JP2006126172A - 二次電池の状態検出方法および二次電池の状態検出装置 - Google Patents

二次電池の状態検出方法および二次電池の状態検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両走行中における二次電池の内部抵抗値の推定精度を向上させ、劣化度合いや異常を正確に診断できる二次電池の状態検出装置を提供する。
【解決手段】 組データ選別部105からの有効な複数の組データに基づいて、充電時内部抵抗算出部108が充電時の電圧−電流近似直線の傾きから充電時の内部抵抗値Rcを算出し、充放電時内部抵抗算出部109が充放電時の電圧−電流近似直線の傾きから充放電時の内部抵抗値Rcdを算出し、判定部111が、差分演算部110により算出されたRcdとRcとの差の絶対値ΔRと、第1の所定値ΔRT1とを比較して、ΔR≦ΔRT1を満たした場合、RcdとRcのうち小さいほうを二次電池(100)の内部抵抗値として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気自動車(PEV)やハイブリッド電気自動車(HEV)等に、モータの動力源および各種負荷の駆動源として搭載されるニッケル−水素電池(nickel-metal hydride battery :Ni-MH battery)などの二次電池の内部抵抗(IR)を車両走行中に推定し、電池の劣化状態や異常を検出する技術に関する。
従来から、二次電池の内部抵抗を算出して電池の劣化状態や異常を検出することはよく知られている。例えば、HEVなどの電動車両は、走行に必要な動力に対してエンジンからの出力が大きい場合に、余剰の動力で発電機を駆動して二次電池の充電を行う。逆に、HEVなどの電動車両は、エンジンからの出力が小さい場合は、二次電池の電力を用いてモータを駆動することによって、エンジン出力の不足を補っている。
例えば、特許文献1は、このような電力を消費または回生する負荷に接続された二次電池の内部抵抗を検出する方法を開示している。具体的には、先ず、所定時間に亘って、充放電時の電流Iと、電圧Vと、温度Tとをサンプリングする。次に、サンプリングした電流Iを積算して、その間の最大蓄電量Qmaxと最小蓄電量Qminとを求め、更にこれらの偏差△Qを求める。次に、その間の蓄電量の偏差ΔQ、電流Iの分布、温度Tの全てが適正な場合に、サンプリングした電流Iと電圧Vとの直線近似解を求め、求められた直線の傾きから内部抵抗を算出する。
特開2000−323183号公報
このように、HEV等の電動車両に搭載される二次電池の内部抵抗は、車両走行中に測定される電流Iと電圧Vに基づいて算出される。
しかし、走行中に測定される電流Iや電圧Vは、正常な二次電池でも、車両の発進時や停止時等の充放電パターン状態によって変化する場合がある。また、二次電池に微小短絡が発生し、これによって二次電池が劣化し、放電時のみ電圧Vが低下する場合がある。このため、上記した方法によって正確な内部抵抗値を求めることは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両走行中における二次電池の内部抵抗値の推定精度を向上させ、二次電池の劣化度合いや異常を正確に診断できる二次電池の状態検出方法および二次電池の状態検出装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係る二次電池の状態検出方法は、(a)二次電池に流れる電流と、前記電流に対応した前記二次電池の端子電圧との組データを複数個取得する工程と、(b)特定の選別条件が満たされた場合に、前記複数個の組データを有効とする工程と、(c)充放電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線における傾きから前記二次電池の充放電時の内部抵抗値を算出する工程と、(d)充電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから前記二次電池の充電時の内部抵抗値を算出する工程と、(e)前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値とに基づいて、前記二次電池の内部抵抗値を算出する工程とを含むことを特徴とする。
二次電池が劣化(微小短絡)している場合、充電時の電圧は通常の電圧とほぼ等しく、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値は、本来の内部抵抗値となる。一方、この場合、放電時の電圧は低下し、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値と充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値は等しくならない。そこで、本発明に係る二次電池の状態検出方法は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値に加えて、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値を参照することによって、より正確に内部抵抗値を算出する。
本発明に係る二次電池の状態検出方法はさらに、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差の絶対値(ΔR=|Rcd−Rc|)が第1の所定値(ΔRT1)以下であるかどうかを判定する工程を、更に含み、前記(e)の工程において、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差の絶対値(ΔR=|Rcd−Rc|)が第1の所定値(ΔRT1)以下である場合に、前記二次電池の内部抵抗値を算出する態様とできる。
この場合、前記(e)の工程において、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差の絶対値(ΔR=|Rcd−Rc|)が第1の所定値(ΔRT1)以下である場合に、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)のうち小さいほう(min(Rcd,Rc))を前記二次電池の内部抵抗値(IR)として算出するのが好ましい。
また、上記態様においては、前記充電時の内部抵抗値(Rc)よりも前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)のほうが大きいかどうかを判定する工程と、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差(Rcd−Rc)が、前記第1の所定値(ΔRT1)よりも大きい第2の所定値(ΔRT2)よりも大きいかどうかを判定する工程とを、更に含み、前記(e)の工程において、前記充放電時(Rcd)の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差の絶対値(ΔR=|Rcd−Rc|)が第1の所定値よりも大きく、かつ前記充電時の内部抵抗値(Rc)よりも前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)のほうが大きく、前記充放電時の内部抵抗値(Rcd)と前記充電時の内部抵抗値(Rc)との差(Rcd−Rc)が、前記第2の所定値(ΔRT2)よりも大きい場合に、前記二次電池の内部抵抗値(IR)を算出する代わりに、前記二次電池が劣化していると判定することもできる。
また、本発明に係る二次電池の状態検出方法は、前記第1の所定値および第2の所定値を前記二次電池の温度に応じて設定する工程を更に含むことが好ましい。これにより、電池温度の変化を考慮した正確な内部抵抗値を求めることができ、また正確な劣化判定を行うことができる。
さらに、特定の選別条件は、少なくとも二次電池の蓄電量(Q)の所定期間における変化量(ΔQ)と、二次電池の充電方向および放電方向の電流値(充電方向(−)の電流値Ic(n)、放電方向(+)の電流値Icd(n))の範囲と、充電方向および放電方向の組データの個数(充電方向Nc、放電方向Ncd)と、二次電池の温度(T(n))とに依存する条件であっても良い。この特別の選定条件としては、例えば、ΔQ<0.3Ah、−50A<Ic(n)<0、0<Icd(n)<+50A、60サンプル中のNc>10個、60サンプル中のNcd>10個、20℃≦T(n)≦50℃、T(n)の偏差≦5℃であることが挙げられる。
前記の目的を達成するため、本発明に係る二次電池の状態検出装置は、二次電池に流れる電流を電流データ(I(n))として測定する電流測定部と、二次電池の端子電圧を電圧データ(V(n))として測定する電圧測定部と、電流測定部からの電流データ、及び該電流データに対応した電圧測定部からの電圧データを含む組データを複数個取得し、特定の選別条件が満たされた場合に、複数個の組データを有効な組データ(Se(V(n),I(n)))として出力する組データ選別部と、充放電時の有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから二次電池の充放電時の内部抵抗値(Rcd)を算出する充放電時内部抵抗算出部と、充電時の有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから二次電池の充電時の内部抵抗値(Rc)を算出する充電時内部抵抗算出部と、充放電時の内部抵抗値と充電時の内部抵抗値との差の絶対値(ΔR=|Rcd−Rc|)を算出するとともに、充放電時の内部抵抗値と充電時の内部抵抗値との大小関係を示す信号を出力する差分演算部と、差分演算部からの差の絶対値(ΔR)が第1の所定値(ΔRT1)以下であるか否かを判定し、差の絶対値が第1の所定値以下である場合に、充放電時の内部抵抗値(Rcd)と充電時の内部抵抗値(Rc)のうち小さいほう(min(Rcd,Rc))を二次電池の内部抵抗値(IR)として出力する判定部とを備えたものであることを特徴とする。
二次電池が劣化(微小短絡)している場合は、充電時の電圧は通常の電圧とほぼ等しく、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値は、本来の内部抵抗値となる。一方、この場合、放電時の電圧は低下し、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値と充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値は等しくならない。そこで、本発明に係る二次電池の状態検出装置は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値に加えて、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値を参照することによって、より正確に内部抵抗値を算出する。
本発明に係る二次電池の状態検出装置においては、前記判定部が、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値よりも大きく、かつ前記充電時の内部抵抗値よりも前記充放電時の内部抵抗値のほうが大きく、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差が、前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値よりも大きい場合に、前記二次電池が劣化していると判定するのが好ましい。
本発明に係る二次電池の状態検出装置は、二次電池の温度(T(n))を測定する温度測定部と、第1の所定値および第2の所定値を二次電池の温度に応じて設定する所定値設定部とを、更に備えることが好ましい。これにより、電池温度の変化を考慮した正確な内部抵抗値を求めることができ、また正確な劣化判定を行うことができる。
本発明に係る二次電池の状態検出装置は、二次電池の蓄電量(Q)の所定期間における変化量(ΔQ)を求める変化蓄電量算出部と、二次電池の温度(T(n))を測定する温度測定部とを、更に備え、前記組データ選別部は、蓄電量の変化量(ΔQ)と、二次電池の充電方向および放電方向の電流値(充電方向(−)の電流値Ic(n)、放電方向(+)の電流値Icd(n))の範囲と、充電方向および放電方向の組データの個数(充電方向Nc、放電方向Ncd)と、二次電池の温度(T(n))と、二次電池の温度(T(n))の偏差とを少なくとも含む前記特定の選別条件が満たされた場合に、複数個の組データを有効とすることが好ましい。この特定の選別条件としては、例えば、ΔQ<0.3Ah、−50A<Ic(n)<0、0<Icd(n)<+50A、60サンプル中のNc>10個、60サンプル中のNcd>10個、20℃≦T(n)≦50℃(内部抵抗値の温度依存性が小さい領域)、T(n)の偏差≦5℃であることが挙げられる。
本発明によれば、車両走行中における二次電池の内部抵抗値の推定精度を向上させ、二次電池の劣化度合いや異常を正確に診断できる二次電池の状態検出方法および二次電池の状態検出装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックシステムの一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、電池パックシステム1は、単電池または単位電池が複数個組み合わされて成る二次電池100と、マイクロコンピュータシステムの一部として本発明に係る二次電池の状態検出装置が含まれる電池の電子制御ユニット(以下、電池ECUと略称する)101とを備えている。
電池ECU101において、102は電圧センサ(不図示)により検出された二次電池100の端子電圧を所定のサンプリング周期(例えば、1秒)で電圧データV(n)として測定する電圧測定部である。103は電流センサ(不図示)により検出された二次電池100の充放電電流を所定のサンプリング周期で電流データI(n)(その符号は充電方向(−)であるか放電方向(+)あるかを表す)として測定する電流測定部である。104は温度センサ(不図示)により検出された二次電池100の温度を温度データT(n)として測定する温度測定部である。
電圧測定部102からの電圧データV(n)と、電流測定部103からの電流データI(n)とは、組データとして、組データ選別部105に入力される。また、温度測定部104が測定した温度データT(n)は、組データ選別部105と所定値設定部112とに入力される。
また、電流データI(n)は、蓄電量算出部106にも入力される。蓄電量算出部106は、サンプリングした電流データI(n)を積算し、これによって蓄電量Qを算出する。算出された蓄電量Qは、変化蓄電量算出部107に入力される。変化蓄電量算出部107は、サンプリング中の最大蓄電量Qmaxと最小蓄電量Qminとの差分を求め、これを蓄電量の変化量ΔQとして組データ選別部105に出力する。
組データ選別部105は、特定の選別条件が満たされる場合に、電圧データV(n)と電流データI(n)との組データが有効であると判断し、これを有効な組データSe(V(n),I(n))として出力する。特定の選別条件としては、充電方向(−)と放電方向(+)とにおける電流データI(n)(Ic(n)、Icd(n))の値が所定の範囲内にあること、充電方向と放電方向とにおける組データの個数が所定数以上であること、蓄電量Qの所定期間(例えば、1分間)における変化量ΔQが所定の範囲内にあること、温度データT(n)が所定の範囲内にあり、且つ、温度データT(n)の偏差が所定値以内にあることが挙げられる。
具体的には、電流データI(n)の条件としては、例えば、−50A<Ic(n)<0、0<Icd(n)<+50Aであることが挙げられる。組データの個数の条件としては、例えば、サンプリングが60回行われた場合において、充電方向の組データと放電方向の組データとが共に10個より多く取得されていること(充電方向の組データの個数Nc>10、放電方向の組データの個数Ncd>10)が挙げられる。蓄電量Qの変化量△Qの条件としては、例えば、蓄電量Qの1分間の変化量△Qが0.3Ahより小さいことが挙げられる。また、温度データT(n)の条件としては、例えば、温度データT(n)が20℃以上50℃以下の範囲(内部抵抗値の温度依存性が小さい領域)にあり、且つ、温度データT(n)の偏差が5℃以下であることが挙げられる。
組データ選別部105は、有効な組データSe(V(n),I(n))を、充電時内部抵抗算出部108と充放電時内部抵抗算出部109とに出力する。充電時内部抵抗算出部108は、充電時の有効な組データから、最小二乗法などの手法を用いた回帰分析等の統計処理により、1次の電圧−電流直線(近似直線)を求め、その近似直線の傾きから二次電池100の充電時の内部抵抗値Rcを算出する。一方、充放電時内部抵抗算出部109は、充放電時の有効な組データから、最小二乗法などの手法を用いた回帰分析等の統計処理により、1次の電圧−電流直線(近似直線)を求め、その近似直線の傾きから二次電池100の充放電時の内部抵抗値Rcdを算出する。
充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcとは、差分演算部110に入力される。差分演算部110は、これらの差の絶対値ΔR(=|Rcd−Rc|)を算出する。また、差分演算部110は、絶対値△Rを、充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcとの大小関係を示す信号SIGNとともに判定部111に出力する。信号SIGNは、充電時の内部抵抗値Rcよりも充放電時の内部抵抗値Rcdが大きい場合、SIGN=(+)と表し、逆の場合は、SIGN=(−)と表す。また、判定部111には、所定値設定部112から、温度データT(n)に応じた第1の所定値ΔRT1および第2の所定値ΔRT2が入力される。
判定部111は、差の絶対値ΔRが第1の所定値ΔRT1以下であるか否かを判断する。差の絶対値ΔRが第1の所定値ΔRT1以下である場合、判定部111は、充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcのうち小さいほうmin(Rcd,Rc)を二次電池100の内部抵抗値IRとして出力する。
また、判定部111は、差の絶対値ΔRが第1の所定値ΔRT1よりも大きいと判断した場合は、更に、信号SIGN=(+)であるかどうか(充電時の内部抵抗値Rcよりも充放電時の内部抵抗値Rcdが大きいかどうか)、差の絶対値ΔRが第2の所定値ΔRT2よりも大きいかどうかを判断する。
この判断の結果、信号SIGN=(+)であり(充電時の内部抵抗値Rcよりも充放電時の内部抵抗値Rcdが大きい)、差の絶対値ΔRが第2の所定値ΔRT2よりも大きい場合は、判定部111は、二次電池100に微小短絡が発生していると判断する。この場合、判定部111は、二次電池100が劣化しているとして短絡検出信号SHORTを出力する。
ここで、電池が劣化していない場合、充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcとはほぼ等しくなる。但し、微小短絡が発生し、電池が劣化していくにつれて、充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcとの差は徐々に開いていく。よって、第2の所定値△RT2は、第1の所定値△RT1よりも大きな値に設定される。
また、所定値設定部112は、予め求められた二次電池の温度と第1の所定値ΔRT1との関係を特定する式やテーブルに、温度データT(n)の値を当てはめて、温度データT(n)に応じた第1の所定値ΔRT1を特定し、これを判定部111に出力する。
二次電池の温度と第1の所定値△RT1との関係を特定する式やテーブルは、次の手順によって作成できる。先ず、モータの動力源や各種負荷の駆動源としては充分機能するが、充放電時の内部抵抗値Rcdが未劣化時のそれと比べて2倍程度に増大した二次電池を用意する。次に、電池温度を任意の温度に設定し、この温度下での内部抵抗値RcとRcdとを測定して、これらの差を求める。求めた差が、設定された温度での第1の所定値△RT1となる。その後、更に、電池温度を異なる温度に設定して、同様の工程を繰り返すことによって、電池温度毎の第1の所定値△RT1が得られる。また、得られたデータを数式化すれば、第1の所定値△RT1と温度との関係式が得られる。第1の所定値△RT1についての関係式又はテーブルは所定値設定部112内に格納される。
また、所定値設定部112は、第1の所定値△RT1の場合と同様に、予め求められた二次電池の温度と第2の所定値ΔRT2との関係を特定する式やテーブルに、温度データT(n)の値を当てはめて、温度データT(n)に応じた第2の所定値ΔRT2を特定する。また、所定値設定部112は、特定した第2の所定値△RT2を判定部111に出力する。
二次電池の温度と第2の所定値△RT2との関係を特定する式やテーブルは、次の手順によって作成できる。先ず、モータの動力源や各種負荷の駆動源としての使用が困難となり、充放電時の内部抵抗値Rcdが未劣化時の例えば4倍以上に増大した二次電池を用意する。次に、電池温度を任意の温度に設定し、この温度下での内部抵抗値RcとRcdとを測定して、これらの差を求める。求めた差が、設定された温度での第2の所定値△RT2となる。その後、更に、電池温度を異なる温度に設定して、同様の工程を繰り返すことによって、電池温度毎の第2の所定値△RT2が得られる。この場合も、得られたデータを数式化すれば、第2の所定値△RT2と電池温度との関係式が得られる。第2の所定値△RT2についての関係式又はテーブルも、所定値設定部112内に格納される。
図2は、本発明の一実施形態に係る二次電池の状態検出方法における内部抵抗検出処理ルーチンを示すフローチャートである。図2に示すように、最初に、電圧測定部102と電流測定部103とが、電圧データV(n)と電流データI(n)とを組みデータとして取得する(ステップS201)。
次に、蓄電量算出部106は、初期の蓄電量に対する電流データI(n)をサンプリング周期(Δt:例えば、1秒)毎に積算し、蓄電量Qを算出する(Q←Q−I(n)×Δt)(ステップS202)。更に、蓄電量算出部106は、今回算出した蓄電量Qと前のサンプリングで得られた蓄電量とを比較し、最大蓄電量Qmaxおよび最小蓄電量Qminを取得し(ステップS203)、これらを変化蓄電量算出部107に出力する。
次に、変化蓄電量算出部107は、所定時間(例えば、1分間)が経過したか否かを判断する(ステップS204)。所定時間が経過していない場合(No)は、再度ステップ201からS204が実行される。
一方、ステップS204の判断の結果、所定時間が経過している場合(Yes)は、変化蓄電量算出部107は、最大蓄電量Qmaxから最小蓄電量Qminを減算して、蓄電量Qの変化量ΔQを算出し(ステップS205)、これを組データ選別部105に出力する。
次に、組データ選別部105は、所定時間において取得された組データが、上述したような特定の選別条件を満たすか否かを判断する(ステップS206)。上述したような特定の選別条件が満たされていない場合(No)は、再度ステップS201からS205が実行される。一方、ステップS206の判断の結果、特定の選別条件が満たされている場合(Yes)は、組みデータ選別部105は、複数個の有効な組データSe(V(n),I(n))を取得し(ステップS207)、これらを充電時内部抵抗算出部108と充放電時内部抵抗算出部109とに出力する。
次に、充放電時内部抵抗算出部109は、充放電時の有効な組データから、最小二乗法などの手法を用いた回帰分析等の統計処理により、1次の電圧−電流直線(近似直線)を求め、その近似直線の傾きから二次電池100の充放電時の内部抵抗値Rcdを算出する(ステップS208)。また、充電時内部抵抗算出部108は、充電時の有効な組データから、最小二乗法などの手法を用いた回帰分析等の統計処理により、1次の電圧−電流直線(近似直線)を求め、その近似直線の傾きから二次電池100の充電時の内部抵抗値Rcを算出する(ステップS209)。
次に、差分演算部110は、充放電時の内部抵抗値Rcdと充電時の内部抵抗値Rcとの差の絶対値△R(|Rcd−Rc|)を算出し、更に、判定部111は、絶対値△Rが第1の所定値ΔRT1以下であるか否かを判断する(ステップS210)。
ここで、二次電池100が劣化(微小短絡)している場合は、充電時の電圧は通常の電圧とほぼ等しく、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcは、本来の内部抵抗値となり、放電時のみ電圧が低下する。このため、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdと充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcは等しくならない。そこで、ステップS210において、判定部111は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdと充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcとを比較し、その差の絶対値が第1の所定値ΔRT1以下であるか否かを判断する。
なお、判定部111がステップS210を実行する前に、所定値設定部112は、温度測定部104によって取得された温度データT(n)に基づいて、第1の所定値△RT1と第2の所定値△RT2とを設定する。所定値設定部112によるこのステップは、ステップS210の実行前であれば、どの段階で行われていても良い。
ステップS210の判断の結果、|Rcd−Rc|≦ΔRT1を満たす場合(Yes)、判定部111は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdと充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcのうち小さいほうを二次電池100の内部抵抗値IRとして算出する(ステップS211)。
しかし、ステップS210の判断の結果、|Rcd−Rc|≦ΔRT1を満たさない場合(No)、判定部111は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdが充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcよりも大きいか否か(SIGN=(+)?)を判断する(ステップS212)。二次電池100が劣化(微小短絡)している場合、放電時のみ電圧が低下し、充電時の電圧は通常の電圧とほぼ等しくなる。従って、二次電池100が劣化している場合は、充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcよりも充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdが大きくなる。よって、逆の場合は、無効として、このルーチンを終了する。
ステップS212の判断の結果、Rcd>Rcであれば(Yes)、判定部111は、充放電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcdと充電時の電圧−電流近似直線から求めた内部抵抗値Rcとの差が第2の所定値ΔRT2よりも大きいか否かを判断する(ステップS213)。差が第2の所定値ΔRT2よりも大きい場合(Yes)は、判定部111は、二次電池100に微小短絡が有ると判定して(ステップS214)、このルーチンを終了する。一方、差が第2の所定値ΔRT2よりも大きくない場合(No)は、判定部111は、そのままルーチンを終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、二次電池に劣化(微小短絡)が生じている場合を検出でき、二次電池に劣化(微小短絡)が生じている場合は、二次電池の内部抵抗は算出されない。このため、本実施の形態によれば、不正確な内部抵抗が算出されるのを回避でき、従来に比べて、二次電池の劣化度合いや異常を正確に診断するのに貢献できる。
また、本実施の形態において電池ECU101は、マイクロコンピュータに、図2に示した各種処理を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、実現することもできる。この場合、マイクロコンピュータのCPU(central processing unit)は、少なくとも、組データ選別部105、蓄電量算出部106、変化蓄電量算出部107、充電時内部抵抗算出部108、充放電時内部抵抗算出部109、差分演算部110、判定部111、所定値設定部112として機能することができる。
本発明に係る二次電池の状態検出方法および二次電池の状態検出装置は、車両走行中における二次電池の内部抵抗値の推定精度を向上させ、二次電池の劣化度合いや異常を正確に診断できるという利点を有し、電気自動車(PEV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、燃料電池と二次電池とを有するハイブリッド電気自動車等の電動車両等の用途に有用である。
以上に説明した実施の形態は、あくまでも本発明の技術的内容を明らかにする意図のものであって、本発明は、このような具体例にのみ限定されるものではなく、その発明の精神と請求の範囲に記載する範囲内でいろいろと変更して実施することができ、本発明を広義に解釈すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックシステムの一構成例を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る二次電池の状態検出方法における内部抵抗検出処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 電池パックシステム
100 電池パック
101 電池ECU(二次電池の状態検出装置)
102 電圧測定部
103 電流測定部
104 温度測定部
105 組データ選別部
106 蓄電量算出部
107 変化蓄電量算出部
108 充電時内部抵抗算出部
109 充放電時内部抵抗算出部
110 差分演算部
111 判定部
112 所定値設定部

Claims (10)

  1. (a)二次電池に流れる電流と、前記電流に対応した前記二次電池の端子電圧との組データを複数個取得する工程と、
    (b)特定の選別条件が満たされた場合に、前記複数個の組データを有効とする工程と、
    (c)充放電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線における傾きから前記二次電池の充放電時の内部抵抗値を算出する工程と、
    (d)充電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから前記二次電池の充電時の内部抵抗値を算出する工程と、
    (e)前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値とに基づいて、前記二次電池の内部抵抗値を算出する工程とを含む二次電池の状態検出方法。
  2. 前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値以下であるかどうかを判定する工程を、更に含み、
    前記(e)の工程において、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値以下である場合に、前記二次電池の内部抵抗値を算出する請求項1記載の二次電池の状態検出方法。
  3. 前記(e)の工程において、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値以下である場合に、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値のうち小さいほうを前記二次電池の内部抵抗値として算出する請求項2記載の二次電池の状態検出方法。
  4. 前記充電時の内部抵抗値よりも前記充放電時の内部抵抗値のほうが大きいかどうかを判定する工程と、
    前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差が、前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値よりも大きいかどうかを判定する工程とを、更に含み、
    前記(e)の工程において、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値よりも大きく、かつ前記充電時の内部抵抗値よりも前記充放電時の内部抵抗値のほうが大きく、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差が、前記第2の所定値よりも大きい場合に、前記二次電池の内部抵抗値を算出する代わりに、前記二次電池が劣化していると判定する請求項2に記載の二次電池の状態検出方法。
  5. 前記第1の所定値および第2の所定値を前記二次電池の温度に応じて設定する工程を更に含む請求項4に記載の二次電池の状態検出定方法。
  6. 前記特定の選別条件が、少なくとも前記二次電池の蓄電量の所定時間における変化量と、前記二次電池の充電方向および放電方向の電流値の範囲と、充電方向および放電方向の前記組データの個数と、前記二次電池の温度とに依存する条件である請求項1に記載の二次電池の状態検出方法。
  7. 二次電池に流れる電流を電流データとして測定する電流測定部と、
    前記二次電池の端子電圧を電圧データとして測定する電圧測定部と、
    前記電流測定部からの電流データ、及び該電流データに対応した前記電圧測定部からの電圧データを含む組データを複数個取得し、特定の選別条件が満たされた場合に、前記複数個の組データを有効な組データとして出力する組データ選別部と、
    充放電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから前記二次電池の充放電時の内部抵抗値を算出する充放電時内部抵抗算出部と、
    充電時の前記有効な複数個の組データに対して統計処理を行い、統計処理により求めた近似直線の傾きから前記二次電池の充電時の内部抵抗値を算出する充電時内部抵抗算出部と、
    前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値を算出するとともに、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との大小関係を示す信号を出力する差分演算部と、
    前記差分演算部からの差の絶対値が第1の所定値以下であるか否かを判定し、前記差の絶対値が前記第1の所定値以下である場合に、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値のうち小さいほうを前記二次電池の内部抵抗値として出力する判定部とを備えた二次電池の状態検出装置。
  8. 前記判定部が、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差の絶対値が第1の所定値よりも大きく、かつ前記充電時の内部抵抗値よりも前記充放電時の内部抵抗値のほうが大きく、前記充放電時の内部抵抗値と前記充電時の内部抵抗値との差が、前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値よりも大きい場合に、前記二次電池が劣化していると判定する請求項7に記載の二次電池の状態検出装置。
  9. 前記二次電池の温度を測定する温度測定部と、前記第1の所定値および第2の所定値を前記二次電池の温度に応じて設定する所定値設定部とを、更に備える請求項8に記載の二次電池の状態検出装置。
  10. 前記二次電池の蓄電量の所定時間における変化量を求める変化蓄電量算出部と、
    前記二次電池の温度を測定する温度測定部とを、更に備え、
    前記組データ選別部は、前記蓄電量の所定時間における変化量と、前記二次電池の充電方向および放電方向の電流値の範囲と、充電方向および放電方向の前記組データの個数と、前記二次電池の温度と、前記二次電池の温度の偏差とを少なくとも含む前記特定の選別条件が満たされた場合に、前記複数個の組データを有効とする請求項7記載の二次電池の状態検出装置。
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