JP2006113665A - パック自動販売機 - Google Patents

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Shigeyuki Murai
重之 村井
Fumio Abe
文雄 阿部
Takashi Akiba
剛史 秋葉
Yasuyuki Furusawa
保幸 古澤
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Abstract

【課題】この発明は、パック商品の引き抜き途中で、そのパック商品の購入を取り止めて返却する場合であっても、そのパック商品を必ず引き抜いた元の商品陳列案内レールへ戻すことができるパック自動販売機を提供する。
【解決手段】この発明のパック自動販売機は、コラム1の回転を阻止する回転阻止手段40によりパック商品4の引き抜き取り出し中はコラム1を回転させないようにした。
【選択図】 図5

Description

この発明は、パック(袋体)内に商品を収容し、その商品を収容したパックを陳列して販売するパック自動販売機に関する。
従来、例えば特開2004−78777号公報には、回転自在な円筒状ドラムユニット(コラム)の外周面に複数本の商品陳列案内レールを配設し、この各商品陳列案内レール内に商品の種類は異なるが同一価格の商品を複数個係止させて積載し、陳列するようにしたパック自動販売機が開示されている。
そしてこのパック自動販売機で商品を購入する際は、硬貨投入後に、目的の商品を選択すべく円筒状ドラムユニットを回転させ、これにより目的の商品が収容された商品陳列案内レールを商品取り出し口に合致させる。
その後、その商品陳列案内レールの最上段から目的のパック商品を商品取り出し口を介して引き抜くようにしてパック商品を販売するようにしている。
特開2004−78777号
ところで、上述した従来のパック自動販売機では、パック商品を商品取り出し口から引き抜く際であっても、円筒状ドラムユニットは回転可能な状態になっているから、例えば、パック商品を商品取り出し口から引き抜く途中で、そのパック商品の購入を取り止め、元の商品陳列案内レールへ戻そうとする際に円筒状ドラムユニット(コラム)が誤って回転し、このため元の商品陳列案内レールとは異なった商品陳列案内レールが商品取り出し口に位置決めされると、戻そうとするパック商品を元の商品陳列案内レールとは異なった別の商品陳列案内レールの最上段に戻してしまう難点がある。
このように、同一パック商品が陳列されるべき商品陳列案内レール内に異なったパック商品が最上段に陳列されると次に顧客が商品を購入する際に目的のパック商品を購入することができなくなる虞がある。
この発明は上述した事情に鑑み、パック商品の引き抜き途中で、そのパック商品の購入を取り止めて返却する場合であっても、そのパック商品を必ず引き抜いた元の商品陳列案内レールへ戻すことができるパック自動販売機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載された発明では、円筒状に回転自在に配置され、周面に複数個のパック商品を係止させて陳列することができる複数本の商品陳列案内レールを有するコラムと、前記商品陳列案内レールに係止された前記パック商品の引き抜き許容と引き抜き規制とを行なうゲート手段を具備し、前記コラムを回転させて顧客が望むパック商品が係止されている商品陳列案内レールを前記ゲート手段に合致させることで顧客が望む商品を選択させ、該選択した商品陳列案内レールから前記ゲート手段を介してパック商品を引き抜いて取り出すようにしたパック自動販売機において、前記パック商品を引き抜いて前記ゲート手段を通過させる際に、前記コラムの回転を阻止する回転阻止手段をさらに具備し、前記パック商品の引き抜き中は前記コラムが回転しないようにしたことを特徴としている。
また、請求項2に記載された発明では、請求項1において、前記コラムの回転を阻止する回転阻止手段は、前記商品陳列案内レール内のパック商品の引き抜き許容と引き抜き規制とを行なう前記ゲート手段の動作に連動することを特徴としている。
また請求項3に記載された発明では、請求項2において、前記ゲート手段は、前記パック商品の引き抜き許容時に、該パック商品の引き抜き動作に連動して回転するロックレバーと、前記パック商品の引き抜き規制時に前記ロックレバーの回転を規制する第1のソレノイドとから構成され、前記回転阻止手段は前記パック商品の引き抜き許容時に回転して前記コラムの一部と当接し、該コラムの回転を規制する前記ロックレバーであることを特徴としている。
また、請求項4に記載された発明では、請求項3において、前記第1のソレノイドは所定間隔を隔てて併設された2本のロックピンを有し、また前記ロックレバーは前記2本のロックピンと係合する係合孔を有することを特徴としている。
また請求項5に記載された発明では、請求項4において、前記2本のロックピンと前記係合孔とが係合すると、前記ロックレバーの回転が規制されるとともに、前記2本のロックピンのうち1本が前記ロックレバーと係合すると前記ロックレバーの所定の回転角度以上の回転が規制されることを特徴としている。
また請求項6に記載された発明では、請求項1において、前記回転阻止手段は、前記パック商品の引き抜き時に前記コラムの一部と係合して、該コラムの回転を阻止する第2のソレノイドからなることを特徴としている。
また請求項7に記載された発明では、請求項6において、前記第2のソレノイドは回転止めプレートを有し、前記パック商品の引き抜き時に前記回転止めプレートの係合片が前記コラムの一部と係合して該コラムの回転を阻止することを特徴としている。
上述した本願発明のパック自動販売機によると、コラムの回転を阻止する回転阻止手段によりパック商品の引き抜き中にコラムは回転しないので、パック商品引き抜き中は商品陳列案内レールの位置とゲート手段との位置関係は変化せず、そのためパック商品の引き抜き中に、そのパック商品の引き抜きを取り止めて元の商品陳列案内レールに戻す際に、コラムが誤って回転することはなく、このため引き抜き取り出し中のパック商品を元の商品陳列案内レールに確実に戻し、顧客が望む商品を確実に販売することができるパック自動販売機を提供することができる。
また、本願発明のパック自動販売機によると、ゲート手段を、係合孔を有するロックレバーと、この係合孔内に出没する2本のロックピンを有する第1のソレノイドとから構成し、この2本のロックピンと係合孔が係合すると、ロックレバーの回転を規制するとともに、2本のロックピンのうち1本がロックレバーと係合すると当該ロックレバーの所定の回転角度以上の回転を規制するようにしたから、パック商品を二重取りする悪戯を防止することもできる。
以下、この発明に係るパック自動販売機の一実施例を詳述する。
図1はこの発明に係るパック自動販売機の概念斜視図である。
このパック自動販売機は、円筒状に回転自在に配置され、周面に形成された商品陳列案内レール5内に複数個のパック商品4を積載係止させて陳列することができるコラム1と、この商品陳列案内レール5内に積載係止された前記パック商品4を1個づつ引き抜いて取り出すことができる開閉自在なゲート手段6から構成されている。
なお、上述した円筒状の複数本の商品陳列案内レール5からなるコラム1は円形のベース台7と一体になり、このベース台7の下に配設された図示せぬ土台上で前記コラム1とベース台7とが一体となって回転自在に支承されている。
一方、上述したゲート手段6は、複数本の商品陳列案内レール5の上方を覆う上部カバー8内に配設されている。なお、この上部カバー8には、商品陳列案内レール3内に嵌挿したパック商品4の係止片4aを通過させることができるゲートスリット8aが形成されている。
このゲートスリット8aと対向する前記上部カバー8内には、図2の要部破断拡大斜視図で示すように、パック商品4の引き抜き許容と引き抜き規制徒を行うゲート手段6が配設されている。
このゲート手段6は、軸10に固着され、かつ当該軸10に巻回されたリターンスプリング11により一方向へ付勢されたロックレバー12と、このロックレバー12の回転許容と回転規制とを行なう一対のロックピン13、14を有する第1のソレノイド15と、前記ロックレバー12の回転位置を検出する第1及び第2のセンサ16,17と、前記ロックピン13,14の位置を検出する第3のセンサ18とから構成されている。なお上述した各センサ16,17,18は発光及び受光素子を構成要素とするホトセンサにより構成されている。
なお、上述したゲート手段6全体はロックブラケット20に支承され、また第1のセンサ16はセンサブラケット21に支承され、また第2と第3のセンサ17,18はロックブラケット20に支承されている。なお、図2で符号23は、ロックブラケット20を支承するロックベースであり、符号24は複数本の各商品陳列案内レール5の上部を位置決め支承し、コラム1の一部を構成する商品陳列案内レールキャップである。また図2で符号25は前記一対のロックピン13,14を案内するロックピンガイド、符号26は一対のロックピン13,14を支承するロックピンブラケットである。
一方、上述したロックレバー12は、図2の要部断面図で示す図3のように、
軸10に固着された板体からなり、その周面には常時はゲートスリット8aを閉塞しパック商品4の抜き取りを防止する第1のレバー30と、所定間隔を設けてパック商品4の二重取りを防止する第2のレバー31が突設され、また、上部には前記第1と第2のセンサ16,17を構成する発光及び受光素子間を通過するセンサ検出片32が突設されている。
さらに、前記第2のレバー31と前記センサ検出片32との間には前記一対のロックピン13、14が嵌挿し、ロックレバー12の回転を規制する円弧形状の係合孔33が形成されている。
また、前記ロックレバー12の外周面34は、図3の初期位置では、コラム1の一部を構成する商品陳列案内レールキャップ24と係合しないが、ロックレバー12が軸10を中心に反時計方向へ回転すると、商品陳列案内レールキャップ24と係合してコラム1の回転を阻止する回転阻止手段40として作用する。
即ち、図3に示すロックレバー12の初期位置から、一対のロックピン13、14と円弧形状の係合孔33との係合が解除されるとロックレバー12が軸10を中心に反時計方向への回転が可能となる。その際に、図4で示すように、顧客がパック商品4を商品陳列案内レール5に沿って上方へ引き抜くと、パック商品4の係合片4aとロックレバー12の第1のレバー30とが係合し、これによりロックレバー12が反時計方向への回転を開始する。
そして、図5に示すように、パック商品4の係合片4aがゲートスリット8aに至ると、回転阻止手段40であるロックレバー12の外周面34が商品陳列案内レールキャップ24と係合を開始し、これによりコラム1の回転が阻止される。
なお、このコラム1の回転の阻止するロックレバー12の外周面34と商品陳列案内レールキャップ24との係合は、図6で示すようにパック商品4の係合片4aと第1のレバー30との係合が解除されるまで持続される。
なお、図6で示すように、パック商品4の係合片4aとロックレバー12の第1のレバー30との係合が解除されると、ロックレバー12はリターンスプリング11(図2)の付勢力により図3の初期位置に瞬時に復帰する。
したがって、図6に示すパック商品4の抜き取り途中でそのパック商品4の購入を取り止め、そのパック商品4を元の商品陳列案内レール5に戻すべく下方へ移動させようとする際でも、回転阻止手段40を構成するロックレバー12の外周面34と商品陳列案内レールキャップ24との係合が維持されているので、コラム1が誤って回転することはなく、このため抜き取り途中のパック商品4は元の商品陳列案内レール5内に確実に戻されることとなる。
次に、上述したパック自動販売機の商品販売動作を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
このパック自動販売機では、図1に示す複数個の各商品陳列案内レール5内に販売価格が異なるパック商品4が積載収容されている。
即ち、このパック自動販売機は、従来の如く同一価格のパック商品を各商品陳列案内レール5に陳列するようにしたものではなく、各商品陳列案内レール5毎にそれぞれ価格設定の異なるパック商品4を陳列したパック自動販売機である。
なお、このパック自動販売機は、図示せぬ硬貨選別装置、即ち投入硬貨の正偽を判別するとともに、正貨をカウントして収納し、つり銭があるときは、そのつり銭を払い戻す機能を有する硬貨選別装置、およびこの硬貨選別装置とパック自動販売機とを制御する図示せぬ制御装置とに接続されている。
ところで、上述した複数の各商品陳列案内レール5とゲート手段6との位置関係を検出する商品陳列案内レール位置検出手段50としては、例えばベース台7の内側を示す図7の斜視図のように、各商品陳列案内レール5の下面を一体に覆う商品陳列案内レールベース51の下面所定位置に突設された複数の突設52と、この突起52を検出することにより、どの商品陳列案内レール5がゲート手段6と対向する位置に至ったかを検出する複数個のホトセンサからなる突起位置検出手段53とによりに構成されている。
このような商品陳列案内レール検出手段50によると、各商品陳列案内レール5とゲート手段6とをそれぞれ位置決めた際に、突起位置検出手段53を構成する複数個のホトセンサのうち、どのホトセンサがオン・オフするかを前もって記憶することにより、各商品陳列案内レール5の回転位置を検出することができることとなる。
図8は、上述したパック自動販売機による販売動作を示すフローチャートである。
パック自動販売機と、当該パック自動販売機に電気的に連結された図示せぬ硬貨選別装置、および制御装置とにそれぞれ電源が投入されると、制御装置によりパック自動販売機は待機状態となる(ステップ100)。
この待機状態では、ソレノイド15はOFFとなっており、センサ16は図3に示すように、ロックレバー12のセンサ検出片32を検出しているので、ONの状態となっている。
なお、ソレノイド15がオフ状態であると図3に示す一対のロックピン13,14はバネの付勢力によりロックレバー12の係合孔33内に嵌挿し、軸10を中心としたロックレバー12の回転を阻止している。
なおこのステップ100で示す待機状態では、図3で示すように、回転阻止手段40を構成するロックレバー12の外周面34は、商品陳列案内レールキャップ24と係合していないから、円筒状の各商品陳列案内レール5は回動自在な状態が維持されている。
このような状態で、顧客が円筒状のコラム1を回転させ、欲しいパック商品4を積載係合した商品陳列案内レール5を抜き取り位置、即ちゲート手段6と対向する位置に位置決めする。
一方、図示せぬ制御装置は選択した商品陳列案内レール5が抜き取り位置、即ちゲート手段6と対向する位置に合致しているか否かを判断し(ステップ101)、ゲート手段6と対向する位置に合致していると判断した場合は、次に硬貨選別装置に対して入金がなされたか否かを判断する(ステップ102)。
次に、制御装置は入金がなされたと判断した場合は、硬貨選別装置の返金レバーがONしたか否か、即ち返金レバーが押されたか否かを判断する(ステップ103)。
そして、制御装置は返金レバーがONされていない、即ち返金レバーが押されていないと判断した場合は、次に販売可能か否かを判断する(ステップ104)。
即ち、ステップ104では選択した商品陳列案内レール5に収容されているパック商品4が入金金額以下の商品か否か、およびそのパック商品が売り切れていないか否か、さらにパック自動販売機に異常がないか否かを判断する。
そして選択した商品陳列案内レール5に収容されているパック商品4が入金金額以下であり、売り切れておらず、またパック自動販売機に異常がないと判断した場合は、図2に示すソレノイド15をONし商品の抜き取りを可能な状態にする(ステップ105)。
このステップ105で図2に示すソレノイド15がONすると、図3に示す一対のロックピン13,14と係合孔33との係合が解除され、ロックレバー12は軸10を中心とする反時計方向への回転が可能となる。
一方、顧客が選択した商品陳列案内レール5からパック商品4の引き抜きを開始し、図5で示すように、検知片32が第1のセンサ16から外れて0FFとなると商品の抜き取り開始が検知される(ステップ106)。
その後、ロックレバー12がさらに反時計方向へ回転して、その検知片32が図6で示すように第2のセンサ17に検出されると、商品の抜き取りが完了したと判断される(ステップ107)。
その間、即ち図5に示すパック商品4の抜き取り開始から図6で示すパック商品4の抜き取り完了に至るまで、回転阻止手段40であるロックレバー12の外周面34が商品陳列案内レールキャップ24と係合を持続するから、その間におけるコラム1の回転が阻止される。
従って、パック商品4の図5から図6に至る抜き取り途中で、そのパック商品4の抜き取りを中止し、そのパック商品4を元の商品陳列案内レール5に戻すべく下方へ移動させようとする際でも、回転阻止手段40を構成するロックレバー12の外周面34と商品陳列案内レールキャップ24との係合が維持されているので、コラム1が誤って回転することはなく、このため抜き取り途中のパック商品4は元の商品陳列案内レール5内に確実に戻されることとなる。
一方、前記ステップ107で、センサ17がONした時点ではパック商品4の係止片4aはまだ第1のレバー30と接触している。
ステップ108では、ステップ107で商品4の抜き取りを完了したことが検出されるとソレノイド15をOFFにする。これによって、ロックピン13,14は、復帰可能な状態となる。
ここで、パック商品の係合片4aが第1のレバー30の係合から外れると(パック商品が完全にロックレバー12から抜け切ると)、ロックレバー12は、図2に示すリターンスプリング11の付勢力で図3に示す初期位置に復帰する。
そして、ロックレバー12が、時計回りに回転しながら初期位置へ復帰する途中で、図3に示す係合孔33がロックピン13,14の位置へ到達するから、ロックピン13,14がそれぞれ、係合孔33へ突出する。
このとき、ロックピン14とロックピン13は、先にロックピン14が突出し、その後にロックピン13が突出することになる。
これにより新たなパック商品4の抜き取りを不可能にする。なお、ロックピン14,13の作用によって新たなパックの抜き取りを防止する内容の詳細は後述する。
この時点で、図示せぬ制御装置は硬貨選別装置に投入された投入金額から商品購入金額を差し引いて、残金があるか否かを判断し(ステップ109)残金がなければ販売動作を終了する(ステップ112)。
一方、ステップ109で残金があると判断した場合、制御装置は次にパック自動販売機がシングル販売モード(パック商品を1個のみ販売するモード)か、あるいはマルチ販売モード(残金がある限り複数個のパック商品を販売するモード)であるか否かを判断し、シングル販売モードと判断した場合は、返金としてつり銭の額に対応する硬貨を払い出し(ステップ111)、その後販売動作を終了する(ステップ112)。
一方、ステップ109でマルチ販売モードと判断した場合は、ステップ101からステップ110までの処理を繰り返す。
なお、上記実施例において、図2に示すように、一対のロックピン13,14を設けた理由は、パック商品4の二重取りを防止するためで、その手口の詳細は省略するが、図6で示すように、センサ17のONにより装置が「商品引き抜き完了」を検出した後は、図8のステップ108で示すように、既にソレノイド15がOFFされているので、図2に示す一対のロックピン13,14は復帰バネ200,201(図10)の付勢力により、初期位置に復帰しようとしている。その際、図6で示すロックレバー12の位置から当該ロックレバー12を軸10を中心に時計方向へ僅かに回転させることにより第2のレバー31を移動させ、これにより商品陳列案内レール5を開放させるようにすると、図9及びその要部断面図で示す図10のように、一対のロックピン13,14のうち一方のロックピン14が係合孔33に嵌挿する。このため、そのロックレバー12の位置から再びパック商品4を抜き出すべく、ロックレバー12を軸10を中心に反時計方向へ回転させようとしても、ロックピン14と係合孔33とは既に係合しており、このため一定回転角以上の、ロックレバー12の回転は不可能となり、このためパック商品を二重取りする悪戯を防止することができるのである。
なお、図9は、センサ17が0N後、パック商品の係合片4aが第1のレバー30の係合から外れたことによって、ロックレバー12が、初期位置へ復帰する途中に、ロックピン14だけが係合した状態を表している。この状態で、たとえ、反時計回りにロックレバー12を回そうとしても、ロックレバー12は、ロックピン14によって、反時計周りへの回転が阻止されているから、時計方向への回転しか出来ない。(商品を抜き取る方向に回転しない。)
なお、上記実施例では、パック商品4の抜き取り中に、円筒形状のコラム1の回転を阻止する回転阻止手段40を、ゲート手段6を構成するロックレバー12に形成するようにしたが、この発明は、上記実施例に限定されることなく、上部カバー8の内部を示す図11の要部破断斜視図のように、独立した第2のソレノイド60からなる回転阻止手段70を使用し、パック商品4の抜き取り時にコラム1の回転を阻止するようにしても良い。
この回転阻止手段70では、図11に示すように第2のソレノイド60に回転止めプレート61が連設されている。
この回転止めプレート61によると、図11の要部断面図で示す図12のように、第2のソレノイド60がOFFすると、コイルバネ62の付勢力により回転止めプレート51が図面右側へ移動し、これにより回転止めプレート61の係合片61aとコラム1の一部を構成するコラムキャップ24の係止片24bとの係合が解除され当該コラム1の回転が許容されることとなる。
また第2のソレノイド60がONすると、図13に示すように、回転止めプレート61の係合片61aが商品陳列案内レールキャップ24の係止片24bと係合し、これによりコラムキャップ24の回転を停止させてコラム1の回転を阻止する。
これにより、図5で示すように検出片32が移動して第1のセンサ16がオフとなったとき、即ちパック商品4の抜き取りが開始されたときに、上述した第2のソレノイド60がONしてコラム1の回転を阻止し、また図3で示すように、検出片32が第2のセンサ16により検出された際、即ちロックレバー12が初期位置に復帰して、顧客がパック商品4を選択する際に第2のソレノイド60がOFFして、回転止めプレート61の係合片61aとコラムキャップ24の係止片24bとの係合を解除すれば、前述した回転阻止手段40と同様に、顧客の商品選択中はコラム1の回転を許容し、またパック商品4の抜き取り途中ではコラム1の回転を確実に阻止し、これにより抜き取り途中のパック商品4を戻す際に、元の商品陳列案内レール5内に確実に戻すことができることとなる。
以上説明したように、この発明のパック商品自動販売機は、引き抜き途中のパック商品を返却する場合であっても、そのパック商品を必ず引き抜いた元の商品陳列案内レールへ戻すことができるパック自動販売機に適している。
図1はこの発明に係るパック自動販売機の概念斜視図。 図2はゲート手段の要部破断概念斜視図。 図3はゲート手段の作用を示す要部破断面図。 図4はゲート手段の作用を示す要部破断面図。 図5はゲート手段の作用を示す要部破断面図。 図6はゲート手段の作用を示す要部破断面図。 図7はこの発明に係るパック自動販売機の底部を示す概念斜視図。 図8はこの発明に係るパック自動販売機の販売手順を示すフローチャート。 図9はロックピンの作用を示すロックレバーの要部断面図。 図10は図9の要部概念断面図。 図11は、回転阻止手段の他の実施例を示す概念斜視図。 図12は回転阻止手段の他の実施例の作用を示す要部断面図。 図13は回転阻止手段の他の実施例の作用を示す要部断面図。
符号の説明
1…コラム
4…パック商品
5…商品陳列案内レール
6…ゲート手段
12…ロックレバー
15…第1のソレノイド
13,14…ロックピン
24…コラムの一部(コラムキャップ)
33…係合孔
40,70…回転阻止手段
60…第2のソレノイド
61…回転止めプレート
61a…係合片

Claims (7)

  1. 円筒状に回転自在に配置され、周面に複数個のパック商品を係止させて陳列することができる複数本の商品陳列案内レールを有するコラムと、前記商品陳列案内レールに係止された前記パック商品の引き抜き許容と引き抜き規制とを行なうゲート手段を具備し、前記コラムを回転させて顧客が望むパック商品が係止されている商品陳列案内レールを前記ゲート手段に合致させることで顧客が望む商品を選択させ、該選択した商品陳列案内レールから前記ゲート手段を介してパック商品を引き抜いて取り出すようにしたパック自動販売機において、
    前記パック商品を引き抜いて前記ゲート手段を通過させる際に、前記コラムの回転を阻止する回転阻止手段をさらに具備し、前記パック商品の引き抜き中は前記コラムが回転しないようにしたことを特徴とするパック自動販売機。
  2. 前記コラムの回転を阻止する回転阻止手段は、前記商品陳列案内レール内のパック商品の引き抜き許容と引き抜き規制とを行なう前記ゲート手段の動作に連動することを特徴とする請求項1に記載のパック自動販売機。
  3. 前記ゲート手段は、前記パック商品の引き抜き許容時に、該パック商品の引き抜き動作に連動して回転するロックレバーと、前記パック商品の引き抜き規制時に前記ロックレバーの回転を規制する第1のソレノイドとから構成され、前記回転阻止手段は前記パック商品の引き抜き許容時に回転して前記コラムの一部と当接し、該コラムの回転を規制する前記ロックレバーであることを特徴とする請求項2に記載のパック自動販売機。
  4. 前記第1のソレノイドは所定間隔を隔てて併設された2本のロックピンを有し、また前記ロックレバーは前記2本のロックピンと係合する係合孔を有することを特徴とする請求項3に記載のパック自動販売機。
  5. 前記2本のロックピンと前記係合孔とが係合すると、前記ロックレバーの回転が規制されるとともに、前記2本のロックピンのうち1本が前記ロックレバーと係合すると前記ロックレバーの所定の回転角度以上の回転が規制されることを特徴とする請求項4に記載のパック自動販売機。
  6. 前記回転阻止手段は、前記パック商品の引き抜き時に前記コラムの一部と係合して、該コラムの回転を阻止する第2のソレノイドからなることを特徴とする請求項1に記載のパック自動販売機。
  7. 前記第2のソレノイドは回転止めプレートを有し、前記パック商品の引き抜き時に前記回転止めプレートの係合片が前記コラムの一部と係合して該コラムの回転を阻止することを特徴とする請求項6に記載のパック自動販売機。
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