JP2006122254A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有利な遊技状態であるかどうかを自由に推測させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】 本発明の遊技機1は、遊技に関連する演出表示を表示する液晶表示装置5と、この液晶表示装置5に表示される演出表示を制御する画像制御回路72aと、当選役を決定する当選役決定手段と、遊技情報決定手段により特定の遊技情報が最後に決定されてから行われた単位遊技の消化数を計数する計数手段と、を備え、画像制御回路72aは、当選役決定手段により決定された当選役にかかわらず、複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を計数手段により計数される単位遊技の消化数に基づいて選択する演出状態選択手段を含み、この演出状態選択手段により選択された演出状態に基づいて演出表示を制御することを特徴とする。
【選択図】 図18

Description

本発明は、遊技に必要な複数の図柄を変動表示および停止表示する表示手段と、この表示手段を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンとする)等の制御手段と、を備えたスロットマシン、パチスロ遊技機、パチンコ遊技機、その他の遊技機に関する。
例えば、パチスロ遊技機で現在主流の遊技機は、複数種類の入賞態様を有するものである。この入賞態様を、役という。特に、ある役に入賞したときは、1回のメダルの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームを所定回数行うことの可能な役(ビッグボーナス、以下、BBとする)と、遊技者に相対的に小さい利益を与えるゲームを所定回数行うことの可能な役(レギュラーボーナス、以下、RBとする)がある。以下、BBおよびRBを総称してボーナスという。
また、現在主流の機種においては、遊技に必要な図柄が複数配置される複数のリールの有効化された入賞ラインに沿って所定の図柄の組合せが並んでメダルやコイン等が払出される役に入賞するためには、内部的な抽選処理(以下、内部抽選という)により役に当選し、かつその当選した役(以下、当選役という)の入賞を示す図柄組合せを、リールの有効化された入賞ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと、当選役に入賞することができない。すなわち、停止操作をタイミングよく行う技術が要求される(目押しといわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
また、液晶表示装置などの演出表示手段を備え、遊技に必要な図柄を表示する表示手段の変動表示の開始から終了までの間に、演出表示手段に何らかの演出表示を行い、表示手段で行われる変動表示が停止して遊技の結果が明らかになるまでの単調さを解消するとともに、遊技者がこの演出表示を見ながら停止のための操作を行えるようにして、遊技者が遊技に集中できるようにした遊技機が提供されている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような遊技機は、一般的に、ボーナスが当選するなど所定の条件が成立したとき、遊技者に対して特定の演出表示を行うことによりこの条件成立を報知するよう構成されている。
特開平11−146939号公報
しかしながら、上記のような遊技機は、演出表示手段に表示される演出画像が当選役に応じて予め決められており、当選役と演出表示との対応が固定化されているため、演出表示のパターンが普遍化、固定化してしまう。このため、遊技者は、演出表示の表示パターンが暗示する情報を自由に解釈できず、有利な遊技状態であるかどうかを自由に推測することができないため、遊技の興趣の向上が期待できない。
本発明は、上記の問題にかんがみ、遊技者に、演出表示の表示パターンが暗示、示唆する情報を自由に解釈させる余地があり、有利な遊技状態であるかどうかを自由に推測させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、具体的には、以下のものを提供する。
(1) 遊技者の操作に応じて単位遊技を行わせる遊技機であって、遊技に関連する演出表示を表示する表示手段(例えば、後述の演出表示装置5など)と、前記表示手段に表示される前記演出表示を制御する表示制御手段(例えば、後述の画像制御回路72aなど)と、遊技の進行に必要な少なくとも一つの遊技情報(例えば、当選役情報など)を、所定の確率(例えば、後述の図5の確率抽選テーブルに示す各当選役の当選確率など)に基づいて決定する遊技情報決定手段(例えば、後述の図15のS16を実行する主制御回路71(図12参照)など)と、前記遊技情報決定手段により特定の遊技情報が最後に決定されてから行われた単位遊技(一のゲーム)の消化数を計数する計数手段(例えば、後述の図18のS61を実行する主制御回路71など)と、を備え、前記表示制御手段は、前記遊技情報決定手段により決定された前記少なくとも一つの遊技情報にかかわらず、複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数に基づいて選択する演出状態選択手段(例えば、後述の図18のS63を実行する副制御回路マイコン81など)を含み、この演出状態選択手段により選択された演出状態に基づいて前記演出表示を制御する(例えば、画像制御回路72aが演出状態に基づいて後述の図18のS65を実行することにより演出識別子を決定するなど)ことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、表示手段に表示される演出表示は、遊技情報決定手段により決定された遊技情報にかかわらず、計数手段により計数される単位遊技の消化数に基づいて演出状態選択手段により選択された演出状態に基づいて演出表示が制御されるので、演出表示の表示パターンが普遍化、固定化して遊技の面白みが低下するのを防止するのみならず、遊技者に、演出表示の表示パターンが暗示、示唆する情報を自由に解釈させて有利な遊技状態であるかどうかを自由に推測させることができ、遊技の興趣が向上する。
(2) (1)に記載の遊技機において、前記所定の確率に基づき確率論的に導かれる、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数がある値であるときに前記特定の遊技情報が決定される確率の分布(例えば、幾何分布など)を管理する確率分布管理手段(例えば、後述の図25の前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率の表をテーブルとして格納するROM83(図13参照)など)を備え、前記演出状態選択手段は、前記演出表示の表示頻度が異なる複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数に加え、前記確率分布管理手段により管理される確率の分布に更に基づいて選択することを特徴とする遊技機。
(2)の発明によれば、演出状態選択手段は、前記演出表示の表示頻度が異なる複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を、計数手段により計数される単位遊技の消化数に加え、確率分布管理手段により管理される確率の分布に更に基づいて選択するため、確率論的な根拠がある確率分布に基づいて演出状態が選択され、遊技者がこの確率分布を察知することによって相対的に有利な状況かどうかを知ることが可能となり、遊技の興趣が向上する。
本発明によれば、演出表示の表示パターンが普遍化、固定化して遊技の面白みが低下するのを防止するのみならず、遊技者に、演出表示の表示パターンが暗示、示唆する情報を自由に解釈させて、有利な遊技状態であるかどうかを自由に推測させることができ、遊技の興趣が向上する。
図1は、本発明の一実施形態の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆるパチスロ機である。この遊技機1は、遊技媒体としてコイン、メダルまたはトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられる。表示窓4L、4C、4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8cおよびボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8aおよびクロスダウンライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大−BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a、9b、9cの点灯で表示される。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は表示窓4L、4C、4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、情報表示部18が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9bおよび最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数という)に応じて点灯する。ここで、本実施形態では、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、またはそのゲームの液晶表示装置5における演出表示が終了したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が1で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が2で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する(以下、有効化された入賞ラインを有効ラインということがある)。最大BETランプ9cは、BET数が3で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、貯留(クレジット)されているメダルの枚数を表示する。
表示窓4L、4C、4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L、4C、4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5は、表示画面5aを備える。この液晶表示装置5の表示画面5aには、所定の演出画像が表示される。この演出画像は、複数の静止画像を連続的に順次切替えて表示されることにより動画を構成する。
液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13を総称して、BETスイッチ11、12、13という。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
遊技機1の本体下方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられている。このスピーカ21L、21Rから、所定の演出音が発生される。
なお、本実施形態では、遊技者によるメダルの投入またはBETスイッチ11、12、13の操作、遊技者によるスタートレバー6の操作、リール3L、3C、3Rの回転開始、遊技者による停止ボタン7L、7C、7Rの操作、リール3L、3C、3Rの回転停止、が1回ずつ行なわれることによって構成される遊技機1の一連の動作を、単位遊技またはゲームという。
図2は、各リール3L、3C、3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には00〜20のコードナンバーが付され、データテーブルとして、後で説明するROM32(図12)に格納(記憶)されている。各リール3L、3C、3R上には、青7(図柄91)、ベル(図柄92)、BAR(図柄93)、Replay(図柄94)、チェリー(図柄95)、スイカ(図柄96)、赤7(図柄97)、の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L、3C、3Rは、図柄列が図2の矢印方向に移動するように回転駆動される。
図3を参照して、遊技機1の各遊技状態の発生条件、終了条件、および移行先遊技状態を説明する。各遊技状態の発生条件、終了条件、および移行先遊技状態は、図3に図示するとおりである。
遊技機1の遊技状態には、一般遊技状態、持越状態(BB遊技状態中RB持越状態を含む)、BB一般遊技状態、RB遊技状態の4つがある。ここで、RB遊技状態には、BB遊技状態中におけるRB遊技状態および一般遊技状態中におけるRB遊技状態がある。また、BB一般遊技状態およびBB遊技状態中におけるRB遊技状態BB遊技状態の所定の組合せによって構成される遊技状態を、BB遊技状態という。
持越状態は、一般遊技状態またはBB遊技状態から移行する遊技状態で、BBまたはRBの当選によって発生し、BBまたはRBの入賞、または、BB遊技状態終了またはBB遊技状態中におけるRB遊技状態開始によって終了する。持越状態は、BBまたはRBを持越している状態、すなわちBBまたはRBに当選した情報を持越している状態である。特に、BBを持越している状態をBB持越状態といい、RBを持越している状態をRB持越状態という。この持越状態においては、ハズレ以外の役が当選しない限り、BBまたはRBの入賞が許可されている状態である。
BB一般遊技状態は、一般遊技状態、BB持越状態、またはBB遊技状態中におけるRB遊技状態から移行する遊技状態で、BBが入賞またはBB遊技状態中におけるRB終了によって発生し、BB遊技状態終了またはBB遊技状態中におけるRB遊技状態中におけるRB遊技状態開始、または、BB遊技状態終了またはBB遊技状態中におけるRB遊技状態開始によって終了する。
BB遊技状態中におけるRB遊技状態は、BB遊技状態中における特定の条件成立またはBB遊技状態中におけるRB入賞によって発生し、所定回数(例えば12回)のゲーム終了、所定回数(例えば8回)の小役入賞、またはBB遊技状態終了によって終了する。BB一般遊技状態からRB遊技状態へ移行し、RB遊技状態が終了してBB一般遊技状態に移行し、再びRB遊技状態へ移行することを繰り返して、メダルの払出し枚数が466枚以上になるまでが、BB遊技状態である。
一般遊技状態中におけるRB遊技状態は、一般遊技状態中におけるRB入賞によって発生し、所定回数(例えば12回)のゲーム終了、所定回数(例えば8回)の小役入賞、またはBB遊技状態終了によって終了する。
なお、一般遊技状態は、持越状態、BB一般遊技状態、RB遊技状態のいずれでもない遊技状態である。
図4を参照して、入賞役と図柄組合せと払出し枚数を説明する。実施形態の役には、BB、RB、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役がある。この役が当選することによって当選役となり、さらに入賞することによって入賞役となる。それぞれの役の入賞態様(有効ラインに沿って所定の図柄の組合せが並ぶこと)および入賞時のメダル払出し枚数は、後述の図4に示すとおりBET数によって異なる。
BBの入賞は、一般遊技状態または持越状態において赤7−赤7−赤7または青7−青7−青7が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。BBが入賞した後、遊技状態がBB一般遊技状態となる。なお、BB遊技状態は、RB遊技状態と比べて有利な遊技状態である。
RBの入賞は、一般遊技状態、持越状態、またはBB一般遊技状態においてBAR−BAR−BARが有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。BB一般遊技状態においてRBが入賞することを、JACインと称する場合がある。RBが入賞した後、遊技状態がRB遊技状態となる。
リプレイの成立は、一般遊技状態または持越状態においてReplay−Replay−Replayが有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。リプレイが成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入される(遊技者に遊技価値が付与される)ので、遊技者はメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
一般遊技状態、持越状態、BB一般遊技状態、およびRB遊技状態では、スイカの小役、ベルの小役、およびチェリーの小役の入賞を実現することが可能であるが、その払出枚数は、図示のとおりBET数によって異なる。チェリーの小役には、中チェリーの小役と角チェリーの小役がある。角チェリーの小役の入賞は、チェリーが左の表示窓4Lの上段または下段に停止表示されることにより実現する。また、中チェリーの小役の入賞は、チェリーが左の表示窓4Lの中段に停止表示されることにより実現する。
図5を参照して、後述の図15のステップ(以下Sとする)16の確率抽選処理で参照される確率抽選テーブルを説明する。確率抽選テーブルは、5つの遊技状態、すなわち一般遊技状態、持越状態、BB一般遊技状態、BB遊技状態中におけるRB遊技状態、一般遊技状態中におけるRB遊技状態ごとに設けられており、それぞれ所定のデータテーブルとして後述のROM32(図12参照)に格納されている。
この確率抽選テーブルの乱数抽出範囲は0から16383であり、後述の図15のS13においてこの乱数抽出範囲から一の乱数が抽出され、遊技状態に応じて、この乱数がいずれの当選役の乱数範囲に属するかによって、当選役が決定される。例えば、一般遊技状態において抽出乱数が15のとき、この乱数はBBの乱数範囲に属するので、当選役はBBとなる。このBBが当選役として決定される確率は、0から46の乱数範囲に属する47個の乱数を乱数抽出範囲に属する数値の個数16384で除した、47/16384である。その他の遊技状態の場合に、および/または、その他の当選役の場合に、当選役が決定されるプロセス、その当選確率も同様である。
図6を参照して、後述の図15のS17の停止用当選役決定処理で参照される停止用当選役決定テーブルを説明する。停止用当選役決定テーブルは、上記5つの遊技状態ごとに設けられており、それぞれ所定のデータテーブルとして後述のROM32(図12参照)に格納されている。
この停止用当選役決定テーブルの乱数抽出範囲は0から127であり、この乱数抽出範囲から一の乱数を抽出し、当選役に応じて、この乱数がいずれの停止用当選役の乱数範囲に属するかによって、停止用当選役が決定される。例えば、遊技状態が一般遊技状態でありかつ当選役がチェリーの小役であり、抽出乱数が9のとき、この乱数は停止用当選役が中チェリーの小役の乱数範囲に属するので、停止用当選役は中チェリーの小役となる。この中チェリーの小役が停止用当選役として決定される確率は、0から15の乱数範囲に属する乱数の個数である16を乱数抽出範囲に属する数値の個数128で除した、16/128である。その他の遊技状態の場合に、および/または、その他の停止用当選役の場合に、停止用当選役が決定されるプロセス、その決定確率も同様である。
なお、当選役がチェリーの小役のとき、中チェリーの小役、角チェリーの小役、の停止用当選役を決定せず、停止制御により、中チェリーの小役、角チェリーの小役に振分けるようにしてもよい。
次に、図7を参照して、遊技状態および停止用当選役に対応して選択される停止テーブル群について説明する。停止テーブル群とは、後述する図15のS26の処理でリール3L、3C、3Rの停止制御に使用される停止テーブルの集合である。停止テーブルについては、後述の図8を参照して説明する。
例えば、遊技状態が一般遊技状態であり停止用当選役がBBのとき、これに対応して選択される停止テーブル群は、BB入賞可能停止テーブル群である。BB入賞可能停止テーブル群は、遊技者の停止操作に応じてBBの入賞が許容されるBB入賞可能停止テーブルの集合である。その他の遊技状態の場合に、および/または、その他の停止用当選役の場合に、遊技者の停止操作に応じて停止テーブル群が選択されるプロセスも同様である。
具体的には、BB入賞可能停止テーブル群は、BB入賞可能停止テーブルの集合であり、BB入賞可能停止テーブルは、遊技者の停止操作に応じてBBの入賞が許容される停止テーブルである。RB入賞可能停止テーブル群は、RB入賞可能停止テーブルの集合であり、RB入賞可能停止テーブルは、遊技者の停止操作に応じてRBの入賞が許容される停止テーブルである。リプレイ成立可能停止テーブル群は、リプレイ成立可能停止テーブルの集合であり、リプレイ成立可能停止テーブルは、遊技者の停止操作にかかわらずリプレイの成立が許容される停止テーブルである。スイカの小役入賞可能停止テーブル群は、スイカの小役可能停止テーブルの集合であり、スイカの小役可能停止テーブルは、遊技者の停止操作に応じてスイカの小役の入賞が許容される停止テーブルである。ベルの小役入賞可能停止テーブル群は、ベルの小役可能停止テーブルの集合であり、ベルの小役可能停止テーブルは、遊技者の停止操作にかかわらずベルの小役の入賞が許容される停止テーブルである。中チェリーの小役入賞可能停止テーブル群は、中チェリーの小役可能停止テーブルの集合であり、中チェリーの小役可能停止テーブルは、遊技者の停止操作に応じて中チェリーの小役の入賞が許容される停止テーブルである。角チェリーの小役入賞可能停止テーブル群は、角チェリーの小役可能停止テーブルの集合であり、角チェリーの小役可能停止テーブルは、遊技者の停止操作に応じて角チェリーの小役の入賞が許容される停止テーブルである。入賞不可能停止テーブル群は、入賞不可能停止テーブルの集合であり、入賞不可能停止テーブルは、遊技者の停止操作にかかわらずいずれの役の入賞も許容されない停止テーブルである。
次に、図8を参照して、後述の主制御回路71のROM32(図12参照)に格納される停止テーブルについて説明する。
停止テーブルには、各リール3L、3C、3Rの停止操作位置と停止制御位置とが示されている。停止操作位置は、各リール3L、3C、3Rに対応して設けられた停止ボタン7L、7C、7Rが操作された場合に、センターライン8cに位置していた図柄(具体的には、図柄の中心がセンターライン8cの上方に位置し、その中心がセンターライン8cの位置に最も近い図柄)のコードナンバーを表わす。停止制御位置とは、停止操作が行われたリールが停止したとき、センターライン8cの位置に停止表示される図柄のコードナンバーを表わす。ここで、本実施形態では、いわゆる滑りコマ数を最大4コマとしている。図8(1)を参照して、例えば、右リール3Rの回転中において、コードナンバー14のベル(図柄92)がセンターライン8cの位置に到達したときに停止ボタン7Rが操作された場合、コードナンバー16のチェリー(図柄95)をセンターライン8cの位置に停止表示するように右リール3Rを停止制御することができる。
停止テーブルには、BB入賞可能停止テーブル群に含まれるBB入賞可能停止テーブル、RB入賞可能停止テーブル群に含まれるRB入賞可能停止テーブル、リプレイ成立可能停止テーブル群に含まれるリプレイ成立可能停止テーブル、スイカの小役入賞可能停止テーブル群に含まれるスイカの小役入賞可能停止テーブル、ベルの小役入賞可能停止テーブル群に含まれるベルの小役入賞可能停止テーブル、中チェリーの小役入賞可能停止テーブル群に含まれる中チェリーの小役入賞可能停止テーブル、角チェリーの小役入賞可能停止テーブル群に含まれる角チェリーの小役入賞可能停止テーブル、入賞不可能停止テーブル群に含まれる入賞不可能停止テーブルがある。
リプレイ成立可能停止テーブル(図示せず)は、停止用当選役がリプレイの場合に、リプレイが成立するように各リール3L、3C、3Rを停止制御する際に使用される。リプレイ成立可能停止テーブルでは、各リール3L、3C、3Rにおいて、所定の停止操作位置で停止操作が行われた場合にのみ、リプレイを成立させることができ、所定の停止操作位置以外の停止操作位置で停止操作が行われた場合には、リプレイを成立させることができない。
図8(1)は、図7に示すベルの小役入賞可能停止テーブル群に含まれるベルの小役入賞可能停止テーブルの例を示す。このテーブルは、停止用当選役がベルの場合に、ベルが入賞するように各リール3L、3C、3Rを停止制御する際に使用される。
図8(1)において、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバー04、08、13、16、20のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー04、08、13、16、20の1つ上の位置に対応する図柄は、すべてベル(図柄92)である。
また、図8(1)において、中央リール3Cの停止制御位置は、コードナンバー01、06、09、13、18のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー01、06、09、13、18に対応する図柄は、すべてベル(図柄92)である。
さらに、図8(1)において、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバー03、08、12、16、20のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー03、08、12、16、20の1つ下の位置に対応する図柄は、すべてベル(図柄92)である。
以上のように、図8(1)に示すベルの小役入賞可能停止テーブルが各リール3L、3C、3Rの停止制御に使用された場合には、有効化されたクロスダウンライン8eに沿って、ベル−ベル−ベルが並んで停止表示され、ベルを入賞させることができる。
ベルの小役入賞可能停止テーブルが各リール3L、3C、3Rの停止制御に使用された場合には、クロスダウンライン8eに沿って、ベル(図柄92)が3つ並んで停止表示され、ベルの小役を必ず入賞させることができる。本実施形態では、ベルの小役が当選した場合は、必ず入賞を成立することができるようになっている。これは、図2に示す図柄配列におけるベル(図柄92)の配置に関係している。本実施形態では、いわゆる滑りコマ数を最大4コマとしており、停止操作を行った位置から4コマの範囲に入賞を成立させる図柄があれば、有効ライン上に引き込むことが可能となっている。図2を参照すると、各リール3L、3C、3Rにおいて、ベル(図柄92)は、4コマの範囲に必ず配置されるような図柄配列となっている。このため、各リール3L、3C、3R上のどの位置で停止操作を行っても、ベル(図柄92)を有効ライン上に並べることが可能である。すなわち、基本的に、ベルの小役は、いわゆる取りこぼし(選択された停止用当選役の入賞を成立させることができないこと)は起こらないようになっている。
スイカの小役入賞可能停止テーブル(図示せず)は、停止用当選役がスイカの小役の場合に、スイカの小役が入賞するように各リール3L、3C、3Rを停止制御する際に使用される。スイカの小役入賞可能停止テーブルでは、各リール3L、3C、3Rにおいて、所定の停止操作位置で停止操作が行われた場合にのみ、スイカの小役の入賞させることができ、所定の停止操作位置以外の停止操作位置で停止操作が行われた場合には、スイカの小役を入賞させることができない。
中チェリーの小役入賞可能停止テーブル(図示せず)は、停止用当選役が中チェリーの小役の場合に、その入賞が成立するように左リール3Lを停止制御する際に使用される。中チェリーの小役入賞可能停止テーブルでは、左リール3Lにおいて、所定の停止操作位置で停止操作が行われた場合にのみ、中チェリーの小役の入賞させることができ、所定の停止操作位置以外の停止操作位置で停止操作が行われた場合には、中チェリーの小役を入賞させることができない。
角チェリーの小役入賞可能停止テーブル(図示せず)は、停止用当選役が角チェリーの小役の場合に、角チェリーの小役が入賞するように左リール3Lを停止制御する際に使用される。角チェリーの小役入賞可能停止テーブルでは、左リール3Lにおいて、所定の停止操作位置で停止操作が行われた場合にのみ、角チェリーの小役を入賞させることができ、所定の停止操作位置以外の停止操作位置で停止操作が行われた場合には、角チェリーの小役を入賞させることができない。
本実施形態では、リプレイ、スイカの小役、中チェリーの小役、または角チェリーの小役が停止用当選役として選択され、入賞(成立)可能停止テーブルが選択された場合であっても、入賞(成立)させることができない場合がある。これは、図2に示す図柄配列におけるリプレイ(図柄94)、チェリー(図柄95)、またはスイカ(図柄96)の配置に関係している。図2を参照すると、左リール3Lにおいて、チェリー(図柄95)は、必ず4コマの範囲に配置されるような図柄配列ではなく、コードナンバー02および11の位置にしか配置されていない。このため、停止操作位置によっては、チェリー(図柄95)を有効ラインに停止させることができない。すなわち、中チェリーの小役および角チェリーの小役は、いわゆる取りこぼしが起こりうる役としている。また、同様に、図2を参照すると、各リール3L、3C、3Rにおいて、リプレイ(図柄94)、スイカ(図柄96)は、必ず4コマの範囲に配置されるような図柄配列とはなっていない。このため、停止操作位置によっては、リプレイ(図柄94)、スイカ(図柄96)を有効ラインに停止させることができない。すなわち、リプレイおよびスイカの小役は、いわゆる取りこぼしが起こりうる役としている。
なお、本実施形態では、取りこぼしが起こりうる停止用当選役として、リプレイ、中チェリーの小役、角チェリーの小役、またはスイカの小役を例にして説明したが、BB(青7(図柄91))、赤7(図柄97)、RB(BAR(図柄93))も取りこぼしが起こりうる停止用当選役である。すなわち、青7(図柄91)、赤7(図柄97)またはBAR(図柄93)は、ともに、各リール3L、3C、3Rにおいて、必ずしも4コマの範囲に配置されるような図柄配列とはなっていない。このため、停止操作位置によっては、青7(図柄91)、赤7(図柄97)、およびBAR(図柄93)を有効ラインに停止させることができない場合がある。
図8(2)は、図7に示す入賞不可能停止テーブル群に含まれる入賞不可能停止テーブルの例を示す。このテーブルは、停止用当選役がハズレの場合に、いずれの役も入賞しないように各リール3L、3C、3Rを停止制御する際に使用される。
図8(2)において、左リール3Lの停止制御位置は、コードナンバー00、05、09、14、17のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー00、05、09、14、17の1つ上の位置に対応する図柄は、すべてReplay(図柄94)ではない。
また、図8(2)において、中央リール3Cの停止制御位置は、コードナンバー02、05、10、14、19のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー02、05、10、14、19に対応する図柄は、すべてReplay(図柄94)である。
さらに、図8(2)において、右リール3Rの停止制御位置は、コードナンバー03、08、12、16、20のいずれかである。図2に示す図柄配列において、コードナンバー03、08、12、16、20の1つ下の位置に対応する図柄は、すべてベル(図柄92)である。
以上のように、図8(2)に示す入賞不可能停止テーブルが各リール3L、3C、3Rの停止制御に使用された場合には、有効化されたクロスダウンライン8eに沿って、いずれの図柄も並んで停止表示されず、いずれの役も入賞させることができない。
次に、図9を参照して、後述の図18のスタートコマンド受信処理のS63で、後述の副制御回路マイコン81(図13参照)が参照する演出状態決定テーブルについて説明する。このテーブルは、所定のデータテーブルとして後述のROM83(図13参照)に格納されている。
演出状態とは、液晶表示装置5の表示画面5aに表示される演出表示のステージ(舞台)を意味する。演出状態によって演出表示におけるステージが特定され、後述の演出識別子によって演出表示におけるメインキャラクタmの動きおよびステージの状況が特定される。このようにして演出表示は、演出状態と演出識別子との組合せによって特定される。演出状態が1のとき、図22(1)に示すように演出表示のステージは海であり、演出状態が2のとき、図22(2)に示すように演出表示のステージは山であり、演出状態が3のとき、図22(3)に示すように演出表示のステージは野原である。例えば、海のステージのときは、海を舞台として、演出識別子に基づいてメインキャラクタmが所定の動きをとり、ステージの天候などの状況が特定される。
この演出状態決定テーブルは、ワークRAM84(図13参照)に記憶されるボーナス終了後ゲーム数カウンタの値に基づいて演出状態が決定されるものである。従って、ボーナス終了後ゲーム数カウンタに数値が加算され、この数値が変化することに応じて、演出状態が選択される。
例えば、ボーナス終了後ゲーム数カウンタの値が187のとき、演出状態は1、すなわち海のステージとなる。その他の演出状態が決定されるプロセス、その決定確率も同様である。なお、遊技機1の各当選役の当選確率を設定するための設定(通常は、設定1、設定2、設定3、設定4、設定5、設定6の6種類あり、数値が大きいほど各当選役の当選確率が高い)毎にボーナス当選確率が異なるように構成してもよい。
次に、図10を参照して、後述の図18のスタートコマンド受信処理のS65で、後述の副制御回路マイコン81(図13参照)が参照する演出パターン選択テーブルについて説明する。このテーブルは、所定のデータテーブルとして後述のROM83(図13参照)に格納されている。
演出パターンとは、演出識別子によって特定される、演出表示におけるメインキャラクタmの動きおよびステージの天候などの状況である。この演出パターンは、演出状態1から演出状態3のいずれにも共通して、演出パターン01から演出パターン10まである。例えば、図23(1)に示すように、演出表示のステージは海であり、演出パターン01では、メインキャラクタmは、表示画面5aを左から右へ移動し、ステージの状況は、表示画面5aに雲cが1個現れている。同様にして、演出パターン02、03、04、05、06、07では、メインキャラクタmは、表示画面5aを左から右へ移動し、ステージの状況は、表示画面5aに雲cが2、3、4、5、6、7個現れている(図23(2)から(7)参照)。
そして、図24(8)に図示するように、演出パターン08では、メインキャラクタmは、表示画面5aを左から右へ移動し、ステージの状況は、表示画面5aから雲cが消え、太陽sが現れている。図24(9)に図示するように、演出パターン09では、メインキャラクタmは、表示画面5aを左から右へ移動し、ステージの状況は、表示画面5aから雲cが消え、雷雲と稲妻tが現れている。さらに、図24(10)に図示するように、演出パターン10では、メインキャラクタmは、表示画面5aを左から右へ移動し、ステージの状況は、表示画面5aから雲cが消え、雨雲rが現れている。これら、演出パターン08から演出パターン10の演出識別子で特定される演出パターンは、これら以外の演出識別子で特定される演出パターンに比べ、より印象的な演出表示を特定するので、発展演出と総称する。
なお、演出表示のステージが、山、野原のときも、演出識別子が同一であれば、表示画面5aにおけるメインキャラクタmの動き、および、表示画面5aに現れる雲cの個数または太陽s、雷雲と稲妻t、雨雲rのいずれかの出現態様、は同一である。
この演出パターン選択テーブルの乱数抽出範囲は0から127であり、この乱数抽出範囲から一の乱数を抽出し、後述の図18のスタートコマンド受信処理のS62で先に決定されている演出状態と、この乱数がいずれの演出状態の乱数範囲に属するかと、によって、演出パターンが決定される。演出パターンは、演出状態と演出識別子とによって特定される。例えば、演出状態が1であって抽出乱数が9のとき、この乱数は、演出状態が1の、演出識別子01の乱数範囲に属するので、演出パターンは、演出状態が1の演出識別子01、すなわち海のステージの演出識別子01となる。演出状態が1のときに、この演出パターン01が演出状態として決定される確率は、0から16の乱数範囲に属する乱数の個数である17を乱数抽出範囲に属する数値の個数128で除した、17/128である。その他の演出状態の場合に、その他の演出パターンが選択されるプロセス、その選択確率も同様である。
なお、図10を参照すると、演出状態1から演出状態3において、選択されうる演出識別子は、いずれも演出パターン01から演出パターン10である。つまり、演出状態が異なっても、演出識別子が同一であれば、演出表示のステージが異なるのみで、それぞれのステージにおけるメインキャラクタmの動きおよびステージの天候などの状況は同一である。しかし、各演出識別子が選択される確率は、図示のとおり、それぞれのステージで異なる。
ここで、特筆すべきは、発展演出の選択確率である。海のステージ(演出状態1)では、12/128の確率で演出パターン08が、4/128の確率で演出パターン09および演出パターン10が選択されるように構成されている。他方、山のステージ(演出状態2)では、12/128の確率で演出パターン09が、4/128の確率で演出パターン08および演出パターン10が選択されるように構成され、野原のステージ(演出状態3)では、12/128の確率で演出パターン10が、4/128の確率で演出パターン08および演出パターン09が選択されるように構成されている。このように、各ステージにおいて、高い確率で選択される発展演出の演出識別子を異ならせることによって、それぞれのステージを特徴付けることができる。このように各ステージが特徴付けられると、遊技者は、演出表示が示唆、暗示する情報を自由に解釈し、遊技が有利な状態であるかどうか自由に解釈できるので、遊技の興趣が向上する場合がある。
次に、図11を参照して、演出状態と演出識別子との組合せと、演出データ格納アドレスおよび次コマアドレスと、の対応を示すテーブル(以下、画像データ格納アドレステーブルとする)について説明する。このテーブルは、所定のデータテーブルとして後述のROM83(図13参照)に格納されている。
例えば、演出状態が1のときに演出識別子が演出パターン01である演出表示は、コマ番号がコマ01からコマn1までのコマ(2次元画像)によって構成され、これらのコマを順次切換え表示することによって動画を構成する。すなわち、コマとは、動画を構成する一つの静止画像、一画面をいう。
本実施形態の演出表示は、2D(Two Dimension、2次元)画像を順次に切換え表示して動画を構成する2Dグラフィックスである。しかし、これに限らず、3D(Three Dimension、3次元)画像を表示するように数値化し、この数値を変化させることによってより立体的な動画像を表示する3Dグラフィックスであってもよい。
画像データ格納アドレステーブルには、コマ毎に、画像ROM88における格納アドレスと次に表示されるべき次コマの格納アドレスが対応付けられている。演出状態が1のときに演出識別子が演出パターン01である演出表示は、コマ01、コマ02、・・・、コマn1−1、コマn1を表示画面5aに順次切換え表示することによって動画が構成されるが、例えばコマ01の格納アドレスから、コマ01の格納アドレスがアドレスk1であり、次コマアドレスからコマ01の次に切換え表示されるべきコマはコマ02であることがわかる。図11に示すテーブルは、後述の図18のS66の処理においてコマ01の画像データの格納アドレスを取得するために参照され、S69の処理において次に表示されるべきコマの画像データの格納アドレスを取得するために参照される。例えば、演出状態1のとき、S66の処理において格納アドレスとしてアドレスk1が取得され、S69の処理において次コマアドレスとしてアドレスk1が取得される。そして、S69の処理を繰り返すごとに、アドレスk、アドレスk、・・・、アドレスn1、が順次取得される。その他の演出状態、演出識別子の組合せにおいても同様である。
図12は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5、スピーカ21、LED101、ランプ102を制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32およびRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34および分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36およびサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36およびサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する都度行われる乱数サンプリングの判定毎に実行される図15のS16の確率抽選処理で参照される確率抽選テーブル(図5参照)、後述の図15のS17の停止用当選役決定処理が実行される毎に参照される停止用当選役決定テーブル(図6参照)、S18の停止テーブル群選択処理が実行される毎に参照される停止テーブル群選択テーブル(図7参照)、後述の図15のS26のリール停止制御の処理で参照される停止テーブル(図8参照)、遊技者による停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を判定するための停止位置検索用テーブル(図示せず)、テーブルナンバー選択テーブル(図示せず)、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、デモ表示コマンド、スタートコマンド、リール停止許可コマンド、リール停止コマンド、全リール停止コマンド、入賞役コマンド等がある。
図12の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cなど)と、情報表示部18と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、および各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート(図示せず)を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート(図示せず)を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を出力する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ送信する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を出力する。
図12の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数およびROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、複数の当選役のいずれかが決定される。当選役が決定された後、停止位置検索用テーブルを選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が0にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
さらに、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブル(図示せず)が格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、および全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく確率抽選処理により特定の当選役の当選に該当する場合に、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる停止指令信号、および選択された停止位置検索用テーブルに基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
当選した当選役の入賞を示す停止態様となれば、CPU31は、払出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダルの払出し処理を終了する。
図13は、副制御回路72の構成を示すブロック図である。副制御回路72は、画像制御回路(gSub)72aと、音・ランプ制御回路(mSub)72bとから構成されている。この画像制御回路(gSub)72aまたは音・ランプ制御回路(mSub)72bは、主制御回路71を構成する回路基板とは各々別の回路基板上に構成されている。
主制御回路71と画像制御回路(gSub)72aとの間の通信は、主制御回路71から画像制御回路(gSub)72aへの一方向で行われ、画像制御回路(gSub)72aから主制御回路71へコマンド、情報等が送信されることはない。また、画像制御回路(gSub)72aと音・ランプ制御回路(mSub)72bとの間の通信は、画像制御回路(gSub)72aから音・ランプ制御回路(mSub)72bへの一方向で行われ、音・ランプ制御回路(mSub)72bから画像制御回路(gSub)72aへコマンド、情報等が送信されることはない。
画像制御回路(gSub)72aは、副制御回路マイコン81、シリアルポート82、ROM83、ワークRAM84、カレンダIC85、画像制御IC86、制御RAM87、画像ROM(CROM(キャラクタROM))88およびビデオRAM89で構成される。
副制御回路マイコン81は、CPU、割込みコントローラ、入出力ポート(何れも図示せず)を備えている。副制御回路マイコン81に備えられたCPUは、主制御回路71から送信されたコマンドに基づき、ROM83内に格納された制御プログラムに従って各種の処理(後述の図18から図20参照)を行う。なお、画像制御回路(gSub)72aは、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器およびサンプリング回路を備えていないが、各種の処理を行うために乱数が必要となった場合には、副制御回路マイコン81の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。
シリアルポート82は、主制御回路71から送信される各種のコマンド、情報等を受信する。
副制御回路マイコン81には、ROM83と、画像ROM88と、ワークRAM84と、カレンダIC85と、が接続されている。
画像ROM88は、画像を生成するための画像データ、ドットデータ等を格納する。
ROM83は、副制御回路マイコン81で実行する制御プログラムや決定用テーブル等を格納する。
ワークRAM84は、副制御回路マイコン81が制御プログラムを実行する際に必要な各種の情報を記憶するための作業用の一時記憶手段として構成される。
カレンダIC85は、日付データを記憶する。副制御回路マイコン81には、操作部17が接続されている。本実施形態では、この操作部17を遊技場の従業員等が操作することにより日付の設定等が行われるようになっている。副制御回路マイコン81は、操作部17から送信される入力信号に基づいて設定された日付情報をカレンダIC85に記憶する。カレンダIC85に記憶された日付情報はバックアップされることとなる。
前述のワークRAM84とカレンダIC85は、バックアップ対象となっている。つまり、副制御回路マイコン81に供給される電源が遮断された場合であっても、電源が供給され続け、記憶された情報等の消去が防止される。
画像制御IC86は、副制御回路マイコン81により決定された演出内容に応じた画像を生成し、液晶表示装置5に出力する。
制御RAM87は、画像制御IC86の中に含まれている。副制御回路マイコン81は、この制御RAM87に対して情報等の書き込みや読み出しを行う。また、制御RAM87には、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルと、カラーパレットテーブルと、が展開されている。副制御回路マイコン81は、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルとを所定のタイミングごとに更新する。
画像制御IC86には、液晶表示装置5と、ビデオRAM89とが接続されている。
ビデオRAM89は、画像制御IC86で画像を生成する際の一時記憶手段として構成される。
また、画像制御IC86は、ビデオRAM89のデータを液晶表示装置5に転送終了する(1/60秒)毎に副制御回路マイコン81に信号を送信する(次の処理の開始)。
また、画像制御回路(gSub)72aでは、副制御回路マイコン81が、音・ランプの演出の制御も行うこととなっている。副制御回路マイコン81は、決定された演出に基づいて、音・ランプの種類および出力タイミングを決定する。そして、副制御回路マイコン81は、所定のタイミングごとに、音・ランプ制御回路(mSub)72bにシリアルポート82を介してコマンドを送信する。音・ランプ制御回路(mSub)72bでは、主に、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに応じて、音・ランプの出力のみを行うこととなる。
音・ランプ制御回路(mSub)72bは、音・ランプ制御マイコン91、シリアルポート92、プログラムROM93、ワークRAM94、音源IC95、パワーアンプ96、音源ROM97で構成される。
音・ランプ制御マイコン91は、CPU、割込みコントローラ、入出力ポート(何れも図示せず)を備えている。音・ランプ制御マイコン91に備えられたCPUは、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに基づき、プログラムROM93内に格納された制御プログラムに従って音・ランプの出力処理を行う。また、音・ランプ制御マイコン91には、LED101およびランプ102が接続されている。音・ランプ制御マイコン91は、画像制御回路(gSub)72aから所定のタイミングで送信されるコマンドに応じて、このLED101およびランプ102に出力信号を送信する。これにより、LED101およびランプ102が演出に応じた所定の態様で発光することとなる。
シリアルポート92は、画像制御回路(gSub)72aから送信される各種のコマンド、情報等を受信する。
プログラムROM93は、音・ランプ制御マイコン91で実行する制御プログラム等を格納する。
ワークRAM94は、音・ランプ制御マイコン91が制御プログラムを実行する際に必要な各種の情報を記憶するための作業用の一時記憶手段として構成される。
音源IC95は、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに基づいて音源を生成し、パワーアンプ96に出力する。
パワーアンプ96は増幅器であり、このパワーアンプ96にはスピーカ21L、21Rが接続されている。パワーアンプ96は、音源IC95から出力された音源を増幅し、増幅した音源をスピーカ21L、21Rから出力させる。
音源ROM97は、音源を生成するための音源データ(フレーズ等)等を格納する。
また、音・ランプ制御マイコン91には、音量調節部103が接続されている。音量調節部103は、遊技場の従業員等により操作可能となっており、スピーカ21L、21Rから出力される音量の調節が行われる。音・ランプ制御マイコン91は、音量調節部103から送信される入力信号に基づいて、スピーカ21L、21Rから出力される音を入力された音量に調節する制御を行う。
次に、図14から図16のフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(S1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いて、ゲーム終了時のRAM33の記憶内容を消去する(S2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、前回のゲーム終了後、すなわち全リール3L、3C、3R停止後から30秒経過したか否かを判定する(S3)。この判定がYESであれば、副制御回路72に対し、デモ画像の表示を要求するデモ表示コマンドを送信する(S4)。この判定がNOであれば、S5へ処理を移す。
次に、CPU31は、メダルの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームでリプレイに入賞したか否かを判定する(S5)。この判定がYESのとき投入要求分のメダルを自動投入し(S7)、S8の処理に移る。S5の判定がNOのときメダルセンサ22SまたはBETスイッチ11、12、13からの入力があるか否かを判定する(S6)。この判定がYESのときS8の処理に移り、NOのときS3の処理に移る。
次に、CPU31は、メダルセンサ22S、または、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、または最大BETスイッチ13からの所定の信号の出力を検出したことに応じて、BETコマンドを副制御回路72へ送信するために、所定の情報をRAM33(図12参照)に記憶する(S8)。続いて、CPU31は、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判定する(S9)。この判定がYESのときS10へ移り、NOのときS9を繰返す。
次に、CPU31は、前回のゲームが開始してから4.1秒経過しているか否かを判定し(S10)、この判定がYESのときS12の処理に移り、NOのときS11の処理に移る。S11の処理では、CPU31は、ゲーム開始待ち時間消化処理を行う。具体的には、CPU31は、前回のゲームが開始してから4.1秒経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理を行う。続いて、CPU31は、全リールの回転開始要求コマンドを出力する(S12)。主制御回路71は、この全リールの回転開始要求コマンドの検知に基づいて、リール3L、3C、3Rの回転開始を指令する。
次に、図15のS13では、CPU31は、抽選用の乱数を抽出し、続いて、1ゲーム監視用タイマに、例えば30秒を示す数値を初期値としてセットする(S14)。この1ゲーム監視用タイマには、遊技者の停止ボタンの停止操作によらずに自動的にリールを停止させるための自動停止タイマが含まれる。このタイマは、初期値がセットされてから時間の経過に応じて数値が減算されていく。S13の処理で抽出した乱数は、後に説明する確率抽選処理(S16)において使用される。続いて、CPU31は、遊技状態監視処理を実行する(S15)。この遊技状態監視処理では、遊技状態の移行条件が満たされているかどうかを判定し、遊技状態移行条件が満たされていると判定するときに遊技状態を移行し、遊技状態移行条件が満たされていると判定しないときに現在の遊技状態を維持する。例えば、前回のゲームで、BBが当選したにもかかわらず取りこぼしが発生した場合、このBBが当選した情報に基づいて、今回のゲーム以降、所定の条件が成立するまで、遊技状態を一般遊技状態から持越状態へ移行する。
次に、CPU31は、上記S13の処理において抽出した乱数値に基づいて確率抽選処理を行う(S16)。この確率抽選処理は、遊技状態に応じて確率抽選テーブルを使用し、乱数値がどの入賞役の乱数値範囲に属するか否かを判定し、当選役(成立フラグ)を決定するものである。
次に、S17では、CPU31は、停止用当選役を決定する処理を行う。この停止用当選役の決定処理では、図6に示す停止用当選役選択テーブルを使用し、遊技状態とS16で決定した当選役と抽選とに応じて停止用当選役の決定を行う。続いて、S18では、CPU31は、停止テーブル群選択テーブル(図7参照)を参照して、停止用当選役に対応する停止テーブル群を選択する。続いて、S19では、CPU31は、停止用当選役に対応する図柄組合せを並べる入賞ラインの選択(テーブルラインの選択)を行う。
次に、S20では、CPU31は、副制御回路72へスタートコマンドを送信するために、RAM33(図12参照)に所定の情報をセットする。スタートコマンドは、当選役、停止用当選役、遊技状態の情報などを含む。続いて、S21では、CPU31は、リール3L、3C、3Rの回転開始後から通算して208ミリ秒が経過し、リール3L、3C、3Rが毎秒80回転の定速回転に至るまで、待機する。そして、S22では、CPU31は、リール停止許可コマンドを副制御回路72に対して送信するために、RAM33に所定の情報をセットする。
次に、S23では、CPU31は、停止ボタンがオンされたかどうかを判定する。具体的には、いずれかの停止ボタン7L、7C、7Rが操作されたかどうかを判定する。この判定がYESのときは、S25に移り、NOのときは、S24に移る。
次に、S24では、CPU31は、1ゲーム監視用タイマの値は0かどうかを判定する。この判定がYESのときは、S25へ処理を移し、NOのときは、S23へ処理を移す。
次に、S25では、CPU31は、滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、S19の処理により決定された停止用当選役に対応する停止テーブルを選択し、選択した停止テーブルに基づいて滑りコマ数を決定する。すなわち、当選役と、停止ボタン7L、7C、7Rの操作タイミングと、に基づいて決定される停止用当選役により滑りコマ数を決定する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させ(S26)、停止制御の対象であるリールの情報を含むリール停止コマンドを副制御回路72へ送信するために、RAM33(図12参照)に所定の情報をセットする(S27)。続いて、CPU31は、全てのリールが停止したかどうかを判定する(S28)。この判定がNOのときS23の処理に戻り、YESのとき全てのリールが停止したことを示す全リール停止コマンドを副制御回路72へ送信するために、RAM33に所定の情報をセットする(S29)。
次に、図16のS30の処理では、CPU31は、入賞検索を行う。入賞検索とは、表示窓4L、4C、4Rに停止表示された図柄の停止態様に基づいて入賞役を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバーおよび入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。続いて、入賞フラグが正常であるか否かを判定する(S31)。この判定がNOのときはイリーガルエラーの表示を行う(S32)。S31の判定がYESのときは、CPU31は、入賞役と、遊技状態と、に応じてメダルのクレジット、または払出しを行う(S33)。続いて、CPU31は、RAM33(図12参照)に格納されている持越役(ボーナス)の情報を消去する。
次に、CPU31は、副制御回路72に入賞コマンドを送信するために、RAM33(図12参照)に所定の情報をセットする(S34)。入賞コマンドはS27の処理により入賞したとされたときに送信されるコマンドである。
次に、CPU31は、遊技状態がBB遊技状態またはRB遊技状態であるか否かを判定する(S35)。この判定がYESのときは、BBまたはRBの遊技数チェック処理を行う(S36)。BB遊技状態の場合、この遊技数チェック処理では、RB遊技状態が発生した回数、BB中一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、およびRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックする。RB遊技状態の場合、遊技数チェック処理では、RB遊技状態における入賞回数、およびRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックする。
次に、BB遊技状態またはRB遊技状態の終了時であるか否かを判定する(S37)。この判定がYESのときは、BB遊技状態またはRB遊技状態の終了時のRAM33をクリアする(S38)。続いて、図14のS2の処理に移る。一方、S35の判定がNOのときは、BB、RBの入賞チェック処理を行う(S39)。この処理が終了すると、図14のS2の処理に移る。
次に、図17を参照して、主制御回路71のCPU31が実行する定期割込み処理について説明する。定期割込み処理は、例えば1.1173ミリ秒ごとに呼出されて起動される。
初めに、S41では、CPU31(図12参照)は、レジスタの退避を行う。
続いて、S42では、CPU31は、入力ポートのチェック処理を行う。
続いて、S43では、CPU31は、通信データ送信処理を行う。RAM33(図12参照)に記憶される各種コマンド(これらのコマンドは、図14のS4、S8、S12、図15のS20、S22、S27、S29、図16のS34でRAM33に記憶されたコマンドである)を、主制御回路71から副制御回路72へ送信する。
続いて、S44では、CPU31は、RAM33の所定の記憶領域に記憶される割込みカウンタに1を加算する処理を行う。
続いて、S45では、CPU31は、RAM33の所定の記憶領域に記憶される割込みカウンタの値を参照し、この値が偶数かどうかを判定する。この判定がYESのときS52へ処理を移し、NOのときS46へ処理を移す。
続いて、S46では、CPU31は、リール識別子にリール3Rを示す情報をセットする。続いて、S47では、CPU31は、リール3Rの回転開始制御、回転加速制御、一定速回転制御、回転停止制御を行うリール3R制御処理を行う。
続いて、S48では、CPU31は、リール識別子にリール3Cを示す情報をセットする。続いて、S49では、CPU31は、リール3Cの回転開始制御、回転加速制御、一定速回転制御、回転停止制御を行うリール3C制御処理を行う。
続いて、S50では、CPU31は、リール識別子にリール3Lを示す情報をセットする。続いて、S51では、CPU31は、リール3Lの回転開始制御、回転加速制御、一定速回転制御、回転停止制御を行うリール3L制御処理を行う。
一方、S52では、CPU31は、7SEG駆動制御処理を行う。
続いて、S53では、CPU31は、各種カウンタ減算処理を行う。続いて、S54では、CPU31は、電磁カウンタ制御処理を行う。最後に、S55では、CPU31は、レジスタを復帰し、定期割込み処理を終了する。
次に、図18から図20を参照して、副制御回路72で実行される処理を説明する。
図18は、副制御回路72(図12、図13参照)に送信されるべく図15のS20の処理でRAM33(図12参照)の所定の領に記憶されたスタートコマンドを示す情報が、図17のS43の処理でスタートコマンドとして主制御回路71(図12参照)から副制御回路72へ送信され、副制御回路72がこのスタートコマンドを受信したときに起動されるスタートコマンド受信処理のフローを示す。なお、このスタートコマンド受信処理は、スタートコマンドに含まれる当選役などの遊技の進行に必要な情報を一切参照せず実行される。すなわち、主制御回路71に依存しない、演出頻度が異なる複数の演出専用のモード(演出状態)を、副制御回路72(特に画像制御回路72a)に設定し、乱数抽選の結果に基づいて演出表示の内容を異ならせるようにする。これによって、特に、初心者に対し、ボーナスなどの有利な遊技状態へ移行しうる状態であることを錯覚させ得る。
先ず、S61では、副制御回路マイコン81(図13参照)は、ワークRAM84(図13参照)に記憶されるボーナス終了後ゲーム数カウンタに1を加算する。なお、ワークRAM84に記憶されるボーナス終了後ゲーム数カウンタの値は、ボーナス終了時の処理(例えば、図16のS38の処理)でリセットされる。なお、ボーナス終了後ゲーム数は、前回ボーナスからの消化ゲーム数と同一である。
次に、S63では、副制御回路マイコン81は、ワークRAM84に記憶されるボーナス終了後ゲーム数カウンタの値に基づいて、演出状態決定テーブル(図9参照)を参照し、演出状態を決定する。この処理によって、演出状態である、演出表示のステージが、海、山、野原のいずれかに決定される。
次に、S64では、副制御回路マイコン81は、所定の乱数サンプリングプログラムをROM83(図13参照)から読み出して起動し、一の乱数を抽出する。
次に、S65では、副制御回路マイコン81は、S63で決定された演出状態とS64で抽出された乱数とに基づいて、演出パターン選択テーブル(図10参照)を参照し、演出識別子を選択する。この処理によって、演出表示のパターン(メインキャラクタmの動きおよびステージの天候などの状況)として、演出パターン01、演出パターン02、・・・、演出パターン10のいずれかが選択される。
次に、S66では、副制御回路マイコン81は、演出状態と演出識別子との組合せに基づき、画像データ格納アドレステーブル(図11参照)を参照して、画像ROM88(図13参照)に格納される所定の演出データの格納アドレスの先頭アドレスを、ワークRAM84にセットする。例えば、演出状態が1であり演出パターンが01のとき、コマ01の格納アドレスであるアドレスk1をワークRAM84(図13参照)の所定の領域にセットする。いずれの演出状態と演出パターンとの組合せにおいても、画像データ格納アドレステーブルを検索して、当該演出状態と演出パターンとの組合せに対応するコマ01の格納アドレスを抽出してワークRAM84の所定の領域にセットする。なお、この処理においてワークRAM84の所定の領域にセットされたコマ01の格納アドレスに基づいて、後述の図19のRESET割込み処理のS74の画像描画処理で、当該格納アドレスで特定される画像データが画像ROM88(図13参照)から読み出され、ビデオRAM89(図13参照)に確保されるいずれかのバッファに送信される。
次に、S67では、副制御回路マイコン81は、読込まれた演出データが最終コマかどうかを判定する。すなわち、画像データ格納アドレステーブル(図11参照)を参照して、読込まれた演出データのコマが次コマアドレスを持っているかどうかを判定する。この判定がNOのときS68へ処理を移し、YESのとき本処理を終了する。
次に、S68では、副制御回路マイコン81は、1/30ミリ秒経過したかどうかを判定する。この1/30ミリ秒は、読込まれた演出データの1コマ分がビデオRAM89(図13参照)に設けられるバッファに送信完了するために必要な時間である。すなわち、1/30ミリ秒経過すると、読込まれた1コマ分の演出データの全てがビデオRAM89に設けられるバッファに送信完了したことになる。この判定がYESのときS69へ処理を移し、NOのときS68を繰り返す。
次に、S69では、副制御回路マイコン81は、次コマの演出データの格納アドレスをワークRAM84にセットする。前回画像ROM88から読み出されビデオRAM89に確保されるいずれかのバッファに送信された画像データの次に読み出され、ビデオRAM89に確保されるいずれかのバッファに送信される予定のコマの演出データの格納アドレスをワークRAM84にセットする。この処理が終了すると、S67へ処理を移す。
このように、スタートコマンド受信処理が、スタートコマンドに含まれる当選役などの遊技の進行に必要な情報を一切参照せず実行されることによって、遊技者は、演出表示が暗示、示唆する情報を自由に解釈することができる。このことによって、遊技者は、遊技状態が有利な状況であるかどうかを自由に判断することができ、遊技の興趣が向上する場合がある。
図19は、副制御回路マイコン81が実行するRESET割込み処理のフローを示す。初めに電源が投入され、リセット端子に電圧が印加された副制御回路マイコン81は、リセット解除信号に基づいて、ROM83に記憶されたRESET割込み処理を定期的に(例えば、2ミリ秒毎に)行うように構成されている。
なお、副制御回路マイコン81は、割込み処理を呼び出す前に実行されているプログラムを中断し、その中断した位置を示すアドレス、各種レジスタの値を画像制御ワークRAM83の所定の領域に退避(記憶)する。また、副制御回路マイコン81は、割込み処理が終了した場合には、退避されたプログラムの中断した位置を示すアドレス、各種レジスタの値を復帰させ、中断した時点から処理を再開する。
まず、副制御回路マイコン81は、画像制御IC86を制御して、ワークRAM84、ビデオRAM89などの初期化を行い(S71)、S72に移る。S72では、操作部17(図12参照)などからの入力があるか否かを監視する入力監視処理を行い、S73に移る。S73では、コマンド入力処理を行い、S74に移る。S74では、画像描画処理を行い、S75に移る。
ここで、画像制御IC86に設けられる、演出画像を表示する液晶表示装置5の1系統のフレームに対し、ビデオRAM89に2系統のフレームバッファ領域(以下これらのフレームバッファ領域をフレームバッファ1、フレームバッファ2とする)が対応付けられている。複数の演出表示の演出データを連続して液晶表示装置5に表示するときに、この連続して表示させる複数の静止画像の演出データを、バックグラウンド処理でフレームバッファ1およびフレームバッファ2に交互に一時格納する。そしてこの一時格納された演出画像の演出データが、フォアグラウンド処理でフレームバッファ1およびフレームバッファ2からフレームに交互に転送される。バッファを介さず液晶表示装置5のフレームに転送するように構成すると、演出画像の演出データが大量のデータで構成されるとき、読込みの際にレイテンシが生じ、シームレスな演出画像の切替え表示を行うことができない。ここで、ビデオRAM89にフレームバッファを設けるが、このフレームバッファが1系統であると、大量の演出画像の演出データが大量のデータで構成されるときに、転送の際にレイテンシが発生し、やはりシームレスな画像の切替え表示を行うことができない。そこで、ビデオRAM89に2系統のフレームバッファを設け、このフレームバッファに連続する演出画像の演出データを交互に読込ませることによって、フレームへの画像データ転送のレイテンシを2系統のバッファで解消することができる。このようにして、画像描画処理は行われる。なお、フレームバッファ1およびフレームバッファ2からフレームへ交互に演出画像の演出データを転送することを、バンク切替えという。
次に、S75では、副制御回路マイコン81は、VDPカウンタが2以上か否かを判定する。VDPカウンタは、1/60秒ごとに1加算されるカウンタであり、このカウンタが2となること、すなわち1/60秒+1/60秒=1/30秒が、バンク切換えのタイミングである。画像制御IC86は、判定の結果がNOの場合、つまりVDPカウンタが2未満の場合にS75を繰り返す。
一方、副制御回路マイコン81は、判定の結果がYESの場合、つまりVDPカウンタが2以上の場合にS76へ処理を移す。S76では、副制御回路マイコン81は、VDPカウンタに0を代入し、画像制御IC86にバンク切替えコマンドを送信し(S77)、このコマンドを受信した画像制御IC86は、バンク切換えを行う。このように制御することによって、表示タイミング(例えば、VDPカウンタが2以上となるタイミング)の経過を条件に、画像再生開始からの画像再生時間を更新し、所定のタイミング毎に画像を生成することになる。なお、この画像生成の際に、スピーカ21L、21Rからこの画像に応じた所定の効果音を発生させるようにしてもよい。また、この画像生成の際に、この画像に応じて、LED101、ランプ102を点灯、点滅させるようにしてもよい。この処理が終了すると本処理を終了する。
次に、図20を参照して、副制御回路マイコン81で実行される画像制御ICからの定期信号割受信込み処理について説明する。この割込み処理は、画像制御IC88から1/60秒毎に送信されてくるクロック信号の受信に起因して呼び出される割込み処理である。副制御回路マイコン81は、VDPカウンタの値に1を加算する(S81)。この処理が終了すると本処理は終了する。
次に、図21を参照し、画像制御IC86が実行する画像表示制御処理のタイミングチャートを説明する。なお、図21では、上段にフレームバッファ1のタイミングチャートを示し、下段にフレームバッファ2のタイミングチャートを示す。また、フレームバッファ1および2のタイミングチャートは、上段に表示、下段に描画(準備)を示すチャートが描かれている。
本実施形態では、画像制御IC86は、液晶表示装置5に対して画像を表示させる場合に、1秒間に30の画像を連続的に表示させ(一つの画像の表示時間は1/30秒)、画像データの描画処理を円滑に行う。これにより、キャラクタなどの静止画像に動きがつけられ、動画が表示される。また、上述したように、画像データは、1秒間に30個対応付けられている、つまり1/30秒毎に画像データが対応付けられている。
ビデオRAM89にはフレームバッファ1とフレームバッファ2との2つのバッファが設けられており、それら2つのバッファのいずれかのバッファのデータを液晶表示装置5に転送することで画像が表示されるように構成されている。
図21において上段の表示を示すタイミングチャートを参照すると、演出表示は、1/30秒の間隔ごとに切替わる1/30秒間の画像表示が順次切替えられて表示される。また、下段の描画を示すタイミングチャートを参照すると、描画は、表示と表示の間(1/30秒の時間内)に行われることとなる。フレームバッファ1とフレームバッファ2との間の矢印は、バンク切替えを示す。ここでバンク切替えとは、ビデオRAM89に設けられた前述2つのバッファのうちのいずれのバッファのデータを液晶表示装置5に転送するかを切替ることを指している。
図21を参照すると、最初に、フレームバッファ2において、画像1用処理が行われる。画像1用処理では、まず、決定された演出に応じた画像1(コマ番号が1である画像データに基づく画像、以下も同様とする)の描画を行う。ここで描画は、画像制御IC86が画像制御プログラムROM(図示せず)に記憶されているプログラムに従って画像ROM88から読み出された画像データに基づいて画像の生成を開始してから、ビデオRAM89に設けたバッファ(ここでは、フレームバッファ2)に画像データが書き込まれるまでを指している。そして、描画を行った画像1を、副制御回路マイコン81から画像制御IC86の制御RAM87に展開されたレジスタを操作し、前述のバンク切替えによって液晶表示装置5に、1/30秒間表示させる。
この画像1用処理が終了すると、バンク切替えが行われ、フレームバッファ1において画像2用処理が行われる。フレームバッファ1では、フレームバッファ2で表示(画像1)が行われている間(1/30秒)に描画が行われており、1/30秒ごとにバンク切替えが行われることにより、表示(画像2)が行われる。
一方、この場合、フレームバッファ2では表示は行われず、次に表示する画像3の描画が行われている。そして、1/30秒ごとにバンク切替えが行われることにより、画像3の表示が行われる。
このように、1/30秒ごとにバンク切替えが行われることにより、フレームバッファ1またはフレームバッファ2において、交互に画像処理(フレームバッファ1では画像2用処理、画像4用処理、画像6用処理、および画像8用処理、フレームバッファ2では画像1用処理、画像3用処理、画像5用処理、および画像7用処理)が行われることとなる。この場合、一方のフレームバッファで表示が行われている間(1/30秒)、他方のフレームバッファでは、描画が行われることとなる。フレームバッファ1とフレームバッファ2との間でバンク切替えを行い、交互に画像を表示させることで、画像表示の高速化を図り、また、画像のちらつきをなくすようにしている。
なお、バンク切替えのタイミングは、図19のS75の判定に示すように、VDPカウンタが2以上であり円滑に画像データの描画が行われたときに、画像制御IC86から副制御回路マイコン81に送信されるクロック信号を2回受信する毎(VDPカウンタが2として更新された場合)、つまり1/30秒毎にバンク切替えが行われる。
上記の様に、円滑に画像データの描画が行われた場合には、VDPカウンタの値が0または1であるが、円滑に画像データの描画が行われなかった場合には、画像描画処理(図19のS74)が終了した時点ですでにVDPカウンタの値が2以上であることがあり、この場合には、画像描画処理が終了した時点でバンクの切替えが行われる。
次に、図22から図24を参照して、液晶表示装置5の表示画面5aに表示される演出表示の一例を説明する。
図22は、3つの演出状態、すなわち演出状態1、演出状態2、演出状態3のとき、演出識別子に演出パターン01が選択された場合に表示画面5aに表示される演出表示の表示態様の一例である。図22(1)が演出状態1、すなわち海のステージのときの演出表示であり、図22(2)が演出状態2、すなわち山のステージのときの演出表示であり、図22(3)が演出状態3、すなわち野原のステージのときの演出表示である。このとき、演出表示の表示パターンは、選択された演出識別子である演出パターン01によって等しく特徴づけられる(例えば、雲cが1個表示されるなど)が、いずれの表示状態においても、メインキャラクタmは表示画面5aにおいて左方から右方へ移動する。また、演出パターン01以外の演出識別子も、同様である。
図23および図24は、演出状態が海の状態(すなわち、演出状態が1)で、演出識別子に演出パターン01、演出パターン02、・・・、演出パターン10が選択されたときの演出表示の表示態様の一例である。
図23(1)は、演出状態が海の状態で、演出識別子に演出パターン01が選択されたときの演出表示の表示態様の一例であり、この表示態様は、演出パターン01によって、雲cが1個表示されると特徴付けられる。また、図23(2)は、演出状態が海の状態で、演出識別子に演出パターン02が選択されたときの演出表示の表示態様の一例であり、この表示態様は、演出パターン02によって、雲cが2個表示されると特徴付けられる。以下、図23(3)、・・・、図23(7)の表示態様も、それぞれの演出識別子によって、雲cが3個、・・・、7個表示されると特徴付けられる。
図24(8)は、演出状態が海の状態で、演出識別子に演出パターン08が選択されたときの演出表示の表示態様の一例であり、この表示態様は、演出パターン08によって、太陽sが表示されると特徴付けられる。図24(9)は、演出状態が海の状態で、演出識別子に演出パターン09が選択されたときの演出表示の表示態様の一例であり、この表示態様は、演出パターン09によって、雷雲と稲妻tが表示されると特徴付けられる。図24(10)は、演出状態が海の状態で、演出識別子に演出パターン10が選択されたときの演出表示の表示態様の一例であり、この表示態様は、演出パターン10によって、雨雲rが表示されると特徴付けられる。
これら、図24(8)、図24(9)、図24(10)の演出表示は、特に視覚的、聴覚的な印象を強めた演出表示であり、発展演出という。これらの発展演出は、図18のS65において、演出状態によって選択される確率が異なるように構成されるので、これらの発展演出の発生頻度の違いによって遊技者が抱く各演出状態のイメージを異ならせることができる。そして、遊技者は、演出状態と発展演出との組合せが暗示、示唆する情報を自由に解釈することができ、遊技状態が有利な状態であるかどうかを自由に解釈できるので、遊技の興趣が向上する場合がある。なお、海の演出状態以外でも、選択された演出識別子が演出パターン08であれば演出表示に太陽sが表示され、演出パターン09であれば演出表示に雷雲と稲妻tが表示され、演出パターン10であれば演出表示に雨雲rが表示される。このことによって、遊技者は、同一の演出識別子が選択された場合には、当該演出表示に対して、演出状態にかかわらず、ほぼ同じ印象を抱き得る。このことによって、演出状態によって各演出パターンの表示頻度が異なる場合に、遊技者は、表示頻度が高い演出パターンと当該演出状態とを関連付けて記憶する傾向があると言い得る。
本発明は、遊技者の上記の様な傾向を利用し、乱数抽選により選択されている演出状態および演出識別子に基づいて表示される演出表示が、あたかも何らかの遊技の進行に必要な情報に基づいて表示されているかのような錯覚を起こさせ、遊技者が自由に演出表示の意味するところを解釈する余地があるようにし、遊技の興趣を高め得る。
次に、図25を参照して、図9に示す演出状態決定テーブルの、それぞれの演出状態に対応付けられる前回ボーナスからの消化ゲーム数の範囲が、どのような根拠に基づき決定されているかを説明する。
ところで、ボーナスが終了したのちに消化されたあるゲーム数のときに、ボーナスが当選する確率は、当該単位遊技まではボーナスに当選せず、当該単位遊技において初めてボーナスに当選することから、次式のようにあらわされる。すなわち、ボーナス終了後xゲーム目において初めてボーナスに当選する確率P(x)は、αをボーナス当選確率とすると、次式のようになる。
Figure 2006122254
この(1)式の確率密度関数であらわされる分布は、いわゆる幾何分布である。本実施形態では、α=(BBの当選確率)+(RBの当選確率)=(47/16384)+(20/16384)≒0.004089である。幾何分布の確率密度関数の公式により、この分布の平均は((16384-67)/16384)÷(67/16384)≒243.5373であり、分散は(16384-67)/16384)÷(67/16384)≒59553.9603である。
(1)の式から、x=1、2、・・・、に対応するボーナス当選確率P(x)の値を求めると、図25に示す前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率が求まる。
なお、図25を参照すると、ボーナス間ゲーム数が極めて大きいゲーム以降は、数値計算的にはP(x)の値は極めて小さくほぼ0に等しい値となることが予想される。したがって、図25に示す前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に対応するボーナス当選確率の対応を示す表の行で、ボーナス間ゲーム数が極めて大きいより大の行は、適宜省略可能である。例えば、この表が、確率管理テーブルとして、ROM83(図13参照)に格納され、スタートコマンド受信処理などの処理において参照されるとしても、ROM83の記録容量を考慮して、適宜省略される。
次に、図26を参照して、前回ボーナス終了からの消化ゲーム数xに関する前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率P(x)の分布について説明する。なお、図26に示すように、前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率をグラフにすると、幾何分布状になる。図26では、横軸に前回ボーナス終了からの消化ゲーム数x、縦軸にボーナス当選確率y=P(x)をとる。
前述したとおり、前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率P(x)の分布は、幾何分布となる。図25の前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率の表を参照すると、1≦x≦99のxに対応するボーナス当選確率の合計は0.3335であり、100≦x≦269のxに対応するボーナス当選確率の合計は0.3344であり、270≦xのxに対応するボーナス当選確率の合計は0.3321である。よって、y=P(x)のグラフは、直線x=99および直線x=269によって、3つの部分に区切られる。そして、これらの区切られた3つの部分の面積はすべてほぼ0.33となり等しくなる。すなわち、y=P(x)のグラフは、直線x=99および直線x=269によって、確率的にほぼ3等分されることがわかる。このようにして、図9に示す演出状態決定テーブルの、各演出状態に対応付けられる前回ボーナスからの消化ゲーム数の範囲が決定されている。
なお、y=P(x)のグラフを区切るxの値の範囲、すなわち各演出状態に対応付けられるxの値の範囲は、遊技機1の遊技性を高めるために、適宜設計変更可能事項である。また、演出状態は3つに限らず、適宜の個数の演出状態を設けるようにしてもよい。
ここで、幾何分布の特性上、y=P(x)のグラフは右肩下がりの単調減少関数である。これは、ボーナス終了直後に近ければ近いほど、次にボーナスが当選する確率が高いことを示しており、遊技者がより期待感が持てることを意味する。1≦x≦99の部分に対応する演出状態1、100≦x≦269の部分に対応する演出状態2、270≦xの部分に対応する演出状態3、の順番でよりボーナス当選の期待感が高い演出状態であると言い得る。
遊技者は、このような確率論的な裏付けを意識することなく遊技を行う。しかし、本発明によって、このような確率論的な裏付けに基づき演出状態を異ならせることによって、確率論的に見て遊技の状態が、期待感が高い状態であるか低い状態であるか、を遊技者に対して暗示、示唆することが可能となる。そして、遊技者が、この暗示、示唆を自由に解釈することによって、遊技の興趣、期待感がより一層高まる場合がある。
なお、本実施形態では、スタートコマンド受信処理(図18参照)のS63において、ボーナス終了後ゲーム数カウンタの値に基づいて演出状態を決定するように構成している。しかし、これに限らず、図25に示す前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率の表をデータテーブルとしてROM83(図13参照)に格納し、前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率を検索し、この検索結果に基づき演出状態を決定するようにしてもよい。この場合、各演出状態に対応付けられるボーナス間ゲーム数の範囲は、図25の右側に示した括弧のように、ボーナス間ゲーム数が1から99のときに演出状態は1となり、ボーナス間ゲーム数が100から269のときに演出状態は2となり、ボーナス間ゲーム数が270以上のときに演出状態は3となる。この場合、図25に示す前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に応じたボーナス当選確率の表をデータテーブル化したものが確率分布管理手段を構成することになる。
本実施形態では、ボーナス間ゲーム数を計数する基礎となるボーナスをBBまたはRBとし、BBとRBとをボーナスという同一の概念でひと括りにして取扱っている。しかしこれに限らず、BBのみ、および/または、RBのみ、でそれぞれボーナス間ゲーム数を計数し、これらの計数結果に応じて演出状態を決定するようにしてもよい。なお、BBのみ、および、RBのみ、でそれぞれボーナス間ゲーム数を計数し、これらの計数結果に応じてそれぞれ演出状態を決定する場合、BBまたはRBに応じてそれぞれ選択された演出状態のうちより有利な演出状態(または不利な演出状態)を当該演出表示の演出状態と最終決定するようにしてもよい。
本実施形態の演出状態は、演出の表示頻度が異なるものに限らず、演出表示形態(例えば、キャラクタの数(同一または異なるキャラクタである場合を含む))が異なるものであってもよい。
本実施形態では、各演出状態の演出内容は、背景画像以外同一としているが、これに限らず、演出状態毎に、該演出状態でしか選択されない特殊な演出内容であってもよい。また、演出状態毎に、異なる演出内容であってもよい。
本実施形態では、3つの演出状態から一の演出状態を選択し、10個の演出識別子から一の演出識別子(演出パターン)を選択するようにしている。しかし、これに限らず、複数の演出状態から一の演出状態を選択し、複数の演出識別子から一の演出識別子を選択するものであれば、演出状態、演出識別子の個数は適宜設計変更可能事項である。また、各演出状態に対応する乱数範囲も、適宜設計変更可能事項である。
本実施形態のRBは、第1種特別役物であり、BBは、この第1種特別役物を連続して作動させる役物連続作動装置である。本実施形態では、図4に示したように、これらRB、BBが入賞したその単位遊技においてそれぞれメダルの払出しは行なわれないとしている。しかし、これの限らず、これらRB、BBが入賞したその単位遊技においては、遊技者に対して、所定数(例えば、15枚)のメダルの払出が行われるとしてもよい。
本実施形態で示した、遊技機1の構成要件である各手段は、本発明の趣旨に沿うように適宜設計変更可能である。また、実施形態の遊技機1で採用した各種テーブルにおいて、決定される情報の種類や名称、設定された抽選値や当選確率、その他数値などは本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、当選役や停止用当選役などの種類、決定確率などは、実施形態の遊技機1で採用したものに限らず任意に変更することができる。また、演出表示に用いられるキャラクタ、演出状態に基づく画像などは適宜デザイン変更可能である。さらに、本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明は、本実施形態のような遊技機1の他、パチンコ遊技機等の他の遊技機にも本発明を適用できる。さらに、上述の遊技機1での動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
遊技情報決定手段は、例えば本実施形態では、図15のS16を実行して当選役を抽選する主制御回路71が該当する。他方、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合、遊技情報決定手段は、大当たり判定(判断)処理を実行する主制御回路のCPUが該当する。
実施形態の遊技機1の斜視図。 リール上に配列された図柄の例を示す図。 各遊技状態の発生条件、終了条件、および移行先遊技状態の例を示す図。 遊技状態およびBET数毎の入賞役と図柄組合せと払出し枚数の例を示す図。 遊技状態毎の確率抽選テーブルの例を示す図。 遊技状態毎の停止用当選役決定テーブルの例を示す図。 遊技状態および停止用当選役に対応して選択される停止テーブル群の例を示す図。 停止テーブルの例を示す図。 演出状態決定テーブルの例を示す図。 演出パターン選択テーブルの例を示す図。 演出状態と演出識別子との組合せと、演出データ格納アドレスおよび次コマアドレスと、の対応を示すテーブルの例を示す図。 実施形態の遊技機1の電気回路の構成を示すブロック図。 実施形態の副制御回路72の構成を示すブロック図。 主制御回路71で実行される処理のメインフローチャート。 図14に続くフローチャート。 図15に続くフローチャート。 主制御回路71で実行される定期割込み処理のフローチャート。 スタートコマンド受信処理を示すフローチャート。 RESET割込み処理を示すフローチャート。 画像制御ICからの定期信号受信割込み処理を示すフローチャート。 画像制御に関するタイミングチャートを示す図。 表示画面5aに表示される演出表示の例を示す図。 表示画面5aに表示される演出表示の例を示す図。 表示画面5aに表示される演出表示の例を示す図。 前回ボーナス終了からの消化ゲーム数に対応するボーナス当選確率の対応を示す表の例を示す図。 ボーナス間ゲーム数生起確率の分布のグラフを示す図。
符号の説明
1 遊技機
5 液晶表示装置
5a 表示画面
6 スタートレバー
6S スタートスイッチ
7L、7C、7R 停止ボタン
32、83 ROM
33 RAM
71 主制御回路
72 副制御回路
81 副制御回路マイコン
84 ワークRAM
86 画像制御IC
87 制御RAM
88 画像ROM
89 ビデオRAM

Claims (2)

  1. 遊技者の操作に応じて単位遊技を行わせる遊技機であって、
    遊技に関連する演出表示を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示される前記演出表示を制御する表示制御手段と、
    遊技の進行に必要な少なくとも一つの遊技情報を、所定の確率に基づいて決定する遊技情報決定手段と、
    前記遊技情報決定手段により特定の遊技情報が最後に決定されてから行われた単位遊技の消化数を計数する計数手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記遊技情報決定手段により決定された前記少なくとも一つの遊技情報にかかわらず、複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数に基づいて選択する演出状態選択手段を含み、この演出状態選択手段により選択された演出状態に基づいて前記演出表示を制御することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記所定の確率に基づき確率論的に導かれる、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数がある値であるときに前記特定の遊技情報が決定される確率の分布を管理する確率分布管理手段を備え、
    前記演出状態選択手段は、前記演出表示の表示頻度が異なる複数の演出状態から少なくとも一つの演出状態を、前記計数手段により計数される前記単位遊技の消化数に加え、前記確率分布管理手段により管理される確率の分布に更に基づいて選択することを特徴とする遊技機。
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