JP2006111376A - テープ貼付けユニット及びテープ貼付け装置 - Google Patents

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信喜 前川
Norihisa Koike
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Abstract

【課題】粘着テープを効率良く貼付できるテープ貼付けユニット及びテープ貼付け装置を提供することを目的とする。
【解決手段】粘着テープを引き出し可能にテープロール39を保持する保持部38と、回転自在かつ上下移動可能に設けられ、テープを外周面の吸引エリアで吸引保持し、被貼付物表面に押圧して貼付する貼付けローラ40と、貼付けローラ40が上昇した際に前進してテープを被貼付物に押圧する押付けローラ55と、上昇した貼付けローラ40と押付けローラ55との間に張られているテープを切断刃により切断するカッターとを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープ貼付けユニット及びテープ貼付け装置に関するものである。
プリント基板への部品実装にあたっては、プリント基板をハンダ槽に浸漬する前に、ハンダに浸したくない部分にマスキングテープを貼付することが行われる。マスキングテープは、片面に粘着層が設けられた粘着テープの1種であり、プリント基板をハンダ槽内に浸漬後、最終的にはプリント基板から剥がされるものである。
従来、マスキングテープの貼付作業は、熟練者による手作業によって行われていた。
しかしながら、手作業によるマスキングテープの貼付は効率が悪いという課題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、マスキングテープ等の粘着テープを効率良く貼付できるテープ貼付けユニット及びテープ貼付け装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、本発明は、粘着テープを引き出し可能にテープロールを回転自在に保持する保持部と、支持フレームに回転自在、かつ被貼付物にテープを貼り付ける貼付位置と該貼付位置よりも上方の位置との間に亘って移動可能に設けられ、前記テープロールから引き出されたテープを外周面の吸引エリアで吸引保持し、貼付位置でテープを被貼付物表面に押圧して貼付する貼付けローラと、該貼付けローラを前記貼付位置と上方位置との間に亘って移動させる移動機構と、前記貼付けローラが上昇した際に貼付けローラによって押圧されていた位置まで前進してテープを被貼付物に押圧する押付けローラと、該押付けローラを進退動させる第1の進退動機構と、前記上昇した貼付けローラと前記押付けローラとの間に張られているテープを切断刃により切断するカッターと、前記切断刃を進退動させる第2の進退動機構とを具備することを特徴とする。これによれば、効率良く確実にテープを被貼付物に貼り付けることができる。
また、前記貼付けローラの吸引エリアは、貼付けローラが被貼付物に対して相対的に貼付け方向に移動する際の、該移動方向に向く側の半周分に亘って設けられていることを特徴とする。これによれば、貼付けローラの、テープが沿う部分のみで強力にテープを吸引保持できる。
また、前記貼付けローラはローラ軸上に回転自在に設けられ、該ローラ軸が支持フレームに回転不能かつ上下動自在に支持され、前記貼付けローラには全周に亘って吸引用の貫通穴が設けられ、前記ローラ軸に、前記貼付けローラの半周分に亘って吸引力を生じさせるべく対応する貫通穴からエアを吸引する吸引部が設けられていることを特徴とする。
また、前記切断刃によって切断された後のテープフリー端部側を前記貼付けローラの外周面側に押圧する押さえ部が設けられていることを特徴とする。これによれば、確実に貼付けローラにテープを沿わせることができる。
また、前記移動機構による貼付けローラの移動と前記第1の進退動機構による押付けローラの進退動とが連動することを特徴とする。
また、前記保持部と前記貼付けローラとの間に配設され、テープローラから引き出されたテープを両側から挟み、貼付けローラとの間のテープの弛みを防止する規制ローラと押さえローラとを有することを特徴とする。
また、本発明のテープ貼付け装置は、前記テープ貼付けユニットがロボット装置の移動アームに取り付けられ、該移動アームとともにテープ貼付けユニットが移動することにより、支持テーブル上に位置決めして配置された被貼付物にテープを貼付可能に設けられたことを特徴とする。
また、吸引エリアにテープが吸引保持された貼付けローラを貼付位置まで下降した状態で、ロボット装置の移動アームを移動させて貼付けローラを被貼付物の貼付部分に当接させ、ロボット装置によりテープ貼付けユニットを貼付け方向に移動させてテープを被貼付物上に貼り付け、次いで前記移動機構および第1の進退動機構により貼付けローラを上昇させるとともに前記押付けローラを前進させてテープを被貼付物上に押圧し、次いで第2の進退動機構を駆動してカッターの切断刃を前進させてテープを切断する制御部を具備することを特徴とする。
また、前記制御部は、テープ貼付け開始時、テープ貼付けユニットを若干前進させて後、該前進距離よりも若干長い距離後退させてテープの端部を確実に被貼付物に貼付し、次いでテープ貼付ユニットを前進させて必要長さのテープを被貼付物に貼付するよう前記ロボット装置を制御することを特徴とする。
また、前記制御部は、テープ切断後、さらにテープ貼付ユニットを前進させて、切断したテープを前記押付けローラによりさらに被貼付物に押し付けるように前記ロボット装置を制御することを特徴とする。
また、前記支持テーブルは、支持台と複数のピンを有し、支持台上に立設された複数のピンによって被貼付物を支持することを特徴とする。これによれば、被貼付物の凸部をピンとピンとの間の空間に逃がして、被貼付物の表面を容易に水平にすることができる。
また、前記ピンは、支持台に対して脱着可能に設けられ、ピンの支持台上での立設位置を変更可能であることを特徴とする。これによれば、様々な形の被貼付物に対応することができる。
本発明によれば、効率良く被貼付物に粘着テープを貼り付けることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明によるテープ貼付け装置10の一実施形態の正面図である。このテープ貼付け装置10は、背景技術で述べたようにプリント基板(被貼付物)にマスキングテープ(粘着テープ)を貼り付けるときに使用する装置である。
テープ貼付け装置10は、支持テーブル13、テープ貼付けユニット11及びロボット装置12を有する。
支持テーブル13は、被貼付物である板状のプリント基板63を支持する役目をなす。
テープ貼付けユニット11は、マスキングテープ64を保持しながら、支持テーブル13によって支持されているプリント基板63にマスキングテープを押しつけて、これを短冊状に貼り付ける役目をなす。
ロボット装置12は、支持テーブル13及びテープ貼付けユニット11をそれぞれ移動可能に保持している。
まず、ロボット装置12について説明する。
ロボット装置12は、基台14、支柱部15、梁部16、Y移動部17、移動アーム18及びX移動部19を有する。
2本の支柱部15、15は、互いに平行に基台14に固定されて立設している。そして、梁部16が2本の支柱部15、15を連結するように水平に掛け渡されている。
Y移動部17は梁部16に支持されて、梁部16に沿ってY方向に移動可能に設けられている。移動アーム18はY移動部17に支持されて、Z方向に移動可能であると共に軸線を中心としてθ方向に回転可能となっている。この移動アーム18の下部にテープ貼付けユニット11が連結されて支持される。
X移動部19は、基台14に対してX方向(紙面に垂直な方向:Y方向に直交する水平方向)に移動可能に設けられている。そして支持テーブル13は、X移動部19上に載置、固定されてX移動部19と共にX方向に移動可能となっている。
上記構成によれば、テープ貼付けユニット11がZ方向に移動することで、支持テーブルによって支持されているプリント基板と、テープ貼付けユニット11は、接離可能となる。また、テープ貼付けユニット11が移動アーム18の移動によってY方向に移動し、支持テーブル13がX移動部19の移動によってX方向に移動することで、テープ貼付けユニット11とプリント基板63との互いの位置関係をXY方向に自由に変更可能となっている。さらに、テープ貼付けユニット11は、移動アーム18のθ方向の回動によってその向きを変更可能となっている。
Y移動部17のY方向への移動機構、移動アーム18の上下動機構及び軸線を中心として回転する機構、X移動部19のX方向への移動機構は、共に公知の機構を採用しうるので、特には説明しない。
尚、これらの移動は、あらかじめプログラミングされた手順に従って、自動的に移動可能に制御される。
次に図2及び図3により支持テーブル13について説明する。支持テーブル13は、支持台13aと複数のピン24からなる。
平面形状四角形の板状に形成された支持台13aには、図3に示されるように複数の貫通する挿入穴20が碁盤の目のように(マトリックス状に)規則正しく並んで設けられている。そして、挿入穴20にピン24が挿入されて、支持台13a上にピン24が立設される(図2参照)。つまり、ピン24は、大径部と小径部とからなり、大径部の外径が挿入穴20の内径よりも大きく、小径部の外径が挿入穴20の内径より若干小さく形成されており、小径部が挿入穴20内に挿入されることで、大径部が挿入穴20から突出して支持台13a上に固定される。こうして、複数のピン24は、支持台13aに対して脱着可能に立設され、挿入穴20それぞれに対してピン24を挿入して固定した際には、複数のピン20の平坦な上面は同一面上に位置する。
また、支持台13aの1つの角部を挟んだ2辺側には、2本のレール部21、21が辺にそれぞれ沿って配設されている(図3参照)。
そして、2個のホルダー22、22はそれぞれ、レール部21、21にガイドされながらレール部21に沿って移動可能となっている。このホルダー22は、板状の押さえ部材23を有し、押さえ部材23は支点23aを中心に回動自在となっている。
支持テーブル13によってプリント基板63を支持させるには、まず複数の挿入穴20から幾つかを選択し、支持台13aの所定の位置に複数のピン24を立設させる。そして、その複数のピン24でプリント基板が水平に支持されるように、複数のピン24上に掛け渡してプリント基板を載置する。それから、押さえ部材23とピン24との間でプリント基板を挟み込むように、2個の押さえ部材23、23を支点23aを中心に回動させる。押さえ部材23、23をレール部21、21に直交する位置まで回動させると、押さえ部材23、23の一端側がプリント基板の上面上まで回動し、ピン24との間でプリント基板を挟み込み可能となるのである。
このとき、プリント基板は、その表面(マスキングテープを貼付したい部分を有する面)が上方を向くように支持テーブル13上に固定する。
ところで、プリント基板の裏面には既にプリント基板から突出するように部品等が実装されて、高さの異なる凸部が複数、形成されており、通常の平坦な台上では裏面の凸部が影響して表面を水平状態に保持できない。そこで、間隔をあけて立設されている複数のピン24によってプリント基板を支持させることにより、ピン24同士の間の空間に、部品等によって形成される凸部を挿入して逃がすことができる。こうして、支持テーブル13によってプリント基板は、その表面を水平にして固定される。
また、ピン24は、碁盤の目のように配設された挿入穴20を介して、支持台に対して脱着可能となっているので、プリント基板63の大きさ、凸部の位置等に応じて複数のピン24の位置を変更でき、様々な形状のプリント基板に対応することができる。
さらに、このピンを2個並列に並べて一体化したものを、プリント基板63の支持テーブル13上での位置決め用ピン24aとすることができる(図2参照)。このピン24aの上面には、上方に突出する突出部(図示せず)が設けられており、プリント基板63に設けられた位置決め用の貫通穴にこの突出部を挿入することで、プリント基板を簡単に位置決めすることができる。これによれば2個の挿入穴20、20によって、ピン24aが跨る形に固定され、ピン24a自体の回転を防止することができる。
次にテープ貼付けユニット11について説明する。
図4、図7に示されるようにテープ貼付けユニット11は、取付フレーム25と、板状の一対の支持フレーム26a、26bを有し、支持フレーム26aは取付フレーム25の下部から下方向へ伸びるように取付フレーム25に固定され、支持フレーム26bは、支持フレーム26aに対して所要間隔をあけて互いに平行となるように、適宜複数本のスペーサピン(図示せず)を介して支持フレーム26aに固定されている。
一対の支持フレーム26a、26bの下端部側にはそれぞれ車輪51が設けられ、テープ貼付けユニット11は2個の車輪51によって、プリント基板上をスムーズに走行可能となっている。
取付フレーム25の上部側には、上面で開口する挿入穴25aが設けられており(図4参照)、さらに取付フレーム25の上部には、本体軸シリンダ27が固定されている。本体軸シリンダ27には貫通する軸穴27aが配設され、軸穴27aは、取付フレーム25の挿入穴25aと連通している。
挿入穴25a内に配設されている圧縮コイルバネ28は、軸穴27a内へと突出しており、軸穴27a内に挿入される本体軸29が上方から圧縮コイルバネ28に当接している。また、本体軸シリンダ27には、その軸線に対して直交する方向に貫通する係止穴27bが設けられている。この係止穴27bは上下方向に径の大きい長穴となっている(図7参照)。
これに対して本体軸29には、その軸線に対して直交する方向に嵌入穴29aが設けられており、ピン体30がこの係止穴27bと嵌入穴29aに同時に挿入されて、本体軸29と本体軸シリンダ27を同時に貫通している。
テープ貼付けユニット11は、本体軸29がロボット装置12の移動アーム18下端部に適宜取付機構(図示せず)を介して着脱可能に取り付けられる。テープ貼付けユニット11は圧縮コイルバネ28により下方に付勢され、常時はピン体30が係止穴27bの上縁に当接する位置で停止している。テープ貼付けユニット11は、圧縮コイルバネ28の付勢力に抗して、ピン体30が長穴状の係止穴27b内を移動可能な距離だけ上下動可能となっている。
ところで、マスキングテープは片面に粘着層が設けられた粘着テープの1種であり、帯状に形成されて、粘着層を内側にして円筒状の巻芯に巻き回されたテープロール39の状態から、必要に応じて引き出されて使用される。
テープ貼付けユニット11は、テープロール39を回転可能に保持する保持部38を有する。
具体的に保持部38について説明する。
図8に示されるように1枚の支持フレーム26aには、板状のローラ用フレーム31が、支持フレーム26aに沿いながら支持フレーム26aから上方に張り出すようにして支持フレーム26aに固定されている。ローラ用フレーム31には、ローラ用フレーム31に直交する方向に突出するリール軸32が固定されている。リール軸32のローラ用フレーム31側には、フランジ軸受33がリール軸32に対して回転可能に外嵌されている。さらにフランジ軸受33には円盤状の第1リールフランジ34が外嵌され、固定されている。この第1リールフランジ34には、図5に示されるように、その外周に沿って複数の貫通穴34aが等間隔あけて設けられている。
ローラ用フレーム31には、反射型フォトセンサ65aが固定されており、ローラ用フレーム31の貫通穴31aを介して第1リールフランジ34の貫通穴34aの有無を検知する。貫通穴31aが順次検知されることにより、マスキングテープがテープロールから順調に繰り出されて、テープ貼付けユニット11によるマスキングテープの貼付が良好に行われているかを検出することができる。
ローラ用フレーム31には、さらに反射型フォトセンサ65bが固定されており、ローラ用フレーム31の貫通穴31bを介して、保持部に保持されているテープロール39のニアエンドを検出する。つまり、反射型フォトセンサ65bによってテープロール39の有無を検知し、所定の径以下になったテープロールの外周を検出するように設けられている。
一方、図8に示されるように、リール軸32の先端側には、フランジ軸受35がリール軸32に対して回転可能に外嵌される。このフランジ軸受け35には円盤状の第2リールフランジ36が外嵌され、固定されている。そして、フランジ軸受35を第2リールフランジ36ごとリール軸32に固定するため、ボルト型の押さえ部材37がフランジ軸受36の外側からリール軸受32に嵌入される。
また、第1、第2リールフランジ34、36にはそれぞれ、外周面が全周に亙って切り欠かれて切欠部34b、36bが形成されている。
上記構成からなる保持部38によってテープロール39を保持させるには、第1、第2リールフランジ34、36それぞれの切欠部34b、36bに巻芯の内周縁側を嵌め込むようにして、巻芯を第1、第2リールフランジによって挟み込む。これによりテープロール39は、マスキングテープが引き出し可能なように、回転自在に保持部によって保持される。
テープロール39から引き出されたマスキングテープは、テープ貼付けユニット11の移動に伴って転動する貼付けローラによって、プリント基板の所定部分に押し付けられ、切断部53によって切断されて、所定の長さの短冊状にプリント基板に貼り付けられる。
まず、切断部53について説明する。
図4、図10及び図11に示されるように、切断部53は、橇型に形成されたブロック状の移動フレーム54を有し、移動フレーム54の先端には押付けローラ55が、移動フレーム54の幅方向にわたって回転可能に支持されている。さらに、移動フレーム54には、2本のスライド軸47a、47bが移動フレーム54の幅方向に貫通して固定されている。スライド軸47a、47bの両端側は移動フレーム54から突出している。これらの移動フレーム54における位置は、スライド軸47bが後端側で、スライド軸47aがスライド軸47bと押付けローラ55との間に固定されている。
そして、移動フレーム54は、一対の支持フレーム26a、26bの下端部側の間に挟まれて配設され、スライド軸47a、47bの各々の両端部が支持フレーム26a、26bに設けられた貫通穴50内に挿入されている(図14参照)。(このとき、移動フレーム54は、押付けローラ55をテープ貼付けユニット11の走行方向前部側、スライド軸47bを後部側にした姿勢で配置されている。)
貫通穴50は、テープ貼付けユニット11の前後方向(前側が下がる斜めの姿勢)に伸びる長穴に形成されており、スライド軸47a、47bの両端側が貫通穴50内を摺動し前後に移動できる範囲で、移動フレーム54が前後に移動可能となっている。また、移動フレーム54の後端部には、第1エアシリンダ67のロッド67aが連結されており、移動フレーム54の前後移動は、ロッド67aの突出入によってなされる。こうして、移動フレーム54の先端に設けられた押付けローラ55を進退動させる第1の進退動機構が構成される。
図10、11に示されるように、移動フレーム54上には、先端に切断刃56aを有するカッター56が固定されていて、カッター56は移動フレーム54と共に前後移動する。
また、カッター56の切断刃56aは、第2の進退動機構により進退動する。具体的には、切断刃56aは、押付けローラ55の上方に位置し、移動フレーム54上に固定された第2エアシリンダ68のロッド68aの先端に固定され、ロッド68aが突出入することによって、マスキングテープを切断可能となっている。待機状態のときは(図10、13参照)、切断刃56aは後退していて、その先端は押付けローラ55付近の押付けローラ55よりも前方に突出していない位置にある。この状態から切断刃56aが突出することで、その先端は押付けローラ55よりも前方へと移動する(図11、12参照)。
次に、貼付けローラ40について説明する。
図5に示されるように貼付けローラ40は、テープ貼付けユニット11の下端部側であって、走行方向の前部側に位置して一対の支持フレーム26a、26b間に回転自在に支持されていて、テープロール39から引き出されたマスキングテープが掛け渡され、これを案内しながらプリント基板63側に押し付けて貼り付ける役目をなす。
貼付けローラ40は、円筒状に形成され、内周面から外周面へと貫通する複数の貫通穴40aが全周に亙って間隔をあけて設けられている(図7参照)。具体的には、貼付けローラ40は、ステンレス等の金属からなる円筒状の芯部に、ゴム等の弾性部材からなる筒部を外嵌し、両者を一体化して形成される。すなわち、貼付けローラ40の外周はゴム等の弾性部材からなる。
そして、貼付けローラ40は、一対の支持フレーム26a、26bの間で固定支持されているローラ軸41に摺動可能に外嵌することにより、回転自在に支持される。
また、ローラ軸41には、貼付けローラ40外周にマスキングテープを沿わせて保持するための吸引部が設けられている。吸引部は、貼付けローラ40の半周分に亘って吸引力を生じさせるべく対応する貫通穴40aからエアを吸引するように設けられている。吸引部について詳しく説明すると、ローラ軸41内には、図9に示されるように流路43が設けられている。流路43の一端部は、ローラ軸41の一端部側で開口(接続開口部44)し、流路43の他端部は、ローラ軸41の外周面で半周に亙って開口(吸引開口部45)している。接続開口部44には真空装置(図示せず)が接続されており、吸引開口部45及び貼付けローラ40の貫通穴40aを介して、貼付けローラ40の外方からエアを吸引可能となっている。
このローラ軸41は貼付けローラ40と共に、支持フレーム26a、26bに対して上下移動可能となっている。上下移動の移動機構について図12、図13を用いて具体的に説明する。
ローラ軸41は、両端部側がそれぞれ縮径されており、その縮径部の外周面の互いの反対側の2箇所で面が切断されて、平坦面が形成されている。これに対して一対の支持フレーム26a、26bには、斜め(上部側が前方に傾いている)に上下に伸びる長穴46が貫通して設けられている。ローラ軸41は、その両端側の前記平坦面が長穴46内壁に接するように、縮径部が長穴46内に挿入されていて、ローラ軸41は、長穴46に沿って摺動することで回転することなく矢印A方向に昇降移動可能となっている。このとき、ローラ軸41は、吸引開口部45がテープ貼付けユニット11の斜め下方の前方側で開口する姿勢となっていて、貼付けローラ40は常に、接触面(マスキングテープを貼付する際にプリント基板との間でマスキングテープを挟んで押圧する部分)を含んだ前方側の外周の半周分(図13の点線Dに沿う部分。例えば、貼付けローラ40の中心から下ろした垂線から、角度ほぼ10度後退した位置から、前方から上方側に向けた180度分であるとよい。)に亙る範囲でのみ、貫通穴40aを介した真空装置による吸引がなされる。この構成により、貼付けローラ40は、外周面のうち、接触面を含む前側半周分のみでマスキングテープを吸引して外周面に沿わせ、保持することができる。
ローラ軸41の両端部側で同様の構成が用いられるので、図13により片側で説明すると、支持フレーム26aの外側には支持フレーム26aに沿って、くの字型の揺動アーム42が支点42aを中心に揺動可能に配設されている。揺動アーム42の一端部42b側は二又状に形成されていて、この二又部内に前述のスライド軸47aの端部が係合している。
揺動アーム42の他端部42c側は、ピン48を介してリンク部材49の他端部49c側に回動自在に連結されている。このリンク部材49の一端部49a側は、ローラ軸41の端部側に回動自在に連結されている。
上記構成によれば、第1エアシリンダ67のロッド67aの突出により、スライド軸47aが前側下方へ移動し、これにより揺動アーム42の一端部42bが下方へと押し下げられ、逆に他端部42c側が上昇する。これに連動して、リンク部材49が持ち上げられ、貼付けローラ40は長穴46にガイドされつつローラ軸41と共に上昇する(図12参照)。
この状態から、第1エアシリンダ67のロッド67aを縮退させると、スライド軸47aが後側上方へ移動し、揺動アーム42の一端部42b側が持ち上げられて、他端部42c側が下降する(図13参照)。これに連動して、リンク部材49が押し下げられて、貼付けローラ40は長穴46にガイドされつつローラ軸41と共に下降する(貼付けローラ40は貼付位置にくる。)。これにより、貼付けローラ40は、マスキングテープを貼り付ける際の位置である貼付位置と該貼付位置よりも上方の位置との間に亘って移動可能となる。
また、上記構成により、貼付けローラ40が上昇した際には(移動フレーム54が前進する)、押付けローラ55が前方へと移動し、貼付けローラ40が下降した際には、押付けローラ55が後退することとなる。このように、貼付けローラ40の昇降移動と連動して、押付けローラ55が前後に進退動する。
また、図4、5に示されるように、テープロール39の保持部38と貼付けローラ40との間には、マスキングテープ64を挟み込んで転動しながら案内する2本のローラ(押さえローラ57と規制ローラ58)が、それぞれ一対の支持フレーム26a、26bの間で回転可能に支持されている。
押さえローラ57は、規制ローラ58の上方に位置し、引張コイルバネ(図示せず)によって常時規制ローラ58側に引っ張られて規制ローラ58に押圧されている。押さえローラ57は、その外周面が幅方向に凹凸となる波型に形成されており、マスキングテープとの接触面を減らして、マスキングテープの、粘着層による押さえローラ57への巻き付きを防止している。
テープロール39から一旦引き出されたマスキングテープ69が、テープロール39から貼付けローラ40の間で、転動する押さえローラ57と規制ローラ58との間で挟み込まれることにより、マスキングテープがテープロール39側へと押し戻されて撓んだり、さらに貼り付いて絡まることを防止できる。
また、カッター56でマスキングテープを切断した後、テープロールから引き出されているマスキングテープ64の先端部側を貼付けローラ40外周面に速やかに吸引保持させるため、マスキングテープを貼付けローラ40側へ押し付けて案内するテープ押さえ部59が設けられている(図5、14参照)。テープ押さえ部59は、シリコンゴム等からなる板状の押さえ部60を有し、この押さえ部60によってマスキングテープを幅方向に押さえて貼付けローラ40側へ案内する。
押さえ部60は、板状のレバー52の下部に、押さえ固定部61により先端側が貼付けローラ40の下部外周面方向に向けて突出するように固定されている。
レバー52の他端部52a側には、ローラ軸41の一端部側の外径よりも大きい内径の貫通穴(図示せず)が形成されている。この貫通穴にローラ軸41の一端部側が挿入されることにより、レバー52はローラ軸41によって揺動自在に支持されている。レバー52は、自重のバランスにより、図14において時計回転方向に揺動する。
また、支持フレーム26bには、ピン66が突設されており、レバー52の一端部52b側がこのピン66の上部に係止されて、レバー52の時計回転方向への揺動が規制される。
上記構成からなるテープ押さえ部59によれば、貼付けローラ40が下降した位置にあるときは、押さえ部60の先端は貼付けローラ40に接近した位置にある(図5参照)。この状態から貼付けローラ40が上昇するに従って、押さえ部60はその自重によって徐々に貼付けローラ40に沿いながらその下方に回りこむようになる(図14参照)。これにより、切断された後のマスキングテープの先端側(テープフリー端部側)は押さえ部60に押されて案内され、貼付けローラ40の外周に沿うようになる。押さえ部60によって貼付けローラ側へ案内されたマスキングテープは、速やかに貼付けローラに吸引されてその外周に沿って密着する。
また、図14に示されるようにマスキングテープを貼付けロール40の上部側に押さえ付けて沿わせるため、シリコンゴムからなる押さえ板62が設けられている。板固定部62aに固定された押さえ板62は、支点軸62bを中心に回動可能に支持フレーム26に支持され、その先端が自重により常時貼付けローラ40の上部に上方から当接して、回転が規制されている。マスキングテープを押さえ板62の先端と貼付けローラ40との間を通過させることで、マスキングテープは、押さえ板62に押されて、貼付けローラ40に沿うようになる。
この押さえ板62は、マスキングテープの先端側(テープフリー端部側)を貼付けローラ40の吸引エリアに確実に押し付けて吸引力を及ぼさせるために設けてある。すなわち、貼付けローラ40の吸引エリアは、その略半周分にわたって設けられているが、押さえ板62は、半周分の始端側を確実に覆うようにマスキングテープを貼付けローラ40の外周面に押圧する。
また、上記押さえ部60は、上記吸引エリアの終端部を十分に覆うようにマスキングテープの最先端側を貼付けローラ40の外周面に押圧するのである。こうして、マスキングテープが確実に貼付けローラ40外周面に吸引保持される。
また、ローラ軸41の流路43内の圧力を検知する圧力センサ(図示せず)が設けられている。通常の使用状態では、貼付けローラ40の複数の貫通穴40aが全て閉塞されることはないが、マスキングテープが誤って1周以上貼付けローラ40に巻き付いてしまうと、貫通穴40aが全て閉塞されてしまう。この違いによる流路43内の圧力差を圧力センサ(図示せず)が検知することで、マスキングテープの貼付けローラ40への巻きつきを検出し、これによる誤動作を防止できる。
上記構成からなるテープ貼付け装置10の動作について説明する。
プリント基板63へのマスキングテープ貼付作業の準備として、まず、マスキングテープをテープ貼付けユニット11に装着する。
具体的には、テープロール39を前述のように保持部38に保持させ、マスキングテープを引き出す。そして、引き出したマスキングテープを、図4に示されるように押さえローラ57と規制ローラ58との間で挟み込ませてこの間を通過させ、さらに押さえ板62と貼付けローラ40の間、及び押さえ部60と貼付けローラ40との間を通過させる。そして、マスキングテープの先端部側を貼付けローラ40の前側に掛け渡す。このとき、マスキングテープの粘着層が外側に露出するように、マスキングテープを貼付けローラ40に沿わせるのである。
一方、プリント基板63は、前述の方法によって支持テーブル13上に載置し、位置決めして固定する。
テープ貼付け装置10のメインスイッチをオンにすると、真空装置が作動し、貫通穴40aを介して吸引がなされ、マスキングテープが貼付けローラ40の接触面を含む前側で吸引されて貼付けローラ40に貼りつく。以後、真空装置は、メインスイッチをオフにするまで作動している。
それから、プリント基板63上の、マスキングテープを短冊状に貼付したい部分(貼付部分、図3参照)63bの始端部63aの上方に、テープ貼付けユニット11が位置するように、ロボット装置12によってプリント基板63と、待機状態にあるテープ貼付けユニット11とをそれぞれX、Y方向に移動させる。さらに、テープ貼付けユニット11の前後方向が、貼付部分63bの伸びる向きに一致し、テープ貼付けユニット11の前側が貼付け方向(矢印B方向)に向くように、移動アーム18をθ方向に回動させる。
尚、テープ貼付けユニット11の待機状態とは、ロボット装置によるZ方向の移動により、テープ貼付けユニット11が支持テーブル13に固定されたプリント基板63から離れた上方に位置し、第1エアシリンダ67のロッド67aが突出して第2エアシリンダ68のロッド68aが縮退している状態である。すなわち、貼付けローラ40は上昇した位置にあり、押付けローラ55はカッター56と共に前方へと移動した状態で、カッター56の切断刃56aは移動フレーム54上で後退した位置にある。
テープ貼付けユニット11とプリント基板63の位置合わせ工程が終了したら、第1エアシリンダ67のロッド67aを縮退させて、貼付けローラ40を下降させると共に押付けローラ55を後退させる。
この状態で、ロボット装置12によるZ方向の移動により、2個の車輪51、51がプリント基板63に当接し、貼付けローラ40がマスキングテープを介してプリント基板63を押圧するように、テープ貼付けユニット11を下降させる。このとき、テープ貼付けユニット11は、圧縮コイルバネ28を介して移動アーム18に連結されているので、車輪51や貼付けローラ40が弾性を有してプリント基板63に当接し、プリント基板63の凹凸や傾斜を吸収して、貼付け工程によるプリント基板63の割れ等が防止できる。
この状態で、テープ貼付けユニット11を前進させることにより、2個の車輪51及び貼付けローラ40が転動し、テープロール39からマスキングテープが繰り出されながら、貼付けローラ40によってマスキングテープが押圧されて、テープ貼付けユニット11が前進した距離の長さ分、マスキングテープがその先端部側から徐々に連続してプリント基板に貼り付けられていく。このとき、マスキングテープは、貼付けローラ40の前方側に掛け渡されているので、テープ貼付けユニット11の前方への進行により、マスキングテープは良好にテープロール39から繰り出されていく。
尚、テープ貼付けユニット11の前進、後退移動は、プリント基板に対する相対的な移動であるので、テープ貼付けユニット11のY方向への移動によっても、支持テーブル13のX方向への移動によってもどちらでもできる。
上記マスキングテープの貼付けの開始にあたっては、まず、テープ貼付けユニット11を若干(適当な距離、数mm程度が良い)前進させた後、前進させた距離よりも若干長い距離後退させる。こうして、テープロールから引き出されているマスキングテープの先端部側をプリント基板に押付け、さらに先端部の前後を貼付けローラ40が行き来することで、先端部をプリント基板側に確実に押し付けて貼り付けることができる。
その後、テープ貼付けユニット11を必要長さ連続して前進させることで、プリント基板上の貼付部分63bに、連続的にマスキングテープ64を貼り付けて行く(図13参照)。
こうして、貼付部分63b上にマスキングテープ64が貼付されたら、第1エアシリンダ67のロッド67aを突出させて、貼付けローラ40を上昇させると共に、押付けローラ55を前方へと移動させる。これにより、押付けローラ55は、その直前に貼付けローラ40のあった位置、或いはその付近まで移動して、マスキングテープを介してプリント基板を押圧する。
この状態でテープ貼付けユニット11を若干(適当な距離、数mm程度がよい)前進させることにより、押付けローラ55が転動しながらマスキングテープを押圧するので、貼付けローラ40と押付けローラ55との間で、マスキングテープが弛みのないピンと張った緊張状態で掛け渡される。そこで、第2エアシリンダ68のロッド68aを駆動しカッターの切断刃56aを突出させて(図12参照)、貼付けローラ40と押付けローラ55との間でマスキングテープ64を切断する。尚、切断後は、速やかに切断刃56aを後退させる。
マスキングテープの切断により、それまでマスキングテープに当接して押上げられていた押さえ部60が、貼付けローラ40の下方へと回り込み、切断されたマスキングテープの先端部側(テープフリー端部側)を貼付けローラ40側へと押し付けて案内する。このとき、真空装置によって貼付けローラ40内部から吸引力が作用しているので、マスキングテープの先端部側は、速やかに貼付けローラ40の外周面に沿って密着することとなる。
この後、さらにテープ貼付けユニット11が若干(適当な距離、数mm程度が良い)前進する。これにより、プリント基板に貼りつけられた短冊状のマスキングテープの終端部(カッターによる切断端部)上を越えて押付けローラ55が前進し、押付けローラ55によって終端部をプリント基板側に押し付けて確実にマスキングテープを貼付することができる。
こうして、プリント基板の所定部分に、短冊状にマスキングテープを貼り付けることができたら、再びロボット装置によりテープ貼付けユニット11を上昇させ、前述の待機状態として次の貼付け動作に備える。このとき、マスキングテープの先端部側は、貼付けローラ40に吸引保持されている状態なので、速やかに次の貼付け動作に移行できる。つまり、貼付けローラが下降するだけで、マスキングテープをプリント基板との間に挟み込んで押圧することができる。
上記テープ貼付け装置10の一連の動作は、制御部によって制御される。つまり、制御部は、支持テーブル13におけるマスキングテープを貼り付ける位置、貼り付ける長さ等の異なる複数のプログラムを有し、使用者によって選択されたプログラムに従って、ロボット装置12、第1エアシリンダ67、第2エアシリンダ68等の動作を制御する。これにより、大きさ、貼付け位置、貼り付け長さ等の異なる様々なプリント基板に対して、自動的にマスキングテープを貼り付けることが可能となる。
この実施形態では以下のような効果を得ることができる。
ロボット装置12によってテープ貼付けユニット11と支持テーブル13が移動可能となっているので、熟練者に頼ることなく自動的にマスキングテープをプリント基板に貼りつけることができ、効率的である。
また、テープ貼付けユニット11と支持テーブル13は、一方が他方に対して相対的にX、Y方向へ移動可能となっているので、プリント基板の支持テーブル13上での位置を変えることなく、プリント基板のどの位置でもマスキングテープを貼りつけることができる。
また、貼付けローラ40は、マスキングテープを常に吸引保持しているので、連続的に貼付け作業を行うことができる。
また、貼付けローラ40は、必要な部分のみでマスキングテープを吸引保持しているので、小さい真空装置によって効果的にマスキングテープを吸引することができる。その上、貼付けローラ40の後側でマスキングテープが吸引されて、貼付けローラ40にマスキングテープが絡みつくことによる誤動作を防止できる。
以上、本発明につき好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論である。例えば、次のように変更してもよい。
ロボット装置12は、支持テーブル13を一定位置で固定して保持するのに対し、移動アーム18がX方向、Y方向へ移動するものであってもよい。さらに、支持テーブル13がθ移動するものであってもよい。ロボット装置12は、テープ貼付けユニット11と支持テーブル13とを保持し、一方を他方に対して相対的にX、Y及びθ方向へ移動させるものであれば、どちらを移動させてもよい。θ方向への移動は無くてもよい。
また、マスキングテープの幅の異なるテープロールを各々保持した複数個のテープ貼付けユニット11を並列に並べて固定したものをロボット装置の移動アーム18に連結し、複数個のテープ貼付けユニット11のうちの1つが選択されて、その貼付けローラ40によって貼付け作業が行われるようにしてもよい。これによれば、テープロールを取り換えることなく、連続して、幅の異なるマスキングテープを貼りつける作業を行うことができる。
また、実施形態としてプリント基板にマスキングテープを貼り付ける際に用いるテープ貼付け装置を挙げて説明したが、本発明によるテープ貼付け装置は、マスキングテープに限定されず、例えばセロハンテープ等の広い範囲の粘着テープに対して有効であり、また被貼付物としては板状のプリント基板に限らず、例えば円柱状もの等あらゆる物に対して有効である。被貼付物が円柱状の場合は、θ方向に回転可能なアーム型の支持部によって被貼付物が保持されるように構成するとよい。
テープ貼付け装置の全体構成を示す正面図である。 支持テーブルの構成を示す断面図である。 支持テーブルの構成を示す上面図である。 テープ貼付けユニットの構成を説明する右側面図である。 テープ貼付けユニットの構成を説明する左側面図である。 テープ貼付けユニットの構成の概略を説明する左側面図である。 テープ貼付けユニットの下部側の構成を説明する正面図である。 テープ貼付けユニットの構成を説明する正面図である。 貼付けローラの吸引機構を説明する断面図である。 カッターの構成を示す断面図である。 カッターの動作を示す断面図である。 貼付けローラ及びカッターの動作を説明する概略図である。 貼付けローラ及びカッターの動作を説明する概略図である。 テープ貼付けユニットの構成の概略を説明する右側面図である。
符号の説明
10 テープ貼付け装置
11 テープ貼付けユニット
12 ロボット装置
13 支持テーブル
38 保持部
39 テープロール
40 貼付けローラ
56 カッター
63 プリント基板
64 マスキングテープ

Claims (12)

  1. 粘着テープを引き出し可能にテープロールを回転自在に保持する保持部と、
    支持フレームに回転自在、かつ被貼付物にテープを貼り付ける貼付位置と該貼付位置よりも上方の位置との間に亘って移動可能に設けられ、前記テープロールから引き出されたテープを外周面の吸引エリアで吸引保持し、貼付位置でテープを被貼付物表面に押圧して貼付する貼付けローラと、
    該貼付けローラを前記貼付位置と上方位置との間に亘って移動させる移動機構と、
    前記貼付けローラが上昇した際に貼付けローラによって押圧されていた位置まで前進してテープを被貼付物に押圧する押付けローラと、
    該押付けローラを進退動させる第1の進退動機構と、
    前記上昇した貼付けローラと前記押付けローラとの間に張られているテープを切断刃により切断するカッターと、
    前記切断刃を進退動させる第2の進退動機構とを具備することを特徴とするテープ貼付けユニット。
  2. 前記貼付けローラの吸引エリアは、貼付けローラが被貼付物に対して相対的に貼付け方向に移動する際の、該移動方向に向く側の半周分に亘って設けられていることを特徴とする請求項1記載のテープ貼付けユニット。
  3. 前記貼付けローラはローラ軸上に回転自在に設けられ、該ローラ軸が支持フレームに回転不能かつ上下動自在に支持され、前記貼付けローラには全周に亘って吸引用の貫通穴が設けられ、前記ローラ軸に、前記貼付けローラの半周分に亘って吸引力を生じさせるべく対応する貫通穴からエアを吸引する吸引部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のテープ貼付けユニット。
  4. 前記切断刃によって切断された後のテープフリー端部側を前記貼付けローラの外周面側に押圧する押さえ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載のテープ貼付けユニット。
  5. 前記移動機構による貼付けローラの移動と前記第1の進退動機構による押付けローラの進退動とが連動することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項記載のテープ貼付けユニット。
  6. 前記保持部と前記貼付けローラとの間に配設され、テープローラから引き出されたテープを両側から挟み、貼付けローラとの間のテープの弛みを防止する規制ローラと押さえローラとを有することを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項記載のテープ貼付けユニット。
  7. 請求項1〜6いずれか1項記載のテープ貼付けユニットがロボット装置の移動アームに取り付けられ、該移動アームとともにテープ貼付けユニットが移動することにより、支持テーブル上に位置決めして配置された被貼付物にテープを貼付可能に設けられたことを特徴とするテープ貼付け装置。
  8. 吸引エリアにテープが吸引保持された貼付けローラを貼付位置まで下降した状態で、ロボット装置の移動アームを移動させて貼付けローラを被貼付物の貼付部分に当接させ、ロボット装置によりテープ貼付けユニットを貼付け方向に移動させてテープを被貼付物上に貼り付け、次いで前記移動機構および第1の進退動機構により貼付けローラを上昇させるとともに前記押付けローラを前進させてテープを被貼付物上に押圧し、次いで第2の進退動機構を駆動してカッターの切断刃を前進させてテープを切断する制御部を具備することを特徴とする請求項7記載のテープ貼付け装置。
  9. 前記制御部は、テープ貼付け開始時、テープ貼付けユニットを若干前進させて後、該前進距離よりも若干長い距離後退させてテープの端部を確実に被貼付物に貼付し、次いでテープ貼付ユニットを前進させて必要長さのテープを被貼付物に貼付するよう前記ロボット装置を制御することを特徴とする請求項8記載のテープ貼付け装置。
  10. 前記制御部は、テープ切断後、さらにテープ貼付ユニットを前進させて、切断したテープを前記押付けローラによりさらに被貼付物に押し付けるように前記ロボット装置を制御することを特徴とする請求項8または9記載のテープ貼付け装置。
  11. 前記支持テーブルは、支持台と複数のピンを有し、支持台上に立設された複数のピンによって被貼付物を支持することを特徴とする請求項7〜10のうちのいずれか一項記載のテープ貼付け装置。
  12. 前記ピンは、支持台に対して脱着可能に設けられ、ピンの支持台上での立設位置を変更可能であることを特徴とする請求項11記載のテープ貼付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012028333A (ja) * 2011-08-26 2012-02-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd テープ貼付装置、テープ貼付システムおよびテープ貼付方法

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