JP2006117254A - 包装体およびその製造方法 - Google Patents

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【課題】 確実にかつ容易に被収納物を取り出すことが可能な包装体を提供する。
【解決手段】 熱融着部16には、この包装体11の一部を引き裂いてストロー14を露出させるための切欠17が形成されている。この切欠17は、膨出部15の長辺方向Lに対して90°未満の角度で延び、引裂時に膨出部15まで引裂線が達するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料用のストローなど棒状の被収納物を収容する包装体およびその製造方法に関し、詳しくは、被収納物の取り出し容易性を高めた包装体およびその製造方法に関する。
従来、コーヒー牛乳やジュース等の液体飲料は、一般に紙基材の外面及び内面をポリエチレン等によって被覆して形成した包材からなる紙容器に充填されて販売されている。このような、容量が少なく消費者が一度で飲みきることができる紙容器には、包装されたストロー包装体がホットメルト接着剤やヒートシールにより、容器の外面に貼着されている。
一般にストローの包装体は、ポリエチレンやポリプロピレンフィルムから形成され、熱融着により周縁がシールされている。消費者は、このストローを使用して紙容器に形成されたストロー差込口からストローを刺し込み、ジュースなどの内容物を吸引して飲用する。こうしたストローを、紙容器に貼着された包装体から取り出す際には、包装体が紙容器に貼着された状態で包装体の上からストローを押し下げて、下部から包装体のフィルムを破りストローを取り出すのが一般的である。また、紙容器から包装体を剥がし取り、ストローを押しながら包装体のフィルムを破り、ストローを取り出して使用することも行われている。
しかしながら、上述したような包装体の開封方法においても、包装体を構成するフィルムが破れにくく、子供やお年寄りには容易に開けにくく、簡単にストローを取り出すことが困難であった。これは、ストローを収容する包装体が、飲料メーカーにおいて飲料を充填した紙容器に、包装体が複数個連なったストローラダー(包装体ユニット)から、ストローアプリケーターによりストローを収容する包装体が一本ずつ切りとられて紙容器に貼着され、梱包後、輸送され販売店から消費者に届くまでの間、収容されたストローを衛生的に保つために包装体の熱融着部の熱融着強度を一定水準以下には下げられないことによるものである。こうした事情は包装体を構成するフィルム強度についても同じである。また、従来、ストローの包装体には明確な開け口がなく、個々人で開け方が異なり、場合によっては非常に開けにくい包装体となってしまう場合があった。
このような、包装体の開封性を向上させるために、包装体の周縁を直線的にすることなく、裂けやすい鋸歯状に形成したものが知られている。しかし、包装体を構成するフィルムの種類によっては裂け難いフィルムもあった。ストローラダーからストロー包装体を切り取る際の切取線を直線的にすることなく、裂けやすい鋸刃状にギザギザにした切取線とする方法は公知である。フィルムによっては裂け難いフィルムもあるが、2軸延伸ポリプロピレンフィルム等を使用することで、開封のきっかけからフィルムを破ることはできた。しかし、ストローのような剛直なものの場合、開封のきっかけをつまんでせん断を加えるのはやりにくく、開封方向にストローがあると十分な開口部が得られず、ストローを収容していない包装袋は包装袋の長辺方向に対して直角方向に開けることはできるが、ストロー包装体ではストローを取り出すためにさらにストローを開封部まで押し出さなければ、ストローを取り出すことができなかった。
そこで、例えば特許文献1には、ストローの包装体にミシン目や切り欠きを形成する方法が開示されている。また、特許文献2には、色々な形状の切取線を中心に包装体のフィルムを左右に引っ張ることで、切取線から包装体のフィルムが切断し、包装体を開封できるストローの包装物が提案されている。
さらに、特許文献3には、ストローの連続包装体の各ストロー間の密着された平面的な中間部にストロー間の切断線と交差する多数の切り込み線を狭い範囲に集中して形成する方法が提案されている。そして、特許文献4には、包装体を容器に貼付した状態で開封を容易にしたものとして、包装体に引き裂き用のタブを設ける方法が提案されている。
実開昭63−137768号公報 特開平11−349072号公報 実開平6−18271号公報 特開2003−40334号公報
しかしながら、特許文献1に開示された包装体では、開封を容易にするとされるミシン目から包装体の内部に異物混入の恐れがあり、収容したストローの衛生上好ましくないという課題があった。
また、特許文献2に開示された包装体では、包装体を構成するフィルムの強度が高い場合、単純に引っ張るだけでは容易に切断できない場合があり、切取線から切れ目が伝播するように力を加える等、消費者側の開封時の工夫が求められていた。また、包装体が飲料容器に貼付された状態では、ストローの包装体の端部(短辺)をつかんで引っ張り、包装を全周に渡って引きちぎることは、収容されたストローが邪魔になり、つかみ代が小さく開けにくいばかりでなく、貼着部が障害になり包装体を開封できない場合もあった。
さらに、特許文献3に開示された包装体では、ストロー間の複数の位置から引き千切ることは可能であっても、切り込み線は、深さが浅く完全に切り込まれているわけではないので、指先で、切り込み線を挟んだ両側のフィルム辺を指でつまんでせん断力を加える必要があり、包装されたストローが邪魔になり誰でもが容易に開封できるというものではなかった。そして、こうした包装体が飲料容器に貼着された場合、小さな包装体中のフィルムの2箇所をつかみ、引っ張って開封しなければならないため、飲料容器を片手で持って開封しようとした場合、開封が困難であった。
特許文献4に開示された包装体は、タブを形成し、凸面側のフィルムだけを引き裂く、あるいは剥がす方法であるが、タブが薄いフィルム1枚からなっており、つかみ代が十分に確保できないために子供やお年寄りには容易に開封することが難しく、タブを引っ張ったときに熱融着部から根切れを起こしてしまう懸念もあった。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、包装体が容器に貼付された状態であっても確実にかつ容易に被収納物を取り出すことが可能な包装体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、棒状の被収納物の外形に倣った細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、前記第1フィルムとともに前記被収納物を包む第2フィルムとからなる略長方形の収納部に被収納物が収容され、前記熱融着部に切欠を有する包装体であって、前記切欠は、少なくとも一端が前記膨出部の長辺方向に対して90°未満の角度で、近いほうの短辺に向けて設けられ、前記膨出部に引裂線が到達する切欠であることを特徴とする包装体が提供される。
また、本発明によれば、棒状の被収納物の外形に倣った細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、前記第1フィルムとともに前記被収納物を包む第2フィルムとからなる略長方形の収納部に被収納物が収容され、前記熱融着部に切欠を有する包装体であって、前記切欠は、前記膨出部の短辺に連なる熱融着部に形成されていることを特徴とする包装体が提供される。
前記第1フィルムと第2フィルムの少なくともいずれか一方、または両方は、2軸延伸ポリプロピレンフィルムで形成されればよい。前記被収納物はストローであればよい。
また、本発明によれば、上述した包装体を飲料製品の外面に貼付したことを特徴とするストロー付き飲料製品が提供される。
さらに、本発明によれば、上述した包装体が複数個連なった包装体ユニットであって、互いに隣接する包装体の前記熱融着部にまたがって前記切欠が形成されることを特徴とする包装体ユニットが提供される。
そして、本発明によれば、ストローの外形に倣って膨出した細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、第1フィルムとともに前記ストローを包む第2フィルムとからなるストロー包装体が複数個連なった包装体ユニットから、個々のストロー包装体を分離する際、または分離した後に、前記融着部のうち、前記膨出部の短辺に連なる部分に切欠を形成することを特徴とするストロー包装体の製造方法が提供される。また、こうしたストロー包装体の製造方法により得られたストロー包装体を飲料製品の外面に貼付したことを特徴とするストロー付き飲料製品が提供される。
本発明の包装体によれば、ストローなどの棒状の被収納物を取り出すために包装体を引き裂く場合に、包装体に少なくとも一端が膨出部の長辺方向に対して90°未満の角度で近いほうの短辺に向けて、膨出部に引裂線が到達する切欠が形成されているので、この切欠を引くことで切断線が膨出部まで伝播し、包装体が容器に貼付された状態であっても、包装体に開口部を得ることが容易である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1および図2に被収納物としてストローを収容した本発明の包装体を示す。略長方形の包装体11は、第1フィルム12と、第2フィルム13とから形成されている。第1フィルム12には、棒状の被収納物、例えばストロー14を収容する細長い膨出部15を備えている。また、第1フィルム12と第2フィルム13とは、周縁部で互いに熱融着され、所定幅の熱融着部16を形成している。これにより、膨出部15内は密閉され、膨出部15に収容されるストロー14は塵埃等で汚染されることが防止される。
熱融着部16には、この包装体11の一部を引き裂いてストロー14を露出させるための切欠17が形成されている。この切欠17は、膨出部15の長辺方向Lに対して90°未満の角度で図1の上方にある近いほうの短辺18に向けて延び、引裂時に膨出部15まで引裂線が達するように形成されている。引裂線は、切欠17の膨出部15に近いほうをまっすぐに延長した仮想の線であり、切欠17を基点として引裂いた際に切断することが予想される線である。また、この切欠17は、第1フィルム12と第2フィルム13とを貫通している。
こうしたストロー14を収容した包装体11が連続して1列に複数個連なることによって、包装体ユニット(ストローラダー)5が形成される。切欠17は、こうした包装体ユニット5を構成する隣接する包装体11どうしの熱融着部16にまたがって一括して形成されていればよい。
本発明の図1、図4〜図6に示す例で、ストロー14を収容した第1フィルム12と第2フィルム13の長辺方向の熱融着部16に切欠17を設けている為、その切欠17を基点として包装体11を容易に破ることができる。さらに、切欠17の向きを包装体11においてストロー14の端部側に開口部が得られるように、膨出部15の長辺方向Lに対して直角方向や平行方向でなく、90°未満の角度で近い方の短辺18に向けて延び、かつ切欠17を延長した引裂線が膨出部15の第1フィルム12と第2フィルム13との融着部のシール際20に達するようにすることによって、図3に示すように、この切欠17から包装体11を引き裂いた際に、第1フィルム12の切れ込みの進行がストロー14によってさえぎられることなく、容易に端部に開口部19が得られる。切欠の向きが膨出部15の長辺方向Lと直角の向きに形成されていると、切り裂いても切れ込みの進行がストロー14に妨げられ、十分な開口部が得られず、ストローを円滑に取り出すことは困難である。
次に本発明における切欠の作用について説明する。飲料容器に貼付された状態で、切欠の近傍をつかみ切断すると、例えば、切欠17の形成位置が包装体11の端部に寄っている場合には、図3Aに示すように、包装体11の切断線Aはまず切欠17に従って伝播し、次の段階では、熱融着部分の第1フィルム12と第2フィルム13とのシール際X1から切断線が分離し、第1フィルム12の切断線Aaは図3A中のY1地点へ、第2フィルム13の切断線Abは図3A中のY2地点へそれぞれ伝播し、これにより、ストロー14を取り出すのに十分な開口19が形成される。
一方、図3Aの切欠17よりも切欠17の形成位置が包装体11の端部から離れている場合には、図3Bに示すように、包装体11の切断線Bはまず切欠17に従って伝播し、次の段階では、熱融着部分の第1フィルム12と第2フィルム13とのシール際X2から切断線が分離し、第1フィルム12の切断線Baは膨出部15を横断して反対側の熱融着部16のY3地点へ、第2フィルム13の切断線Bbはストロー14の長辺方向にそってY4まで伝播する。
さらに、第1フィルム12の切断線Baは熱融着部16のY3地点からシール際に沿って伝播し、熱融着部16の際Y5まで達する。これにより、ストロー14を取り出すのに十分な開口19が形成される。
図3A及び図3Bから明らかなように、第2フィルム13の膨出部15に接する部分は切れることなく飲料容器の表面上に残ったままで容易に包装体11が開口し、ストロー14を取り出すことができる状態となる。この場合、小さな端部近傍のフィルム片のゴミが発生することも無く都合がよい。
こうした熱融着部に形成する切欠の形状のバリエーションとしては、図4Aおよび図4Bに示すように、切欠22の開始部分は包装体11の長辺方向に対して直角に近い方が、引き裂き開始が容易であり好ましく、1〜2mm進入後、切欠22の角度αを膨出部15の長辺方向に対して近い方の短辺18を向く方向に、好ましくは5〜85°、より好ましくは20〜70°とし、長さは、0.1〜1mm程度有していることが好ましい。切欠22を基点として引き裂いた場合、膨出部15まで矢印付き破線で示す引裂線21が到達する角度及び長辺上の位置を特定して切欠22を入れる必要がある。角度αが小さすぎると引裂線21が膨出部15に到達しない。
また、図5Aに示すように、ストロー14に対して単純に直線的に斜めに傾斜させた形状の切欠24であってもよい。切欠24を基点として引き裂いた場合、膨出部15まで到達するような角度、方向及び長辺上の位置を特定した切欠24を形成すれば良い。また、図5Bに示す位置に切欠24があってもよく、図5A、図5Bに示す位置に切欠24が両方とも1つの包装体に2箇所存在していてもよい。図5Cには、図5Aの場合の引裂線21、角度αを示す。
上述したような各実施形態に示す切欠は、特許文献3のように1箇所に複数本形成すると、包装体が多数連なったストローラダー(包装体ユニット)の切断に支障をきたすことがあるので、一箇所に1本とすることが好ましい。
本発明のさらに別な実施形態を図6に示す。この実施形態では、包装体31が連なった包装体ユニット(ストローラダー)32に形成される切欠33に段差を設けることによって、包装体31を構成するフィルムにタブ34を設けている。こうしたタブ34によってつかみ代が大きくなり、開封に当たってフィルムをつかみやすくなる。包装体31に用いられるフィルムは、透明性があるため単に切欠を設けただけでは、視認し難いこともあるが、本実施形態の如く段差をつけることで容易に視認可能となり、つかみ易さも増加する。
更に別な実施形態として、図7に示すように、包装体41の熱融着部42のうち、膨出部43の短辺に連なる熱融着部45に切欠44を形成するのも好ましい。切欠44が包装体41の端部の熱融着部45に、膨出部43の長辺方向Lと平行な向きに形成した場合は、長辺方向Lに向けて容易に開口部を得ることができる。この場合の切欠44は、膨出部43の中心に合わせておくほうが好ましく、中心からずれて膨出部43と、隣接する包装体41の膨出部43との間の熱融着部46に設けた場合は、切欠を引いても熱融着部46を切るだけになり、開口部が得られない恐れがある。
本発明の包装体を構成するフィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂からなり、その厚みは通常5〜50μm、好ましくは15〜40μmの無延伸または延伸された、単層あるいは多層のフィルムが用いられる。これらのうち、延伸された2軸延伸フィルムが好ましく、2軸延伸ポリプロピレンフィルムが特に好ましい。2軸延伸ポリプロピレンフィルムは第1フィルムおよび第2フィルムの少なくとも一方に用いられればよいが、双方が2軸延伸フィルムであることがより好ましい。
2軸延伸ポリプロピレンフィルムは、切欠があるとその部分から容易に引き裂けるので、各種包装体でも切欠を設ける場合があるが、容器に貼付されたストロー等、棒状の特定の形状を有する被収納物は、液状、ペースト状の被収納物と異なり、包装体とストローとが比較的密着してぴったりと包装されているためストローが引き裂きの際の切断線の伝播を阻害し、引き裂きの抵抗となるばかりか、引き裂かれる方向が所望の方向とならず、包装体に十分な開口部を得ることは容易ではない。本発明では、切欠の形状、位置を特定のものとすることによってストロー等の棒状物があっても引き裂かれる切断線が容易に伸張し、十分な開口部を得ることができるようになった。
熱融着部に切欠部を形成するには、2つの方法があり、1つは先のストローの包装体が連続して設けられたストローラダー(包装体ユニット)に切り欠き部を回転式のカッターで形成する方法である。いま1つは、容器にストローを貼着する工程においてストローラダーからストローを収容した個々の包装体を1本1本に切断して分離すると同時にまたは分離した後に、切欠を形成する方法である。
ストローラダー(包装体ユニット)に切欠を設けると、特にストロー包装体の短辺の熱融着部に切欠を設けた場合、容器に貼着する工程で、ストローラダーにはある程度の張力がかかるため、切欠が開始点となりストローラダーが切れてしまうというトラブルが発生する恐れがあるものの、ストローラダーの段階で、ストローとストローの間の熱融着部に切欠を設ける方法は比較的容易であり好ましい。
また、容器にストロー包装体を貼着する工程で切欠を形成する方法は、いずれの位置に切欠を入れることにも適している。特に、上述した図7に示す実施形態は、長方形の包装体41の短辺上であって、膨出部43の2辺の長尺辺の延長線Pに挟まれた位置に切欠44を有している包装体41であるため、ストローラダーが切れる可能性があるが、容器にストローを貼着する工程で切込を入れることにより、ストローラダーが切れてしまうトラブルが無く製造することが可能となり好ましい。
図8に示すように、本発明のストロー付き飲料製品51は、本発明の包装体52にストロー14が包装され、包装体52が飲料製品50の周面に貼付されたものである。包装体52の貼付はヒートシールまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体などのエチレンと極性モノマーの共重合体を用いたホットメルト接着剤が用いられる。また、貼付ポイント53は通常2箇所である。
本発明のストロー付き飲料製品51は、飲料製品に貼付された状態での包装体52からのストローの取り出しが容易である。小さな包装体52のフィルムの2カ所をつかんで引っ張って開封せずとも、ストロー付き飲料製品51を片手で持ち、残る手の指先で包装体52の切欠54の上部1カ所を軽くつかみ上方に引っ張るだけで、ストローが取り出せるだけの開口部を、切り裂き時の抵抗をほとんど感じることなく得ることができる。
包装体52の切欠54はストロー付き飲料製品51の飲み口(ストロー挿入口)55を上にしたときに、上側にあることが好ましい。下側にあると、包装体52の開封後にストロー14が脱落してしまうおそれがあるからである。さらに、上側の切欠54の開始点が貼付ポイント53と重なる位置にあるか、貼付ポイントより上にあることが、包装体52を構成するフィルムをつかみやすく開封が行い易いため好ましい。
また、切欠54の開始点が貼付ポイント53と重なる位置にあれば、切欠54が貼付ポイント53に固定されることにより、不測の力で切断線が延びることが無く、かつ切り裂いて開封する際に飲料容器50上に残る包装体14の第2フィルム部分が固定されているため、極めて容易に開封することが可能となるため、より好ましい。
切欠54を示す印刷を行うことも、消費者に使いやすくするための有効な手段である。
本発明の包装体(包装体ユニット)の1例を示す斜視図である。 本発明の包装体を示す断面図である。 本発明の包装体の作用を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す平面図である。 本発明のストロー付き飲料製品を示す斜視図である。
符号の説明
5・・包装体ユニット、11・・包装体、12・・第1フィルム、13・・第2フィルム、14・・ストロー、15・・膨出部、16・・熱融着部、17・・切欠

Claims (8)

  1. 棒状の被収納物の外形に倣った細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、前記第1フィルムとともに前記被収納物を包む第2フィルムとからなる略長方形の収納部に被収納物が収容され、前記熱融着部に切欠を有する包装体であって、
    前記切欠は、少なくとも一端が前記膨出部の長辺方向に対して90°未満の角度で、近いほうの短辺に向けて設けられ、前記膨出部に引裂線が到達する切欠であることを特徴とする包装体。
  2. 棒状の被収納物の外形に倣った細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、前記第1フィルムとともに前記被収納物を包む第2フィルムとからなる略長方形の収納部に被収納物が収容され、前記熱融着部に切欠を有する包装体であって、
    前記切欠は、前記膨出部の短辺に連なる熱融着部に形成されていることを特徴とする包装体。
  3. 前記第1フィルムと第2フィルムの少なくともいずれか一方、または両方は、2軸延伸ポリプロピレンフィルムで形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記被収納物はストローであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装体。
  5. 請求項4に記載の包装体を飲料製品の外面に貼付したことを特徴とするストロー付き飲料製品。
  6. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装体が複数個連なった包装体ユニットであって、互いに隣接する包装体の前記熱融着部にまたがって前記切欠が形成されることを特徴とする包装体ユニット。
  7. ストローの外形に倣って膨出した細長い膨出部を有する第1フィルムと、前記第1フィルムとの間で周縁に熱融着部を形成し、第1フィルムとともに前記ストローを包む第2フィルムとからなるストロー包装体が複数個連なった包装体ユニットから、個々のストロー包装体を分離する際、または分離した後に、前記融着部のうち、前記膨出部の短辺に連なる部分に切欠を形成することを特徴とするストロー包装体の製造方法。
  8. 請求項7に記載のストロー包装体の製造方法により得られたストロー包装体を飲料製品の外面に貼付したことを特徴とするストロー付き飲料製品。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618271U (ja) * 1992-08-17 1994-03-08 三陽紙器株式会社 ストロー連続包装体
JPH11349072A (ja) * 1998-06-09 1999-12-21 Zuiichi:Kk 切取線を有するストロ―包装物

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