JP2006127632A - 光ディスク装置及びその情報記録方法 - Google Patents

光ディスク装置及びその情報記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
光ディスク装置において、短時間の情報記録と記録品質確保とを可能にする技術の提供。
【解決手段】
光ディスクの記録ゾーンを複数の記録ゾーンに分割し、該分割された記録ゾーン毎に、バッファメモリのバッファエンプティの度数をカウントし、該カウント結果に基づいて記録速度を制御する。また、上記カウント結果の判別は、予め記録ゾーン毎に設定した基準値と比較することにより行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスク装置に係り、特に、情報記録時のバッファアンダーランによる記録速度及び記録品質の低下を回避する技術に関する。
本発明に関連した従来技術としては、例えば、特開2004−127383号公報(特許文献1)や特開2003−151207号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開2004−127383号公報には、光ディスク装置において、バッファアンダーラン回避処理の多発時に記録時間を短縮するために、記録の中断回数をカウントし、該カウント数が所定値以上の場合に光ディスクの記録速度を低速側に切替えるとした技術が記載され、特開2003−151207号公報には、光ディスク装置において、データ書込み中の中断回数が多い場合に該回数を減少させるために、バッファアンダーランが生じた際にはデータ書込みを中断し、バッファメモリに十分なデータが蓄積された際にデータ書込みを再開するように制御する手段として、記録保護機能の作動回数をカウントし、該カウントされた作動回数が中断限度回数を超えた場合に書込み速度を遅くするように制御するとしたものが記載されている。
特開2004−127383号公報 特開2003−151207号公報
上記両公報記載の従来技術では、記録ゾーンによらず記録開始時からの記録中断回数をカウントし、該カウントした記録中断回数を基準回数と比較し、該結果に基づき記録速度を低速側に切替えるという制御方式のため、記録品質を十分に確保できない場合が生ずる可能性がある。例えば追記記録を行うような場合には、該追記記録の開始時点からの記録中断回数がカウントされる。このため、該カウント数が上記基準回数に達しない場合には、たとえバッファメモリがバッファエンプティ状態を繰り返し引き起こす状況にあったとしても、記録速度の低速側への切替えは実行されず、もとの記録速度のままで記録動作が続行され、その結果、該追加記録の記録時間が増加するとともに記録品質が低下してしまうおそれがある。また、ディスクへの記録速度がディスク半径方向に対して一定ではなく、段階的に上昇するZCLV記録方式制御や徐々に上昇するCAV記録方式制御の場合では、ディスク記録位置の記録速度の変化に応じたバッファメモリのバッファエンプティ状態を適切に判断することが困難と考えられ、このために、記録速度の低速側への切替えは実行されず、上記追加記録の場合の記録時間が増加するとともに、記録品質も低下してしまうおそれがある。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、データ記録時にバッファアンダーランが起きる回数を極力減少させて、記録時間の増大を抑えかつ記録品質の低下を防止することができるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決し、光ディスク装置において、短時間の情報記録と記録品質確保とを可能にする技術を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、光ディスク装置において、光ディスクの記録ゾーンを複数の記録ゾーンに分割し、該分割された記録ゾーン毎に、バッファメモリのバッファエンプティの度数をカウントし、該カウント結果に基づいて記録速度を制御する。また、上記カウント結果の判別は、予め上記複数の記録ゾーン毎に設定した基準値と比較することにより行う。具体的には、本発明は、上記を基本構成要件とする光ディスク装置と、上記を経時的基本動作要件とする光ディスク装置の情報記録方法である。
本発明によれば、光ディスク装置において、バッファアンダーランが起きる回数を減少させて、記録時間の増大が抑えられかつ記録品質の低下を防止することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施形態の説明図である。図1は、本発明の実施形態としての光ディスク装置の構成例図、図2は、図1の光ディスク装置におけるパーシャルCAV方式(部分的角速度一定方式)制御の場合の光ディスクの記録ゾーンと記録速度の説明図、図3は、図1の光ディスク装置の記録動作手順の説明図、図4は、図1の光ディスク装置におけるZCLV方式(ゾーン線速度一定方式)制御の場合の光ディスクの記録ゾーンと記録速度の説明図である。
図1において、100は光ディスク装置、1は光ディスク、2は光ディスク1を回転駆動するためのスピンドルモータ、3は、光ディスク1に対しレーザー光を照射し、該光ディスク1にデータを記録したり、記録されたデータを読み出したりする光ピックアップ、4は、光ピックアップ3により読み出されたデータに基づきアナログ信号処理を行い、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号やRF信号などを形成して出力するアナログフロントエンドプロセッサ、5は、サーボ制御系が構成され、光ディスク1の半径方向に複数に区分された記録ゾーン内で、スピンドルモータ2の速度制御や、光ピックアップ3内の対物レンズ(図示なし)に対してフォーカスエラー信号によるフォーカス制御やトラッキングエラー信号によるトラッキング制御などを行う第1の制御部としてのサーボコントロール部、6は、記録信号に基づき、光ピックアップ3内のレーザーダイオード(図示なし)のレーザー発光動作を制御するレーザーコントロール部、7は、記録信号の変調などの記録信号処理や、RF信号の復調などの再生信号処理等を行うデジタル記録再生信号処理部、8は、アナログフロントエンドプロセッサ4で形成されたRF信号からクロックを再生するクロック再生部、9は、装置全体の基本的制御を行う第2の制御部としてのシステムプロセッサ、10は、システムプロセッサ9の動作プログラムなどを記憶するフラッシュROM、50は、光ディスク装置100との間で記録用データの転送や再生データの転送を行うホストコンピュータ、11は、ホストコンピュータ50と光ディスク装置100との間で転送信号の授受を行うインターフェース部、20は、ホストコンピュータ50側から転送される記録用データや光ディスク装置100側からホストコンピュータ50側に転送される再生データを一時記憶するためのバッファメモリである。
光ディスク1は、その記録面が、ディスク半径方向に区分された複数の同心円環状の記録ゾーンに分割されている。第2の制御部としての上記システムプロセッサ9は、該記録ゾーン毎に、上記バッファメモリ20のバッファエンプティを検出してその度数(回数)をカウントし、該カウント結果としての度数を、予め設定されている基準値と比較し、該カウントされた度数が該基準値に達したか否かを判別する。該判別の結果、該カウントされた度数が該基準値に達したときは、上記スピンドルモータ2の回転速度を変えるための制御信号を形成し、該制御信号を、第1の制御部としての上記サーボコントロール部5側に出力する。インターフェース部11は、バッファメモリ20に対し、記録用データや再生データの記憶や読み出しを制御する。ここで、上記基準値とは、バッファエンプティのカウント数の判別の基準となるデジタルの数値または、信号例えばバッファエンプティの度数(回数)に対応したレベルの電圧信号などを指すものとする。
上記構成において、記録時、上記ホストコンピュータ50から記録用データが、インターフェース部11を介して光ディスク装置100側に転送されると、該記録用データは、バッファメモリ20にいったん記憶された後に読み出され、デジタル記録再生信号処理部7に入力される。該デジタル記録再生信号処理部7は該記録用データに基づく記録信号を変調する。該変調された記録信号はレーザーコントロール部6に入力され、該レーザーコントロール部6は該変調記録信号に基づき光ピックアップ3内のレーザーダイオード(図示なし)におけるレーザー光の発光を制御する。該レーザーダイオードで発光された所定の強さのレーザー光は、光ピックアップ3内の対物レンズ(図示なし)から光ディスク1の記録面に照射され、該記録面に上記記録用データの情報を記録する。
このとき、システムプロセッサ9は、光ディスク1の上記記録ゾーン毎に、バッファメモリ20から読み出されインターフェース部11からデジタル記録再生信号処理部7に送られる記録用データを監視して、該記録ゾーン毎に、上記バッファメモリ20のバッファエンプティを検出してその度数(回数)を、予め記録ゾーン毎に設定されている基準値と随時比較しながらカウントし、該カウントした度数が該基準値に達したか否かを随時判別し、該判別の結果、該カウントされた度数が該基準値に達したとき、上記スピンドルモータ2の回転速度を落すための制御信号を形成し、該制御信号をサーボコントロール部5側に出力する。サーボコントロール部5は、サーボ制御系により、該制御信号に基づく制御を行い、スピンドルモータ2の回転速度を所定値まで落し、光ディスク1の回転速度を例えば1ランク分下げる。例えば、複数の記録ゾーンのうちの1つの記録ゾーンAに記録用データを8倍速で記録している場合であって該記録ゾーンAの上記基準値が「10」と設定されている場合、該記録ゾーンA内で8倍速での記録動作中に、システムプロセッサ9は、上記バッファメモリ20がバッファエンプティとなる度数(回数)を検出してカウントし、その度数(回数)が基準値の「10」に達した時に上記制御信号を形成し、サーボコントロール部5側に出力する。
サーボコントロール部5は、サーボ制御系により、該制御信号に基づくサーボ制御を行い、スピンドルモータ2の回転速度を、光ディスクの回転速度が例えば6倍速になる速度に下げる。該6倍速で光ディスク装置100は、記録用データのバッファメモリ20への取り込みとその読み出しを行いながら記録動作を続行し、システムプロセッサ9は、該6倍速の状態で、バッファエンプティとなる度数(回数)の検出、カウント、基準値との比較、判別を行う。バッファエンプティとなる度数(回数)が「10」に達しない場合は、その記録ゾーンA内ではそのまま6倍速状態で記録を行う。また、上記8倍速でバッファエンプティとなる度数(回数)が「10」に達しない場合は、記録ゾーンA内ではそのまま8倍速での記録を行う。記録ゾーンA内での記録を終了すると、例えば次の記録ゾーンB内の記録動作に移る。
記録ゾーンBでは記録用データを例えば10倍速の通常倍速で記録されるようになっておりかつ該記録ゾーンBの上記基準値が「12」と設定されているものとする。該記録ゾーンB内でも、光ディスク装置100は、該10倍速で記録用データのバッファメモリ20への取り込みとその読み出しを行いながら記録動作を行い、システムプロセッサ9は、バッファエンプティとなる度数(回数)の検出、カウント、基準値「12」との比較、判別を行う。バッファエンプティとなる度数(回数)が「12」に達した場合は、システムプロセッサ9は、制御信号を形成し、サーボコントロール部5側に出力する。サーボコントロール部5は、サーボ制御系により、該制御信号に基づくサーボ制御を行い、スピンドルモータ2の回転速度を、光ディスクの回転速度が例えば8倍速になる速度まで下げて記録を行う。上記10倍速でバッファエンプティとなる度数(回数)が「12」に達しない場合は、記録ゾーンB内ではそのまま10倍速で記録を行う。上記8倍速に下げた場合も、光ディスク装置100は、該8倍速で記録用データのバッファメモリ20への取り込みとその読み出しを行いながら記録動作を行い、システムプロセッサ9は、該8倍速状態で、バッファエンプティとなる度数(回数)の検出、カウント、基準値「12」との比較、判別を行い、バッファエンプティとなる度数(回数)のカウント値が基準値「12」に達しない場合は、その記録ゾーンB内ではそのまま8倍速で記録を行う。上記「10」や「12」等の基準値は記録ゾーン毎に適切な値が設定され、例えば、ディスク外周側の記録ゾーンにおける基準値の方が、ディスク内周側の記録ゾーンにおける基準値よりも大きい値に設定される。また、一旦回転速度が低下した場合は例えばその記録ゾーンの基準値「12」を基準値「10」に、その記録ゾーン以降の基準値をそれに合わせて減少させて切替えるなどとしてもよい。
以下、図2〜図4の説明において用いる上記図1の装置の構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いる。
図2は、図1の光ディスク装置100におけるパーシャルCAV方式(部分的角速度一定方式)制御の場合の、光ディスク1の記録ゾーンと記録速度の説明図である。(a)は光ディスク1の記録ゾーン例、(b)は記録ゾーンに対応した記録速度例を示す。
図2において、光ディスク1は、その記録面が、(a)のようにディスク半径方向に区分された複数の同心円環状の記録ゾーンA〜Eに分割(ゾーン分割)されている。記録速度は、記録ゾーンA〜Eに対応したパーシャルCAV方式制御の速度であって、記録ゾーンA〜DではCAV方式制御の速度、記録ゾーンEではCLV方式(線速度一定方式)制御の速度である。各記録ゾーンの記録速度は、記録ゾーンAでは通常は8倍速、記録ゾーンBでは同10倍速、記録ゾーンCでは同12倍速、記録ゾーンDでは同14倍速、記録ゾーンEでは同16倍速である。記録ゾーンA〜Eではそれぞれ、記録ゾーン毎に、システムプロセッサ9が、カウントしたバッファエンプティの度数(回数)の比較・判別をするための基準値が設定されている。例えば、記録ゾーンAでは基準値が「10」、記録ゾーンBでは同「12」、記録ゾーンCでは同「14」、記録ゾーンDでは同「16」、記録ゾーンEでは同「18」と設定されているものとする。
かかる構成において、例えば、記録ゾーンA〜Eの全てにA〜Eの順で記録を行うとした場合、記録ゾーンAでは、8倍速のCAV方式制御で光ディスクを回転させた状態で、システムプロセッサ9は、バッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を基準値「10」と比較し、該基準値「10」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま8倍速のCAV方式制御で光ディスクを回転させる。記録ゾーンAの記録を終了すると、次の記録ゾーンBでの記録に移行する。このとき、システムプロセッサ9は、記録ゾーンの境界部(切れ間部)ロを検出し、記録ゾーンAでカウントしたバッファエンプティの度数(回数)(カウント値)をクリアして初期状態の「0」にリセットする。同様に、記録ゾーンBでは、10倍速のCAV方式制御で光ディスクを回転させた状態で、システムプロセッサ9は、バッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を基準値「12」と比較し、該基準値「12」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま10倍速のCAV方式制御で光ディスクを回転させ、記録を続ける。記録ゾーンBの記録を終了すると、次の記録ゾーンCでの記録に移行する。システムプロセッサ9は、記録ゾーンCでも同様の制御を行う。
例えば、記録ゾーンDにおける記録動作の途中a点で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が基準値「16」に達したとすると、システムプロセッサ9は制御信号を形成してサーボコントロール部5側に出力する。サーボコントロール部5は該制御信号に従って、スピンドルモータ2の回転速度を下げて光ディスク1の回転速度を14倍速の記録速度に下げる(b点)。該14倍速の記録速度で記録を続行し、さらにc点で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が基準値「16」に達したとすると、システムプロセッサ9は制御信号を形成してサーボコントロール部5を制御し、スピンドルモータ2の回転速度を下げて光ディスク1の回転速度を12倍速の記録速度に下げる(d点)。その後、該記録ゾーンDにおける記録動作で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が基準値「16」に達しない場合は、そのまま12倍速の記録速度で記録を行う。なお、記録速度を下げた時点で、そのゾーンのバッファエンプティの度数(回数)はゼロクリアされ、または基準値「16」の数値を「12」等に減少させる入れ替えは行われるものとする。
記録ゾーンDの記録を終了すると、次の記録ゾーンEでの記録に移行する。このとき、システムプロセッサ9は、記録ゾーンDと記録ゾーンEとの境界部(切れ間部)ホを検出し、記録ゾーンDでカウントしたバッファエンプティの度数(回数)(カウント値)をクリアして初期状態の「0」にリセットする。記録ゾーンEでは、16倍速のCLV方式制御で光ディスクを回転させた状態で、システムプロセッサ9は、バッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を基準値「18」と比較し、該基準値「18」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま16倍速のCLV方式制御で光ディスクを回転させて記録を続け、やがて記録動作を終了する。また、該記録ゾーンEで、上記記録ゾーンDで記録速度を下げたままの例えば12倍速の状態とした場合は、システムプロセッサ9は、該12倍速においてバッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を新しく設定された基準値例えば「12」と比較し、該基準値「12」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま12倍速のCLV方式制御で光ディスクを回転させて記録を続け、やがて記録動作を終了する。
図3は、図1の光ディスク装置100の記録動作手順の説明図である。
図3において、
(1)システムプロセッサ9は、光ディスク装置100に対し記録動作をスタートさせる(ステップS301)。
(2)システムプロセッサ9は、記録位置すなわち記録ゾーンの取り込みを行う(ステップS302)。
(3)システムプロセッサ9は、バッファエンプティか否かを判別、すなわち、バッファエンプティの検出を行う(ステップS303)。
(4)システムプロセッサ9は、ステップS303における判別の結果、バッファエンプティである場合は、該バッファエンプティのカウント値を1つ加算する(ステップS304)。
(5)システムプロセッサ9は、記録位置が記録ゾーン間の境界部(切れ間部)にあるか否かを判別する(ステップS305)。
(6)ステップS305における判別の結果、記録位置が記録ゾーン間の境界部(切れ間部)にない場合すなわちまだ記録位置は記録ゾーン中にある場合、システムプロセッサ9は、バッファエンプティのカウント値が、その記録ゾーンに対応して設定されている基準値と比較し、該基準値に達したか否かを判別する(ステップS306)。
(7)ステップS306における判別の結果、バッファエンプティのカウント値が、該基準値に達していない場合は、システムプロセッサ9は、バッファエンプティが解除されたかどうかを判別する(ステップS309)。
(8)ステップS309における判別の結果、バッファエンプティが解除された場合は、そのまま記録動作を続行させて1ブロックの記録を行わせる(ステップS310)。
(9)システムプロセッサ9は、記録動作を終了させてよいか否かを判別する(ステップS311)。
(10)ステップS311における判別の結果、記録動作を終了させてよい場合は、光ディスク装置100は記録動作を終了する(ステップS312)。
(11)上記ステップS303における判別の結果、バッファエンプティでない場合は、システムプロセッサ9は、そのまま記録動作を続行させて1ブロックの記録を行わせる(ステップS310)。
(12)上記ステップS305における判別の結果、記録位置が記録ゾーン間の境界部(切れ間部)にある場合は、システムプロセッサ9は、バッファエンプティのカウントをクリアしてカウント値を初期値の「0」に戻し(ステップS307)、その後バッファエンプティが解除されたかどうかを判別する(ステップS309)。
(13)上記ステップS306における判別の結果、バッファエンプティのカウント値がその記録ゾーンに対応して設定されている基準値に達した場合、システムプロセッサ9は、制御信号を形成して該制御信号でサーボコントロール部5を制御し、スピンドルモータ2の回転速度を下げて光ディスク1の回転速度を1ランク下の記録速度に下げる(ステップS308)。この場合、そのゾーンでのバッファエンプティカウント数もクリアされ、また、そのゾーン以降の基準値も数値を減少させて再設定する。
上記(1)〜(13)の一連の動作は、システムプロセッサ9が、プログラムに従い、上記ステップS301〜ステップS312の一連の手順を実行することにより自動的に行われる。システムプロセッサ9に該諸手順を実行させる該プログラムは、光ディスク装置100内のフラッシュROMに予め記憶されている。
本発明が適用される光ディスク装置は、上記パーシャルCAV方式制御のものに限らず、例えばZCLV方式制御のものなどであってもよい。
図4は、図1の光ディスク装置におけるZCLV方式制御の場合の光ディスクの記録ゾーンと記録速度の説明図である。本ZCLV方式制御の場合も、システムプロセッサ9による制御動作は、基本的に、上記図2における場合と同じである。例えば、記録ゾーンDにおける記録動作の途中a'点で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が、記録ゾーンD用に設定された基準値「16」に達したとすると、システムプロセッサ9は制御信号を形成してサーボコントロール部5側に出力する。サーボコントロール部5は該制御信号に従って、スピンドルモータ2の回転速度を下げて光ディスク1の回転速度を12倍速の記録速度に下げる(b'点)。該12倍速の記録速度で記録を続行し、さらにc'点で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が基準値「16」に達したとすると、システムプロセッサ9は制御信号を形成してサーボコントロール部5を制御し、スピンドルモータ2の回転速度を下げて光ディスク1の回転速度を10倍速の記録速度に下げる(d'点)。その後、該記録ゾーンDにおける記録動作で、システムプロセッサ9によりカウントされたバッファエンプティの度数(回数)が基準値「16」に達しない場合は、そのまま10倍速の記録速度で記録を行う。
記録ゾーンDの記録を終了すると、次の記録ゾーンEでの記録に移行する。このとき、システムプロセッサ9は、記録ゾーンDと記録ゾーンEとの境界部(切れ間部)ホを検出し、記録ゾーンDでカウントしたバッファエンプティの度数(回数)(カウント値)をクリアして初期状態の「0」にリセットする。記録ゾーンEでは、16倍速のCLV方式制御で光ディスクを回転させた状態で、システムプロセッサ9は、バッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を基準値「18」と比較し、該基準値「18」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま16倍速のCLV方式制御で光ディスクを回転させて記録を続け、やがて記録動作を終了する。また、該記録ゾーンEで、上記記録ゾーンDで記録速度を下げたままの例えば10倍速の状態とした場合は、システムプロセッサ9は、該10倍速においてバッファエンプティの度数(回数)を検出してその度数をカウントし、カウントした度数を新しく設定された基準値例えば「12」と比較し、該基準値「12」に達したか否かを判別し、達しない場合はそのまま10倍速のZCLV方式制御で光ディスクを回転させて記録を続け、やがて記録動作を終了する。
上記図1〜図4で説明した本発明の実施例によれば、光ディスクの記録面を複数の記録ゾーンに分割し、該記録ゾーン毎に、バッファエンプティの度数(回数)を検出してカウントし、該カウント値が予め設定された基準値に達した場合に記録ゾーン毎に記録速度を低減させて、ホストコンピュータ50からの記録用データの転送速度に合せるため、きめの細かい記録速度の制御が可能となり、記録品質の低下を防ぐことができる。特に、追記記録を行うような場合には、ディスクの途中から記録開始するため、そのゾーンに対応する基準値に応じてバッファエンプティの度数(回数)を検出しカウントし、該カウント値が予め設定された基準値に達した場合に該記録ゾーンの記録速度を低減させることができる。このため、ディスクの記録位置に対して効果的に、バッファアンダーランに陥る回数を減少させることができる。また、記録ゾーン毎に設定される基準値に基づき上記カウント値の判別を行う構成であるため、バッファエンプティとなりにくい記録速度の低い記録ゾーンでは低い基準値とし、バッファエンプティとなり易い記録速度の高い記録ゾーンでは高い基準値とすることで、記録品質の向上と併せ記録時間の短縮化も可能となる。さらに、上位のホストコンピュータのデータ転送速度が何かの要因により、突然著しく低下した場合においても、本方式の記録速度低減化方式であれば、バッファエンプティ度数(回数)による記録速度のチェックがゾーン毎に細分化されて行われるため、即座にデータ転送速度の低下を検出し、記録速度をそのデータ転送速度に対応した記録速度に低下させて記録することができ、これによりディスクのバッファアンダーラン記録による記録品質の大幅劣化を回避することが可能となる。
なお、上記実施例では、バッファエンプティのカウント数が基準値に達した場合は、記録速度を1ランク分下げるとしたが、2ランク以上下げるようにしてもよい。また、上記実施例では、ディスクの外周側位置になるに従い記録速度が上昇するパーシャルCAV方式制御の場合やZCLV方式制御の場合の例について述べたが、記録速度がディスク記録面の全面に対して一定となるCLV方式制御の場合でも同様である。
本発明の実施形態としての光ディスク装置の構成例図である。 図1の光ディスク装置におけるパーシャルCAV方式制御の場合の記録速度の説明図である。 図1の光ディスク装置における記録動作手順の説明図である。 図1の光ディスク装置におけるZCLV方式制御の場合の記録速度の説明図である。
符号の説明
1…光ディスク、
2…スピンドルモータ、
3…光ピックアップ、
4…アナログフロントエンドプロセッサ、
5…サーボコントロール部、
6…レーザーコントロール部、
7…デジタル記録再生信号処理部、
8…クロック再生部、
9…システムプロセッサ、
10…フラッシュROM、
11…インターフェース部、
50…ホストコンピュータ、
20…バッファメモリ、
100…光ディスク装置。

Claims (5)

  1. ホストコンピュータ側から転送される記録用データを光ディスクに記録する光ディスク装置であって、
    上記転送された記録用データを一時記憶するバッファメモリと、
    上記光ディスクの半径方向に区分された記録ゾーン毎に、上記バッファメモリのバッファエンプティの度数をカウントし、該カウント結果に基づき記録速度の制御を行う制御部と、
    を備え、上記制御された記録速度で上記記録ゾーンに上記記録用データを記録する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. ホストコンピュータ側から転送される記録用データを光ディスクに記録する光ディスク装置であって、
    上記光ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、
    サーボ制御系により上記スピンドルモータの回転速度制御を行う第1の制御部と、
    上記転送された記録用データを一時記憶するバッファメモリと、
    上記光ディスクの半径方向に区分された記録ゾーン毎に、上記バッファメモリのバッファエンプティを検出してその度数をカウントし、該カウント結果を予め設定された基準値と比較して判別し、該判別の結果に基づき、上記スピンドルモータの回転速度を変えるための制御信号を形成し上記第1の制御部側に出力する第2の制御部と、
    を備え、上記記録ゾーン毎に上記バッファメモリのデータ記憶状態に対応した速度で上記光ディスクを回転させ、上記記録ゾーンに上記記録用データを記録する構成としたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 上記第2の制御部は、上記記録ゾーン毎に設定される基準値に基づき上記カウント結果の判別を行う構成である請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記基準値は、外周側の記録ゾーンにおける基準値の方が、上記光ディスクの内周側の記録ゾーンにおける基準値よりも大きい値に設定されている請求項2または請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. ホストコンピュータ側から転送される記録用データをバッファメモリに一時記憶した後光ディスクに記録する光ディスク装置の情報記録方法であって、
    上記記録用データの記録を行う光ディスクの半径方向に区分された記録ゾーンのそれぞれにおいて、
    上記バッファメモリのバッファエンプティとなる度数をカウントする第1のステップと、
    上記カウントされた度数を、予め設定されている基準値と比較し、該基準値に達したか否かを判別する第2のステップと、
    上記判別の結果、上記カウントされた度数が上記基準値に達したとき、上記光ディスクの回転速度を低減する第3のステップと、
    上記低減した回転速度で光ディスクを回転させ、所定の記録ゾーンに上記記録用データを記録する第4のステップと、
    を経て情報記録を行うことを特徴とする光ディスク装置の情報記録方法。
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