JP2006111287A - 貯液タンク - Google Patents

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Abstract

【目的】本発明は、液体を貯留するタンクにおいて、停滞エリアがない、衛生且つ安全な水の貯留を可能にするタンクを提供することを目的とする。
【解決手段】流れの水路を絞れば、その運動エネルギーを大幅に増幅する流体特性を、貯液タンクの停滞エリアの解消へ応用するために、タンク内部に数枚の仕切板10を設置し、更に仕切板10を跨る、端部の方向変更が可能な連通管9を各仕切板10に設置した。
【効果】従来のタンクに比べて、枚数が少ない仕切板を用いて、停滞エリアがないタンクの貯水流況を確保できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道水等の液体を貯留するのに用いるタンクに関するものである。
従来、配水池や受水槽等の貯液タンクを用いて、貯水・配水に当たって、図5、図6に示すように、水が流入管2からタンクに入ってから、最短経路(流線7で示す)を経て流出管3へ移動する。この場合、タンク内のメイン水路以外の場所に貯水の停滞エリア8を形成しやすい。
この問題を解決するために、図7、図8に示すように、矩形タンクの内部にタンク幅より短い迂回板4を数枚設置し、水を蛇行させて、水の停滞エリアの形成を防ぐためのタンクが提案されている。
しかしながら、図7、図8に示す従来のタンクにおいては、メイン流れ7が及ぶ水路の幅が限られているので、停滞エリア8の完全な解消に至らないのが現状である。一方、迂回板4の枚数を増やせば、停滞エリア8を無くすことが可能であるが、施工が困難で、メンテナンスが不便等のことで、タンクのコストがかなり高くなって実用性が乏しい。従って、結果として、多数の迂回板の設置ができない図7、図8に示すようなタンクがよく使用され、停滞エリアが生じる恐れが依然として残っている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して考案したもので、その目的は、できるだけ少ない枚数の仕切板を用い、水の流れを制御して、停滞エリアが殆ど発生しなく、衛生的な水を供給できるタンクを提供する。
図9に示すように、一定水位を持った定常流Q(流入量と流出量が等しい)のタンクにおいて、D-D断面(図8に参照)では、開口部があり、その水路面積を(A=l×h)を100とし、A-A断面(図2に参照)では、連通管9(直径d)が仕切板10を跨り、その水路面積を(A=πd/4)1とする場合、流量Qが一定なので、二つの流れ断面における流体の運動エネルギーの比は、次の通りである。
/E=1/2mv :1/2mv =A :A =10000:1
即ち、A−A断面において、水路断面積を絞ることによって、水流の運動エネルギーが大幅に増幅される。
貯水の流況は、貯水の運動エネルギーに依存するので、高い運動エネルギーを持った水流の方向を制御すれば、より広範囲において停滞エリアがない流況を形成させることができる。
本発明は、上述の流体の特性に基づき、考案したものである。
停滞エリアを解消する目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、矩形貯液タンクにおいて、タンク側面と等幅で、且つ連通管9が跨った仕切板10を停滞水防止手段とし、内部に設置した。
請求項2に記載の発明においては、請求1に記載の連通管9は、水流が蛇行水路を形成するように、仕切板10の左端部又は右端部に交互に設置した。
請求項3に記載の発明においては、請求項1・請求項2のいずれに記載の連通管9は、連通管を通過する水流の流入・流出方向を変更することができる構造である。
請求項4に記載の発明においては、請求項3に記載の方向変更の手段は、直管の連通管の端部の先方にじゃま板を設けたり、直管の端部にエルボーを連結させたり、直管の壁に穴を設けたりすることである。
前述のように、水路の絞りによって大幅に増幅された水流の運動エネルギーを利用して、貯水の流況改善が図れる。
従って、従来のタンクに比べて、枚数の少ない仕切板を用いて、停滞エリアがない貯水流況を確保できるので、高性能タンクの構築コストが削減できる。
又、従来の技術に比べて、仕切板はタンク幅の全範囲に及ぶので、耐震壁として高い効果が期待できる。
更に、低コストで停滞エリアが生じない貯液タンクを構築することができるので、停滞エリアがない貯液タンクが採用されやすくなり、より高品質の水道水の確保に寄与する。
本発明の最良の形態は図1、図2に示す。
連通管9は各仕切板10の左端部又は右端部に交互に設置される。連通管9の流入口・流出口が下向きである。
本発明の実施例1は最良の形態の図1、図2に示すものである。
以下、本発明の実施例1を図1、図2に基づいて詳細に説明する。
図1、図2に示すように、タンクは底板5、側壁1、天井板6を有し、側壁1には流入管2と流出管3を設置する。
図1に示すように、停滞水防止手段としての仕切板10はタンク本体内部に設置する。仕切板10の下端部の近傍に円形パイプからなる連通管9を設ける。
連通管9を通過する流れの方向を制御するために、連通管の端部はエロボーを介在し下向きにする。
さて、このタンクにおいては、流入管2より流入された水流は、仕切板10と連通管9により、蛇行水路を形成しながら、流出管3まで流れていく。
一方、この流れは、連通管9を通過するに当たって、水路が絞られて高速となり、高い運動エネルギーを持つことになる。
連通管9から流出した高速水流は、タンクの底板5に当たって、軸方向ではなく全方位へ流れていくので、仕切板10に仕切られた全範囲における貯水がこれの影響を受けて、停滞エリアがない流況を形成する。従って、少ない枚数の仕切板10を設置することによっても、タンク全範囲に停滞エリアがないタンクを提供することができる。
本発明の実施例2は、図3、図4に示す。連通管9は、仕切板10の片側(図示する実施例2では左側)に設置する。連通管9の端部は、水平且つ仕切板の連通管設置側の反対側(図示する実施例2では右側)に向いている。
このタンクにおいては、流入管2から流入した水流は、仕切板10に区切った各範囲で、U字水路を形成しながら流出管3まで流れていく。
仕切板10に区切った各範囲では、2本のメイン流線7を形成するので、タンク全範囲に停滞エリアがないタンクを提供することができる。
本発明の実施例1のタンク伏せ図 本発明の実施例1のタンク縦断面図(図1・図9のA-A断面図) 本発明の実施例2のタンク伏せ図 本発明の実施例2のタンク縦断面図(図3のB-B断面図) 通常のタンク伏せ図(停滞水防止手段を備えない) 通常のタンク縦断面図(図5のC-C断面図) 通常のタンク伏せ図(停滞水防止手段を備える) 通常のタンク縦断面図(図7・図9のD-D断面図) 説明用のタンク伏せ図
符号の説明
1 タンクの側壁
2 タンクの流入管
3 タンクの流出管
4 タンクの迂回板
5 タンクの底板
6 タンクの天井板
7 流れの流線
8 貯水の停滞エリア
9 連通管
10 仕切板

Claims (4)

  1. 矩形貯液タンクにおいて、タンク側面と等幅で且つ連通管が跨った仕切板を停滞水防止手段とし、内部に設置したタンク。
  2. 請求項1に記載の連通管は、水流が蛇行水路を形成するように、仕切板の左端部又は右端部に交互に設置した請求項1に記載のタンク。
  3. 請求項1・請求項2のいずれに記載の連通管は、連通管を通過する水流の流入・流出方向を変更することができる構造である請求項1・請求項2のいずれに記載のタンク。
  4. 請求項3に記載の方向変更の手段は、直管の端部の先方にじゃま板を設けること、直管の端部にエルボーを連結させること、直管の壁に穴を設けることである請求項3に記載のタンク。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031869A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Kyokuto Denko:Kk バッテリー駆動式電力自動車
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