JP2006119789A - 自動販売機の商品収納ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】商品収納ラックの引出し操作とロック機構の解除操作をワンアクションで行うことが可能な自動販売機を提供すること。
【解決手段】本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラック40を把手42の操作により引出して商品を補充してなる自動販売機であって、前記本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラック40をロックするところの、レール11に形成した係合片10aとロック金具49からなるロック機構48を備えた自動販売機において、前記商品収納ラック40に引き起こし自在に取付けられた把手42ロック機構48のロック金具49とを、偏心カム44とスライド板46を介して連係させ、把手42を引き起こし動作により偏心カム44、およびスライド板46を介してロック金具49を回転させることによりロック機構48のロックを解除するようにし、把手42を引き起こすワンアクションによりロック機構48の解除操作を商品収納ラック40の引出し操作を可能とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、本体キャビネットの庫内に商品収納ラックが引出し自在に収納され、前記商品収納ラックを庫内から引出した状態で紙パック,缶,瓶,ペットボトルなどの各種商品を補充するようにした自動販売機の商品収納ラックに関する。
自動販売機に搭載される商品収納ラックに紙パック,缶,瓶,ペットボトルなどの各種商品を収納する商品収納ラックとして直積式商品収納ラックが周知であり、この種の直積式商品収納ラックの構成を図5に示す。図において、1は前面が開口した箱形の断熱筐体としてなる自動販売機の本体キャビネットであり、該本体キャビネット1にはその前面開口を閉塞する片開き式の外扉2が取付けられている。前記本体キャビネット1の庫内は、仕切壁1aにより左右に並ぶ複数の商品収納室(この例では2室)に仕切られており、各商品収納室ごとに直積式商品収納ラック4、商品搬出シュータ5および冷却/加熱ユニット(不図示)が上下方向に収設されている。なお、3は庫内前面を閉塞する内扉、3aは前記商品搬出シュータ5と商品取出口2aを連係して内扉3に開口したフラッパ付きの商品搬出口、6は商品収納室内の冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する凝縮器,圧縮機などを収納した機械室であり、前記外扉2の前面には、周知のように、硬貨投入口,紙幣投入口,金銭返却レバー,釣銭返却口,商品取出口,ロック付きハンドルなどが設けられている。
前記直積式商品収納ラック4の構成を図6に示し、図6は直積式商品収納ラック4を右斜め上面より見た斜視図である。図において、直積式商品収納ラック4は、一側面(右側面)および底面を開放した箱型のラックケース4aの内部に仕切部4bを挟んで前後に商品収納コラム4cを画成し、仕切部4bの下部にベンド機構7を組付けて構成され、各商品収納コラム4cの開放面には積み重ねて収納された商品の脱落を防止する扉(不図示)を備えている。また、ベンド機構7は周知のように下部フラッパ7aおよび上部フラッパ7bを備え、不図示のベンドモータにより下部フラッパ7aおよび上部フラッパ7bを選択的に制御して各商品収納コラム4cに収納された商品を個別に搬出するように構成されている。
図5に示すように前記直積式商品収納ラック4は本体キャビネット1の庫内に引出し自在に格納されている。すなわち、既に公知であり良く知られているように、本体キャビネット1の庫内天井にはレールが固定され、一方、直積式商品収納ラック4の上端には前記レールに摺動自在に結合されたスライダが固定され、直積式商品収納ラック4に設けた把手を引っ張ることにより直積式商品収納ラック4を庫内から引出すことができる。前記直積式商品収納ラック4への各種商品の補充は、前記庫内から直積式商品収納ラック4を引出した上で各商品収納コラム4cの開放面を閉塞している扉を開放し、この状態で商品、図示例では紙パック商品8a,缶8bを各コラム4cに装填して積み上げ収納する。
ここで、前記直積式商品収納ラック4は本体キャビネット1の庫内に引出し自在に格納されていることから、直積式商品収納ラック4が振動などにより飛び出さないように直積式商品収納ラック4を本体キャビネット1の庫内に格納した状態でロックするロック機構が設けられている(例えば、特許文献1)。
特開平10−247280号公報
前述したように直積式商品収納ラック4を本体キャビネット1の庫内に格納した状態でロックするロック機構を備えている場合、商品の補充を行う際にロック機構を解除して直積式商品収納ラック4を引出す必要がある。ところで、従来の自動販売機におけるロック機構は直積式商品収納ラック4を引出すための把手とは離れた位置に設けられているため、オペレーターが商品補充の際に一方の手でロック機構によるロックを解除しつつ他方の手で直積式商品収納ラック4を引出さねばならず作業効率が悪かった。この作業効率を改善するために前記特許文献1では直積式商品収納ラック4を引出すための把手の近傍にロック解除部材を設け、把手を持つ手でロック解除部材を操作しつつ直積式商品収納ラック4を引出すように構成されている。しかしながら、やはり直積式商品収納ラック4の引出し操作とは別個にオペレーターがロック解除操作を行わねばならず、二つのアクションを必要とするものである。
そこで、本発明は前述した実情にかんがみて、商品収納ラックの引出し操作とロック機構の解除操作をワンアクションで行うことが可能な自動販売機を提供すること目的とする。
上述の目的を達成するために、この発明の請求項1にかかる自動販売機においては、前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの庫内に引出し自在に格納された商品収納ラックと、前記本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラックをロックするロック機構と、前記商品収納ラックに設けた把手とを備え、前記ロック機構を解除して把手により引出された商品収納ラックに商品を補充してなる自動販売機において、前記把手は商品収納ラックに引き起こし自在に取付けられ、前記把手の引き起こし動作によりロック機構を解除するように把手とロック機構を連係させたことを特徴とする。

また、本発明の請求項2に係る自動販売機のヒンジ装置においては、請求項1記載の自動販売機において、把手は常時自重により垂下した状態となるように商品収納ラックに上下方向に回動自在に取付けられ、ロック機構はロック金具の自由端が本体キャビネットに形成された係合部材と係合・離脱するようにその一端を商品収納ラックに回動自在に取付けられ、前記把手と前記ロック金具とがスライダを介して連係されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機のヒンジ装置においては、前述した請求項2記載の自動販売機において、スライダは把手に直結して取付けられるとともにロック金具と水平方向の長孔を介して連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの庫内に引出し自在に格納された商品収納ラックと、前記本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラックをロックするロック機構と、前記商品収納ラックに設けた把手とを備え、前記ロック機構を解除して把手により引出された商品収納ラックに商品を補充してなる自動販売機において、前記把手は商品収納ラックに引き起こし自在に取付けられ、前記把手の引き起こし動作によりロック機構を解除するように取っ手とロック機構を連係させたことにより、商品収納ラックに設けた把手の引き起こしに連動してロック機構を解除することができる。従って、商品収納ラックを引出す一連の操作によりロック解除を行うことが可能である。
この場合、請求項2,3に記載したように構成することによって簡単な構成で把手の回動運動をロック機構に伝達することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る自動販売機における商品収納ラックの実施の形態を説明する。図1は本発明の実施対象となる自動販売機における商品収納ラックを示し、(a)および(b)はそれぞれ商品収納ラックの正面図であり、(c)は把手とロック機構との連係を説明するための要部斜視図である。
なお、本発明の実施対象となる自動販売機は、図5に示したとおり、前面が開口した箱形の断熱筐体としてなる自動販売機の本体キャビネット1の前面開口を閉塞する片開き式の外扉2が取付けられ、前記本体キャビネット1の庫内には、仕切壁1aにより左右に並ぶ複数の商品収納室に仕切られており、各商品収納室ごとに直積式商品収納ラック4、商品搬出シュータ5および冷却/加熱ユニット(不図示)が上下方向に収設され、そして、庫内前面を閉塞する内扉3を有するものである。
図1において、40は本発明の実施対象となる自動販売機の商品収納ラックであり、図6に示した直積式商品収納ラックと同様の構成をなしており、図6では右側面が開放しているのに対し、図1(a)および(b)では左側面が開放している。前記商品収納ラック40の天井面には、不図示の本体キャビネットの庫内天井に固定された前後方向に延びるレール10に対向してスライドレール11が固着され、スライドレール11にはレール10上を転動するローラ12が取付けられており、前記レール10,スライドレール11,ローラ12によりスライド機構を形成しており、このスライド機構により商品収納ラック40は庫内に格納された状態から引出し可能に配設されている。そして、前記商品収納ラック40のラックケース40aの正面側壁面には把手42、偏心カム44、スライド板46、ロック機構48、および取付金具50が設けられている。なお、商品収納ラック40を構成するラックケース40aの前後両端の開放端部は外側に折り返して四角枠状の補強部40dが形成されている。また、40eはラックケース40aの開放面を閉塞する扉である。
前記取付金具50の構成を図2に示し、(a)は取付金具の正面図、(b)は一部切欠左側面図、(c)は左斜め上方から見た斜視図である。図2に示すように前記取付金具50はラックケース40aの正面から側面に回り込むように折り曲げて形成された正面板51、および側面板52からなり、正面板51の上下両縁における中央部分にはそれぞれ上部脚部51a、および下部脚部51bが形成されており、上部脚部51a,51bの高さはラックケース40aの四角枠状補強部40d(図1参照)の高さに略一致している。また、上部脚部51aが取付金具50の上縁に沿って折り曲げられているのに対し、下部脚部51bは後述する把手42の厚み分だけ外方に張り出して形成した把手保持部51cに沿って折り曲げられている。そして、下部脚部51bの左右両端には差込片51b1,51b2が形成され、この差込片51b1,51b2はラックケース40aに形成された不図示の係合孔に差し込まれる。前記把手保持部51cに近接して軸受片51e,51eが背面側に切り起して形成され、また、図2の(a)において、左側の軸受片51eの上方にも背面側に切り起した保持片51fが形成されるとともに左端には上下2個のねじ穴51g,51gが形成されている。さらに、取付金具50の側面板52における後端部にはラックケース40aの厚さ分だけ段差を付けて形成された係合片52aが形成され、この係合片52aはラックケース40aに形成された不図示の係合穴に差し込まれる。なお、51hは偏心カム44を取付ける段付きねじ53が貫通する取付穴である。
図1に示した把手42は引手部42aの左右両脚から内側に折り曲げられた軸部42b,42bを備え、前記軸部42b,42bを取付金具50の把手保持部51c(図2参照)に取付けることにより当該軸部42b,42bを中心に回転可能に軸支される。前記把手42の近傍であって取付金具50の背面に配置された偏心カム44は図3に示すように、段付きねじ53(図1参照)が固着されるねじ穴44aが形成されるとともに下端には溝部44bが形成されており、ねじ穴44aを有する上部から溝部44bに向かって傾斜した当接部44cが形成されている。前記偏心カム44の溝部44bには図1に示したスライド板46の下端が遊嵌される。前記スライド板46は短冊状に形成されるとともに長辺側の縁に沿って補強片46aが形成され、上端部には段付きねじ55が貫通する水平方向の長穴46bが形成されている。ラックケース40aの前面上部に配設されたロック機構48はレール10の前端に形成した係合片10aと、ラックケース40aの前面に垂直に起立した取付片40bに段付きねじ54により回転自在に軸支されたロック金具49とからなる。前記ロック金具49は一端が前記段付きねじ54によりラックケース40の取付片40bに軸支され、自由端側が段付きねじ55によりスライド板46に連結されている。また、ロック金具49は自由端側に上方に向かって起立し、正面から見て曲金状に形成されるとともに先端が後方に折り曲げられた係止突起49aが形成されている。前記係止突起49aの後方に折り曲げられた箇所から下方に垂直に延在する部分は係合片10aとの係止片49a1として形成され、当該係止片49a1の下端から後方へ向かうにしたがって漸次上昇する傾斜面49bが形成されている。
次に把手42などの組付けについて説明する。まず、把手42の軸部42b,42bを取付金具50の把手保持部51c(図2参照)に取付ける。すなわち、図2の(b)に示したように、取付金具50の把手保持部51c、下部脚部51b、および軸受片51eに囲まれた空間の背後から把手42の軸部42b,42bを嵌め込む。この状態で取付金具50の側面板52に形成した係合片52aをラックケース40aに形成した不図示の係合穴に差し込む。この場合、前記係合穴の大きさは、その幅および長さが取付金具50の厚さおよび係合片52aの長さよりも僅かに大きく形成されているので、取付金具50の側面板52がラックケース40aの側面に対して垂直になるように立てた状態で係合片52aを係合穴に差し込み、次いで側面板52をラックケース40aの側面に沿わせるように傾倒させる。このとき、係合片52aはラックケース40aの厚み分の段差をもって側面板52に形成されているので、係合片52aがラックケース40aの内部に入り込むとともに側面板52がラックケース40aの側面に密着する。次いで、取付金具50の正面板51における下部脚部51bに形成された差込片51b1,51b2をラックケース40aに形成された不図示の係合孔に差し込む。そして、取付金具50における正面板51の左端をラックケース40aに形成した四角枠状の補強部40d(図1参照)にねじ穴51g,51gを介してねじ止めする。これにより、図2の(b)に示したところの、取付金具50の把手保持部51c、下部脚部51b、および軸受片51eに囲まれた空間の背後がラックケース40aにより塞がれるので、把手42が取付金具50の把手保持部51cに軸支される。前述のようにラックケース40aに固定された取付金具50の正面板51とラックケース40aとの間には所定の間隙を有し、また、正面板51の上部脚部51a、および下部脚部51bの左右には隙間が形成されているので、図1における把手42の左脚の側方から偏心カム44を挿入し、偏心カム44を段付きねじ53により取付ける。このとき、偏心カム44の当接部44cが取付金具50の軸受片51eに当接して図1に示す垂下状態に保持される。そして、スライド板46をラックケース40aの四角枠状の補強部40dと取付金具50の上部脚部51aとの間の隙間から差し込み、スライド板46の下端を偏心カム44の溝部44b(図3参照)に嵌め込む。このとき、スライド板46は溝部44bに遊嵌されるとともに保持片51fによってガイドされる。次いで、スライド板46の上端に形成した水平方向の長穴46bを介して段付きねじ55をロック金具49の自由端に固着する。
次に図1に示す実施の形態の動作について説明する。図1の(a)に示すように、商品収納ラック40が庫内に格納されるとともに把手42が垂下した状態ではスライド板46が下降しており、ロック機構48を構成するロック金具49の係止突起49aがレール10に形成した係合片10aの背後に位置し、前記係合片10aと係止突起49aの係合片49a1とが前後方向に重なり合っている。この状態で商品収納ラック40が前方への移動しようとした場合、ロック金具49の係止片49a1が係合片10aに衝突して商品収納ラック40の前方への移動を阻止する。したがって、図1の(a)に示す状態ではロック機構48が商品収納ラック40を庫内に格納した状態にロックしている。
前述したロック機構48によるロックを解除して商品収納ラック40を庫内から引出すには、図1の(c)に示すように、先ず垂下した状態の把手42を引き起こす。垂下状態にある把手42の引手42aに手を掛けて把手42をラックケース40aの正面壁に対して垂直になるよう引き起こす途中において、把手42の左脚が偏心カム44の当接部44cに当接し、偏心カム44が段付きねじ53を中心に時計方向に回転する。偏心カム44の時計方向への回動により偏心カム44の溝部44bにその下端が遊嵌されたスライド板46が上昇し、このスイラド板46の上昇に伴ってロック金具49が段付きねじ54を中心に時計方向に回転する。このロック金具49の回転により段付きねじ55も移動し、その軌跡は段付きねじ54を中心とする円弧上を移動するが、スライド板46の段付きねじ55との結合部には水平方向の長穴46bが形成されているので、ロック金具49の回転に対してスライド板46は垂直状態を維持したまま上昇する。引き起こされた把手42がラックケース40aの正面壁に対して垂直となる直前にロック金具49の係止突起49aに形成した係止片49a1は係合片10aとの係合が解除される。この状態を図1の(b)に示しており、垂下した状態の把手42を破線で示している。そして、把手42をラックケース40aの正面壁に対して垂直となるよう引き起こした状態で把手42を手前に引っ張ることによりラックケース40a、すなわち、商品収納ラック40が庫内から引出される。
前述したように庫内から引出された商品収納ラックを庫内に格納するには、商品収納ラク40aを庫内に押込む。このとき、把手42は垂下した状態にあるので、スライド板44が下降してロック金具49が図1の(a)に示す位置、すなわち、ロック金具49の係止突起49aに形成した係止片49a1が係合片10aと前後方向(水平方向)に重なる位置にある。したがって、ラックケース40aが庫内に完全に押込まれる直前にロック金具49の係止片49a1が係合片10aに当接することになるが、係止片49a1にはその下端から後方へ向かうにしたがって漸次上昇する傾斜面49bが形成されていることから、係合片10aに傾斜面49bが当接してロック金具49が段付きねじ54を中心に時計方向に回転する。前記傾斜面49bが係合片10aを乗り越えるとロック金具49が反時計方向に回転して係止片49a1が係合片10aの背面に位置するようになる。このとき、商品収納ラック40は庫内に完全に格納された状態となり、図1の(a)に示すように、ロック機構48が商品収納ラック40を庫内に格納した状態にロックする。
次に、本発明の異なる実施の形態を図4を用いて説明する。図4は本発明の異なる実施の形態の自動販売機における商品収納ラックを示し、(a)および(b)はそれぞれ商品収納ラックの正面図であり、(c)は把手とロック機構との連係を説明するための要部斜視図である。示す本体キャビネットの要部平面図であり、図1と同一の機能を有するものには同一の符号を付している。
この図4に示す実施の形態が図1に示す実施の形態と異なる点は、図1に示す実施の形態では偏心カム44を介して把手42とスライド板46とを連結しているのに対し、図4に示す実施の形態では把手42によりスライド板46を直接駆動するようにしている点であり、その他の構成は図1に示す実施の形態と同一であるので、以下、図1に示す実施の形態と異なる点について説明する。
図4において、60は取付基台であり、70はカバーである。前記取付基台60は鋼板により短冊状に形成されるとともにそれぞれの長辺側の縁に沿って折り曲げて側壁60aが形成されている。前記側壁60aにより断面コ字状に形成された取付基台60は、コ字状の開放端が正面を向くように上下両端をねじによりラックケース40aに密着して固定されている。なお、前記側壁60aは曲げ加工により上端を折り返して所謂ダブルホールドとして補強されている。また、取付基台60の側壁60aには把手42の軸部42b,42bが貫通する軸穴(不図示)が形成されるとともにコ字状の底面部に前記軸部42b,42bに対応する逃し溝(不図示)が形成されている。すなわち、取付基台60をラックケース40aに固定する前に、把手42の軸部42b,42bを前記逃し溝を通して側壁60aの軸穴に嵌め込み、この状態で取付基台60をラックケース40aに固定することにより把手42がラックケース40aに一体的に取付けられる。ラックケース40aに固定された取付基台60に沿ってスライド板46が配置され、スライド板46を段付きねじ55によりロック金具49に連結される。この場合、スライド板46の補強片46aが取付金具60の一方の側壁60a(図では左側の側壁であるが、これはスライド板46に隠れて見えな)を跨ぐように配置され、取付金具60の一方の側壁60aをスライド板46が昇降する際のガイドとして兼用している。
一方、前記カバー70は薄鋼板により断面コ字状に形成され、蓋を被せるように取付金具60とスライド板46を覆うものである。このカバー70には把手42の一方の脚(左脚)が通過可能な溝70aが形成されており、また、コ字状の一方の脚片(図では右側の脚片)には把手42の軸部42bが挿通される溝(不図示)が形成されている。そして、カバー70の上縁における取付金具60に対応する位置には取付金具60の底面に向かって折り曲げられるとともに先端が取付金具60の底面に沿うように折り曲げられた取付片70bが形成され、この取付片70bをねじ止めすることによりカバー70がラックケース40aに固着される。
図4に示す実施の形態においては、図4の(a)に示すように、把手42が垂下した状態でスライド板46の下端が把手42の脚(左脚)に重なるように定められている。スライド板46の下降停止位置はロック金具49の反時計方向への回転を図4の(a)に示す位置で停止させるストッパを設けて段付きねじ55にスライド板46を吊り下げるか、またはカバー70にスライド板46の下端と当接して停止させるストッパを設けることができる。したがって、図4の(a)に示す状態ではスライド板46が下降してロック機構48が商品収納ラック40を庫内に格納した状態にロックしている。そして、(b)に示すように把手42を引き起こすと把手42の脚(左脚)がスライド板46の下端に直接当接してスライド板46を上昇させる。スライド板46が上昇した後の動作は図1に示す実施の形態の動作と同一であるので、重複する説明は省略するが、前記スライド板46の上昇によってロック機構48によるロックが解除され、これにより商品収納ラック40を庫内から引出すことができる。
前述したとおり、この発明においては、自動販売機における本体キャビネットの庫内に引出し自在に格納された商品収納ラック40と、前記本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラック40をロックするロック機構48と、前記商品収納ラック40に設けた把手42とを備え、前記ロック機構48を解除して把手42により引出された商品収納ラック40に商品を補充してなる自動販売機において、前記把手42は商品収納ラック40に引き起こし自在に取付けられ、前記把手42の引き起こし動作によりロック機構48を解除するように把手42とロック機構48を連係させたことにより、把手42を引き起こすワンアクションによりロック機構48を解除することができる。
この発明の実施の形態にかかる自動販売機における商品収納ラックを示し、(a)および(b)はそれぞれ商品収納ラックの正面図であり、(c)は把手とロック機構との連係を説明するための要部斜視図である。
図1の取付金具を示し、(a)はその正面図、(b)は一部切欠左側面図、(c)は左斜め上から見た斜視図である。
図1の偏心カムを示す斜視図である。
この発明の異なる実施の形態にかかる自動販売機における商品収納ラックを示し、(a)および(b)はそれぞれ商品収納ラックの正面図であり、(c)は把手とロック機構との連係を説明するための要部斜視図である。
本発明の実施対象の一つである直積式商品収納ラックを備えた自動販売機のメインドア開放状態を示す斜視図である。
従来の直積式商品収納ラックの斜視図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2 外扉
10 レール
10a 係合片
40 商品収納ラック
40a ラックケース
42 把手
44 偏心カム
46 スライド板
48 ロック機構 49 ロック金具
49a 係合突起
49a1 係止片
49b 傾斜面
60 取付金具
70 カバー

Claims (3)

  1. 前面が開口した本体キャビネットと、前記本体キャビネットの庫内に引出し自在に格納された商品収納ラックと、前記本体キャビネットの庫内に格納された商品収納ラックをロックするロック機構と、前記商品収納ラックに設けた把手とを備え、前記ロック機構を解除して把手により引出された商品収納ラックに商品を補充してなる自動販売機において、
    前記把手は商品収納ラックに引き起こし自在に取付けられ、前記把手の引き起こし動作によりロック機構を解除するように把手とロック機構を連係させたことを特徴とする自動販売機の商品収納ラック。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、把手は常時自重により垂下した状態となるように商品収納ラックに上下方向に回動自在に取付けられ、ロック機構はロック金具の自由端が本体キャビネットに形成された係合部材と係合・離脱するようにその一端を商品収納ラックに回動自在に取付けられ、前記把手と前記ロック金具とがスライダを介して連係されていることを特徴とする自動販売機の商品収納ラック。
  3. 請求項2記載の自動販売機において、スライダは把手に直結して取付けられるとともにロック金具と水平方向の長孔を介して連結されていることを特徴とする自動販売機の商品収納ラック。
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