JP2006114122A - 光記録再生方法及び光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生方法及び光記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トラックピッチを狭小化することなく複数のスポットを用いることにより高記録密度化、又は高転送レート化を図り、トラッキングトラックから離間する領域へのスポットを含む複数のスポットによる実用的な記録及び/又は再生を実現する。
【解決手段】光記録媒体のトラッキングトラック1に対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポットA〜Dを照射して、複数のスポットA〜Dのうち少なくとも1つのスポット(B,C)から得られる記録位置情報3及び/又は同期情報に基づき、少なくとも記録位置情報3を検出できない記録トラック2(ta,td)への情報の記録及び/又は再生を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光スポットを用いて信号の記録及び再生のうち少なくとも一方を行う光記録再生方法及び光記録再生装置に関する。
コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、デジタルヴァーサタイルディスク(DVD)に代表される光記録媒体(光磁気記録媒体を含む)は、音楽情報、映像情報、データ、プログラム等の格納媒体として広く利用されている。しかしながら、更なる音楽情報、映像情報、データ、プログラム等の高音質化、高画質化、長時間化、大容量化のために、さらに大容量の光記録媒体及びこれを記録再生する光記録再生装置(光磁気記録再生装置を含む)が望まれている。
そこで、これらに対応するため、光記録再生装置では、その光源の例えば半導体レーザの短波長化や、集光レンズの開口数の増大化が図られ、集光レンズを介して収束する光スポットの小径化が図られている。
また、光記録媒体に対して近接場光を照射して記録、再生を行うことによって高記録密度化、大容量化を図る技術が種々提案されている。このような近接場光を利用する集光レンズとして、ソリッドイマージョンレンズ(Solid Immersion Lens:SIL、固浸レンズ)と非球面レンズ等の光学レンズとを組み合わせた開口数1以上を実現する集光レンズが提案されている。
このようなSIL等の集光レンズを用いて、近接場光による記録及び/又は再生を行う光ディスクでは、DVDやBlu−ray Disc等を用いる光学システムでは実現が不可能な開口数NAが1を超える光学システムが実現可能であり、100Gbit/inch2以上の容量の光記録媒体を実現できる可能性がある。しかし、一方で、記録容量が増えるにつれて、トラックピッチが狭くなり、トラックを形成すること自体が困難になってくる。
そこで、例えばトラックピッチを狭小化する代わりに、トラック間に複数のスポットを形成することで、高密度化と狭トラック形成の難しさの問題を解決している。
特開2003-272176号公報
しかしながら、上記特許文献1には、光記録媒体に複数のスポットを照射した場合のトラッキング方法については言及されているものの、実際の記録再生方法については何ら具体的な手法が示されていない。
例えば、トラック間に複数のビームを照射する場合に、アドレス情報や同期情報を得られる記録トラックから離間した記録トラックでは、グルーブ、ピットなどのないミラー部への記録となるため、いわば基準信号がなく、時間的に正確な記録再生が難しい。
つまり、スポットの数を増やしてトラッキングトラック、すなわち位置情報や同期情報が記録される案内溝(ランド、サンプルサーボパターンなどを含む)の間の記録トラックを更に増加させ、例えば3本以上の記録トラックを設ける場合の安定した記録再生方法は実現していない。
本発明では、トラックピッチを狭小化することなく複数のスポットを用いることにより高記録密度化、又は高転送レート化を図る場合において、トラッキングトラックから離間する領域へのスポットを含む複数のスポットによる実用的な記録及び/又は再生を実現する光記録再生方法及び光記録再生装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明は、光記録媒体に光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生方法であって、上記光記録媒体のトラッキングトラックに対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポットを照射して、上記複数のスポットのうち少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は同期情報に基づき、少なくとも上記記録位置情報を検出できない記録トラックへの情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記少なくとも1つのスポットから得られる上記記録位置情報及び/又は上記同期情報と、上記複数のスポット間の位相差とに基づいて、上記記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定することを特徴とする。
また、本発明は、光記録媒体に光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生装置であって、上記光記録媒体のトラッキングトラックに対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポットが照射され、上記複数のスポットのうち少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は同期情報に基づき、少なくとも上記記録位置情報を検出できない記録トラックへの情報の記録及び/又は再生が行われることを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光記録再生装置において、少なくとも、複数の近接場光によるスポットを光記録媒体に照射する集光レンズを備えて成ることを特徴とする。
上述したように、本発明の光記録再生方法及び光記録再生装置では、光記録媒体に対し予め調整した間隔をもって記録及び/又は再生用のスポットを照射するものであり、記録位置情報すなわちアドレス信号と、同期情報すなわち記録再生信号の特定ブロック(フレーム)を示すいわゆるシンク信号を、複数のスポットの内の一つから検出し、この検出信号に基づき、これら情報を検出できるスポット以外の他のスポットによる記録再生信号の記録及び/又は再生を行うものである。
これにより、光記録媒体においてアドレス信号やシンク信号が通常記録されるトラッキングトラックに隣接する記録トラックのみならず、トラッキングトラックの間のいわゆるミラー部に形成された記録トラックにおいても、アドレス情報やシンク情報を得られる記録トラックからの信号を基準にして、他の記録トラックにおける記録タイミングの調整を行うことで、ミラー部記録においても容易に時間的かつ位置的に正確な情報の記録及び/又は再生が可能となり、従来に比して高記録密度化、高転送レート化が可能となる。
またこれらの情報と、予め調整した間隔をもって照射するスポットの間の位相差をもとに、位置情報及び/又は同期情報を推定することによって、記録再生信号の位置情報管理(アドレス管理)、同期管理すなわち時間管理(クロック管理)が可能となり、トラックピッチの狭小化を図ることなく、確実に記録及び/又は再生を行うことが可能となる。
特に、近接場を用いた記録再生方式を併用することによって、更に高記録密度化、或いは高転送レート化を達成するとともに、安定した実用的な記録再生が可能となる。
以上説明したように、本発明の光記録再生方法及び光記録再生装置によれば、トラッキングトラック間に3以上の記録トラックを形成することが可能となり、高記録密度化あるいは高転送レート化を図ることができる。
また、本発明の光記録再生方法において、少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は同期情報と、複数のスポット間の位相差とに基づいて、記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定することにより、位置情報管理及び/又は時間管理を確実に行って安定した記録及び/又は再生が可能となる。
更に、本発明の光記録再生方法において、記録位置情報及び/又は同期情報を検出できない記録トラックのうち少なくとも1以上の記録トラックに、推定した記録位置情報及び/又は同期情報を記録することにより、この記録した記録位置情報及び/又は同期情報に基づいてより安定した記録及び/又は再生を行うことができる。
また、本発明の光記録再生方法において、近接場光によるスポットを用いることにより、記録マークの微小化による高記録密度化を図ることができる。
更に、本発明の光記録再生方法において、トラッキングトラックに対して、複数のスポットを略対称な位置に照射することにより、記録位置情報及び/又は同期情報の制御の簡易化を図ることができる。
また、本発明の光記録再生装置において、少なくとも、複数の近接場光によるスポットを光記録媒体に照射する集光レンズを備える構成とすることによって、近接場光による高記録密度の情報の記録及び/又は再生が可能となる。
更に、本発明の光記録再生装置において、少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は上記同期情報と、上記複数のスポット間の位相差とに基づいて、記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定する同期情報処理部及び/又は記録位置情報処理部を具備する構成とすることによって、位置情報管理及び/又は時間管理を確実に行い、安定に高密度記録再生或いは高転送レートの記録及び/又は再生が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の例を、図面を参照して説明する。
本発明による光記録再生方法及び光記録再生装置の一例における光記録媒体上のスポットの配置態様の概略構成を図1に示す。
図1の例においては、光記録媒体に、ウォブルグルーブ(又はランド)がトラッキングトラック1として形成され、その両側に例えば2本ずつの記録トラック2、すなわち破線ta、tb、tc及びtdで示す4本の記録トラック2を設ける場合を示している。そしてトラッキングトラック1に沿ってアドレス信号、すなわち記録位置情報3がピットとして形成される。この場合、ウォブルには例えばスピンドルモーター用の制御用信号を生成する情報をもたせてもよい。
図1に示すように、本発明においては、光記録媒体のトラッキングトラック1に対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポット、図示の例においては4つのスポットA〜Dを照射して、これらの複数のスポットのうち少なくとも1つのスポット、この例においてはスポットBにより破線tbで示す記録トラックから得られる記録位置情報及び/又は同期情報、この例においては記録位置情報3を検出し、この情報に基づき、少なくともこの記録位置情報3を検出できない記録トラック2、すなわち破線ta、tc及びtdで示す記録トラックへの情報の記録及び/又は再生を行うものである。
この例においては、4つのビームスポットA〜Dは、例えばトラッキングトラック1を中心として略対称に形成され、それぞれ記録トラック2を横切る方向には例えば間隔dをもってそれぞれ等間隔に配置されている。また、スポットA〜Dの相対的な位相差、すなわち記録トラック2に沿う方向の間隔φは略一定とし、等間隔に配置するように、スポットA〜Dを照射する光学系を設定する。
なお、これら4つのスポットA〜Dは、図示のようにトラッキングトラック1の延長方向(タンジェンシャル方向)又はこれを横切る方向(ラジアル方向)に対し斜めに配置されていてもよく、または半径方向に一列に並んで照射しても構わない。
このように、4つのうち2つのスポットB及びCがトラッキングトラック1のウォブルにかかるように配置されている場合、スポットBとCからの戻り光量の差分によりプッシュプル法によりトラッキングが行われる。スポットは、ウォブルに追従することなく、ウォブルの低域成分に追従する。つまり、図1において各スポットは縦の破線に沿って移動すると考えて良い。なお、トラッキングの残差エラーの高域成分であるウォブル信号を検出すれば、スピンドルモーター用の制御用信号となり、このウォブル信号周波数を一定になるようにスピンドルモーターを制御すればよい。
記録位置情報3として設けるアドレス用プリピットは、スポットBがその上を通過するように配置され、このスポットBの戻り光量を検出し、復号することで現在の記録位置情報を読み出すことができる。そして、この位置情報が検出できたら、直接位置情報を読み出すことができないスポット(この例においてはスポットA、C及びD)に対して、同一の記録位置情報を設定して、図示しないが制御部においてこの記録位置情報に基づきスポットA、C及びDによる再生を行うことができる。
また、各スポットA、C及びDにより、設定された記録位置情報に対応する情報を光記録媒体に記録することもできる。なお、情報を書き込む際に、情報パターンとは別の記録位置情報や同期情報、すなわちアドレス信号、シンク信号を書き込んでも良い。記録位置情報を書き込めば、以後の記録及び/又は再生時にスポットA、C及びDからも直接記録位置情報を検出することができ、制御を簡易化することができる。
また、同期情報を書き込むことで、再生RF(高周波)信号のクロック再生がPLL(Phase Lock Loop)により可能となる。また、記録情報の開始位置を特定することも可能となる。
同期情報のパターンとしては、各スポットA〜Dが照射する記録トラックta〜tdにそれぞれ記録しても良い。また、特定のスポットが記録するトラックのみ、例えばスポットAが照射する記録トラックtaのみに記録し、残りのスポットB、C及びDについては、予め調整されている位相差、つまり、それぞれφ、2φ、3φ遅れたところにシンク信号があると推定して行うことも可能である。このようにすれば、スポットAによる再生信号から検出されたシンク信号から、スポットB〜Dのシンク信号を推定することができ、記録された信号の開始位置を特定することが可能となる。
図1に示す例においては、トラッキングトラックがウォブルし、このウォブル信号とは独立して記録位置情報がピットとして記録されている例であるが、トラッキングトラック及び記録位置情報はこの例に限定されるものではない。
図2は、記録位置情報3をトラッキングトラック1のウォブルに重畳させた場合の光記録媒体上のスポットの配置態様の概略構成を示す図である。図2において、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例は、いわゆるADIP(Address In Pre-groove)と呼ばれる方法で記録位置情報を書き込む例で、例えば、DVD+RW(書き換え可能型DVDの規格)の場合、ウォブル周波数が140.6kHzに対して、アドレス情報を817.4kHzの周波数で位相変調させることで記録している。この図2の場合についても、図1の例で示した例と同様の記録及び/又は再生方法が可能である。
すなわちこの場合、スポットB及びCにより記録位置情報3が検出可能であり、検出された位置情報に基づいて記録位置情報3を読み取ることができないスポットA及びDの照射する記録トラックta及びtdに対して記録及び/又は再生を行うことができる。
これら記録トラックta及びtdに対して検出された記録位置情報3に対応する記録位置情報や同期情報を書き込むことで、これらの記録トラックta及びtdからの直接的な記録位置情報及び同期情報の検出も可能となることはいうまでもない。
図3は、前述の図1において説明した例において、トラッキングトラック1のウォブルパターンに、同期情報4としてピットによるシンク信号を記録した場合のスポットの配置態様の概略構成図である。図3において、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
また、前述の図2に示す例とこの図3に示す例とを組み合わせてもよい。すなわち、図4に示すように、図2において説明した例と同様に、トラッキングトラック1のウォブルに重畳して記録位置情報3が予め記録され、同期情報4としてピットによるシンク信号が予め記録される構成としてもよい。図4において図1〜図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
これら図3及び図4に示す例においても、前述の図1及び図2において説明した例と同様の記録及び/又は再生方法が可能である。
なお、同期情報としては、これら図3及び図4に示す例のように、予めピットとして光記録媒体に記録されている例に限定されるものではなく、例えば、記録信号パターンの中に含まれている構成とすることもできる。
以上説明した各例においては、トラッキングトラック1をグルーブ状(或いはランド状)に設ける例を示したが、トラッキングトラック1としては、例えば図5に示すように、グルーブ状等ではなく、トラッキング用のピットによるトラック情報5を散発的に設けてトラッキングを行ういわゆるサンプルサーボ方式を用いてもよい。図5において、図1〜図4と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この場合、トラック情報5のピットは破線tb及びtcで示す記録トラックの略中心線に関し略対称に配置される。記録位置情報3は、例えば予めピットとしてスポットBが照射する位置に配置することができる。図6においては、図5に示す例において、同期情報4を記録位置情報3と同様にピットとしてスポットBが照射する位置に配置した例であり、図6において、図5と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
これら図5及び図6に示す例においても、図1〜図4に説明した例と同様の記録及び/又は再生方法が可能である。
なお、上述の各例においては、スポットを4つ、すなわち偶数個とした場合を説明したが、例えば図7に示すように、奇数個のスポットを用いて、中心のスポットをトラッキングトラック1上に照射させる構成としてもよい。図7において、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この場合は、スポットBからの戻り光量を2分割フォトディテクタで検出し、その差動信号をトラッキングエラーとすることで、プッシュプルによるトラッキングが可能である。また、この例においても、前述の図1において説明した例と同様の記録及び/又は再生方法が可能である。
以上説明した各光記録再生方法及び光記録再生装置において、照射するスポットとして、近接場光を用いることも可能である。図8は、近接場光を用いる場合に適用可能な集光レンズの一例の概略構成図である。この場合は、断面超半球状のSIL型の集光レンズ11を用いる例を示す。図8において、破線Rは半径rの球状部分を有するSIL型レンズにおいて、断面の直径が2rとなる断面位置を示している。このような集光レンズ11に対し、光の入射位置を微小にずらせることで、実線L1及び破線L2で示すように光記録媒体10に複数のスポットを形成することが可能である。図示しないが更に光軸からの角度を傾けて光を入射させることにより、スポットを追加することが可能であり、図1に示すように、トラッキングトラック1の両側に2本以上のスポットを形成することができる。
図9は、本発明による光記録再生装置の一例の概略構成図である。この例においては、光記録媒体10に対し4つのスポットを照射して記録を行う例を示し、独立した情報源20A〜20DによりAPC(Auto Power Controller)等の出力制御部21A〜21Dを介して変調されるレーザーダイオードLD等の光源22A〜22Dが用いられる。
これらの光源22A〜22Dから出射された光は、それぞれコリメーターレンズ23A〜23Dにより平行光とされ、偏光ビームスプリッター25Aを透過、もしくは偏光ビームスプリッター25B及びC又はミラー24により反射され、1/4波長板(図示せず)等を介してミラー26により反射されて、集光レンズ11により光記録媒体10の所定位置にスポットA〜Dとして照射される。このとき、偏光ビームスプリッター等の位置を微小にずらしておくことによって、或いは、図示しないが回折格子等の光学部材を用いることにより、光記録媒体10の所定位置上に、精度良く調整された間隔をもって各スポットを照射することができる。
光記録媒体10からの戻り光は、集光レンズ11、ミラー26、偏光ビームスプリッター25A及びB、更に偏光ビームスプリッター25を介して光検出部(PD:フォトディテクタ)28により検出される。この光検出部28からの戻り光量により、トラッキング制御部50において各スポットを光記録媒体10のトラッキングトラックに追従させる制御を行う。すなわち、光検出部28からトラッキングエラー信号Steがトラッキングサーボ32に送られ、集光レンズ11を保持する2軸デバイス27に制御信号を出力して、各スポットを光記録媒体10の所定のトラッキングトラック上に所定の間隔をもって追従させる。
具体的には、例えば図1に示す例では、スポットB及びCの戻り光量が光検出部28により検出され、プッシュプル法によりトラッキングエラーが生成され、トラッキングサーボを行うことにより、所定のトラッキングトラックへの追従及びレンズ−媒体間の間隔制御が行われる。
そして、光検出部28からの戻り光量によって、記録位置情報及び同期情報が検出される。すなわち、同期情報処理部29、記録位置情報処理部30いわゆるアドレスデコーダーにより復号された信号が、タイミング調整部31に送られる。タイミング調整部31は、記録位置情報の検出が完了したところで、情報源20A〜Dが同期して信号を出力するように機能する。
このような構成とすることによって、前述の図1〜図6に示した各例、またスポットの数を調整することによって、図7において説明した例における記録及び/又は再生方法を実現できる。
図10は、同期情報が特定のトラッキングトラックのみに記録された場合の再生装置の一例の概略構成を示したものである。図10において、図9と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この例においては、特定のトラッキングトラックからの同期情報しか得られないので、タイミング調整部31にて、他のトラックの同期情報を推定する構成とする。つまり、特定トラックからの同期情報の位相をφ、2φ、3φとずらして調整する。このようにすることで、各トラックの情報の書き込み開始位置を特定し、信号復号部33において、同期情報が得られない記録トラックからの情報の再生を良好に行うことができる。
なお、記録位置情報は、各スポットA〜Dの照射する記録トラックで全て共通とできるので、特にタイミング調整は必要ない。
以上説明したように、本発明によれば、トラッキングトラックの間に3以上の記録トラックを設ける場合においても、良好に記録及び/又は再生を行うことができ、高記録密度化、もしくは高転送レート化を図ることができる。
また、1つのスポットからの情報をもとに推定した記録位置情報及び/又は同期情報を他のスポットの照射する記録トラックに記録することによって、より確実な記録及び/又は再生を行うことができる。
更に、図8において説明した例のように、近接場光を照射する集光レンズを用いることによって、より光記録媒体の高記録密度化を図ることが可能となる。
また、上述したように、トラッキングトラックに対して対称な位置にスポットを照射することによって、制御の簡易化を図ることができる。
なお、本発明は以上説明した実施の形態の例に限定されるものではなく、その他のアドレス、シンク信号の書き込み方式を採用するとか、また光記録再生装置において各種の光学部材を利用するなど、本発明構成を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。また、適用する光記録媒体においては、記録再生可能型、再生専用型など種々の形式が可能であり、その記録再生態様についても、再生専用型、相変化型、色素型、光磁気記録型など種々の態様を採る光記録媒体を適用することができ、更に、近接場光を照射する例に限定することなく、ファーフィールドパターンを利用した記録再生方法及び光記録再生装置においても適用することが可能であり、同様に高記録密度化、高転送レート化を図ることができる。
本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法の一例の説明に供する光記録媒体上のスポット配置態様の概略構成図である。 本発明の光記録再生方法及び装置に適用可能な集光レンズの一例の概略構成図である。 本発明の光記録再生装置の一例の概略構成図である。 本発明の光記録再生装置の一例の概略構成図である。
符号の説明
1.トラッキングトラック、2.記録トラック、3.記録位置情報、4.同期情報、5.トラック情報、10.光記録媒体、11.集光レンズ、20A.情報源、20B.情報源、20C.情報源、20D.情報源、21A.出力制御部、21B.出力制御部、21C.出力制御部、21D.出力制御部、22A.光源、22B.光源、22C.光源、22D.光源、23A.コリメーターレンズ、23B.コリメーターレンズ、23C.コリメーターレンズ、23D.コリメーターレンズ、24.ミラー、25.ビームスプリッター、25A.ビームスプリッター、25B.ビームスプリッター、25C.ビームスプリッター、26.ミラー、27.2軸デバイス、28.光検出部、29.同期情報処理部、30.記録位置情報処理部、31.タイミング調製部、32.トラッキングサーボ、33.信号復号部、40.回転制御部、50.トラッキング制御部

Claims (16)

  1. 光記録媒体に光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生方法であって、
    上記光記録媒体のトラッキングトラックに対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポットを照射して、
    上記複数のスポットのうち少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は同期情報に基づき、少なくとも上記記録位置情報を検出できない記録トラックへの情報の記録及び/又は再生を行う
    ことを特徴とする光記録再生方法。
  2. 上記少なくとも1つのスポットから得られる上記記録位置情報及び/又は上記同期情報と、上記複数のスポット間の位相差とに基づいて、上記記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。
  3. 上記記録位置情報及び/又は上記同期情報を検出できない記録トラックのうち少なくとも1以上の記録トラックに、上記推定した記録位置情報及び/又は同期情報を記録する
    ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。
  4. 上記複数のスポットが近接場光である
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。
  5. 上記複数のスポットが近接場光である
    ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。
  6. 上記複数のスポットが近接場光である
    ことを特徴とする請求項3記載の光記録再生方法。
  7. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。
  8. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。
  9. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項3記載の光記録再生方法。
  10. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項4記載の光記録再生方法。
  11. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項5記載の光記録再生方法。
  12. 上記トラッキングトラックに対して、上記複数のスポットを略対称な位置に照射する
    ことを特徴とする請求項6記載の光記録再生方法。
  13. 光記録媒体に光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生装置であって、
    上記光記録媒体のトラッキングトラックに対し予め調整した間隔をもって複数の記録及び/又は再生用のスポットが照射され、
    上記複数のスポットのうち少なくとも1つのスポットから得られる記録位置情報及び/又は同期情報に基づき、少なくとも上記記録位置情報を検出できない記録トラックへの情報の記録及び/又は再生が行われる
    ことを特徴とする光記録再生装置。
  14. 少なくとも、複数の近接場光によるスポットを光記録媒体に照射する集光レンズを備えて成る
    ことを特徴とする請求項13記載の光記録再生装置。
  15. 上記少なくとも1つのスポットから得られる上記記録位置情報及び/又は上記同期情報と、上記複数のスポット間の位相差とに基づいて、上記記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定する同期情報処理部及び/又は記録位置情報処理部を具備する
    ことを特徴とする請求項13記載の光記録再生装置。
  16. 上記少なくとも1つのスポットから得られる上記記録位置情報及び/又は上記同期情報と、上記複数のスポット間の位相差とに基づいて、上記記録位置情報を検出できない記録トラックの記録位置情報及び/又は同期情報を推定する同期情報処理部及び/又は記録位置情報処理部を具備する
    ことを特徴とする請求項14記載の光記録再生装置。
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