JP2006121222A - 情報伝達システム、送信装置、受信装置及び情報伝達方法 - Google Patents

情報伝達システム、送信装置、受信装置及び情報伝達方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数成分の統計的分布に偏りを付けることにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応する送信装置を提供する。
【解決手段】送信装置は、音響信号1とデジタル信号2とを重畳し、合成音響信号を出力する。送信装置は、デジタル信号2を拡散符号12によって拡散信号13に変換する拡散信号変換部20と、周波数毎のマスキング閾値を計算する周波数マスキング閾値計算部17と、周波数マスキング閾値計算部17によって計算されたマスキング閾値に応じて、拡散信号13の周波数成分に重み付けを行う周波数重み付け部18と、周波数重み付け部18によって重み付けをされた拡散信号と音響信号1とを重畳する重畳部21とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、音波を搬送媒体とする信号の情報伝達システム、送信装置、受信装置及び情報伝達方法に関する。
音楽にデジタル情報を埋め込む技術としては、電子透かしに応用されている方法として、振幅の量子化ビットの最下位ビットに入れるものや、周波数領域の特定の周波数に入れるもの、位相を変化させるもの等、さまざまなものがある。電子透かしは基本的に違法なデジタルコピーを防止するための情報等を入れるのが一般的で、DA/AD変換にロバストに対応できるものは少ない。また、これらを空中伝搬させて受信した信号のみから自己同期をとれるものは無い。電子透かしとしてでは無く、空中伝搬を目的とした技術としてHyper-Audio(例えば、特許文献1参照。)がある。この方式はある特定の周波数の成分を削ったり、高周波域に正弦波を追加したりするため、通信品質がスピーカやマイクの周波数特性に強く依存する。
特開2001−148670号公報
デジタル情報を音楽にのせて空中伝搬する系においては、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させることが必要である。又、通信品質がスピーカやマイク等の出力装置の周波数特性にあまり依存しないことも重要である。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応できる情報伝達システム、送信装置、受信装置及び情報伝達方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、デジタル信号を抽出する情報伝達システムであって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、周波数毎のマスキング閾値に応じて、拡散信号の周波数成分に重み付けを行い、重み付けをされた拡散信号と音響信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置と、(b)合成音響信号を受信し、合成音響信号に拡散符号をかけることにより、デジタル信号を抽出する受信装置とを備える情報伝達システムであることを要旨とする。
第1の特徴に係る情報伝達システムによると、拡散信号の周波数成分に重み付けを行うことにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明の第2の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、デジタル信号を抽出する情報伝達システムであって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付け、偏りを付けた音響信号と拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置と、(b)合成音響信号を受信し、合成音響信号に拡散符号をかけ、統計的分布を解析することにより、デジタル信号を抽出する受信装置とを備える情報伝達システムであることを要旨とする。
第2の特徴に係る情報伝達システムによると、周波数成分の統計的分布に偏りを付けることにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明の第3の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳し、合成音響信号を出力する送信装置であって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換する拡散信号変換部と、(b)周波数毎のマスキング閾値を計算する周波数マスキング閾値計算部と、(c)周波数マスキング閾値計算部によって計算されたマスキング閾値に応じて、拡散信号の周波数成分に重み付けを行う周波数重み付け部と、(d)周波数重み付け部によって重み付けをされた拡散信号と音響信号とを重畳する重畳部とを備える送信装置であることを要旨とする。
第3の特徴に係る送信装置によると、拡散信号の周波数成分に重み付けを行うことにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明の第4の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳し、合成音響信号を出力する送信装置であって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換する拡散信号変換部と、(b)音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付けるパワー分布調整部と、(c)拡散信号とパワー分布調整部によって偏りを付けた音響信号とを重畳する重畳部とを備える送信装置であることを要旨とする。
第4の特徴に係る送信装置によると、周波数成分の統計的分布に偏りを付けることにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
又、送信装置のパワー分布調整部は、周波数成分に、音楽の和音と調和する周波数の高調波を入れてもよい。
又、デジタル信号が固定長データ信号であり、固定長データ信号を繰り返し重畳する場合、送信装置の拡散信号変換部は、データの先頭を示すデータ同期信号をスペクトラム拡散でフレーム同期信号に重畳してもよい。
本発明の第5の特徴は、デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、周波数毎のマスキング閾値に応じて、拡散信号の周波数成分に重み付けを行い、重み付けをされた拡散信号と音響信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置から合成音響装置を受信する受信装置であって、(a)合成音響信号に拡散符号をかけることにより、デジタル信号を抽出する抽出装置を備える受信装置であることを要旨とする。
第5の特徴に係る受信装置によると、拡散信号の周波数成分に重み付けを行うことにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明の第6の特徴は、デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付け、偏りを付けた音響信号と拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置から合成音響信号を受信する受信装置であって、(a)合成音響信号に拡散符号をかけ、統計的分布を解析することにより、デジタル信号を抽出する抽出装置を備える受信装置であることを要旨とする。
第6の特徴に係る受信装置によると、周波数成分の統計的分布に偏りを付けることにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
又、受信装置の抽出装置は、統計的分布を解析する際、検出した高調波が和音のどの構成音であるかを解析してもよい。
又、デジタル信号が固定長データ信号であり、固定長データ信号を繰り返し重畳する場合、受信装置の抽出装置は、データの先頭を示すデータ同期信号をスペクトラム拡散で重畳されたフレーム同期信号に基づいて、フレーム同期をとってもよい。
本発明の第7の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、デジタル信号を抽出する情報伝達方法であって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換するステップと、(b)周波数毎のマスキング閾値に応じて、拡散信号の周波数成分に重み付けを行うステップと、(c)重み付けをされた拡散信号と音響信号とを重畳した合成音響信号を送信するステップと、(d)合成音響信号を受信するステップと、(e)合成音響信号に拡散符号をかけることにより、デジタル信号を抽出するステップとを含む情報伝達方法であることを要旨とする。
第7の特徴に係る情報伝達方法によると、拡散信号の周波数成分に重み付けを行うことにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明の第8の特徴は、音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、デジタル信号を抽出する情報伝達方法であって、(a)デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換するステップと、(b)音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付けるステップと、(c)偏りを付けた音響信号と拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信するステップと、(d)合成音響信号を受信するステップと、(e)合成音響信号に拡散符号をかけ、統計的分布を解析することにより、デジタル信号を抽出するステップとを含む情報伝達方法であることを要旨とする。
第8の特徴に係る情報伝達方法によると、周波数成分の統計的分布に偏りを付けることにより、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応することができる。
本発明によると、伝搬距離とエラー耐性を高めつつ、通信容量を増加させ、出力装置の周波数特性が異なっても柔軟に対応できる情報伝達システム、送信装置、受信装置及び情報伝達方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
本発明の実施の形態に係る情報伝達システムは、音響信号とデジタル信号とを合成して、音波として空中に放出する送信装置と、送信装置から受信した合成音響信号からデジタル信号を復元する受信装置とを備える。
本発明の実施の形態に係る送信装置は、図1に示すように、合成装置3とスピーカ5とを備える。合成装置3は、音楽等の音響信号1とデジタル信号2を合成し、合成音響信号4を生成する。スピーカ5は、合成音響信号4を音波6として空中に放出する。
又、本発明の実施の形態に係る受信装置は、図2に示すように、マイクロフォン7と、抽出装置9と、誤り訂正装置11とを備える。マイクロフォン7は、空中伝搬してノイズや減衰等の影響を受けた音波6を受信する。抽出装置9は、マイクロフォン7から受信音響信号8から誤りを含んでいる可能性のあるデジタル信号(抽出信号)10を抽出する。誤り訂正装置11は、抽出信号10の誤りを訂正し、元のデジタル信号2を復元する。
<第1の実施の形態>
(送信装置)
次に、第1の実施の形態に係る送信装置の詳細について説明する。
送信装置の合成装置3は、図3に示すように、第1のFFT(Fast Fourier Transform)部15と、第2のFFT部16と、周波数マスキング閾値計算部17と、周波数成分重み付け部18と、IFFT(Inverse FFT)部19と、拡散信号変換部20と、重畳部21を備える。
第1のFFT部15は、入力された音響信号11をフーリエ変換により、あるサンプル数毎に(ここでは、15チップ毎に)、周波数スペクトル情報(周波数領域)に変換する。
周波数マスキング閾値計算17は、周波数毎のマスキング閾値を計算する。
拡散信号変換部20は、1ビットずつ入力されたデジタル信号2を、拡散符号12によって、拡散信号13に変換する。ここで、拡散符号12は、生成多項式やシフトレジスタ等によって生成でき、同期がとれたときのみ自己相関値が高く、その他の場合は低いという特徴をもつ。この例では拡散符号12として、100010011010111を用い、ベースバンドによるスペクトラム拡散によって信号を重畳する。
第2のFFT部16は、拡散信号13をフーリエ変換により、周波数スペクトル情報(周波数領域)に変換する。
周波数重み付け部18は、周波数マスキング閾値計算部17で計算されたマスキング閾値に応じて、周波数帯毎に、拡散符号13の各周波数成分に重み付けを行う。
IFFT部19は、重み付け後の拡散信号を逆変換し、周波数重み付け拡散信号14へ変換する。
重畳部21は、周波数重み付け拡散信号14と音響信号1とを重畳する。具体的には、デジタルビットの0を埋め込む場合には、図4で示すように時間領域における音響信号と比べて微小な振幅αの周波数重み付け拡散信号14を重畳する。拡散信号15チップを1チップづつ、0ならばaを、1ならば−aを重畳している。受信側で1/2チップ以下の精度でサンプリングできるように入れる(1チップの情報を2サンプル以上に入れる)ことにより、受信側でサンプリング点がずれていても対応できる。デジタルビット1を埋め込む場合には、拡散符号12を反転させた011101100101000を同じように重畳する。これにより、この例では、15チップでデジタル情報1ビットを埋め込むことができる。
(情報伝達方法)
次に、第1の実施の形態に係る情報伝達方法について、図5を用いて説明する。図5は、送信装置において、音響信号1とデジタル信号2が入力され、合成音響信号が出力されるまでのフローチャートを示す。
まず、ステップS101及びステップS104において、合成装置3に、音響信号1とデジタル信号2が入力される。
次に、ステップS102において、第1のFFT部15は、入力された音響信号11をフーリエ変換により、あるサンプル数毎に周波数スペクトル情報に変換する。
そして、ステップS103において、周波数マスキング閾値計算17は、周波数毎のマスキング閾値を計算する。例えば、マスキング閾値として、人間の聴覚には知覚できない周波数を計算する。
一方、ステップS105において、拡散信号変換部20は、ステップS104において入力されたデジタル信号2を、拡散符号12によって拡散信号13に変換する。
そして、ステップS106において、第2のFFT部16は、拡散信号13をフーリエ変換により、周波数スペクトル情報に変換する。
次に、ステップS107において、周波数重み付け部18は、ステップS103において計算されたマスキング閾値に応じて、周波数帯毎に、拡散符号13の各周波数成分に重み付けを行う。
次に、ステップS108において、IFFT部18は、重み付け後の拡散信号を逆変換し、周波数重み付け拡散信号14へ変換する。
次に、ステップS109において、重畳部21は、周波数重み付け拡散信号14と音響信号1とを重畳し、合成音響信号4を合成する。
そして、ステップS110において、スピーカ5は、合成音響信号4を出力する。
(受信装置)
受信装置は、送信装置から出力された音波6をマイクロフォン7で受信し、埋め込まれたデジタル情報を抽出する。
ここで、図2に示す抽出装置9は、まず、15チップごとにデジタル情報を1ビットが埋め込まれているが、その15チップの先頭を見つける必要がある(同期捕捉)。そのため、受信音響信号8に拡散符号100010011010111をかける。拡散符号をかけるとは、初期値を0とし、数サンプルごとに拡散符号のチップを対応させ、拡散符号のチップが0であれば、そのサンプル値を加算し、1であればそのサンプル値を減算する。15チップの先頭からこの拡散符号をかければ、合計値の絶対値が大きくなり、先頭以外であれば合計値の絶対値が小さくなる。したがって、1サンプルずつずらして、合計値を計算することによって15チップの先頭を見極めることができる。しかし、音楽情報と合成した信号に拡散符号をかけるため、デジタル情報1ビット分(15チップ)だけでは先頭を正しく決めることができない可能性が十分あるため、数ビット分解析して統計的に最も先頭の可能性が高いところを先頭と決める。先頭を決めることができたら、先頭から15チップごとに、合計値がプラスであれば、埋め込まれているデジタルビットが0と、合計値がマイナスであれば、埋め込まれているデジタルビットが1と判定する。
(作用及び効果)
第1の実施の形態に係る情報伝達システム、送信装置、受信装置、情報伝達方法によると、デジタル情報を拡散符号12によって拡散した疑似ノイズを音響信号1に重畳することができる。この疑似ノイズの周波数スペクトルはフラットであるが、ある程度周波数成分に強弱がついても、自己相関のピークを検出できるため、スピーカやマイクの周波数特性が異なっても柔軟に対応できる。
又、第1の実施の形態に係る送信装置は、周波数マスキング閾値計算部17によって、音楽によってマスキングされる各周波数成分の閾値を計算し、その閾値を考慮して重畳する疑似ノイズの周波数成分に強弱を付けることができる。このため、人間の聴覚には知覚できないように多くの疑似ノイズ成分を入れることができる。更に、このように拡散信号の各周波数成分に強弱を付けても、自己相関値は元の拡散信号と同じような特徴を持つため、第1の実施の形態に係る受信装置は、十分同期をとることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、送信装置の合成装置3と、受信装置の抽出装置9以外は、第1の実施の形態と同様である。又、第2の実施の携帯では、15チップの先頭を示すフレーム同期信号のみを入れ、別の方法でデジタル信号2を音響信号1に埋め込む。
(送信装置)
次に、第2の実施の形態に係る送信装置の詳細について説明する。
送信装置の合成装置3は、図6に示すように、第1のFFT(Fast Fourier Transform)部15と、第2のFFT部16と、周波数マスキング閾値計算部17と、周波数成分重み付け部18と、第2のIFFT(Inverse FFT)部19と、拡散信号変換部20と、重畳部21と、パワー分布調整部26と、第1のIFFT部27とを備える。
第1のFFT部15は、入力された音響信号11をフーリエ変換により、あるサンプル数毎に(ここでは15チップ毎に)、周波数スペクトル情報に変換する。
パワー分布調整部26は、デジタル信号2の入力ビット(1ビットずつ)に従い、各周波数帯のパワー分布が調整し、音響信号1に、時間間隔(フレーム)単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付ける。具体的には、パワー分布調整部26は、フレーム毎に周波数領域のデータに変換された音響信号1の周波数成分について、デジタルビット0を埋め込む場合は、図7(a)に示すように、周波数帯Aの周波数成分を強くし、周波数帯Bの周波数成分を弱くする。又、デジタルビット1を埋め込む場合は、図7(b)に示すように、周波数帯Aの周波数成分を弱くし、周波数帯Bの周波数成分を強くする。強弱の付け方は周波数マスキング効果を考慮し、周波数帯Aと周波数帯Bは同一のクリティカルバンドに属し、減少する周波数成分のエネルギーと増加する周波数成分のエネルギーがほぼ等しくなるようにすることで、クリティカルバンド内のエネルギー変化が小さくなり、人間の聴覚には知覚するのが難しくなる。
又、高周波数領域を利用できるのであれば、パワー分布調整部26が、音楽の和音と調和する周波数の高調波を入れることで、デジタル情報を表現できる。高調波の設定例として、デジタルビット0をいれるときの高調波の周波数の1.5倍及び0.75倍の周波数の高調波は、デジタルビット1をいれるときの高調波とする。具体例として、下記の表にデジタルビット0,1を入れるときの周波数を記述する。
Figure 2006121222
例えば、ハ長調(C major)の曲であれば、その和音であるド(C)、ミ(E)、ソ(G)が調和する。また、ラ#(A#)、ド#(C#)、レ#(D#)、ファ#(F#)、ソ#(G#)は調和しない。表1でド(C)は、デジタルビット1のグループに属し、その1.5倍の周波数のソ(G)は、デジタルビット0のグループに属するため、0を埋め込む場合は、ソ(G)の高調波を入れ、1を埋め込む場合は、ド(C)の高調波をいれる。これにより、音楽と調和させながら、デジタルビット0,1によってそれぞれの高調波を入れることができる。
周波数マスキング閾値計算17は、パワー分布調整後の周波数スペクトル情報に基づいて、周波数毎のマスキング閾値を計算する。
第1のIFFT部27は、パワー分布調整後の音響信号を逆変換し、パワー分布調整音響信号22へ変換する。
拡散信号変換部20は、音響信号1を、フレーム同期用拡散符号24及びデータ同期用拡散信号25によって、拡散信号21に変換する。例えば、フレーム同期用拡散信号24、データ同期用拡散信号25として、データ同期用拡散信号(ここでは、7ビットデータ1001011の繰り返し)が、1ビットずつ7フレーム同期用拡散符号100010011010111にかけられて拡散信号21となり、音響信号1に重畳する。
又、拡散信号変換部20は、固定長デジタルデータを繰り返し送る場合、常に拡散符号100010011010111を入れるのではなく、この拡散符号とは別の拡散符号(データ長と同じサイズ)を用意し、そのデータ周期用拡散符号25のビットに従って、フレーム同期用拡散符号100010011010111をそのまま入れたり、反転させた011101100101000を入れたりしてもよい。例として、データ長が7ビットの場合を考え、データ同期用拡散符号25として1001011を用いる。最初のフレーム(15チップ)には、データ同期用拡散符号25の最初のビットが1なので、フレーム同期用拡散符号100010011010111を反転させた011101100101000を入れる。次のフレームには、データ同期用拡散符号の2番目のビットが0なので、フレーム同期用拡散符号100010011010111をそのまま入れる。このように7フレーム入れたら、データ同期用拡散符号の最初からビットから繰り返し同じように入れていく。
第2のFFT部16は、拡散信号21をフーリエ変換により、周波数スペクトル情報に変換する。
周波数重み付け部18は、周波数マスキング閾値計算部17で計算されたマスキング閾値に応じて、周波数帯毎に、拡散符号21の各周波数成分に重み付けを行う。
第2のIFFT部19は、重み付け後の拡散信号を逆変換し、周波数重み付け拡散信号23へ変換する。
重畳部21は、周波数重み付け拡散信号23とパワー分布調整音響信号22とを重畳する。
(情報伝達方法)
次に、第2の実施の形態に係る情報伝達方法について、図8を用いて説明する。図8は、送信装置において、音響信号1とデジタル信号2が入力され、合成音響信号が出力されるまでのフローチャートを示す。
まず、ステップS201及びステップS203において、合成装置3に、音響信号1とデジタル信号2が入力される。
次に、ステップS202において、第1のFFT部15は、入力された音響信号1をフーリエ変換により、あるサンプル数毎に周波数スペクトル情報に変換する。
次に、ステップS204において、パワー分布調整部26は、音響信号1に、時間間隔(フレーム)単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付ける。
次に、ステップS205において、周波数マスキング閾値計算17は、周波数毎のマスキング閾値を計算する。
次に、ステップS206において、拡散信号変換部20は、音響信号1を、フレーム同期用拡散符号24及びデータ同期用拡散信号25によって、拡散信号21に変換する。
次に、ステップS207において、第2のFFT部16は、拡散信号21をフーリエ変換により、周波数スペクトル情報に変換する。
次に、ステップS208において、周波数重み付け部18は、ステップS205において計算されたマスキング閾値に応じて、周波数帯毎に、拡散符号13の各周波数成分に重み付けを行う。
次に、ステップS209において、IFFT部18は、重み付け後の拡散信号を逆変換し、周波数重み付け拡散信号23へ変換する。
次に、ステップS210において、重畳部21は、周波数重み付け拡散信号23とパワー分布調整音響信号22とを重畳し、合成音響信号4を合成する。
そして、ステップS211において、スピーカ5は、合成音響信号4を出力する。
(受信装置)
次に、第2の実施の形態に係る受信装置の詳細について説明する。
受信装置の抽出装置9は、図9に示すように、FFT(Fast Fourier Transform)部33と、パワー分布解析部34と、データ巡回部35と、フレーム同期部36と、データ同期部37とを備える。
フレーム同期部36は、入力された受信音響信号8にフレーム同期用拡散符号24をかけてフレーム同期信号30を生成する。
FFT部33は、フレーム同期信号30に従って、受信音響信号8をフーリエ変換により、あるサンプル数毎にフレーム単位で周波数スペクトル情報に変換する。
パワー分布解析部34は、受信音響信号8をフレーム単位での周波数成分の統計的分布を解析する。例えば、周波数成分に、図7に示すような偏りが付されている場合、周波数帯Aと周波数帯Bのパワーを比較し、周波数帯Aのパワーの方が大きければ0と判断し、周波数Bのパワーの方が大きければ1と判断する。又、音楽の和音と調和する周波数の高調波を入れている場合は、検出した高調波が、デジタルビット0のグループの周波数であれば、0と判断し、デジタルビット1のグループの周波数であれば、1と判断する。そして、パワー解析部34は、判断結果をデジタル信号32の1ビットに変換する。
データ同期部37は、フレーム同期信号30にデータ同期用拡散符号25をかけ、データ同期信号31を生成する。
データ巡回部35は、データ同期信号31に従って、デジタル信号32の先頭ビットを先頭に巡回し、抽出信号10(デジタル信号)として出力する。
又、このように抽出したデジタル信号はいくつかのビットが誤っている可能性があるため、誤り訂正装置11は、誤り訂正符号により符号化する。ここで、固定長デジタルデータを繰り返し受信した場合を考える。ここでは、データを1ビットずつ音響信号15チップに埋め込むため、誤り訂正符号として2元BCH符号を用いる。BCH符号は巡回符号であるため、符号語を1ビットずつ巡回させても必ず符号語となる。この符号語データは固定長なので、この符号語データを繰り返し送っていれば、どこから受信しても符号語の長さの分だけ受信すれば、それは必ず符号語となっている。これにより、データ同期をとる必要がなくなる。ただし、巡回した符号語が同じ情報データから生成された符号語になるわけでは無いので、巡回した符号語が全て同じ意味を表すようにしておく必要がある。
(情報伝達方法)
次に、第2の実施の形態に係る情報伝達方法について、図10を用いて説明する。図10は、受信装置において、受信音響信号8が入力され、抽出信号10が出力されるまでのフローチャートを示す。
まず、ステップS301において、抽出装置9に、受信音響信号8が入力される。
次に、ステップS302において、フレーム同期部36は、入力された受信音響信号8にフレーム同期用拡散符号24をかけてフレーム同期信号30を生成する。
次に、ステップS303において、FFT部33は、フレーム同期信号30に従って、受信音響信号8をフーリエ変換により、あるサンプル数毎にフレーム単位で周波数スペクトル情報に変換する。
次に、ステップS304において、パワー分布解析部34は、受信音響信号8をフレーム単位での周波数成分の統計的分布を解析し、デジタル信号32の1ビットに変換する。
次に、ステップS305において、データ同期部37は、フレーム同期信号30にデータ同期用拡散符号25をかけ、データ同期信号31を生成する。
次に、ステップS306において、データ巡回部35は、データ同期信号31に従って、デジタル信号32の先頭ビットを先頭に巡回する。
そして、ステップS307において、データ巡回部35は、抽出信号10(デジタル信号)を出力する。
(作用及び効果)
第2の実施の形態に係る情報伝達システム、送信装置、受信装置、情報伝達方法によると、音響信号1をある時間間隔(フレーム)毎に、それぞれの周波数成分の統計的分布に偏りを付けることができる。この偏り(強弱)の付け方は、前述のマスキング効果を考慮し、人間の聴覚で知覚できる周波数帯(クリティカルバンド)で、振幅エネルギーの増減が打ち消しあって、ひとつのクリティカルバンド内のエネルギー変化が小さいようにすることによって、人間の聴覚では変化を知覚することが難しくできる。この強弱のパターンをデジタル情報(0,1)に割り当てることができる。
又、第2の実施の形態では、音響信号1をフレームごとに、音楽の和音と調和する周波数の高調波を入れることができる。和音の構成音のうち、どの音の高調波を入れるかにより、デジタル情報(0,1)を割り当てる。このため、高調波を強く入れても不自然な音にはならなくできる。
又、第2の実施の形態では、受信した音響信号1のみから自己同期をとれるように、フレーム同期信号30を入れることができる。第1の実施の形態では、フレーム同期をとれるだけの信号を入れておけばいいので、疑似ノイズ成分をかなり小さくできる。一方、第2の実施の形態では、フレーム同期をほぼ正確にとることができるので、受信精度が高くなる。
又、第2の実施の形態に係る受信装置は、受信音響信号8にフレーム同期用拡散符号24をかけて、データ同期信号31を抽出し、抽出したデータ同期信号31にデータ同期用拡散符号31をかけて固定長データ(7ビットのデータ)の先頭フレームを見極める。受信装置は、7フレーム分の音響信号を受信していれば、先頭フレームがどこにあっても、7ビットの固定長データを復元できる。
又、第2の実施の形態に係る受信装置は、受信音響信号8に拡散符号をかけ、15チップの先頭を見極める。第1の実施の形態では、そこにデータ(0か1)が埋め込まれているため、拡散符号をかけた合計値がプラスの方にもマイナスの方にも大きくでる可能性があり、合計値の絶対値を比較することにより、フレームの先頭を見極めていたが、第2の実施の形態では、フレームの先頭であれば合計値は必ずプラスの方に大きくでるので、同期がとりやすくなる。このため、拡散信号として音響信号1に重畳する割合を少なくしても同期をとることができ、ノイズをさらに小さく抑えることができる。
又、第2の実施の形態では、データ同期信号を送る代わりに、固定長データとして巡回符号の符号語データを送ることができる。巡回符号はビットを巡回させても必ず符号語となっているので、受信装置がどこから受信を始めても、特定のビット数だけ受信すれば巡回符号で復号することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第2の実施の形態において、合成装置3は、パワー分布調整部26と、周波数成分重み付け部18とを備えることを説明したが、合成装置3は、パワー分布調整部26、あるいは、周波数成分重み付け部18のどちらかを備えればよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1及び第2の実施の形態に係る送信装置の構成ブロック図である。 第1及び第2の実施の形態に係る受信装置の構成ブロック図である。 第1の実施の形態に係る合成装置の構成ブロック図である。 第1の実施の形態に係る信号の重畳を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る情報伝達方法を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る合成装置の構成ブロック図である。 第2の実施の形態に係る各周波数帯のパワー分布調整を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る情報伝達方法を示すフローチャートである(その1)。 第2の実施の形態に係る抽出装置の構成ブロック図である。 第2の実施の形態に係る情報伝達方法を示すフローチャートである(その2)。
符号の説明
1…音響信号
2…デジタル信号
3…合成装置
4…合成音響信号
5…スピーカ
6…音波
7…マイクロフォン
8…受信音響信号
9…抽出装置
10…抽出信号
11…誤り訂正装置
12…拡散符号
13…拡散信号
14…周波数重み付け拡散信号
15…第1のFFT部
16…第2のFFT部
17…周波数マスキング閾値計算部
18…周波数成分重み付け部
19…IFFT部
20…拡散信号変換部
21…重畳部
22…パワー分布調整音響信号
23…周波数重み付け拡散信号
24…フレーム同期用拡散符号
25…データ同期用拡散信号
26…パワー分布調整部
27…第1のIFFT部

Claims (12)

  1. 音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、前記デジタル信号を抽出する情報伝達システムであって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、周波数毎のマスキング閾値に応じて、前記拡散信号の周波数成分に重み付けを行い、該重み付けをされた拡散信号と前記音響信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置と、
    前記合成音響信号を受信し、前記合成音響信号に前記拡散符号をかけることにより、前記デジタル信号を抽出する受信装置と
    を備えることを特徴とする情報伝達システム。
  2. 音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、前記デジタル信号を抽出する情報伝達システムであって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、前記音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付け、該偏りを付けた音響信号と前記拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置と、
    前記合成音響信号を受信し、前記合成音響信号に前記拡散符号をかけ、前記統計的分布を解析することにより、前記デジタル信号を抽出する受信装置と
    を備えることを特徴とする情報伝達システム。
  3. 音響信号とデジタル信号とを重畳し、合成音響信号を出力する送信装置であって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換する拡散信号変換部と、
    周波数毎のマスキング閾値を計算する周波数マスキング閾値計算部と、
    前記周波数マスキング閾値計算部によって計算されたマスキング閾値に応じて、前記拡散信号の周波数成分に重み付けを行う周波数重み付け部と、
    周波数重み付け部によって重み付けをされた拡散信号と前記音響信号とを重畳する重畳部と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  4. 音響信号とデジタル信号とを重畳し、合成音響信号を出力する送信装置であって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換する拡散信号変換部と、
    前記音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付けるパワー分布調整部と、
    前記拡散信号と前記パワー分布調整部によって偏りを付けた音響信号とを重畳する重畳部と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  5. 前記パワー分布調整部は、前記周波数成分に、音楽の和音と調和する周波数の高調波を入れることを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  6. 前記デジタル信号が固定長データ信号であり、該固定長データ信号を繰り返し重畳する場合、
    前記拡散信号変換部は、データの先頭を示すデータ同期信号をスペクトラム拡散でフレーム同期信号に重畳することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の送信装置。
  7. デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、周波数毎のマスキング閾値に応じて、前記拡散信号の周波数成分に重み付けを行い、該重み付けをされた拡散信号と音響信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置から前記合成音響装置を受信する受信装置であって、
    前記合成音響信号に前記拡散符号をかけることにより、前記デジタル信号を抽出する抽出装置
    を備えることを特徴とする受信装置。
  8. デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換し、音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付け、該偏りを付けた音響信号と前記拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信する送信装置から前記合成音響信号を受信する受信装置であって、
    前記合成音響信号に前記拡散符号をかけ、前記統計的分布を解析することにより、前記デジタル信号を抽出する抽出装置
    を備えることを特徴とする受信装置。
  9. 前記抽出装置は、前記統計的分布を解析する際、検出した高調波が和音のどの構成音であるかを解析することを特徴とする請求項8に記載の受信装置。
  10. 前記デジタル信号が固定長データ信号であり、該固定長データ信号を繰り返し重畳する場合、
    前記抽出装置は、データの先頭を示すデータ同期信号をスペクトラム拡散で重畳されたフレーム同期信号に基づいて、フレーム同期をとることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の受信装置。
  11. 音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、前記デジタル信号を抽出する情報伝達方法であって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換するステップと、
    周波数毎のマスキング閾値に応じて、前記拡散信号の周波数成分に重み付けを行うステップと、
    該重み付けをされた拡散信号と前記音響信号とを重畳した合成音響信号を送信するステップと、
    前記合成音響信号を受信するステップと、
    前記合成音響信号に前記拡散符号をかけることにより、前記デジタル信号を抽出するステップと
    を含むことを特徴とする情報伝達方法。
  12. 音響信号とデジタル信号とを重畳した合成音響信号から、前記デジタル信号を抽出する情報伝達方法であって、
    前記デジタル信号を拡散符号によって拡散信号に変換するステップと、
    前記音響信号に、フレーム単位で周波数成分の統計的分布に偏りを付けるステップと、
    該偏りを付けた音響信号と前記拡散信号とを重畳した合成音響信号を送信するステップと、
    前記合成音響信号を受信するステップと、
    前記合成音響信号に前記拡散符号をかけ、前記統計的分布を解析することにより、前記デジタル信号を抽出するステップと
    を含むことを特徴とする情報伝達方法。

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