JP2006126834A - メッセージ付きプリント作成方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なメッセージが入ったプリントを簡単に作成する。
【解決手段】画像処理部で、プリント対象画像に基づきプリント参照画像を作成し、これをメッセージ書込み用紙としてプリントする。ユーザーは、プリントされたメッセージ書込み用紙にメッセージを書き込む。画像処理部では、メッセージが書き込まれたメッセージ書込み用紙をスキャナで読み取り、プリント参照画像と比較し、手書きされたメッセージの画像を抽出する。このメッセージの画像位置をプリント参照画像上で特定し、この特定した位置情報に基づきプリント対象画像とメッセージ画像とを合成する。この合成画像をデジタルプリンタによりプリントして、メッセージ入りプリントを得る。
【選択図】図7

Description

本発明は、メッセージを合成するようにしたメッセージ付きプリント作成方法及びシステムに関するものである。
写真フイルムに記録された画像を感光材料に焼付露光してプリント写真を作成する場合には、写真フイルムを光源で照明し、この透過光により感光材料に焼付露光する方法と、写真フイルムに記録された画像を撮像し、この撮像データに基づきプリントを行うデジタルプリント方法とがある。
最近、プリント写真に吹き出しやタイトル等のメッセージを書き込んだり、貼りつけたりすることが行われている。しかし、仕上がったプリント写真にこれらのメッセージを書き込んだり貼りつけたりする場合には手間を要するという問題がある。しかも同一のものを多数作成する場合には対応が困難である。
これに対して、予めタイトル等を写真フイルムの磁気記録層に記録しておき、写真プリントの際にこれらタイトル情報を読み出して、タイトル等を合成してプリントすることも提案されている。しかしながら、この場合には、タイトル等を撮影の際に入力しておく必要があり、撮影された画面にぴったりするタイトルを入力することは困難である。しかも、撮影された画面に対応させてタイトルの合成位置等を入力することは困難である。このため、撮影画像に対応させて適切な位置及び内容のメッセージを入力する場合には、前述したように仕上がったプリント写真を観察しながらこれに手書きで入力する必要があり、手間を要するとともに、同一のものを多数作成する場合には対応が困難である。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、予めプリント写真を作成することなく、写真フイルムに手書きの要領でメッセージを簡単に追加することができるようにしたメッセージ付きプリント作成方法及びシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のメッセージ付きプリント作成システムは、プリント対象画像の画像データに基づきプリント参照画像を作成するプリント参照画像作成部と、前記プリント参照画像に基づきメッセージ書込み用紙をプリントするプリント部と、前記メッセージ書込み用紙に書き込まれた手書きメッセージを読み取るスキャナ部と、前記スキャナ部からのメッセージ書込み用紙のメッセージ書込みプリント参照画像と前記プリント参照画像とを比較してその差分を抽出して、前記メッセージ及びメッセージの記録位置を特定し、この特定した位置に基づき手書きメッセージとプリント対象画像とを画像合成する画像合成部とを備え、前記画像合成部からの合成画像データに基づきプリントを作成することを特徴とする。本発明の上記特徴は、段落37の「プリント仕上げ業者の店頭に出向いてプリント参照画像に対しメッセージを入力してもよい。この場合には、図6に示すように、FAXで送信する代わりにこれをプリントし、このプリントに対してメッセージを手書き入力する。」の記載に基づいている。
なお、前記プリント参照画像は、主要被写体を指定する主要被写体指定枠を備えており、前記画像合成部は、前記主要被写体指定枠により指定された主要被写体を最適に仕上げることを特徴とする。本発明の上記特徴は、段落33の「主要被写体の指定枠には主要被写体の指定を記入する。この場合には、対象コマの画像の主要被写体に対して〇等で主要被写体が特定される。この主要被写体の特定により、プリントの際に指定された主要被写体が最適な仕上がりになるようにプリントされる。」の記載に基づいている。
また、前記プリント部はインクジェットプリンタから構成されることを特徴とする。本発明の上記特徴は、段落15の「プリント参照画像P1はユーザー側のFAX13により記録紙に熱記録され、これによりメッセージ書込み用紙40がユーザー側で作成される。」と、段落21の「インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタ、カラー感熱プリンタ等を用いてメッセージ入りプリント50を作成してもよい。」との記載に基づいている。
また、本発明のメッセージ付きプリント作成方法は、図7に示すように、プリント対象画像の画像データに基づきプリント参照画像を作成し、前記プリント参照画像に基づきメッセージ書込み用紙をプリント部によりプリントし、前記メッセージ書込み用紙に書き込まれた手書きメッセージをスキャナ部により読み取り、前記スキャナ部からのメッセージ書込み用紙のメッセージ書込みプリント参照画像と前記プリント参照画像とを比較してその差分を抽出して、前記メッセージ及びメッセージの記録位置を特定し、この特定した位置に基づき手書きメッセージとプリント対象画像とを画像合成部により画像合成し、前記画像合成部からの合成画像データに基づきプリントを作成することを特徴とする。本発明の上記特徴は、段落37の「プリント仕上げ業者の店頭に出向いてプリント参照画像に対しメッセージを入力してもよい。この場合には、図6に示すように、FAXで送信する代わりにこれをプリントし、このプリントに対してメッセージを手書き入力する。」の記載に基づいている。なお、前記プリント参照画像は、主要被写体を指定する主要被写体指定枠を備えており、前記画像合成部は、前記主要被写体指定枠により指定された主要被写体を最適に仕上げることが好ましい。また、前記プリント部はインクジェットプリンタから構成されることを特徴とする
[作用]
現像処理済みの写真フイルム上のプリント対象画像が撮像され、これに基づきプリント参照画像が作成される。発注者はこのプリント参照画像を観察して、メッセージを記録する。メッセージ及びメッセージの記録位置は読み取られ、これに基づきプリント対象画像にメッセージが画像合成される。そして、合成画像がプリントされる。メッセージの記録はラボ店などの店頭で行われる他に、ファクシミリ装置やパソコン通信装置により発注者の手元に電送される場合には、発注者の自宅等で行われる。この場合には、店頭に出向く必要がなく、簡単にメッセージ付きプリントが作成される。
本発明によれば、プリント対象画像の画像データに基づきプリント参照画像を作成し、前記プリント参照画像に対して手書きメッセージを入力し、前記手書きメッセージの画像位置をプリント参照画像に基づき特定し、前記特定した位置に基づき手書きメッセージとプリント対象画像とを画像合成し、この画像合成した合成画像データに基づきプリントするから、仕上がったプリント写真にメッセージを書き込んだり貼りつけたりする必要がなく、簡単にメッセージ入りプリントが得られる。また、同一のものを多数作成する場合にも簡単に対応することができる。更に、メッセージを書き込むために、予めプリント写真を作成する必要がなくなる。しかも、各コマの画像に合わせたメッセージを入れることができる。
図1は、本発明を実施したメッセージ付きプリント作成システムを示す概略図である。このメッセージ付きプリント作成システム10は、受注者であるプリント仕上げ業者側に設けられるフイルムスキャナ11とデジタルプリンタ12と、発注者であるユーザー側に設けられるファクシミリ装置(FAX)13とから構成されている。
フイルムスキャナ11は、フイルムキャリア15,撮像部16,入力画像メモリ17,処理制御部18,画像処理部20,作業用画像メモリ21,各種のデータメモリ22,FAXモデム23から構成されている。
フイルムキャリア15は、フイルム送りローラ対30及びモータ31から構成されている。モータ31はドライバ31aを介して処理制御部18により回転制御され、写真フイルム32を撮像ステージ33に連続送りする。撮像ステージ33の上方には上記撮像部16が配置されており、下方には光源部34が配置されている。光源部34は、写真フイルム32の持つ特性に合わせた発光特性を有する蛍光管35とリフレクタ36と拡散板37とから構成されている。
撮像部16は、レンズ及びライン型イメージエリアセンサから構成されている。この撮像部16は、フイルム送りに同期して写真フイルム32の各コマの画像を走査して、赤色,緑色,青色の各色毎に画像データを得る。この画像データは、入力画像メモリ17に記憶される。
画像処理部20は、入力画像メモリ17に書き込まれた画像データから、画像エリアに基づき各コマの画像を抽出する。画像エリアは、各コマエッジの検出処理と、1コマ分のフイルム送り長さとに基づき決定される。また、画像処理部20は、各コマに対して周知の階調補正や濃度及び色補正処理を行う。また、ネガフイルムの場合にはネガポジ変換を行う。
更に、画像処理部20は、予め決定されているフォーマットに応じて図2(A)に示すようなプリント参照画像P1を作成する。このプリント参照画像P1は、A4サイズに6個の各コマFを配置するとともに、各コマFを白黒の中間調画像で表示したものである。このプリント参照画像P1はユーザー側のFAX13により記録紙に熱記録され、これによりメッセージ書込み用紙40がユーザー側で作成される。メッセージ書込み用紙40は、写真フイルム32の撮影枚数に応じて複数枚出力される。例えば、24枚撮り写真フイルムの場合には4枚になる。
メッセージ書込み用紙40には、各コマFの下方に、コマ番号Nとコマ識別バーコードBが配置される。コマ識別バーコードBは、受付番号と各コマ番号とを合成して作成されている。受付番号は写真フイルム32の受付時に各フイルム毎に作成され、これにより各ユーザーの写真フイルムが識別される。この受付番号は、バーコードとともにラベル印刷され、このチェックラベルが図示しない受付袋(DP袋)及び写真フイルム32に貼られる。また、メッセージ書込み用紙40の下部にはユーザーID番号41及びそのバーコード42と、受付番号43及びそのバーコード44とが記録されている。
画像処理部20はプリント参照画像P1の作成の他に、このプリント参照画像P1に書き込まれた手書きメッセージM1〜M4(図2参照)の内容及び書き込み位置を抽出する。このメッセージM1〜M4の内容及び書き込み位置の抽出は、受信した手書きメッセージ入りプリント参照画像P2と、送信したメッセージ入りプリント参照画像P1とを比較してその差分を抽出することにより行われる。この抽出後に、画像処理部20は、抽出したメッセージ画像に対して合成処理に必要な、周知の解像度適合化、ノイズ除去、スムージング、及び指定された色への色変換等の各種処理を行う。この後に、画像処理部20は、元の画像データにメッセージ画像データを画像合成する。この合成画像はデジタルプリンタ12に送られる。
FAXモデム23はユーザーのFAX13との間で、プリント参照画像P1,P2を送受信する。まず、ユーザーのFAX番号は予め受付処理の際に受付袋に記入されており、写真フイルム32の各コマをスキャナで読み取る際に、このFAX番号がキーボード46から入力される。なお、このような個別入力に代えて、受付処理機でFAX番号を予め入力しておき、この受付処理機からのデータ転送により、フイルム識別番号に基づきFAX番号を検索してもよい。
図2に示すように、ユーザーは、FAX13から出力されるメッセージ書込み用紙40のプリント参照画像P1 を見て、各コマFの全体のイメージを把握し、各コマFに適切なメッセージM1〜M4を手書きしていく。必要なメッセージM1〜M4の手書きを終了すると、このメッセージ書込み用紙40は、FAX13にセットされ、メッセージ書き込み済みのプリント参照画像P2がプリント仕上げ業者にFAX送信される。
処理制御部18はマイクロコンピュータから構成されており、各部をシーケンス制御して、写真フイルム32の画像の読み取り、プリント参照画像P1の作成、プリント参照画像P1,P2のFAX送受信、手書きメッセージM1〜M4の抽出、各コマ画像と手書きメッセージM1〜M4との画像合成、合成画像のプリントなどの各処理をシーケンス制御する。このため、データメモリ22の他に、キーボード46、マウス47、ディスプレイ48などが処理制御部18に接続されている。
デジタルプリンタ12は、合成画像に基づき感光材料を走査露光して、メッセージが合成されたプリントを焼き付ける。この感光材料は熱現像され受像シートにその画像が転写され、メッセージ入りプリント50が作成される。なお、熱現像転写方式のプリンタの代わりに、ペーパープロセサを備えた銀塩写真方式のプリンタを用いてもよい。更には、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタ、カラー感熱プリンタ等を用いてメッセージ入りプリント50を作成してもよい。
図3は、メッセージ付きプリントの作成方法を示すフローチャートである。先ず、ユーザーによりプリント仕上げ業者にフイルム現像及びメッセージ付きプリントの注文が行われる。プリント仕上げ業者はユーザー未登録の場合には、各ユーザー毎にユーザー識別コードを付与して、このユーザー識別コード毎に、住所、氏名、電話番号、FAX番号等を登録する。このユーザー登録の後に、受付番号が決定され、この受付番号に基づきチェックテープが発行される。このチェックテープには受付番号とこれのバーコードとが記録されている。チェックテープは、受付袋と写真フイルム32とに貼られ、これらの照合に用いられる。なお、受付番号を用いる他に、ユーザー識別番号に連番号を付したものや、DP袋に記録されている識別番号を用いてもよい。
撮影済みの写真フイルムは周知のようにフイルムカートリッジから取り出され、フイルムプロセサで現像処理される。現像処理済みの写真フイルム32は、図1に示すフイルムスキャナ11にセットされる。フイルムスキャナ11は、写真フイルム32をフイルムキャリア15で連続送りしながら、この送りに同期させて撮像部16により写真フイルム32の画像を読み取る。この三色画像データは、各色毎に入力画像メモリ17に書き込まれる。次に、画像処理部20は入力画像メモリ17から三色画像データに基づき各コマの画像を抽出する。そして、各コマの画像データに基づきモノクロの中間調画像を作成するとともに、これら中間調画像を6コマ分嵌め込み合成し、これら6コマの中間調画像を1枚にまとめたA4サイズのプリント参照画像P1を1オーダー分作成する。これらのプリント参照画像P1はFAXモデム23によりユーザーのFAX13に送られ、メッセージ書込み用紙40が出力される。
ユーザーは、メッセージ書込み用紙40のプリント参照画像P1の各コマFを観察して、各画像に適合するメッセージM1〜M4を手書きする。手書きしたプリント参照画像P2は、FAX13によりプリント仕上げ業者に送られる。このメッセージ書き込み済みのプリント参照画像P2はFAXモデム23で画像データに直された後に、作業用画像メモリ21、画像処理部20に送られる。
画像処理部20では、FAX送信前のプリント参照画像P1と転送後のメッセージ書き込み済のプリント参照画像P2とを比較して手書きされたメッセージM1〜M4の画像を抽出する。そして、このメッセージM1〜M4の画像位置をプリント参照画像P1上で特定し、この特定した位置情報に基づき撮像部16で読み取ったコマの画像データとメッセージM1の画像データとを画像合成する。
合成画像はデジタルプリンタ12に送られて、手書きメッセージM1が画像合成されたメッセージ入りプリント50が得られる。なお、ディスプレイ48に手書きメッセージ入りのプリント写真をシミュレート表示して、これを確認した後にプリントするようにしてもよい。
ユーザー側のFAX13における受信(FAX用紙への画像出力)及び送信(FAX用紙からの画像読み出し)処理により、プリント仕上げ業者側での受信画像は劣化する。このため、参照パターン利用方法、濃度範囲限定方法、エッジ画像方法、更にはこれらを組み合わせた方法等の劣化対策を施すとよい。
参照パターン利用方法では、元の画像がどのように劣化するかを参照するために、図4に示すように、プリント参照画像P3に濃度参照パターン60を付属させて送受信させる。濃度参照パターン60は、例えば画像の濃度範囲を、「0」〜「255」の256階調レベルで表したものを用いる。そして、プリント仕上げ業者側で、受信した画像の濃度参照パターン60と送信前の濃度参照パターン60との比較から劣化特性を割り出し、この劣化特性に基づきこの劣化を無くすように補正量を求める。この場合には完全に復元することは不可能であるが、大まかな補正が可能になる。
濃度範囲限定方法では次のような処理を行う。通常、メッセージの書き込みに用いる筆記具はそのインクが黒色であり、且つ高濃度である。そこで、画像部分がユーザー側FAXの濃度分解能の最大濃度より低いレベル内で表現されるように、送信画像の濃度レベルを抑制する処理を加える。この場合には、ユーザーが受け取る画像は劣化するが、シーンの概略が分かればよいので実用上それほど問題になることはない。そして、メッセージ書き込み部分が最大濃度部分となるため、これを分離することにより簡単に書き込み画像を抽出することができる。
エッジ画像方法では、送信用画像に対してエッジ抽出処理を行い、細線化及び2値化画像に変換する。この場合にも、シーン概略が分かれば撮影者はメッセージ等の入力は行えるので、送信画像を細線化及び2値化してもそれ程問題にはならない。ユーザーから返送されたメッセージ書き込み画像は、シーンのエッジ部分と上書き部分とからなる2値化画像である。これと送信画像との差分を取り、上書き部分を抽出する。この場合に、シーンのエッジ部分と上書き部分とが重なった画素は、上書き部分として抽出することができないので、膨張・伸縮処理することにより、抽出した上書き部分の連続性を回復させる。なお、ユーザー側のFAX13の濃度分解能が大きければ、エッジ画像を2値化しなくともよい。
更に、ユーザー側のFAX13の濃度分解能に応じて、上記参照パターン利用方法、濃度範囲限定方法、エッジ画像方法等の手法を適宜切り換えて用いてもよい。更には、これらを組み合わせて用いてもよい。例えば、一旦参照パターン方式でユーザー側FAX13の濃度分解能を確認し、これを各ユーザーの住所、氏名、FAX番号、FAXの濃度分解能データ等をデータベースとして記憶しておく。そして、次回からは、データベースからFAXの濃度分解能データを検索し、これに基づき各FAXに最適な劣化対策を施す。
ユーザー側FAX13の出力形態によって、プリント仕上げ業者側で作成したプリント参照画像サイズ(A4サイズ)と異なるサイズ、例えばB4サイズやB5サイズで出力される場合には、ユーザー側から送られるメッセージを上書きしたプリント参照画像は元のサイズと異なるサイズでプリント仕上げ業者側に送られることになる。このため、サイズが異なっても、確実に上書き部分を抽出することができるように、コマの照合及び位置合わせを行う。コマの照合は、各コマに付されたバーコードを読み取ることで決定する。位置合わせは、各コマに合成した枠線マークを用いて行う。すなわち、画像の枠範囲を示す枠線マークを各コマに合成してプリントしておき、同一コマの複数の枠線マークの間隔に基づきプリント倍率を求める。そして、送信時のプリント倍率になるように拡大又は縮小処理を行い、サイズを合わせる。
プリント参照画面には注文用書き込み欄を設けてもよい。この注文用書き込み欄は、メッセージプリントの注文の際に指定しなかった場合等に利用される。この注文用書き込み欄には、焼増し注文枠、トリミング指定枠、主要被写体の指定枠等を設ける。焼増し注文枠には、コマ指定、枚数などを記入して焼増し注文をする場合に用いる。トリミング指定枠にはトリミング指定を記入する。この場合には対象コマの画像に対してトリミング指定枠を上書きすることでトリミングプリントを注文する。主要被写体の指定枠には主要被写体の指定を記入する。この場合には、対象コマの画像の主要被写体に対して〇等で主要被写体が特定される。この主要被写体の特定により、プリントの際に指定された主要被写体が最適な仕上がりになるようにプリントされる。
上記実施形態では、FAX13及びFAXモデム23を用いて、プリント参照画像をユーザー及びプリント仕上げ業者間で電送するようにしたが、この他に、図5に示すように、パソコン通信によりプリント参照画像データを電送してもよい。この場合には、ディスプレイ上にプリント参照画像を表示して、この表示画面中にメッセージを入力する。メッセージは、キーボードからの入力の他に、マウスやライトペン等を用いて手書き文字を入力してもよい。書き込まれたメッセージは、プリント参照画像の各コマの枠線及びバーコードとともに、プリント仕上げ業者側にデータ転送される。したがって、この場合には、プリント仕上げ業者側で、送信分と受信分との差分の画像データからメッセージ部分を抽出する必要がなく、メッセージの受け渡しが簡単になる。
また、キーボードやマウス等を用いてメッセージを入力する代わりに、パソコンのプリンタを用いてプリント仕上げ業者からのプリント参照画像をインクジェットプリンタやサーマルプリンタを用いて印刷し、この印刷したものに対してメッセージを上書きしてもよい。この場合には上書きしたプリント参照画像をパソコンに接続されたスキャナーで読み取って、これをプリント仕上げ業者側にデータ転送する。プリント仕上げ業者側ではFAXの時と同じように、送信したプリント参照画像とメッセージが書き込まれたプリント参照画像との差分データに基づきメッセージ部分を抽出する。
なお、このようにメッセージ部分の抽出を行う代わりに、メッセージ部分のみをプリント仕上げ業者側に送るようにしてもよい。この場合には、各コマを特定するバーコードと枠線のみとを表示して、この枠線内にメッセージを書き込むようにする。また、手書きメッセージをカラーペン等で黒色とは異なる色で書き込み、これをカラースキャナーで読み取った後に、手書き部分を色指定により抽出してもよい。この場合には、抽出した手書き部分と枠線とコマ識別バーコードとをプリント仕上げ業者側に送る。
上記各実施形態では、プリント参照画像をFAXやパソコンを用いて電送したが、この他に、プリント仕上げ業者の店頭に出向いてプリント参照画像に対しメッセージを入力してもよい。この場合には、図6に示すように、FAXで送信する代わりにこれをプリントし、このプリントに対してメッセージを手書き入力する。また、プリント仕上げ業者に設置されたパソコンを用いて、マウスやライトペン等によりメッセージを入力してもよい。
また、店頭でメッセージを記録する場合には、エッジを抽出した線画からプリント参照画像を構成するとよい。この場合には、予め各コマを縮小して一覧に表示したインデックスプリントを作成しておき、このインデックスプリントを参照しながら、線画からなるプリント参照画像にメッセージを書き込む。
上記実施形態では、プリント参照画像はA4サイズに6個のコマを表示したが、プリント参照画像の出力サイズやコマの表示個数はこれに限定されることなく、適宜変更してよい。また、上記実施形態では135タイプのフイルムを用いたが、透明磁気記録層を有するIX240タイプやその他のフイルムで実施してもよい。IX240タイプのフイルムの場合は、フイルムID番号が付与されているので、受付の際には受付番号を作成することなく、予め付与されているフイルムID番号を用いてもよい。また、IX240タイプの場合は、読み取ったメッセージデータを磁気記録層に記録しておくことで、再注文プリント作成時や、フォトプレーヤの再生時に、メッセージ入り画像を再生することができる。
本発明を実施したメッセージプリントの作成システムを示す概略図である。 (A)はプリント参照画像の一例を示す平面図であり、(B)はメッセージが書き込まれたプリント参照画像の一例を示す平面図である。 メッセージプリントの作成方法を示すフローチャートである。 他の実施形態におけるプリント参照画像の一例を示す平面図である。 パソコンを用いたメッセージプリントの作成方法を示すフローチャートである。 店頭でメッセージを入力するメッセージプリント作成方法を示すフローチャートである。 店頭でメッセージを入力するメッセージプリント作成方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 メッセージ付きプリント作成システム
11 フイルムスキャナ
12 デジタルプリンタ
13 FAX
15 フイルムスキャナ
23 FAXモデム
32 写真フイルム
40 メッセージ書込み用紙
50 メッセージ付きプリント
P1,P3 プリント参照画像
P2 メッセージ書込み済みプリント参照画像
F コマ
B コマ識別バーコード

Claims (6)

  1. プリント対象画像の画像データに基づきプリント参照画像を作成するプリント参照画像作成部と、
    前記プリント参照画像に基づきメッセージ書込み用紙をプリントするプリント部と、
    前記メッセージ書込み用紙に書き込まれた手書きメッセージを読み取るスキャナ部と、
    前記スキャナ部からのメッセージ書込み用紙のメッセージ書込みプリント参照画像と前記プリント参照画像とを比較してその差分を抽出して、前記メッセージ及びメッセージの記録位置を特定し、この特定した位置に基づき手書きメッセージとプリント対象画像とを画像合成する画像合成部とを備え、
    前記画像合成部からの合成画像データに基づきプリントを作成することを特徴とするメッセージ付きプリント作成システム。
  2. 前記プリント参照画像は、主要被写体を指定する主要被写体指定枠を備えており、
    前記画像合成部は、前記主要被写体指定枠により指定された主要被写体を最適に仕上げることを特徴とする請求項1記載のメッセージ付きプリント作成システム。
  3. 前記プリント部はインクジェットプリンタから構成されることを特徴とする請求項1または2記載のメッセージ付きプリント作成システム。
  4. プリント対象画像の画像データに基づきプリント参照画像を作成し、
    前記プリント参照画像に基づきメッセージ書込み用紙をプリント部によりプリントし、
    前記メッセージ書込み用紙に書き込まれた手書きメッセージをスキャナ部により読み取り、
    前記スキャナ部からのメッセージ書込み用紙のメッセージ書込みプリント参照画像と前記プリント参照画像とを比較してその差分を抽出して、前記メッセージ及びメッセージの記録位置を特定し、この特定した位置に基づき手書きメッセージとプリント対象画像とを画像合成部により画像合成し、
    前記画像合成部からの合成画像データに基づきプリントを作成することを特徴とするメッセージ付きプリント作成方法。
  5. 前記プリント参照画像は、主要被写体を指定する主要被写体指定枠を備えており、
    前記画像合成部は、前記主要被写体指定枠により指定された主要被写体を最適に仕上げることを特徴とする請求項4記載のメッセージ付きプリント作成方法。
  6. 前記プリント部はインクジェットプリンタから構成されることを特徴とする請求項4または5記載のメッセージ付きプリント作成方法。
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