JP2006117358A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ローラを備える画像形成装置において、簡単な構成で、発生した紙粉に起因するジャムや異常画像の発生を効果的に抑制することができるとともに、搬送ローラの長寿命化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】装置本体に対して引き出し可能に設けられた搬送ユニットを引き出すと、搬送ユニットの引き出し動作に連動して、紙粉回収部材53が矢印Aの方向に移動する。そうすると、紙粉回収部材53に保持された紙粉除去部材51も矢印Aの方向に移動し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの当接状態が解除される。その結果、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aが離間し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの間に隙間が形成される。そして、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に堆積された紙粉が、隙間から、重力により、紙粉回収部材53へと落下し、紙粉が回収される。
【選択図】図6
【解決手段】装置本体に対して引き出し可能に設けられた搬送ユニットを引き出すと、搬送ユニットの引き出し動作に連動して、紙粉回収部材53が矢印Aの方向に移動する。そうすると、紙粉回収部材53に保持された紙粉除去部材51も矢印Aの方向に移動し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの当接状態が解除される。その結果、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aが離間し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの間に隙間が形成される。そして、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に堆積された紙粉が、隙間から、重力により、紙粉回収部材53へと落下し、紙粉が回収される。
【選択図】図6
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、搬送ローラに付着した紙粉を除去することができる画像形成装置に関する。
一般に、電子写真現像法の複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置は、用紙が収納された給紙カセットを備えており、当該給紙カセットから供給された用紙が、レジストローラ対等の搬送ローラを経由して画像形成部に向けて搬送されるように構成されている。
ここで、給紙カセットに収納された用紙は、給紙ローラの回転動作により、当該給紙カセットから用紙搬送部側に送り出されるが、この際、用紙と給紙ローラの摩擦により紙粉が発生し、用紙の搬送に伴い、当該紙粉が搬送ローラに付着する。そうすると、搬送ローラの摩擦係数が下がり、用紙の搬送力低下により、ジャム等の発生率が高くなるとともに、当該紙粉が画像形成部に移動すると、黒スジ等の異常画像が発生するという問題があった。
そこで、発生した紙粉の除去作業を目的とした画像形成装置が開示されている。例えば、搬送ローラ対に用紙を案内する1対のガイド部材と、当該ガイド部材に設けられ、搬送ローラに付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材と、当該紙粉除去部材により除去された紙粉を蓄積するための紙粉回収ケースとを備えた画像形成装置が開示されている。そして、紙粉回収ケースに紙粉が満杯になった場合は、揺動可能に設けられたガイド部材を所定の位置に揺動させ、次いで、紙粉回収ケースを取り外して、溜まった紙粉を廃棄処分する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−51332号公報(第4−5頁、第4−5図)
しかし、上記従来の画像形成装置においては、紙粉除去部材が搬送ローラの表面に常に押圧される構成となっているため、紙粉回収ケースを取り外して、溜まった紙粉を廃棄処分するまでは、紙粉除去部材が搬送ローラの表面に常に接触した状態にある。従って、紙粉除去部材と搬送ローラの接触部分に紙粉が溜まりやすくなり、搬送ローラの回転駆動により、溜まった紙粉が用紙搬送路側に移動するため、上述の、用紙の搬送力低下によるジャム等の発生や、画像形成部への紙粉の移動による異常画像の発生を回避することができないという問題があった。又、紙粉除去部材が搬送ローラの表面に常に接触した状態にあるため、搬送ローラの回転駆動により、当該搬送ローラの表面が紙粉除去部材により損傷を受けやすくなり、搬送ローラの寿命が短くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、搬送ローラを備える画像形成装置において、簡単な構成で、発生した紙粉に起因するジャムや異常画像の発生を効果的に抑制することができるとともに、搬送ローラの長寿命化を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成部へ用紙を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラを有するとともに、装置本体に対して引き出し可能に設けられた搬送ユニットと、を備える画像形成装置において、搬送ローラと当接するとともに、搬送ローラに付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材と、紙粉除去部材を保持するとともに、紙粉除去部材により除去された紙粉を回収するための紙粉回収部材を有する紙粉除去装置を更に備え、搬送ユニットの引き出し動作に連動して、紙粉回収部材が移動することにより、搬送ローラと紙粉除去部材が離間することを特徴とする。
ここで、本発明の画像形成装置においては、紙粉除去装置は、紙粉除去部材により除去され、搬送ローラと紙粉除去部材との接触部分近傍に堆積された紙粉を除去するための堆積紙粉除去部材を更に有しており、紙粉回収部材の移動動作に連動して、接触部分近傍に堆積された紙粉が、堆積紙粉除去部材により除去されるとともに、紙粉回収部材に回収されるものとすることができる。又、紙粉除去部材が、スポンジにより形成されているものとすることができる。
本発明によれば、搬送ローラと当接するとともに、搬送ローラに付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材と、紙粉除去部材を保持するとともに、紙粉除去部材により除去された紙粉を回収するための紙粉回収部材を有する紙粉除去装置を設ける構成としている。そして、搬送ユニットの引き出し動作に連動して、紙粉回収部材が移動することにより、搬送ローラと紙粉除去部材が離間する構成としている。従って、紙粉除去部材が搬送ローラの表面に常に接触した状態を回避することが可能になるため、紙粉除去部材と搬送ローラの接触部分に紙粉が堆積するのを防止することが可能になる。その結果、簡単な構成で、駆動ローラの回転駆動により用紙搬送路側に紙粉が移動するのを回避でき、用紙の搬送力低下によるジャム等の発生や、画像形成部への紙粉の移動による異常画像の発生を抑制することが可能になる。又、搬送ローラの表面が紙粉除去部材により損傷を受けにくくなるため、搬送ローラの長寿命化を図ることが可能になる。
又、紙粉除去装置が、紙粉除去部材により除去され、搬送ローラと紙粉除去部材との接触部分近傍に堆積された紙粉を除去するための堆積紙粉除去部材を更に有する構成としている。そして、紙粉回収部材の移動動作に連動して、接触部分近傍に堆積された紙粉が、堆積紙粉除去部材により除去されるとともに、紙粉回収部材に回収される構成としている。従って、搬送ローラと紙粉除去部材との接触部分に紙粉が堆積するのを効果的に防止することが可能になる。その結果、簡単な構成で、用紙搬送路側に紙粉が移動するのを確実に回避でき、用紙の搬送力低下によるジャム等の発生や、画像形成部への紙粉の移動による異常画像の発生を確実に抑制することが可能になる。
更に、紙粉除去部材を、スポンジにより形成する構成としている。従って、搬送ローラの表面が紙粉除去部材により、更に損傷を受けにくくなるため、搬送ローラの長寿命化を確実に図ることが可能になる。
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示す様に、この画像形成装置1は、いわゆるロータリー現像方式のカラープリンタであり、画像形成装置1で印刷を行う場合、装置本体2内において、図中の矢印の方向に回転可能に軸支さえた像担持体である感光体3の表面が、まず、帯電器4によって一様に帯電される。次いで、不図示のパーソナルコンピュータ等より入力された出力画像データに基づくレーザ光が露光器5から出射され、これにより感光体3の表面上に静電潜像が形成される。
又、本実施形態における画像形成装置1は、いわゆるタンデム型のカラープリンターであり、画像形成部60に設けられ、現像剤であるトナーを感光体3上に供給するための現像ユニット6が、感光体3に隣接して設けられている。そして、当該現像ユニット6は、現像装置とトナー容器が一体化されたシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(B)の各色の現像カートリッジ6C、6M、6Y及び6Bを備えている。そして、当該現像カートリッジ6C〜6Bを感光体3に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体3上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される構成となっている。
又、感光体3上のトナー像が中間的に転写される中間転写ベルト7が設けられており、当該中間転写ベルト7は、感光体3に当接しながら一方向に走行して循環する構成となっている。尚、中間転写ベルト7には、誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合し無端状にしたベルトや、継ぎ目の無い(シームレス)ベルトが用いられる。この中間転写ベルト7は、図1に示す様に、感光体3に対向配置された中間転写ローラ8と、駆動ローラ9と、最下部に配置された従動ローラ10と、テンションプーリ11とによって張架されている。
そして、ユーザにより印刷の開始が入力されると、所定のタイミングで感光体3上にシアンのトナー像の形成が行われる。そして、中間転写ベルト7に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ8によって感光体3上のシアンのトナー像が中間転写ベルト7上に転写される。その後、感光体3の表面に残留したトナーがクリーニング装置12により除去されるとともに、現像ユニット6が所定角度回転し、上記と同様にして今度は、マゼンタのトナー像が感光体3上に形成され、中間転写ベルト7上に転写される。
以下同様にして、画像形成部60により、イエロー及びブラックのトナー像の各々が、順に中間転写ベルト7上に転写される。これらの4色のトナー画像は、全体で1つのフルカラー画像を形成するために予め定められた所定の位置関係をもって積層された状態になる。
又、画像形成装置1は、用紙Pが収容された給紙カセット20を備えており、給紙ローラ21の回転動作により、給紙された用紙Pの重送を防止するための捌きローラ対22、23を介して、当該給紙カセット20から用紙Pが送り出される構成となっている。そして、当該用紙Pは、複数の搬送ローラ対24、25、26を介して、レジストローラ対27へ送出され、次いで、用紙搬送路80を経由して画像形成部60へと搬送される。尚、給紙カセット20は、装置本体2に対し、着脱自在となるように構成されている。又、装置本体2の側部には、バイパス給紙用の手差しトレイ28が設けられており、この手差しトレイ28上の用紙P(不図示)は、給紙ローラ29によって1枚ずつ送り出され、搬送ローラ対26によって同じくレジストローラ対27へ送出され、画像形成部60へと搬送される。
又、中間転写ベルト7を張架する従動ローラ10の下方には、当該中間転写ベルト7を挟み込んで対向配置された転写ローラ13が設けられている。当該転写ローラ13は、中間転写ベルト7上のトナー像を用紙P上へ転写させる役割を果たす。そして、レジストローラ対27へと搬送された用紙Pは、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13へ到達するのに同期して、各ローラが互いに正転することにより、中間転写ベルト7と転写ローラ13の間の転写部へ搬送され、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13によって用紙Pに転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着装置30へ送られ、これを通じた加熱・加圧によってトナー像が定着される。尚、中間転写ベルト7の表面に残留したトナーは、クリーニング装置14により除去される構成となっている。
トナー像が定着された用紙Pは、分岐ローラ対31によって、垂直上方に向く排出・反転路S1へ送り込まれ、当該排出・反転路S1に設けられた反転搬送ローラ対32及び排出ローラ対33の正転により、用紙Pの後端が排出・反転路S1内に収まる程度まで、装置本体2の上面に形成された用紙排出部34へ向けて一旦搬送される。
そして、用紙Pの表面側にのみ印刷を行う場合は、用紙Pはそのまま用紙排出部34に排出される。一方、用紙Pの裏面側にも画像形成を行う場合は、上述の反転搬送ローラ対32及び排出ローラ対33が共に逆回転される。そうすると、排出・反転路S1内の用紙Pはその進行方向が切り換えられて、上記後端を進行の先頭端として分岐ローラ対35に至り、画像形成部60の下方に配置された両面搬送路S2へ送り込まれる。両面搬送路S2内では、用紙Pは、その経路S2中に配設された複数の両面搬送ローラ対36、37の正転によって搬送され、表裏が反転された状態でレジストローラ対27に至る構成となっている。
そして、中間転写ベルト7上に形成された次の新たなトナー像が転写ローラ13へ到達するのに同期して、反転された用紙Pがレジストローラ対27より搬送され、画像が形成されていない当該用紙Pの裏面に、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13によって転写される。次いで、用紙Pは、定着装置30を通じてトナー像が定着された後、排出・反転路S1を経て用紙排出部34に排出される構成となっている。
又、両面印刷用の画像形成装置1では、両面搬送路S2内に用紙Pが詰まる場合(即ち、ジャム)が想定されることから、ジャム用紙(図1中、符号「Pa」で図示)を取り除く必要がある。そこで、本実施形態においては、図1に示す様に、レジストローラ対27と、両面搬送ローラ対36、37と、これらを含む両面搬送路S2と、が1つの両面搬送ユニット(以下、「搬送ユニット」という。)40として一体化されている。
又、当該搬送ユニット40は、装置本体2に対して引き出し可能(又は、開閉自在)となるように設けられている。即ち、図1において、搬送ユニット40を図中の矢印Xの方向に引き出すことにより、当該搬送ユニット40が引き出される(又は、開かれる)様になっている。又、逆に、引き出した搬送ユニット40を図中の矢印Yの方向に押し込むことにより、搬送ユニット40が装置本体2に対して挿入される(又は、閉じられる)様になっている。当該搬送ユニット40を引き出す前の画像形成装置1の外観構成を図2に、搬送ユニット40を引き出した状態を図3に示す。
ジャム処理の際には、搬送ユニット40を装置本体2から引き出し、ユーザの手元でジャム用紙Paを取り除くことができる。尚、ここでの搬送ユニット40には、搬送ローラ対25及び転写ローラ13も一体化されている。
以上の構成の下、本実施形態においては、発生した紙粉を除去するための紙粉除去装置が設けられている点に特徴がある。以下、図面を参照して、本特徴について詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送ユニットを引き出す前の紙粉除去装置を説明するための部分断面図であり、図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送ユニットを引き出す前の紙粉除去装置の状態を示す上面図である。又、図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送ユニットを引き出した後の紙粉除去装置を説明するための部分断面図であり、図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送ユニットを引き出した後の紙粉除去装置の状態を示す上面図である。尚、本実施形態においては、付着した紙粉が除去される搬送ローラとして、レジストローラ対27を構成する駆動ローラ27aを例に挙げて説明する。
図4に示す様に、本実施形態における紙粉除去装置50は、搬送ローラ(即ち、上述の駆動ローラ27a)に付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材51と、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に堆積された紙粉を除去するための堆積紙粉除去部材52と、紙粉除去部材51により除去された紙粉を収納するための紙粉回収部材53と、紙粉回収部材53を付勢するための弾性部材54と、を備えている。
紙粉除去部材51は、紙粉回収部材53に保持されており、例えば、スポンジ等の柔軟性のある材料により形成されている。又、弾性部材54は、一端部54aが搬送ユニット40に設けられた固定用部材56に取り付けられて固定されているとともに、他端部54bが紙粉回収部材53の一端部53aと当接しており、当該弾性部材54により、紙粉回収部材53は、図中の矢印Aの方向に付勢されている。又、図4、図5に示す様に、紙粉回収部材53の他端部53bは、装置本体2側に設けられた係止部材41と当接しており、これにより、矢印Aの方向に付勢された紙粉回収部材53は、搬送ユニット40に対して図5に示す所定の位置に係止される構成となっている。又、図4に示す様に、この状態で、紙粉除去部材51は、駆動ローラ27aと当接し、当該駆動ローラ27aの回転駆動により、駆動ローラ27aに付着した紙粉が除去される構成となっている。尚、紙粉回収部材53は、装置本体2(又は、搬送ユニット40)に対して、着脱自在となるように設けられている。
次に、搬送ユニットの移動動作に伴う、紙粉回収部材の移動について説明する。搬送ユニット40を図1に示す矢印Xの方向に移動させ、当該搬送ユニット40を、図2、図5に示す状態から、装置本体2より引き出すと(上述の図3参照)、図6、図7に示す様に、当該搬送ユニット40の移動動作に連動して、紙粉回収部材53の他端部53bと装置本体2側に設けられた係止部材41との当接状態が解除されるとともに、上述の、搬送ユニット40に対する紙粉回収部材53の係止状態が解除される。そうすると、紙粉回収部材53は、弾性部材54により、矢印Aの方向に付勢されているため、当該係止状態の解除とともに、図6に示す様に、図中の矢印Aの方向に移動する。尚、この際、図6、図7に示す様に、紙粉回収部材53の一端部53aが、搬送ユニット40に設けられた係止部材55と係合する構成となっており、紙粉回収部材53の移動距離を規制する構成となっている。
そして、紙粉回収部材53が矢印Aの方向に移動すると、図6、図7に示す様に、紙粉回収部材53に保持された紙粉除去部材51も矢印Aの方向に移動し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの当接状態が解除されるとともに、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aが離間し、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aとの間に隙間が形成される。従って、紙粉除去部材51により除去され、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に堆積された紙粉が、上記隙間から、重力により、紙粉回収部材53へと落下するため、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aの接触部分の紙粉が回収されることになる。
又、本実施形態においては、上述のごとく、堆積紙粉除去部材52が設けられており、紙粉回収部材53が矢印Aの方向に移動すると、図4、図6に示す様に、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分近傍に堆積された紙粉Sが、堆積紙粉除去部材52により、図中の矢印Bの方向に押されて除去され、上記隙間から、重力により、当該紙粉が紙粉回収部材53へと落下し、紙粉回収部材53内に紙粉が回収される構成となっている。従って、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に紙粉が堆積するのを効果的に防止することが可能になる。そして、当該紙粉回収部材53を搬送ユニット40から取り外すことにより、紙粉回収部材53に溜まった紙粉を廃棄処分することが可能になる。
以上に説明した様に、本実施形態においては、搬送ローラである駆動ローラ27aと当接するとともに、駆動ローラ27aに付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材51と、紙粉除去部材51を保持するとともに、紙粉除去部材51により除去された紙粉を回収するための紙粉回収部材53を有する紙粉除去装置50を設ける構成としている。そして、搬送ユニット40の引き出し動作に連動して、紙粉回収部材53が移動することにより、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51が離間する構成としている。従って、紙粉回収部材53に溜まった紙粉を廃棄処分するまで、紙粉除去部材51が駆動ローラ27aの表面に常に接触した状態を回避することが可能になるため、紙粉除去部材51と駆動ローラ27aの接触部分に紙粉が堆積するのを防止することが可能になる。その結果、簡単な構成で、駆動ローラ27aの回転駆動により用紙搬送路80側に紙粉が移動するのを回避でき、用紙の搬送力低下によるジャム等の発生や、画像形成部60への紙粉の移動による異常画像の発生を抑制することが可能になる。又、駆動ローラ27aの回転駆動により、当該駆動ローラ27aの表面が紙粉除去部材51により損傷を受けにくくなるため、駆動ローラ27aの長寿命化を図ることが可能になる。
又、紙粉除去装置50は、紙粉除去部材51により除去され、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分近傍に堆積された紙粉Sを除去するための堆積紙粉除去部材52を更に有する構成としている。そして、紙粉回収部材53の移動動作に連動して、接触部分近傍に堆積された紙粉Sが、堆積紙粉除去部材52により除去されるとともに、紙粉回収部材53に回収される構成としている。従って、駆動ローラ27aと紙粉除去部材51との接触部分に紙粉が堆積するのを効果的に防止することが可能になる。その結果、簡単な構成で、駆動ローラ27aの回転駆動により用紙搬送路80側に紙粉が移動するのを確実に回避でき、用紙の搬送力低下によるジャム等の発生や、画像形成部60への紙粉の移動による異常画像の発生を確実に抑制することが可能になる。
又、紙粉除去部材51を、スポンジにより形成する構成としている。従って、駆動ローラ27aの回転駆動により、当該駆動ローラ27aの表面が紙粉除去部材51により更に損傷を受けにくくなるため、駆動ローラ27aの長寿命化を確実に図ることが可能になる。
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施形態においては、付着した紙粉が除去される搬送ローラとして、レジストローラ対27を構成する駆動ローラ27aを例に挙げて説明したが、他の搬送ローラ、例えば、両面搬送ローラ対36、37を構成する搬送ローラに付着した紙粉を、上述の紙粉除去装置50により除去する構成としても良い。
又、上記実施形態においては、複数の現像カートリッジ6C、6M、6Y及び6Bを有する現像ユニット6を備えたタンデム型カラー画像形成装置を用いて説明したが、本発明を、現像カートリッジを1つだけ備える画像形成装置に適用する構成としても良い。
更に、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、プリンタを示したが、複写機やファクシミリ等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明の活用例としては、搬送ローラ対に付着した紙粉を除去することができる複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置が挙げられる。
1…画像形成装置、2…装置本体、3…感光体、6…現像ユニット、7…中間転写ベルト、20…給紙カセット、13…転写ローラ、24…搬送ローラ対、25…搬送ローラ対、26…搬送ローラ対、27…レジストローラ対、27a…駆動ローラ、30…定着装置、31…分岐ローラ対、32…反転搬送ローラ対、33…排出ローラ対、34…用紙排出部、35…分岐ローラ対、40搬送ユニット、41…係止部材、50…紙粉除去装置、51…紙粉除去部材、52…堆積紙粉除去部材、53…紙粉回収部材、54…弾性部材、55…係止部材、56…固定用部材、60…画像形成部、80…用紙搬送路、P…用紙、S…紙粉、Pa…ジャム用紙
Claims (3)
- 画像形成部へ用紙を搬送するための搬送ローラと、前記搬送ローラを有するとともに、装置本体に対して引き出し可能に設けられた搬送ユニットと、を備える画像形成装置において、
前記搬送ローラと当接するとともに、前記搬送ローラに付着した紙粉を除去するための紙粉除去部材と、紙粉除去部材を保持するとともに、前記紙粉除去部材により除去された紙粉を回収するための紙粉回収部材を有する紙粉除去装置を更に備え、前記搬送ユニットの引き出し動作に連動して、前記紙粉回収部材が移動することにより、前記搬送ローラと前記紙粉除去部材が離間することを特徴とする画像形成装置。 - 前記紙粉除去装置は、前記紙粉除去部材により除去され、前記搬送ローラと前記紙粉除去部材との接触部分近傍に堆積された紙粉を除去するための堆積紙粉除去部材を更に有しており、前記紙粉回収部材の移動動作に連動して、前記接触部分近傍に堆積された紙粉が、前記堆積紙粉除去部材により除去されるとともに、前記紙粉回収部材に回収されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記紙粉除去部材が、スポンジにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008287173A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Kyocera Mita Corp | 紙粉除去具を備えた画像形成装置 |
US10983471B2 (en) | 2017-10-30 | 2021-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and conveying unit |
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