JP2006111163A - リアフロアパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 車室内騒音の低減を実現したリアフロアパネルを提供すること。
【解決手段】 所定のキャビンスペースを有する車両に搭載されるリアフロアパネルは、1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となるように形成されている。また、当該リアフロアパネルの3次曲げ共振の波形において、車室内側に振れる面積と車室外側に振れる面積とが等しくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車室内騒音を低減したリアフロアパネルに関する。
従来、ボディの曲げ共振周波数よりも共振周波数が低いリアフロアパネルにリーンホースを設けることにより、リアフロアパネルの共振周波数をボディの曲げ共振数よりも高くするワゴン車のこもり音低減方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、車体前後方向では2つの腹を生じ車幅方向では1つの腹を生ずる2×1モードの振動が発生し、この2×1モードの固有振動数が自動車のタイヤの空洞共鳴周波数に略一致するように振動モードを調整されたフロアパネル構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−225755号公報 特開2004−50913号公報
しかしながら、上記ワゴン車のこもり音低減方法においては、リーンホースを設けることにより、部品点数、車重量、および製造コストが増大する。
また、上記フロアパネル構造においては、車両に必ず発生し、かつ、放射音が大きい1次および3次のパネル共振に対する音の低減には効果が低く、車室内騒音の低減を十分図れたとはいえない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、車室内騒音の低減を実現したリアフロアパネルを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定のキャビンスペースを有する車両に設けられるリアフロアパネルであって、1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となるように形成されていることを特徴とするリアフロアパネルである。
この一態様によれば、上記リアフロアパネルは1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となるように形成されている。これにより、上記リアフロアパネルから発生した60Hzから80Hzの間の周波数の音波は、上記所定のキャビンスペース内を反射して伝播される過程において、相互に打ち消し合って減衰し、運転者の耳位置に伝播されたときに最小となる。すなわち、車室内騒音を低減することができる。
なお、この一態様において、上記リアフロアパネルの3次曲げ共振の波形において、車室内側に振れる面積と車室外側に振れる面積とが等しくなるように形成されているのが好ましい。これにより、上記車室内側に振れる部分からの放射音と上記車室外側に振れる部分からの放射音とが互いに打ち消し合う。したがって、一般に大きくなる傾向にある上記リアフロアパネルの3次曲げ共振に起因する放射音が低減される。すなわち、車室内騒音がより低減される。
また、この一態様において、例えば上記リアフロアパネルは車両前後方向又は車両幅方向に沿って配置され、1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となる一対の第1共振部と、上記一対の第1共振部の間に配置され、上記1次曲げ共振周波数が80Hz以上の値となる第2共振部と、を備えるのが好ましい。
さらに、この一態様において、例えば上記第1共振部は略平面状の部材から構成され、上記第2共振部は車両前後方向または車両幅方向へ並列かつ直線状に延びる複数の凹状部又は凸状部より構成されていてもよいし、上記第2共振部は、座面又は曲面であってもよい。
なお、この一態様において、上記リアフロアパネルに励起される振動モードをn×mモード(nおよびmは自然数であり、nは所定方向の振動の腹の数であり、mは上記所定方向に対して垂直方向の振動の腹の数である。)とするとき、n×m=偶数となるように形成されるのが好ましい。
この一態様において、例えば、上記所定のキャビンスペースを有する車両は、中型RV(Recreational Vehicles)車両である。
本発明によれば、車室内騒音の低減を実現したリアフロアパネルを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両のフロアパネルの基本概念、主要なハードウェア構成等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係るリアフロアパネルを示す概略図である。
車両フロアパネルは、フロントフロアパネル、センタフロアパネル及びリアフロアパネル1により構成され、車両前方からこの順で車両下部に配置されている。また、サイドフレーム3、サイドシル、クロスメンバ5、段差等のエリア区画メンバにより、フロントフロアパネル、センタフロアパネル、およびリアフロアパネル1の周縁が夫々拘束されている。これらエリア区画メンバは、車両のボディ剛性を確保して操縦安定性を高めると共に、衝突時の乗員の保護性能を高めることを目的とし、寸法、形状、レイアウト等をあまり大きく変更することができない。
本一実施例は、これらエリア区画メンバを変更することなく、リアフロアパネル1の形状により車室内の騒音を簡易に抑制することができる。
図2(a)は図1に示すリアフロアパネル底面を直線A−A′で切断した際の概略の断面図である。
図1および図2(a)に示すように、本一実施例に係る略長方形状のリアフロアパネル1には、1次曲げ共振周波数が60から80Hzの間の値となる一対の第1共振部1aが車両幅方向に配置されている。また、一対の第1共振部1aの間には、1次曲げ共振周波数が80Hz以上の値となる第2共振部1bが配置されている。なお、第2共振部1bの1次曲げ共振周波数は、例えば160Hzから200Hzの間の値に設定され、第1共振部1aの1次曲げ共振周波数より高めに設定されているのが好ましい。第1共振部1aは略矩形状かつ平面状の部材から構成され、第2共振部1bは車両前後方向に並列かつ直線状に延びる4つの凸状部(ビード)1cにより構成されている。なお、第2共振部1bは4つの凸状部1cにより構成されているが、構成される凸状部1cの数は任意でよい。また、第2共振部1bの凸状部1cはプレス成形により、断面が下向き開放するコ字状に形成されているが、断面が逆V字状、逆U字状等により形成されていてもよい。第2共振部1bに車両前後方向に直線状に延びる複数の凸状部1cを形成することにより第2共振部1bの面剛性が高くなり、第2共振部1bの固有振動数(共振周波数)が高くなる。また、第2共振部1bの凸状部1cの高さ、幅、数等を変更することにより、第2共振部1bの面剛性を調整し、第2共振部1bの固有振動数を調整することができる。さらに、第1共振部1aの平面状部分の面積を変更することにより、第1共振部1aの面剛性を調整し、第1共振部1aの固有振動数を調整することができる。具体的には第1共振部1aの平面状部分の面積を大きくすれば、第1共振部1aの面剛性は低くなり、第1共振部1aの固有振動数は低くなる。第1共振部1aの平面状部分の面積を小さくすれば、第1共振部1aの面剛性は高くなり、第1共振部1aの固有振動数は高くなる。また、第2共振部1bの凸状部1cの幅を狭くすると第2共振部1bの面剛性は高くなり、第2共振部1bの固有振動数は高くなる。第2共振部1bの凸状部1cの幅を広くすると第2共振部1bの面剛性は低くなり、第2共振部1bの固有振動数は低くなる。以上のように、第1共振部1aの固有振動数および第2共振部1bの固有振動数を調整し、リアフロアパネル1全体の1次曲げ共振周波数および3次曲げ共振周波数が調整される。
なお、共振現象において、各エリアのフロアパネルの振動と、他のエリアのフロアパネル又はエリア区画メンバの振動が連成すると、放射音のキャンセレーションが不十分なものとなり、放射音の低減効果が損なわれるおそれがある。したがって、振動の連成が抑制されるように各フロアパネルおよびエリア区画メンバは構成されている。
ところで、リアフロアパネル1には、分割振動により、複数の振動モードが励起される。
図2(b)は、1次曲げ共振発生時のリアフロアパネル1の振動状態を示す図であり、図1に示すリアフロアパネル1を直線A−A′で切断した際の断面図である。なお、図2(b)および後述する(c)において、リアフロアパネル1の振動の状態がわかり易いように、第2共振部1bは平面状に表記し、振幅も実際より大きく表現されている。
図2(b)に示すように、リアフロアパネル1の一対の第1共振部1aにおいて1次曲げ共振が夫々発生する。したがって、リアフロアパネル1の横方向(車両幅方向)において、定在波の腹の数nは常に2つ(偶数)となる。すなわち、リアフロアパネル1の縦方向(車両前後方向)において、定在波の腹の数mが、偶数および奇数のいずれの場合でも、リアフロアパネル1は必ず「n×m=偶数」の振動モードとなる。
ここで、一般に略長方形のフロアパネルの横縦にそれぞれ励起される定在波の腹の数をそれぞれ、n、mとして、「n×m=偶数」の振動モードになるとき、当該フロアパネル内で隣合う逆位相の部分からの放射音が互いに打ち消し合って、低減される(図3(a)及び(b))。
図3(a)は「1×2」の振動モードにおいて放射音が相殺される状態を示す図であり、図3(b)は「2×2」の振動モードにおいて放射音が相殺される状態を示す図である。なお、「2×2」の振動モード(図3(b))のときに、リアフロアパネル1内の4つの部分からの放射音が相互に打消し合い、音響放射効率が最も低くなる。そこで、本一実施例に係るリアフロアパネル1は、「2×2」の振動モードとなるように、リアフロアパネル1の形状が調整されている。ここで、例えばリアフロアパネル(実際の振動領域)1の縦の長さと横の長さの比率を調整することにより、リアフロアパネル1は、「2×2」の振動モードとなるように調整される。
本一実施例に係るリアフロアパネル1は、「n×m=偶数」の振動モードとなることから、リアフロアパネル1が共振して放射音が発生しても、放射音が互いに打ち消し合って、低減される。すなわち、車室内騒音が低減される。
図2(c)は、3次曲げ共振発生時のリアフロアパネル1の振動状態を示す図であり、図1に示すリアフロアパネル1を直線A−A′で切断した際の断面図である。
図2(c)に示すように、リアフロアパネル1の3次曲げ共振の波形において、車室内側に振れる面積(S1×2)と車室外側に振れる面積S2とが等しくなるように(S1×2=S2)、第1共振部1aの平面状部分の面積および第2共振部1bの凸状部の高さ、幅、数等が調整されている。
これにより、車室内側に振れる部分からの放射音と車室外側に振れる部分からの放射音とが互いに打ち消し合う。したがって、一般に大きくなる傾向にあるリアフロアパネル1の3次曲げ共振に起因する放射音が低減される。すなわち、車室内騒音を効果的に低減することができる。
次にリアフロアパネル1の1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となるときの作用について説明する。
車両の駆動系等により発生した振動はフレーム部材等を介在して、リアフロアパネル1に入力される。振動が入力されると、リアフロアパネル1は60〜80Hzの1次曲げ共振周波数で共振し、音源となって60〜80Hzの周波数の音波を発生する。発生した音波は、主として車両本体(ボディ)の板金およびガラスにより反射されつつ、キャビンスペース内の空気を媒体として伝播され、運転者の耳位置(前方右座席位置)Eに伝達される(図4(b))。なお、60Hz〜80Hzの周波数の音波は低周波であることから、キャビンスペース内の内装および外装による反射は無視でき、主として車両本体の板金およびガラスの反射によりキャビンスペース内を伝播される。また、本一実施例に係る中型RV車両10のキャビンスペースは、室内前後長Lが約2.9〜3.3m、室内左右幅Wが約1.4〜1.6m、室内高さHが約1.2〜1.4mとなっている(図4(a))。例えば、当該キャビンスペースを有する中型RV車両10として、イプサム(トヨタ自動車株式会社の中型RV車両10)等が該当する。図4(b)は中型RV車両10において、リアフロアパネル1の位置および運転者の耳位置を表す概略図である。図4(b)に示すように、運転者の耳位置Eとは、運転者が運転席に着座した状態での運転者の左右の耳の位置である。また、リアフロアパネル1は車両後輪とリアバンパとの間に位置する。
図5は当該中型RV車両10のリアフロアパネル1位置で発生させた所定音の周波数[Hz]と運転者の耳位置Eにおける音響感度(音圧)[dB]との関係を示す図である。また、図5において、横軸はリアフロアパネル1位置での所定音の周波数[Hz]を示している。縦軸はリアフロアパネル1位置からの所定音が運転者の耳位置Eで何倍に増幅されるか(音響感度[dB])を示している。
図5に示すように、周波数が約30Hzで前後1次空気共鳴が発生して、音響感度は第1の最大値をとる。また、周波数が約120Hzで前後2次空気共鳴が発生して、音響感度は第2の最大値をとる。これら前後1次空気共鳴の周波数と前後2次空気共鳴の周波数との間、すなわち約60〜80Hzの間で音響感度が最低となる。したがって、リアフロアパネル1の1次曲げ共振周波数を60〜80Hzとなるようにすれば、リアフロアパネル1から発生した60〜80Hzの周波数の音波は、キャビンスペース内を伝播する過程において、主として車両本体の板金およびガラスにより反射される。反射された音波は相互に打ち消し合って減衰し、運転者の耳位置Eに伝播されたときに最小となる。
以上により、中型RV車両10のリアフロアパネル1の1次曲げ共振周波数を60〜80Hzとすることにより、リアフロアパネル1で発生した音波はキャビンスペース内を伝播される過程で減衰され、運転者の耳位置Eに到達したとき最小にすることができる。したがって、一般的に大きくなる傾向にあるリアフロアパネル1の1次曲げ共振に起因する放射音が低減される。
さらに、中型RV車両10のリアフロアパネル1の3次曲げ共振の波形において、車室内側に振れる面積S1×2と車室外側に振れる面積S2とが等しくなるように、第1共振部1aの平面状部分の面積および第2共振部1bの凸状部の高さ、幅、数等が調整されている。これにより、車室内側に振れる部分からの放射音と車室外側に振れる部分からの放射音とが互いに打ち消し合う。したがって、一般に大きくなる傾向にあるリアフロアパネル1の3次曲げ共振に起因する放射音が低減される。
上述したように、リアフロアパネル1の形状を変更するだけで車室内騒音の低減を実現できる。したがって、制振遮音材、リーンホース等の追加部品を必要としないことから、部品数、車重量、および製造コストの低減を実現することができる。また、追加部品を取り付けるスペースが必要ないことから、キャビンスペースの容量を確保でき、積載可能な荷物の限界体積を増加させることができる。
さらに、車両騒音において必ず発生し、かつ騒音を大きくする要因となる1次曲げ共振および3次曲げ共振による放射音を低減できることから、車室内騒音を効果的に抑制することができる。すなわち、車両のボディ剛性、乗員保護性能を確保しながら、補強構造に係るレイアウトを生かして、リアフロアパネル1上に共振部等の調整エリアを形成し、車室内の静粛性を大幅に向上させることができる。
なお、同様のボディを用いた別仕様車両(タイヤ、サスペンション、エンジン等が異なる)においても、リアフロアパネル1に入力される振動の周波数とリアフロアパネル1の1次曲げ共振周波数および3次曲げ共振周波数とが偶然一致した場合でも、確実にこれら周波数の放射音を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記一実施例において、第2共振部1bは車両前後方向に並列かつ直線状に延びる複数の凸状部により構成されているが、第2共振部1bは車両前後方向に並列かつ直線状に延びる複数の凹状部により構成されていてもよし、全体を下方に窪んだ凹曲面または上方に突出した凸曲面により構成されてもよい。第2共振部1bに複数の凹状部、凹曲面、および凸曲面を形成することにより、第2共振部1bの面剛性が高くなり、固有振動数が高くなる。なお、例えば凹状部の窪みを深くすれば、面剛性が高くなり固有振動数が高くなる傾向にある。一方、凹状部の窪みを浅くすれば、面剛性が低くなり固有振動数も低下する傾向にある。さらに、凹曲面又は凸曲面に上記凸状部1cまたは凹状部(ビード)を形成して、さらに面剛性高める方向に調整してもよい。
第2共振部1bの面剛性を調整する方法として、部分的にリアフロアパネル1の板厚を大きくしてもよいし、部分的に別部材を結合してもよい、さらに座面等を設けて面剛性を高め、固有振動数を高くしてもよい。
なお、リアフロアパネル1に制振材等の別部材を貼り付けて局所的に面密度分布を変更することにより、固有振動数を調整するも可能である。
また、上記一実施例において、一対の第1共振部1aが車両幅方向に配置され、一対の第1共振部1aの間に第2共振部1bが配置されているが(図6(a))、一対の第1共振部1aが車両前後方向に配置され、一対の第1共振部1aの間に第2共振部1bが配置されていてもよい(図6(b))。
さらに、上記一実施例において、リアフロアパネル1は中型RV車両10に適用されているが、適用可能な車両は中型RV車両10に限られず、あらゆる車両に適用可能である。すなわち、上述の中型RV車両10と同等のキャビンスペースを有し、かつ例えばワゴン車のように荷室と乗員のいる空間とが一体となるあらゆる車両に適用可能である。
上記一実施例において、一対の第1共振部1aは略平面状の部材から構成されているが、一対の第1共振部1aは略平面状の部材のいずれかの位置にビード、曲面等が形成されていてもよい。例えば、リアフロアパネル1が平面状部材、ビード部材、平面状部材、ビード部材、平面状部材の順で車両幅方向に形成されていてもよい。すなわち、リアフロアパネル1全体の1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となれば、第1共振部1aおよび第2共振部1bはいずれの形状で形成されていてもよい。
上記一実施例において、リアフロアパネル1は車両後輪とリアバンパとの間に位置しているが、車両後輪の近傍であれば、いずれの場所に配置されていてもよい。
本発明は、車両のリアフロアパネル1に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係るリアフロアパネルを示す概略図である。 (a)図1に示すリアフロアパネル底面を直線A−A′で切断した際の概略の断面図である。(b)1次曲げ共振発生時のリアフロアパネルの振動状態を示す図であり、図1に示すリアフロアパネルを直線A−A′で切断した際の断面図である。(c)3次曲げ共振発生時のリアフロアパネルの振動状態を示す図であり、図1に示すリアフロアパネルを直線A−A′で切断した際の断面図である。 (a)「1×2」の振動モードにおいて放射音が相殺される状態を示す図である。(b)「2×2」の振動モードにおいて放射音が相殺される状態を示す図である。 (a)中型RV車両のキャビンスペースを示す図である。(b)中型RV車両におけるリアフロアパネル位置および運転者の耳位置を表す概略図である。 中型RV車両のリアフロアパネル位置で発生させた所定音の周波数と運転者の耳位置における音響感度との関係を示す図である。 本発明の一実施例に係るリアフロアパネルの変形例を示す図である。
符号の説明
1 リアフロアパネル
1a 第1共振部
1b 第2共振部
1c 凸状部
3 サイドフレーム
5 クロスメンバ
10 中型RV車両

Claims (7)

  1. 所定のキャビンスペースを有する車両に設けられるリアフロアパネルであって、
    1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となるように形成されていることを特徴とするリアフロアパネル。
  2. 請求項1記載のリアフロアパネルであって、
    当該リアフロアパネルの3次曲げ共振の波形において、車室内側に振れる面積と車室外側に振れる面積とが等しくなるように形成されていることを特徴とするリアフロアパネル。
  3. 請求項1又は2記載のリアフロアパネルであって、
    車両前後方向又は車両幅方向に沿って配置され、1次曲げ共振周波数が60Hzから80Hzの間の値となる一対の第1共振部と、
    前記一対の第1共振部の間に配置され、前記1次曲げ共振周波数が80Hz以上の値となる第2共振部と、を備えることを特徴とするリアフロアパネル。
  4. 請求項3記載のリアフロアパネルであって、
    前記第1共振部は略平面状の部材から構成され、前記第2共振部は車両前後方向または車両幅方向へ並列かつ直線状に延びる複数の凹状部又は凸状部より構成されることを特徴とするリアフロアパネル。
  5. 請求項3記載のリアフロアパネルであって、
    前記第2共振部は、座面又は曲面であることを特徴とするリアフロアパネル。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載のリアフロアパネルであって、
    当該リアフロアパネルに励起される振動モードをn×mモード(nおよびmは自然数であり、nは所定方向の振動の腹の数であり、mは前記所定方向に対して垂直方向の振動の腹の数である。)とするとき、n×m=偶数となるように形成されることを特徴とするリアフロアパネル。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載のリアフロアパネルであって、
    前記所定のキャビンスペースを有する車両は、中型RV車両であることを特徴とするリアフロアパネル。
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