JP2006127282A - ディジタル信号処理装置、ディジタル信号処理方法及びプログラム並びに認証装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置、ディジタル信号処理方法及びプログラム並びに認証装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
処理効率の低下を一律に防止し得るディジタル信号処理装置を提案する。
【解決手段】
入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する抽出手段と、当該抽出された抽出対象データのデータサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段と、当該選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段とを設けるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ディジタル信号処理装置、ディジタル信号処理方法及びプログラム並びに認証装置に関し、例えば高速フーリエ変換(FFT(Fast Fourier Transform))を実行する場合に適用して好適なものである。
この高速フーリエ変換(以下、これをFFTと呼ぶ)は、ビット逆転やバタフライ演算を採用することによって、複素乗算の演算を共用することにより、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)の演算時間の高速化を図るようにしたアルゴリズムである。
例えば、n個のデータに対して離散フーリエ変換を実行する場合、通常ではn回の複素乗算回数を要するのに対し、nlogn回の複素乗算回数にまで減らすことができる。この複素乗算回数の削減に伴う演算時間の相違は、具体的には、例えば1秒間に10回の演算が可能なコンピュータによりn=230のデータに対して離散フーリエ変換を実行するものと仮定した場合、30年と3分となる。
このようにFFTは、離散フーリエ変換における演算量を飛躍的に削減できるため、当該演算対象のデータ数が多くなるほど、その威力が発揮されることになる。
ここで、かかる離散フーリエ変換は、畳み込み演算をフーリエ空間上で実現することができる。これは、例えば2つの関数f(x)及びg(x) の畳み込み演算を想定した場合、これら関数f(x)及びg(x)の離散フーリエ変換の積とは互いに等しい関係にあるからである。実際には、畳み込み対象を離散フーリエ変換し、当該変換後の積を逆離散フーリエ変換することにより畳み込み演算結果を得ることができる。
従って、FFTは、フーリエ変換による畳み込み演算を要する処理、例えば、データ成分を調べるための処理(周波数分析処理)、あるデータにおける任意の成分を合成するための処理(波形合成処理)又はデータから必要な成分を取り出すための処理(ディジタルフィルタ処理)などに広く一般的に採用されている(例えば特許文献1参照)。
特表2003−509748公報
ところで、かかるFFTを実現するアルゴリズムとして、Cooley-Tukey型と、Prime Factor型とが一般的に知られている。このCooley-Tukey型のFFTでは、2の冪乗に分解できるデータサイズのデータであれば離散フーリエ変換の演算時間を効率よく短縮できる計算手法が採用されているのに対し、Prime Factor型のFFTでは、小さな素数の積に分解できるデータサイズのデータであれば離散フーリエ変換の演算時間を効率よく短縮できる計算手法が採用されている。
従ってFFTは、離散フーリエ変換を効率良く実行するためのデータ分割条件の内容に違いを有しているが、当該データ分割条件があるという点において共通している。
しかしながら、あるデータの一部を任意に抽出し、当該抽出した一部のデータに対してFFTを実行するといった状況を想定した場合、一部のデータのデータサイズがFFTのデータ分解条件を満たすとは限らないため、抽出対象のデータに応じてFFTの処理効率が著しく低減するという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、処理効率の低下を一律に防止し得るディジタル信号処理装置、ディジタル信号処理方法及びプログラム並びに処理効率を向上し得る認証装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明は、ディジタル信号処理装置において、入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出された抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段と、当該選択手段により選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段とを設けるようにした。
従ってこのディジタル信号処理装置では、データ分解条件を満たさないデータサイズとして抽出対象データが抽出された場合であっても、当該データ分解条件を満たすデータサイズを、このとき抽出された抽出対象データのデータサイズの近傍から自動的に選択することができるため、当該抽出対象データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、抽出対象データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を未然に防止することができる。
また本発明は、ディジタル信号処理方法において、入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する第1のステップと、抽出された抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する第2のステップと、選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する第3のステップとを設けるようにした。
従ってこのディジタル信号処理方法では、データ分解条件を満たさないデータサイズとして抽出対象データが抽出された場合であっても、当該データ分解条件を満たすデータサイズを、このとき抽出された抽出対象データのデータサイズの近傍から自動的に選択することができるため、当該抽出対象データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、抽出対象データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
さらに本発明は、制御を司る装置に対して、入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する第1の処理と、抽出した抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する第2の処理と、選択したデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する第3の処理とを実行させるようにした。
従ってこのプログラムでは、データ分解条件を満たさないデータサイズとして抽出対象データが抽出された場合であっても、当該データ分解条件を満たすデータサイズを、このとき抽出された抽出対象データのデータサイズの近傍から自動的に選択することができるため、当該抽出対象データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、抽出対象データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
さらに本発明は、認証装置において、生体の認証対象を撮像した結果得られる画像データのうち、認証対象に対応する部分の画像データを抽出対象データとして抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出された抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段と、当該選択手段により選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段と、当該演算手段により演算された結果を照合対象の一方として照合する照合手段とを設けるようにした。
従ってこの認証装置では、認証対象に対応する部分の画像データがデータ分解条件を満たさないデータサイズとして抽出された場合であっても、当該データ分解条件を満たすデータサイズを、このとき抽出された画像データのデータサイズの近傍から自動的に選択することができるため、当該画像データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、画像データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができると共に、その演算後の照合処理の負荷を格段に低減することができる。
本発明によれば、入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出し、当該抽出された抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択し、当該選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行するようにしたことにより、抽出対象データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、抽出対象データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができ、かくして処理効率の低下を一律に防止することができる。
また本発明によれば、生体の認証対象を撮像した結果得られる画像データのうち、認証対象に対応する部分の画像データを抽出対象データとして抽出し、当該抽出された抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択し、当該選択されたデータサイズからなる抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行し、当該演算された結果を照合対象の一方として照合するようにしたことにより、当該画像データのデータサイズにかかわらず、元のデータサイズに近い状態で、画像データに対する畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができると共に、その演算後の照合処理の負荷を格段に低減することができ、かくして処理効率を向上することができる。
以下図面について本発明を適用した実施の形態を詳述する。
(1)認証装置の全体構成
図1において、1は全体として本実施の形態による認証装置1を示し、血管撮像部2と、信号処理部3とがケーブルを介して相互に接続されることにより構成される。
この血管撮像部2は、認証装置1の筺体1Aの所定位置に指FGを模るようにして形成された湾曲形状のガイド溝11を有し、当該ガイド溝11の底面には撮像開口部12が配設されている。
これによりこの血管撮像部2は、ガイド溝11にあてがうようにして接触される指FGの指腹を撮像開口部12上にガイドし、当該ガイド溝11の先端に指先を当接するように接触される指FGに対する撮像開口部12の位置を撮像者に応じて位置決めし得るようになされている。
そしてこの撮像開口部12の表面には、所定材質でなる無色透明の開口カバー部13が設けられている一方、筺体1Aの内部における撮像開口部12の直下には、カメラ部14が配設されている。
またガイド溝11の側面には、ヘモグロビンに対して特異的に吸収される近赤外光を血管の撮像光として照射する1対の近赤外光光源15(15A及び15B)が、ガイド溝11の短手方向と平行に撮像開口部12を挟み込むようにして配置されており、当該ガイド溝11に接触された指FGの指腹側部分に近赤外光を照射し得るようになされている。
従ってこの血管撮像部2では、指FGの指腹底に近赤外光を照射する場合に比して、指FG表面で反射する近赤外光の割合が格段に抑えられる。また指FG表面を介してその内方に入射する近赤外光は、血管を通るヘモグロビンに吸収されると共に血管以外の組織において散乱するようにして指FG内方を経由し、当該指FGから血管を投影する近赤外光(以下、これを血管投影光と呼ぶ)として、撮像開口部12及び開口カバー部13を順次介してカメラ部14に入射する。
カメラ部14においては、マクロレンズ16と、酸素化及び脱酸素化双方のヘモグロビンに依存性の有する波長域(およそ900[nm]〜1000[nm])の近赤外光だけを透過する近赤外光透過フィルタ17と、CCD撮像素子18とが順次配設されており、開口カバー部13から入射する血管投影光をマクロレンズ16及び近赤外光透過フィルタ17を順次介してCCD撮像素子18の撮像面に導光する。これによりこのカメラ部14は、近接する指FGの内方に混在する静脈系及び動脈系双方の毛細血管を忠実に結像し得るようになされている。
CCD撮像素子18は、信号処理部3による制御のもとに、撮像面に結像される血管を撮像し、当該撮像結果を画像信号(以下、これを血管画像信号と呼ぶ)SA1、SA2、……、SAnとして信号処理部3に順次出力するようになされている。
一方、信号処理部3は、図2に示すように、制御部20に対して、血管撮像駆動部21、画像処理部22、認証部23、フラッシュメモリFM及び外部とデータの授受をするインターフェース(以下、これを外部インターフェースと呼ぶ)IFをそれぞれ接続することにより構成されている。
この制御部20は、認証装置1全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)と、各種プログラムが格納されるROM(Read Only Memory)と、当該CPUのワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ構成でなり、当該制御部20には、認証装置1の筺体1A表面の所定位置に設けられた操作部(図示せず)の操作に応じて、登録者の血管を登録するモード(以下、これを血管登録モードと呼ぶ)の実行命令COM1又は登録者本人の有無を判定するモード(以下、これを認証モードと呼ぶ)の実行命令COM2が与えられる。
そして制御部20は、操作部(図示せず)から血管登録モードの実行命令COM1が与えられた場合には、ROMに格納された対応するプログラムに基づいて、動作モードを血管登録モードに遷移して血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23をそれぞれ制御する。
この場合、血管撮像駆動部21は、近赤外光光源15及びカメラ部14のCCD撮像素子18をそれぞれ駆動するようにして血管撮像部2を起動する。この結果、血管撮像部2では、近赤外光光源15からこのときガイド溝11(図1)に接触される撮像者の指FG(図1)の指腹側部に近赤外光が照射され、当該指FG(図1)を経由してCCD撮像素子18の撮像面に導光される血管投影光がこのCCD撮像素子18から血管画像信号SA1、SA2、……、SAnとして画像処理部22のA/D(Analog/Digital)変換部22Aに順次出力される。
A/D変換部22Aは、血管画像信号SA1、SA2、……、SAnに対してA/D変換処理を施し、この結果得られる血管画像のデータ(以下、これを血管画像データと呼ぶ)DA1、DA2、……、DAnをフィルタ部22Bに送出する。
フィルタ部22Bは、血管画像データDA1、DA2、……、DAnに対して、ノイズ成分除去及び輪郭強調等に対応する各種フィルタリング処理を施し、この結果得られる血管画像データDB1、DB2、……、DBnを2値化部22Cに送出する。
2値化部22Cは、血管画像データDB1、DB2、……、DBnに対して2値化処理を施し、この結果得られる白黒の血管画像(以下、これを2値血管画像と呼ぶ)のデータ(以下、これを2値血管画像データと呼ぶ)DC1、DC2、……、DCnを細線化部22Dに送出する。
細線化部22Dは、2値血管画像データDC1、DC2、……、DCnに対して、例えばモルフォロジー処理を施すようにして、当該2値血管画像データDC(DC1〜DCn)に基づく2値血管画像の血管を線状化する。
そして細線化部22Dは、線状化された血管(以下、これを血管線と呼ぶ)からなる複数枚の2値血管画像のうちから1枚の2値血管画像を選択し、当該選択した2値血管画像に対応する2値血管画像データDDを認証部23に送出する。
認証部23は、2値血管画像データDDを所定の形式からなる登録認証情報RCとして生成し、これを制御部20に送出する。
制御部20は、このようにして血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23を制御することによって当該認証部23から登録認証情報RCを受け取ると、この登録認証情報RCをフラッシュメモリFMに登録すると共に、当該血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23に対する制御を解除するようにして血管撮像部2を停止させる。
このようにしてこの制御部20は、血管登録モードを実行することができるようになされている。
これに対して制御部20は、操作部(図示せず)から認証モードの実行命令COM2が与えられた場合には、ROMに格納された対応するプログラムに基づいて、動作モードを認証モードに遷移して血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23をそれぞれ制御すると共に、フラッシュメモリFMに登録された登録認証情報RCを読み出して認証部23に送出する。
この場合、血管撮像駆動部21は、上述の血管登録モードの場合と同様に血管撮像部2を起動する。また画像処理部22は、この血管撮像部2から順次出力される血管画像信号SA(SA1〜SAn)に対して上述の血管登録モードの場合と同様にして各種処理を施し、この結果得られる2値血管画像データDDを認証部23に送出する。
認証部23は、この2値血管画像データDDに基づく2値血管画像と、制御部20によりフラッシュメモリFMから読み出された登録認証情報RCに基づく2値血管画像とにおける血管線の形成パターンを照合する。
そして認証部23は、この照合度合いに応じて、このとき血管撮像部2で撮像されている撮像者が登録者であるか否かを判定し、この判定結果を判定データD1として制御部20に送出する。
制御部20は、このようにして血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23を制御することによって当該認証部23から判定データD1を受け取ると、この判定データD1を外部インターフェースIFを介して外部に転送すると共に、当該血管撮像駆動部21、画像処理部22及び認証部23に対する制御を解除するようにして血管撮像部2を停止させる。
このようにしてこの制御部20は、認証モードを実行することができるようになされている。
このようにこの認証装置1は、生体の内方に介在する固有構造物の血管を認証対象として本人(登録者)の有無を判定する生体認証を実行することにより、生体表面に有する指紋等を対象とする場合に比して、生体からの直接的な盗用のみならず第三者による登録者への成りすましをも防止できるようになされている。
(2)フィルタ部の具体的な処理内容
次に、制御部20の制御のもとにフィルタリング処理を実行するフィルタ部22Bの具体的な処理内容を説明する。
このフィルタ部22Bにおけるフィルタリング処理の処理内容を機能的に分類すると、図3に示すように、血管画像から一部の画像(以下、これを血管部分画像と呼ぶ)を抽出する部分画像抽出部31と、当該抽出された血管部分画像のデータサイズに応じて、FFTを実現するアルゴリズムのデータ分解条件に対応するデータサイズ(以下、これをFFT分解可能サイズと呼ぶ)を選択するデータサイズ選択部32と、当該選択されたデータサイズからなる血管部分画像のデータに基づいて、FFTを採用したフィルタリング処理(以下、これをFFTフィルタ処理と呼ぶ)を実行するFFTフィルタ部33とに分けることができる。
以下、部分画像抽出部31による部分画像抽出処理、データサイズ選択部32によるデータサイズ選択処理及びFFTフィルタ部33によるFFTフィルタ処理をそれぞれ詳細に説明する。
(2−1)部分画像抽出処理
部分画像抽出部31は、例えば図4に示すように、血管画像IM(図4(A))のうち、指に対応する部分(以下、これを指対応部分と呼ぶ)PAを血管部分画像PIM(図4(B))として抽出する。
実際上、部分画像抽出部31は、A/D変換部22Aから供給される血管画像データDA(DA1〜DAn)に基づく血管画像IMを所定の探索順序で探索するようにして当該血管画像IMにおける各画素の輝度値をそれぞれ検出し、これら検出結果に基づいて、血管画像IMにおける指対応部分PAの境界を認識する。
そして部分画像抽出部31は、この指対応部分PAの境界が画像辺縁となるように切り出して血管部分画像PIMを抽出し、当該抽出した血管部分画像PIMのデータ(以下、これを血管部分画像データと呼ぶ)D31(D31〜D31)をデータサイズ選択部32に送出する。
このようにして部分画像抽出部31は、認証対象となる撮像者の指の太さに応じて、血管画像IMにおける横方向のデータサイズ(以下、これを横データサイズと呼ぶ)N[pixel]を削減することができるようになされている。
(2−2)データサイズ選択処理
データサイズ選択部32は、血管部分画像PIMにおける横データサイズNに応じて、当該横データサイズNを基準とした近傍の選択範囲の中からFFT分解可能サイズを選択する。
ここで、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、上述したように、2の冪乗(Cooley-Tukey型のFFT)と、素数の積(Prime Factor型のFFT)との2つが一般的に知られているが、この実施の形態の場合、データサイズ選択部32は、素数の積に分解可能となるFFT分解可能サイズを選択するようになされている。この理由としては、一般に、素数の積を採用するほうが、2の冪乗を採用する場合と比べると、そのとき抽出される血管部分画像PIMの横データサイズNにより近いFFT分解可能サイズを選択することができるからである。
実際上、データサイズ選択部32は、部分画像抽出部31から供給される血管部分画像データD31(D31〜D31)の血管部分画像PIMにおける横データサイズNを認識する。
この状態において、データサイズ選択部32は、例えば図5に示すように、横データサイズNを基準として、予め設定されたデータサイズ(以下、これを設定データサイズと呼ぶ)α(α=1、2、……、又はn)[pixel]を増減してなる「N+α」[pixel]から「N−α」[pixel]までの選択範囲において、予め既定された最大の素数(以下、これを既定既定最大素数と呼ぶ)以下の素数の積に分解可能なFFT分解可能サイズを順次検出する。
この検出結果として、横データサイズNと同じFFT分解可能サイズが存在しない場合、このことは横データサイズNが既定最大素数以下の素数の積として素因数分解できないことを意味する。従って、この場合、データサイズ選択部32は、このとき検出したFFT分解可能サイズのうち、血管部分画像PIMの横データサイズNに最も近いFFT分解可能サイズを選択し、当該選択したFFT分解可能サイズに横データサイズNを変更する。そしてデータサイズ選択部32は、このFFT分解可能サイズからなる血管部分画像データD32(D32〜D32)をFFTフィルタ部33に送出する。
これによりデータサイズ選択部32は、認証対象を表す指対応部分PAの画像サイズに近い状態を維持しつつ、その後に実行されるFFTの処理効率の低下を未然に防止することができるようになされている。
これに対して、かかる検出結果として、横データサイズNと同じFFT分解可能サイズが存在する場合、このことは横データサイズNが既定最大素数以下の素数の積として素因数分解できることを意味する。従って、この場合、データサイズ選択部32は、部分画像抽出部31から供給される血管部分画像データD31(D31〜D31)を変更することなくそのまま血管部分画像データD32(D32〜D32)としてFFTフィルタ部33に送出するようになされている。
このようにしてデータサイズ選択部32は、血管部分画像PIMにおける横データサイズNを基準とした近傍の選択範囲の中からFFT分解可能サイズを選択することができるようになされている。
この実施の形態の場合、データサイズ選択部32では、FFT分解可能サイズを構成する素数の既定最大素数として、選択範囲で選択されるFFT分解可能サイズと、当該FFT分解可能サイズに対するFFTの処理時間との安定度に応じて求められた最適値が選定されている。
ここで、かかる既定最大素数と、当該既定最大素数以下の素数の積として分解可能な512[pixel]以下のFFT分解可能サイズのうち、当該FFT分解可能サイズとして選択できない最大の間隔(以下、これを非選択最大区間と呼ぶ)との関係を図6に示す。
この図6において、例えば既定最大素数を「7」とした場合、非選択最大区間が「30」となっている。念のため、この既定最大素数「7」と、非選択最大区間「30」との関係を1例として細かく説明すると、「7」以下の素数の積として素因数分解可能な512[pixel]以下のデータサイズとしては、「450」(2×3×5)と、「480」(2×3×5)があり、この「450」から「480」までの区間には、素数「7」以下で表現できるデータサイズは存在しないということである。この非選択最大区間が大きいということは、そのとき抽出された血管部分画像PIMの横データサイズNに近いFFT分解可能サイズを選択し難いことを意味する。
この図6からも明らかなように、既定最大素数が小さいほど非選択最大区間(FFT分解可能サイズとして選択できない区間)が大きくなり、これに対して、既定最大素数が大きいほど非選択最大区間が小さくなっており、既定最大素数を決めれば、図5に示した選択範囲(即ち、設定データサイズαの値)が一義的に決まることが分かる。また、既定最大素数を「11」以上に選定すれば、狭い選択範囲において、血管部分画像PIMの横データサイズNに近いFFT分解可能サイズを選択できる傾向にあることが分かる。但し、既定最大素数が大きいと、その分だけその後のFFTでの処理時間が増大してしまう。
そこで、既定最大素数を非選択最大区間が「10」以上「20」以下となる「11」、「13」、「17」及び「19」の4つについて、データサイズが「128」、「256」、「384」及び「512」の前後「64」の範囲を条件として、FFTの処理時間を調べた。この結果を図7〜図14に示す。
これら図7〜図14において、「○」は、設定した最大素数で表現できるデータサイズに対するFFTの処理時間を意味し、「・」は、最大素数では表現できない(より大きな素数を素因数として持つ)データサイズに対するFFTの処理時間を意味し、「*」は、設定した最大素数と最大素数の次に大きな素数だけで作られるデータサイズに対するFFTの処理時間を意味するものである。因みに、最大素数と最大素数の次に大きな素数だけで作られるデータサイズとは、例えば最大素数として「13」を設定した場合には、「11×13」や「13×13」などが該当する。
これら図7〜図14からも明らかなように、いずれの最大素数を選定した場合であっても、ある一定の範囲にFFTの処理時間が属しており、安定していることが分かる。仮に、FFTの処理時間が最小となる最大素数として「11」を選定した場合、最大非選択区間は、「18」であり、初期データサイズ(そのとき抽出された血管部分画像PIMの横データサイズN)とのずれは最大でも「9」となる。なお、「*」に該当するデータサイズも選択しないようにした場合、最大非選択区間に変化はないため、より望ましいことが分かる。
一方、FFTの処理時間が最大となる最大素数として「19」を選択した場合、ある一定の範囲から外れているFFTの処理時間も多少あるが、実質上の問題はない。そして最大非選択区間は、「10」であり、初期データサイズとのずれは最大でも「5」となる。なお、最大素数「11」の場合と同様に、「*」に該当するデータサイズも選択しないようにしても、最大非選択区間に変化はないことが分かる。
以上の図6〜図14からも分かるように、FFT分解可能サイズを構成する素数の既定最大素数として、「11」、「13」、「17」及び「19」には臨界的意義があり、これら値を選定すれば、FFTの処理時間の安定性を維持しつつ、血管部分画像PIMの横データサイズNにより近いFFT分解可能サイズを選択することができる。
(2−3)FFTフィルタ処理
FFTフィルタ部33は、データサイズ選択部32から供給される血管部分画像データD32(D32〜D32)を素数の積として分解する。
そしてFFTフィルタ部33は、素数の積として分解したデータに基づいて、フーリエ変換による畳み込み演算するようにして、例えばラプラシアンと呼ばれる輪郭抽出処理等の各種フィルタリング処理を適宜施し、この処理結果として得られる血管画像データDB(DB1〜DBn)を2値化部22Cに送出するようになされている。
このようにしてFFTフィルタ部34は、素数の積として予め分解可能な血管部分画像データD33に対してFFTフィルタリング処理を実行するため、当該処理の高速化を確実に図ることができるようになされている。
(3)フィルタ部の処理手順
上述のフィルタ部22Bにおける各種処理は、図15に示すフィルタリング処理手順に従って実行される。
すなわちフィルタ部22Bは、A/D変換部22Aから血管画像データDA1を受けると、このフィルタリング処理手順RTをステップSP0において開始し、続くステップSP1において、当該血管画像データDA1に基づく血管画像IM(図4(A))から指対応部分PAを血管部分画像PIM(図4(B))として抽出する。
そしてフィルタ部22Bは、この後、図16に示すデータサイズ選択処理ルーチンSRTをステップSP10において開始し、続くステップSP11に進んで、ステップSP1で抽出した血管部分画像PIMの横データサイズNを基準とした選択範囲N=−α、……、−1、0、1、……、α)のうち最も小さいデータサイズ(=−α)を判断対象として設定し、ステップSP12において、当該判断対象として設定したデータサイズが既定最大素数以下の素数の積として素因数分解できるか否かを判断する。
ここで、フィルタ部22Bは、既定最大素数以下の素数の積として素因数分解できた場合、次のステップSP13において、このとき判断対象として設定したデータサイズ(FFT分解可能サイズ)と横データサイズNとの距離(離れ度合い)を算出し、当該FFT分解可能サイズと距離とを対応付けて内部メモリに一時的に保持する。そしてフィルタ部22Bは、次のステップSP14において、選択範囲N=−α、……、−1、0、1、……、α)におけるデータサイズ全てを判断対象として設定し終わっていないときには、続くステップSP15において、判断対象を1つだけ繰り上げて設定し(+1)、この後ステップSP12に戻って、上述の処理を繰り返す。
これに対して、フィルタ部22Bは、既定最大素数以下の素数の積として素因数分解できなかった場合、次のステップSP14において、選択範囲N=−α、……、−1、0、1、……、α)におけるデータサイズ全てを判断対象として設定し終わっていないときには、続くステップSP15において、判断対象を1つだけ繰り上げて設定し(+1)、この後ステップSP12に戻って、上述の処理を繰り返す。
このようにしてフィルタ部22Bは、横データサイズNを基準とする選択範囲N(図5に示した「N+α」[pixel]から「N−α」[pixel]までの範囲)において、既定最大素数以下の素数の積に分解可能なFFT分解可能サイズを順次検出するようになされている。
一方、フィルタ部22Bは、ステップSP14において、選択範囲N=−α、……、−1、0、1、……、α)におけるデータサイズ全てを判断対象として設定し終わったときには、次のステップSP16において、ステップSP13で内部メモリに保持しておいたFFT分解可能サイズ及び距離に基づいて、ステップSP2で認識した血管部分画像PIMにおける横データサイズNと同じ又は最も近いFFT分解可能サイズを選択する。
この後、フィルタ部22Bは、このデータサイズ選択処理ルーチンSRTから続くステップSP2(図15)に進んで、ステップSP1で抽出した血管部分画像PIMの横データサイズNを、当該データサイズ選択処理ルーチンSRTで選択したFFT分解可能サイズに変更し、続くステップSP3において、当該FFT分解可能サイズからなる血管部分画像データD33に対してFFTフィルタ処理を施す。
そしてフィルタ部22Bは、次のステップSP4に進んで、かかるFFTフィルタ処理結果として得られる血管画像データDBを2値化部22Cに送出した後、次のステップSP5に進んで、このフィルタリング処理手順RTを終了する。
このようにしてフィルタ部22Bは、フィルタリング処理を実行することができるようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、この認証装置1は、指の血管を撮像した結果得られる血管画像データDAのうち、当該指対応部分PA(図4(A))を血管部分画像データD31として抽出する。
そしてこの認証装置1は、血管部分画像データD31に基づく血管部分画像PIM(図5)の横データサイズNを基準とした近傍の選択範囲(「N+α」から「N−α」までの範囲)の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択し、当該選択したFFT分解可能サイズからなる血管部分画像データD32をデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する。
従ってこの認証装置1では、血管部分画像データD31がデータ分解条件を満たさないデータサイズとして抽出された場合であっても、当該データ分解条件を満たすFFT分解可能サイズを、このとき抽出された血管部分画像データD31のデータサイズの近傍から自動的に選択することができるため、当該血管部分画像データD31のデータサイズにかかわらず、元の横データサイズNに近い状態で、当該畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
この場合において、この認証装置1は、かかるデータ分解条件として、既定最大素数以下の素数の積に分解可能なFFT分解可能サイズを選択する。これによりこの認証装置1では、2の冪乗に分解可能なデータサイズを選択する場合に比して、そのとき抽出される血管部分画像PIMの横データサイズNに近いFFT分解可能サイズをより高い確率で選択することができるため、元の横データサイズNに近い状態で、より確実に、当該畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
これに加えて、この認証装置1は、かかる畳み込み演算結果をフラッシュメモリFMに記憶し、又は照合対象の一方として照合する。これによりこの認証装置1では、指対応部分PAのデータだけをフラッシュメモリFMに記憶する分だけ記憶容量を低減することができると共に、当該指対応部分PAだけを照合する分だけその処理負荷を低減することができる。
以上の構成によれば、指の血管を撮像した結果得られる血管画像データDAから指対応部分PAの血管部分画像データD31を抽出し、当該血管部分画像データD31に基づく血管部分画像PIMのデータサイズNを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択し、当該選択したデータサイズからなる血管部分画像データD32をデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行するようにしたことにより、血管部分画像データD32のデータサイズにかかわらず、元のデータサイズNに近い状態で、当該畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができ、かくして処理効率の低下を一律に防止することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する抽出手段として、指対応部分PA(図4(A))の画像データを抽出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該指対応部分PAの輝度値に基づいて、撮像時における指への照射変化などにより血管が良好に撮像されていない部分を検出し、当該検出した部分を除く指対応部分PAの画像データを抽出するようにしても良い。このようにすれば、認証時における照合精度をより向上することができる。
この場合、認証対象として生体の内方に有する血管を適用したが、例えば生体表面の指紋や、紋様と呼ばれる紙の模様又は生体内方の神経等、この他種々の認証対象を適用することができる。因みに、神経を認証対象とする場合には、例えば神経に特異的なマーカを体内に注入し、当該マーカを撮像するようにすれば、上述の実施の形態と同様にして神経を認証対象とすることができる。
また、かかる画像データに代えて、音声データの解析対象となる部分や、他の信号との合成対象となる部分を抽出するようにしても良く、これら以外の実データの一部を抽出する場合に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、抽出対象データのデータサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段として、既定の素数(既定最大素数)以下の素数の積に分解可能なデータサイズを選択するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該既定最大素数以下の素数の積に分解可能な各データサイズを検出した場合と同様にして、2の冪乗に分解可能なデータサイズを選択するようにしても良い。
また、既定最大素数以下の素数の積と、2の冪乗とに分解可能な各データサイズをそれぞれ検出し、これらデータサイズのうち、基準(横データサイズN)又は当該基準に最も近いデータサイズを選択するようにしても良い。このようにすれば、元の横データサイズNに近い状態で、より一段と確実に、フーリエ変換による畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
この場合、まず、既定最大素数以下の素数の積に分解可能な各データサイズのうちから基準(横データサイズN)又は当該基準に最も近いデータサイズを選択し、当該基準に最も近いデータサイズを選択したときに2の冪乗に分解可能な各データサイズを検出し、これらデータサイズの中に、既定最大素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズよりも基準に近いものがあった場合には、このとき選択した既定最大素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズに代えて、2の冪乗に分解可能なデータサイズを選択し直すようにすれば、選択時の処理負荷を極力抑えながら、フーリエ変換による畳み込み演算の演算効率の低下を防止することができる。
さらに上述の実施の形態においては、抽出対象データをデータ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段として、例えばラプラシアンと呼ばれる輪郭抽出処理等のフィルタリング処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信号に含まれている成分を調べる周波数分析処理、当該成分を指定して信号を合成する波形合成処理及び信号間のどこが似ているかを調べる相関処理等、フーリエ変換による畳み込み演算を採用し得るこの他種々のディジタル信号処理を実行するようにしても良い。このようにしても上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、入力される血管画像データDAごとに、その都度、当該血管画像データDAにおける横データサイズNに基づいてFFT分解可能サイズとなるデータサイズを算出し、この算出結果から最適なFFT分解可能サイズを選択するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数の参照すべきデータサイズ(以下、これを参照データサイズと呼ぶ)と、その参照データサイズを基準とした近傍の選択範囲のうち、当該参照データサイズに最も近いFFT分解可能サイズとを対応付けてテーブルとして保持しておき、このテーブルから最適なFFT分解可能サイズを選択するようにしても良い。この場合、素因数分解の演算を回避することができる分だけ処理負荷を低減することができる。
本発明は、信号に含まれている成分を調べる周波数分析処理、当該成分を指定して信号を合成する波形合成処理、必要な成分だけを信号から取り出すフィルタ処理及び信号間のどこが似ているかを調べる相関処理等のディジタル信号処理分野に利用可能である。
本実施の形態による認証装置の全体構成を示す略線図である。 信号処理部の構成を示すブロック図である。 フィルタ部の処理の説明に供する機能ブロック図である。 指対応部分の抽出前後を示す略線図である。 選択範囲を示す略線図である。 最大素数と非選択範囲との関係を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(1−1)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(1−2)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(2−1)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(2−2)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(3−1)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(3−2)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(4−1)を示す略線図である。 最大素数とデータサイズとFFTの処理時間との関係(4−2)を示す略線図である。 フィルタリング処理手順を示すフローチャートである。 データサイズ選択処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……認証装置、2……血管撮像部、3……信号処理部、14……カメラ部、15A、15B……近赤外光光源、16……マクロレンズ、17……近赤外光透過フィルタ、18……CCD撮像素子、20……制御部、21……血管撮像駆動部、22A……A/D変換部、22B……フィルタ部、22C……2値化部、22D……細線化部、23……認証部、31……部分画像抽出部、32……データサイズ選択部、33……FFTフィルタ部、IF……インターフェース、FM……フラッシュメモリ、FG……指、COM(COM1及びCOM2)……実行命令、SA(SA1〜SAn)……血管画像信号、DA(DA1〜DAn)、DB(DB1〜DBn)……血管画像データ、DC(DC1〜DCn)、DD……2値血管画像データ、D1……判定データ、D31、D32……血管部分画像データ、N……横データサイズ、α……設定データサイズ、RC……登録認証情報、RT……フィルタリング処理手順、SRT……データサイズ選択処理手順。

Claims (20)

  1. 入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段により抽出された上記抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された上記データサイズからなる上記抽出対象データを上記データ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段と
    を具えることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 上記選択手段は、
    上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能な上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号処理装置。
  3. 上記既定の素数は、
    上記選択範囲で選択される上記データサイズと、当該データサイズに対する上記高速フーリエ変換の処理時間との安定度に応じて求められた最適値でなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のディジタル信号処理装置。
  4. 上記選択手段は、
    上記選択範囲の中から、上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズを検出し、これらデータサイズのうち上記基準の又は当該基準に最も近い上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号処理装置。
  5. 上記選択手段は、
    上記基準に最も近い上記データサイズを選択したときには、2の冪乗に分解可能な各上記データサイズを検出し、これらデータサイズの中に当該選択した上記データサイズよりも上記基準に近いものが存在するか否かを判定し、当該判定結果に応じて、上記データサイズを選択し直す
    ことを特徴とする請求項4に記載のディジタル信号処理装置。
  6. 入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する第1のステップと、
    抽出された上記抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する第2のステップと、
    選択された上記データサイズからなる上記抽出対象データを上記データ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する第3のステップと
    を具えることを特徴とするディジタル信号処理方法。
  7. 上記第2のステップでは、
    上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能な上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載のディジタル信号処理方法。
  8. 上記既定の素数は、
    上記選択範囲で選択される上記データサイズと、当該データサイズに対する上記高速フーリエ変換の処理時間との安定度に応じて求められた最適値でなる
    ことを特徴とする請求項7に記載のディジタル信号処理方法。
  9. 上記第2のステップでは、
    上記選択範囲の中から、上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズを検出し、これらデータサイズのうち上記基準の又は当該基準に最も近い上記データサイズを選択する
    を具えることを特徴とする請求項6に記載のディジタル信号処理方法。
  10. 上記第2のステップでは、
    上記基準に最も近い上記データサイズを選択したときには、2の冪乗に分解可能な各上記データサイズを検出し、これらデータサイズの中に当該選択した上記データサイズよりも上記基準に近いものが存在するか否かを判定し、当該判定結果に応じて、上記データサイズを選択し直す
    ことを特徴とする請求項9に記載のディジタル信号処理方法。
  11. 制御を司る装置に対して、
    入力される実データの一部を抽出対象データとして抽出する第1の処理と、
    抽出した上記抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する第2の処理と、
    選択した上記データサイズからなる上記抽出対象データを上記データ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する第3の処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 上記第2の処理は、
    上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能な上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 上記既定の素数は、
    上記選択範囲で選択される上記データサイズと、当該データサイズに対する上記高速フーリエ変換の処理時間との安定度に応じて求められた最適値でなる
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 上記第2の処理は、
    上記選択範囲の中から、上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズを検出し、これらデータサイズのうち上記基準の又は当該基準に最も近い上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  15. 上記第2の処理は、
    上記基準に最も近い上記データサイズを選択したときには、2の冪乗に分解可能な各上記データサイズを検出し、これらデータサイズの中に当該選択した上記データサイズよりも上記基準に近いものが存在するか否かを判定し、当該判定結果に応じて、上記データサイズを選択し直す
    ことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 生体の認証対象を撮像した結果得られる画像データのうち、上記認証対象に対応する部分の画像データを抽出対象データとして抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段により抽出された上記抽出対象データのデータサイズに応じて、当該データサイズを基準とした近傍の選択範囲の中から、高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件に基づいてデータサイズを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された上記データサイズからなる上記抽出対象データを上記データ分解条件に基づいて分解し、当該分解された各データに基づいてフーリエ変換による畳み込み演算を実行する演算手段と、
    上記演算手段により演算された結果を照合対象の一方として照合する照合手段と
    を具えることを特徴とする認証装置。
  17. 上記選択手段は、
    上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能な上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項16に記載の認証装置。
  18. 上記既定の素数は、
    上記選択範囲で選択される上記データサイズと、当該データサイズに対する上記高速フーリエ変換の処理時間との安定度に応じて求められた最適値でなる
    ことを特徴とする請求項17に記載の認証装置。
  19. 上記選択手段は、
    上記選択範囲の中から、上記高速フーリエ変換を実現するアルゴリズムのデータ分解条件として、既定の素数以下の素数の積に分解可能なデータサイズを検出し、これらデータサイズのうち上記基準の又は当該基準に最も近い上記データサイズを選択する
    ことを特徴とする請求項16に記載の認証装置。
  20. 上記選択手段は、
    上記基準に最も近い上記データサイズを選択したときには、2の冪乗に分解可能な各上記データサイズを検出し、これらデータサイズの中に当該選択した上記データサイズよりも上記基準に近いものが存在するか否かを判定し、当該判定結果に応じて、上記データサイズを選択し直す
    ことを特徴とする請求項19に記載の認証装置。
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