JP2006111520A - 窒化ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法並びに結晶性化合物及びその製造方法並びにリチウムシアナミドの製造方法 - Google Patents

窒化ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法並びに結晶性化合物及びその製造方法並びにリチウムシアナミドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リチウムをドープした窒化ガリウム及びその製造方法並びに新規なリチウム−ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 硝酸ガリウム及び硝酸リチウムを含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を750℃前後の高温のアンモニア気流中で窒化することにより、リチウムをドープした窒化ガリウムの結晶性単一相からなる窒化ガリウム系結晶性化合物あるいはリチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする結晶性化合物を製造する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、窒化ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法並びに結晶性化合物及びその製造方法並びにリチウムシアナミドの製造方法に関する。
窒化ガリウム(GaN)は、例えば酸化ガリウムを還元的に窒化することによって合成され、通常、ウルツ鉱構造(六方晶系)と閃亜鉛鉱構造(立方晶系)との二形をなす。窒化ガリウムの薄膜は一般的には有機金属化学気相蒸着法(MOCVD法)で作製される。この窒化ガリウム薄膜は、その主要な用途である青色レーザーを長寿命で発振させるためには、転位密度の低い薄膜を形成する必要があり、その基板として窒化ガリウムの単結晶が求められているが、単結晶を育成する過程では窒素欠損を伴って導体化(n型化)し易い。
従って、窒化ガリウムは一般にn型半導体として知られているが、一方において窒化ガリウムは3.2eVという大きなバンドギャップを持つところから、例えばドーピングなどによって母体の電子系が示す性質を、紫外光励起などにより変化させることができる可能性もある。
他方、ウルツ鉱型の結晶構造を有する酸化亜鉛(ZnO)にリチウムをドープすると、強誘電性を示すことが報告されている(例えば、非特許文献1)。そこで、もしも同系の結晶構造を有する窒化ガリウムにリチウムをドープして絶縁体化すること、さらには強誘電性を発現させることができるならば、発光を電場で制御するなどの機能融合が可能となることが予想され、有用な材料の開発につながることも期待される。
E. Islam et.al, Phys. Soc. of Jpn., 71 (6), 1594〜1597 (2002)
しかしながら、従来用いられている窒化ガリウムの製造方法においてリチウムのドーピングを試みても、ドープ量を上げることが殆どできず、ドーピング自体が困難であるというのが実情であった。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の現状に鑑み、絶縁体化された窒化ガリウム系結晶性化合物及びその製造方法を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、リチウム−ガリウム系の新規な結晶性化合物及びその製造方法を提供することである。
この発明が解決しようとするさらに他の課題は、新規なリチウムシアナミドの製造方法を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、原料となる金属塩が均一に混合したゲルを出発物質として窒化するゲル化窒化法によってリチウムの有効なドーピングが可能となることを見出した。
さらに検討を進めた結果、出発物質におけるガリウムに対するリチウムの組成を高めることによって、リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする新規な結晶性化合物を得ることができることを見出した。
この発明は本発明者等が得た以上の知見に基づいて案出されたものである。
すなわち、第1の発明は、
リチウムをドープした窒化ガリウムの結晶性単一相からなることを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物である。
ここで、結晶性単一相は、典型的には、六方晶系と立方晶系との中間的な結晶構造を有するものであり、また、微結晶の集合体である。この窒化ガリウム系結晶性化合物におけるリチウムのドープ量は、一般的には、ガリウムの20モル%以下である。言い換えると、この窒化ガリウム系結晶性化合物におけるガリウムに対するリチウムのモル比は、一般的には0.2以下である。特に、ガリウムに対するリチウムのモル比が1/19の窒化ガリウム系結晶性化合物は、比誘電率及び誘電損失が40℃付近に極大を持つ。これらの窒化ガリウム系結晶性化合物には、リチウムおよび/またはガリウムを含む化合物が極微量含まれることもあり得る。
第2の発明は、
少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより得られることを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物である。
第3の発明は、
少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物の製造方法である。
第2及び第3の発明において、原料組成におけるガリウムに対するリチウムのモル比は一般的には0.2以下であり、この場合、リチウムをドープした窒化ガリウムの結晶性単一相からなる窒化ガリウム系結晶性化合物を得ることができる。また、少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物としては、例えば、硝酸ガリウム、塩化ガリウム等の各種のものを用いることができ、少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物としては、例えば、硝酸リチウム、塩化リチウム、硫酸リチウム等の各種のものを用いることができる。ゲル化は通常、これらの第1の化合物及び第2の化合物を含む水溶液にゲル化剤を加えて加熱することにより行われる。このゲル化剤としては、一般的には有機酸が用いられる。この有機酸の具体例としては、クエン酸、ペンタデカン酸、オクタデカン酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフトエ酸、グリセリン酸、酒石酸、酢酸、セミカルバジド、乳酸、グリコール酸、蓚酸、サリチル酸、オキシ安息香酸、没食子酸、モノアミノモノカルボン酸(グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン)、オキシアミノ酸(セリン、トレオニン)、硫黄を含むアミノ酸(システイン、シスチン、メチオニン)、モノアミノジカルボン酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)、ジアミノモノカルボン酸(リシン、アルギニン)、芳香族核を持つアミノ酸(フェニルアラニン、チロシン)、複素環を持つアミノ酸(ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、オキシプロリン)、脂肪族アミノ酸(β−アラニン、γ−アミノ酪酸)、芳香族アミノ酸(アントラニル酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸)等が挙げられ、これらの中でもクエン酸(沸点約150℃)、グリシン(沸点約200℃)、グルタミン酸(沸点約200℃)が特に好ましい。仮焼体(前駆体)の窒化は、典型的には、比較的高温、例えば600℃以上900℃以下、好ましくは700℃以上850℃以下、より好ましくは750℃以上850℃以下の温度で少なくとも窒素を含む雰囲気に接触させることにより行われる。少なくとも窒素を含む雰囲気としては、例えば、アンモニア(NH3 )のガス、窒素(N2 )と水素(H2 )との混合ガス、窒素ガス等を用いることができ、例えば、これらのガスの気流中に仮焼体を置くことで窒化を行う。
第4の発明は、
リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とすることを特徴とする結晶性化合物である。
ここで、この結晶性化合物におけるガリウムに対するリチウムのモル比は一般的には、1/2以上あるいは1以上である。このモル比が1/2以上の場合、この結晶性化合物から、紫外線励起により黄色系の蛍光が得られることが確認されている。このモル比が1以上の場合には、窒化ガリウムの結晶性は特に良好となることが確認されている。窒化ガリウムには、微量のリチウムがドープされていることも、ドープされていないこともある。リチウムシアナミドにも、微量のガリウムがドープされていることも、ドープされていないこともある。また、結晶性化合物は、リチウムシアナミド及び窒化ガリウムだけからなることも、リチウムシアナミド及び窒化ガリウム以外の化合物を微量含んでいることもある。
第5の発明は、
少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより得られることを特徴とする結晶性化合物である。
第6の発明は、
少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とする結晶性化合物の製造方法である。
第5及び第6の発明において、原料組成におけるガリウムに対するリチウムのモル比は一般的には1/2以上あるいは1以上であり、この場合、リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする結晶性化合物を得ることができる。このモル比が1/2以上の場合、得られる結晶性化合物から、紫外線励起により黄色系の蛍光が得られることが確認され、モル比が1以上の場合には、窒化ガリウムの結晶性は特に良好となることが確認されている。窒化ガリウムには、原料組成におけるガリウムに対するリチウムのモル比等に応じて、微量のリチウムがドープされていることも、ドープされていないこともある。リチウムシアナミドにも、原料組成におけるガリウムに対するリチウムのモル比等に応じて、微量のガリウムがドープされていることも、ドープされていないこともある。また、得られる結晶性化合物は、原料組成におけるガリウムに対するリチウムのモル比等に応じて、リチウムシアナミド及び窒化ガリウムだけからなることも、リチウムシアナミド及び窒化ガリウム以外の化合物を微量含んでいることもある。
第5及び第6の発明においては、その性質に反しない限り、第2及び第3の発明に関連して説明したことが成立する。
ところで、リチウムシアナミド(Li2 CN2 )の製造方法としては、これまで、炭酸リチウムと過剰量の尿素とを窒素雰囲気中で焼成する方法と、窒化リチウムと炭化リチウムとをアルゴン雰囲気中で反応させる方法とが知られているが、本発明者等は、上記の結晶性化合物の合成に加えて、この結晶性化合物に含まれるリチウムシアナミドを、この結晶性化合物の水洗等によって単離することができることを見出し、新規なリチウムシアナミドの製造方法を案出した。また、上記の結晶性化合物の合成時に、ガリウムを含む水溶性の塩からなる化合物を使用せず、リチウムを含む水溶性の塩からなる化合物のみ使用することで、リチウムシアナミドを製造することができることも見出した。
そこで、第7の発明は、
少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより結晶性化合物を作製し、この結晶性化合物を水と接触させることを特徴とするリチウムシアナミドの製造方法である。
ここで、結晶性化合物を水と接触させるためには、例えば、容器に入れられた水(通常は純水)に結晶性化合物を浸漬(必要に応じて攪拌等を行う)するのが一般的であるが、他の方法を用いてもよい。
また、第8の発明は、
リチウムを含む水溶性の塩からなる化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とするリチウムシアナミドの製造方法である。
この場合、ガリウムを含む水溶性の塩からなる化合物は使用せず、リチウムを含む水溶性の塩からなる化合物のみ使用する。
第7及び第8の発明においては、その性質に反しない限り、第2及び第3の発明に関連して説明したことが成立する。
この発明によれば、リチウムをドープした窒化ガリウムの結晶性単一相からなる、絶縁体化された窒化ガリウム系結晶性化合物を得ることができる。この窒化ガリウム系結晶性化合物は、105 Ωcm程度までの絶縁体化傾向を示し、また、比誘電率及び誘電損失の測定において40℃付近の昇温時に顕著な極大を示す。これらの物性を示すことにより、この窒化ガリウム系結晶性化合物は、強誘電性、湿度センサー等のガスセンサー機能あるいは光半導体性を有する材料またはその前駆体として有望である。
また、リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする新規な結晶性化合物を得ることができ、これは例えば蛍光体等として用いることができる。
また、従来と全く異なる新規なリチウムシアナミドの製造方法を得ることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態においては、硝酸ガリウム及び硝酸リチウムを原料とするゲル化窒化法によって、より詳細には硝酸ガリウム及び硝酸リチウムを含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を高温のアンモニア気流中で窒化することによって、窒化ガリウム系結晶性化合物を製造する。
原料の硝酸ガリウム及び硝酸リチウムとしては高純度品を用いるのが好ましく、通常、99.9%以上、好ましくは99.95%以上のものを使用する。
硝酸ガリウムと硝酸リチウムとの使用割合は、目標とするリチウムのドープ量に依存するが、通常、ガリウム原子を基準として、リチウム原子が20モル%以下(Li/Ga=0.2以下)、好ましくは2〜10モル%(Li/Ga=0.02〜0.1)、より好ましくは4〜6モル%(Li/Ga=0.04〜0.06)程度となるように硝酸ガリウムと硝酸リチウムとの使用割合を調整する。この第1の実施形態によるゲル化窒化法においては、原料化合物の使用割合(仕込み割合)とほぼ同程度のドープ量を達成することができる。
この第1の実施形態によるゲル化工程においては、通常、ゲル化剤を使用する。ゲル化剤としては、例えばクエン酸、グリシン、酢酸、セミカルバジド、乳酸、酒石酸、グリコール酸、蓚酸等が挙げられ、好ましくはクエン酸、グリシンが挙げられる。ゲル化剤は、原料の硝酸ガリウムと硝酸リチウムとの合計モル数に対して、通常、1.0〜1.6倍モル、好ましくは1.2〜1.4倍モル使用する。
上記所定量の硝酸ガリウム及び硝酸リチウム並びに場合によりゲル化剤を水に溶解して水溶液を調製する。この水溶液の濃度は、硝酸ガリウムの濃度として、通常、1〜5重量%、好ましくは1.5〜2.5重量%程度とする。
得られた水溶液を、好ましくは攪拌下に、通常、50〜100℃程度に加熱すると、ガリウム及びリチウムを含有するゲルが生成する。こうして得られたゲルを、通常、300〜400℃程度の温度で、通常、大気中で仮焼して、目的の窒化ガリウム系結晶性化合物の前駆体となる仮焼体を製造する。
上記仮焼体をアンモニア気流中で高温処理することにより、還元的な窒化反応が進行して、この第1の実施形態による窒化ガリウム系結晶性化合物が生成する。上記窒化処理の雰囲気は、アンモニアガス単独でもよく、アンモニアと窒素、アンモニアと水素等の混合ガスでもよい。何れの場合もアンモニアガスの流量が通常、10〜70mL/min、好ましくは20〜50mL/min程度となるようにする。窒化処理の温度は、通常、700〜850℃、好ましくは750〜850℃とする。窒化処理の時間は、アンモニアガスの流量、窒化処理の温度等に依存するが、通常、5時間以上、好ましくは10〜100時間程度である。
上記のようにして得られた窒化ガリウム系結晶性化合物は、リチウムをドープした窒化ガリウムの化学組成を有する結晶性単一相である。窒化処理の条件に依存して、この窒化ガリウム系結晶性化合物は酸素を含有することもある。この結晶性単一相は、リチウムのドープ量、窒化処理の条件等にも依存するが、通常、六方晶系と立方晶系との中間的な結晶構造を有しており、また、通常、微結晶の集合体である。リチウムのドープ量は通常、ガリウムの20モル%以下(Li/Ga=0.2以下)、好ましくは2〜10モル%(Li/Ga=0.02〜0.1)、より好ましくは4〜6モル%(Li/Ga=0.04〜0.06)程度である。
この第1の実施形態による窒化ガリウム系結晶性化合物は、絶縁体化しており、比誘電率及び誘電損失の測定において極大を示し、強誘電性、ガスセンサー機能あるいは光半導体性を有する材料またはその前駆体として有望である。
以下、実施例について説明する。
実施例1
(製造例)
ガリウムに対するリチウムの添加量が5mol%(Li/Ga=0.05)となるように、硝酸ガリウム(III)n水和物(和光純薬工業製、純度99.9%)と硝酸リチウム(関東化学製、特級)とを秤量し、金属硝酸塩の1.4モル倍量の無水クエン酸(和光純薬工業製、特級)を加え、全てを蒸留水に溶解して硝酸ガリウム濃度2重量%の水溶液を得た。この水溶液を攪拌しながら60℃程度に加熱してゲル化させた。得られたゲルを350℃で1時間仮焼して、前駆体(仮焼体)を得た。前駆体を粉砕した後、アンモニア気流(流量:30mL/min)中、750℃で、10時間還元窒化処理して、生成物(「化合物A1」という)を得た。
比較例1
(製造例)
硝酸ガリウム(III)n水和物(和光純薬工業製、純度99.9%)を秤量し、金属硝酸塩の1.2モル倍量の無水クエン酸(和光純薬工業製、特級)を加え、蒸留水に溶解して硝酸ガリウム濃度2重量%の水溶液を得た。この水溶液を攪拌しながら60℃程度に加熱してゲル化させた。得られたゲルを350℃で1時間仮焼して、前駆体(仮焼体)を得た。前駆体を粉砕した後、アンモニア気流(流量:30mL/min)中、750℃で、10時間還元窒化処理して、生成物(「化合物B1」という)を得た。
実施例2
(評価例)
上記化合物A1(実施例1)及び化合物B1(比較例1)の何れも、窒化ガリウム系の結晶性化合物であり、粉末X線回折(XRD)では何れの化合物も回折幅が広く、その相対強度比からは六方晶系窒化ガリウム及び立方晶系窒化ガリウムの中間的な結晶構造を持つ結晶性単一相であることが確認された。また、結晶性単一相は微結晶の集合体であることが確認された。結晶性については、上記のリチウムが添加された化合物A1の方が結晶性が悪かった。
化合物A1及び化合物B1の各々について、CHN元素分析を行ったところ、何れの化合物中にも残留炭素は存在しておらず、また、窒素は定比組成よりも少ないことが判明した。この窒素欠損の少なくとも一部は酸素により置換されているものと推定される。
リチウムをガリウムに対して5モル%(Li/Ga=0.05)添加した化合物A1を20重量%水酸化ナトリウム水溶液に一昼夜かけて溶解し、ICP(誘導結合プラズマ)発光分析すると、リチウム含有量はガリウムに対して4.6モル%(Li/Ga=0.046)であり、ほぼ仕込み量と同程度存在していることが確認された。
化合物A1及び化合物B1の各々について、−50〜100℃の温度範囲において、比誘電率(εr )と誘電損失(tanδ)とを窒素雰囲気中で測定した。リチウム無添加の化合物B1については、昇温時・降温時共に比誘電率に極大値は認められなかった。図1にリチウムを添加した化合物A1についての結果を示す。図1に示されているように、化合物A1の比誘電率は、昇温時には40℃付近に顕著な極大が見られた。他方、降温時には無添加の化合物B1と同程度にその異常は小さくなった。
また、一般的に、窒化ガリウムは窒素欠損を伴うn型半導体であるが、リチウムを添加することによって6.0×105 Ωcm以上の比抵抗を示し、絶縁体化する傾向が見られた。これは、Ga3+をLi+ で部分置換するドーピングを行うことによって、n型半導体である窒化ガリウムの過剰な電子を相殺するようにホールが生成したためであると解釈される。
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態においては、硝酸ガリウム及び硝酸リチウムを原料とするゲル化窒化法によって、より詳細には硝酸ガリウム及び硝酸リチウムを含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を高温のアンモニア気流中で窒化することによって結晶性化合物を製造するが、この場合、原料組成においてLi/Ga=0〜3とする。その他の製造条件は第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態においては、Li/Ga=0〜1/8の原料組成では、窒化ガリウムと類似した結晶構造を持つ微結晶集合体が得られた。Li/Ga=1/19の原料組成では、比誘電率及び誘電損失が40℃付近に極大を持った。Li/Ga=1以上の原料組成では、リチウムシアナミド(Li2 CN2 )及び結晶性が良好なGaN様化合物が得られ、リチウム量が増えるにつれて結晶性が向上した。また、Li/Ga=1/2以上の原料組成で得られた結晶性化合物では、紫外線励起により、黄色系の蛍光が見られた。
また、この第2の実施形態においては、リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする結晶性化合物を製造した後、この結晶性化合物を水洗、さらには必要に応じて再結晶化等することによってリチウムシアナミドを単離する。あるいは、硝酸ガリウムを使用せず、硝酸リチウムのみを原料とするゲル化窒化法によって、より詳細には硝酸リチウムを含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を高温のアンモニア気流中で窒化することによってリチウムシアナミドを製造する。
以下、実施例について説明する。
実施例3
Li/Ga=0、1/19(Li5%)、1/9(Li10%)、1/4(Li20%)、1/2(Li33.3%)、1(Li50%)、2(Li66.7%)、3(Li75%)、Li100%となるように硝酸ガリウム(III)n水和物(和光純薬製、99.9%)と硝酸リチウム(関東化学製、特級)とを秤量した。ここで、Li100%の場合は、硝酸ガリウム(III)n水和物の割合は0である。これに全金属硝酸塩の1.0モル倍量の無水クエン酸(和光純薬製、特級)を加え、蒸留水に溶解した。この溶液を加熱・攪拌して、得られたゲルを350℃で1時間仮焼し、前駆体を得た。これを粉砕、混合した後、アンモニア気流中で750℃、10時間窒化して生成物を得た。
こうして得られた試料を粉末X線回折(XRD)及び走査型電子顕微鏡(SEM)により評価した。
図2は、原料組成をLi/Ga=0、1/9(Li10%)、1/4(Li20%)、1/2(Li33.3%)、1(Li50%)、2(Li66.7%)、3(Li75%)として作製した各試料のXRDパターン及びLi100%として作製した試料(Li100%の前駆体を窒化ガリウムのペレット上で窒化したもの)のXRDパターンを示す。図3は、Li100%とした試料のXRDパターンの縦軸を拡大して示したものである。
図2及び図3より、少なくとも、Li:Ga=1:1、すなわちLi/Ga=1以上では、窒化ガリウムに由来するピークに加えて、リチウムシアナミドに由来するピークが観察され、その他のピークは殆ど観察されないことから、これらの試料は、リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とする結晶性化合物であることが分かる。また、リチウムシアナミドに由来するピークはLi/Gaが大きい程高く、しかもシャープになっているが、ピークが高くなるのは、Li/Gaが大きい程この結晶性化合物に占めるリチウムシアナミドの割合が増えることを示し、ピークがシャープになるのはLi/Gaが大きい程この結晶性化合物の結晶性が向上することを示している。この窒化ガリウムの格子定数はa=0.3167nm、c=0.5072nmであり、六方晶窒化ガリウムの報告値a=0.3189nm、c=0.5185nmよりやや小さい。結晶粒径は約25nmであった。
また、Li/Ga=1/2以上の試料を紫外線励起(励起波長は365nmまたは254nm)したところ、黄色系の蛍光が観察された。このことから、Li/Ga=1/2以上の試料は蛍光体であることが分かった。
図2及び図3より、Li100%の場合は、リチウムシアナミドに由来する強いピークが観察される。窒化ガリウムに由来するピークは窒化ガリウムペレットのものである。この結果より、Li100%とすることで、ゲル化窒化法によりリチウムシアナミドを製造することができることが分かる。
図4は、原料組成をLi:Ga=3:1、すなわちLi/Ga=3として作製した試料を蒸留水中に2時間浸漬して水洗を行った場合の水洗前後のXRDパターンを示したものである。図4より、水洗前の試料ではリチウムシアナミドに由来するピークが観察されているのに対し、水洗後の試料ではリチウムシアナミドに由来するピークが消失している。これは、水洗により試料からリチウムシアナミドが除去されたことを意味している。言い換えれば、上記のゲル化窒化法とその後の水洗、必要に応じて再結晶化等により、リチウムシアナミドを製造することができることが分かる。なお、水洗しすぎると炭酸リチウム等が生成する。
図5A及びBは原料組成をLi/Ga=3として作製した試料のSEM写真、図6A及びBはこの試料を蒸留水中に2時間浸漬して水洗を行った場合のSEM写真であり、水洗後の試料ではリチウムシアナミドが除去されていることを反映して形態の変化が生じていることが分かる。
図7A〜Dは窒化ガリウムペレット上のLi100%の試料のSEM写真である。
図8A〜Cは原料組成をLi/Ga=3として作製した試料のSEM写真である。
図9A〜Cは原料組成をLi/Ga=2として作製した試料のSEM写真である。
図10A〜Cは原料組成をLi/Ga=1として作製した試料のSEM写真である。
図11A〜Cは原料組成をLi/Ga=1/2として作製した試料のSEM写真である。
図12A及びBは原料組成をLi/Ga=1/4として作製した試料のSEM写真である。
図13A及びBは原料組成をLi/Ga=1/9として作製した試料のSEM写真である。
以上、この発明の実施形態及び実施例について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態及び実施例において挙げた数値、材料、原料等はあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、材料、原料等を用いてもよい。
実施例1で得られた、リチウムがドープされた窒化ガリウム系結晶性化合物の比誘電率(1kHz)の温度による変化を示すプロット図である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Gaを0〜3の範囲で変化させた結晶性化合物のXRDパターンである。 実施例3で得られた、Li100%の結晶性化合物のXRDパターンである。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=3の結晶性化合物の水洗前後のXRDパターンである。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=3の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=3の結晶性化合物の水洗後の状態を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、Li100%の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=3の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=2の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=1の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=1/2の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=1/4の結晶性化合物を示す図面代用写真である。 実施例3で得られた、原料組成におけるLi/Ga=1/9の結晶性化合物を示す図面代用写真である。

Claims (14)

  1. リチウムをドープした窒化ガリウムの結晶性単一相からなることを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物。
  2. 上記結晶性単一相は六方晶系と立方晶系との中間的な結晶構造を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系結晶性化合物。
  3. 上記結晶性単一相は微結晶の集合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化ガリウム系結晶性化合物。
  4. ガリウムに対するリチウムのモル比は0.2以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒化ガリウム系結晶性化合物。
  5. 少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより得られることを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物。
  6. 少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とする窒化ガリウム系結晶性化合物の製造方法。
  7. 上記仮焼体を600℃以上900℃以下の温度で少なくとも窒素を含む雰囲気に接触させることにより窒化することを特徴とする請求項6に記載の窒化ガリウム系結晶性化合物の製造方法。
  8. リチウムシアナミドと窒化ガリウムとを主成分とすることを特徴とする結晶性化合物。
  9. ガリウムに対するリチウムのモル比は1/2以上であることを特徴とする請求項8に記載の結晶性化合物。
  10. ガリウムに対するリチウムのモル比は1以上であることを特徴とする請求項8に記載の結晶性化合物。
  11. 少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより得られることを特徴とする結晶性化合物。
  12. 少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とする結晶性化合物の製造方法。
  13. 少なくともガリウムを含む水溶性の塩からなる第1の化合物及び少なくともリチウムを含む水溶性の塩からなる第2の化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することにより結晶性化合物を作製し、この結晶性化合物を水と接触させることを特徴とするリチウムシアナミドの製造方法。
  14. リチウムを含む水溶性の塩からなる化合物を含む水溶液をゲル化して得られたゲルの仮焼体を窒化することを特徴とするリチウムシアナミドの製造方法。
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