JP2006115547A - 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光検出におけるダイナミックレンジを柔軟に拡大する。
【解決手段】 V選択手段7によって選択行22と第1シャッタ行23と第2シャッタ行24を選択し、1フレームを任意に3分割し、そのうち2期間の信号を独立に出力する。1フレームを500行期間で構成した場合、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間を400行、第2シャッタ行から選択行までの間を5行とすると、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間の出力1は蓄積期間の長い、低照度の領域を鮮明に撮った画像となり、第2シャッタ行から選択行までの間の出力2は蓄積期間の短い、ダイナミックレンジが80倍にわたる高照度の領域を飽和せずに映した画像となる。これらの出力1と出力2の各画像を合成することにより、広ダイナミックレンジの画像を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法に関し、特に光検出におけるダイナミックレンジの拡大を図った固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法に関するものである。
図9は従来の固体撮像装置を示す構成図、図10は図9の固体撮像装置を構成する1つの画素周辺を示す回路図、図11は図10に示した回路の動作を示すタイミングチャートである。
図9に示した固体撮像装置102は、具体的にはCMOS光センサーであり、半導体基板上に形成された画素部104、V選択手段106、H選択手段108、タイミングジェネレータ110(TG)、S/H・CDS部112、定電流部114Aなどを含んでいる。画素部104には、多数の画素がマトリクス状に配列され、各画素が光を検出して生成した電気信号が、タイミングジェネレータ110からのタイミングパルスにもとづきV選択手段106およびH選択手段108により順次選択され、水平信号線116から出力部118を通じて出力される構成となっている。
図10に示したように、画素120は、フォトダイオード122、電荷量に応じた大きさの電圧を生成する電荷電圧変換手段であるフローティングディフュージョン部124(FD部124)、転送パルスが供給されたときフォトダイオード122をFD部124に接続する転送ゲート126、リセットパルスが供給されたときFD部124を電源Vddに接続するリセットゲート128、FD部124の電圧を出力する増幅トランジスタ130を含んで構成されている。
フォトダイオード122は、アノードがグランドに接続され、カソードは、転送ゲート126を構成するN型のMOSFET(MOS電界効果トランジスタ)のソースに接続されている。同MOSFETのドレインはFD部124に接続され、またゲートにはV選択手段106より転送パルス132が供給される。リセットゲート128もN型のMOSFETにより構成され、そのソースはFD部124に、ドレインは電源Vddにそれぞれ接続され、ゲートにはV選択手段106よりリセットパルス134が供給される。
増幅トランジスタ130を構成するN型のMOSFETのゲートはFD部124に接続され、ドレインは電源Vddに接続されている。増幅トランジスタ130と垂直信号線136との間には、N型のMOSFETから成るアドレスゲート138が介在し、そのゲートにはV選択手段106からアドレスパルス140が供給される。そして、増幅トランジスタ130のソースはアドレスゲート138のドレインに接続され、アドレスゲート138のソースは垂直信号線136に接続されている。
垂直信号線136は、マトリクス状に配列された画素120の各列ごとに設けられ、同一の列に属する画素120のアドレスゲート138のソースはすべて対応する垂直信号線136に接続されている。垂直信号線136の一端は、画素部104の外に配置された定電流部114Aにおいて定電流源114に接続され、この定電流源114により垂直信号線136に一定の電流が流されている。垂直信号線136の他端は、画素部104の外に配置されたS/H・CDS部112に接続されている。
S/H・CDS部112には、各垂直信号線136ごとにS/H・CDS回路146が設けられている。各S/H・CDS回路にはタイミングジェネレータ110から第1および第2のサンプリングパルス148、150が供給されており、S/H・CDS回路146は、これらのサンプリングパルスにもとづき、増幅トランジスタ130が垂直信号線136に出力した、フォトダイオード122からの信号電荷によりFD部124が生成した電圧(光検出電圧)、およびリセット時のFD部124の電圧(オフセット電圧)をそれぞれ保持するとともに、2つの電圧の差に対応する電圧を出力する。なお、S/H・CDS回路146にオフセット電圧を保持させる場合は第1および第2のサンプリングパルス148、150が同時に供給され、光検出電圧を保持させる場合は第2のサンプリングパルス150のみが供給される。
各垂直信号線136ごとのS/H・CDS回路146の出力信号は、タイミングジェネレータ110からのタイミング信号にもとづいて動作するH選択手段108により順次選択されて水平信号線116に出力され、出力部118を通じて出力される。出力部118は詳しくは増幅回路、AGC回路、A/D変換器などにより構成されている。
次に、このように構成された固体撮像装置102の動作について、図11をも参照しつつ、画素120における動作を中心に説明する。
V選択手段106はタイミングジェネレータ110からのタイミングパルスにもとづき動作して、画素部104の行を選択し、選択した行に属する画素120に対し、タイミングT1でアドレスパルス140(ハイレベル)を出力する。このアドレスパルス140は、各画素120においてアドレスゲート138に供給され、その結果、アドレスゲート138がオンして増幅トランジスタ130が垂直信号線136に接続される。
次に、V選択手段106はタイミングT2においてリセットパルス134を出力し、これによりリセットゲート128がオンしてFD部124は電源Vddに接続され、FD部124に蓄積している電荷(電子)が排除される。そして、このリセット状態のFD部124の電圧が増幅トランジスタ130により垂直信号線136に出力される。なお、増幅トランジスタ130は、アドレスゲート138がオンしているときは、定電流源114とともにソースフォロワー回路を形成するので、ゲート電圧、すなわちFD部124の電圧に追従した電圧が増幅トランジスタ130から垂直信号線136に低インピーダンスで出力される。
つづいて、タイミングT3において、タイミングジェネレータ110は垂直信号線136ごとに設けられた各S/H・CDS回路146に第1および第2のサンプリングパルス148、150を出力し、増幅トランジスタ130により垂直信号線136に出力されたオフセット電圧を保持させる。
その後、タイミングT4において、V選択手段106は転送パルス132を出力し、転送ゲート126をオンさせてフォトダイオード122がタイミングT4までに受光して蓄積した電荷(電子)をFD部124に転送させる。FD部124は転送された電荷量に応じた電圧を生成し、増幅トランジスタ130はその電圧を、低インピーダンスで垂直信号線136に出力する。
そして、タイミングジェネレータ110はタイミングT5で、垂直信号線136ごとに設けられた各S/H・CDS回路146に第2のサンプリングパルス150を出力する。このとき、各S/H・CDS回路146は、増幅トランジスタ130が垂直信号線136に出力している電圧を保持するとともに、先に保持しているオフセット電圧と、新たに保持した光検出電圧との差を算出して、オフセット分を除去した、フォトダイオード122への入射光量に対応する大きさの電圧を出力する。
なお、上記オフセット分は画素120ごとに大きさが異なるため、このようにS/H・CDS回路146によりオフセット分を除去することで、オフセットのバラツキによるノイズを除去することができる。
各垂直信号線136ごとのS/H・CDS回路146の出力信号は、タイミングジェネレータ110からのタイミングパルスにもとづきH選択手段108により順次選択されて水平信号線116に出力され、出力部118を通じ画像信号として出力される。
その後、V選択手段106はタイミングT6においてアドレスパルス140をローレベルに戻し、その結果、アドレスゲート138がオフして増幅トランジスタ130が垂直信号線136から切り離され、1行分の画素120に関する動作が完了する。
以降、V選択手段106は、タイミングジェネレータ110からのタイミングパルスにもとづき動作して、画素120の各行を順次選択する。そして、各行ごとに上述のような動作が行われ、V選択手段106がすべての行を選択したところで、すべての画素120により生成された画像1枚分の画像信号が出力されることになる。
しかし、このような固体撮像装置102では、フォトダイオード122が生成した電荷がオーバーフローするまでの範囲、すなわちフォトダイオード122の飽和レベルまでの範囲の光量しか検出することができず、光量が飽和レベルを越えた場合には、FD部124には一定量の信号電荷しか転送されないため、FD部124が生成する電圧は一定となり、飽和状態となってしまう。したがって、たとえば被写体の暗い部分に絞りやシャッタ速度を合わせた場合には、被写体の明るい部分は、フォトダイオード122が飽和してしまうことから、たとえば真っ白に撮影されてしまい、映像を得ることができないといった問題が生じていた。
この問題の解決を図るべく、特開平11−313257号公報には、入射光量の対数に対応した信号を出力するようにしてダイナミックレンジを拡大した固体撮影素子が開示されている。しかし、この固体撮影素子では、コンデンサーを使用していることから、その充放電に時間がかかり、残像が生じるという欠点がある。また、構造的に、雑音が少ないという長所を有している埋め込みフォトダイオード(フォトダイオード表面の絶縁膜とフォトダイオードとの間にたとえばP+層が形成されている)を使用できないため、画質が劣るという問題がある。そして、画素回路の構成要素が多いため、小型化が困難である。
また、シャッタ速度、したがってフォトダイオード122における電荷蓄積時間を変え、フォトダイオード122が飽和しないような短い時間と、充分に長い時間とで撮影して、各撮影画像を合成することでダイナミックレンジを拡大するといった手法も知られているが、この方法では、ラインメモリーやフレームメモリーが必要なために装置が大型化し、またコスト高となってしまう。そして、感光期間の異なる2つの信号を合成するので、動く被写体への適用が困難である。さらに、画素部の隣接行間で電荷蓄積時間を変えることにより、メモリーを不要にする技術も知られているが、この技術では画素の隣接行間での演算処理が必要であるため、装置が大型化し、また構成が複雑となる。さらに、2画素で1つの信号を生成するので解像度が劣化する。
そこで、本件出願人は、これらの問題を解決すべく、特願2001−201601号、特願2001−276529号、及び特願2001−286457号(以下、先行出願という)において、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して常に良好な広ダイナミックレンジの撮影を行うことができる固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法について提案した。
これらの発明は、通常の光信号に加え、広ダイナミックレンジの光信号を出力することを内容としている。
しかしながら、これらの発明においては、フォトダイオード(PD)から電荷が溢れるほど入射光が強いときに、初めて広ダイナミックレンジ信号が発生するので、入射光が弱いときには、光量に比例しないという課題がある。したがって、通常信号と広ダイナミックレンジ信号から正確な光強度を算出することが容易でなく、監視カメラ等の用途では、それほど問題がないが、マシンビジョンや計測器などの光量を正確に知りたい用途には適用しにくい。
また、カラー化した場合に、光強度が不正確だと、色の合成が不正確になり、色が不自然になるという課題もある。さらに、FD部は、コンタクトを落とすため、暗電流が大きい。ここに電荷を蓄積するので、広ダイナミックレンジ信号に大きな暗電流が乗り、S/Nが悪くなるという課題もある。
そこで本発明の目的は、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことを可能とし、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を実現する固体撮像装置の駆動方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、複数の画素がマトリクス状に配列された画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段とを有する固体撮像装置において、前記垂直選択手段は、前記画素部の少なくとも2つの画素行を選択し、順次シフトさせていく機能を備え、前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択された2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出す機能を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数の画素がマトリクス状に配列された画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段とを有する固体撮像装置の駆動方法において、前記垂直選択手段によって前記画素部の少なくとも2つの画素行を選択し、順次シフトさせていき、前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出すことを特徴とする。
本発明の固体撮像装置では、垂直選択手段によって2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処理手段によって読み出すことから、上述した先行出願のように光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得ることができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可能となる。
また、特別な回路の追加を施すことなく実現できる。したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を提供するが可能となる。
本発明の駆動方法では、垂直選択手段によって2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処理手段によって読み出すことから、上述した先行出願のように光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得ることができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可能となる。
また、特別な回路の追加を施すことなく実現できる。したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を実現できる駆動方法を提供するが可能となる。
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による固体撮像装置の一例を示す構成図、図2は図1の固体撮像装置を構成する画素周辺を示す回路図、図3は図1の固体撮像装置に係わるFD電子シャッタ行と選択行との関係を示す説明図、図4は図2の画素に係わる動作を示すタイミングチャートである。図1、図2において図9、図10と同一の要素には同一の符号が付されており、それらに関する詳しい説明はここでは省略する。以下では、これらの図面を参照して本発明による固体撮像装置の一例について説明し、同時に本発明による固体撮像装置の駆動方法の実施の形態例について説明する。
図1、図2に示したように、実施の形態例の固体撮像装置2では、マトリックス状に画素120が並べられた画素部104の各画素列に対して、S/H・CDS回路4(図2)が新たに設けられている。S/H・CDS回路4は、タイミングジェネレータ6(図1)からのサンプリングパルス148、150’にもとづいて、垂直信号線136に出力されている電圧を保持し、異なるタイミングで保持した2つの電圧の差を算出し、オフセット分を除去して信号成分を出力する。
なお、S/H・CDS回路4は、図1に示したS/H・CDS部10に配置されている。
また、本実施の形態例では、図1に示したように、S/H・CDS部10とともにH選択手段12が新たに設けられ、S/H・CDS部10のS/H・CDS回路4の出力信号は、H選択手段12により順次選択され水平信号線14を通じ出力部16から出力される。
ここで出力部16は本実施の形態例では可変利得増幅回路及びA/D変換器等により構成されており、また、水平信号線116からの信号を出力する出力部118も可変利得増幅回路及びA/D変換器等により構成されている。
タイミングジェネレータ6は、従来同様、V選択手段7、H選択手段108、S/H・CDS部112にタイミングパルスを供給するとともに、上記S/H・CDS部10およびH選択手段12にタイミングパルスを供給する。
定電流源114(図2)は、詳しくは、一例として閾値電圧Vthが0.45VのMOSトランジスタ114Bにより構成され、そのゲートは0.8Vの電源線114Cに、ソースはグランドにそれぞれ接続され、垂直信号線136が0.4V以上の場合、約10μAの定電流を垂直信号線136に流す。S/H・CDS回路4、146の入力部にはコンデンサーが直列に挿入されているので、S/H・CDS回路4、146側に直流電流が流れることはない。
以上の構成は、上述した先行出願(特願2001−201601号、特願2001−276529号、特願2001−296457号)に示す構成とほぼ同様のものであり、図2において、V選択手段7によって各画素120のアドレスゲート138に対するアドレスパルス140をオンすることにより、増幅トランジスタ130と画素部外の定電流源114がソースフォロアを組むので、垂直信号線136の電位が増幅トランジスタ130のゲート電圧すなわちFD部124の電位に追従した値となることも同様である。
しかし、本実施の形態例で上述した先行出願と異なる点は、その駆動タイミングである。
以下、本実施の形態例の固体撮像装置2の駆動タイミングについて、図3および図4をも参照しつつ説明する。
本実施の形態例の固体撮像装置2において、V選択手段7は、選択行と第1シャッタ行と第2シャッタ行を選択し、対応する画素配線を駆動する。図3に示すように、この選択行22と第1シャッタ行23と第2シャッタ行24は、一定の間隔をおいて矢印Aで示す方向に1行ずつ順次シフトさせつつ進んでいく。V選択手段7がすべての行を選択したところで、すべての画素120により生成された1枚分の画像信号が出力されることになる。
図4は、第1シャッタ行と第2シャッタ行と選択行とそれ以外の行の駆動タイミングを示しており、1行期間のうち、画像を駆動するところを記載している。実際には、タイミングT0で示すように、画素を駆動しない期間が大部分を占めている。
まず、図4(A)に示すように、画素に第1シャッタ行が来ると、タイミングT9でFD部124がリセットされ、タイミングT11でフォトダイオード122の光電荷がFD部124に転送される。よって、ここで一旦フォトダイオード122が空になるが、ここからまたフォトダイオード122への光電荷の蓄積が始まる。
次に、図4(B)に示すように、第2シャッタ行が来る。画素は、タイミングT8でアドレスがオンし、垂直信号線136の電位が第2シャッタ行のFD部124の電位に追随するようになる。ここで、タイミングT9でFD部124がリセットされ、タイミングT10のときの垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に入力する。
次に、タイミングT11でフォトダイオード122の光電荷がFD部124に転送され、タイミングT12のときの垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に入力する。S/H・CDS回路146は、これら2つの信号の差分を取り、保持する。この差分信号は、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間にフォトダイオード122に入った光信号である。
この後、タイミングT13でアドレスがオフする。
次に、図4(C)に示すように、選択行が来る。画素は、タイミングT1からタイミングT7の期間に駆動される。駆動方法は第2シャッタ行と同じである。タイミングT4とタイミングT6の垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路4に入力し、S/H・CDS回路4は、これら2つの信号の差分を取り、保持する。この差分信号は、第2シャッタ行から選択行までの間にフォトダイオード122に入った光信号である。
次に、S/H・CDS回路146とS/H・CDS回路4に保持した信号は、それぞれH選択手段108、12によって順番に水平信号線116、14に読み出され、出力部118、16を通して出力される。
よって、出力部118からの出力信号(出力1)は第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間の光信号、出力部16からの出力信号(出力2)は第2シャッタ行から選択行までの間の光信号である。このようにして、1フレームを任意に3分割し、うち2期間の信号を独立に出力することができる。
これを用いて次のように広ダイナミックレンジ化することができる。
例えば、1フレームを500行期間で構成した場合、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間を400行、第2シャッタ行から選択行までの間を5行とすると、出力部118からの出力信号(出力1)は蓄積期間の長い、低照度の領域を鮮明に撮った画像となり、出力部16からの出力信号(出力2)は蓄積期間の短い、ダイナミックレンジが80倍にわたる高照度の領域を飽和せずに映した画像となる。
2つの出力信号とも、入射光量に対してリニアな信号であり、その比はシャッタ行の位置から明確に計算できる。2つのシャッタ行の位置を調節することで、2つの出力信号の感度は独立に可変である。これらの出力信号を合成することにより、広ダイナミックレンジの映像信号を得ることができる。
ここで、出力部118からの出力信号(出力1)は第2シャッタ行の画素の信号、出力部16からの出力信号(出力2)は選択行の画素の信号なので、どちらかを遅延素子によって遅延またはメモリに格納して信号を合成する。
また、第1シャッタ行を単純に使わないようにすることも可能である。その場合は、出力部118からの出力信号(出力1)が前の選択行から第2シャッタ行までの光信号となる。
例えば、図4では、第1シャッタ行と第2シャッタ行を同じ期間に駆動した。この方法では、駆動時間の短縮ができ、駆動パルスを作ったり、各行に入れるための設計が簡単になる。
しかし、これを別の期間としてもよい。例えば、時間的条件が許す場合には、選択行と第1シャッタ行と第2シャッタ行の全ての駆動パルスを図4の選択行のパルスと同形にして、単純にずらして駆動することが好ましい。
その他にも、上記と同じ結果を得るのに駆動パルスのバリエーションは種々採用できるものであり、これに限定されるものではない。
以上のような実施の形態では、1フレームを3分割し、そのうち2つの期間の信号を得ることができ、信号処理の自由度を増すことができ、ダイナミックレンジの広い固体撮像装置を得ることが可能であり、さらに以下のような利点を有する。
(1)2つの期間の出力とも、入射光量に対してリニアな信号であり、その感度比はシャッタ行の位置から明確に計算できる。
(2)2つのシャッタ行の位置を調節することで、2つの出力の感度を独立して可変調整することが可能である。
(3)雑音の少ない埋め込みフォトダイオードを用いることができるので、S/Nがよい。もともとフォトダイオードに蓄積された光信号だけを転送して読み取るので、FD部の暗電流の影響を受けず、信号の精度が高い。したがって、色再現性が良いことになる。
(4)各信号を同時に2系統から出力できるので、後段の信号処理が容易できる。
(5)画素に新たな構成要素を加えないので、画素の大型化を招くことなく実現できる。
次に、本発明の第2の実施の形態例について説明する。
本発明の第1の実施の形態例においては、出力部118からの出力信号(出力1)は第2シャッタ行の画素の信号、出力部16からの出力信号(出力2)は選択行の画素の信号であり、異なる行の信号が出力されているので、どちらかを遅延素子によって遅延またはメモリに格納しておいてから合成しないと、広ダイナミックレンジ信号を得ることができない。
しかし、以下に説明する本発明の第2の実施の形態例を用いることにより、同一の画素からの2つの信号を同時に出力することが可能である。つまり、遅延素子やメモリが不要であり、そのまま合成可能となる。
なお、本発明の第2の実施の形態例による固体撮像装置の構成は例えば図1と同じであり、画素の構造も図2に示す例と同じである。また、第1、第2シャッタ行、選択行のシフト動作も図3に示す例と同じであり、各行の画素における駆動タイミングも図4の例と同様であるが、S/H・CDS回路146、4に入力するタイミングが異なる。以下、これらの図1、図2、図3、図4を前提として本発明の第2の実施の形態例による固体撮像装置の動作について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態例におけるフォトダイオード122とFD部124とのポテンシャルの遷移を示す説明図である。
まず、フォトダイオード122に入射する光により、フォトダイオード122に光電荷が蓄積されている。図4に示すタイミングT0の部分は、画素駆動パルスの入らない部分であり、実際には1行の走査期間のほとんどの時間を占めている。
そして、図4(A)に示すように、画素に第1シャッタ行が来ると、その画素は、タイミングT9でFD部124がリセットされ、タイミングT11でフォトダイオード122の光電荷がFD部124に転送される。その直後のタイミングT12でのポテンシャルは図5(A)に示すようになっている。ここからフォトダイオード122への光電荷の蓄積が始まる。
次に、図4(B)に示すように、第2シャッタ行が来る。その画素のフォトダイオード122には、第1シャッタ行からの光電荷が蓄積されている。
タイミングT8でアドレスがオンして垂直信号線136の電位が第2シャッタ行のFD部124の電位に追随するようになり、タイミングT9でFD部124がリセットされる。
そして、続くタイミングT10では、図5(B)に示すようなポテンシャル図になっているが、ここで、S/H・CDS回路146は何も動作を行わない。ここが第1の実施の形態例と異なる部分である(すなわち、第1の実施の形態例では、タイミングT10で垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に入力していたが、第2の実施の形態例ではこの動作を行わない)。
この後、タイミングT11では、第1シャッタ行以降にフォトダイオード122に蓄積された光電荷をFD部124に転送する。
そして、続くタイミングT12では、図5(C)に示すようなポテンシャル図になるが、S/H・CDS回路146は何も動作を行わない。ここが第1の実施の形態例と異なる部分である(すなわち、第1の実施の形態例では、タイミングT12で垂直信号線136の電位をS/H・CDS回路146に入力していたが、第2の実施の形態例ではこの動作を行わない)。
次に、タイミングT13でアドレスがオフする。
次に、図4(C)に示すように、選択行が来る。画素のフォトダイオード122には第2シャッタ行以降の光電荷が蓄積されている。
タイミングT1でアドレスがオンして垂直信号線136の電位が選択行のFD部124の電位に追随するようになる。タイミングT2で、この期間のポテンシャルは、フォトダイオード122に溜った光電荷で図5(D)に示すようになっている。この時点で、垂直信号線136の電位(第1レベル)をS/H・CDS回路146に取り込む。この第1レベルは、図5(D)のFD部124のレベル、すなわち、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間にフォトダイオード122に蓄積された光電荷の信号である。
この後、タイミングT3でFD部124をリセットする。
次に、タイミングT4の期間のポテンシャルは、図5(E)に示すようになり、この時点で、垂直信号線136の電位(リセットレベル)をS/H・CDS回路146とS/H・CDS回路4に取り込む。
次に、タイミングT5で、フォトダイオード122からFD部124に光電荷を転送する。
次に、タイミングT6の期間のポテンシャルは、図5(F)に示すようになり、この時点で、垂直信号線136の電位(第2レベル)をS/H・CDS回路4に取り込む。この第2レベルは、図5(E)のFD部124のレベル、すなわち、第2シャッタ行から選択行までの間にフォトダイオード122に蓄積された光電荷の信号である。
ここで、S/H・CDS回路146は、第1レベルとリセットレベルの差分を取り、保持する。また、S/H・CDS回路4は、第2レベルとリセットレベルの差分を取り、保持する。
よって、S/H・CDS回路146には、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの光信号が保持され、S/H・CDS回路4には、第2シャッタ行から選択行までの光信号が保持される。
これらの差分信号がそれぞれH選択手段108、12によって順番に水平信号線116、14に読み出され、出力部118、16を通して出力される。
このようにして、1フレームのフォトダイオード122の信号を任意に3分割し、そのうち2期間の信号を同一行から出力することができる。第1の実施の形態例と異なり、2つの出力信号とも選択行の画素の信号である。したがって、合成に際して遅延素子やメモリを用いることが必要ないという利点がある。
なお、広ダイナミックレンジ化は、第1の実施の形態と同様に実現できるが、第2の実施の形態では、以下のような注意点がある。
まず、第1シャッタ行から第2シャッタ行までの間隔をm行とし、第2シャッタ行から選択行までの間隔をn行とする。例えば、1フレームを500行期間で構成した場合、m+n≦500の範囲で自由に選べる。
m=400、n=5とすると、出力部118からの出力信号(出力1)には400行分の蓄積時間の信号が出力され、出力部16からの出力信号(出力2)には5行分の蓄積時間の信号が出力される。よって、出力1は暗いところを鮮明に撮った映像となり、出力2は80倍低感度な代わりに80倍明るいところまでダイナミックレンジを広げた映像となる。
2つの出力とも、入射光量に対してリニアな信号であり、その比は、シャッタ行の位置から明確に計算できる。mとnを調節することで、2つの出力の感度は独立に可変できる。これらの信号を合成することにより、広ダイナミックレンジな信号を得ることができる。
なお、上述した第1の実施の形態例では、mとnの大小関係は特に制限がなかったが、この第2の実施の形態例では、以上の例のようにm>nとするのが望ましい。なぜなら、第1レベルの方はn行の期間、FD部124に保存された光電荷であるが、入射光が強くて、このn行の期間にフォトダイオード122から光電荷が溢れてくると第1レベルが正確な信号でなくなってしまう。よって、nを短く、mを長くするのが望ましい。
また、nを短く、mを長くすることは、次の効果もある。FD部124はコンタクトを落とすことから、フォトダイオード122よりも暗電流の値が大きい。第1レベルはn行の期間、FD部124に保持される光電荷であるので、その期間にFD部124の大きい暗電流が流入する。したがって、nを1行や10行などと短くすると、その影響をほとんど排除することができ、S/Nの悪化がなくなる。また、第2レベルの方は、フォトダイオード122からFD部124に転送されて、すぐに信号を出力するので、FD部124の暗電流の影響は無視できる。
また、この第2の実施の形態例でも、上述した第1の実施の形態例と同様に、2つの出力信号とも、入射光量に対してリニアな信号であり、その比はシャッタ行の位置から明確に計算できる。2つのシャッタ行の位置を調節することで、2つの出力信号の感度は独立に可変である。これらの出力信号を合成することにより、広ダイナミックレンジの映像信号を得ることができる。
また、第1シャッタ行を単純に使わないようにすることも可能である。その場合は、出力部118からの出力信号(出力1)が前の選択行から第2シャッタ行までの光信号となる。その他にも、上記と同じ結果を得るのに駆動パルスのバリエーションは種々採用できるものであり、これに限定されるものではない。
次に、本発明の第3の実施の形態例について説明する。
図6は本発明による固体撮像装置の他の例を示す構成図である。
図6に示す固体撮像装置34は、その駆動モードを制御するための外部信号を受信する通信部54を設けたものである。このような通信部54を用いて上述した第1、第2の実施の形態例の動作を実現する駆動モードを選択することが可能である。
なお、図6では、H選択手段108、12をまとめて1つのH選択手段168とし、S/H・CDS回路146、4や出力部118、16をまとめてCDS・AGC部160、162とし、その信号を合成する信号合成・A/D部164、その合成信号をデジタル出力として出力するバスライン166等を表しているが、本質的には図1に示す固体撮像装置3と同様であるため説明は省略する。
また、上述した実施の形態例で説明したS/H・CDS回路146、4については、従来より用いられている各種の形態のもの用いることが可能である。
例えば図7及び図8はS/H・CDS回路146、4の具体例を示す回路図である。
図7の例は別々に構成されたS/H・CDS回路146、4を画素120に接続した状態を示している。各S/H・CDS回路146、4は、互いに共通の構成を有しており、共通の符号を用いて説明すると、それぞれトランジスタ56、58、コンデンサ60、62、ならびに水平選択トランジスタ64を含んで構成されている。トランジスタ56のドレインは垂直信号線136に、ソースはコンデンサ60の一端にそれぞれ接続されており、トランジスタ56のゲートにはタイミングジェネレータ6より第2のサンプリングパルス150、150’が供給される。
また、トランジスタ58のドレインはバイアス電圧源Vbに、ソースはコンデサ60の他端にそれぞれ接続されており、ゲートにはタイミングジェネレータ6より第1のサンプリングパルス148が供給される。
コンデンサ60の上記他端とグランドとの間にはコンデンサ62が接続され、コンデンサ60の上記他端にはさらに水平選択トランジスタ64のドレインが接続されている。水平選択トランジスタ64のソースは水平信号線116、14に接続されており、ゲートにはH選択手段108、12より選択パルスが各S/H・CDS回路146、4ごとに個別に供給される。
一方、図8は、2つのS/H・CDS回路146、4を1つの回路(以下、S/H・CDS回路146/4という)にまとめて構成した例を示している。
このS/H・CDS回路146/4は、差動増幅回路55A、55B、トランジスタ56A、56B、56C、コンデンサ62A、62B、62C、ならびに水平選択トランジスタ64A、64Bを含んで構成されている。トランジスタ56、56B、56Cのドレインは垂直信号線136に接続されている。
また、トランジスタ56A、56Cのソースは差動増幅回路55A、55Bの反転入力端子、およびコンデンサ62A、62Cの一端に接続されており、トランジスタ56A、56Cのゲートにはタイミングジェネレータ6より第2のサンプリングパルス150、150’が供給される。
また、トランジスタ56Bのソースは差動増幅回路55A、55Bの非反転入力端子、およびコンデンサ62Bの一端に接続され、トランジスタ56Bのゲートにはタイミングジェネレータ6より第1のサンプリングパルス148が供給される。
差動増幅回路55A、55Bの出力端子は、水平選択トランジスタ64A、64Bのドレインに接続され、水平選択トランジスタ64A、64Bのソースは水平信号線116、14に接続されており、ゲートにはH選択手段108、12より選択パルスが各水平選択トランジスタ64A、64Bごとに供給される(図8では1本の信号線で示している)。
なお、これらのS/H・CDS回路は、それぞれ公知であり、またこれ以外の構成を有するS/H・CDS回路を用いることも可能であるので詳細な説明は省略する。
本発明では、このような各種のS/H・CDS回路を用いた固体撮像装置に広く適用できるものである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態例に限定されるものではなく、種々の変形か可能である。
たとえば、上述した各実施の形態例では、電子がキャリアであるとしたが、各ゲートなどを構成するMOSFETとしてP型のMOSFETを用い、正孔をキャリアとした場合にも、基本的な動作は変わらず、同様の作用効果が得られる。
また、ここでは光電変換素子としてフォトダイオードを用いたが、フォトゲートなど、他の光電変換素子を用いることも無論可能である。
以上説明した、本発明の実施の形態例は、上述した先行出願(特願2001−201601号、特願2001−276529号、特願2001−296457号)に示す構成に対して、固体撮像装置の構成や2つの信号を出力することは類似しているが、フォトダイオードから溢れた電荷を使わないという点で相違している。すなわち、光電荷の蓄積期間中にFD部に入る光電荷は利用せず、フォトダイオードに蓄積された光電荷のみをFD部に転送して利用しており、これは本質的な相違点である。
そして、一方の信号のもう一方の信号に対する感度比はmとnの設定によって明確に求まる。また、nを小さくとれば、FD部に光電荷が保存される時間がわずかであり、この結果、FD部の暗電流の影響でS/Nが悪化することもほとんどない。このような点で、上述した先行出願と全く異なる特徴を有するものである。
以上説明したように本発明の固体撮像装置によれば、垂直選択手段によって2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処理手段によって読み出すことから、上述した先行出願のように光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得ることができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可能となり、また、特別な回路の追加を施すことなく実現できる。
したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を提供するが可能となる。
また、本発明の固体撮像装置の駆動方法によれば、垂直選択手段によって2つの画素行を選択し、この2つの画素行の各画素の信号を独立して信号処理手段によって読み出すことから、上述した先行出願のように光電変換素子から溢れた信号を用いることなく、2つの期間の入射光量に対してリニアな画素信号を得ることができ、この画素信号から広ダイナミックレンジ撮像用の信号を得ることが可能となり、また、特別な回路の追加を施すことなく実現できる。
したがって、さまざまな撮影条件に柔軟に対応して広ダイナミックレンジの撮影を高精度に行うことができ、かつ小型、低コスト、高性能の固体撮像装置を実現できる駆動方法を提供するが可能となる。
本発明の第1、第2の実施の形態例における固体撮像装置の全体を示す構成図である。 図1に示す固体撮像装置の画素周辺を示す回路図である。 図1に示す固体撮像装置のFD電子シャッター行と選択行との関係を示す説明図である。 図2に示す画素に係わる動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態例におけるフォトダイオードとFD部とのポテンシャルの遷移を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例における固体撮像装置の全体を示す構成図である。 S/H・CDS回路の一例を示す回路図である。 S/H・CDS回路の他の例を示す回路図である。 従来の固体撮像装置を示す構成図である。 図9の固体撮像装置を構成する1つの画素周辺を示す回路図である。 図10に示した回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
2、34……固体撮像装置、4、146……S/H・CDS回路、6……タイミングジェネレータ、7……V選択手段、10、112……S/H・CDS部、12、108……H選択手段、14、116……水平信号線、16、118……出力部、104……画素部、22……選択行、23……第1シャッタ行、24……第2シャッタ行、120……画素、136……垂直信号線。

Claims (36)

  1. 複数の画素がマトリクス状に配列された画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段とを有する固体撮像装置において、
    前記垂直選択手段は、前記画素部の少なくとも2つの画素行を選択し、順次シフトさせていく機能を備え、
    前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択された2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出す機能を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記画素部の各画素が、光電変換素子と、前記光電変換素子が変換して蓄積した信号電荷をフローティングディフュージョン部に転送する転送手段と、前記フローティングディフュージョン部の電位をリセットするリセット手段と、前記フローティングディフュージョン部の電位に対応する出力を出力する増幅手段と、前記水平選択手段による読み出し画素の選択動作に応じて前記増幅手段の出力を出力信号線に接続するアドレス手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記2つの画素行のうち先の画素行をシャッタ行、後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択された2つの画素行について、前記リセット手段に対するリセットパルス直後と前記転送手段に対する転送パルス直後にそれぞれ画素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記垂直選択手段は、前記2つの画素行に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  8. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  9. 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択された2つの画素行について、シャッタ行ではフローティングディフュージョン部のリセットと光電変換素子からフローティングディフュージョン部への光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス及び転送パルス後の画素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
  10. 前記垂直選択手段は、前記2つの画素行に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項9記載の固体撮像装置。
  11. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  12. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  13. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  14. 前記信号処理手段は、前記垂直選択手段によって選択された2つの画素行について、シャッタ行ではフローティングディフュージョン部のリセットと光電変換素子からフローティングディフュージョン部への光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号を取り込み、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号との差分、及びリセットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号の差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
  15. 前記垂直選択手段は、前記2つの画素行に先行する画素行を選択する機能を有し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項14記載の固体撮像装置。
  16. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
  17. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
  18. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
  19. 複数の画素がマトリクス状に配列された画素部と、前記画素部の水平方向の各画素行を垂直方向に選択する垂直選択手段と、前記垂直選択手段によって選択された各画素の信号を信号処理する信号処理手段とを有する固体撮像装置の駆動方法において、
    前記垂直選択手段によって前記画素部の少なくとも2つの画素行を選択し、順次シフトさせていき、
    前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つの画素行の各画素の信号を独立して読み出すことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  20. 前記固体撮像装置の画素部の各画素が、光電変換素子と、前記光電変換素子が変換して蓄積した信号電荷をフローティングディフュージョン部に転送する転送手段と、前記フローティングディフュージョン部の電位をリセットするリセット手段と、前記フローティングディフュージョン部の電位に対応する出力を出力する増幅手段と、前記水平選択手段による読み出し画素の選択動作に応じて前記増幅手段の出力を出力信号線に接続するアドレス手段とを具備したことを特徴とする請求項19記載の固体撮像装置の駆動方法。
  21. 前記2つの画素行のうち先の画素行をシャッタ行、後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項20記載の固体撮像装置の駆動方法。
  22. 前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つの画素行について、前記リセット手段に対するリセットパルス直後と前記転送手段に対する転送パルス直後にそれぞれ画素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項21記載の固体撮像装置の駆動方法。
  23. 前記垂直選択手段によって前記2つの画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項22記載の固体撮像装置の駆動方法。
  24. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項23記載の固体撮像装置の駆動方法。
  25. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項23記載の固体撮像装置の駆動方法。
  26. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項23記載の固体撮像装置の駆動方法。
  27. 前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つの画素行について、シャッタ行ではフローティングディフュージョン部のリセットと光電変換素子からフローティングディフュージョン部への光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス及び転送パルス後の画素信号を取り込み、その差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項21記載の固体撮像装置の駆動方法。
  28. 前記垂直選択手段によって前記2つの画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項27記載の固体撮像装置の駆動方法。
  29. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項28記載の固体撮像装置の駆動方法。
  30. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項28記載の固体撮像装置の駆動方法。
  31. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項28記載の固体撮像装置の駆動方法。
  32. 前記信号処理手段によって前記垂直選択手段で選択された2つの画素行について、シャッタ行ではフローティングディフュージョン部のリセットと光電変換素子からフローティングディフュージョン部への光電荷の転送を行うが画素信号の取り込みは行わず、選択行は、アドレスパルスのアクティブ後、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号を取り込み、リセットパルス前の画素信号とリセットパルス後の画素信号との差分、及びリセットパルス後の画素信号と転送パルス後の画素信号の差分を取って撮像信号を得ることを特徴とする請求項21記載の固体撮像装置の駆動方法。
  33. 前記垂直選択手段によって前記2つの画素行に先行する画素行を選択し、先頭の画素行を第1シャッタ行、2番目の画素行を第2シャッタ行、最後の画素行を選択行とすることを特徴とする請求項32記載の固体撮像装置の駆動方法。
  34. 前記第1シャッタ行は信号の取り込みを行わず、前記光電変換素子のリセットを行うことを特徴とする請求項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
  35. 前記第1シャッタ行の駆動パルスは、前記選択行または第2シャッタ行の駆動パルスのうちアドレスパルスを除くリセットパルス及び転送パルスと同一のリセットパルス及び転送パルスよりなることを特徴とする請求項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
  36. 前記第1シャッタ行、第2シャッタ行、及び選択行の駆動パルスは全て同一形状で、時間だけがずれたパルスであることを特徴とする請求項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
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