JP2006114349A - 固体高分子型燃料電池用カートリッジおよび固体高分子型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用する環境によらず安定した出力が得られる固体高分子型燃料電池に用いられるカートリッジ及びそれを用いた固体高分子型燃料電池を提供する。【解決手段】 固体高分子型燃料電池に燃料及び酸化剤を供給するカートリッジ13であって、二室を有し、一方の室11には燃料を収納し、他方の室12には酸化剤を収納している。前記燃料が水素またはメタノール水溶液を含み、酸化剤が酸素、空気、オゾンまたは過酸化水素のうちいずれか1つを含む。前記固体高分子型燃料電池用カートリッジが接続されている固体高分子型燃料電池。
【選択図】 図2

Description

本発明は、固体高分子型燃料電池用カートリッジおよび固体高分子型燃料電池に関する。
固体高分子型燃料電池は、燃料極と酸化剤極とが固体高分子型電解質膜を挟持する層構造を有する。この燃料極と酸化剤極は白金などの貴金属や有機金属錯体が導電性炭素に担持された触媒と電解質、バインダーとの混合体よりなる。燃料極に供給された燃料は、電極中の細孔を通過して触媒に達し、触媒により電子を放出して水素イオンとなる。水素イオンは両電極間にある電解質膜を通過して酸化剤極に達し、酸化剤極に供給された空気中の酸素と外部回路より流れ込む電子と反応して水が生成される。燃料より放出された電子は、電極中の触媒や触媒が担持されている導電性炭素を通過して外部回路へ導き出され、外部回路より酸化剤極へ流れ込む。この結果、外部回路では燃料極から酸化剤極へ向かって電子が流れ電力が取り出される。
つまり燃料として例えば水素を用いると燃料極では以下の反応が起こる。
Figure 2006114349
また酸化剤極では以下の反応が起こる。
Figure 2006114349
また、直接型メタノール燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)を始めとして、メタノールやジメチルエーテルなどの有機燃料を改質せずに直接燃料極に供給しながら運転する燃料電池が開発されている。このような燃料電池においては、メタノールなどの有機燃料を水素リッチな改質ガスに改質するための改質器を必要としないため、構成が簡単であり携帯機器用や車載用の電源などの用途に期待されている。
燃料電池は化学反応による自由エネルギー変化を直接に電気エネルギーとして取り出すために、理論的に発電効率が高く、二酸化炭素の排出量削減に貢献する環境調和型電源として注目されている。
これらの燃料電池において燃料を交換可能なカートリッジに収納することで、カートリッジから供給される燃料により連続して発電するという燃料電池のシステムが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2003−331879号公報 特開2003−346836号公報
しかし、前記従来例には次のような欠点があった。
前記特許文献1、2では、酸化剤として働く酸素は自然に吸入された空気を用いるか、空気の拡散を促進するために、ファンまたはポンプなどの強制的な送風機構によって供給される。
電池外部から供給する空気には大気汚染物質、例えば微量の窒素酸化物や硫黄酸化物が含有されている。これらの不純物は電解質膜や酸化剤極や燃料極中などに蓄積し、高分子電解質の導電性低下や、触媒反応の活性の低下をもたらす。その結果、長期にわたる電池の運転中に徐々に電池性能が低下する。硫黄酸化物は触媒を被毒させることで電池性能を低下させ、窒素酸化物は燃料電池の構成部材を腐食劣化させる恐れがある。そのため、従来の燃料電池では長期にわたる安定した出力が得られないことがあった。
本発明が解決しようとする課題は、使用する環境によらず安定した出力が得られる固体高分子型燃料電池に用いられるカートリッジを提供することにある。また、本発明は、前記カートリッジが接続されていることを特徴とする固体高分子型燃料電池を提供することにある。
すなわち、本発明は固体高分子型燃料電池に燃料及び酸化剤を供給するカートリッジであって、該カートリッジが少なくとも二室を有し、一方の室には燃料を収納し、他方の室には酸化剤を収納してなることを特徴とする固体高分子型燃料電池用カートリッジである。
また、本発明は、上記の固体高分子型燃料電池用カートリッジにおいて、前記燃料が水素またはメタノール水溶液を含み、酸化剤が酸素、空気、オゾン、または過酸化水素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする固体高分子型燃料電池用カートリッジである。
また、本発明は、上記の固体高分子型燃料電池用カートリッジが接続されていることを特徴とする固体高分子型燃料電池である。
本発明によれば、少なくとも二室を有し、一方の室には燃料を収納し、他方の室には酸化剤を収納してなるカートリッジを用いることにより、安定した出力が得られる固体高分子燃料電池用のカートリッジを提供することができる。
また、本発明は、上記のカートリッジを用いた固体高分子型燃料電池を提供することができる。
本発明の燃料電池は、燃料だけでなく酸化剤をカートリッジにより供給するために、外気の影響を受けず、様々な環境で使用することが可能となる。また、本発明では酸化剤に空気以外の物を用いることができるため燃料電池のさらなる高出力化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明における固体高分子型燃料電池用カートリッジ(以下、カートリッジと略記録する)の部分概略図の一例を図1に示す。
図1において、カートリッジは少なくとも二室を有し、燃料収納室11、酸化剤収納室12を具備する。図1においては、燃料収納室11と酸化剤収納室12とが一体化されてカートリッジ13を構成している。燃料または酸化剤の消費時には、このカートリッジ13のみを取り外し、新しいものに取り替えることで、何度も使用することができる。本発明で用いるカートリッジ13は、燃料や酸化剤により分解されないものを用いて円筒形、直方体のような形状に形成する。例えば、硬質樹脂製、金属製、ガラス製等が挙げられ、具体的にはポリエチレンのようなポリマーのものを用いることができる。
また、燃料収納室11と酸化剤収納室12を独立して形成して、カートリッジからそれぞれ取り外すことができるようにすることによって、燃料、酸化剤のうち一方が消費された時に新しいものに取り替えることもできる。
燃料収納室11に収納される燃料としては水素、有機燃料などが用いられ、有機燃料としては例えばメタノール、エタノール、プロパノールおよびエチレングリコールなどのアルコール、ならびにジメチルエーテルおよびジエチルエーテルなどのエーテルなどが挙げられる。
燃料として水素を用いる場合、ガス状または液状化された水素をボンベに充填し、これを水素源とする方法、水素吸蔵合金、炭素質水素吸蔵材料を用いて水素を貯蔵する方法がある。水素吸蔵合金として例えば、マグネシウム系水素吸蔵合金、チタン系またはジルコニウム系金属を用いた水素吸蔵合金、希土類系水素吸蔵合金、ランタン・ニッケル・アルミニウム系およびミッシュメタル・ニッケル・アルミニウム系水素吸蔵合金等を採用できる。炭素質水素吸蔵材料も、特に限定されるものではないが、フラーレン、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ、炭素スス、ナノカプセル、バッキーオニオン、カーボンファイバーなどを好ましく使用することができる。
有機燃料を用いる場合、小型の液体燃料収納容器により液体燃料を貯蔵することができる。燃料収納容器として例えば、硬質樹脂製、金属製、ガラス製等が挙げられ、具体的にはポリエチレンのようなポリマーのものを用いることができる。
酸化剤収納室12に収納される酸化剤としては酸素、空気、オゾンなどの気体、または過酸化水素などの液体が用いられる。
酸化剤として前記の気体を用いる場合、ガス状または液状化されたものをボンベに充填することで貯蔵する方法がある。酸化剤として前記の液体を用いる場合、小型の液体収納容器により酸化剤を貯蔵することができる。酸化剤収納容器として例えば、硬質樹脂製、金属製、ガラス製等が挙げられ、具体的にはポリエチレンのようなポリマーのものを用いることができる。
この際、燃料収納室11および酸化剤収納室12の中は、燃料及び酸化剤の減少につれて圧力が下がってくるため、燃料及び酸化剤が全て消費されるまで燃料収納室11および酸化剤収納室12の中の圧力が起電部内の圧力よりも低くならないように、あらかじめ窒素またはアルゴンなどの不活性ガスを充填して、燃料収納室11および酸化剤収納室12内の圧力を上げておけばよい。これにより、燃料及び酸化剤を最後まで消費することができる。
或いは燃料収納室11および酸化剤収納室12内に可動式の隔壁を設け、窒素またはアルゴンなどの不活性ガスを充填するか、ばねなどの弾性体より、燃料収納室11および酸化剤収納室12内の圧力を上げておいても良い。
図2に示す固体高分子型燃料電池は、燃料収納室11と酸化剤収納室12とが一体化されたカートリッジ13、起電部21、燃料収納室11から起電部21へ燃料を供給する燃料供給管22、例えばポンプからなる燃料供給部23、酸化剤収納室12から起電部21へに酸化剤を供給する酸化剤供給管24、例えばポンプからなる酸化剤供給部25を具備する。
この構成により、燃料及び酸化剤をカートリッジから起電部へ供給することができる。
図2に示す固体高分子型燃料電池においては、例えばポンプからなる燃料供給部23および酸化剤供給部25が設けられているが、燃料供給部23および酸化剤供給部25が無くても本発明に係る固体高分子型燃料電池を構成することができる。その際、燃料供給管21および酸化剤供給管24を、毛管現象が働く程度の細管で構成するのが好ましい。または、燃料および酸化剤の供給を補助するために、燃料供給管21および酸化剤供給管24の内部に、例えばポリウレタン、ポリエステル、セルロース、フェノール系樹脂、ポリプロピレンまたはガラス繊維などの多孔質体などを充填してもよい。
また、図2には示していないが供給された燃料及び酸化剤が起電部を通過した後、それぞれ燃料及び酸化剤の排出管を通ってカートリッジに戻る構成とすることで燃料及び酸化剤を繰り返し使用しても良い。
また、図2には示していないが燃料及び酸化剤からの反応生成物等により燃料電池内の圧力が高くなる場合は、カートリッジの燃料収納室11及び酸化剤収納室12等に圧力が調整可能な弁などの内圧調整装置を設けてもよい。
起電部21は、燃料極と酸化剤極とで電解質膜を挟持することによって得られる単セルで構成される。この際、複数の単セルを積層して得られるスタックを用いてもよく、また、複数の単セルを複数面内で直列および並列に接続させて得られる構造の電池を用いてもよい。なお、燃料極および酸化剤極は、それぞれガス拡散層と電極触媒層を含む。
ここで、図3に、単セルの構成の一例を示す。図3に示すように、単セルは、燃料極側のガス拡散層21aおよび電極触媒層21b、電解質膜21c、酸化剤極側の電極触媒層21dおよびガス拡散層21eから構成されている。図2において、燃料供給管22は、起電部21の燃料極側に接続され、酸化剤供給管25は、起電部21の酸化剤極側に接続される。
電解質膜21cは、Du Pont社製のナフィオン膜に代表されるパーフルオロスルホン酸高分子膜、ヘキスト社製の炭化水素系膜などが好ましく用いられるが、これらに限定されるものではなく、水素イオン導電性を有する官能基例えばスルホン酸基、スルフィン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基、リン酸基、ボロン酸基をもつ高分子膜を広く用いることができる。
またゾルゲル法で作成した無機電解質と高分子膜のハイブリッド電解質膜なども用いることができる。
電極触媒層21b、21dとしては貴金属触媒を担持したカーボン粉末が用いられる。たとえば、燃料極側の貴金属触媒としては白金−ルテニウム合金、酸化剤極側の貴金属触媒としては白金が用いられる。
あるいは電極触媒を、バインダー、高分子電解質、撥水剤、導電性炭素、溶剤などと混合して電極触媒層に用いる。
燃料極側の電極触媒層21bは拡散層21aに接して設ける。本発明においては、21bと21aの積層体を燃料極と称する。
酸化剤極側の電極触媒層21dは拡散層21eに接して設ける。本発明においては、21dと21eの積層体を酸化剤極と称する。
拡散層21a、21eは、燃料である水素、改質水素、メタノール、ジメチルエーテルおよび酸化剤である空気や酸素を効率よく均一に電極触媒層に導入し、かつ電極に接触して電子を受け渡しするものである。
一般的には、導電性の多孔質膜が好ましく、カーボンペーパー、カーボンクロス、カーボンとポリテトラフルオロエチレンとの複合シートなどが用いられる。
この拡散層の表面および内部をフッソ系塗料でコーティングし撥水化処理をして用いても構わない。
本発明における燃料電池は、高分子電解質、電極触媒層、拡散層を図3のように積層して作成するが、その形状は任意であり作製方法についても特に限定はなく一般的な方法を用いることができる。
以下の手順で燃料電池を作製して試験に用いた。
〔電解質膜〕
Nafion112(デュポン社製)を用いた。
〔電極触媒層作成〕
拡散層として、撥水処理した厚さ0.1mmのカーボンペーパー(TGP−H−30、東レ社製)を用いた。燃料極側の電極触媒層には、60wt%のPt−Ru触媒(Pt:Ru=1:1、原子比)を担持したカーボン(田中貴金属社製)1gと、5wt%のナフィオン溶液(アルドリッチ社製)5gとを十分に混合したペーストを用いた。この触媒ペーストをバーコーターを用いて、所定の膜厚となるようにカーボンペーパー上に塗布し、室温にて減圧乾燥させた。触媒の担持量は5mg/cm2 であった。
酸化剤極側の拡散層にも撥水処理したカーボンペーパーを用いた。酸化剤極側の電極触媒層には、60wt%のPt触媒を担持したカーボン(田中貴金属社製)1gと、5wt%のナフィオン溶液5gとを十分に混合したペーストを用いた。この触媒ペーストをバーコーターを用いて、所定の膜厚となるようにカーボンペーパー上に塗布し、室温にて減圧乾燥させた。触媒の担持量は5mg/cm2 であった。
〔膜電極接合体作成〕
高分子電解質の両面に燃料極と酸化剤極の電極触媒層付カーボンペーパーを配置し、90℃、9.8MPaで10分間ホットプレスし、膜電極接合体を得た。このとき、燃料極および酸化剤極の電極面積は2cm×2cmとした。
上記の手順で得られた膜電極接合体を集電体としてのセパレーターに挟み、単セルとした。
〔燃料電池試験〕
アクリル樹脂製のカートリッジ13内の燃料収納室11内にはメタノールの濃度が5重量%のメタノール水溶液10mLまたは水素ガス30mL(25℃、0.2MPa)を充填した。酸化剤収納室12には酸素ガス30mL(25℃、0.2MPa)または空気ガス30mL(25℃、0.2MPa)を充填した。
燃料にメタノール水溶液を用いたときは、燃料供給部23のポンプの流速を2mL/minとした。酸化剤供給部25においては、ポンプによる強制供給は行わなかった。燃料供給管と酸化剤供給管はステンレス製のチューブを用いた。
燃料電池を0.03ppmのNO2 と0.005ppmのSO2 を含有する空気を封入した密閉容器に入れて、(株)東陽テクニカ製燃料電池評価装置を用いて燃料電池特性を測定することで、出力の安定性を評価した。NO2 とSO2 の濃度は大気汚染防止法に基づき、都道府県及び大気汚染防止法上の政令市において行なわれている大気汚染の測定項目のうち、平成12年度末の全国の自動車排出ガス測定局(416局)の濃度を参考とした。
燃料電池を電流密度50mA/cm2 で放電し、燃料または酸化剤が無くなり端子電圧が低下したときは新しいカートリッジに交換して放電を続けた。比較例1、2においては酸化剤供給管24を起電部21からはずすことにより大気開放として試験を行った。
1日につき7時間、電流密度50mA/cm2 で放電したときの、初期と6ヵ月後の端子電圧を表1に示す。
Figure 2006114349
表1に示された結果から明らかなように、本発明の固体高分子型燃料電池用カートリッジに接続された燃料電池は安定した電圧を示すことがわかる。
これに対して、比較例の電池は大きく電池性能が低下した。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、固体高分子型燃料電池に燃料及び酸化剤を供給するカートリッジであって、該カートリッジが少なくとも二室を有し、一方の室には燃料を収納し、他方の室には酸化剤を収納してなることを特徴とする固体高分子型燃料電池用カートリッジを用いることにより使用環境によらず安定した出力が得られる固体高分子燃料電池に利用することができる。
本発明の固体高分子型燃料電池用カートリッジの一例を示す概略図である。 本発明の固体高分子型燃料電池の一例を示す概略図である。 本発明における起電部の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
11 燃料収納室
12 酸化剤収納室
13 カートリッジ
21 起電部
22 燃料供給管
23 燃料供給部
24 酸化剤供給管
25 酸化剤供給部
21a ガス拡散層
21b 電極触媒層
21c 電解質膜
21d 電極触媒層
21e ガス拡散層

Claims (3)

  1. 固体高分子型燃料電池に燃料及び酸化剤を供給するカートリッジであって、該カートリッジが少なくとも二室を有し、一方の室には燃料を収納し、他方の室には酸化剤を収納してなることを特徴とする固体高分子型燃料電池用カートリッジ。
  2. 前記燃料が水素またはメタノール水溶液を含み、酸化剤が酸素、空気、オゾンおよび過酸化水素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の固体高分子型燃料電池用カートリッジ。
  3. 請求項1または2に記載の固体高分子型燃料電池用カートリッジが接続されていることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
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