JP2006114156A - 光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置 - Google Patents

光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】BD(青色光による高密度光情報記録媒体)、DVD、CDに対応可能な光情報記録再生装置において、RF信号のS/Nを向上させる。
【解決手段】2波長受発光集積素子3Aと1波長受発光集積素子3Bとを有し、2波長受発光集積素子3Aは、半導体基板9A上にBD用第1波長光源と、より長波長のDVD用第2波長光源とを有する2波長光源部3SAと、マイクロプリズムと、媒体からの戻り光が導入検出される2波長光受光部PDAとを有する構成であり、1波長受発光集積素子3Bは、第1及び第2波長よりも長波長のCD用第3波長光源の1波長光源部3SBと、マイクロプリズムと、媒体からの戻り光が導入検出される1波長光受光部PDBとを有する構成であり、上記2波長光受光部PDAは、第1第2共通のサーボ信号の取出し用受光素子が形成される半導体基板9Aとは別体の半導体13にRF信号検出専用の受光素子PD3を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置、特に、互いに異なる第1の波長、第2の波長、及び第3の波長がそれぞれ用いられる3種の光情報記録媒体に対する記録または/及び再生を行うための光学集積装置、この光学集積装置によって構成される光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置に関する。
近年、青色レーザ光対応の高密度光情報記録媒体(以下BDという)の例えばBlu-ray Discが用いられる光情報記録再生装置の普及が目覚しい。このBDに対する記録または/及び再生がなされる光情報記録再生装置にあっては、他のフォーマットによる光情報記録媒体のCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)に対する記録または/及び再生をも行うことができる光情報記録再生装置の実用化がなされて来ている。
これらCD、DVD、BDは、それぞれ約780nm、約650nm、約405nmの3種の波長レーザ光が用いられることから、これら3種の光情報記録媒体に対す記録再生装置においては、3種の、特にCDとBDにおいて大きな差を有する波長光が取り扱われる。
この3波長対応の光情報記録再生装置は、例えばこれら各波長にそれぞれ対応する実質的に相互に独立構成とされた3種のピックアップを組み込んだ構成、あるいは例えばCD及びDVD対応の2波長ピックアップと、これとは実質的に独立構成とされたBlu-ray用のピックアップとを組み込んだ構成とされている。
また、この3波長対応の光情報記録再生装置の他の構成として、3波長のうち、短い2波長に関して、1つの受発光素子を構成し、これと独立にこれら2波長に比し長波長の他の1つの波長に関する1つの受発光素子を設けた構成によるもの(例えば特許文献1参照)、あるいは3波長対応の対物レンズの提案がなされ、これに対して、独立した3種の波長の光源が用いられ、これらからの波長光を、共通の対物レンズの軸上に一致させる構成によるものの提案がなされている(例えば特許文献2参照)。
特開2004−103145号公報 特開2004−6005号公報
上述したように、3種の波長対応の光情報記録媒体、例えばBD、CD、DVDに対して、互換性をもって光情報の記録または/及び再生を行うことができる光ピックアップ、光情報記録再生装置の実用化、ないしは提案が種々なされている。
しかし、これらにおいて、短波長対応の例えばBDに関する記録情報、すなわちRF(高周波)信号の再生検出においてS/Nが低くなるという問題がある。
これは、光情報記録媒体からの各波長の戻り光を、所要の分割フォトダイオードによって検出して、トラッキングサーボ信号や、フォーカシングサーボ信号を演算によって求め、これら分割フォトダイオード素子からの検出信号の総和をRF信号とすることから、ノイズに関しても各フォトダイオード素子におけるノイズ信号の和となり、ノイズが大きくなるということ、また、フォトダイオード自体、短波長に対する感度が低いことによって、RF信号のS/Nが低下するものである。
本発明は、RF信号のS/Nの向上を図ることができるようにした光学受発光装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置を提供するものである。
本発明による光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成ることを特徴とする。
本発明による光ピックアップ装置は、対物レンズと、光学集積装置とを有し、上記光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成ることを特徴とする。
本発明による光情報記録再生装置は、第1の光情報記録媒体と第2の光情報記録媒体と第3の光情報記録媒体とが交換着脱されて回転駆動する回転駆動装置と、光ピックアップ装置とを有し、該光ピックアップ装置は、対物レンズと、光学集積装置とを有し、該光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成り、上記各光情報記録媒体に対する記録または/及び再生を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述した光学集積装置、更に上述した光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置における光学集積装置にあって、上記第1の光情報記録媒体が青色レーザ光対応の光ディスクであり、上記第2の光情報記録媒体がDVD(Digital Versatile Disc)であり、上記第3の光情報記録媒体がCD(Compact Disc)であることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光学集積装置、更に上述した光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置における光学集積装置にあって、上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが積層されて成り、上記2波長光受光部が、上記第1及び第2の波長光に対して共通のサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とを有することを特徴とする。
更に、本発明は、上述した光学集積装置、更に上述した光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置における光学集積装置にあって、上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが近接並置されて成り、上記2波長光受光部の上記第1及び第2の波長光に対するサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とが、それぞれ上記近接並置された第1及び第2の半導体レーザ部に対応して並置配置されて成ることを特徴とする。
また、本発明は、上述した光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置にあって、上記対物レンズが、上記2波長受発光集積素子からの上記第1の波長光、第2の波長光と、1波長受発光集積素子からの上記第3の波長光に対して共通の3波長対応対物レンズもしくはレンズ構体より成ることを特徴とする。
上述したように、本発明による光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子とを有する2つの受発光集積素子構成によるものであるが、2波長受発光集積素子においては、波長の短い第1及び第2の波長光を組とすることから、この2波長受発光集積素子における光学設計、例えばそのマイクロプリズムの設計が、とりやすく、これによって、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子の2つの受発光素子構成によるにもかかわらず、光学特性にすぐれた光学集積装置を構成することができるものである。
そして、1波長受発光集積素子に関しては、すでにCDの記録再生装置として、充分研究、開発がなされている1波長受発光集積素子によって構成することができるので、設計、製造の簡易化が図られる。
また、上述の構成において、2波長受発光集積素子すなわち短波長の2波長を扱う受発光集積素子において、そのサーボ信号取り出し用の受光素子とは別に、高周波記録情報信号(RF信号)検出専用の受光素子を設ける構成としたことにより、RF信号のS/Nの向上を図ることができる。
すなわち、通常の構成においては、サーボ信号取出し用の受光素子、具体的には、トラッキングサーボ、フォーカシングサーボのためのトラッキングエラー信号、フォーカシングエラー信号を得るための受光素子としてのフォトダイオードは、これら信号を演算によって求めるため分割フォトダイオードによって構成されるものであり、RF信号は、これら分割フォトダイオードからの信号の総和によってRF信号を得ている。このため、各信号成分に含まれるノイズ例えばこれら信号の増幅に伴うノイズ成分を含むノイズの総和が、RF信号のノイズ成分となること、また、短波長に対する受光素子のフォトダイオードの光電変換効率が低く、RF信号の信号成分が小さいことから、S/Nは低くなる。
これに対し、本発明は、サーボ信号検出信号を得るための受光素子とは別に、短波長の上記2波長に関しては、高周波記録情報検出専用の受光素子が設けられた構成としたことからノイズ成分の低減化を図ることができ、更に例えばこの高周波記録情報検出専用の受光素子は、分割フォトダイオードによらない単一受光素子とすることができることからRF信号量を十分高めることができ、S/Nの向上を図ることができるものである。
そして、特に本発明構成においては、高周波記録情報検出専用の受光素子を、サーボ信号取り出し用の受光素子が形成された半導体基板に形成せずに、この半導体基板上に配置されたマイクロプリズム上に配置した構成としたことにより、この高周波記録情報検出専用の受光素子をサーボ信号取り出し用の受光素子と同一半導体基板に設ける場合における半導体基板の面積の増大、これに伴うマイクロプリズムの面積の拡大を回避できる。また、設計の自由度が向上する。
また、本発明による光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置において、その対物レンズを第1〜第3の波長光に対して1組の対物レンズによって構成したことから構成の簡潔化、部品点数、組み立て精度等改善でき、小型化、軽量化、更に組み立て製造の簡易化によるコストの低減化を図ることができる。
また、本発明による光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置によれば、短波長光が用いられる第1の光情報記録媒体、例えばBlu-rayディスク等のBD、第2の光情報記録媒体DVDに対しては、そのトラッキングサーボを、演算回路が複雑なヘテロダイン法によることなく、プッシュプル法を適用し、更にこの場合の、DCオフセットの補正を簡便に行うことができるものである。すなわち、プッシュプル法を適用する場合、光情報記録媒体のディスクに対する視野振り等のための対物レンズのシフト、ディスクのスキュー等によるDCオフセットがトラッキングエラー信号に生じることから、このDCオフセット成分の補正を必要とするものであり、通常は、このCDオフセットを補正する補正回路が設けられるものである。
これに対し、本発明構成においては、第1の光情報記録媒体の例えばBD、第2の光情報記録媒体のDVDに対する記録または/及び再生に際して、上述した2波長受発光集積素子から、第1、または第2の波長光を、発光させて各第1または2の光情報記録媒体に対して照射すると同時に、1波長受発光集積素子から、長波長光の第3の波長光を、これら第1または第2の光情報記録媒体に照射して、この1波長受発光集積素子において、この第3の波長の戻り光を検出する。この場合、第3の波長光は、長波長光であることによって、第1または第2の光情報記録媒体からRF信号を読み出すことがなく、この第3の波長光による、オフセット成分の補正がなされていないプッシュプル信号は、オフセット成分だけのE信号とF信号を検出することができ、これらE信号とF信号のバランス制御、つまり、トラッキング制御を行うことによって短波長の第1または第2の波長の第1または第2の光情報記録媒体に対するトラッキングエラー信号を得るプッシュプル信号のDCオフセット補正を行うことができるものである。
このように、本発明構成によれば、第1、または/及び第2の光情報記録媒体のトラッキングエラー信号の検出を、オフセット補正が簡易化されたプッシュプル法を適用することができるものである。
本発明による光学集積装置、光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置の実施の形態を、図面を参照して、本発明による光情報記録再生装置の実施の形態例をもって説明する。しかしながら、本発明による光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置は、例示する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明による光情報記録再生装置10の一実施の形態の一例の構成図を示す。
この光情報記録再生装置10は、3種のフォーマットによる光情報記録媒体Mを、交換着脱することができ、これらを同一軸心上で回転駆動する光情報記録媒体Mの回転駆動部1と、本発明による光ピックアップ装置2とを少なくとも有して成る。
3種のフォーマットによる光情報記録媒体Mは、第1の光情報記録媒体の第1の波長例えば約405nmの青色レーザ光を用いるBD例えばBlu-rayディスクと、第2の光情報記録媒体の第2の波長例えば約650nmの赤色レーザ光を用いるDVDと、第3の光情報記録媒体の第1及び第2の波長に比して長波長の第3の波長例えば約780nmの近赤外レーザ光を用いる光ディスクCDによる。
この例において、光ピックアップ装置2は、回転駆動部1に交換装着される光情報記録媒体Mの第1〜第3の光情報媒体に対して照射する上述した第1〜第3の波長光を取り出し、かつ光情報記録媒体Mからの戻り光を受光する本発明による光学集積装置3と、対物レンズ構体4と、ビームスプリッタ20とを有する。
光学集積装置3は、第1及び第2の波長の2波長の例えば405nmの波長光及び650nmの波長光の取り出しと、その光情報記録媒体Mからの戻り光を受光する2波長受発光集積素子3Aと、第3の波長光の例えば780nmの波長光の取り出しと、その光情報記録媒体からの戻り光を受光する1波長受発光集積素子3Bとより構成される。
一方、第1、第2及び第3の波長光に対して共通の例えば3波長対応の対物レンズ41を有する対物レンズ構体4が配置される。
対物レンズ構体4は、その基準位置での光軸11が、光情報記録媒体Mの面に直交する軸上に選定される。
図示の例では、対物レンズ構体4が、例えば3波長対応の対物レンズ41と、液晶型の球面収差補正素子6とが共通の光軸11上に配置されて3波長に対して収差補正が最適化された構成とされている。
2波長受発光集積素子3Aから出射される第1の波長光と、1波長受発光集積素子3Bから出射される第3の波長光は、それぞれビームスプリッタ20によって、上述した光軸11上で、光情報記録媒体Mに対して直交するように照射され、2波長受発光集積素子3Aから出射される第2の波長光は、光軸11上、もしくは光軸11に近接平行する光軸上で、光情報記録媒体Mに対して直交するように照射される。
また、3波長光の光路上、例えば対物レンズ構体4において、対物レンズ41と球面収差補正素子6との間に1/4波長板7が配置される。
この対物レンズ構体4は、例えば2軸アクチュエータによって、フォーカシング調整の軸心方向移動と、トラッキング調整の光情報記録媒体Mのラジアル方向への移動制御がなされる。
また、第1及び第2の短波長の2波長受発光集積素子3Aと、ビームスプリッタ20との間に、コリメートレンズ8Aが配置される。
2波長受発光集積素子3Aは、パッケージ5A内に、第1及び第2の波長光の各光源3SA1及び3SA2を有する2波長光源部3SAと、第1及び第2の波長光を受光検出する複数のフォトダイオードより成る2波長光受光部PDAと、マイクロプリズムPRSAとを有して成る。
マイクロプリズムPRSAは、その例えば垂直立ち上げミラー面を光源部3SAに対向させ、2波長受光部PDAを構成する半導体基板9Aのサーボ信号取り出し用の受光素子PD11,PD21、PD12,PD22が形成された1主面に接合配置される。
そして、本発明においては、2波長光受光部PDAとして、RF信号検出専用、すなわち高周波記録情報検出専用の例えばフォトダイオードによる受光素子PD3が形成され、この高周波記録情報検出専用の受光素子PD3が、半導体基板9とは別の半導体13例えば半導体チップに形成され、この半導体13が、マイクロプリズムPRSA上、すなわち半導体基板9Aと対向する面とは反対側の面(以下上面という)上に、その受光面をマイクロプリズムPRSA側に向けて配置される。
図2A及びBは、2波長受発光集積素子3Aの一例の概略断面図及びパッケージ5Aを排除した状態の模式的平面図を示す。この例では、2波長受発光集積素子3Aの2波長光源部3SAが、第1の波長例えば405nmのレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部による光源3SA1と、第2の波長例えば650nmのレーザ光を出射する第2の半導体レーザによる光源3SA2とが積層された例えば1チップ構成を有し、半導体基板9上に、サブマウント12Aを介して配置された構成を有する。
半導体基板9A例えばSi基板には、2波長光受光部PDAを構成するサーボ信号取り出し用の受光素子、この例では、PD11及びPD12が、これら素子や例えば2波長光源部3SA2等に付随する集積回路とともに形成される。
2波長光源部3SAからの第1の波長光及び第2の波長光は、マイクロプリズムPRSAの立ち上がりミラー面によって上述した対物レンズ41の光軸11上に出射させる。そして、これらレーザ光の、光情報記録媒体Mからの戻り光を、マイクロプリズムPRSAのミラー面を通過して受光部PDAに導入する。
光源部3SAと、これに対応する、受光素子PD11及びPD12は、光情報記録媒体Mのディスクの例えばタンジェンシャル方向に沿う方向に配列される。図2Bにおいて、Rc及びTcは、光軸11と交叉する光情報記録媒体Mにおけるラジアル方向及びタンジェンシャル方向に対応する各センター位置を示し、このラジアル方向のセンターRcにおいて、タンジェンシャル方向に沿って配列される。
そして、各受光素子PD11,PD12,PD13の配置位置、マイクロプリズムPRSAの厚さ、受光素子の配列側の面及びこれとの対向面の各反射率等の選定により、戻り光の各受光素子に対する受光量の最適化がなされる。
受光素子PD11とPD12は、図3に示すように、それぞれ例えば分割素子a〜hによる8分割構成のフォトダイオードと分割i〜lによる4分割構成のフォトダイオードによることができる。
半導体13の高周波記録情報検出専用の受光素子PD3は、図示しないが、例えば分割構成によらない単一構成のフォトダイオードによって構成する。
この構成において、光源部3SAの第1の波長の光源3SA1または第2の波長の光源3SA2のいずれかを動作させることによって、第1の波長例えば405nmの光または第2の波長例えば650nmの光を、前述した例えば3波長対応の対物レンズ41の光軸11上に出射させ、コリメートレンズ8A、ビームスプリッタ20を直進して、球面収差補正素子6、1/4波長板7、対物レンズ41を通じて光情報記録媒体MのBD例えばBlu-rayディスクまたはDVDに照射する。
そして、この戻り光を、2波長受発光集積素子3Aにおいて、2波長光受光部PDAに導入され、後述するように、PD11及びPD12による検出出力信号の演算によって、トラキングエラー信号、フォーカシングエラー信号の導出がなされ、RF専用のPD3によってRF信号すなわち記録データ情報信号の検出がなされる。
図4A及びBは、2波長受発光集積素子3Aの他の一例の概略断面図及びパッケージ5Aを排除した状態の模式的平面図を示す。この例では、2波長受発光集積素子3Aの2波長光源部3SAを構成する第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部による光源3SA1と第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部による光源3SA2とが、半導体基板9A上にサブマウント12Aを介して、近接並置させた場合である。
この場合、2波長光受光部PDAの第1及び第2の波長光に対してそれぞれするサーボ信号取り出し用の受光素子PD11とPD21と、これらに並置してPD12とPD22とが各光源3SA1及び3SA2に対応して、近接並置配置される。
この場合、RF検出専用のPD3は、両波長光に対してそれぞれ形成することもできるし、その面積を選定して、共通に設けることもできる。
この構成による場合、最も厳しい光学的設計と高い精度を有するBD(Blu-rayディスク)対応の波長の第1の波長に関する光源3SA1と、これに対応する受光部の受光素子PD11及びPD12は、上述したラジアル方向のセンターRcが、中央位置に対応するタンジェンシャル方向の1直線上に配列され、この第1の波長光がマイクロプリズムPRSAのミラー面で反射して上述した光軸11と一致して光情報記録媒体Mに向かい、かつその戻り光が対応する受光素子PD11、PD13、PD12に導入されるように、上述したラジアル方向のセンターRcにおけるタンジェンシャル方向の直線と、光軸11とを含む平面と交叉する位置に配列することが望ましいものである。
そして、第1の波長の光源3SA1と、これに対応する受光部の発光素子PD11及びPD12に近接並置してこれらのタンジェンシャル方向の配列直線に近接して平行するタンジェンシャル方向に沿ってそれぞれ第2の波長の光源3SA2と、これに対応する受光部の発光素子PD21及びPD22が配列され、第2の波長、例えばDVD対応の波長の第2の波長光は、マイクロプリズムPRSAのミラー面で反射して上述した光軸11と近接平行する光軸に一致して光情報記録媒体Mに向かうようになされ、かつその戻り光が対応する受光素子PD21、PD23、PD22に導入されるように、タンジェンシャル方向の直線及び上述した光軸11と近接平行する光軸を含む平面と交叉する位置に配列される。
この場合、高周波記録情報検出専用の受光素子PD13は、第1及び第2の波長光に対して共通に、所要の面積にわたって形成することができる。
また、この場合においても、図3で示すように、PD11とPD21とを8分割構成とし、PD21とPD22とを4分割構成とし、RF検出専用のPD3は単一構成とすることができる。
一方、1波長受発光集積素子3Bは、図5A及びBに概略断面図及びパッケージ5Aを排除した状態の模式的平面図を示すように、パッケージ5B内に第3の波長のレーザ光を発生する半導体レーザによる光源3SB3を有する光源部3SBと、マイクロプリズムPRSBと、第3の波長光を受光検出する1波長光受光部PDBとを有して成る。この場合、半導体レーザは、所要の高さに選定されたサブマウント12を介してマウントされる。
1波長光受光部PDBは、サーボ信号取り出し用の2つのフォトダイオードによる受光素子PDA31及びPDA32が、半導体基板9B例えばSi基板に、この1波長受発光集積素子3Bに付随する集積回路とともに形成される。
マイクロプリズムPRSBは、その立ち上げミラー面を光源部3SBに対向させ、半導体基板9Bの1波長受光部PDA上に接合配置される。
光源3SA3と、受光素子PD31,PD32は、半導体基板9Bに、上述した光軸11と直交する光情報記録媒体Mのラジアル方向に対応する直線Rcをセンターとし、光情報記録媒体Mの光軸11と交叉するタンジェンシャル方向に対応する直線上に配列される。
そして、光源部3SAからの第3の波長780nmのレーザ光を、マイクロプリズムによってビームスプリッタ20に光軸11と直交する方向に導入し、これによって屈曲させて光軸11上に一致させ、球面収差補正素子6、1/4波長板7、対物レンズ41を通じて光情報記録媒体Mに照射する。
その戻り光を、1波長受発光集積素子3Bにおいて、1波長光受光部PDAに導入し、
後述するように、PD31及びPD32による検出出力信号の演算によって、トラキングエラー信号、フォーカシングエラー信号、RF信号すなわち記録データ情報信号を得る。
この1波長受発光集積素子3Bの受光素子PDB31とPDB32とは、図6に示すように、4分割素子a3〜d3とi3〜l3とを有する4分割構成とすることができる。
上述した構成において、まず、光情報記録媒体MとしてCDを用い、これに対しての記録または/及び再生を行う場合について説明する。
この場合、2波長受発光集積素子3Aについては、動作させず、1波長受発光集積素子3Bを動作させ、第3の波長780nmのレーザ光を、上述したように光情報記録媒体のCDに照射し、その戻り光を図6で示したフォトダイオードPD31及びPD32によって受光する。例えば再生において、図7A、B及びCでそれぞれその演算方法を示すように、分割素子の総和によってRF信号、すなわち記録データ情報信号(RFsignal)を得、例えば差動スポットサイズ法によってフォーカスエラー信号(Focus Error)を得、例えばプッシュプル法によってトラッキングエラー(Tracking Error)信号を得る。図7において、a3〜d3、i3〜l3の記号は、図6のフォトダイオードPD31及びPD32の各分割素子a3〜d3、i3〜l3による検出出力を示すものである。
また、上述した構成において、光情報記録媒体MとしてDVDが用いられるときは、2波長光源部3SAの405nmのレーザ光源3SA1と、また、例えば1波長光源部3SBと、650nmの波長のレーザ光源3SA2を動作させ、記録もしくは再生がなされる。
そして、その戻り光によって、図2または図4の構成に応じて、図3で示したフォトダイオードPD13もしくはPD23によってなんら演算することなくRF信号を検出する。
そして、フォトダイオードPD11及びPD12、もしくはPD21及びPD22によって、図8A及びBでその演算方法を示すように、例えば差動スポットサイズ法によってフォーカスエラー信号(Focus Error)を得、例えばDPD(Differential Phase Detector)法によってトラッキングエラー(Tracking Error)信号を得ることができる。
図8において、a〜d、i〜lの記号は、図3のフォトダイオードPD21及びPD22の各分割素子a2〜d2、i2〜l2による検出出力を示すものである。
また、光情報記録媒体MとしてBD例えばBlu-rayディスクが用いられるときは、2波長受発光集積素子3Aの2波長光源部3SAのうちの光源405nmのレーザ光源3SA1を動作し、他方の650nmの光源3SA2をオフし、第1の波長光によって、Blu-rayディスクに対する記録もしくは再生がなされる。
そして、この場合においても、高周波記録情報検出専用のフォトダイオードPD13によって、RF信号を検出し、図3で示したフォトダイオードPD11、PD12によって、上述したDVDにおけると同様に、例えば図8A及びBに示した演算によって、すなわち例えば作動スポットサイズ法によってフォーカスエラー信号を得、例えばDPD法によってトラッキングエラー信号を得ることができる。
このように、BD例えばBlu-rayディスク及びDVDの記録または/及び再生において、トラキングエラー信号の検出を、上述したDPD法によることもできるが、本発明にいては、例えば図3におけるフォトダイオードPD11(PD21)あるいは/及びPD12(PD22)を用いたプッシュプル法によることができ、この場合における光情報記録媒体のラジアル方向に関する視野振りによる対物レンズのシフト等によるオフセット補正を簡易に行うことができるものである。
すなわち、本発明構成によるときは、このオフセット補正は、通常におけるようなオフセット補正回路を設けることなく、例えば第1の波長光または第2のh長光の出射と共に、1波長受発光集積素子を動作させて、長波長の第3の波長光のCD対応の780nmのレーザ光を出射させ、第1もしくは第2の波長と共に、光情報記録媒体MのBDもしくはDVDに照射する。そして、その戻り光を1波長受発光集積素子3Bの受光部PDBにおいて検出するものであるが、このとき、この第3の波長光が長波長であることから、BDもしくはDVDのRF情報信号は検出することがなく、プッシュプル信号を取り出すことができる。そして、このときオフセット補正を行わないプッシュプル信号がオフセット信号となる。すなわち、例えば図7のPD31及びPD32のa3+b3+k3+l3によるE信号とc3+d3+i3+j3によるF信号のバランスをトラッキング制御によって補正することによって、DCオフセットを補正することができるものである。
上述したように、本発明においては、短波長のBD例えばBlu-rayディスクに対する少なくとも第1の波長光に関して高周波記録情報検出専用の受光素子PD3を有する半導体13をマイクロプリズムPRSA上に配置するものであるが、次に、その具体的配置態様例を説明する。
その例としては、例えば図9に示すように、2波長光源部3SA側からみた後面図を示し、図10に高周波記録情報検出専用の受光素子PD3を有する半導体13この例では半導体チップの背面図を示すように、半導体チップ13をマイクロプリズムPRSA上に、例えばUVレジン(紫外線硬化樹脂)による光学的接着材によって接合配置する。
この場合、この半導体チップ13の裏面に受光素子PD3のアノード端子、カソード端子、接地端子等をそれぞれ外部に電気的に接続するリードワイヤ14のボンディングパッド15が形成された構成とすることができる。そして、この場合、半導体チップ13のマイクロプリズムPRSAに対する接合側に形成されているフォトダイオード等の受光素子の電極は、半導体チップに貫通させて導電材を充填させたいわゆるヴィアホールによってボンディングパッドに電気的に導出させる構成とすることができる。
また、例えば図11に概略断面図を示すように、高周波記録情報検出専用の受光素子PD3を有する半導体13を、パッケージ5Aの上端に差し渡って受光素子PD3を有する半導体基板13第1及び第2の波長光の取り出し部を除いて配置し、受光素子PD3の電極導出配線部をパッケージ5A側に形成した配線導出部16にいわゆるフェースダウンボンディングする構成とすることもできるなど、種々の配置構成を採ることができる。
上述した本発明構成によれば、3種のCD、DVD、BD(Blu-rayディスク)に対して記録または/及び再生を可能にする3波長対応の光学集積装置3、光ピックアップ装置2、及び光情報記録再生装置10にあって、記録再生において光学的に厳しい条件が要求されるBD、これに準ずるDVD対応の第1及び第2の波長光について、2波長受発光集積素子3Aとして一体化したものであるが、Blu-rayディスクに対して光学的設計を、最適化ないしはこれに近く選定したときにDVDについても比較良好な条件の設定がなされる。
そして、CDに関しては、これを単独の1波長受発光集積素子3Bとしたことから、これに関しては、従前のCDの記録再生装置において、充分に研究、開発がなされている技術を適用することができることから、実際の製造において有利となるものである。
また、本発明においては、2波長発光集積素子3Aと、1波長受発光集積素子3Bとによって光学集積装置3を構成するものであるが、これらが1パッケージ化されて一体化された構成によることから、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置を組立て製造するにあたり、構造の簡潔化、組立て工数の低減化、精度の向上を図ることができ、ひいてはコストの低減化、信頼性の向上が図られる。
また、本発明構成によれば、DVD及びBDに対する記録または/及び再生を行う場合において、同時にCD対応の波長光を用いることによって、プッシュプルオフセット補正を行うことができるという利点を有する。
更に、3種の波長光を得る光学集積装置3を2波長受発光集積素子3Aと1波長受発光集積素子3Bとの2つの素子のみによって構成することから、構造が簡潔化され、さらに、3波長対応の対物レンズ41による構成によって、冒頭に述べた、各波長光に対して独立した受発光素子によって構成する場合に比し、組立てにおける各部との位置関係、軸合わせ等の簡易化、小型軽量化を図り、量産性の向上、価格の低廉化等を図ることができる。
そして、上述したように、BD対応及びDVD対応の第1及び第2の波長光に関して、RF専用の受光部PD3を設けたことにより、受光部の例えばフォトダイオードが短波長光に対して光電変換効率が低いこと、分割フォトダイオードの複数の分割素子による検出信号の総和としてRF信号を得る場合の、ノイズの増大を回避でき、BDに関してもRF情報信号検出のS/Nの向上が図られる。
そして、特に本発明においては、その高周波記録情報検出専用の受光素子PD3を、サーボ信号を得るための受光素子等の集積回路が形成され、光源部やマイクロプリズム等がマウントされる本来の半導体基板9Aとは別体の半導体13に形成したことから、半導体基板9Aに関して特段の設計変更を必要としないなどの利点を有する。
尚、本発明による光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置は上述した実施の形態例に限られるものではないことはいうもでもなく、例えばBlu-rayディスクによるフォーマットによる短波長ディスクを対象とするものにかぎらす、他の青色光対応のBDと、CD,DVD等に対する光学集積装置、光ピックアップ装置、及び光情報記録再生装置とすることもできる。
本発明による光情報記録再生装置の一例の構成図である。 A図は、本発明による光学集積装置の2波長受発光集積素子の一例の模式的断面図であり、B図は、そのパッケージを排除した状態の模式的平面図である。 本発明による光学集積装置の2波長受発光集積素子の一例の2波長光受光部の一例のパターン図である。 A図は、本発明による光学集積装置の2波長受発光集積素子の他の一例の模式的断面図であり、B図は、そのパッケージを排除した状態の模式的平面図である。 A図は、本発明による光学集積装置の1波長受発光集積素子の一例の模式的断面図であり、B図は、そのパッケージを排除した状態の模式的平面図である。 本発明による光学集積装置の1波長受発光集積素子の一例の1波長光受光部の一例のパターン図である。 A,B及びCは、それぞれ本発明による光情報記録再生装置の一動作状態での一例の高周波記録情報信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号の導出演算方法を示す図である。 A,及びBは、それぞれ本発明による光情報記録再生装置の一動作状態でのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号の導出演算方法を示す図である。 本発明による光学集積装置の2波長受発光集積素子の一例の模式的後面図である。 本発明装置の高周波記録情報検出専用の受光素子の一例を示す背面図である。 本発明装置の2波長受発光集積素子の一例の一部を断面とした後面図である。
符号の説明
1……光情報記録媒体の回転駆動部、2……光ピックアップ装置、3……光学集積装置、3A……2波長受発光集積素子,3B……1波長受発光集積素子、3SA……2波長光源部、3SB……1波長光源部、4……対物レンズ構体、5A,5B……パッケージ、6……収差補正素子、7……1/4波長板、8A……コリメートレンズ、9A,9B……半導体基板、12A,12B……サブマウント、13……半導体(半導体チップ、半導体基板)、14……リードワイヤ、15……ボンディングパッド、16……配線導出部、20……ビームスプリッタ、41……3波長対応対物レンズ、PRSA,PRSB……マイクロプリズム、PDA……2波長光受光部、PDB……1波長光受光部、PD11、PD12、PDP21,PD22,PD31,PD32……サーボ信号取り出し用の受光素子、PD3……高周波記録情報検出専用の受光素子

Claims (14)

  1. 2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、
    上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、
    上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成ることを特徴とする光学集積装置。
  2. 上記第1の光情報記録媒体が青色レーザ光対応の光ディスクであり、
    上記第2の光情報記録媒体がDVD(Digital Versatile Disc)であり、
    上記第3の光情報記録媒体がCD(Compact Disc)であることを特徴とする請求項1に記載の光学集積装置。
  3. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが積層されて成り、
    上記2波長光受光部が、上記第1及び第2の波長光に対して共通のサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とを有することを特徴とする請求項1に記載の光学集積装置。
  4. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが近接並置されて成り、
    上記2波長光受光部の上記第1及び第2の波長光に対するサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とが、それぞれ上記近接並置された第1及び第2の半導体レーザ部に対応して並置配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の光学集積装置。
  5. 対物レンズと、光学集積装置とを有し、
    該光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、
    上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、
    上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成ることを特徴とするピックアップ装置。
  6. 上記対物レンズが、上記2波長受発光集積素子からの上記第1の波長光、第2の波長光と、1波長受発光集積素子からの上記第3の波長光に対して共通の3波長対応対物レンズもしくはレンズ構体より成ることを特徴とする請求項5に記載のピックアップ装置。
  7. 上記第1の光情報記録媒体が青色レーザ光対応の光ディスクであり、
    上記第2の光情報記録媒体がDVD(Digital Versatile Disc)であり、
    上記第3の光情報記録媒体がCD(Compact Disc)であることを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  8. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが積層されて成り、
    上記2波長光受光部が、上記第1及び第2の波長光に対して共通のサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とを有することを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  9. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが近接並置されて成り、
    上記2波長光受光部の上記第1及び第2の波長光に対するサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とが、それぞれ上記近接並置された第1及び第2の半導体レーザ部に対応して並置配置されて成ることを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  10. 第1の光情報記録媒体と第2の光情報記録媒体と第3の光情報記録媒体とが交換着脱されて回転駆動する回転駆動装置と、光ピックアップ装置とを有し、
    該光ピックアップ装置は、対物レンズと、光学集積装置とを有し、
    該光学集積装置は、2波長受発光集積素子と、1波長受発光集積素子と有し、
    上記2波長受発光集積素子は、半導体基板に、上記2波長光受光部を構成するサーボ信号取り出し用の受光素子が形成され、上記半導体基板上に、第1の光情報記録媒体対応の第1の波長光の光源と該第1の波長光に比して長波長の第2の光情報記録媒体対応の第2の波長光の光源とを有する2波長光源部と、マイクロプリズムとがマウントされ、該マイクロプリズム上に、上記2波長受光部を構成する高周波記録情報検出専用の受光素子を有する半導体が配置され、
    上記1波長受発光集積素子は、上記第1及び第2の波長に比し長波長の第3の光情報記録媒体対応の第3の波長光の1波長光源部と、上記第3の光情報記録媒体からの上記第3の波長の戻り光が導入されて検出される1波長光受光部が形成されて成り、
    上記各光情報記録媒体に対する記録または/及び再生を行うことを特徴とする光情報記録再生装置。
  11. 上記対物レンズが、上記2波長受発光集積素子からの上記第1の波長光、第2の波長光と、1波長受発光集積素子からの上記第3の波長光に対して共通の3波長対応対物レンズもしくはレンズ構体より成ることを特徴とする請求項10に記載の光情報記録再生装置。
  12. 上記第1の光情報記録媒体が青色レーザ光対応の光ディスクであり、
    上記第2の光情報記録媒体がDVD(Digital Versatile Disc)であり、
    上記第3の光情報記録媒体がCD(Compact Disc)であることを特徴とする請求項10に記載の光情報記録再生装置。
  13. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが積層されて成り、
    上記2波長光受光部が、上記第1及び第2の波長光に対して共通のサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とを有することを特徴とする請求項10に記載の光情報記録再生装置。
  14. 上記2波長受発光集積素子の2波長光源部が、上記第1の波長のレーザ光を出射する第1の半導体レーザ部と上記第2の波長のレーザ光を出射する第2の半導体レーザ部とが近接並置されて成り、
    上記2波長光受光部の上記第1及び第2の波長光に対するサーボ信号取り出し用の受光素子と上記高周波記録情報検出専用の受光素子とが、それぞれ上記近接並置された第1及び第2の半導体レーザ部に対応して並置配置されて成ることを特徴とする請求項10に記載の光情報記録再生装置。
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