JP2006121784A - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの回転位置をセンサを用いることなく推定して制御する際に、推定回転位置に誤りがあっても安全を確保し、システム全体の信頼性を向上する。
【解決手段】クランク角θの情報を正常に取得できている場合、エンジンECUから受信したクランク角センサによるクランク角θと、モータのロータ推定回転位置φとの差|θ−φ|が閾値Aを越えているか否かを調べ(S2)、|θ−φ|>Aである場合、エンジンECUとモータECUとの間の通信時間の遅れを考慮した換算回転位置θ’をクランク角θから算出する(S4)。そして、回転センサレス制御におけるロータ推定回転位置φに換算回転位置θ’を代入して(S5)回転センサレス制御の破綻を防止する。これにより、モータの推定回転位置に誤りがあっても安全を確保し、システム全体の信頼性を向上することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンと該エンジンに連結されるモータとを有するハイブリッド車の制御装置に関する。
近年、自動車等の車両においては、ガソリン等を燃料とするエンジンを動力源とするものに対し、低公害、省資源の促進を目的として、バッテリからの電力によって駆動力を発生するモータをエンジンに加えて搭載し、エンジンとモータとを併用するハイブリッド車が開発されている。
このようなハイブリッド車においては、エンジンの制御に加えてモータの制御が重要なものとなり、例えば特許文献1に開示されているように、モータに配設されたレゾルバやエンコーダ等の回転センサによりモータの回転位置を検出し、モータの制御に用いている。
しかし、搭載位置や容積、コスト等の関係から使用するモータに制約が生じる場合がある。このような問題は、レゾルバやエンコーダ等の回転センサを備えないモータを用い、モータの回転位置を電流や電圧の観測情報等から推定する、いわゆる回転センサレス制御を採用することで解決することができる。
モータ回転センサレス制御は、モータの特性や電圧方程式を基にした理論的な制御方式であり、モータ電流、更にはモータ電圧を入力として高精度に磁極位置(回転位置)を推定できる。
特開2001−304036号公報
しかしながら、ハイブリッド車にモータの回転センサレス制御を適用するには、フェールセーフとして、モータ回転位置の推定が破綻した場合の対策を考える必要がある。回転センサレス制御では、モータの推定回転位置と実際の回転位置と大きく違うときには、モータが脱調する虞があるためである。この脱調からの復帰には、三相交流モータの場合、三相交流をオープンループで通電することが知られているが、効率が悪いばかりでなく、オープンループのため安全を確保するには不十分である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、モータの回転位置をセンサを用いることなく推定して制御する際に、推定回転位置に誤りがあっても安全を確保し、システム全体の信頼性を向上することのできるハイブリッド車の制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明によるハイブリッド車の制御装置は、エンジンと該エンジンに連結されるモータとを有するハイブリッド車の異常監視装置において、上記エンジンの出力軸の回転位置を検出する回転センサからの信号に基づくエンジン回転位置データに基づいて、上記エンジンの運転状態を制御するエンジン制御手段と、上記モータの電圧と電流との少なくとも一方に係わる情報に基づいて上記モータの回転位置を推定したモータ推定回転位置データを算出し、このモータ推定回転位置データを用いて上記モータの運転状態を制御するモータ制御手段と、上記エンジン制御手段から送信された上記エンジン回転位置データを受信して上記モータ推定回転位置データが正常か否かを判断し、上記モータ推定回転位置データが異常であると判断したとき、受信した上記エンジン回転位置データを、通信時間の遅れを考慮した回転位置データに変換し、この変換した回転位置データを上記モータ推定回転位置データとする回転位置変換手段とを備えたことを特徴とする。
その際、上記回転位置変換手段は、上記エンジン回転位置データを正常に取得できないとき、上記モータ推定回転位置データを上記エンジン回転位置データに変換して上記エンジン制御手段に送信することが望ましい。
本発明によるハイブリッド車の異常監視装置は、モータ制御手段で推定したモータ推定回転位置データが異常であると判断したとき、エンジン制御手段から受信したエンジン回転位置データを、通信時間の遅れを考慮した回転位置データに変換し、この変換した回転位置データをモータ推定回転位置データとするので、モータを脱調させることなく安全を確保し、システム全体の信頼性を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形態に係り、図1はハイブリッド車のシステム全体を示す構成図、図2はエンジンの回転センサ系の構成を示す説明図、図3はエンジンの回転センサ位置とモータのロータ位置との関係を示す説明図、図4はモータの推定回転位置監視処理を示すフローチャートである。
図1は、主として走行駆動力を発生するエンジン1の出力軸に、高電圧バッテリ3からの電力によって駆動アシスト力を発生すると共に回生電力によって高電圧バッテリ3を充電するモータ2が直接的に或いはギヤ等の動力伝達機能を介して連結されるパラレルハイブリッド車のシステム構成例を示す。本形態においては、エンジン1とモータ2とは同軸上で直結され、エンジン1及びモータ2の駆動力はトランスミッション4を経て駆動輪5に伝達される。
エンジン1,モータ2を制御するHEV制御系は、エンジン制御手段としてのエンジン制御ユニット(エンジンECU)10、トランスミッション制御ユニット(トランスミッションECU)20、モータ制御手段としてのモータ制御ユニット(モータECU)30、バッテリ管理ユニット(バッテリECU)40、HEVシステム全体を統括するハイブリッド制御ユニット(HEV_ECU)50を備えて構成される。HEV_ECU50を初めとする各ECU10,20,30,40は、マイクロコンピュータを中心として構成され、各種インターフェースや周辺回路等を備えている。
各ECU10,20,30,40の機能について概略すると、エンジンECU10は、エンジン1のスロットル開度、点火時期、燃料噴射量等のパラメータを演算し、これらのパラメータの制御信号を、エンジン1のクランク角センサ6及びカム角センサ7からの情報に基づいて決定した制御タイミングで出力することにより、エンジン1の出力を制御する。トランスミッションECU20は、予め設定された変速スケジュールに従ってトランスミッション4の変速段を制御する。
また、モータECU30は、インバータ等からなるモータ駆動回路31を介してモータ2を回転センサレスで制御する。すなわち、モータ2は、回転センサを有しないモータであり、モータECU30は、モータ2の電圧観測情報等に基づいてロータの回転位置を推定し、この回転位置の推定結果に基づいてモータ駆動回路31へ電流指令や電圧指令を出力し、モータ2の出力を制御する。
モータ2は、永久磁石型ロータを有する同期モータ、或いは永久磁石無しの突極型ロータを有するレラクタンスモータとして構成され、回転磁界を形成する三相のステータコイルがモータ駆動回路31から高圧リレー52を経て高電圧バッテリ3に接続されている。そして、モータECU30からの制御信号によってモータ駆動回路31の各相毎のスイッチング素子がON,OFFされ、高電圧バッテリ3から供給される電流によってモータ2の出力軸のロータが回転する(通常の力行動作)。また、モータ2は、外力によってロータを強制回転させることで、ステータコイルから起電力を発生する発電機としても動作し、高電圧バッテリ3を充電することができる(回生動作)。
尚、モータ2の回転センサレス制御としては、例えば、ロータの回転中に誘起される電圧を観測して位置を推定し、その電圧観測結果に基づく推定位置による制御や、特定の高周波電流を通電して3相電圧を観測し、3相電圧の観測結果に基づく推定位置による制御等を採用することができる。
更に、バッテリECU40は、高電圧バッテリ3の充電状態(State of charge;SOC)で示される残存容量、高電圧バッテリ3における入出力可能な最大電力で示される入出力可能パワー量、高電圧バッテリ3の劣化度等によるバッテリ状態の把握、このバッテリ状態を把握した上での高電圧バッテリ3の冷却や充電の制御、異常検出及び異常検出時の保護動作等を管理する。
HEVシステム全体を統括するHEV_ECU50は、図示しないアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルポジションセンサ(APS)51からの信号に基づく要求トルク(ドライバーの要求する車両駆動トルク)に対し、エンジン1で分担するトルクとモータ2で分担するトルクとの分配率を決定し、このトルク分配率に応じた制御制令をエンジンECU10及びモータECU30に出力する。また、HEV_ECU50は、高電圧バッテリ3とモータ駆動回路31との間の電力ラインを開閉する高圧リレー52を開閉制御する。
以上の各ECU10,20,30,40,50は、図1中に破線で示すように、例えばCAN(Controller Area Network)等の通信ラインを介して双方向通信可能に接続されており、互いの制御情報や制御対象の動作状態に係わるセンシング情報を相互に通信している。特に、モータECU30は、エンジン1に備えられた回転センサとしてのクランク角センサ6及びカム角センサ7からの情報に基づいて、モータ2の回転センサレス制御におけるロータ推定回転位置の妥当性を判断し、外乱等によってロータ位置推定に誤りが発生した場合においても、エンジンECU10からの回転位置情報を用いて回転センサレス制御の破綻を回避するようにしており、モータ2の脱調を防止して安全を確保することができる。
ここで、エンジン1の回転センサ系の構成について説明する。図2に示すように、エンジン1は、燃焼室11内の混合気を点火プラグ12からのスパークによって着火・燃焼させ、この混合気の燃焼に伴うピストン13の往復動をクランクシャフト14の回転運動に変換する通常の火花点火式エンジンであり、出力軸であるクランクシャフト14に、クランク角検出用のクランクロータ15が軸着されている。
クランクロータ15は、その外周に沿って複数の被検出部が所定間隔で形成されており、この被検出部と所定間隔をもってクランク角センサ6が対向配置されている。クランク角センサ6は、例えば電磁ピックアップ式のセンサであり、クランクロータ15の回転に伴う被検出部の通過により、所定クランク角毎のパルス列(例えば、10°CA毎のパルス列)がクランク角信号として出力される。
また、エンジン1の上部には、クランクシャフト14に対して1/2回転し、吸気バルブ及び排気バルブを開閉駆動するためのカムシャフト16が配置され、このカムシャフト16に、カム角検出用のカムロータ17が軸着されている。カムロータ17は、その外周に沿って複数の被検出部が所定間隔で形成されており、この被検出部と所定間隔をもってカム角センサ7が対向配置されている。
カム角センサ7は、例えば電磁ピックアップ式のセンサであり、カムロータ17の回転に伴う被検出部の通過により、クランク角信号に対して規定のタイミングのパルス列がカム角信号として出力される。このカム角信号は、特定気筒の圧縮上死点を含むパルス列(例えば、#1気筒の0°CA,120°CA毎のパルス列)として出力され、エンジンECU10において、燃料噴射や点火の対象気筒を判別するための気筒判別信号として用いられる。
クランク角センサ6は、エンジン1に同軸上で直結されるモータ2に対して特定の位置を基準として取付けられている。例えば、モータ2が永久磁石式型ロータを有する場合には、図3(a)に示すように、クランク角センサ6の特定位置(例えば#1気筒の圧縮上死点前10°CA)と、モータ2のロータに配設された永久磁石2AのN極中心とを合わせて基準位置Rとし、この基準位置Rを共通として、クランク角センサ6の検出位置とモータ2の推定回転位置とを合わせる。また、モータ2が永久磁石無しの突極型ロータを有する場合には、図3(b)に示すように、クランク角センサ6の特定位置(例えば#1気筒の圧縮上死点前10°CA)と、モータ2のロータの突極部2Bの中心とを合わせて基準位置Rとし、この基準位置Rを共通として、クランク角センサ6の検出位置とモータ2の推定回転位置とを合わせる。
これにより、クランク角センサ6からの回転位置情報とモータ2の推定回転位置情報とを同一基準の回転情報とすることができ、モータECU30における回転センサレス制御におけるロータ回転位置推定の妥当性を、エンジンECU10からの回転位置情報を用いて確認することが可能となる。このロータ回転位置推定の妥当性は、モータECU30の回転位置変換手段としての機能により、エンジンECU10からの回転位置情報をモータECU30で受信した時点の回転位置に換算した換算回転位置情報を用いて確認する。
すなわち、モータECU30がエンジンECU10から回転位置データを受信した時点での回転位置情報は、エンジンECU10とモータECU30との間の通信による遅れ時間があるため、直ちにロータ回転位置情報として用いることはできず、通信の遅れ時間を考慮した回転位置の換算が必要となる。エンジンECU10及びモータECU30同士の通信の時間間隔をT[単位;sec]、エンジンECU10側のエンジン回転位置データとしてのクランク角をθ、回転数をN[単位;rpm]とすると、ECU10の送信から時間T経過後にモータECU30が受信した時点での換算回転位置θ’[単位;rad]は、以下の(1)式によって与えられる。
θ’=θ+2πN/60×T…(1)
モータECU30は、ロータ回転位置の推定に誤りがあった場合、(1)式による換算回転位置θ’を、モータECU30側のモータ推定回転位置データとしてのロータ推定回転位置φとして用いることにより、クランク角センサ6によるクランク角θの情報からモータ2のロータ回転位置を把握することができ、モータ2のフェール制御に迅速且つ円滑に移行し、外乱等による位置推定の破綻によるモータの脱調を防止して安全を確保することができる。
また、クランク角センサ6に異常が発生する等して、クランク角情報を正常に取得できない場合においても、モータECU30によるロータ推定回転位置φの情報からエンジン1のクランク角θを把握してエンジンECU10に送信することにより、エンジン1をフェール制御に迅速且つ円滑に移行させることができる。
次に、モータECU30におけるモータ2の推定回転位置監視処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4の処理がスタートすると、先ず、最初のステップS1で、クランク角センサ6によるクランク角θの情報をエンジンECU10から正常に受信できているか否かを調べる。その結果、クランク角θの情報を正常に取得できている場合には、ステップS1からステップS2へ進み、エンジンECU10から受信したクランク角センサ6によるクランク角θと、モータ2のロータ推定回転位置φとの差|θ−φ|が閾値Aを越えているか否かを調べる。
閾値Aは、本形態のようにエンジン1とモータ2とが同軸上で直結される場合や、エンジンと1とモータ2とがギヤ等の動力伝達機能を介して連結される場合等のように、互いに一定の関係を持って連結されている場合に、ロータ回転位置の推定が妥当であれば、取り得ない回転位置の差分に対する閾値である。そして、|θ−φ|≦Aである場合には、ロータ推定回転位置φは正常であると判断してステップS2からステップS3へ進み、脱調フラグを“0”として出力してモータ2の回転センサレス制御が正常に実行されていることを示し、処理を抜ける。
また、ステップS2において、│θ−φ│>Aである場合には、ステップS2からステップS4へ進み、エンジンECU10とモータECU30との間の通信時間の遅れを考慮した換算回転位置θ’を、前述の(1)式に従ってクランク角θから算出する。そして、ステップS5へ進み、回転センサレス制御におけるロータ推定回転位置φに換算回転位置θ’を代入して(φ←θ’)、回転センサレス制御の破綻を防止し、ステップS6で、脱調フラグを“1”にセットして出力することにより、モータ2のロータ回転位置推定が外乱等によって異常であることを示してフェールセーフモードの制御に移行させ、処理を抜ける。
このとき、モータ2のロータ回転位置推定は継続して行い、一時的な外乱やノイズ等による誤推定からの復帰を図り、設定時間が経過してもロータ回転位置推定が正常に復帰しない場合には、フェールセーフモードの制御による修理工場に入庫する等の走行、リンプホームを確保した後、安全に車両を停止させる。
一方、ステップS1において、クランク角θの情報を正常に取得できない場合には、ステップS1からステップS7へ進み、回転センサレス制御におけるロータ推定回転位置φを用いてエンジン1のクランク角θを推定する。このロータ推定回転位置φによるクランク角θの推定は、前述した図3(a)或いは図3(b)の共通の基準位置Rに基づいて行うことができる。
そして、ステップS8で、推定したクランク角θをエンジンECU10に送信してフェールセーフ制御に移行させ、処理を抜ける。このモータECU30によるクランク角θの推定値の送信は、修理工場に入庫する等の走行、リンプホームを確保して安全に停止するまで継続され、その間、エンジンECU10では、モータECU30から受信したクランク角θを、(1)式に適用して得られる換算回転位置θ’をエンジン1の制御に用いるクランク角θとして、エンジン1の運転をフェールセーフモード下で継続する。
以上のように、モータECU30におけるモータ2の回転センサレス制御において、モータの回転位置の指定に誤りが有っても、エンジンECU10から受信したクランク角情報を、通信時間を考慮して換算した換算回転位置情報を用いてモータ2の脱調を回避することができ、安全を確保してシステム全体としての信頼性を向上することができる。
しかも、モータ2の回転位置を、エンジン側のクランク角センサ6と共通の基準位置Rからの回転位置情報として推定しているため、クランク角センサ6に異常が発生した場合においても、モータ2の推定回転位置からクランク角を推定してエンジンECU10に送信することにより、安全を確保することができ、システム全体としての信頼性をより向上することができる。
ハイブリッド車のシステム全体を示す構成図 エンジンの回転センサ系の構成を示す説明図 エンジンの回転センサ位置とモータのロータ位置との関係を示す説明図 モータの推定回転位置監視処理を示すフローチャート
符号の説明
1 エンジン
2 モータ
6 クランク角センサ(回転センサ)
10 エンジン制御ユニット(エンジン制御手段)
30 モータ制御ユニット(モータ制御手段、回転位置変換手段)
θ クランク角(エンジン回転位置データ)
φ ロータ推定回転位置(モータ推定回転位置データ)
θ’ 換算回転位置
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (2)

  1. エンジンと該エンジンに連結されるモータとを有するハイブリッド車の異常監視装置において、
    上記エンジンの出力軸の回転位置を検出する回転センサからの信号に基づくエンジン回転位置データに基づいて、上記エンジンの運転状態を制御するエンジン制御手段と、
    上記モータの電圧と電流との少なくとも一方に係わる情報に基づいて上記モータの回転位置を推定したモータ推定回転位置データを算出し、このモータ推定回転位置データを用いて上記モータの運転状態を制御するモータ制御手段と、
    上記エンジン制御手段から送信された上記エンジン回転位置データを受信して上記モータ推定回転位置データが正常か否かを判断し、上記モータ推定回転位置データが異常であると判断したとき、受信した上記エンジン回転位置データを、通信時間の遅れを考慮した回転位置データに変換し、この変換した回転位置データを上記モータ推定回転位置データとする回転位置変換手段とを備えたことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  2. 上記回転位置変換手段は、
    上記エンジン回転位置データを正常に取得できないとき、上記モータ推定回転位置データを上記エンジン回転位置データに変換して上記エンジン制御手段に送信することを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車の制御装置。
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