JP2006127009A - 電子印鑑装置及び電子印鑑システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子印鑑システムを利用して電子文書に捺印するためには、画面表示された電子文書に捺印を行うために、捺印される電子文書を画面表示する機能を備えた表示器が必要である。表示器が必要であるために、電子印鑑システムをいつでも利用できるようにするには、表示器を常時携帯する必要があるので、携帯性が悪い。
【解決手段】 本発明の電子印鑑装置及び電子印鑑システムでは、捺印が許可された捺印欄を記憶し、捺印を試行すると、捺印が試行された捺印面を読み取って、読み取られた捺印面が記憶された捺印欄であるか否かを判断して、記憶された捺印欄である場合、捺印をすることができる。よって、捺印したい捺印欄を表示器に表示しなくても、捺印欄が印刷されていれば、当該捺印欄に捺印を試行すれば、当該捺印欄が記憶手段に記憶された捺印欄であれば、捺印をすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、捺印の情報を電子的に管理することが可能な電子印鑑装置及び電子印鑑システムに関する。
コンピュータ等で作成した電子文書等の電子データに対して捺印する電子捺印装置が特開平5−89220号公報等にて提案されている。
この電子捺印装置は、捺印される電子データを表示する表示器と、電子データに印影が付加される電子印鑑と、表示器に表示された電子データに印影を付加する電子情報編集制御装置を備える。
電子捺印装置を用いてユーザが捺印する場合、ユーザは、まず、捺印の対象となる電子データを表示器に表示させる。表示器に電子データを表示させると、ユーザは、電子印鑑を表示器に近づける。電子情報編集制御装置には電子印鑑の印影が予め記憶されており、電子情報編集制御装置は、近づけられた電子印鑑から発せられる信号を検知して、近づけられた電子印鑑の印影を特定し、特定した印影を表示器に表示されている電子データに付加する。
このように電子データに印影が付加されるので、電子捺印装置を用いることで、朱肉を用いて捺印された書類をスキャナで読み取ったような電子データを作成することができる。
特開平5−89220号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電子捺印装置は、表示器に表示された電子データに対して捺印を行うので、電子捺印装置において表示器が必須の装置となる。表示器が必須であるために、電子捺印装置は、持ち運びが不便であると共に、捺印を行う際に表示器を置くためのスペース等を確保する必要もある。
また、捺印できる電子データや、捺印に用いることができる電子印鑑に制限を掛けない場合、不正な捺印や、捺印すべきでない位置や電子データに捺印が行われるおそれがある。
そこで、本発明は、携帯性が良く、かつ、不正な捺印や、誤った捺印を未然に防ぐことができる電子印鑑装置及び電子印鑑システムを提供することを目的とする。
本発明の電子印鑑装置においては、印刷された捺印欄が捺印の対象となるので、電子印鑑装置は、表示器を備える必要が無い。
また、不正な捺印や、誤った捺印が行われることを防止するために、本発明の電子印鑑装置で行う捺印は、正当な捺印と判断されるまで捺印が実行されないようにする。例えば、正当な捺印と判断されるまで捺印が許可されない印鑑を用いる。正当な捺印とは、例えば、捺印の許可された捺印欄に捺印をする行為である。
捺印が試行される位置が捺印が許可された捺印欄か否かを確認するために、電子印鑑装置は、捺印が試行される捺印欄を読み取る読取手段を備える。読取手段として、例えば捺印欄を撮影するカメラなど、捺印欄を識別することができるセンサを用いることができる。
さらに、読み取られた捺印欄が、捺印が許可された捺印欄であるかどうかを判断するために、捺印の許可された捺印欄を記憶する記憶手段と、読み取られた捺印欄が記憶手段に記憶された捺印欄であるか否かを判断する判断手段を備える。電子印鑑装置の許可手段は、記憶された捺印欄であるとの判断があると捺印を許可する。
この許可によって、ユーザはこの印鑑を用いて捺印をすることができるようになる。
また、部外者などの第三者の印鑑で捺印が行われることを防ぐために、捺印が許可された印鑑での捺印のみを正当な捺印としてもよい。この場合、捺印の許可された印鑑を識別する印鑑識別手段を電子印鑑装置に備えさせ、上記記憶手段に、捺印が許可された捺印欄だけでなく、捺印が許可された印鑑も記憶させる。判断手段は、読取手段に読み取られた捺印欄が、印鑑識別手段で識別された印鑑での捺印が許可された捺印欄として上記記憶手段に記憶された捺印欄であるか否かを判断し、許可手段は、記憶された捺印欄であるとの判断があると捺印を許可する。
また、捺印が完了すると、以後の捺印欄の印刷や画面表示の際に捺印欄に印影が表示されるようにしてもよい。捺印欄に印影が表示される場合は、捺印の完了を検知する完了検知手段と、完了が検知されると、捺印された捺印欄と捺印に使用された印鑑の印影を合成する合成手段を電子印鑑装置に備えさせる。
また、捺印の管理のために、捺印が完了すると、捺印が完了した日時や、捺印に用いられた捺印面や印鑑の情報を記憶するようにしてもよい。
上記システムに読取手段で読み取られた捺印面を捺印管理装置に送信する送信手段と送信された印鑑情報等を受信する受信手段をさらに備えさせて構成した電子印鑑システムでも、上記で説明した電子印鑑装置と同じ効果を得ることができる。電子印鑑システムにおいて、このように電子印鑑と捺印管理装置とを無線で通信可能にすると、電子印鑑の持ち運びが便利となる。印刷された捺印が許可された捺印欄と捺印が許可された電子印鑑さえあれば、電子印鑑システムを用いての捺印が可能であるので、電子印鑑と捺印管理装置を無線で通信可能な電子印鑑システムは、外出先で捺印に大変便利である。
本発明によれば、携帯性の向上と共に、不正な捺印や、誤った捺印を未然に防ぐことができる。
図1は、本発明の電子印鑑システムの模式図である。電子印鑑システムは、電子印鑑100と、電子印鑑100と無線で通信可能接続された捺印管理装置110から構成されている。
本発明の捺印管理装置110は、LAN(Local Area Network)160で相互に接続された捺印判断サーバ120、捺印記録サーバ130、プリンタ150、プリンタ150を制御するプリンタサーバ140から構成されている。図1には、電子印鑑100が1つだけ記載されているが、電子印鑑100は、1種類であっても、複数種類であってもよい。
捺印記録サーバ130は、図2に示すように、登録手段131と記憶手段132を備える。上記記憶手段132には、図3に示すように、電子印鑑システムを構成する電子印鑑100を識別する電子印鑑ID331と各電子印鑑100の印影332とが対応付けて記憶されている。
登録手段131は、文書データに含まれる捺印欄を記憶手段132に登録する手段である。ここでの文書データは、図示しないパソコン等で作成された文書データや、図示しないスキャナ等で取り込まれた文書データや、捺印サーバ130にインストールされた文書作成ソフトで作成された文書データ等である。
電子印鑑システムを捺印に利用するには、文書データと、文書データに含まれる捺印欄の固有の捺印欄コードを記憶手段132に登録する必要がある。この登録は、下記のようにして行う。
ユーザは、図4に示すように、捺印欄の登録用の画面を捺印サーバ130のモニタ400に表示して、この画面に捺印欄コードを登録したい捺印欄を含む文書データ401を呼び出す(図5、S501)。次に、ユーザは、ポインタ402等で捺印欄403を指定して、決定キー404を押下する。決定キー404を押下すると、ユーザは、指定した捺印欄403への捺印を許可する電子印鑑100の電子印鑑ID331を電子印鑑IDの入力欄405に入力する。捺印を許可する全ての電子印鑑100の電子印鑑ID331を入力すると、ユーザは、決定キー406を押下する(図5、S502)。
決定キー406が押下されると、登録手段131は、図6に示すように、指定された捺印欄403の固有の捺印欄コード501を作成する。捺印欄コード501を作成すると、登録手段131は、作成した捺印欄コード501に入力欄405に入力された全部の電子印鑑ID331を対応付けて、記憶手段132が記憶する図6に示す捺印許可テーブル500にこれらを登録する。
さらに、登録手段131は、決定キー406が押下されると、ポインタ402の指定に基いて、文書データ401を表示又は印刷したときの捺印欄403の文書データ401の内の位置を算出する。位置を算出すると、登録手段131は、図7に示すように、算出した位置を特定する位置データ601と、作成した捺印欄コード501と、図4に示す画面に呼び出した文書データ401を対応付けて、これらを記憶手段132に登録する(図5、S503)。
以上のようにして、捺印欄固有の捺印欄コード501と文書データが記憶手段132に登録される。
上記では、電子印鑑システムを捺印に利用したい文書データ401を記憶手段132に登録する場合について説明したが、電子印鑑システムを捺印に利用しない文書データや捺印欄が無い文書データも記憶手段132に登録することができる。
捺印に利用したくない文書データや捺印欄が無い文書データを登録する場合は、ユーザは、例えば上記と同様に図4に示す画面に記憶手段132に登録したい文書データを呼び出す。ユーザは、文書データを呼び出すと、ポインタ402で捺印欄403を指定せずに決定キー404を押下する。捺印欄403が指定されずに決定キー404が押下されると、登録手段131は、捺印欄コード501の作成や捺印許可テーブル500への登録、捺印欄の位置の算出をせずに、図4に示す画面に呼び出された文書データ401のみを記憶手段132に登録する。
記憶手段132に登録された全ての文書データは、プリンタ150で用紙190に印刷することができる。記憶手段132に登録した文書データを印刷する場合、ユーザはプリンタサーバ140に印刷したい文書データの印刷命令を入力する(図8、S801)。
印刷命令が入力されると、プリンタサーバ140は、印刷命令の対象となる文書データを捺印記録サーバ130の管理手段135に要求する。文書データの要求があると、管理手段135は、記憶手段132に要求された文書データがあるかどうかを検索する。文書データが無い場合、管理手段135は、文書データが無い旨をプリンタサーバ140に通知する。文書データが無い旨が通知された場合、プリンタサーバ140は、印刷手段151として機能して、文書データが無い旨をユーザに報知する。
文書データがある場合、管理手段135は、検索された文書データに捺印欄コード501が対応付けられているか否かを判断する(図8、S802)。図7に示すように、文書データ「お知らせ1」のように、捺印欄コード501が対応付けられていない場合、管理手段135は、文書データを記憶手段132から読み出して、プリンタサーバ140に送信する。管理手段135から文書データが送信されると、プリンタサーバ140送信された文書データをプリンタ150に印刷させる(図8、S803)。
捺印欄コード501が対応付けられている場合、管理手段135は、捺印許可テーブル500において、当該捺印欄コード501に捺印の記録502が対応付けられているか否かを判断する(図8、S804)。捺印の記録502は、対応付けられた捺印欄コード501の捺印欄に捺印がされた日時503と捺印に用いられた電子印鑑100の電子印鑑ID331等で構成される。
捺印の記録は、捺印に用いられた電子印鑑100と、捺印された捺印欄を認識する捺印記録手段137によって、捺印欄許可テーブル500に登録される記録である。
捺印の記録が対応付けられている場合、管理手段135は、捺印の記録502として記憶された電子印鑑ID331の印影332と、プリンタサーバ140から要求された文書データと、当該文書と対応付けられた位置データ601を記憶手段132から読み出して、合成手段136に入力する(図8、S805)。印影332と、文書データと、位置データ601が入力されると、合成手段136は、位置データ601に基いて文書データの捺印欄に印影332を付加する(図8、S806)。印影332を付加すると、合成手段136は、印影を付加した文書データを管理手段135に入力する。文書データが合成手段136から入力されると、管理手段135は、入力された文書データをプリンタサーバ140に送信する(図8、S807)。管理手段135から文書データが送信されると、プリンタサーバ140は、送信された文書データをプリンタ150に印刷させる(図8、S803)。
ステップ804において、捺印の記録502が対応付けられていない場合、管理手段135は、プリンタサーバ140から要求された文書データと、当該文書に対応付けられて記憶されている捺印欄コード501と、当該文書データと対応付けられた位置データ601を記憶手段132から読み出して、合成手段136に入力する(図8、S808)。
文書データと、捺印欄コード501と、位置データ601が入力されると、合成手段136は、位置データ601に基いて文書データの捺印欄に入力された捺印欄コード501を付加する(図8、S809)。捺印欄コード501が付加されることにより、そのコードが付加された場所が捺印が実行されるべき場所であるという識別情報が付加されたこととなる。
捺印欄コード501を付加すると、合成手段136は、捺印欄コード501を付加した文書データを管理手段135に入力する。文書データが合成手段136から入力されると、管理手段135は、入力された文書データをプリンタサーバ140に送信する(図8、S807)。管理手段135から文書データが送信されると、プリンタサーバ140は、送信された文書データをプリンタ150に印刷させる(図8、S803)。印刷された文書中にある捺印欄であり、捺印サーバ130のモニタに表示された捺印欄403に該当する捺印欄には、図9に示すようにその場所が捺印欄であること及び、捺印許可テーブル(図6)において当該捺印欄に捺印が許可される電子印鑑ID331が登録されている場合には、その捺印欄に捺印が許可されている電子印鑑ID331を示すコードが印刷されていてもよい。図9(a)においてはドットの配置等により識別情報が埋め込まれる二次元バーコードのようなもの、図9(b)においてはコードそのものが印刷されている場合を示している。捺印欄バーコード501はこれに限られるものではなく、数字の組み合わせやバーコードであってもよい。また、図9においては捺印欄全体に捺印欄コード501が印刷されているが、捺印後に陰影認識に障害とならないよう、捺印された場合に見苦しくない模様や大きさであることが望ましい。例えば、バーコードや数字を肉眼で認識できない程度の大きさで印刷したり、コード自体を透かし技術を用いて印刷したりしたものなどである。
以上のように、捺印欄に捺印が行われていない文書データは、捺印欄に捺印欄コードが印刷され、既に捺印された文書データは、捺印欄に印影332が付加されて印刷される。従って、一度捺印すると、以後、捺印欄に印影332が印刷された文書データを印刷することができる。
捺印欄に捺印欄コード501が印刷された用紙190に捺印をする場合、ユーザは、電子印鑑100で捺印欄に捺印を試行する。
図10(a)に示すように、電子印鑑100は、印面812が設けられた印鑑本体811と、印鑑本体811が内側をスライドするように設けられた筒状の捺印ガイド810から構成されている。捺印ガイド810は、印鑑本体811の印面812側に突出するように付勢されており、印面812が捺印ガイド810の内部に収納された状態となっている。
捺印ガイド810は、実開平6-29857号に記載の外筒2と同じように、図10(b)に示すようにピン等を挿通可能な小孔を有した一対の支持部805が膨出して設けられ、また、支持部805の前方には回転蓋806の上面が嵌装する窓部804が穿孔されている。回転蓋806の一端には小孔を有した軸支部807が形成され、軸支部807から延設して上面と略直角方向で朱肉収納部808(図10(a)参照)が設けられている。朱肉収納部808には朱肉を含浸させたスポンジ等が接着又は溶着等によって固定されている。
回転蓋806は、印鑑本体811が捺印ガイド810に対してのスライドすることで軸支部807を中心に回転するようになっている。図10(a)に示すように、捺印ガイド810が印鑑本体811の印面812から突出しているときは、朱肉収納部808が印鑑本体810の印面に接触するようになっており、印面812に朱肉が付着するようになっている。
また、印鑑本体811を捺印ガイド810側に押し込んで、印鑑本体811が捺印ガイド810側に前進すると、回転蓋806が窓部804に嵌る位置まで回転して、印面812が捺印ガイド812の先端813から突出できるようになっている。
従って、電子印鑑100で捺印する際に、捺印ガイド810を捺印面に向けて印刷物等に載置し、印鑑本体810を捺印ガイド810側に押し込むと、印面812が捺印面に接触する事ができる。
電子印鑑100は、不正な捺印や、誤って捺印する必要のない文書データに捺印されたりすることを防ぐために、捺印を妨害する妨害手段113(図2参照)が備えられている。本実施の形態では、この妨害手段113は、印鑑本体811の捺印ガイド810で覆われていない部分に突起して設けられたストッパ816で構成されている。印鑑本体811を捺印ガイド810側にある程度押し込むと、ストッパ816が捺印ガイド812に引っかかって、印鑑本体811をそれ以上押し込めなくして、捺印を妨害している。
電子印鑑100には、このストッパ816を印鑑本体811内に収納する解除手段114(図2参照)と、読取手段111(図2参照)として機能する印鑑本体811に内蔵されたカメラ802とシャッターセンサ803を備える。
シャッターセンサ803は、電子印鑑100での捺印の際に、印鑑本体811が捺印ガイド810側に押し込められようとしたことを検知して、カメラ802に撮影指示をするものである。本実施の形態では、シャッターセンサ803は、図10(a)に示すように捺印ガイドで覆われていないストッパ816よりも印面812側の印鑑本体811の部分から外部に向かって光を発して、発した光の反射量を検知するセンサである。従って、電子印鑑100で捺印欄に捺印を試行するためにユーザによって印鑑本体811が捺印ガイド810に少し押し込められると、シャッターセンサ803の前面に捺印ガイド810が移動し、光の反射量が高くなる。シャッターセンサ803は、反射量が高くなると、カメラ802に撮影指示を出す(図11、S1001→S1002)。
カメラ802は、捺印が試行されようとする捺印欄(図9)を撮影することができるように、印面812方向からの光を受光することができるように配置されている。また、カメラ802で捺印欄403を撮影することができるように印面812の一部には孔808が設けられている。
撮影指示が送られると、カメラ802は、捺印欄(図9)を撮影する(図11、S1003)。
カメラ802で捺印欄(図9)が撮影されると、送信手段112は、電子印鑑100の電子印鑑IDと共にカメラ802にて撮影された捺印欄(図9)を無線で、捺印判断サーバ120に送信する(図11、S1004)。
送信された捺印欄403は、捺印判断サーバ120の判断手段121に入力され、送信された電子印鑑ID331は、捺印判断サーバ120の印鑑識別手段122に入力される。印鑑識別手段122は、電子印鑑IDが入力されると、入力された電子印鑑IDを判断手段121が理解できる形式に変換して判断手段121に入力する。
電子印鑑IDが入力されると、判断手段121は、入力された捺印欄(図9)に捺印欄コード501が含まれるか否かを判断する。
捺印欄コード501が含まれている場合、判断手段121は、捺印欄コード501から読み取った電子印鑑IDが、印鑑識別手段122から入力された電子印鑑IDと対応付けて捺印許可テーブル500に登録されているか否かを判断する(図11、S1005)。
登録されているとの判断があると、判断手段121は、電子印鑑100に対して捺印の許可を送信し、判断手段121に入力された捺印欄コード501と電子印鑑IDを捺印記録手段137に送信する。捺印記録手段137は、捺印欄コード501と電子印鑑IDを送信されると、これら対応付けて記憶する。
送信された妨害の解除の許可は、電子印鑑100の解除手段114に入力される。解除手段114は、妨害の解除の許可があると、ストッパ816を印鑑本体811に収納する(図11、S1006)。
ストッパ816が収納されることで、印鑑本体811を押し込むことで印面812が先端813から突出させることができる状態になる。
判断手段121は、送信された捺印欄403に捺印欄501コードが含まれていないと判断した場合、電子印鑑100に捺印の不許可を送信する。また、捺印欄403に含まれた捺印欄コード501が、印鑑識別手段122から入力された電子印鑑IDと対応付けて捺印許可テーブル500に登録されていないと判断した場合も、電子印鑑100に捺印の不許可を送信する。不許可が送信された場合は、解除手段801は、ストッパ816を印鑑本体811に収納させない。
そのため、捺印欄コード501が印刷されていない領域に捺印を試行したり、捺印許可テーブル500に電子印鑑IDが予め登録されていない電子印鑑100で捺印を試行したりすると、ストッパ816が収納されないので、印面812を先端813から突出させて捺印することができない。よって、電子印鑑システムは、不正な捺印や、捺印する必要の無い位置に捺印されたりすることを防ぐことができる。
電子印鑑100は、所定の圧力以上で捺印欄403を印面812が押下したことを検知する完了検知手段115を備えている。所定の圧力以上で捺印欄403を印面812が押下したことを検知すると、完了検知手段115は、電子印鑑IDを捺印記録手段137に送信する(図11、S1007)。
完了検知手段115から電子印鑑IDが送信されると、捺印記録手段137は、完了検知手段115から送信された電子印鑑IDと対応付けて記憶した捺印欄コード501を特定する。捺印記録手段137は、完了検知手段115から送信された電子印鑑IDと、完了検知手段115から送信された電子印鑑IDを受信した日時を、特定した捺印欄コード501の捺印の記録502として捺印許可テーブルに500に登録する(図11、S1008)。
捺印の記録502を登録するとで、捺印されたかどうかや、捺印がされた日時、捺印をした電子印鑑IDの管理に便利となる。
また、完了検知手段115は、印面812が所定以上の圧力で捺印欄403を押下した後にユーザによって印鑑本体811が引き上げられて、シャッターセンサ803の前面から捺印ガイドが無くなって、光の反射率が変化して、印鑑本体811が引き上げられたことを検知すると(図11、S1009)、その旨を捺印記録手段137に通知する。捺印記録手段137は、印鑑本体811が引き上げられたことが通知されると、送信された電子印鑑IDと捺印欄コード501を消去する。
また、解除手段114は、シャッターセンサ803にて印面812が引き上げられたことが検知されると、それ以降捺印ができないようにするために、ストッパ816を印鑑本体811から突出させる(図11、S1010)。
上記のカメラ802の種類は限定されるものでなく、カメラ802は赤外線カメラであってもよい。
上記では、捺印欄に印刷された捺印コード501をカメラ802で撮影することで捺印欄403の認識をしているが、磁気トナーを用いて捺印欄コード501を印刷する場合は、電子印鑑100に磁気センサを備えさせて、捺印の試行の際に当該磁気センサが捺印コード501を認識できるようにしてもよい。
また、捺印コード501は、捺印欄を識別することができるものであればよく、捺印欄毎に色や香りを異ならせる場合は、捺印コード501を、捺印欄固有の色や香り等を示すものとしてもよい。
捺印欄毎に色を異ならせる場合、捺印欄固有の色で捺印欄を用紙190に印刷し、電子印鑑100に捺印欄の色を認識することができる色センサを備えさせる。また、捺印欄毎に香りを異ならせる場合、印刷される捺印欄固有の香りを用紙190に付け、電子印鑑100に用紙190の香りを認識することができる香りセンサを備えさせる。
また、捺印コード501の印刷は、ホログラムセンサで立体的なものとして読み取れるような方法で印刷してもよい。もちろん、この場合は電子印鑑100にホログラムセンサを備えさせる。
また、識別コード501の印刷に変えて、識別コード501を用紙190に埋め込まれたICタグに記憶させるようにしてもよい。この場合、電子印鑑100にICタグに記憶された捺印コード501を読み取ることができる手段を備えさせる。
また、実施例においては捺印が許可されるまでは捺印を妨害する妨害手段113を用いて説明したが、上記判断手段121からの捺印の許可をしてもよいとの判断があると捺印が許可される許可手段であればよく、上記で説明した妨害手段に限定されるものではない。例えば、許可手段からの捺印の許可がなく印面812が一定距離以上移動すると、発信音を発生させる手段や、電子印鑑100や捺印管理装置110の電源や電子印鑑100や捺印管理装置110に備えられた画面をオフにする手段や、電子印鑑100を振動させる手段などを備えたものであってもよい。
また、妨害手段113として、許可手段からの捺印の許可があるまでは、印面812を覆って捺印ができないようにした蓋であってもよい。また、上記許可手段からの捺印の許可があると、朱肉収納部808に朱肉を供給して、上記許可手段からの捺印の許可があると初めて印面812に朱肉がつくような手段を妨害手段113としてもよい。
以上、本発明の電子印鑑システムについて、捺印判断サーバ、捺印記録サーバ、プリンタサーバを別に設けた例について説明したが、一台のサーバで兼用してもよいことは言うまでもない。
電子印鑑システムの概観図。 電子印鑑システムの機能ブロック図。 電子印鑑と印影が対応付けて記憶されていることを示す概念図。 捺印欄コードや文書データを登録するための画面の模式図。 画像形成装置の構成図 捺印許可テーブルの概念図。 文書データと、捺印欄コード、位置データが対応付けて記憶されていることを示す概念図。 文書データの印刷の手順を示すフロー図。 印刷された捺印欄の図 電子印鑑の断面図、及び、概観図。 捺印の手順を示すフロー図。
符号の説明
100 電子印鑑
110 捺印管理装置
111 読取手段
112 送信手段
113 妨害手段
114 解除手段
115 完了検知手段
121 判断手段
122 印鑑識別手段
131 登録手段
132 記憶手段
135 管理手段
136 合成手段
137 捺印記録手段
151 印刷手段

Claims (7)

  1. 書類上の捺印欄に関する情報を記憶する記憶手段と、
    捺印の試行がされる書類上の捺印欄を読み取る読取手段と、
    読み取られた捺印欄が記憶された捺印欄であるか否かを判断する判断手段と、
    上記判断手段により記憶された捺印欄であるとの判断があると、捺印を許可する許可手段を備えたことを特徴とする電子印鑑システム。
  2. 識別情報を持った印鑑と、
    上記捺印の試行に用いられる印鑑を識別する印鑑識別手段と、
    上記捺印欄に捺印が許可された印鑑に関する情報を記憶する記憶手段と、
    捺印の試行がされる書類上の捺印欄を読み取る読取手段と、
    読み取られた捺印欄と識別された印鑑が上記記憶手段に記憶された捺印欄及び印鑑かどうかを判断する判断手段と、
    上記判断手段により記憶された捺印欄に捺印可能な印鑑であると判断された場合には捺印を許可する許可手段を備えたことを特徴とする電子印鑑システム。
  3. 上記記憶手段に記憶される印鑑に関する情報は印鑑の印影も含み、
    捺印が実行された場合に捺印の完了を検知する完了検知手段と、
    捺印の完了が検知されると、上記印鑑識別手段により識別された印鑑の印影を上記記憶手段から読み出し、捺印の試行がされる書類に対応する電子データ上の捺印が実行された捺印欄に合成させる合成手段をさらに備えた請求項2に記載の電子印鑑システム。
  4. 捺印が実行された場合に捺印の完了を検知する完了検知手段と、
    捺印の完了が検知された日時と捺印の完了が検知された捺印に用いられた捺印欄あるいは印鑑に関する情報のうち少なくとも1つを関連付けて上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至3に記載の電子印鑑システム。
  5. 読取手段により読み取った情報を送信する送信手段と、
    送信手段により送信された情報を受信する受信手段をさらに備えた請求項1乃至4に記載の電子印鑑システム。
  6. 捺印欄の試行がされる書類上の捺印欄を読取る読取手段と、
    上記判断手段により読み取られた捺印欄が上記記憶手段に記憶された捺印欄であるとの判断があると捺印の実行を許可する許可手段とを備えたことを特徴とする電子印鑑。
  7. 上記許可手段は
    捺印ができないように妨害する妨害手段と、
    上記妨害を解除し捺印の実行を可能にする解除手段とからなることを特徴とする請求項6に記載の電子印鑑。

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