JP2006113400A - 映像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示中の映像に対して行なう拡大処理に係る情報を外部から受け付け、受け付けた情報が示す拡大領域及び/又は拡大率に基づいて前記映像に拡大処理を行なう映像処理装置を提供する。
【解決手段】 映像処理装置1は、HDD20に記録してある映像信号を表示機器2で再生している状態で、ユーザによってズームキー30が操作された場合、再生中の映像に対する拡大処理の実行指示を受け付ける。制御部10は、実行指示を受け付けた拡大処理における拡大領域及び拡大率の入力を順次促す表示画面を表示機器2に表示させ、ユーザによってリモコン装置3の各キーが操作されることにより拡大領域及び拡大率の入力を受け付ける。制御部10は、ユーザから入力された拡大領域及び拡大率に基づいて、HDD20から読み出した映像信号に対して拡大処理回路22によって拡大処理を実行し、生成された映像信号を出力部24から送出して表示機器2に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 映像処理装置1は、HDD20に記録してある映像信号を表示機器2で再生している状態で、ユーザによってズームキー30が操作された場合、再生中の映像に対する拡大処理の実行指示を受け付ける。制御部10は、実行指示を受け付けた拡大処理における拡大領域及び拡大率の入力を順次促す表示画面を表示機器2に表示させ、ユーザによってリモコン装置3の各キーが操作されることにより拡大領域及び拡大率の入力を受け付ける。制御部10は、ユーザから入力された拡大領域及び拡大率に基づいて、HDD20から読み出した映像信号に対して拡大処理回路22によって拡大処理を実行し、生成された映像信号を出力部24から送出して表示機器2に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像に拡大処理を行なった上で、自身の装置が備える表示部での表示又は自身の装置に接続された表示装置での表示を行なう映像処理装置に関する。
受信したテレビジョン放送信号に基づく映像を表示するテレビジョン装置、受信したテレビジョン放送信号を記録媒体に記録し、記録してあるテレビジョン放送信号に基づく映像を接続されたテレビジョン装置で必要に応じて再生する記録再生装置等の各種電気機器が普及している。記録再生装置としては、HDD(Hard Disk Drive)に代表される磁気ディスク、DVD−RW(Digital Versatile Disk-ReWritable)及びDVD−R(Digital Versatile Disk-Recordable)等の書き込みが可能なDVDに代表される光ディスク等を記録媒体として用いるビデオディスクレコーダが実用化されている。
上述したようなテレビジョン装置及び記録再生装置には、ズーム機能を備えた装置がある。具体的には、これらの装置は、例えばズームキーを有しており、自身のテレビジョン装置又は接続されたテレビジョン装置でテレビジョン放送信号に基づく映像を表示している際に、ユーザによってズームキーが1回操作されると、表示画像の中央を中心として拡大処理を行ない、拡大した映像を表示する。また、上述した装置は、ユーザによって再度ズームキーが操作された場合、同様にして表示画像の中央を中心として更に拡大処理を行ない、拡大した映像を表示する(例えば、特許文献1参照)。
これにより、テレビジョン装置で表示されるテレビジョン放送信号に基づく映像を、例えば、2倍、4倍等に拡大表示することができる。また、表示画像中の拡大処理を行なう領域を指定できる装置も提案されており、テレビジョン装置に表示された表示画像の任意の一部を拡大表示することができる。
特開2000−224546号公報
しかし、上述したような装置は、ユーザがズームキーを1回操作する都度、所定倍率の拡大処理を行なうように構成してあり、例えば所定倍率が2倍に設定してある装置においては、ズームキーの1回目の操作によって2倍の拡大処理を、ズームキーの2回目の操作によって更に2倍、即ち4倍の拡大処理を、ズームキーの3回目の操作によって更に2倍、即ち8倍の拡大処理を行なうように構成してある。従って、ユーザは所望の倍率を指定するためにズームキーを複数回操作する必要があり、ユーザによるキー操作が煩雑であるという問題がある。
また、表示画像中の拡大処理を行なう領域を指定できる装置は、ユーザがカーソルキーを操作することにより、拡大処理を行なう領域の中心位置を指定できるように構成してあるが、表示画像を水平方向及び垂直方向のそれぞれにおいて例えば100分割してあり、所望の中心位置を特定するためには、カーソルキーを複数回反復して又は連続的に操作する必要があり、ユーザによる操作負担が増大する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表示中の映像に対して行なうべき拡大処理について、拡大領域及び拡大率の少なくともひとつを含む情報を外部から受け付けることが可能であり、受け付けた情報に基づいて前記映像に拡大処理を行なった上で表示に係る処理を行なう映像処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示中の映像に対して行なうべき拡大処理に係る情報を複数の操作スイッチのそれぞれに対応させて登録しておくことにより、各操作スイッチを操作することによって拡大処理に係る情報を指定することが可能であり、指定された情報に基づく拡大処理を行なった上で表示に係る処理を行なう映像処理装置を提供することにある。
本発明に係る映像処理装置は、映像に拡大処理を行なう拡大手段と、該拡大手段が拡大処理を行なった映像の表示に係る処理を行なう表示処理手段とを備える映像処理装置において、前記表示処理手段が表示に係る処理を実行中の映像に対して、拡大領域及び拡大率の少なくともひとつを含む拡大処理に係る情報を受け付ける受付手段を備え、前記拡大手段は、前記受付手段が受け付けた拡大処理に係る情報に基づいて、前記映像に拡大処理を行なうように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、映像に拡大処理を行ない、拡大された映像の表示に係る処理を行なう映像処理装置が、表示に係る処理を実行中の映像に対して、拡大領域及び拡大率の少なくともひとつを含む拡大処理に係る情報を受け付けるように構成してあり、受け付けた拡大処理に係る情報が示す拡大領域及び/又は拡大率に基づいて前記映像に拡大処理を行なった上で表示に係る処理を行なう。よって、表示に係る処理中の映像に対して行なうべき拡大処理に係る情報を受け付けることが可能となり、受け付けた情報に基づく拡大処理が行なわれた映像の表示に係る処理を行なうことが可能となる。
本発明に係る映像処理装置は、複数の操作スイッチと、各操作スイッチのそれぞれに、拡大処理に係る情報を対応させて記憶する記憶手段とを備え、前記受付手段は、前記操作スイッチのいずれかが操作された場合に、操作された操作スイッチに対応する拡大処理に係る情報を前記記憶手段から読み出すように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、複数の操作スイッチを備え、各操作スイッチのそれぞれに、拡大処理に係る情報を対応させて記憶手段に記憶しておき、前記操作スイッチのいずれかが操作された場合に、操作された操作スイッチに対応する拡大処理に係る情報を前記記憶手段から読み出す。よって、表示に係る処理中の映像に対して行なうべき拡大処理に係る情報を操作スイッチの操作によって指定することが可能となる。
本発明に係る映像処理装置は、前記操作スイッチのそれぞれに対応して拡大処理に係る情報を受け付ける情報受付手段を備え、前記記憶手段は、前記情報受付手段が受け付けた操作スイッチ及び拡大処理に係る情報を対応させて記憶する構成としてあることを特徴とする。
本発明によれば、複数の操作スイッチのそれぞれに対応して拡大処理に係る情報を外部から受け付け、受け付けた操作スイッチ及び拡大処理に係る情報を対応させて記憶しておくことにより、外部から受け付けた拡大処理に係る情報をそれぞれ対応する操作スイッチに登録しておくことが可能となる。
本発明では、拡大処理を行なった映像の表示に係る処理を行なう映像処理装置が、表示に係る処理中の映像に対して行なうべき拡大処理に係る拡大領域及び/又は拡大率を受け付けた場合に、受け付けた拡大領域及び/又は拡大率に基づいて前記映像に拡大処理を行ない、拡大した映像の表示に係る処理を行なう。よって、自身の表示装置又は接続された表示装置において表示中の映像に対して拡大処理を行なって拡大表示することができると共に、拡大処理における拡大領域及び拡大率等の条件を外部から取得することができる。また、ユーザは、所望する拡大領域及び/又は拡大率をダイレクトに指定することができ、ユーザによるキー操作負担を軽減することができる。
本発明では、複数の操作スイッチを備え、各操作スイッチのそれぞれに、拡大処理に係る情報を対応させて記憶手段に記憶しておき、前記操作スイッチのいずれかが操作された場合に、操作された操作スイッチに対応する拡大処理に係る情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した情報に基づく拡大処理を行なう。これにより、ユーザは、拡大処理に係る情報を指定するために、いずれかの操作スイッチを操作すればよく、ユーザによるキー操作負担をより軽減することができる。
本発明では、複数の操作スイッチのそれぞれに対応して拡大処理に係る情報を外部から受け付け、受け付けた拡大処理に係る情報をそれぞれ対応する操作スイッチに登録しておくことができるので、各操作スイッチに対応して実行される拡大処理に係る情報をユーザによって任意に登録することができる。
以下に、本発明に係る映像処理装置をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
図1は本発明に係る映像処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態の映像処理装置1は、例えば、受信したテレビジョン放送信号(以下、映像信号という)を記録媒体に記録し、必要に応じて接続されたテレビジョン装置で再生する記録再生装置であり、記録媒体にハードディスク装置(以下、HDDという)を用いている。また、図1において映像信号の流れを破線で示す。
(実施形態1)
図1は本発明に係る映像処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態の映像処理装置1は、例えば、受信したテレビジョン放送信号(以下、映像信号という)を記録媒体に記録し、必要に応じて接続されたテレビジョン装置で再生する記録再生装置であり、記録媒体にハードディスク装置(以下、HDDという)を用いている。また、図1において映像信号の流れを破線で示す。
本実施形態の映像処理装置1は、自身の遠隔操作が可能なリモートコントロール入力装置(以下、リモコン装置という)3と赤外線を利用したIrDA(Infrared Data Association)規格に従う無線通信が可能に構成されている。なお、映像処理装置1とリモコン装置3とを、赤外線を利用した無線通信だけでなく、例えば、IEEE802.11b規格に準拠した無線LAN、及びBluetooth規格に従う無線通信等の無線通信が可能に接続してもよい。
リモコン装置3は、映像処理装置1をユーザが遠隔操作するために必要な各種のファンクションキーを備えており、ユーザが各キーを操作した場合、操作されたキーに対応したパルス配列の赤外線信号を映像処理装置1へ送信する。リモコン装置3のファンクションキーには、例えばズームキー30、メニューキー31、1〜12の数字キー32、十字キーからなるカーソルキー33等がある。
また、リモコン装置3には、映像処理装置1による映像信号の記録(記憶)を開始する録画ボタン、映像処理装置1に記録してある映像信号の再生を開始する再生ボタン、映像処理装置1による記録処理・再生処理を停止させる停止ボタン、及び決定ボタン等も設けられている。
映像処理装置1は、CPU又はMPU等で構成された制御部10を備えている。制御部10はシステムバス1aを介して、ROM11、RAM12、チューナ13、選択部15、操作部16、表示部17、タイマ18、記録処理部19、HDD20、再生処理部21、拡大処理回路22、リモコンコード解析部23、出力部24等と接続されており、これら各部を制御すると共に、ROM11に格納されている制御プログラムに従って種々の機能を実行する。
ROM11には、映像処理装置1を本発明に係る映像処理装置として動作させるために必要な種々の制御プログラム、OSD(On Screen Display )表示用データ及び各種のメニュー画像データ等が予め格納されている。RAM12はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
チューナ13は、例えば放送中継基地13bの方向に向けて配置されたアンテナ13aに接続されており、放送中継基地13bから送信された映像信号のうちの特定周波数帯域の映像信号を選択して復調する機能を有する。現在、広く利用されている地上波の周波数帯域は、VHF帯の低域(90M〜108MHz)、VHF帯の高域(170M〜222MHz)、UHF帯(470M〜770MHz)であり、この周波数帯域から、ユーザによって指定された1チャンネルの映像信号を選択して選択部15へ転送する。もちろん、衛星放送、ケーブルテレビ放送等に対応したチューナであってもよい。
選択部15は、上述したチューナ13及び外部入力部14に接続されている。外部入力部14には、例えばビデオ、DVD等の再生機器又は外部チューナ(以下、代表して外部チューナ14aという)が接続されており、外部チューナ14aから入力された映像信号を選択部15へ転送する。選択部15は、チューナ13又は外部入力部14から転送された映像信号のうちの一方を選択する機能を有し、選択した映像信号を記録処理部19又は出力部24へ更に転送する。
操作部16は、ユーザが映像処理装置1を操作するために必要な各種のファンクションキーを備えており、ユーザにより各キーが操作された場合、操作されたキーに対応した制御信号を制御部10へ送出し、制御部10は取得した制御信号に対応した処理を実行する。表示部17は、液晶モニタ又はLEDモニタ等の表示デバイスで構成されており、映像処理装置1の動作状態、操作部16及びリモコン装置3を通じて入力された各種の情報等の表示を行う。
なお、ROM11にはOSD表示用データが記憶されており、このOSD表示用データを出力部24から出力することにより、上述したような各種情報を表示機器2で表示させることもできる。また、表示部17をタッチパネル方式とすることにより、操作部16の各種のファンクションキーのうちの一部又は全部を代用することも可能である。
タイマ18は、現在日時を示す時計手段であり、要求に応じて現在日時を制御部10又は記録処理部19等へ通知する機能を有し、主としてタイマ予約による映像信号の記録に利用される。リモコンコード解析部23は、リモコン装置3からの赤外線信号を受信して所定の電気信号に変換し、得られた電気信号を解析してリモコン装置3から入力された制御信号を取得する。また、リモコンコード解析部23が取得した制御信号を制御部10へ送出することにより、制御部10が、リモコンコード解析部23から取得した制御信号に応じた処理を実行することができる。
記録処理部19は、エンコーダを有しており、選択部15から転送されてきた映像信号をエンコーダにより所定形式の映像信号に符号化圧縮してHDD20へ出力する。エンコード形式としては、例えばMPEG形式、DV圧縮形式、モーションJPEG形式等があり、その映像圧縮規格については限定されるものではない。もちろん、外部入力部14から入力された映像信号が予め符号化圧縮された信号である場合には、エンコーダをスルーさせることは言うまでもない。
HDD20は、記録処理部19により符号化圧縮された映像信号をそれぞれファイル単位で記憶するHD(図示せず)を内蔵しており、記録処理部19及び再生処理部21に接続されている。また、HDD20は、HDに記録された映像信号毎に、記録した映像信号の放送チャンネル、記録開始日時を示す開始日時、記録終了日時を示す終了日時、開始日時から終了日時までの録画時間、及び映像信号のHDにおける記録領域等が登録された録画番組データベース(図示せず)を記憶している。なお、録画番組データベースは、制御部10による制御に従って記録処理部19が映像信号の録画処理を開始した場合に、制御部10によって更新される。
なお、HDD20に記憶される映像信号としては、チューナ13が出力する番組信号のみならず、外部入力部14から入力される外部チューナ14aが出力した番組信号又は映像信号であってもよい。
再生処理部21は、デコーダを有しており、HDD20に記憶されている符号化圧縮された映像信号を読み出してデコーダにより復号化伸長し、生成されたデジタルの映像信号を拡大処理回路22へ出力する。なお、HDD20は、ランダムアクセスが可能であるため、記録処理部19と再生処理部21とはそれぞれ独立してHDD20にアクセスし、映像信号の記録処理と再生処理とを同時に行なうことができる。
拡大処理回路22は、再生処理部21によってHDD20から読み出されて復号化伸長された映像信号に対して拡大処理を行ない、出力部24へ転送する。なお、拡大処理とは、例えば指定された拡大領域内の各画素を指定された拡大率に対応する位置に配置すると共に、各画素間に補間画素を追加する処理があるが、これに限定されない。
また、拡大処理回路22にはメモリ22aが接続されており、拡大処理の際のバッファとして利用され、拡大処理中に発生する各種のデータ、及び拡大された映像信号等をメモリ22aが記憶する。再生処理部21によってHDD20から読み出されて復号化伸長された映像信号に対して拡大処理を行なわずに表示機器2で表示させる場合、拡大処理回路22は、制御部10からの制御に従って、再生処理部21から転送されてきた映像信号に拡大処理を行なわずに(スルーさせて)出力部24へ転送する。
出力部(表示処理手段)24は、映像ケーブル及び音声ケーブル(ともに図示せず)を介して、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示機器2に接続されており、選択部15又は拡大処理回路22から転送されてきた映像信号の表示に係る処理を行ない、取得した映像信号に基づく映像を表示機器2に表示させる。また、出力部24は、ROM11に記憶してあるOSD表示用データを制御部10からの指示に従って読み出し、読み出したOSD表示用データに基づくOSD画像を表示機器2に表示させる。
上述した構成の映像処理装置1は、HDD20に記憶してある映像信号を出力部24から出力し、表示機器2で表示している場合に、表示画面の一部を拡大して表示させることが可能に構成されている。以下に、映像処理装置1による映像信号の再生処理及び拡大処理について説明する。HDD20に記録してある映像信号を再生する場合、ユーザは、操作部16の所定の操作ボタン又はリモコン装置3の所定の操作ボタンを操作する。
操作部16の所定の操作ボタン又はリモコン装置3の所定の操作ボタンを操作された映像処理装置1において、制御部10は、HDD20に記憶してある録画番組データベースの登録内容に基づいて、図2(a)に示すように、HDD20に記録してある各映像信号についての記録情報を表示した録画リストを作成して表示部17又は表示機器2に表示させる。なお、以下の説明では、各種情報を表示機器2に表示させるものとする。
図2(a)に示す録画リストは、HDD20に記録してある各映像信号について、放送チャンネル、記録開始日時、記録終了日時、録画時間及び録画した際の録画モードを表示する。ユーザは、リモコン装置3のカーソルキー33の上下キーを操作することにより、録画リスト中の所望の映像信号を選択することができ、再生ボタンを操作することにより、選択した映像信号の再生処理の実行を指示することができる。従って、この録画リストにおいて、所望の映像信号が選択されて再生ボタンが操作された場合、制御部10は、再生処理部21によってHDD20から対応する映像信号を読み出して復号化伸長した後、拡大処理回路22へ出力する。
なお、本実施形態では、HDD20に記憶してある映像信号の再生処理が開始された直後においては、再生させる映像信号に拡大処理を行なわないものとするので、拡大処理回路22は、再生処理部21から入力されてくる映像信号に拡大処理を行なわずに出力部24へ転送する。これにより、出力部24から表示機器2へ送出された映像信号に基づいて、表示機器2は、図2(b)に示すような映像を表示させる。
このように、HDD20から読み出された映像信号が表示機器2で表示されている場合に、操作部16又はリモコンコード解析部23は、表示中の映像信号に対して拡大処理の実行指示を受け付けるか否かを監視する。具体的には、リモコンコード解析部23が、リモコン装置3のズームキー30が操作されたか否かを監視しており、ズームキー30が操作された場合、表示中の映像信号に対して行なうべき拡大処理に係る情報を受け付ける受付手段として動作する。
従って、リモコン装置3のズームキー30が操作された場合、制御部10は、図2(b)に示すような映像信号の表示機器2による表示を行なうと共に、ROM11から対応するOSD表示用データを読み出して表示機器2へ送出する。これにより、表示機器2は、図3(a)に示すように、映像処理装置1から取得する映像信号に基づく映像に、拡大領域(拡大処理に係る情報)の指示を促すOSD画面を重畳させて表示させる。
本実施形態では、図3(a)中のOSD画面が示すように、リモコン装置3の数字キー32の1〜9のキーのそれぞれに、表示画面中の左上、中央上、右上、左中央、中央、右中央、左下、中央下、右下が割り当てられており、ユーザが1〜9のいずれかのキーを操作することにより対応する領域を拡大領域として指定することができる。
なお、拡大率を2倍とした拡大処理を行なう場合に拡大領域を指定する1〜9の各キーに対応する領域を図4に示す。具体的には、1のキーが操作された場合、図4(a)中の表示画面の左上の領域41が拡大領域として指定される。同様に、2のキーが操作された場合、図4(b)中の表示画面の中央上の領域42が拡大領域として指定され、3のキーが操作された場合、図4(a)中の表示画面の右上の領域43が拡大領域として指定され、4のキーが操作された場合、図4(c)中の表示画面の左中央の領域44が拡大領域として指定され、5のキーが操作された場合、図4(d)中の表示画面の中央の領域45が拡大領域として指定され、6のキーが操作された場合、図4(c)中の表示画面の右中央の領域46が拡大領域として指定され、7のキーが操作された場合、図4(a)中の表示画面の左下の領域47が拡大領域として指定され、8のキーが操作された場合、図4(b)中の表示画面の中央下の領域48が拡大領域として指定され、9のキーが操作された場合、図4(a)中の表示画面の右下の領域49が拡大領域として指定される。
上述したように、図3(a)に示す表示画面において、ユーザが1〜9のいずれかのキーを操作することにより拡大領域を指定した場合、制御部10は、図3(b)に示すような拡大率(拡大処理に係る情報)の指示を促すOSD画面をROM11から読み出して表示機器2に表示させる。図3(b)に示す表示画面において、ユーザが数字キー32のうちの2,4,8のいずれかのキーを操作することにより拡大率が指定された場合、制御部10は、指定された拡大領域及び拡大率に基づく拡大処理を拡大処理回路(拡大手段)22によって行ない、生成した映像信号を出力部24から表示機器2へ送出する。
これにより、表示機器2は、図3(c)に示すように、拡大された映像信号に基づく映像を表示させる。図3(c)では、図2(b)に示す表示画面中の左上の領域を拡大領域とし、拡大率を2倍とした拡大処理を行なった場合の表示画面を示している。
このように、拡大領域及び拡大率をそれぞれ数字キー32に割り当てておくことにより、拡大したい領域及び拡大率をダイレクトに設定することができ、ユーザによるキー操作を簡略化することができる。また、図3(a)及び(b)に示すように拡大領域及び拡大率の指定方法を表示機器2に表示させることにより、映像処理装置1の操作が不慣れなユーザであっても容易に拡大処理に係る条件を指定することができる。
以下に、上述した構成の映像処理装置1による映像信号の再生処理及び拡大処理についてより具体的に説明する。図5及び図6は実施形態1に係る映像処理装置1による再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例でありこれに限るものではない。また、以下の処理は、ROM11に予め格納してある制御プログラムに従って制御部10が実行する。
映像処理装置1において、制御部10は、ユーザによってリモコン装置3の所定の操作ボタンが操作されることにより、HDD20に記憶してある映像信号の再生処理の実行が要求された場合、HDD20に記憶してある録画番組データベースの登録内容に基づいて、図2(a)に示すような録画リストを作成して出力部24から表示機器2へ送出し、表示機器2に表示させる(S1)。
次に制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のカーソルキー33のうちの上下キーが操作されたか否かを判断しており(S2)、上下キーが操作された場合(S2:YES)、操作されたキーに従って、図2(a)中のカーソルを上又は下に移動させて表示する(S3)。なお、上下キーが操作されなかった場合(S2:NO)、制御部10はステップS3の処理をスキップする。
制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3の再生ボタンが操作されたか否かを判断しており(S4)、再生ボタンが操作されなかった場合(S4:NO)、ステップS2へ処理を移行する。また、制御部10は、再生ボタンが操作された場合(S4:YES)、選択された映像信号を再生処理部21によってHDD20から読み出して伸長処理を行ない(S5)、その後、拡大処理回路22をスルーさせて出力部24から表示機器2へ送出する(S6)。これにより、表示機器2は、図2(b)に示すように、映像処理装置1から取得した映像信号に基づく映像を表示することができる。
このように、映像処理装置1がHDD20から読み出した映像信号を表示機器2で表示している場合に、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のズームキー30が操作されたか否かを判断する(S7)。制御部10は、ズームキー30が操作されなかった場合(S7:NO)、ステップS4で再生処理の実行が指示された映像信号の再生処理の完了又はユーザによる再生処理の停止指示によって、再生処理が終了したか否かを判断し(S8)、終了していないと判断した場合(S8:NO)、ステップS5及びS6の処理を繰り返す。これにより、制御部10は、順次HDD20から読み出される映像信号に基づく映像の表示機器2による表示を続行する。なお、制御部10は、映像信号の再生処理が終了したと判断した場合(S8:YES)、上述したような各処理を終了する。
一方、制御部10は、ズームキー30が操作された場合(S7:YES)、対応するOSD表示用データをROM11から読み出して出力部24から表示機器2へ送出し、図3(a)に示すように拡大領域の指示を促すOSD画面を表示機器2に表示させる(S9)。ここで、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、数字キー32、具体的には1〜9のうちのいずれかのキーが操作されたか否かを判断しており(S10)、操作されなかった場合(S10:NO)、拡大領域の指示を促すOSD画面の表示機器2での表示を続行する(S9)。
また、制御部10は、1〜9のうちのいずれかのキーが操作された場合(S10:YES)、対応するOSD表示用データをROM11から読み出して出力部24から表示機器2へ送出し、図3(b)に示すように拡大率の指示を促すOSD画面を表示機器2に表示させる(S11)。ここで、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、数字キー32、具体的には2,4,8のうちのいずれかのキーが操作されたか否かを判断しており(S12)、操作されなかった場合(S12:NO)、拡大率の指示を促すOSD画面の表示機器2での表示を続行する(S11)。
制御部10は、2,4,8のうちのいずれかのキーが操作された場合(S12:YES)、ステップS5でHDD20から読み出された映像信号の読み出しを続行し、読み出した映像信号に伸長処理を行ない(S13)、更にステップS10及びS12で入力された拡大領域及び拡大率に基づいて拡大処理回路22による拡大処理を実行する(S14)。制御部10は、拡大処理を実行した映像信号を出力部24から表示機器2へ送出し(S15)、表示機器2は、図3(c)に示すように、ユーザによって指定された拡大領域をユーザによって指定された拡大率により拡大された映像を表示する。
また、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のズームキー30が再度操作されたか否かを判断しており(S16)、ズームキー30が操作されなかった場合(S16:NO)、ステップS4で再生処理の実行が指示された映像信号の再生処理の完了又はユーザによる再生処理の停止指示によって、再生処理が終了したか否かを判断する(S17)。制御部10は、再生処理が終了していないと判断した場合(S17:NO)、ステップS13〜S15の処理を繰り返し、順次HDD20から読み出される映像信号に拡大処理を行ない、拡大した映像信号に基づく映像の表示機器2による表示を続行する。なお、制御部10は、映像信号の再生処理が終了したと判断した場合(S17:YES)、上述したような各処理を終了する。
更に、ステップS16で、ズームキー30が再度操作された場合(S16:YES)、制御部10は、ステップS9に処理を移行し、ステップS9〜S12の処理を繰り返すことによって拡大処理における拡大領域及び拡大率の再設定を行なうと共に(S9〜S12)、HDD20から読み出した映像信号に伸長処理を行なった上で(S13)再設定された拡大領域及び拡大率に基づいて拡大処理回路22によって拡大処理を実行し(S14)、拡大処理が実行された映像信号を出力部24から表示機器2へ送出する(S15)。
これにより、映像処理装置1は、HDD20に記憶してある映像信号に基づく映像を表示機器2に表示させると共に、表示機器2で表示中の映像信号に対して行なうべく再度受け付けた拡大領域及び拡大率に基づいて映像信号に拡大処理を行なうことができ、拡大した映像信号に基づく映像を表示機器2に表示させることができる。
また、図3(c)に示すように拡大された映像が表示機器2に表示されている状態において、リモコン装置3のカーソルキー33が操作された場合、映像処理装置1の制御部10は、表示機器2に表示させた映像を、操作されたカーソルキー33が示す方向に所定距離だけ移動させるように構成することもできる。従って、表示機器2に表示された拡大映像の中心位置を、カーソルキー33を用いて微調整することができ、これにより、拡大領域をより詳細に指定することができる。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係る映像処理装置について説明する。なお、本実施形態2の映像処理装置は、上述した実施形態1の映像処理装置1と同様の構成によって実現できるため、映像処理装置の構成については説明を省略する。
以下に、実施形態2に係る映像処理装置について説明する。なお、本実施形態2の映像処理装置は、上述した実施形態1の映像処理装置1と同様の構成によって実現できるため、映像処理装置の構成については説明を省略する。
本実施形態2の映像処理装置1は、上述した実施形態1の映像処理装置1と同様に、HDD20に記憶してある映像信号を出力部24から出力し、表示機器2で表示している場合に、表示画面の一部を拡大して表示させることが可能に構成されている。なお、本実施形態2の映像処理装置1は、図7に示すような登録テーブルをRAM(記憶手段)12に記憶している。登録テーブルには、登録キー(操作スイッチ)、ここでは、数字キー32のうちの10,11,12に、拡大領域及び拡大率が対応させて登録してある。なお、登録テーブルの登録内容は、ユーザによる操作部16又はリモコン装置3の操作に従って、映像処理装置1が備える各キーに拡大処理に係る拡大領域及び拡大率を登録する登録処理を行なった場合に、制御部10の処理によって更新される。
以下に、映像処理装置1が備える各キーに拡大処理に係る拡大領域及び拡大率を登録する登録処理について説明する。ユーザが、リモコン装置3のズームキー30を操作した後にメニューキー31を操作した場合、映像処理装置1の制御部10は、対応するメニュー画像データをROM11から読み出して出力部24を介して表示機器2へ送出し、図8(a)に示すような登録画面を表示機器2に表示させる。
この登録画面は、登録キー、拡大領域及び拡大率をそれぞれ選択するように構成してある。ここでは、登録キーとして1〜12の数字キー32のそれぞれを選択できるようにしてあり、拡大領域として上述の実施形態1で説明したように表示画面中の左上、中央上、右上、左中央、中央、右中央、左下、中央下、右下のそれぞれを選択できるようにしてあり、拡大率として2,4,8倍のそれぞれを選択できるようにしてある。
上述した登録画面において、リモコンコード解析部23は、ユーザによってリモコン装置3のカーソルキー33が操作された場合、登録キー、拡大領域及び拡大率のそれぞれの選択項目を選択し、ユーザによって決定ボタンが操作された場合、登録キーのそれぞれに対応して拡大領域及び拡大率を受け付ける情報受付手段として動作する。また、制御部10は、リモコン装置3を介してそれぞれ選択された項目を対応付けて登録テーブルに登録する。制御部10は、登録テーブルへの登録処理が完了した場合、図8(b)に示すようなメニュー画像データをROM11から読み出して出力部24を介して表示機器2へ送出し、表示機器2に表示させてユーザに登録内容の確認を促す。
以下に、上述したように数字キー32に拡大処理に係る拡大領域及び拡大率が登録された映像処理装置1による映像信号の再生処理及び拡大処理について説明する。上述した実施形態1と同様に、図2(a)に示す録画リストにおいて、ユーザが所望の映像信号を選択して再生ボタンを操作し、映像処理装置1のHDD20に記録してある映像信号の再生処理の実行が指示された場合、制御部10は、再生処理部21によってHDD20から対応する映像信号を読み出して復号化伸長した後、拡大処理回路22へ出力する。これにより、出力部24から表示機器2へ送出された映像信号に基づいて、表示機器2は、図2(b)に示すような映像を表示する。
このように、HDD20から読み出された映像信号が表示機器2で表示されている場合に、リモコンコード解析部23は、表示中の映像信号に対して拡大処理の実行指示を受け付けるか否かを監視する。具体的には、リモコンコード解析部23は、リモコン装置3のズームキー30が操作されたか否かを監視しており、ズームキー30が操作された場合、制御部10は、ROM11から対応するOSD表示用データを読み出して表示機器2へ送出し、図8(c)に示すように、映像信号に基づく映像に、登録キーの操作を促すOSD画面を重畳させて表示させる。
図8(c)に示す表示画面において、ユーザが10,11,12のいずれかの数字キー32を操作した場合、制御部10は、操作された登録キーに対応する拡大領域及び拡大率を登録テーブルから読み出し、読み出した拡大領域及び拡大率に基づく拡大処理を拡大処理回路22によって実行し、生成した映像信号を出力部24から表示機器2へ送出する。これにより、表示機器2は、図3(c)に示すように、拡大された映像信号に基づく映像を表示する。
このように、ユーザが所望するキーに、所望する拡大領域及び拡大率を対応させて登録しておくことにより、表示機器2に表示中の映像信号に拡大処理を行なう場合に、登録しておいたキーを操作することのみにより、拡大処理における拡大領域及び拡大率をダイレクトに指定することができ、より少ないキー操作によって拡大処理に係る情報の設定を行なうことができる。特に、表示画面中の所定領域を所定倍率に拡大して表示させる頻度が多いユーザにおいて有用である。
以下に、本実施形態2の映像処理装置1において、映像処理装置1が備える各キーに拡大処理に係る情報を登録する登録処理についてより具体的に説明する。図9は実施形態2に係る映像処理装置1による登録処理の手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例でありこれに限るものではない。また、以下の処理は、ROM11に予め格納してある制御プログラムに従って制御部10が実行する。
映像処理装置1において、制御部10は、ユーザによってリモコン装置3のズームキー30が操作された後にメニューキー31が操作された場合、対応するメニュー画像データをROM11から読み出して出力部24を介して表示機器2へ送出し、図8(a)に示すような登録画面を表示機器2に表示させる(S21)。
次に制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のカーソルキー33が操作されたか否かを判断しており(S22)、カーソルキー33が操作された場合(S22:YES)、操作されたキーに従って、図8(a)中のカーソルを上下左右に移動させてそれぞれの登録項目を選択する(S23)。なお、カーソルキー33が操作されなかった場合(S22:NO)、制御部10はステップS23の処理をスキップする。
また、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3の決定ボタンが操作されたか否かを判断しており(S24)、決定ボタンが操作されなかった場合(S24:NO)、ステップS22へ処理を移行する。また、制御部10は、決定ボタンが操作された場合(S24:YES)、それぞれ選択された登録項目を対応させて登録テーブルに記憶させる(S25)。制御部10は、登録テーブルへの記憶処理が完了した場合、対応するメニュー画像データをROM11から読み出して出力部24を介して表示機器2へ送出し、図8(b)に示すような登録画面を表示機器2に表示させてユーザに通知する(S26)。
以下に、上述したようにユーザが所望するキーに拡大処理に係る拡大領域及び拡大率を登録された映像処理装置1による映像信号の再生処理及び拡大処理についてより具体的に説明する。図10は実施形態2に係る映像処理装置1による再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例でありこれに限るものではない。また、以下の処理は、ROM11に予め格納してある制御プログラムに従って制御部10が実行する。
映像処理装置1において、制御部10は、リモコン装置3の所定の操作ボタンが操作されることにより、HDD20に記憶してある映像信号の再生処理の実行が要求された場合、HDD20に記憶してある録画番組データベースの登録内容に基づいて、図2(a)に示すような録画リストを作成して出力部24から表示機器2へ送出し、表示機器2に表示させる(S31)。
また、制御部10は、録画リストにおいて図5中のステップS2〜S4と同様の処理を行なうことにより、再生すべき映像信号が選択されたか否かを判断しており(S32)、選択されないと判断した場合(S32:NO)、録画リストの表示を続行する(S31)。制御部10は、再生すべき映像信号が選択されたと判断した場合(S32:YES)、選択された映像信号を再生処理部21によってHDD20から読み出して伸長処理を行ない(S33)、その後、拡大処理回路22をスルーさせて出力部24から表示機器2へ送出する(S34)。これにより、表示機器2は、図2(b)に示すように、映像処理装置1から取得した映像信号に基づく映像を表示する。
このように、映像処理装置1がHDD20から読み出した映像信号を表示機器2で表示している場合に、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のズームキー30が操作されたか否かを判断する(S35)。制御部10は、ズームキー30が操作されなかった場合(S35:NO)、ステップS32で再生処理を行なうべく選択された映像信号の再生処理の完了又はユーザによる再生処理の停止指示によって、再生処理が終了したか否かを判断し(S36)、終了していないと判断した場合(S36:NO)、ステップS33及びS34の処理を繰り返す。これにより、制御部10は、順次HDD20から読み出される映像信号に基づく映像の表示機器2による表示を続行する。なお、制御部10は、映像信号の再生処理が終了したと判断した場合(S36:YES)、上述したような各処理を終了する。
一方、制御部10は、ズームキー30が操作された場合(S35:YES)、対応するOSD表示用データをROM11から読み出して出力部24から表示機器2へ送出し、図8(c)に示すように登録キーの操作を促すOSD画面を表示機器2に表示させる(S37)。ここで、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、登録キー、例えば数字キー32のうちの10,11,12のキーのいずれかが操作されたか否かを判断しており(S38)、操作されなかった場合(S38:NO)、拡大領域の指示を促すOSD画面の表示機器2での表示を続行する(S37)。
また、制御部10は、いずれかの登録キーが操作された場合(S38:YES)、操作された登録キーに対応する拡大領域及び拡大率を登録テーブルから読み出す(S39)。更に制御部10は、ステップS33でHDD20から読み出された映像信号の読み出しを続行し、読み出した映像信号に伸長処理を行ない(S40)、ステップS39で登録テーブルから読み出した拡大領域及び拡大率に基づいて拡大処理回路22による拡大処理を実行する(S41)。そして、制御部10は、拡大処理を実行した映像信号を出力部24から表示機器2へ送出し(S42)、表示機器2は、図3(c)に示すように、ユーザによって指定された拡大領域をユーザによって指定された拡大率により拡大された映像を表示する。
また、制御部10は、リモコンコード解析部23から入力される制御信号に従って、リモコン装置3のズームキー30が再度操作されたか否かを判断しており(S43)、ズームキー30が操作されなかった場合(S43:NO)、ステップS32で再生処理を行なうべく選択された映像信号の再生処理の完了又はユーザによる再生処理の停止指示によって、再生処理が終了したか否かを判断し(S44)、終了していないと判断した場合(S44:NO)、ステップS40〜S42の処理を繰り返す。これにより、制御部10は、順次HDD20から読み出される映像信号に拡大処理を行ない、拡大した映像信号に基づく映像の表示機器2による表示を続行する。なお、制御部10は、映像信号の再生処理が終了したと判断した場合(S44:YES)、上述したような各処理を終了する。
更に、制御部10は、ステップS43で、ズームキー30が再度操作された場合(S43:YES)、ステップS37に処理を移行し、再度登録キーが操作されることによって拡大処理における拡大領域及び拡大率の読み出しを再度行なうと共に(S39)、HDD20から読み出した映像信号に伸長処理を行なった上で(S40)、再度読み出した拡大領域及び拡大率に基づいて拡大処理回路22によって拡大処理を実行し(S41)、拡大処理が実行された映像信号を出力部24から表示機器2へ送出する(S42)。
これにより、映像処理装置1は、HDD20に記憶してある映像信号に基づく映像を表示機器2に表示させると共に、表示機器2で表示中の映像信号に対して行なうべき拡大処理に係る拡大領域及び拡大率をユーザによる登録キーの操作によって再度受け付けることができ、受け付けた拡大領域及び拡大率に基づいて拡大した映像信号に基づく映像を表示機器2に表示させることができる。
上述した実施形態1では、拡大領域の指定を促す画面及び拡大率の指定を促す画面を順に表示機器2に表示させることにより、ユーザによる数字キー32の操作によって拡大領域及び拡大率をそれぞれ受け付ける構成について説明し、実施形態2では、予め1組の拡大領域及び拡大率毎にキーを登録しておき、ユーザによる登録キーの操作によって拡大領域及び拡大率をそれぞれ受け付ける構成について説明したが、両方の構成を備えてもよい。
具体的には、例えば、表示機器2による映像信号の表示中にユーザがリモコン装置3のズームキー30を操作することによって図3(a)に示すOSD画面が表示されている状態で、ユーザが更に数字キー32の1〜9の各キーを操作した場合には、実施形態1と同様に拡大領域を指定するように、一方、数字キー32の10,11,12の各キーを操作した場合には、実施形態2と同様に拡大領域及び拡大率が登録された登録キーを操作するように構成することもできる。
また、上述した実施形態では、指定できる拡大率を2,4,8倍として説明したが、これらに限定されるものではなく、例えば、1倍の拡大率の指定を可能に構成した場合には、拡大処理が行なわれていない元の映像の表示を行なうことができる。なお、拡大された映像の表示を終了して元の映像の表示を行なうためのズームキャンセルボタンを映像処理装置1に設けてもよい。更に、上述した実施形態の映像処理装置1は、ユーザによって拡大処理に係る拡大領域及び拡大率を共に指定する構成を例としてが、拡大領域及び拡大率の一方を予め設定してある値とし、他方をユーザによって指定する構成としてもよい。
上述した映像処理装置1は、拡大領域及び拡大率の指定方法をOSD画面によって表示機器2に表示させる構成としたが、PIP(Picture In Picture)画面を用いて、表示領域の一部に子画面として表示させるようにしてもよい。また、上述した各実施形態では、記録媒体としてHDDを内蔵した映像処理装置1を例として説明したが、VCR、DVDレコーダ等を備える構成でもよく、例えばDVDマルチドライブ等の記録装置を、映像処理装置1に内蔵したり、映像処理装置1に接続したりしてもよい。このようにすれば、HDD20に記録したMPEG形式の映像データを読出し、光ディスクに記録することができるため、HDD20の記憶容量が少なくなった場合に有用である。
1 映像処理装置
12 RAM(記憶手段)
22 拡大処理回路(拡大手段)
23 リモコンコード解析部(受付手段、情報受付手段)
24 出力部(表示処理手段)
3 リモコン装置
32 数字キー(操作スイッチ)
12 RAM(記憶手段)
22 拡大処理回路(拡大手段)
23 リモコンコード解析部(受付手段、情報受付手段)
24 出力部(表示処理手段)
3 リモコン装置
32 数字キー(操作スイッチ)
Claims (3)
- 映像に拡大処理を行なう拡大手段と、該拡大手段が拡大処理を行なった映像の表示に係る処理を行なう表示処理手段とを備える映像処理装置において、
前記表示処理手段が表示に係る処理を実行中の映像に対して、拡大領域及び拡大率の少なくともひとつを含む拡大処理に係る情報を受け付ける受付手段を備え、
前記拡大手段は、前記受付手段が受け付けた拡大処理に係る情報に基づいて、前記映像に拡大処理を行なうように構成してあることを特徴とする映像処理装置。 - 複数の操作スイッチと、
各操作スイッチのそれぞれに、拡大処理に係る情報を対応させて記憶する記憶手段とを備え、
前記受付手段は、前記操作スイッチのいずれかが操作された場合に、操作された操作スイッチに対応する拡大処理に係る情報を前記記憶手段から読み出すように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記操作スイッチのそれぞれに対応して拡大処理に係る情報を受け付ける情報受付手段を備え、
前記記憶手段は、前記情報受付手段が受け付けた操作スイッチ及び拡大処理に係る情報を対応させて記憶する構成としてあることを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004302030A JP2006113400A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | 映像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004302030A JP2006113400A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | 映像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006113400A true JP2006113400A (ja) | 2006-04-27 |
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ID=36381960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004302030A Pending JP2006113400A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | 映像処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006113400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009047998A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Funai Electric Co Ltd | 表示装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002125150A (ja) * | 1998-01-16 | 2002-04-26 | Hitachi Ltd | ビデオ表示装置 |
-
2004
- 2004-10-15 JP JP2004302030A patent/JP2006113400A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070302 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
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A02 | Decision of refusal |
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