JP2006123148A - 電動工具 - Google Patents

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JP2006123148A
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Junichi Kamimura
淳一 上村
Takashi Kawamata
隆 川又
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】歯車の歯部の寿命向上と原価低減を図ることができ電動工具を提供すること。
【解決手段】ボス9及び該ボス9より大径のフランジ部10を有し、前記フランジ部10に歯部11を形成して成る大傘歯車(歯車)3を備える電動工具において、前記大傘歯車3のフランジ部10の両面に、相手歯車が噛合可能な歯部11,14と、出力軸が挿通する孔8を有するボス9,13を設ける。ここで、前記フランジ部10の両面に設けられた歯部11,14は同一又は異なる形状を有することを特徴とする。又、前記フランジ部10の両面に設けられた歯部11,14は同一又は異なる寸法を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、傘歯車を備える電動工具に関するものである。
従来の電動工具の一例を図2を用いて説明する。
即ち、図2は従来の電動工具要部の断面図であり、図示の電動工具においては、駆動源としてのモータ1からの回転は、該モータ1の出力軸(モータ軸)に固定された小傘歯車2とこれに噛合する大傘歯車3によって方向が90°変換されるとともに減速され、大傘歯車3を結着して成る出力軸4と該出力軸4にワッシャ5にて固定された工具6へと伝達され、これらの出力軸4と工具6が回転駆動されて研削や切削等の作業が行われる。尚、工具6は、ロックピン7にて大傘歯車3を固定した状態でワッシャ5を緩めて着脱する構造となっている。
ここで、図3に大傘歯車3の断面を示すが、該大傘歯車3には、出力軸4が挿通するための孔8を有するボス部9の上面にフランジ10が形成され、このフランジ10の外周部に歯部11で形成されている。又、フランジ部10には、工具6を着脱する際にロックピン7(図2参照)が係合するための穴12が設けられている。
ところで、特許文献1には、焼結密度を向上させる目的で、大傘歯車のフランジ面の反対面に、歯部の歯形とほぼ相似形の歯形を有し、且つ、歯部の歯先面と裏面歯部の底面が互いに対向している焼結歯車を設ける提案がなされている。
特開2002−005266号公報
上記従来の歯車では、歯車の歯部の摩耗及び破損等により動力伝達が不可能となり、改めて歯車を購入しなければならないという欠点があった。又、特許文献1(特開2002−005266号公報)に記載されたフランジ裏面に形成した歯部は、歯部密度を向上させるためのものであるため、相手歯車と噛合うことができない。そして、成形加工する歯車は、それぞれ金型が必要となるために歯車1個当たりの金型費が高くなる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、歯車の歯部の寿命向上と原価低減を図ることができ電動工具を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ボス及び該ボスより大径のフランジ部を有し、前記フランジ部に歯部を形成して成る歯車を備える電動工具において、前記歯車のフランジ部の両面に、相手歯車が噛合可能な歯部と、出力軸が挿通する孔を有するボスを設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フランジ部の両面に設けられた歯部は同一又は異なる形状を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フランジ部の両面に設けられた歯部は同一又は異なる寸法を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記歯車が、すぐ歯傘歯車、曲がり歯傘歯車又はハイポイドギヤから成ることを特徴とする。
本発明によれば、従来、作業時に歯車の歯部の寿命及び破損等により動力伝達が不可能となり、改めて歯車を購入しなければならなかったものを、歯車を上下反転させて出力軸に取り付け直すだけで、再び作業可能となる。又、歯車を成形加工する場合、フランジの歯部を別の歯車諸元の歯部とすることによって2種類の歯車諸元の電動工具本体に共通に搭載することが可能となり、それによって金型費用を低く抑えることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明に係る電動工具の基本構成は図2に示した従来のものと同じであるため、これについての図示及び説明は省略し、本発明の要旨を構成する大傘歯車についてのみ説明する。
図1(a),(b)は大傘歯車3の断面図であり、図1(a)に示すように、大傘歯車3には、出力軸4が挿通するための孔8を有するボス部9とフランジ部10を備え、フランジ部10の外周部には歯部11が形成され、同フランジ部10の上面には工具の着脱の際にロックピンが係合するための穴12とボス9と同様のボス13が形成されている。又、フランジ部10の裏面には、歯部11と同一形状の歯部14と穴12と同様の穴15が形成されている。尚、歯部11と歯部14の位相にずれが生じても良い。
ところで、電動工具は過酷な環境下で使用され、それにより歯部11の耐摩耗性が低下して歯部11が摩耗したり、或は作業時に工具が硬質物と接触して急激に減速し、歯部11に過大な衝撃負荷が加わるために該歯部11が変形或は破損する場合がある。その結果、動力伝達が不可能となり、作業ができなくなる。ここで、大傘歯車3のみが破損した場合、従来、作業者は大傘歯車3を改めて購入し、破損した大傘歯車3を新しいものと交換して作業を再開していた。
これに対し、本発明では、破損した大傘歯車3を出力軸4から取り外し、その後、大傘歯車3を反転させて上下を逆にして出力軸4に取り付けることができる構成としている。このようにすることによって、動力伝達が回復し、迅速に作業を再開することができる。又、小傘歯車2と大傘歯車3が同時に破損した場合でも、購入するのは小傘歯車2だけで済むため、作業者への経済的な負担も最小限に抑えられる。
次に、図1(b)に別形態に係る大傘歯車3の構成を示すが、この大傘歯車3は、基本的に図1(a)に示すものと同様な構成で歯車諸元が歯部11と歯部14とで異なり、具体的には、両者の形状と寸法が異なっている。これは特に成形加工の場合に、従来は各歯車の諸元毎にそれぞれ金型を必要としていた。そのため歯車1個に対する金型費が高いという問題があった。それに対し、本発明では、フランジ部10に歯車諸元の異なる歯部11と歯部14を設けることで、2つの機種に共通部品として使用でき、その結果、歯車1個に対する金型費を低く抑えることができる。
ところで、歯車の製造法には、歯切り、塑性加工、焼結成形加工等の方法があるが、焼結成形の場合、歯部密度が低下する部分が生じる場合が考えられる。そのため、密度向上の手法として、焼結後に再加圧、ショットピーニング、或は塑性加工と組み合わせた焼結鍛造又は転造加工等を行うことが必要となる可能性がある。
又、歯切り加工或は成形加工が終了した後に耐摩耗性と強度向上を図るための熱処理として、通常、バッチ炉での浸炭焼入れ、調質焼入れ、窒化処理が行われるが、その際、均一に焼入れを行うためにトレーに並べて処理を行う。ここで、従来歯車ではボスが一方のみで、フランジ面には歯が形成されているため、歯車を歯を下にしてトレーに置くと、熱処理による変形又は歯の打痕が懸念される。そのため、熱処理作業者は、方向性に注意しながらトレーに歯車を並べざるを得なくなり、作業性が低下する。これに対し、本発明では、大傘派車3の両側にボス9,13が形成されているため、上記問題が解消され、作業性が向上するという効果も得られる。
尚、本実施の形態では、大傘歯車に本発明を適用した例について述べたが、本発明は、すぐ歯傘歯車、曲がり歯傘歯車、ハイポイドギヤ等の他の任意の歯車に対して適用可能である。
本発明に係る電動工具に設けられる大傘歯車の断面図である。 従来の電動工具要部の断面図である。 従来の電動工具に設けられる大傘歯車の断面図である。
符号の説明
1 モータ
2 小傘歯車
3 大傘歯車
4 出力軸
5 ワッシャ
6 工具
7 ロックピン
9 ボス
10 フランジ部
11 歯部
12 穴
13 ボス
14 歯部
15 穴

Claims (4)

  1. ボス及び該ボスより大径のフランジ部を有し、前記フランジ部に歯部を形成して成る歯車を備える電動工具において、
    前記歯車のフランジ部の両面に、相手歯車が噛合可能な歯部と、出力軸が挿通する孔を有するボスを設けたことを特徴とする電動工具。
  2. 前記フランジ部の両面に設けられた歯部は同一又は異なる形状を有することを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. 前記フランジ部の両面に設けられた歯部は同一又は異なる寸法を有することを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  4. 前記歯車が、すぐ歯傘歯車、曲がり歯傘歯車又はハイポイドギヤから成ることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
JP2004318213A 2004-11-01 2004-11-01 電動工具 Withdrawn JP2006123148A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010188366A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Tne:Kk 電極チップ再生装置
JP2015047781A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 株式会社マキタ チェンソーのチェーン張力調整装置

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