては、図12及び図13に示すマッピングの手法で実現する。
図12は、マッピングのフローチャートを示しており、図13は、マッピングの手法を説明する図である。この例では、上述したロータリーエンコーダの検知結果に基づいて室内での走行経路と、走行中に検出した壁面の有無を記憶領域に確保指定あるマップ上に書き込んでいっており、周囲の壁面が途絶えることなく連続し、かつ、室内の存在していた障害物の周囲も連続し、かつ、室内で障害物を除く範囲を全て走行したか否かで判断する。
マッピングのデータベースは、x軸とy軸でアドレス指定可能な二次元のデータベースであり、(1,1)を室内の角部であるスタート地点とし、(n,0)(0,m)については仮の壁面を表している。本体BDの走行に伴って、本体BDの大きさ30cm×30cmを単位エリアとして未走行エリア、掃除完了エリア、壁、障害物の区分をして室内をマッピングしていく。
ステップS400では、スタートポイントのフラグを書き込む。図13に示すように、スタートポイント(1,1)は部屋の角部である。360度スピンターンし、後方と左方に壁面が存在することを確認し、それぞれの単位エリア(1,0)、(0,1)に対して壁のフラグを書き込み(1)、壁と壁の交点(0,0)に対してさらに壁のフラグを書き込む(2)。ステップS402では本体BDの前方に障害があるか否かを判断し、前方に障害がなければステップS404にて単位エリアだけ前進する。この前進は実際には上述した清掃を伴う前進であり、具体的には清掃に伴なう移動中にロータリーエンコーダの出力から単位エリア分だけ移動したときに同期して本マッピング処理が並行して行われることになる。
一方、前方に障害があると判断されたときは、ステップS406にてターン方向に障害があるか判断する。障害の回避は、90度ターンと前進と90度ターンで行うことにしている。ターン方向は、上述したように左と右を2度つつ繰り返して順次変更するようにしている。次の回避のためのターンが右方向であるとすると、前方に障害があるとき、右方向に進んでターンできるか否かを判断することになる。最初の頃は右方向は未清掃エリアであって、ターン方向に障害がないものと判断し、ステップS408にて通常回避運動を行う。
これらの移動後、ステップS410では走行した経路の単位エリアに走行部位フラグを書き込む。走行したということは掃除をしたということなので、清掃完了エリアを表すフラグを書き込む。ステップS412では周囲の壁面の状況を周壁フラグとして各単位エリア毎に書き込む。単位エリア(1,1)から、単位エリア(1,2)へ移動したとき、AFパッシブセンサ31R,31Lの検知結果に基づき、(0,1)、(2,1)の単位エリアについて壁か否かの判断が可能であり、単位エリア(0,1)については壁を表すフラグを書き込み、単位エリア(2,1)については壁がない未走行かつ未清掃を表すフラグを書き込める。
一方、単位エリア(1,20)では前方に障害を検出され、二度の90度ターンと前進とで単位エリア(2,20)へ移動しつつ進行方向は180度反転した。このときは、単位エリア(0,20)、(2,20)、(1,21)、(2,21)のそれぞれについてフラグを書き込む(4)ことができる。また、単位エリア(0,21)については壁と壁の交点であるととの判断に基づき、壁を表すフラグを書き込む(5)。なお、走行済みかつ清掃済みの領域も障害として扱う。
前進をするとき、単位エリア(3,10)と単位エリア(3,11)では右方向に障害物を検知し、その時点では障害物のフラグを書き込む(6)。なお、単位エリア(3,1)〜(3,9)の移動時、進行方向右側には未走行かつ未清掃のエリアを検知しており、これらを表すフラグを書き込んでいる。同様に、後で単位エリア(8,9)〜(8,1)を移動する時、進行方向右側には未走行かつ未清掃のエリアを検知し、これらを表すフラグを書き込むことになる。
また、単位エリア(4,12)では前方に障害物を検知して回避運動を行うが、このときは単位エリア(4,11)に障害物のフラグを書き込んであるので、移動に伴って単位エリア(4,11)には障害物のフラグを書き込む。
ステップS414では走行した単位エリアにおいて上述したマーカー85から位置情報の通信を行ったか否かを判断し、マーカーとの通信を行ったときにはステップS416にてマーカーから得た情報に基づくフラグを書き込む。例えば、ユーザーが避難口を指定するためにマーカー85の操作キー85b〜85dで操作して特定の単位エリアに置いてあったとすると、本体BDが同単位エリアを通過するときに赤外線通信ユニット83にて同位置情報を取得するので、当該単位エリアには避難口を表すフラグを書き込む。
前進や回避運動を繰り返し、単位エリア(10,20)では進行方向左方に障害を発見する。この場合は、単位エリア(10,21)が連続する壁と判断されているので、単位エリア(11,20)について壁を表すフラグを書き込み(4)、次いで交点(11,21)についても壁を表すフラグを書き込む(5)。
前進や回避運動を繰り返す結果、単位エリア(10,1)では前方に障害を発見し、かつ、ターン方向にも障害があると判断される。従って、この場合はステップS418にて終端か否かを判断する。なお、単位エリア(10,1)については、前方の障害と進行方向左方に壁を発見する(7)(8)。
終端か否かは、未走行かつ未清掃を表すフラグが書き込まれている単位エリアがあるか否かが第一の判断項目となる。未走行かつ未清掃を表すフラグが書き込まれている単位エリアが発見されなくなった場合には、スタートポイントで書き込んだ壁のフラグが連続して一周しているか判断する。一周していれば、室内をX方向とY方向にスキャンしてフラグが書き込まれていない領域を探す。なお、障害物と判断した領域についても壁と同様に一連続した領域として判断して障害物の検出の完了となる。
終端でない場合は、ステップS420にて未走行エリアを検出し、ステップS422にて未走行エリアのスタートポイントへ移動し、上述した処理を繰り返す。そして、最終的に終端と判断されれば、マッピング処理を完了する。マッピングの完了時には室内の壁と走行えりあが一目瞭然となっており、これを各部屋の地図情報として利用する。
全部屋と廊下について以上のマッピング処理を完了し、廊下などについては各部屋への入口をマーカー85にて指定しておく。図14は各部屋と廊下のそれぞれで形成した地図情報を連結する手法を示している。全部屋と廊下について、各部屋の部屋番号(1〜3)と出入口(E)と、廊下からの各部屋への入口(1〜3)などを指定しておくことにより、各部屋毎に得られた地図情報は平面的に連結することができる。
(3)看護巡回処理について
図15は巡回時刻と巡回被看護人の設定画面を示している。
操作用スイッチ15aと液晶表示パネル15bを操作し、巡回する時刻とともに、各巡回時にどの被看護人の所在地へ赴くかを指定する。巡回する時刻は5回まで設定でき、被看護人の所在地についてはマーカー85の特別位置SP1〜SP4により、四人の所在地まで設定できるようになっている。時刻の前に付している○と×は、それぞれの時刻の巡回を行うか否かを表している。図15に示す例では、時刻7時00分に一人目の被看護人と二人目の被看護人の看護へ赴き、時刻12時00分に一人目の被看護人の看護へ赴き、時刻19時00分に二人目の被看護人の看護へ赴くという設定を表している。なお、巡回時刻の設定に伴い、時計機能を備えていることはいうまでもない。
時刻の設定、及び巡回被看護人の指定のためのプログラムは当業者が通常の能力で実現しうるフローチャートに従って処理される。
図16は看護を巡回して処理するフローチャートを示している。
操作パネルユニット15からの指示により、本処理の実施が指示されると、ステップS440では現在時刻とタイマーのセット時刻とを対比してタイマーセット時刻か否かを判断し、タイマーセット時刻であれば、以下の処理を実行する。
ステップS442では現在位置を保存する。ここで保存しておくことにより、最後の被看護人の所在地へ赴いた後で、現在地に戻ることができる。
ステップS444では巡回する被看護人の所在地を取得し、配列変数へ保存する。現在時刻が7:00であるとすると、図15に示すように巡回する被看護人は一人目と二人目である。従って、二人の被看護人の所在位置を取得し、配列変数へ保存する。配列変数へ保存することにより、変数nにより、順次巡回していくことが可能となる。このため、変数nに「1」をセットする。
ステップS446では、現在位置から配列変数に保存されているn番目の被看護人の所在位置への走行経路を求める。
上述したように、地図情報が完備しているときは、現在位置からn番目の被看護人の所在位置への走行経路を探索することが可能となる。走行経路を得るのは公知の迷路の解答手法を採用可能である。例えば、右手法などによって進行方向に沿って常に右手を壁面に触れながら進行していくと、いずれ入口からゴールへとたどり着ける。その後、冗長な経路を順次消していく。例えば、180度ターンして戻ったところを順次消していく。また、室内であるので、コの字形のターンをしている部位を探し、障害がない限りターン部位を手前側にしていって経路を詰めていく。むろん、このように自動的に走行経路を求めるのではなく、ユーザーに対して走行経路を指示するインターフェイスを提供しても良い。
このようにして現在位置から被看護人の所在位置への走行経路が求められた後、ステップS448にて同走行経路に沿って移動する。移動の完了後、ステップS450では問合せ発生装置84により問い合わせを発生する。問い合わせの内容は様々であるが、一例として「看護巡回中です。異常がなければ5秒以内にハイとおっしゃってください」といった程度のものでよい。そして、ステップS452では応答を待機し、ステップS454にてタイムアウト(この場合は5秒)となる前に応答があればステップS456にて同応答が正常であったか否かを判断する。応答の判断は、応答判断装置86にて行っており、音声認識あるいはある大きさ以上の音声の有無などによって判断する。なお、いびきや寝息の判定が可能であるときには、応答として判断しても良い。音声認識を実行する場合は、いびきを登録したり、寝息を登録しておき、マイクを通して入力される音声がこれらの登録されたいびきや寝息であれば正常な応答があったものと判断する。
応答が正常であれば、ステップS458にて変数nをインクリメントし、ステップS460にて同変数の値から巡回が終わりか否かを判断する。すなわち、ステップS444にて取得した被看護人の所在地の数よりも多くなっていれば巡回は終わりであり、ステップS462ではステップS442にて保存しておいた最初の現在位置へ戻る。一方、終わりでなければ、ステップS446に戻り、この時点での現在位置から次の被看護人の所在位置への走行経路を求めることになる。
応答が正常でなかったり、タイムアウトとなってしまった場合は、ステップS462にて被看護人の撮影を行う。撮影は、上述したカメラ系ユニット60により行なう。CPU11はバス14とカメラ通信I/O63を介してCMOSカメラ61,62に対して撮影を指示し、撮影された撮像イメージデータを通信I/O63を介して取得する。また、温度センサ82にて被看護人の体温を非接触で測定する。体温が正確に計れるとは限らないが、被看護人の情報は多いほど良いので、送出するようにしている。
ステップS466では、看護データを作成する。看護データには、時刻、被看護人の所在位置情報、撮影した撮像イメージデータ、測定した体温からなる。また、応答として取得した音声をディジタルサンプリングして音声データとして付加しても良い。
これらの看護データは、ステップS468にて無線LANユニット70の無線LANモジュール71から所定の送信先へ送出する。デフォルトは予め設定しておいたe−mailアドレスへe−mailとして送出する。例えば、看護人の携帯電話のe−mailアドレスを登録しておけば、看護人が外出しているときに被看護人が問合せに応答しない状況が発生してることを容易に確認できる。この場合、単に応答がないというだけではなく、その状況を撮影して添付しているので、状況によっては外出先から119番通報するべきか、至急帰宅すれば十分なものであるのかも判断できる。応答を音声データとして添付している場合には、音声からも状況を判断でき、誤作動などによる無用な119番通報をしないで済む。
図16は、部屋3に一人目の被看護人の所在位置を設定してあり、部屋2に二人目の被看護人の所在位置を設定してあり、通常時は本体BDが廊下で待機している場合の看護ルートを示している。
上述したように、ステップS440にてタイマーセット時刻であると判断すると、ステップS446にて待機位置から一人目の被看護人の所在位置までの走行経路を求め、ステップS448に同所在位置へ赴いて問合せと応答の判断を行う(ステップS450〜S458)。応答が正常であれば、ステップS446にて一人目の被看護人の所在位置から二人目の被看護人の所在位置までの走行経路を求め、ステップS448に同所在位置へ赴いて問合せと応答の判断を行う(ステップS450〜S458)。各被看護人の所在位置で、応答が正常でなければ、ステップS462〜S466にて当該被看護人についての看護データを作成し、ステップS468にて無線LANで送信する。
二人目の被看護人の所在地での処理が終了したら、ステップS462にて最初の廊下での待機位置へと戻る。
自走式走行機能を有効に活かすため、指定されている被看護人の所在位置を巡回して異変がないか確認することが可能となる。
本発明にかかる自走式掃除機の概略構成を示すブロック図である。 同自走式掃除機のより詳細なブロック図である。 AF用パッシブセンサのブロック図である。 AF用パッシブセンサを床面に対して斜め下方に配向した場合における床面の状況と測距距離の変化の状況を示す説明図である。 直前位置用のAF用パッシブセンサを床面に対して斜め下方に配向した場合における撮像範囲の測距距離を示す説明図である。 それぞれのAF用パッシブセンサの配置位置と測距部位を示す図である。 走行制御のフローチャートである。 清掃走行のフローチャートである。 室内の走行経路を示す図である。 オプションユニットの構成を示す図である。 マーカーの外観を示すである。 マッピング処理のフローチャートである。 マッピングを説明する図である。 マッピング後に各部屋の地図情報を連結する手法を説明する図である。 巡回時刻と巡回被看護人の設定画面を示す図である。 看護巡回処理のフローチャートである。 看護巡回の走行経路を示す室内の平面図である。
符号の説明
10…制御ユニット
20…人体感知ユニット
30…障害物監視ユニット
40…走行系ユニット
50…クリーナ系ユニット
60…カメラ系ユニット
70…無線LANユニット
80…オプションユニット

Claims (8)

  1. 掃除機構を備えた本体と、同本体における左右に配置されて個別に回転を制御可能で操舵と駆動を実現する駆動輪を有する駆動機構とを備える自走式掃除機であって、
    清掃を行なうために室内を徘徊する際に室内の地図情報を得て記憶するとともに、同徘徊時には室内の特定位置に設置されて予め特定された位置情報を出力するマーカーから被看護人の所在位置情報を取得し、上記地図情報に加えるマッピング手段と、
    所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される上記被看護人の所在位置を取得し、現在位置から同被看護人のもとへ上記駆動機構を制御して走行させることが可能な看護巡回手段と、
    無線LANを介して外部に所定の情報を送出可能な無線LAN通信手段と、
    上記看護巡回手段にて上記被看護人の所在位置に移動したときに、スピーカから音声によって被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機する問合せ手段と、
    マイクにより上記問合せに対する上記被看護人からの音声による応答を入力して、正常である否かを判断する応答判断手段と、
    上記応答が正常でないときに上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する看護情報送出制御手段とを具備することを特徴とする自走式掃除機。
  2. 掃除機構を備えた本体と、操舵及び駆動が可能な駆動機構とを備える自走式掃除機であって、
    室内の地図情報を記憶するマッピング手段と、
    所定のタイミングごとに、同地図情報に設定される被看護人の所在位置に基づいて上記駆動機構を制御して現在位置から同被看護人のもとへ走行させることが可能な看護巡回手段と、
    無線LANを介して外部に所定の情報を送出可能な無線LAN通信手段と、
    所定位置で被看護人に問い合わせを発し、同問い合わせに対する被看護人からの応答を待機する問合せ手段と、
    上記問合せに対する上記被看護人からの応答が正常である否かを判断する応答判断手段と、
    上記応答が正常でないときに上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出する看護情報送出制御手段とを具備することを特徴とする自走式掃除機。
  3. 上記マッピング手段は、室内で特定位置に設置されて予め特定された位置情報を出力するマーカーから同位置情報を取得し、地図情報に加えることを特徴とする請求項2に記載の自走式掃除機。
  4. 周囲の画像を撮影するカメラ素子を有し、上記看護情報送出制御手段は、上記応答が正常でないときに上記カメラ素子にて画像を撮影し、撮像イメージデータを上記無線LAN通信手段にて外部に送信することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の自走式掃除機。
  5. 上記看護情報送出制御手段は、上記撮像イメージデータにおける肌色領域を検出し、予め用意しておいた肌色の色相と健康度合いとの対応テーブルから被看護人の健康度合いを判定し、同判定結果を上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出することを特徴とする請求項4に記載の自走式掃除機。
  6. 非接触で温度を計測可能な温度センサを有し、上記看護情報送出制御手段は、同温度センサで被看護人の体温を計測し、計測した体温を上記無線LAN通信手段を介して外部に同情報を送出することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の自走式掃除機。
  7. 上記問合せ手段はスピーカより音声による問い合わせを発し、上記応答判断手段はマイクによって被看護人が発生する音声の応答を取得することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の自走式掃除機。
  8. 上記応答判断手段は、上記マイクによって入力される音声がいびきか寝息の場合に正常な応答があったものと判断することを特徴とする請求項7に記載の自走式掃除機。
JP2004089359A 2004-03-25 2004-03-25 自走式掃除機 Withdrawn JP2005275898A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089359A JP2005275898A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 自走式掃除機
US11/073,983 US20050216122A1 (en) 2004-03-25 2005-03-07 Self-propelled cleaner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089359A JP2005275898A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 自走式掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005275898A true JP2005275898A (ja) 2005-10-06

Family

ID=34991123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004089359A Withdrawn JP2005275898A (ja) 2004-03-25 2004-03-25 自走式掃除機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050216122A1 (ja)
JP (1) JP2005275898A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111374599A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 珠海市一微半导体有限公司 具有血压监测功能的扫地机器人的控制方法及扫地机器人

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706917B1 (en) * 2004-07-07 2010-04-27 Irobot Corporation Celestial navigation system for an autonomous robot
KR100809342B1 (ko) * 2004-10-05 2008-03-05 삼성전자주식회사 조도기반 네비게이션 장치 및 방법
JP4300199B2 (ja) * 2005-06-13 2009-07-22 株式会社東芝 移動ロボット、移動ロボットの位置姿勢算出方法、移動ロボットの自律走行システム
US9144360B2 (en) * 2005-12-02 2015-09-29 Irobot Corporation Autonomous coverage robot navigation system
KR100772912B1 (ko) * 2006-05-16 2007-11-05 삼성전자주식회사 절대 방위각을 이용한 로봇 및 이를 이용한 맵 작성 방법
DE102009041362A1 (de) * 2009-09-11 2011-03-24 Vorwerk & Co. Interholding Gmbh Verfahren zum Betreiben eines Reinigungsroboters
KR101356165B1 (ko) * 2012-03-09 2014-01-24 엘지전자 주식회사 로봇 청소기 및 이의 제어 방법
CN106101614A (zh) * 2016-06-07 2016-11-09 朱兰英 一种基于三维轮廓的室内巡逻估计分析系统
JP6899668B2 (ja) * 2017-03-01 2021-07-07 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 自走型掃除機の制御方法、制御装置、制御プログラム及び自走型掃除機
CN107330073A (zh) * 2017-06-30 2017-11-07 深圳前海弘稼科技有限公司 景区评价方法和景区评价系统
EP3682305B1 (de) * 2017-09-12 2023-04-12 Robart GmbH Exploration einer unbekannten umgebung durch einen autonomen mobilen roboter
WO2019216578A1 (en) * 2018-05-11 2019-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for executing cleaning operation
CN116211176A (zh) * 2021-02-03 2023-06-06 追觅创新科技(苏州)有限公司 一种智能清洁设备的控制方法及智能清洁设备
CN113509104B (zh) * 2021-04-25 2022-06-17 珠海格力电器股份有限公司 一种清扫方法、存储介质和清洁机器人

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111374599A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 珠海市一微半导体有限公司 具有血压监测功能的扫地机器人的控制方法及扫地机器人

Also Published As

Publication number Publication date
US20050216122A1 (en) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3832593B2 (ja) 自走式掃除機
US20050216122A1 (en) Self-propelled cleaner
US20050212680A1 (en) Self-propelled cleaner
US20050234611A1 (en) Self-propelled cleaner
JP2005296510A (ja) 監視カメラを備えた自走式掃除機
US20050273226A1 (en) Self-propelled cleaner
JP2005304540A (ja) 監視カメラを備えた自走式掃除機
KR101771869B1 (ko) 주행체 장치
US20050288079A1 (en) Self-propelled cleaner
WO2018087951A1 (ja) 自律走行体
US20050166355A1 (en) Autonomous mobile robot cleaner
US20060132318A1 (en) Self-propelled cleaner and self-propelled traveling apparatus
US20050171636A1 (en) Autonomous mobile robot cleaner system
CA2945743C (en) Autonomous traveling body
JP2019103618A (ja) 電気掃除機
JP2006043175A (ja) 自走式掃除機
JP2006095005A (ja) 自走式掃除機
JP3721939B2 (ja) 移動作業ロボット
JP2007148591A (ja) 自走式掃除機
JP2006061439A (ja) 自走式掃除機
US20050251312A1 (en) Self-propelled cleaner
JP2005296509A (ja) 自走式掃除機
JP2001325024A (ja) 移動作業ロボット
JP2005304515A (ja) 自走式掃除機
JP2019109854A (ja) 自律走行体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060906

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060919