JP2006115050A - 差動出力回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路構成で、チャージインジェクションによるノイズの影響を低減できる差動出力回路を提供すること。
【解決手段】第1,第2の電位VDD,VSSの間に、第1〜第4のトランジスタT1〜T4が接続され、トランジスタT1,T3の第1の共通ゲートとトランジスタT2,T4の第2の共通ゲートに対して、差動のクロック信号が入力され、トランジスタT1,T3の第1の共通ドレインとトランジスタT2,T4の第2の共通ドレインとから、差動のクロック信号が出力可能とされ、第1〜第4のダミートランジスタC1〜C4は、第1〜第4のトランジスタT1〜T4の夫々に対応して設けられ、ゲートには対応する各トランジスタに供給される前記クロック信号とは逆相のクロック信号が入力され、対応する各トランジスタがオンからオフになる時にオフからオンしてチャージインジェクションをキャンセルするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング回路がオンからオフしたときに生ずるチャージインジェクションによるスイッチングノイズを低減する差動出力回路に関する。
従来のアナログスイッチには、チャージインジェクションを補償するために、アナログスイッチのオン・オフに伴ってスイッチングするスイッチ素子と、このスイッチ素子のスイッチングに伴って充・放電を行う微分回路とを備え、この微分回路の時定数を、前記アナログスイッチがオフになったとき発生するチャージインジェクションの変化する時定数に一致させるようにしたインジェクション補償回路を沿えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、絶縁ゲート型のトランジスタ(Qp1,Qn1)で構成されるアナログスイッチと並列にボルテージフォロワ(VFA)を接続したことによりアナログスイッチ回路を構成し、トランジスタ(Qp1,Qn1)のオン動作時には先ずボルテージフォロワを先に活性化させてからトランジスタ(Qp1,Qn1)を導通状態にさせ、スイッチを導通する前に出力側の寄生容量に蓄積された電荷が、スイッチを切り換えた後に入ってくる次のアナログ入力電圧のレベルに影響を与えることがないようにするものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−176214号公報 特開2002−111461号公報
しかしながら、特許文献1では、その第1図に示されるように補償回路が複雑であり、回路規模が大きくなる。また、特許文献2についても、アナログスイッチ1つにつき、ボルテージフォロワ(VFA)が必要になり、回路規模が大きくなる。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、簡単な回路構成で、チャージインジェクションによるスイッチングノイズの影響を低減することができる差動出力回路を提供することを目的とするものである。
本発明による差動出力回路は、第1の電位に接続された第1,第2のトランジスタと、前記第1の電位より低い第2の電位に接続された第3,第4のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第1の共通ゲートと前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2の共通ゲートに対して、差動のクロック信号が入力される一対の入力ラインと、前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第1の接続点と前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2の接続点から、差動のクロック信号が出力可能な一対の出力ラインと、前記第1乃至第4のトランジスタの各トランジスタに対応して設けられ、対応する各トランジスタのゲートに入力される前記クロック信号とは逆相のクロック信号がゲートに入力され、各トランジスタがオンからオフになるときに発生するチャージインジェクションをキャンセルするための第1乃至第4のダミートランジスタと、を具備したものである。
このような発明の構成によれば、ダミートランジスタに入力する逆相の入力を、入力クロック信号から得ているため逆相の入力を生成する回路を必要としない。そのため、ダミートランジスタを構成するトランジスタを付加するだけで回路を構成することができるので、非常に小さい回路規模で、チャージインジェクションの影響によるスイッチングノイズを低減することができる。
本発明の上記差動出力回路において、前記第1の電位と前記第1,第2のトランジスタの共通接続点との間に電流制御用の定電流源を接続したことを特徴とする。
このような構成によれば、本発明を電流制御タイプの差動出力回路にも適用可能となる。
本発明の上記差動出力回路において、前記第2の電位と前記第3,第4のトランジスタの共通接続点との間にコモンレベル制御用のトランジスタを接続したことを特徴とする。
このような構成によれば、本発明をコモンレベル制御タイプの差動出力回路にも適用可能となる。
本発明の上記差動出力回路において、前記第1乃至第4のダミートランジスタは、その各トランジスタのゲート面積が前記第1乃至第4のトランジスタの各トランジスタのゲート面積の半分であることを特徴とする。
このような構成によれば、ダミートランジスタのゲート面積がスイッチング用のトランジスタのゲート面積の半分であるので、チャージインジェクション補償用のダミートランジスタは小型で低コストのもので済むという利点がある。
本発明の上記差動出力回路において、前記一対の出力ラインは、差動対線で構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、一対の出力ラインが差動対線で構成されることにより、差動伝送を行う際に同相ノイズを効率的に除去することができる。
本発明の上記差動出力回路において、前記一対の出力ライン間には、終端抵抗が接続されることを特徴とする。
このような構成によれば、記差動出力回路から一対の出力ラインを通して受信回路(レシーバ)に効果的に差動伝送し、レシーバ側にて電流信号を電圧信号に変換することができる。
本発明によれば、非常に簡単な回路構成で、チャージインジェクションによるスイッチングノイズの影響を低減することが可能となる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の差動出力回路の回路図を示している。
図1において、差動出力回路10は、電源電圧VDDの直流電源と基準電位点GNDとの間に、定電流源用のPチャネルトランジスタT5と、第1,第2のPチャネルトランジスタT1,T2と、第3,第4のNチャネルトランジスタT3,T4と、コモンレベル制御用のNチャネルトランジスタT6と、を備えている。
電源電圧VDDは第1の電位に相当し、基準電位点GNDの電位VSSは第1の電位より低い第2の電位に相当する。
電源電圧VDDの電源はPチャネルトランジスタT5のソースに接続し、そのゲートには定電流用のバイアス電圧Vref1が供給され、そのドレインは第1,第2のPチャネルトランジスタT1,T2のソースに共通に接続している。
一方、基準電位点GNDはNチャネルトランジスタT6のソースに接続し、そのゲートにはコモンレベル制御用のバイアス電圧Vref2が供給され、そのドレインは第3,第4のNチャネルトランジスタのソースに共通に接続している。
第1のPチャネルトランジスタT1と第3のNチャネルトランジスタT3のゲートは共通に接続して第1の共通ゲートとされ、第2のPチャネルトランジスタT2と第4のNチャネルトランジスタT4のゲートは共通に接続して第2の共通ゲートとされ、クロック入力端子CKINから一方の入力ラインL1を介して第1の共通ゲートにクロック信号CKが入力され、クロック入力端子11からインバータINV及びもう一方の入力ラインL2を介して前記クロック信号CKの反転信号が入力される。つまり、一対の入力ラインL1,L2には、差動のクロック信号が入力されるようになっている。
また、第1のPチャネルトランジスタT1と第3のNチャネルトランジスタT3のドレインは共通に接続して第1の共通ドレインとされ、第2のPチャネルトランジスタT2と第4のNチャネルトランジスタT4のドレインは共通に接続して第2の共通ドレインとされ、第1,第2の共通ドレインから一対の出力ラインL3,L4を介して差動のクロック信号が出力可能となっている。なお、一対の出力ラインL3,L4にはそれぞれ配線容量C5,C6が存在している。
一対の出力ラインL3,L4は差動対線例えばツイストペアケーブルで構成されている。一対の出力ラインL3,L4間には、終端抵抗12が接続される。終端抵抗12は、通常、図示しないレシーバの入力段に設けられる。なお、終端抵抗12の中間点に発生する電圧をコモン電圧と呼んでいる。
以上の構成に加えて、本実施例1では容量として機能する第1乃至第4のダミートランジスタC1〜C4が設けられている。第1乃至第4のダミートランジスタC1〜C4は、前記第1乃至第4のトランジスタT1〜T4の各トランジスタに対応して設けられ、対応するトランジスタT1〜T4の各トランジスタのゲートに入力される前記クロック信号CKの逆相のクロック信号がダミートランジスタC1〜C4のゲートに入力され、ダミートランジスタC1〜C4のソース・ドレイン間は共通接続され、ダミートランジスタC1のソース・ドレイン間の共通接続点は前記第1のPチャネルトランジスタT1のドレインに接続され、ダミートランジスタC2のソース・ドレイン間の共通接続点は前記第2のPチャネルトランジスタT2のドレインに接続され、ダミートランジスタC3のソース・ドレイン間の共通接続点は前記第3のNチャネルトランジスタT3のドレインに接続され、ダミートランジスタC4のソース・ドレイン間の共通接続点は前記第4のNチャネルトランジスタトランジスタT4のドレインに接続されている。
第1乃至第4のトランジスタT1〜T4の各トランジスタがオンからオフになるときには、第1乃至第4のダミートランジスタC1〜C4の各トランジスタはオフからオンになる。これによって、第1乃至第4のトランジスタT1〜T4の各トランジスタがオンからオフになるときに発生するチャージインジェクションを第1乃至第4のダミートランジスタC1〜C4の各トランジスタのオン動作によってキャンセル(補償)することができる。
なお、第1,第2のPチャネルのダミートランジスタC1,C2及び第3,第4のNチャネルのダミートランジスタC3,C4は、その各トランジスタのゲート面積が第1,第2のPチャネルトランジスタT1,T2及び第3,第4のNチャネルトランジスタT3,T4の各トランジスタのゲート面積の半分である。
入力クロックCK=1の時トランジスタT3,T2がオンして電源電圧VDDの直流電源(図示せず)から電流は定電流源用トランジスタT5,トランジスタT6を通して終端抵抗12を(2)の向きに流れる。逆に、入力クロックCK=0の時トランジスタT1,T4がオンして直流電源(図示せず)から電流は定電流源用トランジスタT5,トランジスタT6を通して終端抵抗12を(1)の向きに流れることになる。
図2は入力クロックCKと終端抵抗12の両端に得られる電圧波形を示している。
電源電圧VDDを2.5V、基準電位点GNDを0Vとし、定電流源用のPチャネルトランジスタT5のバイアス電圧Vref1を調整することによってトランジスタT5に6mAの電流を流せる状態とし、且つコモンレベル制御用のNチャネルトランジスタT6のバイアス電圧Vref2を調整することによって終端抵抗12の中間電位に相当するコモン電圧を1.2Vとなるように設定し、クロック入力端子11に図2(a)に示すような入力クロックCKを印加すると、100Ωの終端抵抗12の両端N1,N2の電圧波形は、図2(b)に示すように入力クロックCKの極性反転に伴い、終端抵抗12の中間電位1.2Vを基準として600mVの振幅を有する矩形状の交流電圧波形が得られる。
次に、図1の回路動作を説明する。図3は図1の回路からダミートランジスタを削除した差動出力回路の回路図を示している。
先ず、図3の回路において、図1の回路からチャージインジェクション補償のためのダミートランジスタC1〜C4を削除した場合の動作及びそのとき生じる不具合について説明する。
入力クロックCK=1の時トランジスタT3,T2がオンして電流は(2)の向きに流れるので終端抵抗12の端部N2が端部N1より高電位になる。逆に入力クロックCK=0の時トランジスタT1,T4がオンして電流は(1)の向きに流れるので端部N1が端部N2より高電位になる。終端抵抗12の両端の電圧信号の電位差を検出するレシーバ(図示せず)側ではN1とN2の差よりデータのH,Lレベルを判断する。
今、入力クロックCKが1→0に変わる状態を考える。入力クロックCKが1→0に変わり始めた瞬間よりトランジスタT3,T2のチャネルに蓄えられていた電子および正孔がトランジスタのドレイン側およびソース側に排出され始める。(この現象をチャージインジェクションと呼ぶ。)ソース側に排出される電子および正孔は入力源などに吸収されるため出力の誤差にはならないが、ドレイン側に排出された電子および正孔は配線容量にC5、C6に蓄積される方向に動き出力の誤差として現れる。
つまり、配線容量C5→トランジスタT3、トランジスタT2→配線容量C6の向き(図3の一点鎖線にて示す矢印参照)に電流が流れる。これによって端部N1には負のオフセット電圧(図2(b)の符号aの点線部分)として、端部N2には正のオフセット電圧(図2(b)の符号bの点線部分)として現れる。
同様に入力クロックCKが0→1に変わる状態を考えると、CKが0→1に変わり始めた瞬間よりトランジスタT1,T4のチャネルに蓄えられていた電子および正孔がトランジスタのドレイン側に排出され始める(チャージインジェクション発生)。
つまり、トランジスタT1→配線容量C5、配線容量C6→トランジスタT4の向き(図3の点線にて示す矢印参照)に電流が流れる。これによって端部N1には正のオフセット電圧(図2(b)の符号cの点線部分)として、端部N2には負のオフセット電圧(図2(b)の符号dの点線部分)として現れる。
差動信号ではレシーバ側では正極側の信号と負極側の信号の差によってデータのH,Lを判断するため、図4の符号Aに示すような同相のノイズはキャンセルされる。しかしながら、符号Bに示すような逆相のノイズはキャンセルできず誤動作の原因になる。図3に示した回路におけるチャージインジェクションの影響によるノイズはオフセット電圧の向きが端部N1,N2で逆相であるため差動信号の検出によってもキャンセルできない。
図3の回路におけるチャージインジェクションの影響によるノイズを低減するためには、チャージインジェクションによって配線容量C5,C6に蓄積される電荷の量を減らしオフセット電圧を小さくする方法と、図4の符号Aに示すように差動信号のオフセット電圧の向きを同相にしてキャンセルする方法が考えられる。
本発明の実施例1における回路は、配線容量に蓄積される電荷の量を減らしチャージインジェクションの影響を低減する回路である。
図1は本発明に係るもので、チャージインジェクションによって配線容量C5、C6へ注入される電荷をキャンセルするダミートランジスタC1〜C4を付加した差動出力回路を示している。
ダミートランジスタC1〜C4は各数字(サフィックス)に対応した第1乃至第4のスイッチング用トランジスタT1〜T4のゲート面積の半分のゲート面積を有するトランジスタであり、対応する各トランジスタT1〜T4に入力される信号の逆相の信号がゲートに入力される。
今、入力クロックCKが1→0に変わる状態を考える。この時、PチャネルトランジスタT2がオンからオフしたときトランジスタT2よりチャージインジェクションによる正孔の排出がドレイン側に起こるが、逆相の入力を持つPチャネルのダミートランジスタC2はオンして正孔を吸収する方向に動作するためトランジスタT2より排出された正孔はダミートランジスタC2に蓄えられる。そのため、端部N2の配線容量C6に蓄えられる正孔は少なくなるので、N2が受けるチャージインジェクションによるオフセット電圧は小さくなる。
なお、トランジスタT2がオンからオフしたときトランジスタT2のソース側へもチャージインジェクションによる正孔の排出が起こるが、ソース側へ排出された正孔は電流源に吸収されるため出力側の終端抵抗12への誤差(オフセット)にはならない。
また、入力クロックCKが0→1に変わる状態を考える。この時、PチャネルトランジスタT1がオンからオフしたときT1よりチャージインジェクションによる正孔の排出がドレイン側に起こるが、逆相の入力を持つダミートランジスタC1はオンして正孔を吸収する方向に動作するためトランジスタT1より排出された正孔はダミートランジスタC1に蓄えられる。そのため、端部N1の配線容量C5に蓄えられる正孔は少なくなるので、N1が受けるチャージインジェクションによるオフセット電圧は小さくなる。なお、トランジスタT1がオンからオフしたときトランジスタT1のソース側へもチャージインジェクションによる正孔の排出が起こるが、ソース側へ排出された正孔は電流源に吸収されるため出力側の終端抵抗12への誤差(オフセット)にはならない。
NチャネルトランジスタT3,T4についても同様の動作をするので図1の回路ではチャージインジェクションの影響によるノイズを低減することが可能となる。
その結果、終端抵抗12の両端N1,N2の各波形は、図2(b)の実線にて示すように不要なオフセット(点線部分)の除去された波形となる。
この回路の利点はダミートランジスタC1〜C4に入力するスイッチング用トランジスタT1〜T4とは逆相の入力を入力クロックCKから得ているため逆相の入力を生成する回路を必要としないことである。そのため、スイッチング用トランジスタ1つに対応して1つのダミートランジスタを付加するだけで回路を構成することができるので、回路規模が非常に小さくなる。すなわち、簡単な回路構成で、チャージインジェクションによるスイッチングノイズの影響を低減することが可能となる。
次に図1の差動出力回路のシュミレーション結果をについて述べる。
ダミートランジスタを付加した図1の回路と、ダミートランジスタを付加していない一般的な図3の回路とについて、シュミレーションソフトウェア(例えばSpice)によるシュミレーション比較を図5に示す。図5に示すノーマルモードが図3の回路、ダミートランジスタが図1の回路である。シュミレーション結果より、ダミートランジスタを付加した回路はチャージインジェクションの影響をほとんど受けず、波形品質がほぼ理想的な波形が得られている。
参考として、図6及び図7に図3の回路の出力波形を示す。図6は図3の回路における終端抵抗の両端N1,N2に得られる出力電圧波形(シングル)を示している。チャージインジェクションによるノイズが存在している。図7は図3の回路における終端抵抗の両端N1,N2の電位差出力(差動出力)波形を示している。図7は図6を差動プローブで測定した波形を示している。差動プローブ出力でもノイズがキャンセルできていない。
アナログスイッチ回路におけるチャージインジェクションを補償することが可能であり、特にPMOSトランジスタ及び/又はNMOSトランジスタを用いたスイッチングを利用する回路、例えばLVDS回路などに用いて有用である。
本発明の実施例1の差動出力回路の回路図。 入力クロックCKと終端抵抗の両端N1,N2に得られる電圧波形を示す図。 図1の回路からダミートランジスタを削除した差動出力回路の回路図。 差動出力波形の同相ノイズ及び逆相ノイズの除去効果の有無を説明する図。 図1の回路と図3の回路における終端抵抗の両端N1,N2に得られる電圧波形(シングル)を示すシュミレーション波形図。 図3の回路における終端抵抗の両端N1,N2に得られる出力電圧波形(シングル)を示す図。 図3の回路における終端抵抗の両端N1,N2の電位差出力(差動出力)波形を示す図。
符号の説明
T1,T2…第1,第2のPチャネルトランジスタ(第1,第2のトランジスタ)、T3,T4…第3,第4のNチャネルトランジスタ(第3,第4のトランジスタ)、T5…Pチャネルトランジスタ(定電流源用トランジスタ)、T6…Nチャネルトランジスタ(コモンレベル制御用トランジスタ)、L1,L2…一対の入力ライン、L3,L4…一対の出力ライン、C1〜C4…第1乃至第4のダミートランジスタ。

Claims (6)

  1. 第1の電位に接続された第1,第2のトランジスタと、
    前記第1の電位より低い第2の電位に接続された第3,第4のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第1の共通ゲートと前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2の共通ゲートに対して、差動のクロック信号が入力される一対の入力ラインと、
    前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタの第1の共通ドレインと前記第2のトランジスタと前記第4のトランジスタの第2の共通ドレインから、差動のクロック信号が出力可能な一対の出力ラインと、
    前記第1乃至第4のトランジスタの各トランジスタに対応して設けられ、対応する各トランジスタのゲートに入力される前記クロック信号とは逆相のクロック信号がゲートに入力され、各トランジスタがオンからオフになるときに発生するチャージインジェクションをキャンセルするための第1乃至第4のダミートランジスタと、
    を具備したことを特徴とする差動出力回路。
  2. 前記第1の電位と前記第1,第2のトランジスタの共通接続点との間に電流制御用の定電流源を接続したことを特徴とする請求項1に記載の差動出力回路。
  3. 前記第2の電位と前記第3,第4のトランジスタの共通接続点との間にコモンレベル制御用のトランジスタを接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の差動出力回路。
  4. 前記第1乃至第4のダミートランジスタは、その各トランジスタのゲート面積が前記第1乃至第4のトランジスタの各トランジスタのゲート面積の半分であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の差動出力回路。
  5. 前記一対の出力ラインは、差動対線で構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の差動出力回路。
  6. 前記一対の出力ライン間には、終端抵抗が接続されることを特徴とする請求項11乃至5のいずれか1つに記載の差動出力回路。
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