JP2006113359A - オーバードライブ回路および表示装置 - Google Patents

オーバードライブ回路および表示装置 Download PDF

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哲也 吉田
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Abstract

【課題】 画質の劣化を抑えたオーバードライブ回路を提供する。
【解決手段】 オーバードライブ回路100において、RGB−YUV変換部10は、現フレームデータFD1をRGBフォーマットからYUVフォーマットに変換する。圧縮部12は、このYUVフォーマットのフレームデータを圧縮し、メモリインターフェース部14を介してメモリ16に格納する。YUV−RGB再変換部18は、YUVフォーマットで保存されていたフレームデータをRGBフォーマットに再変換し、オーバードライブ量算出部22に出力する。オーバードライブ量算出部22は、RGBフォーマットで入力される現フレームデータと前フレームデータにもとづきオーバードライブ量を決定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、表示装置に関し、特に液晶表示装置の駆動技術に関する。
近年、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置に代えて、その軽量性、薄型性などから液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下LCDと略す)が表示装置として主流となってきている。LCDは、異方性誘電率を有する液晶物質に電界を印加し、電界の強度により透過する光の量を調節することによって所望の輝度で発光させることができる。このようなLCDにおいて、TFT(Thin Film Transistor)をスイッチング素子として用いるTFT LCDが広く用いられている。
しかしながら、このようなTFT LCDにおいては、応答速度が遅いために、動画などを表示する際に、現在表示しようとする画像データより以前の画像データ残ってしまい、尾を引いたり、ぼやけた映像が表示されるという問題がある。
こうした問題を解決するために、これから表示しようとする現在のフレームのデータと、それまで表示されていた以前のフレームのデータを比較し、その差分に応じて、現在のフレームデータに付加的な信号を加えて強制的に映像の変化を加速するオーバードライブ技術が提案されている(特許文献1)。
特開2001−265298号公報
このオーバードライブ技術では、現在のフレームデータと以前のフレームデータを比較するため、以前のフレームデータを一度メモリに保存しておく必要がある。ここで、フレームデータを保持するためのメモリの容量を削減するため、あるいはフレームデータがメモリのバス幅に収まるように、フレームデータを圧縮する必要がある。
特許文献1に記載の技術によれば、このフレームデータを圧縮する方法として、RGB形式のフレームデータのうち、各色R、G、Bごとに下位の数ビットを切り捨てる方法が提案されている。
しかしながら、RGBフォーマットにおいて下位ビットの切り捨てによるデータ圧縮を行うと、オーバードライブ処理後に必ずしも良好な映像が得られないという問題があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、画質の劣化を抑えたオーバードライブ回路の提供にある。
本発明のある態様はオーバードライブ回路に関する。このオーバードライブ回路は、RGBフォーマットで与えられる現フレームデータと前フレームデータにもとづきオーバードライブ量を算出するオーバードライブ量算出部と、RGBフォーマットで与えられる現フレームデータをYUVフォーマットに変換する変換部と、変換部においてYUVフォーマットに変換された現フレームデータにおける画素の表現ビット数を保存用メモリのバス幅以下に圧縮する圧縮部と、圧縮部において圧縮処理された現フレームデータを保存用メモリに書き込み、該保存用メモリに格納されているフレームデータを前フレームデータとして読み出すメモリインターフェース部と、メモリインターフェース部によって読み出された前フレームデータをYUVフォーマットからRGBフォーマットに再変換してオーバードライブ量算出部に出力する再変換部と、を備える。オーバードライブ回路は、オーバードライブ量算出部により算出されたオーバードライブ量を現フレームデータに加算して出力する。
この態様によれば、人間の目は輝度の変化には敏感であるが色差の変化には鈍感であるため、フレームデータを一度YUVフォーマットに変換することにより、データの圧縮に伴う画質の劣化を抑制したオーバードライブ処理を行うことができる。
圧縮部は、輝度成分Yは圧縮せず、色差成分U、Vを圧縮してもよい。人間の目に鈍感な色差成分U、Vを圧縮することにより、画質の劣化を抑制したオーバードライブ処理を行うことができる。
RGBフォーマットで与えられる現フレームデータは1画素につきRGB各色ごと8ビットの表現ビット数を有しており、変換部は、1画素あたりのYUV成分がそれぞれ8ビットのYUVフォーマットに変換し、圧縮部は、YUV比を4:4:4から4:2:2に圧縮してもよい。
1画素あたりRGB各色8ビットの計24ビットのフレームデータを、YUV比4:2:2のYUVフォーマットに変換圧縮することにより、1画素あたり16ビットに圧縮することができ、一般的なメモリのバス幅である8ビット、16ビット、32ビットとの整合性を高めることができる。
圧縮部は、フレームデータのうち同一走査線上の隣接する2画素を1単位とし、輝度成分Yはそれぞれの画素につき8ビットを保持する一方、色差成分U、Vについてはそれぞれ、2画素に共通な値として8ビットを保持し、さらに下位1ビットずつ切り捨てて7ビットづつを保持することにより、2画素あたりのデータビット数を30ビットとし、1画素あたり15ビットのデータビット数に圧縮してもよい。
1画素あたりのデータビット数を15ビットまで圧縮することにより、メモリのバス幅を16ビットとした場合、残りの1ビットを他の信号の転送用に用いることができる。
保存用メモリのバス幅を32ビットとし、メモリインターフェース部は、そのうち30ビットを2画素のYUVフォーマットのデータに割り当てて2画素分のデータをまとめて保存用メモリに書き込み、該保存用メモリから2画素分のデータをまとめて読み出してもよい。
保存用メモリのバス幅のうち1ビットを論理反転フラグに割り当て、メモリインターフェース部は、YUVフォーマットに変換圧縮された現フレームデータを保存用メモリに書き込む際に、バス幅の半分以上のビット数が同時に変化する場合には、論理反転フラグをたてて、現フレームデータのビットを論理反転して変化させてもよい。
フレームデータの各ビットの1、0を論理反転して変化させることにより、バス幅の半分以上のビットが同時に変化することがなくなるため、消費電流を低減し、またEMI(Electro Magnetic Interference:電磁干渉)を低減することができる。
メモリインターフェース部は、保存用メモリに書き込まれたフレームデータを前フレームデータとして読み出す際に、論理反転フラグを参照し、必要に応じて全ビットを反転させてもよい。
保存用メモリに書き込む際に、論理反転フラグを立てて各ビットを論理反転して変化させた場合、読み出す際には再度論理反転する必要があるため、論理反転フラグを参照し、フラグが立っていれば全ビットを反転させて出力する。
保存用メモリのバス幅のうち1ビットを一走査線の開始位置を判別するためのスタートフラグとして利用してもよい。
スタートフラグを設けることにより、オーバードライブ回路におけるメモリの同期制御が容易となり、外部からのタイミング制御などを行わずに、正確にフレームデータの書き込み、読み出しを行うことができる。
オーバードライブ量算出部において、現フレームデータと前フレームデータの各画素の差分が所定のしきい値以下のとき、オーバードライブ処理を行わなくてもよい。
この場合、過剰なオーバードライブ処理を抑制することになるため、自然画などを表示する際に目立つちらつきを抑制することができる。
本発明の別の態様は、表示装置である。この装置は、表示パネルと、オーバードライブ回路と、を備える。オーバードライブ回路は、RGBフォーマットで与えられる現フレームデータと前フレームデータにもとづきオーバードライブ量を算出するオーバードライブ量算出部と、RGBフォーマットで与えられた現フレームデータをYUVフォーマットに変換する変換部と、変換部においてYUVフォーマットに変換された現フレームデータにおける画素の表現ビット数を保存用メモリのバス幅以下に圧縮する圧縮部と、圧縮部において圧縮処理された現フレームデータを保存用メモリに書き込み、該保存用メモリに格納されているフレームデータを前フレームデータとして読み出すメモリインターフェース部と、前フレームデータをYUVフォーマットからRGBフォーマットに再変換してオーバードライブ量算出部に出力する再変換部と、を含み、オーバードライブ量算出部により算出されたオーバードライブ量を現フレームデータに加算して表示パネルを駆動する。
この態様によれば、YUV変換を利用したオーバードライブ回路によって表示パネルを駆動するため、画質の劣化を抑えた良好な動画表示が可能となる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るオーバードライブ回路により、画質の劣化を抑えたオーバードライブ処理を行うことができる。
図1は、実施の形態に係るオーバードライブ回路100を含む表示装置1000の構成を示すブロック図である。この表示装置1000は、液晶モニタであって、ホストとなるパーソナルコンピュータPCなどに接続され、あるいはノート型PCなどに内蔵されて、グラフィックコントローラから出力される信号にもとづいて、画像、映像の表示を行うものである。以降の図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、都度説明を省略する。
表示装置1000は、オーバードライブ回路100、タイミングコントローラ110、ソースドライバ120、ゲートドライバ140、液晶パネル130、インターフェース部150を含む。
図中、様々な処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
液晶パネル130は、TFTアクティブマトリクス液晶パネルであって、複数の走査線とデータ線がそれぞれ行、列に対応して格子状に配置され、走査線とデータ線の各交点にはマトリクス状に液晶素子および液晶素子に電界を印加するTFT素子が配置されている。TFT素子は、走査線およびデータ線に印加された走査信号およびデータ信号によって駆動される。
ソースドライバ120は、複数のソースドライバユニット1200を含み、各データ線に対してRGB各色に対応するTFT素子を制御して所望の階調で発光制御を行う。
ゲートドライバ140は、複数のゲートドライバユニット1400を含み、各走査線に対して走査信号を印加し、発光制御を行う走査線を選択する。
インターフェース部150には、図示しないグラフィクスホストからRGB信号が入力されている。このRGB信号は、液晶パネル130に表示されるフレームデータがRGBフォーマットで表された信号である。
インターフェース部150とタイミングコントローラ110の間にはオーバードライブ回路100が設けられている。液晶パネル130の応答速度は遅いため、フレームデータから得られるデータ信号をそのままソースドライバ120によって液晶パネル130に印加したのでは、映像が尾を引いたりぼやけてしまう。そこで、オーバードライブ回路100によって、現在、液晶パネル130に表示しようとするフレームデータ(以下、現フレームデータという)と、それまで液晶パネル130に表示されていたフレームデータ(以下、前フレームデータという)を比較し、各画素ごとにRGB信号の階調の差にもとづいて決定したオーバードライブ量を現フレームデータの画素値に加算し、タイミングコントローラ110を介してソースドライバ120に出力する。このオーバードライブ回路100によって、液晶に印加される電圧の変化速度が加速されることになり、映像が尾を引いたりするのを低減することができる。
タイミングコントローラ110は、オーバードライブ回路100によってオーバードライブ処理されたRGB信号を、垂直同期、水平同期をとりつつ、ゲートドライバ140、ソースドライバ120に必要なデータを出力する。
以下、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100について図2をもとに説明する。図2は、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100の構成を示す回路図である。
オーバードライブ回路100は、RGB−YUV変換部10、圧縮部12、メモリインターフェース部14、メモリ16、YUV−RGB再変換部18、ルックアップテーブル20、オーバードライブ量算出部22、加算部24、出力部26を含む。
オーバードライブ回路100では、現フレームデータと前フレームデータを比較してオーバードライブ量を決定するため、前フレームデータを一時的に保存しておく必要がある。メモリ16は、前フレームデータFD2を現フレームデータFD1と比較するために、一時的に保存しておくためのメモリであって、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などが使用される。このメモリ16は8ビット、16ビット、32ビットなど1バイトの整数倍のバス幅を有するのが一般的である。
ここで、RGBフォーマットで入力される現フレームデータFD1は、RGBごとに8ビットのデータビット数を有しているため、一画素あたり24ビットのデータビット数を持つことになる。この24ビットのデータをそのままメモリ16に保存した場合、液晶パネル130の解像度が1024×768の場合で2MB以上のメモリ容量を必要とし、解像度が上がればさらに多くの容量が必要とされることから、メモリ16の容量を低減するために現フレームデータFD1は圧縮して保存される。また、RGBフォーマットの現フレームデータFD1はタイミングコントローラ110から走査線に沿って、画素単位で順次入力されるため、一画素あたりのデータビット数をメモリ16のバス幅以下に圧縮することにより、書き込み、読み出しを行う際のオーバーヘッドが解消される。
本実施の形態では、このフレームデータをメモリ16に保存する際の圧縮において、YUV変換を行うことをひとつの特徴とする。
YUVフォーマットとは、RGB成分で与えられる画素データを、輝度成分Y、色差成分U、Vで表したものである。このYUVフォーマットは、人間の目は輝度に対しては敏感であるが、色差に対しては鈍感であるため、色差成分U、Vの情報量を落としても人間には画像の劣化が知覚し難いという特性を利用しており、動画、映像技術において広く用いられるフォーマットである。
以下、オーバードライブ回路100における信号の流れについて説明する。
RGBフォーマットで入力される現フレームデータFD1は、オーバードライブ量算出部22とRGB−YUV変換部10へ分岐して入力される。
RGB−YUV変換部10へ入力された現フレームデータFD1は、RGBフォーマットからYUVフォーマットへと変換される。YUVフォーマットに変換された現フレームデータFD1’は、圧縮部12へと入力される。
圧縮部12は、現フレームデータFD1’のYUV比を変化させることによってさまざまな圧縮率で圧縮することができる。YUV比4:4:4の圧縮前の24ビットのデータを、YUV比4:2:2(2:1:1)として16ビットとしてもよいし、4:1:1の12ビットとしてもよい。いずれの圧縮率とするかは、メモリ16のバス幅、容量および液晶パネル130に出力される画像、映像の劣化の度合いによって決めればよい。以下、本実施の形態では、YUV比4:2:2に圧縮するものとして説明する。
メモリインターフェース部14は、この圧縮部12において圧縮されたYUVフォーマットのフレームデータFD1’’をメモリ16に格納する。こうしてメモリ16に格納されたフレームデータFD1’’は、次フレームデータに対してオーバードライブ処理を行う際の、前フレームデータとして使用される。
オーバードライブ量算出部22には、現フレームデータFD1と、前フレームデータFD2’が入力される。この前フレームデータFD2’は次のようにして得ることができる。
まず、メモリインターフェース部14は、メモリ16に格納されているYUVフォーマットで保存されたフレームデータFD2を読み出し、YUV−RGB再変換部18に対して出力する。
YUV−RGB再変換部18は、入力されたYUVフォーマットのフレームデータFD2を、24ビットのYUV比4:4:4フォーマットに伸張した後、RGBフォーマットのフレームデータに再変換し、前フレームデータFD2’としてオーバードライブ量算出部22へ供給する。
オーバードライブ量算出部22は、現フレームデータFD1と、前フレームデータFD2’を比較し、ルックアップテーブル20を参照してオーバードライブ量を決定する。具体的には、現フレームデータFD1と前フレームデータFD2’を構成する各画素についてR、G、Bの成分ごとにオーバードライブ量を決定する。
図3は、オーバードライブ量を決定するためのルックアップテーブル20の一例を示す。テーブルの列は現フレームデータの画素の階調を表し、行は前フレームデータの画素の階調を表す。たとえば、現フレームデータの画素値が256階調中の64であり、前フレームデータの画素値が32である場合、オーバードライブ量は8となる。ルックアップテーブルはRGB各色ごとに用意してもよく、また各色で共通のテーブルを利用してもよい。
RGB成分は、それぞれ8ビット256階調であるが、これをそのままテーブルとして用意すると256×256テーブルが必要となるため、図3のようにサンプリングしたテーブルとして保持しておき、中間の階調については線形補間などによって与えてもよい。
このルックアップテーブル20は、液晶パネル130の応答速度にもとづいて決定される数値であるから、液晶パネルごとに書き換えられることになる。
オーバードライブ量算出部22は、上述のように各画素について順次オーバードライブ量を決定し、加算部24に出力する。加算部24には、現フレームデータFD1が入力されており、各画素についてオーバードライブ量が加算され、出力部26に出力される。上述のように、現フレームデータのある画素値が64で、前フレームデータの対応する画素値が32の場合、64+8=72が出力部26に出力されることになる。
以上は、通常のオーバードライブ量算出部22の動作であるが、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100は、オーバードライブ量算出部22において、現フレームデータFD1と前フレームデータFD2の各画素の差分が所定のしきい値以下のとき、オーバードライブ処理を行わない。たとえば、所定のしきい値を10に設定した場合、オーバードライブ量算出部22において、前フレームデータの一の画素値が30であって、前フレームデータの画素値が35の場合、ルックアップテーブル20を参照せずに、オーバードライブ量として0を出力する。
オーバードライブ量算出部22は、各画素につき現フレームデータと前フレームデータの画素値の差分を算出する差分検出部と、しきい値と差分を比較する比較部と、を備えていてもよい。比較部による比較の結果、差分がしきい値以下のときはオーバードライブ量を0とし、差分がしきい値以上の時はルックアップテーブル20を参照してオーバードライブ量を決定する。
オーバードライブ量算出部22は、しきい値を設定するレジスタをさらに備えていてもよいし、外部から与えられる値をしきい値として使用してもよい。
たとえば、自然画などの画素値の変化がほとんどないような画像、映像を表示する際にオーバードライブ処理を行うと、ちらつきなどが目立ってしまう場合がある。そのような場合にしきい値以下の画素値の変化に対してはオーバードライブ処理を行わないことにより、良好な画像を得ることができる。
しきい値の設定は、液晶パネル130の特性によって決まるルックアップテーブル20に直接反映させてもよい。ただし、この場合しきい値を調整する際にルックアップテーブル20を書き換える必要がある。
出力部26は、オーバードライブ処理されたフレームデータをRGBフォーマットとしてソースドライバ120に与え、液晶パネル130は、オーバードライブ処理されたフレームデータにもとづいて決定されたデータ信号により駆動される。
以上のように、本実施の形態においては、メモリ16にフレームデータを保存する際に、YUV変換を行ったのちに圧縮を行い、その結果、RGBフォーマットのまま下位ビットの切り捨てを行って圧縮する場合に比べて画質の劣化を抑えることができる。画質の劣化を抑えることができれば、より高い圧縮率で圧縮することが可能となるため、余ったメモリ16のバス幅を後述するような他のデータに割り当てることもできる。
上述のオーバードライブ回路は、図4に示すように構成してもよい。図4に示すオーバードライブ回路100’では、オーバードライブ量算出部22へと入力される前フレームデータが図2に示すオーバードライブ回路100と異なっている。
図4のオーバードライブ回路100’は、図2のオーバードライブ回路100に加えて、第2YUV−RGB再変換部80、差分検出部82、前フレームデータ演算部84を含む。
メモリ16から読み出されたフレームデータFD2は、YUV−RGB再変換部18においてRGBフォーマットに再変換されてフレームデータFD2’として差分検出部82へと入力される。
第2YUV−RGB再変換部80には圧縮部12によってYUV比4:2:2フォーマットに圧縮されたフレームデータFD1’’を24ビットのYUV比4:4:4フォーマットに伸張してフレームデータFD1’’’として差分検出部82へと出力する。
差分検出部82に入力されるフレームデータFD1’’’およびFD2’はいずれも一度づつYUVフォーマットに変換され、YUV比4:2:2に圧縮され、再度YUV比4:4:4に伸張されてRGBフォーマットに再変換されている。差分検出部82は、現フレームデータに対応するFD1’’’と、前フレームデータに対応するFD2’の各画素ごとのRGB成分の階調の差(FD2’−FD1’’’)を算出し、差分データΔFDとして前フレームデータ演算部84へと出力する。
前フレームデータ演算部84は、差分検出部82から出力された差分データΔFDを、RGBフォーマットで入力されてくる非圧縮、非変換の現フレームデータFD1に加算する。この結果、得られるフレームデータFD2’’は、圧縮変換後の前フレームデータから圧縮変換後の現フレームデータを減じ、その後、非圧縮の現フレームデータを加算したデータとなる。
図2のオーバードライブ量算出部22においては、非圧縮の現フレームデータと、圧縮変換後の前フレームデータにもとづいてオーバードライブ量を算出していた。この場合、前フレームデータと現フレームデータが全く同一のデータである場合にも、前フレームデータのみフォーマットの圧縮、変換を受けるため、オーバードライブ量算出部22に入力される両フレームデータに差が生じてしまい、不要なオーバードライブ処理を行ってしまうおそれがある。これに対して、図4のオーバードライブ量算出部22では、現フレーム、前フレームいずれも圧縮、変換した後のデータに基づいてオーバードライブ量を算出するため、より正確なオーバードライブ処理を行うことが可能となる。
次に、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100において、メモリ16にフレームデータを保存し、読み出す際のデータ処理について、データフォーマット、データビット数およびメモリのバス幅の関係とあわせて説明する。
図5は、各ブロック間を接続するバス幅とデータビット数を示したオーバードライブ回路100(または、図4のオーバードライブ回路100’)の構成の一部を示すブロック図である。本実施の形態においてメモリ16は32ビットのバス幅を有するものとする。なお、32ビットのバス幅は32ビットのバス幅をもつSDRAM単独で構成しても、また16ビットのバス幅を有するSDRAMを並列にふたつ配列して構成してもよい。
図6(a)〜(d)は、画素PIXELごとのデータ構造およびデータサイズを示す図である。図6では、ある一の走査線上の隣接する6つの画素が示されている。RGBフォーマットで与えられたフレームデータFD1は、図6(a)に示すように一画素あたり24ビットのデータビット数を有している。
このRGBフォーマットのフレームデータFD1は、RGB−YUV変換部10に入力され、YUVフォーマットに変換される。YUVフォーマットに変換されたフレームデータFD1’はY、U、V成分それぞれ8ビットの計24ビットのデータビット数を有している。
圧縮部12は、YUVフォーマットのフレームデータFD1’を、YUV比4:4:4から4:2:2(=2:1:1)に圧縮する。YUVフォーマットのデータ圧縮においては、複数の画素を1単位として行われる。図6(c)に示すように、YUV比4:2:2への圧縮は、同一走査線上の隣接する2画素を1単位とし、輝度成分Yはそれぞれの画素につき8ビットを保持する。一方、色差成分U、Vについてはそれぞれ、隣接する2画素に共通な値として8ビットずつを保持する。
さらに圧縮部12において図6(d)に示すように、色差成分U、Vについて、それぞれ下位1ビットずつ切り捨てて7ビットまで圧縮し、2画素あたりのデータビット数を30ビットとする。この結果、フレームデータFD1’’は、1画素あたり平均15ビットのデータビット数にまで圧縮される。
メモリインターフェース部14は、シリアルパラレル変換部30、第1論理反転部32、メモリコントローラ36、書き込みコントローラ40、読み出しコントローラ42、第2論理反転部34を含む。
メモリインターフェース部14に入力されたフレームデータFD1’’は、シリアルパラレル変換部30によりシリアルパラレル変換されて15×2=30ビットのデータ幅にまで広げられ、データクロックが1/2に落とされたフレームデータFD1’’’として後段の第1論理反転部32に出力される。
第1論理反転部32には、1ビットのスタートフラグSFも入力されており、フレームデータFD1’’’の30ビットとあわせて31ビットの信号が入力される。第1論理反転部32は、この31ビットに論理反転フラグLIFの1ビットを付加し、メモリ16のバス幅と等しい32ビットのデータとする。
スタートフラグSFは一走査線の開始位置を判別するための信号であって、走査線単位で読み出されるフレームデータFD1’’の先頭の画素については1に設定され、その他の画素については0に設定される。スタートフラグの設定は、タイミングコントローラ110などによって行えばよい。
スタートフラグSFを設けることにより、メモリ16とオーバードライブ回路100間の同期制御が容易となり、外部からのタイミング制御などを行わずに、正確にフレームデータの書き込み、読み出しを行うことができる。特に、シリアルパラレル変換などを伴うデータ制御においては、タイミング同期が困難となる場合もあり、外部に同期制御用のPLL(Phase Locked Loop)などを用意しなければならない場合も考えられるため、回路を簡略化することができるという効果もある。
第1論理反転部32は、各ビットの変化をモニタし、半分以上のビットが同時に変化する場合には、論理反転を行い、実際に1、0を変化させるビット数を半数以下とする。たとえば、データが[0,0,0,,,,,,,0,0]とすべて0であって次のデータが[1,1,1,,,,,1,1]とすべて1の場合には、全ビットを1に反転する代わりに、データはすべて0のままでメモリに書き込む。この際に、メモリの書き込み時に論理反転を行ったことを識別できるように論理反転フラグLIFを1とする。逆に反転を行わない場合には論理反転フラグLIFに0を格納しておく。
このようにして論理反転フラグLIFに1ビット割り当てて、データの変化をモニタすることにより、バス幅の1/2以上のビットが同時スイッチしなくなるため、消費電流を低減することができるとともに、EMIを抑制することができる。
書き込みコントローラ40には、第1論理反転部32から出力される32ビットのデータDWが入力されている。書き込みコントローラ40は、この32ビットのデータDWをフレームデータFD1’’’のデータクロックの2倍のクロック周波数でメモリ16に書き込む。すなわち、データDWの書き込みに要する時間は、フレームデータFD1’’’が入力される時間の1/2となる。
読み出しコントローラ42は、書き込みコントローラ40と同様に、フレームデータFD1’’’のデータクロックの2倍のクロック周波数でメモリ16からフレームデータDRを読み出す。
すなわち、メモリ16へのアクセス速度をフレームデータFD1’’’のデータクロックの2倍に設定することにより、フレームデータFD1’’’が一画素分入力される期間に、フレームデータDWの書き込みと、フレームデータDRの読み込みを行うことが可能となる。書き込みコントローラ40、読み出しコントローラ42は、メモリコントローラ36によって外部のクロック信号をもとに同期制御されている。
図7(a)〜(e)は、オーバードライブ回路100における各データのタイムチャートを示す。図7(a)〜(e)は、ぞれぞれフレームデータFD1、FD1’、FD1’’、FD1’’’、DWに対応している。
図7(a)、(b)に示されるフレームデータFD1、FD1’は同一のデータクロックを有している。図7(c)は、YUV比4:2:2のフレームデータFD1’’が、2クロックで2画素分のデータとして30ビットが転送されている様子を示している。シリアルパラレル変換部30によって図7(d)に示すように、フレームデータFD1’’’は、周波数が1/2に落とされ、第1論理反転部32に対しては、1クロックで2画素分のデータが転送される。
図7(e)に示すように、書き込みコントローラ40は、書き込み周波数を2倍に上げて、フレームデータFD1’’’を図中WRITEで示されるタイミングでメモリ16に書き込む。
図7(e)のREADのタイミングでは、読み出しコントローラ42によってデータDRが読み出されている。読み出しコントローラ42によって読み込まれたデータDRは、後段の第2論理反転部34へと入力される。
第2論理反転部34は、32ビットのデータのうち、論理反転フラグLIFを参照する。その結果、LIF=1ならば、すべてのビットを反転させてYUV−RGB再変換部18へ前フレームデータFD2として出力する。YUV−RGB再変換部18は、前フレームデータFD2をRGBフォーマットに再変換する。すなわち、第1論理反転部32によって論理反転された画素データであるかを判別し、論理反転されていた場合には、もとの論理に際反転する機能をもつ。
このように、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100では、RGBフォーマットのフレームデータを、YUVフォーマットに変換しデータ圧縮を行う。メモリ16のバス幅を32ビットに設計し、YUVフォーマットのフレームデータを2画素あたり30ビット(1画素あたり15ビット)まで圧縮することにより、2ビットを別の用途に使用することが可能となる。本実施の形態では、この2ビットのうち、1ビットをスタートフラグとして、1ビットを論理反転フラグとして利用した。
その効果をまとめると、以下のとおりである。
(1) メモリにオーバードライブ処理用のフレームデータを保存する際にYUV変換を行うことにより、人間の目が敏感な輝度データを保持し、目に鈍感な色差成分を圧縮することにより、RGBフォーマットで下位ビット切り捨てた場合に比べて良好な画像、映像を得ることができる。
(2) メモリのバス幅のうち、1ビットをスタートフラグに割り当て、各走査線の先頭のデータをオーバードライブ回路内部で判別することにより、正確なデータ処理を行うことが可能となる。
(3) メモリのバス幅のうち、1ビットを論理反転フラグとし、メモリにフレームデータを書き込む際に、バス幅の1/2以上のビットが同時に1、0が変化しないようにすることで消費電流、EMIを低減することができる。
(4) オーバードライブ量を決定する際に、しきい値を設け、前フレームデータと現フレームデータの差分がしきい値以下のときにはオーバードライブ処理を行わないことにより、過剰なオーバードライブを抑制し、ちらつきの少ない映像を出力することができる。
さらに、本実施の形態に係るオーバードライブ回路100を搭載した表示装置1000からは、適切なオーバードライブ処理が施された画像、映像が出力される。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態においては、さまざまな技術を組み合わせたオーバードライブ回路について説明したが、それぞれの技術を単独で使用しても同様の効果を得ることができる。
たとえばスタートフラグSFにより走査線の開始位置を特定する方法は、YUV変換などを行わずにRGBフォーマットのまま保存するオーバードライブ回路に適用してもよい。この場合にも、スタートフラグを設けることにより、メモリの同期制御が容易となり、外部からのタイミング制御などを行わずに、正確にフレームデータの書き込み、読み出しを行うことができる。論理反転フラグLIFを単独で使用した場合にも消費電流やEMIを低減するという効果を得ることができる。
オーバードライブ処理を行う際にしきい値をもうけ、前フレームデータと現フレームデータの差分に応じてオーバードライブ処理を行わない機能も、単独で使用することができる。すなわちこの技術は別の観点からは、現フレームデータと前フレームデータの各画素の差分が所定のしきい値以下のとき、オーバードライブ処理を行わないことを特徴とするオーバードライブ回路ととらえることもできる。このオーバードライブ回路は、自然画を表示する際に目立つちらつきを抑制することを目的として用いることができる。
オーバードライブ回路100を構成する要素はすべて一体集積化されていてもよく、または別の集積回路に分けて構成されていてもよい。
また、オーバードライブ回路100と、インターフェース部150、タイミングコントローラ110などを同一LSI上に一体化した液晶駆動装置に対しても、本発明は有効である。
実施の形態に係る表示装置1000は、パーソナルコンピュータPCなどに接続され、あるいはノート型PCなどに内蔵される場合には限定されず、液晶テレビなどであってもよく、オーバードライブ処理が必要なさまざまな表示機器に対して適用することができる。
実施の形態に係るオーバードライブ回路を含む表示装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るオーバードライブ回路の構成を示す回路図である。 オーバードライブ量を決定するためのルックアップテーブルの一例を示す図である。 図2のオーバードライブ回路の変形例を示す図である。 各ブロック間を接続するバス幅とデータビット数を示したオーバードライブ回路の構成の一部を示すブロック図である。 図6(a)〜(d)は、画素ごとのデータ構造およびデータサイズを示す図である。 図7(a)〜(e)は、オーバードライブ回路における各データのタイムチャートである。
符号の説明
10 RGB−YUV変換部、 12 圧縮部、 14 メモリインターフェース部、 16 メモリ、 18 YUV−RGB再変換部、 20 ルックアップテーブル、 22 オーバードライブ量算出部、 24 加算部、 26 出力部、 30 シリアルパラレル変換部、 32 第1論理反転部、 34 第2論理反転部、 36 メモリコントローラ、 40 書き込みコントローラ、 42 読み出しコントローラ、 100 オーバードライブ回路、 110 タイミングコントローラ、 FD1 現フレームデータ、 FD2 前フレームデータ。

Claims (10)

  1. RGBフォーマットで与えられる現フレームデータと前フレームデータにもとづきオーバードライブ量を算出するオーバードライブ量算出部と、
    前記RGBフォーマットで与えられる現フレームデータをYUVフォーマットに変換する変換部と、
    前記変換部においてYUVフォーマットに変換された現フレームデータにおける画素の表現ビット数を保存用メモリのバス幅以下に圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部において処理された現フレームデータを前記保存用メモリに書き込み、該保存用メモリに格納されているフレームデータを前フレームデータとして読み出すメモリインターフェース部と、
    前記メモリインターフェース部によって読み出された前フレームデータをYUVフォーマットからRGBフォーマットに再変換して前記オーバードライブ量算出部に出力する再変換部と、
    を備え、前記オーバードライブ量算出部により算出されたオーバードライブ量を前記現フレームデータに加算して出力することを特徴とするオーバードライブ回路。
  2. 前記圧縮部は、輝度成分Yは圧縮せず、色差成分U、Vを圧縮することを特徴とする請求項1に記載のオーバードライブ回路。
  3. 前記RGBフォーマットで与えられる現フレームデータは1画素につきRGB各色ごと8ビットの表現ビット数を有しており、前記変換部は、1画素あたりのYUV成分がそれぞれ8ビットのYUVフォーマットに変換し、前記圧縮部は、YUV比を4:4:4から4:2:2に圧縮することを特徴とする請求項2に記載のオーバードライブ回路。
  4. 前記圧縮部は、前記フレームデータのうち同一走査線上の隣接する2画素を1単位とし、輝度成分Yはそれぞれの画素につき8ビットを保持する一方、色差成分U、Vについてはそれぞれ、2画素に共通な値として8ビットを保持し、さらに下位1ビットずつ切り捨てて7ビットづつを保持することにより、2画素あたりのデータビット数を30ビットとし、1画素あたり15ビットのデータビット数に圧縮することを特徴とする請求項3に記載のオーバードライブ回路。
  5. 前記保存用メモリのバス幅は32ビットであり、前記メモリインターフェース部は、そのうち30ビットを前記2画素のYUVフォーマットのデータに割り当てて2画素分のデータをまとめて前記保存用メモリに書き込み、該保存用メモリから2画素分のデータをまとめて読み出すことを特徴とする請求項4に記載のオーバードライブ回路。
  6. 前記保存用メモリのバス幅のうち1ビットを論理反転フラグに割り当て、前記メモリインターフェース部は、YUVフォーマットに変換圧縮された現フレームデータを前記保存用メモリに書き込む際に、バス幅の半分以上のビット数が同時に変化する場合には、前記論理反転フラグをたてることにより、前記現フレームデータのビットを論理反転して変化させることを特徴とする請求項1に記載のオーバードライブ回路。
  7. 前記メモリインターフェース部は、前記保存用メモリに書き込まれたフレームデータを前フレームデータとして読み出す際に、前記論理反転フラグを参照し、必要に応じて全ビットを反転させることを特徴とする請求項6に記載のオーバードライブ回路。
  8. 前記保存用メモリのバス幅のうち1ビットを一走査線の開始位置を判別するためのスタートフラグとして利用することを特徴とする請求項1に記載のオーバードライブ回路。
  9. 前記オーバードライブ量算出部において、現フレームデータと前フレームデータの各画素の差分が所定のしきい値以下のとき、オーバードライブ処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載のオーバードライブ回路。
  10. 表示パネルと、
    オーバードライブ回路と、を備え、
    前記オーバードライブ回路は、
    RGBフォーマットで与えられる現フレームデータと前フレームデータにもとづきオーバードライブ量を算出するオーバードライブ量算出部と、
    前記RGBフォーマットで与えられた現フレームデータをYUVフォーマットに変換する変換部と、
    前記変換部においてYUVフォーマットに変換された現フレームデータにおける画素の表現ビット数を保存用メモリのバス幅以下に圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部において処理された現フレームデータを前記保存用メモリに書き込み、該保存用メモリに格納されているフレームデータを前フレームデータとして読み出すメモリインターフェース部と、
    前記前フレームデータをYUVフォーマットからRGBフォーマットに再変換して前記オーバードライブ量算出部に出力する再変換部と、
    を含み、前記オーバードライブ量算出部により算出されたオーバードライブ量を前記現フレームデータに加算して前記表示パネルを駆動することを特徴とする表示装置。
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