JP2006125807A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転中に計測する各種の情報に基づいて放出すべき薬剤の量を制御し、どのような使用環境下においても適切な量の薬剤を放出することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】 空気調和機3のCPU30は、室内温度センサ13が検出した室内温度が予め設定された目標温度に対して所定範囲内となるまでの間は、所定時間における室内温度の温度変化に基づいて薬剤の放出量を決定する。また、CPU30は、室内温度が目標温度に対して所定範囲内となった後は、室内温度と室外温度センサ36が検出した室外温度との差に基づいて薬剤の放出量を決定する。このように決定した薬剤の放出量に基づいて、CPU30は、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切な時間だけ電流を流し、これにより、ヒーター16dを介して加熱された薬剤が蒸発して放出される。
【選択図】 図3
【解決手段】 空気調和機3のCPU30は、室内温度センサ13が検出した室内温度が予め設定された目標温度に対して所定範囲内となるまでの間は、所定時間における室内温度の温度変化に基づいて薬剤の放出量を決定する。また、CPU30は、室内温度が目標温度に対して所定範囲内となった後は、室内温度と室外温度センサ36が検出した室外温度との差に基づいて薬剤の放出量を決定する。このように決定した薬剤の放出量に基づいて、CPU30は、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切な時間だけ電流を流し、これにより、ヒーター16dを介して加熱された薬剤が蒸発して放出される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、空気調和機に関するものであり、特に、芳香用薬剤又は消臭用薬剤等の薬剤を放出することが可能な空気調和機に関する。
空気調和機は、室内の空気を冷却して吹き出す冷房機能と、室内の空気を加熱して吹き出す暖房機能とを有する。近年では、室内環境に対するユーザの関心が高まっており、例えば、消臭用薬剤を放出して室内の臭気を消失させる消臭機能、芳香用薬剤を放出して室内に香気を放つ芳香機能を備えた空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−132488号公報
しかし、消臭用薬剤又は芳香用薬剤を必要以上に放出した場合、薬剤が無駄になるばかりでなく、芳香用薬剤を適正な濃度以上に放出した場合には室内のユーザが不快さを感じてしまう。そこで、消臭機能又は芳香機能を備えた空気調和機では、室内に放出する薬剤が適正な濃度となるように制御する必要がある。
一方、空気調和機は、例えば、部屋の広さ、換気装置の動作状態、間仕切りを開けて2部屋に亘っての使用等、様々な環境で利用される。従って、予め薬剤の放出量を設定しておいた場合、利用環境によって、適正な濃度に対して薬剤の放出量が不足する場合、又は過剰になる場合等が生じ、どのような利用環境においても常に適正な濃度となるように薬剤の放出量を制御することは非常に難しいという問題がある。
また、空気調和機が設置される部屋の空気中に放出された薬剤の濃度を測定する装置を空気調和機に搭載し、薬剤の濃度を常にモニタリングしながら薬剤の放出量を制御することによって、適切な濃度の薬剤を放出することができる空気調和機が考えられるが、構成が大掛かりとなると共に製造コストが増大するため現実的ではない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷房運転又は暖房運転を行ないつつ計測する各種の情報に基づいて、薬剤の放出量を特定することにより、簡単な構成によって薬剤の放出量を制御することができ、ユーザのどのような使用環境においても最適な濃度となるように薬剤を放出することが可能な空気調和機を提供することにある。
本発明に係る空気調和機は、圧縮機を有する室外ユニットと、薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機において、前記圧縮機の駆動力を検出する駆動力検出手段と、室内の温度を検出する室内温度検出手段と、室外の温度を検出する室外温度検出手段と、前記駆動力検出手段が検出した駆動力、前記室内温度検出手段が検出した室内の温度、及び前記室外温度検出手段が検出した室外の温度に基づいて、前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機を有する室外ユニットと薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機が、前記圧縮機の駆動力、室内の温度、及び室外の温度をそれぞれ検出し、検出した駆動力、室内の温度、及び室外の温度に基づいて前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出する。また、空気調和機は、算出した放出量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。よって、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、前記駆動力が示す圧縮機の駆動状態、室内温度、及び室外温度に基づいて、薬剤の放出量を制御することが可能となる。
本発明に係る空気調和機は、圧縮機を有する室外ユニットと、薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機において、前記圧縮機の駆動力を検出する駆動力検出手段と、室内の温度を検出する室内温度検出手段と、該室内温度検出手段が検出した温度に基づいて、所定時間における室内の温度変化を算出する温度変化算出手段と、前記駆動力検出手段が検出した駆動力、及び前記温度変化出手段が算出した温度変化に基づいて、前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機を有する室外ユニットと薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機が、前記圧縮機の駆動力を検出すると共に、室内の温度を検出し、検出した温度に基づいて所定時間における室内の温度変化を算出する。また、空気調和機は、検出した駆動力、及び算出した温度変化に基づいて前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出し、算出した放出量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。よって、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、前記駆動力が示す圧縮機の駆動状態、及び所定時間における室内の温度変化、即ち室内温度の変化速度に基づいて、薬剤の放出量を制御することが可能となる。
本発明に係る空気調和機は、前記算出手段が算出した放出量を変化させる変化係数を受け付ける受付手段を備え、前記制御手段は、前記算出手段が算出した放出量を前記受付手段が受け付けた変化係数に基づいて変化させた放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする。
本発明によれば、薬剤放出部に放出させるべく算出した放出量を変化させる変化係数を受け付けるように構成してあり、受け付けた変化係数に基づいて変化させた放出量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御することにより、外部から受け付けた変化係数に応じて薬剤の放出量を変化させることが可能となる。
本発明に係る空気調和機は、前記制御手段は、前記圧縮機の動作状態にかかわらず、前記薬剤放出部を制御するように構成してあり、前記制御手段の制御によって前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記圧縮機が停止状態である場合、前記記憶手段が記憶している放出量に基づく量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする。
本発明によれば、薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を記憶するように構成してあり、圧縮機が停止状態である場合、記憶してある放出量に基づく量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御することにより、例えば、冷房運転及び暖房運転を行なっていない場合であっても、記憶してある放出量に基づいて、薬剤を放出する際の放出量を特定することが可能となる。
本発明に係る空気調和機は、前記制御手段は、自身の制御によって前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量に応じた時間、薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする。
本発明によれば、薬剤放出部が放出する薬剤の放出量に応じた時間、薬剤を放出するように薬剤放出部を制御することにより、薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を薬剤の放出時間によって制御することが可能となる。
本発明に係る空気調和機は、前記制御手段による前記薬剤放出部の制御開始から前記薬剤放出部が放出した薬剤の累積放出量を計測する放出量計測手段を備え、前記制御手段は、前記放出量計測手段が計測した累積放出量に基づいて、前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を経時的に変化させる構成としてあることを特徴とする。
本発明によれば、薬剤放出部による薬剤の放出開始からの累積放出量を計測するように構成してあり、計測した累積放出量に基づいて薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を経時的に変化させることにより、累積放出量に応じた量の薬剤を放出させることが可能となる。
本発明では、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、圧縮機の駆動力が示す前記圧縮機の駆動状態、室内温度及び室外温度に基づいて、芳香用薬剤又は消臭用薬剤等の薬剤の放出量を制御する。従って、室内空間が広くなればなるほど、また、室内空気の換気率が高くなればなるほど、室内の温度を目標温度にするために熱交換する必要がある熱量が多くなるので、室内の空気中の薬剤の濃度を適正にするために放出する放出量を多く制御することができる。
本発明では、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、圧縮機の駆動力が示す前記圧縮機の駆動状態及び所定時間における室内の温度変化、即ち室内温度の変化速度に基づいて、芳香用薬剤又は消臭用薬剤等の薬剤の放出量を制御する。従って、室内の温度の変化速度は、室内空間が広くなればなるほど遅くなるので、室内の空気中の薬剤の濃度を適正にするために放出する放出量を多く制御することができる。
本発明では、薬剤放出部に放出させるべく算出した放出量を変化させる変化係数を受け付け、受け付けた変化係数に基づいて薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を変化させる。具体的には、例えば、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、圧縮機の駆動状態、室内温度及び室外温度に基づいて算出された薬剤の放出量、又は、圧縮機の駆動状態及び所定時間における室内の温度変化に基づいて算出された放出量に、外部から受け付けた変化係数を乗じた放出量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。これにより、空気調和機の動作に応じた各種の情報だけでなく、例えばユーザの好みに基づいた放出量の薬剤を放出させることができる。
本発明では、薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を記憶しており、圧縮機が停止状態である場合、記憶してある放出量に基づく量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。これにより、例えば、冷房運転及び暖房運転を行なっていない場合であっても、記憶してある放出量に基づいて、薬剤を放出する際の薬剤の放出量を特定することができる。
本発明では、薬剤放出部が放出する薬剤の放出量に応じた時間、薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。よって、空気調和機の動作に応じた各種の情報に基づいた薬剤の放出量を、薬剤の放出時間によって制御することができる。
本発明では、薬剤放出部による薬剤の放出開始からの累積放出量を計測し、計測した累積放出量に基づいて薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を経時的に変化させる。具体的には、例えば、空気調和機が冷房運転又は暖房運転する場合に、圧縮機の駆動状態、室内温度及び室外温度に基づいて算出された薬剤の放出量、又は、圧縮機の駆動状態及び所定時間における室内の温度変化に基づいて算出された放出量に、計測した累積放出量に応じた係数を乗じた放出量の薬剤を放出するように薬剤放出部を制御する。これにより、空気調和機の動作に応じた各種の情報だけでなく、薬剤の累積放出量に基づいた放出量の薬剤を放出させることができる。
以下に、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る空気調和機の室内ユニットを示しており、図1(a)に外観斜視図を、図1(b)に縦断面図をそれぞれ示している。本実施形態に係る空気調和機3(図2参照)は、室内の暖房及び冷房をそれぞれ行なう暖房運転及び冷房運転を、ユーザによる設定に従って行ない、室内の温度を調節する空調動作を行なう。なお、空気調和機3は、これらの運転の他、室内を除湿する除湿運転、煙草の煙、空気中の埃等を除去する空気清浄運転、浮遊する細菌、ウィルス等を殺菌する殺菌運転、室内を加湿する加湿運転等を行なう構成であってもよく、室内/屋外の温度、湿度等に基づいて、各種運転を切り替える自動運転を行なう構成であってもよい。
本実施形態の空気調和機3は、空調すべき室内の壁面に取り付けられる室内ユニット1と、室外に設置される室外ユニット2(図2参照)と、室内ユニット1及び室外ユニットを連結する配管が通されたパイプP1,P2(図2参照)とを備えている。室内ユニット1は、室内の空気を吸い込むための空気吸込口10a,11aが適宜箇所に形成してあるキャビネット10及び正面パネル11を備えており、キャビネット10に正面パネル11を取り付けることにより構成されている。
室内ユニット1の内部には、キャビネット10及び正面パネル11の空気吸込口10a,11aから吸い込まれた室内の空気の温度を検出する室内温度センサ13と、空気吸込口10a,11aから吸い込まれた室内の空気を冷房運転時には冷却し、暖房運転時には加熱することによって空調する室内熱交換器14a,14b,14cと、空調済みの空気を送風した上で空気吹出口12から吹き出す送風ファン15とが設けられている。また、空気吹出口12内には、風向板12aが配置されており、この風向板12aによって空気吹出口12から室内へと吹き出される空気の吹出風向を上下方向に沿って調整することができる。
また、室内ユニット1のキャビネット10には、空調された空気が送風ファン15によって空気吹出口12へ送風される空気の送風路に面した位置に、芳香用薬剤を放出するための放出口16aが設けられており、この放出口16aから芳香用薬剤を放出する薬剤放出装置(薬剤放出部)16が配設されている。薬剤放出装置16は、液体の芳香用薬剤を貯留するカセット式の薬剤ボトル16bと、薬剤ボトル16bから毛細管現象を利用して薬剤を吸い上げる軸芯16cと、軸芯16cの上方を取り囲んで配置され、軸芯16cを加熱することにより薬剤を蒸発させるヒーター16dとを具備している。
このような構成の薬剤放出装置16において、図示しない電源装置によってヒーター16dに通電することにより、軸芯16cが吸い上げた薬剤を蒸発させることができ、蒸発した薬剤が放出口16aから放出され、冷却又は加熱された空気と混合されて空気吹出口12から室内に放出される。なお、薬剤放出装置16が放出する芳香用薬剤は、ヒノキチオール等の植物性の薬剤であることが好ましいが、植物性である必然性があるわけではない。また、薬剤ボトル16bに貯留される薬剤は、芳香用の薬剤に限られず、消臭用の薬剤であってもよく、各種薬剤の原液を水、アルコール、油等で希釈したものであってもよいことは勿論である。
以下に、上述した構成の室内ユニット1を有する空気調和機3において冷房運転時及び暖房運転時の冷媒の循環回路について説明する。図2は冷媒循環回路の模式図であり、矢符Aは冷房運転時の冷媒の循環方向を、矢符Bは暖房時の冷媒の循環方向をそれぞれ示している。なお、図2においては、室内ユニット1の室内熱交換器14a,14b,14cをまとめて室内熱交換器14としてある。
本実施形態の空気調和機3の室外ユニット2は、圧縮機20、四方弁21、室外熱交換器22、減圧弁23等を備えており、圧縮機20及び四方弁21、四方弁21及び室外熱交換器22、室外熱交換器22及び減圧弁23はそれぞれ配管によって連結されている。また、室内ユニット1の室内熱交換器14は、室外ユニット2の四方弁21及び減圧弁23とそれぞれ配管によって連結されており、これらの各配管内には冷媒が循環させてある。なお、図2では、室内熱交換器14及び四方弁21を連結する配管と、室内熱交換器14及び減圧弁23を連結する配管とをそれぞれ異なるパイプP1,P2内に通した構成を示しているが、1つのパイプPに2つの配管を通した構成としてもよい。
上述した構成により、空気調和機3が冷房運転を行なう場合、矢符Aに示すように、圧縮機20によって配管内の冷媒が高圧に圧縮され、四方弁21を介して室外熱交換器22へ搬送される。冷媒は、室外熱交換器22で室外空気へ放熱しながら凝縮し、減圧弁23で減圧された後、パイプP1内の配管を通って室内ユニット1へ搬送される。また、冷媒は、室内熱交換器14で室内空気から吸熱しながら蒸発し、パイプP2内の配管を通って室外ユニット2へ搬送され、四方弁21を介して再び圧縮機20で圧縮される。このような冷媒の循環によって、室内ユニット1内に設けられた送風ファン15を回転させることにより、空気吹出口12から室内へ冷風を吹き出すことができる。
一方、空気調和機3が暖房運転を行なう場合、矢符Bに示すように、圧縮機20によって高圧に圧縮された配管内の冷媒は、四方弁21を介してパイプP2内の配管を通って室外ユニット2へ搬送される。冷媒は、室内熱交換器14で室内空気へ放熱しながら凝縮し、パイプP1内の配管を通って室外ユニット2へ搬送される。また、冷媒は、減圧弁23で減圧された後、室外熱交換器22で室外空気から吸熱しながら蒸発し、四方弁21を介して再び圧縮機20で圧縮される。このような冷媒の循環によって、室内ユニット2内に設けられた送風ファン15を回転させることにより、空気吹出口12から室内へ温風を吹き出すことができる。
以下に、本発明に係る空気調和機3の制御系の構成について説明する。図3は本発明に係る空気調和機3の制御系の構成例を示すブロック図である。空気調和機3は、CPU30、ROM31、RAM32、絶対時刻を刻時するタイマ33、操作部34、表示部35、室内温度センサ13、室外温度センサ36、上述のような構成により室外の空気と室内の空気との間で熱交換を行なうことによって冷房運転又は暖房運転を行なう空調部37、空調部37の薬剤放出装置16が備えるヒーター16dへの通電を制御するヒーター制御部38等を備えており、それぞれはバス3aを介して相互に接続されている。
なお、このようなハードウェア各部は図示しない電源装置から供給される電力によって動作する。また、空調部37は、図2を用いて説明したように、室内熱交換器14、圧縮機20、四方弁21、室外熱交換器22、減圧弁23のほか、CPU30からの制御に従って圧縮機20の駆動を制御する駆動制御部20aを備えている。
CPU30は、空気調和機3の主制御部であり、バス3aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM31に予め格納されている制御プログラムを適宜RAM32に読み出して実行する。なお、ROM31には、空気調和機3を本発明に係る空気調和機として動作させるために必要な種々の制御プログラムが予め格納されている。RAM32はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、CPU30による制御プログラムの実行時に発生するデータ、例えばユーザによって予め設定された目標温度等を一時的に記憶する。
室内温度センサ(室内温度検出手段)13は、図1(b)に示すように、室内ユニット1の適宜箇所に配置され、キャビネット10及び正面パネル11の空気吸込口10a,11aから吸い込まれた室内の空気の温度を検出する。室外温度センサ(室外温度検出手段)36は、室外ユニット2の適宜箇所に配置され、室外の空気の温度を検出する。
操作部34は、ユーザからの操作指示を受け付けるための各種の操作ボタンを備えており、冷房運転又は暖房運転の選択、目標温度の設定、風向の変更等の指示を受け付ける。表示部35は、液晶ディスプレイを備えており、空気調和機3の運転状況、操作部34を通じて設定された各種の設定値、ユーザに対して報知すべき情報等を表示する。なお、操作部34は、空気調和機3の室内ユニット1に有線で接続される構成であってもよく、室内ユニット1に無線で信号の送受を行なうリモートコントローラであってもよい。
上述した構成の空気調和機3において、CPU30は、ヒーター制御部38を制御することにより、薬剤放出装置16から放出される薬剤の放出量を制御する制御手段として動作する。即ち、CPU30からの指示に従ってヒーター制御部38がヒーター16dに流す電流量及び通電時間を制御することにより、ヒーター16dによって加熱されて蒸発する薬剤の量を制御することができる。
以下に、ヒーター制御部38がヒーター16dに流す電流量及び通電時間を制御することによって薬剤放出装置16から放出される薬剤の放出量を決定する処理について説明する。なお、以下の処理によって薬剤の放出量が特定された場合、CPU30は、特定された放出量の薬剤を薬剤放出装置16が放出するようにヒーター制御部38を制御する。
空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を行なっている場合において、室内の温度がユーザによって予め設定された目標温度に対して所定範囲内に近付いたときに、室内の温度を目標温度にするために空調部37の室内熱交換器14が熱交換する必要がある熱量は、室内の温度(Tin)と室外の温度(Tout )との差に比例する。なお、室内熱交換器14が熱交換する必要がある熱量が多くなればなるほど、駆動制御部20aが圧縮機20を駆動させる駆動力が大きくなる。
また、室内の温度を目標温度にするために室内熱交換器14が熱交換する必要がある熱量は、室内空間(部屋)が広くなればなるほど、また、室内空気の換気率が高くなればなるほど大きくなり、一方、室内の空気中の薬剤の濃度を適正にするために薬剤放出装置16が放出する必要がある放出量は、室内空間が広くなればなるほど、また、室内空気の換気率が高くなればなるほど多くなる。
これらのことを利用して、CPU30は、室内温度センサ13が検出した室内の温度(Tin)がユーザによって予め設定された目標温度に対して所定範囲内となった場合、駆動制御部20aによる圧縮機20の駆動力を検出する駆動力検出手段として動作する。また、CPU30は、検出した駆動力によって駆動制御部20aが圧縮機20を駆動させた場合に室内熱交換器14が熱交換できる熱量(Q)を算出する。なお、圧縮機20の駆動力から室内熱交換器14によって熱交換される熱量(Q)を算出する方法としては、所定の計算式に基づく算出方法、駆動力と該駆動力に基づいて熱変換される熱量とを対応付けるテーブル(図示せず)を用いた算出方法等がある。
更に、CPU30は、算出した熱量(Q)と、室内温度センサ13が検出した室内の温度(Tin)と、室外温度センサ36が検出した室外の温度(Tout )とを用いて、以下の式(1)に基づいて薬剤の放出量(Y)を決定する。
Y = K1 × Q ÷ (Tin − Tout ) …(1)
このように、CPU30は、熱量(Q)、室内温度(Tin)及び室外温度(Tout )に基づいて、薬剤放出装置16が放出すべき薬剤の放出量(Y)を算出する算出手段として動作し、算出した薬剤の放出量(Y)に基づいて、ヒーター制御部38を適切に制御することにより、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切な電流量が流され、適切な量の薬剤が薬剤放出装置16から放出される。
ここで、K1は予め設定された係数である。なお、好ましいと感じる芳香用薬剤の濃度は、ユーザ個人によって異なるため、係数K1の値を適宜変更できるようにすることが望ましい。具体的には、例えばユーザが操作部(受付手段)34を操作することにより、高めの濃度又は低めの濃度に設定できるように構成することができる。この構成によれば、CPU30は、ユーザによる操作部34の操作に従って係数K1の値を大きい値に又は小さい値に変更することにより、薬剤放出装置16から放出される薬剤の量を調整することができ、空気中の薬剤の濃度をユーザの好みに合せることができる。
ここで、上記の式(1)に基づく薬剤の放出量の特定処理は、上述したように室内の温度が目標温度に対して所定範囲内となった場合、即ち、空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を開始してからある程度の時間が経過し、室内の温度が安定した場合において有効である。言い換えれば、空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を開始した直後、即ち、室内の温度が安定していない場合においては、上述した薬剤の放出量の特定処理は有効ではない。
一方、空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を開始した直後において、室内の温度の変化速度は、空調部37の室内熱交換器14が熱交換する冷却熱量又は加熱熱量に比例し、室内空間(部屋)が広くなればなるほど遅くなる。このことを利用して、CPU30は、冷房運転又は暖房運転を開始した直後に室内温度センサ13が検出した室内の温度(Tin1 )と、所定時間経過後に室内温度センサ13が検出した室内の温度(Tin2 )との差、即ち所定時間における室内の温度変化を算出する温度変化算出手段として動作する。
また、CPU30は、駆動制御部20aによる圧縮機20の駆動力を検出し、検出した駆動力によって駆動制御部20aが圧縮機20を駆動させた場合に室内熱交換器14が熱交換できる熱量(Q)を算出し、算出した熱量(Q)と、所定時間における室内の温度変化(Tin2 −Tin1 )とを用いて、以下の式(2)に基づいて薬剤の放出量(Y)を算出する。
Y = K1 × K2 × Q ÷ (Tin2 −Tin1 ) …(2)
このように、CPU30は、熱量(Q)及び所定時間における室内の温度変化(Tin2 −Tin1 )に基づいて、薬剤放出装置16が放出すべき薬剤の放出量(Y)を算出する算出手段として動作し、算出した薬剤の放出量(Y)に基づいて、ヒーター制御部38を適切に制御することにより、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切な電流量が流され、適切な量の薬剤が薬剤放出装置16から放出される。
ここで、K1は式(1)と同様に予め設定された係数であり、ユーザからの設定変更によって変更可能な係数である。また、K2は、式(1)を用いた薬剤の放出量の特定処理によって特定される放出量と同程度となるように予め設定された係数である。
図4は暖房運転時における室内の温度変化を示すグラフである。空気調和機3が暖房運転を開始した場合、図4に示すように、室内温度は予め設定された目標温度に到達するまで急激に上昇し、目標温度の近辺において安定する。従って、CPU30は、室内温度が目標温度に対して所定範囲内となるまでの間、上記式(2)を用いた第2の特定処理によって薬剤の放出量を特定し、室内温度が目標温度に対して所定範囲内となった後は、上記式(1)を用いた第1の特定処理によって薬剤の放出量を特定する。更に、CPU30は、特定した薬剤の放出量に基づいて、ヒーター制御部38を適切に制御することにより、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切な電流量が流され、上述のように特定された量の薬剤が薬剤放出装置16から放出される。
以下に、上述した構成の空気調和機3による芳香用薬剤の放出処理についてより具体的に説明する。図5は本発明に係る空気調和機3による芳香用薬剤の放出処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM31に格納されているプログラムに従ってCPU30が実行する。
図示しない運転ボタンをユーザが操作することにより冷房運転又は暖房運転を開始した空気調和機3において、CPU30は、室内温度センサ13によって室内温度を検出し(S1)、検出した室内温度と、予め設定されてRAM32に記憶してある目標温度との差が所定範囲内であるか否かを判断する(S2)。CPU30は、室内温度と目標温度との差が所定範囲内でないと判断した場合(S2:NO)、即ち、空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を開始した直後である場合、所定時間待機する。具体的には、CPU30は、所定時間が経過したか否かを判断しており(S3)、経過していないと判断した場合(S3:NO)、所定時間が経過するまで待機する。
CPU30は、所定時間が経過したと判断した場合(S3:YES)、室内温度センサ13によって室内温度を再度検出すると共に(S4)、駆動制御部20aによって制御される圧縮機20の駆動力を検出する(S5)。次にCPU30は、検出した圧縮機20の駆動力から、該駆動力によって駆動制御部20aが圧縮機20を駆動させた場合に室内熱交換器14によって熱交換される熱量を算出し(S6)、算出した熱量と、空気調和機3が運転を開始した直後の室内温度及び所定時間経過後の室内温度とを用いて、前記式(2)に基づいて薬剤の放出量を算出する(S7)。
CPU30は、算出した薬剤の放出量に基づいてヒーター制御部38を制御し(S8)、ヒーター制御部38がヒーター16dに適切な電流量を流すことによって適切な量の薬剤が薬剤放出装置16から放出される。また、CPU30は、ユーザが操作部34の停止ボタン(図示せず)を操作したか否かを判断しており(S9)、停止ボタンが操作されたと判断した場合(S9:YES)、処理を終了し、停止ボタンが操作されないと判断した場合(S9:NO)、ステップS1へ処理を戻す。
ステップS2において、室内温度と目標温度との差が所定範囲内であると判断した場合(S2:YES)、即ち、室内温度が目標温度の近辺で安定した場合、CPU30は、室外温度センサ36によって室外温度を検出する(S10)。次にCPU30は、駆動制御部20aによって制御される圧縮機20の駆動力を検出し(S11)、検出した圧縮機20の駆動力から、該駆動力によって駆動制御部20aが圧縮機20を駆動させた場合に室内熱交換器14によって熱交換される熱量を算出する(S12)。
CPU30は、算出した熱量と、ステップS1で検出した室内温度と、ステップS10で検出した室外温度とを用いて、前記式(1)に基づいて薬剤の放出量を算出する(S13)。また、CPU30は、算出した薬剤の放出量に基づいてヒーター制御部38を制御し(S14)、ヒーター制御部38がヒーター16dに適切な電流量を流すことによって適切な量の薬剤が薬剤放出装置16から放出される。CPU30は、ユーザが操作部34の停止ボタンを操作したか否かを判断しており(S9)、停止ボタンが操作されたと判断した場合(S9:YES)、処理を終了し、停止ボタンが操作されないと判断した場合(S9:NO)、ステップS1へ処理を戻す。
上述したように、空気調和機3が冷房運転又は暖房運転を開始した直後と、冷房運転又は暖房運転の開始からある程度の時間が経過して室内温度が目標温度の近辺で安定した場合とにおいて、異なる方法によって薬剤の放出量を算出することにより、複雑な構成を必要とせず、それぞれの場合において圧縮機20の動作状態に応じた放出量を算出することができる。また、CPU30が、算出した放出量に基づく時間、ヒーター制御部38によってヒーター16dに適切に通電することにより、室内の空気中に適正な濃度となるように薬剤を放出することができる。
また、上述した構成の空気調和機3を、冷房運転又は暖房運転を行なわない場合であっても芳香用薬剤の放出処理を行なえる構成とすることができる。この場合、CPU30が制御するヒーター制御部38の制御量、即ちCPU30がヒーター制御部38を制御することによって薬剤放出装置16から放出される薬剤の放出量をRAM(記憶手段)32に記憶しておくことにより、次に薬剤放出装置16によって薬剤を放出させる際に、RAM32に記憶された放出量に基づいて、CPU30がヒーター制御部38を制御することができる。
上述した実施形態では、CPU30は、ヒーター制御部38を介してヒーター16dに流す電流量を制御する構成について説明したが、例えば、ヒーター16dに流す電流量と共に、ヒーター16dへの通電時間も制御する構成とすることもできる。例えば、CPU30が、上述したように式(1)又は式(2)を用いて薬剤の放出量を算出し、算出した放出量に応じた時間を特定する構成とした場合、薬剤放出装置16が放出する薬剤の放出量及び放出時間を制御することができ、室内の空気中により適正な濃度の薬剤を送出することができる。
具体的には、上述した空気調和機3の薬剤放出装置16が放出する芳香用薬剤が、一時的に嗅ぐことによってリラックス効果が生じる薬剤である場合には、空気調和機3を、例えばユーザによる操作部34の操作に従って一時的に薬剤を放出する構成としてもよい。より具体的には、例えば、空気調和機3の操作部34に香り発生ボタンを設け、ユーザが香り発生ボタンを操作した場合に、前述の式(1)又は式(2)を用いて特定された薬剤の放出量に応じた時間、例えば、特定された放出量に比例した時間だけ、特定された放出量の薬剤を放出するようにCPU30がヒーター制御部38を制御する。
図6はヒーター制御部38によるヒーター16dへの通電処理を示すタイムチャートである。図6に示すように、ユーザが香り発生ボタンを操作した場合、CPU30はヒーター制御部38を介してヒーター16dを通電させる。また、前述の式(1)又は式(2)を用いて特定された薬剤の放出量Yに応じた時間が経過した場合、CPU30はヒーター16dへの通電を終了する。更に、ユーザが香り発生ボタンを再度操作した場合、CPU30は、その時点での薬剤の放出量Yに応じた時間だけ再びヒーター16dへの通電を行なう。これにより、ユーザは、香り発生ボタンを操作した場合に一時的に放出される芳香用薬剤によってリラックスすることができる。
図7はヒーター制御部38によるヒーター16dへの通電処理の変形例を示すタイムチャートである。図7に示すように、所定時間中において、前述の式(1)又は式(2)を用いて特定された薬剤の放出量Yに応じた時間だけヒーター16dを通電させる処理を繰り返すことにより、薬剤放出装置16が放出する薬剤の空気中の濃度を一定に維持することができる。
上述した実施形態では、薬剤放出装置16が放出する芳香用薬剤に液体の薬剤を用いており、これにより薬剤ボトル16b中の薬剤がなくなるまでヒーター16dによる薬剤の蒸発速度は変化しないが、例えばシリカゲルのような多孔質体に液体の薬剤を保持させた場合には、図8に示すように、芳香用薬剤の累積放出量(累積放出時間)に伴ってヒーター16dによる薬剤の蒸発速度(放出速度)が遅くなる。
従って、このような場合には、空気調和機3のCPU30が、薬剤放出装置16の薬剤を取り替えてから薬剤放出装置16が薬剤を放出した累積放出時間を計測する放出量計測手段として動作するように構成する。また、CPU30が、式(1)又は式(2)を用いて算出した薬剤の放出量Yに応じて特定した時間に、図9に示すように累積放出時間が長くなるにつれて大きくなる補正係数のうちの計測した累積放出時間に対応する補正係数を乗算し、算出した時間だけヒーター16dを通電させる。このような構成により、薬剤放出装置16による芳香用薬剤の放出速度が遅くなった場合であっても、薬剤の放出時間を長くすることによって空気中の薬剤を適正な濃度にすることができる。
1 室内ユニット
2 室外ユニット
3 空気調和機
13 室内温度センサ(室内温度検出手段)
16 薬剤放出装置(薬剤放出部)
20 圧縮機
30 CPU(制御手段、駆動力検出手段、算出手段、温度変化算出手段)
34 操作部(受付手段)
36 室外温度センサ(室外温度検出手段)
37 空調部
38 ヒーター制御部
2 室外ユニット
3 空気調和機
13 室内温度センサ(室内温度検出手段)
16 薬剤放出装置(薬剤放出部)
20 圧縮機
30 CPU(制御手段、駆動力検出手段、算出手段、温度変化算出手段)
34 操作部(受付手段)
36 室外温度センサ(室外温度検出手段)
37 空調部
38 ヒーター制御部
Claims (6)
- 圧縮機を有する室外ユニットと、薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機において、
前記圧縮機の駆動力を検出する駆動力検出手段と、
室内の温度を検出する室内温度検出手段と、
室外の温度を検出する室外温度検出手段と、
前記駆動力検出手段が検出した駆動力、前記室内温度検出手段が検出した室内の温度、及び前記室外温度検出手段が検出した室外の温度に基づいて、前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出する算出手段と、
該算出手段が算出した放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする空気調和機。 - 圧縮機を有する室外ユニットと、薬剤を放出する薬剤放出部を有する室内ユニットとを連結してある空気調和機において、
前記圧縮機の駆動力を検出する駆動力検出手段と、
室内の温度を検出する室内温度検出手段と、
該室内温度検出手段が検出した温度に基づいて、所定時間における室内の温度変化を算出する温度変化算出手段と、
前記駆動力検出手段が検出した駆動力、及び前記温度変化出手段が算出した温度変化に基づいて、前記薬剤放出部が放出すべき薬剤の放出量を算出する算出手段と、
該算出手段が算出した放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする空気調和機。 - 前記算出手段が算出した放出量を変化させる変化係数を受け付ける受付手段を備え、
前記制御手段は、前記算出手段が算出した放出量を前記受付手段が受け付けた変化係数に基づいて変化させた放出量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。 - 前記制御手段は、前記圧縮機の動作状態にかかわらず、前記薬剤放出部を制御するように構成してあり、
前記制御手段の制御によって前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記圧縮機が停止状態である場合、前記記憶手段が記憶している放出量に基づく量の薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の空気調和機。 - 前記制御手段は、自身の制御によって前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量に応じた時間、薬剤を放出するように前記薬剤放出部を制御する構成としてあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の空気調和機。
- 前記制御手段による前記薬剤放出部の制御開始から前記薬剤放出部が放出した薬剤の累積放出量を計測する放出量計測手段を備え、
前記制御手段は、前記放出量計測手段が計測した累積放出量に基づいて、前記薬剤放出部が放出する薬剤の放出量を経時的に変化させる構成としてあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかひとつに記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004318177A JP2006125807A (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004318177A JP2006125807A (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006125807A true JP2006125807A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36720720
Family Applications (1)
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JP2004318177A Pending JP2006125807A (ja) | 2004-11-01 | 2004-11-01 | 空気調和機 |
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JP (1) | JP2006125807A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008075984A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Sharp Corp | 空気調和機 |
JP2013153889A (ja) * | 2012-01-28 | 2013-08-15 | Chiba Univ | シンナムアルデヒドを用いたインフルエンザ予防用マスク、インフルエンザ予防方法及び該予防装置 |
CN109945418A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调制热控制方法、装置、存储介质及空调 |
-
2004
- 2004-11-01 JP JP2004318177A patent/JP2006125807A/ja active Pending
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