JP2006126627A - 液晶表示装置及び液晶表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶表示パネルの表示面温度をより正確に検出して、適正なオーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を得る。
【解決手段】 液晶表示パネル102の背面温度を検出する内部温度検出センサー103と、筐体101外部の温度を検出する外部温度検出センサー104を設けると共に、両センサー103,104の検出温度に基づいて、液晶表示パネル102の表示面温度を予測するデータをROM110にテーブル化したデータとして保存し、ODC回路を動作させる際に、両センサー103,104の検出温度に基づいて、ROM110からデータを読み出して、ODC回路のオーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を調整するように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、動きの速い動画像をボケを生じさせることなく表示させることを可能にした液晶表示装置及び液晶表示方法に関し、特に温度による液晶の特性変化に適応させて、動画像の表示をより適切に実行させることができるようにした液晶表示装置及び表示方法に関する。
近年、テレビジョン受像機においては、表示手段として、カラー陰極線管に代わって、液晶表示パネルあるいはプラズマディスプレイパネル等、平板状の表示手段(フラットディスプレイパネル)が多く適用されるようになってきている。
フラットディスプレイパネルは、形状が文字通りフラットであるため、カラー陰極線管に比べて、奥行きを必要とせず、設置のための場所をとらないという利点を有しているが、画像を表示する機能に注目すると、カラー陰極線管より劣るという問題を有している。
すなわち、例えば、液晶表示装置においては、応答速度が遅いため、動きの速い動画を表示させようとすると、画面がボケるという現象を発生させてしまう問題がある。
この問題を解決するために、液晶表示パネルの画素電極に供給する映像信号に対して、オーバーシュート電圧を付加したり、あるいはアンダーシュート電圧を減算処理することにより、所定時間後に強制的に液晶が映像信号に対応した透過率となるように制御することで、表示のボケを防止するようにしている。
しかしながら、液晶は温度によって動作特性が大きく変動し、温度が低い場合には、より多くの量によるオーバーシュートあるいはアンダーシュート処理が実行されるように制御する必要がある。
例えば、特許文献1には、フレームを画像表示期間と、黒表示期間で構成することで、フレーム間の画素の発光時間を短縮して、擬似的なインパルス型表示を実現するようにした液晶表示装置において、温度に応じて黒表示期間を調整することで、温度が変化してもインパルス型表示を維持するようにした提案が開示されている。
しかしながら、一般に液晶表示手段の温度を正確に検出することは簡単ではなく、例えば、外気温度が急激に変化した場合に、検出した温度と液晶表示手段の実際の温度との間に差が生じ、的確な制御が困難になるという問題を有している。
特開2004−226594号公報
この発明は、以上の点に対処してなされたものであり、液晶表示手段の温度をより正確に検出して、表示手段の応答性を改善して表示速度を改善する手段を的確に制御できるようにした液晶表示装置及び液晶表示方法を提供することを目的とする。
この発明に係る液晶表示装置は、複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号の各部位のレベルの変異を表示周期で検出する映像レベル変異検出手段と、前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加する補正手段と、前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度に基づいて、前記補正電圧の値を調整する制御手段と、前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動する駆動手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の液晶表示装置は、複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異を表示周期で検出する映像変異検出手段と、前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加する補正手段と、前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度及び温度の変化に基づいて、前記補正電圧の値を調整する制御手段と、前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動する駆動手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の液晶表示装置は、複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度及び温度の変化に基づいて、前記液晶表示パネルの表示面の温度を予測する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の液晶表示方法は、複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルの前記筐体内における温度を検出するステップと、前記筐体外の温度を検出するステップと、前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異をフィールドまたはフレーム単位で検出するステップと、前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加するステップと、前記検出された液晶表示パネルの筐体内温度及び外部温度に基づいて、前記補正電圧の値を調整するステップと、前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動するステップと、を具備したことを特徴とする。
本発明の液晶表示方法は、複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルの前記筐体内における温度を検出するステップと、前記筐体外の温度を検出するステップと、前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異をフィールドまたはフレーム単位で検出するステップと、前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加するステップと、前記検出された液晶表示パネルの筐体内温度及と外部温度及びそれらの変化に基づいて、前記補正電圧の値を調整するステップと、前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動するステップと、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、液晶表示パネルの表示面温度を正確に予測することが可能になるものである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明の係わる液晶表示装置の一実施の形態を模式的に示す図である。
図1において、液晶表示装置100は、筐体101を有し、その前面に液晶表示パネル102が設けられている。図1は、横方向から見た図面であり、図中左側方向に映像が表示される。
さらに、この液晶表示パネル102の背面に液晶表示パネル102の内部温度を検出する内部温度センサー103が設けられ、さらに筐体101の下部に、外部温度を検出する外部温度センサー104が設けられている。
さらに、液晶表示装置100は、入力端子105に接続された映像信号処理回路106を有する。入力端子105は例えば放送信号を受信するセットトップボックスあるいは、記録再生装置等の外部機器に接続され、映像信号処理回路106は、それら外部機器から供給される映像信号をデジタル信号に変換する機能を有する。
映像信号処理回路106でデジタル信号に変換された映像信号は、ODC(Over Drive Control)回路107と、相関検出回路108に供給される。
ODC回路107は、液晶表示パネル102の応答性を改善するために、映像信号に対してオーバーシュートあるいはアンダーシュータ電圧を付加するための回路である。
また、相関検出回路108は、映像信号のフィールド相関あるいはフレーム相関を検出する回路であり、例えば、映像信号をフィールド期間あるいはフレーム期間遅延するフィールドメモリあるいはフレームメモリと、それらメモリによる遅延信号と遅延しない現在の信号との差を取る減算器とを備え、差分信号を相関検出信号として出力する。
相関検出回路108から出力された相関検出信号は、制御部109に供給される。制御部109は、いわゆるマイクロコンピュータで構成され、相関検出信号に基づいて、相関のない映像信号の部位を表示画素に対応させて特定して、ODC回路107に制御信号を出力する。
ODC回路107は、制御部109からの制御信号に基づいて、ODC動作を実行させる画素を特定し、その画素に対応する映像信号のレベルを検出する。次いでODC回路107は、検出したレベルに応じた、オーバーシュート電圧値あるいはアンダーシュート電圧値をROM(Read Only Memory)110から呼び出して、映像信号に重畳させて、ドライブ回路111に導出する。なお、実際には、ドライブ回路111に供給される映像信号は、液晶表示パネル102の表示特性に対応した階調補正が施されている必要があり、階調補正はODC回路107で実行することが可能である。
ドライブ回路111は、ODC回路107から供給される映像信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器を含み、さらに液晶表示パネル102がアクティブマトリックス型の場合、サンプルホールド回路で構成されるソースドライバとシフトレジスタで構成されるゲートドライバを有する。
映像信号は水平走査期間にソースドライバのサンプルホールド回路でホールドされ、ゲートドライバによって水平周期で、順次表示画素電極に供給される。
ここで、ODC回路107の動作について、図2を参照してさらに説明する。図2は、横軸に時間をフレーム単位で示し、縦軸に信号レベル(電圧)を示すものであり、Nフレームにおいて、映像信号が黒レベルから白レベルに変化した状態を示すものである。
映像信号レベルの変化によって、画素電極に蓄積される電圧も、上昇していって、最終的に必要な透過率を達成するための電圧が蓄積されるが、ODC回路107が働いていない場合には、点線201で示すように必要な透過率を達成するための電圧が蓄積されるまでの時間は、(N+3)フレームまでかかることになる。このため、時間周波数特性が劣化し、それに伴い空間周波数特性も低下して画像がぼけるという問題が発生するものである。
これに対して、ODC回路107が働くことによって、オーバーシュート電圧202が付加されるため、実線203に示すようにNフレームの中で必要な透過率を達成するための電圧が蓄積されることになり、時間的周波数特性の劣化を防止することができ、それによって空間周波数特性の劣化を防止することができるようになるものである。
ここで、オーバーシュート電圧は、Nフレームの期間に、画素電極に必要な透過率を達成するための電圧を蓄積することを可能にすべくNフレームの期間印加されるものであり、その電圧値は、実験等によって予め求められたものを、データとしてテーブル化してROM110に蓄積されたものである。蓄積されたデータは、ODC回路107を働かせる際に、読み出されてオーバーシュート電圧値が決定されるものである。
なお、図では、黒から白への変移という極端な例を挙げたが、中間の階調部分のレベル変移を含み、映像信号のレベルのあらゆる変移について、予めROM110にデータを蓄積させておいて、映像信号のレベル変移が発生した際に、そのレベルに対応するデータをROM110から読み出して、オーバーシュート電圧を決定し、フレーム期間中に対応する階調の透過率になるように画素電極の電圧を蓄積させるように動作するものである。
また、図では示していないが、例えば、映像信号がNフレームで白レベルから黒レベルに変化した場合には、映像信号に対してアンダーシュート電圧を印加(実際には減算)するものであり、この場合にも、Nフレーム期間中に対応する階調の透過率を達成する電圧になるようなアンダーシュート電圧値を実験等で予め求めて、データとしてテーブル化してROM110に記憶させておくものである。アンダーシュート電圧印加の場合にも、あらゆるレベル変移に対応したデータをROM110に記憶させておくことは述べるまでもない。
以上説明したオーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧は、液晶表示パネル102の温度によってその値を調整されるものであり、この目的のため、制御部109には、内部温度センサー103及び外部温度センサー104によって検出された温度情報が電気信号として供給される。
制御部109は、両センサー103,104の検出情報に基づいて、液晶表示パネル102の温度を予測して、予測した温度に対応するオーバーシュート電圧値及びアンダーシュート電圧値を特定すべく、ROM110からデータを読み出して、ODC回路107に供給する。
このため、ROM110には、両センサー103,104の検出情報から導かれた表示パネル102の温度に対応して、オーバーシュート電圧値及びアンダーシュート電圧値を調整するためのデータがテーブル化して記憶されているものである。
図3は、図2と同様に、映像信号が黒レベルから白レベルに変化した際に、オーバーシュート電圧によって画素電極の電圧蓄積がNフィールド内で対応する透過率を達成するように制御される状況を示すものであり、液晶表示パネル102の温度が、図2に比べて高い場合を示す。
図3に示すように、点線301がODC回路107による働きがない場合であり、(N+2)フィールドで、画素電極の電圧が、目標とする透過率を達するに必要な電圧になっている。また、実線302がODC回路107が動作した場合であり、Nフィールド期間内で、画素電極の電圧が目的の透過率に達していることが解る。
実線302による画素電極の蓄積電圧の変化を実現しているのが、図3に示すオーバーシュート電圧303であり、この場合、図2に示すオーバーシュート電圧の値より低い値となっている。すなわち、オーバーシュート電圧は、液晶表示パネル102の温度が高ければ、低い電圧でよく、液晶表示パネル102の温度が低ければ、高い電圧が必要となるものである。なお、画では示していないが、アンダーシュート電圧の場合も、液晶表示パネル102の温度が高ければ、低い電圧となり、温度が高ければ低い電圧となるものである。
以上説明したように、ODC回路107によって、映像信号に重畳されるオーバーシュート電圧、あるいはアンダーシュート電圧は表示パネル102の温度に応じて、その値を適切に選択する必要があり、本発明では、内部温度センサー103の他に、外部温度検出センサー104を設けて、液晶表示パネル102の温度をより正確に検出できるようにしたものである。
すなわち、内部温度検出センサー103で検出した温度に対して、外部温度検出センサー104で検出した温度が何度低いかというデータに基づいて、内部温度検出センサー103の検出温度を予測し、その予測値に基づいて、オーバーシュート電圧あるいはアンダーシュート電圧を決定する処理を行うものである。
具体的には、内部温度検出センサー103の検出値毎に、映像信号レベルの変移幅に応じた基準のオーバーシュート電圧値あるいはアンダーシュート電圧値を予め決めておき、これに対して、内部温度検出センサー103の検出値と外部温度検出センサー104の検出値の差から、基準オーバーシュート電圧あるいはアンダーシュート電圧を補正するデータをROM110から読出して、基準オーバーシュート電圧あるいはアンダーシュート電圧を補正してドライブ回路111に供給するものである。
すなわち、外部温度検出センサー104の検出温度が、内部温度検出センサー103の検出温度より何度低いときは、オーバーシュート電圧あるいはアンダーシュート電圧を、基準電圧に対して、補正データ分上乗せした値とするように動作するものである。
補正データは、ROM110に内部温度検出センサー103の検出値と、外部温度検出センサー検出値で構成されるテーブルを記憶しておき、制御部109からの制御信号によってそれを読み出すように構成することが可能である。
本発明の実施の形態によれば、以上説明したように、液晶表示パネル102の内部温度を検出する内部温度検出センサー103に対して、外部温度検出センサー104を設け、両センサー103,104の検出温度差に応じて、オーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を決定するものであるため、外気温度が大きく低下するような場合においても、液晶表示パネル102の温度を正確に測定することができ、的確なオーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を映像信号に対して付加することができるものである。
それによって、動きボケが表示されることのない画像を表示させることができるものである。
内部温度検出センサー103のみで、液晶表示パネル102の温度を検出して、オーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を決定すると、外気温度が急激に変化した場合に、誤った液晶表示パネル102温度が特定されてしまい、誤ったオーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧が用いられて、ODC回路107の機能が充分に発揮せず、画像のボケを抑えることができなかったり、あるいは、画素電極の電圧が目的の透過率を超えた状態になり、誤った色表示になってしまうこともある。本発明では、そのような問題点をことごとく解消することができるものである。
次の、本発明の液晶表示装置の他の実施の形態を図4に示す。図4に示す実施の形態では、液晶表示装置の電源投入から、内部温度検出センサー103が、所定温度を検出するまで、すなわち液晶表示装置が定常動作状態になるまでを、立ち上げ期間として、定常期間とは異なる処理を実行するように構成したものである。
すなわち、図4において、図1に示す実施の形態と異なる点は、筐体101の前面に、ユーザが操作する操作部401が設けられていること、及び各回路部に電源を供給するための電源回路402を明確に示したことと、さらに時間計測回路403を設けたことである。
操作部401、電源回路402及び時間計測回路403は、制御部109に接続され、制御部109にのよって制御される。
操作部401は、電源スイッチを含み、ユーザが操作することで、電源回路402が起動され、各回路部に電源が供給されると共に、電源回路402が起動されて電源オンになってからの、経過時間を時間計測回路403で計測を開始するものである。
すなわち、制御部109は、電源スイッチオンから、定常状態になるまでを時間計測回路403で計測して、その間の処理を、定常状態とは異なる条件で実行するものである。
図5は、内部温度検出センサー103の検出温度と、外部温度検出センサー104の検出温度と、液晶表示パネル102の実際の温度の関係を示すタイミングチャートであり、横軸に時間を示し、縦軸は温度を示している。
図5において、細い実線501で外部温度検出センサー104の検出温度を示し、太い実線502で液晶表示パネル102の実際の表面温度を示し、点線503で、内部温度検出センサー103の検出温度を示す。
時間t0は、電源スイッチがオン操作されたタイミングであり、t1が定常状態になったタイミングであり、さらにt0からt1までを期間Aと呼ぶことにする。また、t0とt1の間のタイミングをtnで示す。
液晶表示パネル102の温度が上昇する期間をBで示し、逆に温度が下がる期間をCで示している。
図5に示すように、期間Aでは、外部温度検出センサー104の検出温度は501、一定であり、これに対して、内部温度検出センサー103の検出温度503は、電源オンから急激に立ち上がり、t1より早く定常状態に達する。
また、期間Bにおいては、外部温度検出センサー104による検出結果である線501と、内部温度検出センサー105による検出結果503とでは傾き(増加率)が異なる。
同様に、期間Cにおいては、外部温度検出センサー104による検出結果である線501と、内部温度検出センサー105による検出結果503とでは傾き(減少率)が異なる。
今、内部温度検出センサー103の検出温度をV103とし、外部温度検出センサー104の検出温度をV104とし、制御部109で予測する液晶表示パネル102の温度をV109とすると、制御部109は、A期間、B期間、C期間の各期間の液晶表示パネル102の予測温度をV109を次の式で求める。
すなわち、A期間では、tn時点の液晶表示パネル102の予測温度をV109=V104+α(tn)・ΔV103で求める。ここにおいて、α(tn)は、t0からt1までの間、予め求められた定数であり、制御部109の内部メモリあるいはROM110に記憶されている。またΔV103は、内部温度検出センサー103による検出温度の変化率(傾き)であり、これも制御部109の内部メモリあるいはROM110に記憶されている。
また、期間Bでは、液晶表示パネル102の予測温度をV109=V103+β・V104で求める。ここにおいて、βは温度上昇時の外部温度検出センサー104による検出温度の変化率(傾き)であり、予め制御部109の内部メモリあるいはROM110に記憶されている。
さらに、期間Cでは、液晶表示パネル102の予測温度をV109=V103−γ・V104で求める。ここにおいてγは温度下降時の外部温度検出センサー104による検出温度の変化率(傾き)であり、予め制御部109の内部メモリあるいはROM110に記憶されている。
制御部109によって以上の処理を実行することにより、結果的に内部温度検出センサー103で検出された温度を、液晶表示パネル102の表面温度とみなして、オーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧を特定することが可能となる。
図6は、その状態を示すタイミングチャートで、細い実線601が外部温度検出センサー104の検出温度を示し、太い実線602が液晶表示パネル102の表面温度を示し、一点鎖線603が、内部温度検出センサー103のみなし検出温度を示すものであり、内部温度検出センサー103の検出温度を液晶表示パネル102の表面温度に近似させることができるものであることを示している。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、液晶表示パネル102の周囲の環境温度が変化した場合においても、オーバーシュート電圧及びアンダーシュート電圧値を的確なものに設定することが可能であり、液晶表示装置の表示品位を向上させることができるものである。
以上のように、本発明によれば、液晶表示パネル102の筐体101内温度を検出するセンサー103の他に、外部温度を検出するセンサー104を設けるようにしたので、液晶表示パネル102の表面温度をより正確に把握することが可能となり、液晶表示装置の表示品位を向上させることが可能になるものである。
この発明の液晶表示装置の一実施の形態を示す回路ブロック図。 図1に示す装置の動作を説明するための特性図。 図1に示す装置の動作を説明するための特性図。 本発明の液晶表示装置の他の実施の形態を説明するための回路ブロック図。 図4に示す装置の動作を説明するためのタイミングチャート。 図4に示す装置の動作を説明するためのタイミングチャート。
符号の説明
100…液晶表示装置
101…筐体
102…液晶表示
103…内部温度検出センサー
104…外部温度
105…入力端子
106…映像信号処理回路
107…ODC回路
108…相関検出回路
109…制御部
110…ROM
111…ドライブ回路
401…操作部
402…電源回路
403…時間計測回路

Claims (6)

  1. 複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、
    前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号の各部位のレベルの変異を表示周期で検出する映像レベル変異検出手段と、
    前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加する補正手段と、
    前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度に基づいて、前記補正電圧の値を調整する制御手段と、
    前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動する駆動手段と、
    を具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、
    前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異を表示周期で検出する映像変異検出手段と、
    前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加する補正手段と、
    前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度及び温度の変化に基づいて、前記補正電圧の値を調整する制御手段と、
    前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動する駆動手段と、
    を具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  3. さらに各部の電源を供給する電源回路と、この電源回路のオンオフを制御する操作手段と、電源回路がオンになってからの時間を計測する時間計測手段を含み、前記制御手段は、前記第1及び第2の温度検出手段で検出された温度と、前記時間計測手段の計測結果に基づいて、前記補正電圧の値を調整するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルと、
    前記筐体内において、前記液晶表示パネルの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記筐体外の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第1及び第2の温度検出手段で検出した温度及び温度の変化に基づいて、前記液晶表示パネルの表示面の温度を予測する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルの前記筐体内における温度を検出するステップと、
    前記筐体外の温度を検出するステップと、
    前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異をフィールドまたはフレーム単位で検出するステップと、
    前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加するステップと、
    前記検出された液晶表示パネルの筐体内温度及び外部温度に基づいて、前記補正電圧の値を調整するステップと、
    前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動するステップと、
    を具備したことを特徴とする液晶表示方法。
  6. 複数の表示画素を有し筐体に取付けられて映像信号に基づく映像を表示する液晶表示パネルの前記筐体内における温度を検出するステップと、
    前記筐体外の温度を検出するステップと、
    前記液晶表示パネルの前記各表示画素に対応する映像信号のレベルの変異をフィールドまたはフレーム単位で検出するステップと、
    前記検出手段でレベル変異を検出した映像信号の部位に対して、検出レベルに対応する補正電圧を付加するステップと、
    前記検出された液晶表示パネルの筐体内温度及と外部温度及びそれらの変化に基づいて、前記補正電圧の値を調整するステップと、
    前記調整された補正電圧が付加された映像信号に基づいて前記液晶表示パネルを駆動するステップと、
    を具備したことを特徴とする液晶表示方法。
JP2004316689A 2004-10-29 2004-10-29 液晶表示装置及び液晶表示方法 Withdrawn JP2006126627A (ja)

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