JP2006109904A - 玉箱運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 玉箱運搬台車を何台も積み重ねた時に嵩が高くなるのを防止する。
【解決手段】パチンコ玉が収容されたパチンコ玉箱が上面に載置される台車基台1と、この台車基台1の下面に取り付けられている走行用車輪とを備える。台車基台1には、この台車基台1の上へ別の玉箱運搬台車の台車基台1の向きを前後逆転させて積み重ねた時に、別の玉箱運搬台車の台車基台1の全ての車輪2A,2B,3A,3Bが嵌まって下に落ち込む車輪落とし込み用空きスペース13A,13B,14A,14Bが設けられている玉箱運搬台車。
【選択図】図12

Description

本発明は玉箱運搬台車に関し、詳しくは、パチンコ玉が収容されたパチンコ玉箱を運ぶのに用いられる玉箱運搬台車に関する。
従来、パチンコ店で使われている玉箱運搬台車は、図16に示すように、パチンコ玉Pが収容されたパチンコ玉箱Qが上面に載置される台車基台91と、台車基台91の下面に走行用車輪として取り付けられている前輪92および後輪93等を備えている。玉箱運搬台車を使えば、パチンコ玉Pがぎっちり詰め込まれたパチンコ玉箱Qを何箱も台車基台91の上面に積み重ねて載せて一度に運ぶことができる。
台車基台91の上面には、パチンコ玉箱Qが台車基台91から滑り落ちないように、浅い凹み94が付けられていて、最下段のパチンコ玉箱Qはその底を浅い凹み94に嵌め込むようにして搭載される。
玉箱運搬台車を使わない時は、図17に示すように、玉箱運搬台車を多段に積み重ねて置くことができる。上に載せられた玉箱運搬台車は、その前輪92と後輪93が下の玉箱運搬台車の台車基台91の上面の浅い凹み94の内にあって、台車基台91から滑り落ちる心配がないので、玉箱運搬台車を多段に積み重ねても、玉箱運搬台車の山が容易に崩れることはない(例えば、特許文献1)。
実開平6−48774号公報(図1〜図2,第5頁〜第6頁)
しかしながら、上記従来の玉箱運搬台車は、複数台の玉箱運搬台車を多段に積み重ねて配置した時には、全体が嵩高くなって、少なくないスペースを占有することは避けられないという問題がある。
玉箱運搬台車の前輪92と後輪93が入る台車基台91の上面の浅い凹み94は深さが殆ど無いので、台車1台当たりの嵩の高さは台車基台91の高さと走行用車輪(前輪92または後輪93)の高さとの合計高さとなる。したがって、玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて置いた時の全体の嵩高さは、〔(台車基台91の高さ)+(走行用車輪(前輪92または後輪93)の高さ)×(積み重ね台数)〕となる。人が頻繁に行き交うパチンコ店の通路に、玉箱運搬台車が嵩高く積まれている状態は、店内の景観上や安全上から好ましくなく、解消が強く望まれるところである。
そこで、本発明は、上記従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて配置した際、嵩高くなることを極力防止できる玉箱運搬台車を提供することにある。
上記目的は、請求項記載の各発明により達成される。すなわち、本発明に係る玉箱運搬台車の特徴構成は、パチンコ玉が収容されたパチンコ玉箱が上面に載置される台車基台と、台車基台の下面に取り付けられている走行用車輪とを備えている玉箱運搬台車において、台車基台には、該台車基台の上へ別の玉箱運搬台車の台車基台の向きを前後逆転させて積み重ねた時に別の玉箱運搬台車の台車基台の全ての車輪が嵌まって下に落ち込む車輪落とし込み用空きスペースが設けられていることにある。
この構成によれば、複数台の玉箱運搬台車を多段に積み重ねて配置する時は、既に置かれている玉箱運搬台車の台車基台の上に、次の玉箱運搬台車の台車基台の向きを前後に逆転させて積み重ねてゆく。そうすると、積み重ねた別の玉箱運搬台車の台車基台の全ての車輪が、下の玉箱運搬台車の台車基台の車輪落とし込み用空きスペースに嵌まって下へ落ち込む。
したがって、最下段の玉箱運搬台車だけは嵩の高さが台車基台の高さに走行用車輪の高さを合わせた高さとなるが、それ以外の玉箱運搬台車は、その走行用車輪が下の玉箱運搬台車の台車基台の車輪落とし込み用空きスペースに嵌まって下に落ち込んでいるので、台車1台当たりの嵩の高さは、実質的に台車基台の高さだけとなる。そのため、玉箱運搬台車を何台も積み重ねて置いた時は、従来に比べ、(全積み上げ台数−1)×(走行用車輪の高さ)だけ玉箱運搬台車の山全体の高さが低くなる勘定になる。
その結果、本発明によれば、玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて配置した際、嵩高くなることを極力防止できる玉箱運搬台車を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態として、前記走行用車輪が、前記台車基台の前側に取り付けられた一対のキャスター式前輪および前記台車基台の後側に取り付けられた一対の非キャスター式後輪であり、前記車輪落とし込み用空きスペースは、前記台車基台の側縁部が各車輪の落ち込む位置で内側へ入り江状に引っ込むことにより形成されている4個の底無し空きスペースである形態が挙げられる。
この実施形態によれば、玉箱運搬台車は2個の前輪と2個の後輪との合計4個の走行車輪がある4輪タイプであるので、確実に安定走行させられるうえ、前輪がキャスター式車輪であるので、台車を容易に方向転換させられる。車輪落とし込み用空きスペースは、台車基台の側縁部が各車輪の落ち込む位置で内側へ入り江状に引っ込むという台車基台の成形だけで形成されているので、車輪落とし込み用空きスペースを容易に設けることができるのに加えて、車輪落とし込み用空きスペースが底無し空きスペースであるので、確実に下に落ち込ませることができる。
本発明の他の好ましい実施形態として、台車基台の前側と後側に台車持ち上げ用の貫通孔が夫々設けられている形態があげられる。
この実施形態によれば、台車基台の前側と後側に設けられている台車持ち上げ用の貫通孔に手を掛けて上げるだけで、玉箱運搬台車を容易に持ち上げることができる。
本発明の他の好ましい実施形態として、前記台車基台の上面に、パチンコ玉箱の底が略ぴったりと嵌まり込む玉箱底嵌め込み用凹みが形成されている形態が挙げられる。
この実施形態によれば、パチンコ玉箱の底が台車基台の上面の玉箱底嵌め込み用凹みにぴったりと嵌まり込んだ状態で、台車基台の上面に載せられるので、台車が少々揺れたり、或いは傾いたりしても、パチンコ玉箱が台車から滑り落ちることがなく、搬送時の安定性が確実に向上する。
本発明の他の好ましい実施形態として、玉箱底嵌め込み用凹みに略ぴったり嵌まり込む広さと厚みを有すると共に、玉箱底嵌め込み用凹みに止め付けるための係止爪を有する軟質シートを備えているのに加えて、玉箱底嵌め込み用凹みにシート取り付け用係止孔が設けられていると共に、玉箱底嵌め込み用凹みの底面に人の指の入るシート外し用貫通孔が設けられている形態が挙げられる。
この実施形態によれば、軟質シートを装着する時は、軟質シートの係止爪をシート取り付け用係止孔に押し込んで係合させるだけで軟質シートが玉箱底嵌め込み用凹みに取り付けられる。玉箱底嵌め込み用凹みに嵌め込まれた軟質シートは玉箱底嵌め込み用凹みに略ぴったり嵌まり込む広さと厚みとがあり、台車基台の上面が略面一となるので、パチンコ玉箱の底が玉箱底嵌め込み用凹みの形に合わない場合でも、パチンコ玉箱を台車基台の上面に安定して載せられる。
軟質シートを離脱する時は、台車基台の裏側からシート外し用貫通孔に指を差し入れて軟質シートを押し上げて係止爪をシート取り付け用係止孔から離脱させるだけで軟質シートを玉箱底嵌め込み用凹みから外すことができる。
本発明の他の好ましい実施形態として、一対のキャスター式前輪の更に前寄りに追加のキャスター式前輪が設けられていて、台車基台には、追加のキャスター式前輪が嵌まって落ち込む底無し空きスペースが設けられている形態が挙げられる。
この実施形態によれば、追加のキャスター式前輪が加わるので、台車の前側では台車基台の座り状態がより安定する。追加の前輪は、やはりキャスター式であるので台車の方向転換機能が損なわれることはない。また、玉箱運搬台車を積み重ねて置いた時に、追加のキャスター式前輪も底無し空きスペースに嵌まって落ち込むので、玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて置いた時に、嵩が高くなることを防止する機能が損なわれることもない。
本発明の他の好ましい実施形態として、台車基台にワンタッチで着脱可能な台車押し用把手を備えている形態があげられる。
この実施形態によれば、台車押し用把手が必要な時は、台車基台にワンタッチで台車押し用把手を装着することができる。逆に、装着した台車押し用把手が邪魔となる時は、台車押し用把手を台車基台からワンタッチで外すことができる。
本発明の一実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。図1は実施形態に係る玉箱運搬台車を上面側(表側)から見て示す平面図、図2は実施形態の玉箱運搬台車を下面側(裏側)から見て示す底面図、図3は実施形態の玉箱運搬台車を斜め方向から見て示す斜視図、図4は実施形態の玉箱運搬台車の運搬対象であるパチンコ玉収容用のパチンコ玉箱を示す斜視図である。
この玉箱運搬台車は、図1〜図4に示すように、パチンコ玉Pを収容するパチンコ玉箱Qが上面に載置される台車基台1と、台車基台1の下面に走行用車輪として台車基台1の前側と後側に、夫々取り付けられた一対のキャスター式前輪2A,2Bおよび一対の非キャスター式後輪3A,3Bを備えている。なお、図4のパチンコ玉箱Qはいわゆる大箱である。
台車基台1は、耐衝撃性に優れたプラスチック材料などを用い、射出成形法などによって成形されており、全体の平面形状は略長方形である。台車基台1の裏面は、略全面的に凹みを有する状態をなすと共に、表面および側面についてのみ強度を確保するために一定の材料厚みを有するが、内側は殆ど中空状態である。もとより、必要に応じて補強のためのリブが設けられていても良い。
この玉箱運搬台車を使って、パチンコ玉Pを収容したパチンコ玉箱Qを運ぶ時は、図5に示すように、台車基台1の上面にパチンコ玉箱Qの複数箱を積み重ねるのが普通である。もとより、図6に示すように、パチンコ玉Pを収容したパチンコ玉箱Qを、台車基台1の上面に一箱だけ載せて運ぶこともある。
この玉箱運搬台車の場合、図1、図3に示すように、台車基台1の上面には、パチンコ玉箱Qの底Qaが略ぴったりと嵌まり込む略長方形の玉箱底嵌め込み用凹み4が形成されている。そして、図5、図6に示すように、最下段のパチンコ玉箱Qは、その底Qaが台車基台1の上面の玉箱底嵌め込み用凹み4に嵌まり込んだ状態で台車基台1に載せられるので、台車が少々揺れたり、或いは傾いたりしてもパチンコ玉箱Qが台車から滑り落ちることはない。
図5に示すように、台車基台1の上面にパチンコ玉箱Qを何箱も積み重ねた場合、パチンコ玉箱Qの上縁部を押して玉箱運搬台車を走行させることができる。しかし、図6に示すように、台車基台1の上面にパチンコ玉箱Qを一箱だけ載せた場合、パチンコ玉箱Qの上縁部が低い位置にくるので、パチンコ玉箱Qの上縁部を押し難い。
そのため、この玉箱運搬台車の場合、台車基台1の前側と後側に台車持ち上げ用の貫通孔5,6が形成されている。貫通孔5,6は台車の幅方向に長く続くように形成されている。そして、台車基台1の前側と後側の二つの貫通孔5,6に手を掛けて上げるだけで玉箱運搬台車を容易に持ち上げることができる。したがって、台車基台1の上面に載せられているパチンコ玉箱Qが一箱または二箱のように少なく、パチンコ玉箱Qの上縁部を押して玉箱運搬台車を走行させるのが難しい場合でも、貫通孔5,6を持ち手にしてパチンコ玉箱Qごと玉箱運搬台車を手で持ち上げて速やかに運ぶことができる。この場合、貫通孔5,6の周囲、特に貫通孔5,6の夫々外方側の裏面の凹み箇所にスポンジのような軟質の詰め物を装着して、手指の当たりをソフトにすることが好ましい。
この玉箱運搬台車は、台車基台1にワンタッチで着脱可能な台車押し用把手7を備えている。すなわち、図7、図8に示すように、台車基台1の後側の左右両端部には把手差し込み穴8A,8Bが設けられていて、全体形状が略逆U字状の台車押し用把手7の各端部7A,7Bを差し込んだり、引き抜いたりできる構成とされている。もとより、台車押し用把手7の各端部7A,7Bを差し込んだ際には、各端部7A,7Bの下部が床面と接触しないように、把手差し込み孔8A,8Bは有底になっている。このような手段は、把手差し込み孔8A,8Bを下方に向けて縮径にするなど、有底以外にも種々な機構を採用できる。
台車押し用把手7が必要な時は、把手差し込み穴8A,8Bに台車押し用把手7の両端部7A,7Bを差し込むだけで、台車基台1にワンタッチで台車押し用把手7が装着できる。パチンコ玉箱Qの複数箱も積んだ場合、台車押し用把手7を押して走行させることにより、玉箱運搬台車を安定移動させられる。もっとも、台車押し用把手7を用いることなく、台車基台1上に多段に積まれたパチンコ玉箱Qを手で押すようにして玉箱運搬台車を移動させるようにしてもよい。前方側に設けられている一対の前輪2A,2Bがキャスター式(360°回転可能)であるため、このようにしても搬送時の方向付けに支障は生じない。
逆に、装着した台車押し用把手が不要で邪魔となる時は、把手差し込み穴8A,8Bから台車押し用把手7の両端部7A,7Bを引き抜くだけで、台車基台1からワンタッチで台車押し用把手7を外せる。遊技客が頻繁に行き交うパチンコ店の通路に玉箱運搬台車をおいたままでも、台車押し用把手7が外されていれば、玉箱運搬台車が遊技客の邪魔になるようなことはない。
更に、この玉箱運搬台車においては、図9に示すように、玉箱底嵌め込み用凹み4に略ぴったり嵌まり込む広さと厚みを有すると共に、玉箱底嵌め込み用凹み4に止め付けるための4個の係止爪10を周縁部に有する軟質シート9を備えているのに加えて、台車基台1の上面の玉箱底嵌め込み用凹み4に4個のシート取り付け用係止孔11が各隅に近い位置に設けられていると共に、玉箱底嵌め込み用凹み4の底面の前寄り位置に人の指の入るシート外し用貫通孔12が設けられている構成とされている。
軟質シート9を装着する時は、図10(a)に示すように、軟質シート9の係止爪10を玉箱底嵌め込み用凹み4のシート取り付け用係止孔11に当て、軟質シート9の上から係止爪10を指で係止孔11へ押し込む。そうすると、図10(b)に示すように、係止爪10が係止孔11の周縁に当たって弾性で変形して係止爪10が係止孔11の横へ移動するので、係止爪10は係止孔11を通り抜ける。係止爪10が係止孔11を通り抜けると、図10(c)に示すように、弾性で係止爪10が元に復帰して係止爪10が係止孔11の周縁に掛かり、係止爪10と係止孔11との係合が成立する。
このように、軟質シート9の係止爪10をシート取り付け用係止孔11に押し込んで係合させるだけで、図11に示すように、軟質シート9を玉箱底嵌め込み用凹み4に取り付けることができる。玉箱底嵌め込み用凹み4に嵌め込まれた軟質シート9は玉箱底嵌め込み用凹み4に略ピッタリ嵌まり込む広さと厚みがあり、台車基台1の上面が面一となるので、パチンコ玉箱の底が玉箱底嵌め込み用凹み4の形に合わない場合でも、パチンコ玉箱を台車基台1の上面に安定して載せることができる。
軟質シート9を離脱させる時は、台車基台1の裏側からシート外し用貫通孔12に指を差し入れて軟質シート9を強く押し上げて係止爪10をシート取り付け用係止孔11から離脱させるだけで軟質シート9が玉箱底嵌め込み用凹み4から外すことができる。なお、軟質シート9としては、ウレタン樹脂シートやゴム系シート等、滑りにくいものが好ましいが、それは台車基台に玉箱を載置して搬送する際、玉箱が移動したり落下したりすることを防止できるからである。
そして、この玉箱運搬台車は、玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて置いた時に嵩が高くなることを防止するため、台車基台1には、この台車基台1の上に別の玉箱運搬台車の台車基台の向きを前後逆転させて積み重ねた際、別の玉箱運搬台車の台車基台の4個の全車輪(2個の前輪2A,2Bと2個の後輪3A,3B)が嵌まって下に落ち込む車輪落とし込み用空きスペースとして、底無し空きスペース13A,13B,14A,14Bが設けられている。
この玉箱運搬台車の場合、図1〜図3に示すように、台車基台1の前寄り両側縁部が各前輪2A,2Bの落ち込む位置で内側へ入り江状に引っ込むことにより、底無し空きスペース13A,13Bが形成されており、台車基台1の後寄り両側縁部が後輪3A,3Bの落ち込む位置で内側へ入り江状に引っ込むことにより、底無し空きスペース14A,14Bが形成されている。これら底無し空きスペース13A,13B,14A,14Bは、台車基台1の成形だけで形成されているので、車輪落とし込み用空きスペースを容易に設けることができる。
この玉箱運搬台車の複数台を積み重ねて置く時は、図12に示すように、既に置かれている玉箱運搬台車の台車基台1の上に、次の玉箱運搬台車の台車基台1の向きを前後に逆転させて積み重ねてゆく。そうすると、図12および図13に示すように、積み重ねた別の玉箱運搬台車の台車基台1の2個の前輪2A,2Bは、下の玉箱運搬台車の台車基台1の底無し空きスペース13A,13Bに嵌まって下へ落ち込み、2個の後輪3A,3Bは下の玉箱運搬台車の台車基台1の底無し空きスペース14A,14Bに嵌まって下へ落ち込む。その場合、底無し空きスペース13A,13B,14A,14Bは底無しであるので、嵌まった前輪2A,2Bや後輪3A,3Bを確実に下方へ落ち込ませることができる。
したがって、最下段の玉箱運搬台車だけは高さが台車基台1の高さに前輪2A,2Bまたは後輪3A,3Bの高さを合わせた高さとなるが、それ以外の玉箱運搬台車は、その前輪2A,2Bおよび後輪3A,3Bが全て底無し空きスペース13A,13B,14A,14Bに嵌まって下方に落ち込んでいるので、玉箱運搬台車1台当たりの高さが殆ど台車基台1の高さだけとなる。その結果、玉箱運搬台車を何台も積み重ねて置いた時は、従来に比べ、(全積み上げ台数−1)×(走行用車輪の高さ)だけ玉箱運搬台車の山全体の高さが低くなる。
よって、この玉箱運搬台車によれば、玉箱運搬台車を何台も積み重ねて置いた時に嵩が高くなることを防止することができる。その結果、本実施形態の玉箱運搬台車は、パチンコ店内でパチンコ玉Pが収容されたパチンコ玉箱Qを運ぶのに頗る適した台車であるということができる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施形態の玉箱運搬台車において、図14に示すように、両前輪2A,2Bの前寄りに追加のキャスター式前輪2Cを設け、台車基台1には、追加の前輪2Cが嵌まって落ち込む底無し空きスペース13Cを設けた構成とした形態が別実施の形態として挙げられる。
この実施形態によれば、追加の前輪が加わるので、台車の前側では台車基台1の座り状態がより安定する。その結果、図15に示すように、遊技客などがパチンコ玉箱Qを横に並べて置いた時でも、台車のバランスが崩れて玉箱運搬台車が大きく傾き、パチンコ玉箱Qが台車から落ちてしまうことはない。
追加の前輪2Cは、やはりキャスター式であるので台車の方向転換機能が損なわれることもない。また、玉箱運搬台車を積み重ねて置いた時も、追加の前輪2Cも底無し空きスペース13Cに嵌まって下に落ち込むので、玉箱運搬台車を何台も積み重ねて置いた時に嵩が高くなることを防止する機能が損なわれることもない。
(2)上記実施形態の玉箱運搬台車では、車輪落とし込み用空きスペースが、底無し空きスペースであったが、車輪落とし込み用空きスペースは特定の形態の空きスペースに限られるものではない。例えば、車輪落とし込み用空きスペースは有底空きスペースであってもよい。
本発明に係る一実施形態の玉箱運搬台車の平面図 図1の玉箱運搬台車の底面図 図1の玉箱運搬台車の斜視図 玉箱運搬台車によって運搬されるパチンコ玉箱の一例を示す斜視図 パチンコ玉箱を三箱搭載した状態を表す玉箱運搬台車の側面図 パチンコ玉箱を一箱搭載した状態を表す玉箱運搬台車の側面図 台車押し用把手を装着した玉箱運搬台車の側面図 台車押し用把手を装着した玉箱運搬台車の背面図 台車基台の上面に装着する軟質シートの一例を示す平面図 台車基台の上面に軟質シートを装着する時の手順を説明する図であり、(a)は取り付け開始時の状態を示し、(b)は取り付け途中の状態を示し、(c)は取り付け完了時の状態を示す 台車基台の上面に軟質シートを装着した玉箱運搬台車の平面 玉箱運搬台車の複数台を積み重ねた玉箱運搬台車の例を示す側面図 上下に積み重ねられた2台の玉箱運搬台車の底面図 別実施形態に係る、追加の前輪を備えた玉箱運搬台車の底面図 図14の追加の前輪を備えた玉箱運搬台車の平面 従来のパチンコ玉箱運搬中の玉箱運搬台車を示す斜視図 従来の玉箱運搬台車の複数台を積み重ねた玉箱運搬台車の山を示す側面図
符号の説明
1 台車基台
2A〜2C キャスター式前輪(走行用車輪)
3A,3B 非キャスター式後輪(走行用車輪)
4 玉箱底嵌め込み用凹み
5,6 台車持ち上げ用の貫通孔
7 台車押し用把手
9 軟質シート
10 係止爪
11 シート取り付け用係止孔
12 シート外し用貫通孔
13A〜13C 底無し空きスペース(車輪落とし込み用空きスペース)
14A,14B 底無し空きスペース(車輪落とし込み用空きスペース)
P パチンコ玉
Q パチンコ玉箱

Claims (6)

  1. パチンコ玉が収容されたパチンコ玉箱が上面に載置される台車基台と、この台車基台の下面に取り付けられている走行用車輪とを備える玉箱運搬台車において、
    前記台車基台には、この台車基台の上へ別の玉箱運搬台車の台車基台の向きを前後逆転させて積み重ねた時に、別の玉箱運搬台車の台車基台の全ての車輪が嵌まって下に落ち込む車輪落とし込み用空きスペースが設けられていることを特徴とする玉箱運搬台車。
  2. 前記走行用車輪が、前記台車基台の前側に取り付けられた一対のキャスター式前輪および前記台車基台の後側に取り付けられた一対の非キャスター式後輪であり、前記車輪落とし込み用空きスペースは、前記台車基台の側縁部が各車輪の落ち込む位置で内側へ入り江状に引っ込むことにより形成されている4個の底無し空きスペースである請求項1に記載の玉箱運搬台車。
  3. 前記台車基台の前側と後側に、台車持ち上げ用の貫通孔が夫々設けられている請求項1又は2に記載の玉箱運搬台車。
  4. 前記台車基台の上面に、パチンコ玉箱の底が略ぴったりと嵌まり込む玉箱底嵌め込み用凹みが形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の玉箱運搬台車。
  5. 前記玉箱底嵌め込み用凹みに略ぴったり嵌まり込む広さと厚みを有すると共に、玉箱底嵌め込み用凹みに止め付けるための係止爪を有する軟質シートを備えているのに加えて、玉箱底嵌め込み用凹みにシート取り付け用係止孔が設けられていると共に、玉箱底嵌め込み用凹みの底面に人の指の入るシート外し用貫通孔が設けられている請求項4に記載の玉箱運搬台車。
  6. 前記一対のキャスター式前輪の更に前寄りに、追加のキャスター式前輪が設けられていて、前記台車基台には、前記追加のキャスター式前輪が嵌まって落ち込む底無し空きスペースが設けられている請求項2〜5のいずれか1項に記載の玉箱運搬台車。
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