JP2006109490A - 映像のダイナミックレンジの圧縮装置及び映像のダイナミックレンジの圧縮方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像のダイナミックレンジの圧縮装置及び映像のダイナミックレンジの方法を提供する。
【解決手段】周辺画素の周辺情報を、映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成したSATを利用して多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として出力する周辺値生成部12と、対象画素の画素値を周辺値を利用して補正し、この補正した結果を出力する画素値補正部14とを備える。周辺画素は、対象画素の周辺に位置し、及び前フレームに含まれる。映像に含まれる画素の位置による加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の和に近似する。
【選択図】図1
【解決手段】周辺画素の周辺情報を、映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成したSATを利用して多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として出力する周辺値生成部12と、対象画素の画素値を周辺値を利用して補正し、この補正した結果を出力する画素値補正部14とを備える。周辺画素は、対象画素の周辺に位置し、及び前フレームに含まれる。映像に含まれる画素の位置による加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の和に近似する。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラ付き携帯電話、デジタルカメラまたはカムコーダのような映像処理装置で行われる映像処理に係り、特に、映像のダイナミックレンジを圧縮する装置及び映像のダイナミックレンジを圧縮する方法に関する。
映像処理装置、例えば、デジタルカメラやカムコーダなどを利用してコントラストの激しい映像を撮影する場合、映像が暗くなり過ぎたり、明るくなり過ぎたりすることがある。すなわち、映像のダイナミックレンジが大きい場合、肉眼で認識した映像が映像処理装置で得た映像と異なることがある。なお、映像のダイナミックレンジとは、映像で最も明るい部分と最も暗い部分との輝度差のことをいう。例えば、明るい窓際に立っている人の姿を、肉眼では区別できていても、カメラで撮ると姿が黒くなることがある。このような問題点を補償するために、Edwin Landが提案したレチネックス(Retinex)アルゴリズムを利用することで、肉眼の特性と同様の後処理を行うことができる。しかし、既にデジタルに量子化された映像に、このような後処理を行うと、映像に飽和が発生し、この飽和した部分から量子化エラーが発生するために画質劣化を避けられないという問題点が生じる。
映像処理装置が普及するとともに、デジタル映像についての関心が高まっている。しかし、プロの写真家でない一般人が良質の映像を得るためには、多くの問題がある。室内の明るい窓際に立っている人や物体を撮ったり、逆光状況で撮ったりすると、ほとんど認知不可能な写真が撮れることがある。これは、単にデジタル映像のみの問題でなく、肉眼とカメラとの映像取得の特性に関する差から生じるものである。しかし、幸いにもデジタル映像の場合は、コンピュータなどによる後処理を通じてこのような特性の差をある程度克服できる。
人間は、目で見るだけでなく、目に入った映像情報を大脳皮質で処理した後に解釈する。これは、Edwin Landの先駆的な研究を通じてレチネックス(Retinex)という理論で知られている。なお、レチネックスとは、網膜を意味するRetinaと大脳皮質を意味するCortexとの合成語である。レチネックス理論の核心は、カメラで結ばれる像は、ピクセルごとの物理的な光量により値が決定されるが、目で見る映像は、ピクセル値とその周辺の輝度分布との比率による相対的な値として認識されるというものである。これは、物理的に同じ灰色であっても、黒色の背景に置かれた場合より、白色の背景に置かれた場合のほうが肉眼では更に暗く見えるという現象から容易に理解できる。このレチネックス理論に基づき、NASAの研究員であったDaniel J. Jobson、Zia−urRahman及びGlenn A. Woodellらは、各種の関連する実験と改善から、“Multi Scale Retinex”理論を発表した。これについては、非特許文献1に開示されている。
このレチネックスフィルタリング手法は、周辺部に広く分散したガウスフィルタの結果を、中央のピクセルの値から減算するものである。ここで、値の比率を求めずに、値の差を求めるのは、視覚のlog特性を反映させるためである。つまり、二つの値をA及びBとすると、log(A/B)=log(A)−log(B)の関係を利用したものである。この方法を利用すれば、映像の暗い部分は相対的に明るくなり、明るい部分は相対的に暗くなるという結果が得られる。例えば、最も暗いピクセルと最も明るいピクセルとの範囲が0〜255の映像をレチネックス処理すれば、ピクセルの範囲を約40〜200に圧縮することができる。このように、ピクセル範囲が0〜255の広いダイナミックレンジが約40〜200の狭いダイナミックレンジに変化する現象を、ダイナミックレンジ圧縮という。
プリントやディスプレイにおいて、通常、肉眼で感知できるシーンの反射率のサイズ変動は、20:1から50:1程度であるのに対して、カメラが認知できるシーンの反射率のサイズ変動、つまり、比率は、2000:1以上にもなる。このような差により、カメラで撮った映像を8ビットでサンプリングして表示すると、実際に肉眼で見る映像とは異なった映像になってしまう。この問題を解決するためには、レチネックスをアナログ回路として実装するか、あるいは、8ビットの代わりに、10〜14ビットの高解像度A/D変換を行うことで、画質劣化を防止する方法が考えられる。しかし、10〜14ビットの高解像度A/D変換には高性能のDSP(Digital Signal Processor)が必要となる。基本的に、レチネックスアルゴリズムは、大がかりな畳み込み演算に基づいているため、演算量が増大し、ピクセル数が増えればそれに比例してさらに演算量も増大する。ハードウェアの発達により、DSPの性能が向上する一方で、映像の解像度も増加している。したがって、レチネックス処理をDSPに依存する場合、比較的処理時間に制限のないデジタルカメラなどの静止画では有効だが、デジタルカムコーダや近年普及したデジタルビデオカメラなどによる動画撮影のように、リアルタイムな処理や移動性が要求される場合にはより多くの電力を消費することになる。例えば、Glenn Hinesらは、150MHz動作の浮動小数点DSPを使用して、256×256グレー映像において毎秒20フレームの処理を実現している。しかし、同じDSPシステムで一般のVGA(Video Graphics Array)級カラー映像を処理するとなれば、処理に必要な計算量が大幅に増大する。また、計算量を減らすために、範囲総和テーブル(Summed Area Table:以下、SAT)法や、他の最適化法を導入したとしても、センサ特性が変わればシーンの反射率が変動するため、こうした変動への対応が困難になるという問題も生じる。
Andrew Mooreらが提案したAnalog−VLSI構造は、A/D変換に先立って利得を調節することで画質の劣化を防止するものである。しかし、この方式は、対象画素の周辺値を得るためのレジスティブグリッドを映像解像度に近似する比率で作成する必要があるため、量産化において問題がある。加えて、マルチスケールレチネックスのように構造が進化したものになれば実装が難しくなり、対象画素の周辺値を得る方法が一つに限定される。
"A real−time neural system for color constancy", A.Moore, et. Al,(1991), IEEE Trans. Neural Networks, vol.2, p.237―247
本発明が達成しようとする技術的課題は、畳み込み動作の代りに、乗算及び加算動作のみで映像のダイナミックレンジを圧縮できる映像のダイナミックレンジの圧縮装置を提供するところにある。
本発明が達成しようとする他の技術的課題は、畳み込み動作の代りに、乗算動作及び加算動作のみで映像のダイナミックレンジを圧縮できる映像のダイナミックレンジの圧縮方法を提供するところにある。
上記の課題を達成するための本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置は、周辺画素についての周辺情報を、映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成したSATを利用して多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として出力する周辺値生成部と、現フレームのアナログピクセルストリームに含まる、注目する対象画素の画素値を、周辺値を利用して補正し、この周辺値を利用して対象画素の画素値を補正した結果を出力する画素値補正部とから構成され、周辺画素は、対象画素の周辺に位置し、映像の前フレームに含まれることが好ましい。
また、映像に含まれる画素の位置により異なる値を持った加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の総和に近似することが好ましい。
また、映像に含まれる画素の位置により異なる値を持った加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の総和に近似することが好ましい。
他の課題を達成するための本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮方法は、周辺画素についての周辺情報を、映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成したSATを利用して多面体ごとに計算し、計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として決定するステップと、現フレームのアナログピクセルストリームに含まれる注目の対象画素の画素値を、周辺値を利用して補正するステップと、を含み、周辺画素は、注目する対象画素の周辺に位置し、前フレームに含まれることが好ましい。
また、映像に含まれる画素の位置により異なる値を持った加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の和に近似することが好ましい。
また、映像に含まれる画素の位置により異なる値を持った加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、多面体の和に近似することが好ましい。
映像のダイナミックレンジを圧縮する従来の方法では、大がかりな演算を伴う畳み込み動作を行うため、高解像度ADCと高性能デジタル信号処理部が必要となる。しかし、本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置及び映像のダイナミックレンジの圧縮方法によれば、こうした畳み込み動作を行うことなく、周辺値生成部において、SATを生成するための加算動作、周辺情報と加重値とを乗算する乗算動作、及びこの乗算した結果を加算する加算動作を実行し、さらに、付加的動作として、加重値が浮動小数点以下のときにシフト演算動作を実行することで、映像のダイナミックレンジの圧縮を実現するものである。これにより、演算量を低減し、従来よりも電力の消費を低減できるため、持ち運び可能な映像処理装置に好適に実装できる。また、SATを利用して周辺情報を求めるため、映像のダイナミックレンジの圧縮の高速化が図れる。さらに、アナログのビットストリームをデジタルへ量子化する前に対象画素の画素値を補正することで、小さかったカラー量子化の差が増幅されてしまうという従来の問題点を解決して、画質の改善を図ることができる。加えて、オフセットと利得を利用して対象画素の画素値を調節するため、映像を感知するセンサ(図示せず)のダイナミックレンジを物理的限界まで活用できる。また、カーネル関数を変更するだけで様々なカーネル分布を得ることができるため、多様な周辺値が得られ、対象画素の画素値を多様に補正することができる。さらに、利得調節部は、単一チップとして実装可能であるため、利得調節部をチップの形で備える従来の自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)装置においても、簡単なチップ交替を行うだけで映像の画素値を補正できるため、従来の映像処理装置をそのまま利用することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置の構成と動作、及び本発明の実施形態に係る映像のダイナミックレンジの圧縮方法について説明する。
図1及び図2を参照して、本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置の一実施形態を説明する。
まず、図1は、本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置の一実施形態を示すブロック図である。図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置は、利得調節部10、周辺値生成部12、画素値補正部14及び制御部16から構成される。
まず、図1は、本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置の一実施形態を示すブロック図である。図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置は、利得調節部10、周辺値生成部12、画素値補正部14及び制御部16から構成される。
図2は、本発明の実施形態に係る映像のダイナミックレンジの圧縮方法を説明するためのフローチャートである。図2に示す映像のダイナミックレンジの圧縮方法は、映像の利得を調節するステップ(S30)、周辺値を求めるステップ(S32)及び対象画素の画素値を補正するステップ(S34)から構成される。
図1に示す利得調節部10は、映像の輝度により映像の利得を調節し、この調節した利得を反映したアナログピクセルストリームを出力する(ステップS30)。具体的には、利得調節部10は、映像センサ(図示せず)で映像を感知した結果であるアナログピクセルストリームを、入力端子IN1を介して外部から入力する。このとき、利得調節部10は、入力したアナログピクセルストリームから映像の全体輝度を分析し、この分析結果に応じて全体映像の利得を調節し、この利得を調節した結果をアナログピクセルストリームに反映させて、これを出力する。例えば、利得調節部10は、映像全体が非常に明るい場合は、映像全体がやや暗くなるように映像の利得を調節し、映像全体が非常に暗い場合はやや明るくなるように映像の利得を調節する。
また、図1に示す利得調節部10は、映像に対してガンマ補償を行ってもよい。
本発明の他の実施形態によれば、図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置は、利得調節部10を備えなくてもよい。この場合には、図2に示す映像のダイナミックレンジの圧縮方法において、ステップS30を設けなくてもよい。このとき、周辺値生成部12は、入力端子IN1を介して外部からアナログピクセルストリームを直接入力する。
また、図1に示すように、映像のダイナミックレンジの圧縮装置に利得調節部10を備える場合は、利得調節部10、周辺値生成部12及び画素値補正部14を、単一チップとして実装してもよい。さらに、制御部16も単一チップに内蔵してもよい。
以下、本発明の理解を助けるために、便宜上、図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置は、利得調節部10を備えているものとして説明するが、本発明はこれに限定されない。
また、対象画素とは、利得調節部10から出力する、現フレームのアナログピクセルストリームに含まれる注目の対象画素、すなわち、現在において補正の対象となる画素値を有する画素をいう。周辺画素とは、対象画素の周辺に位置する画素であって、現フレームの前のフレーム、つまり、前フレームに含まれるものである。さらに、周辺画素についての周辺情報とは、後述する多面体における周辺画素の位置(x、y)により表される面積のことであり、加重値とは、映像に含まれる画素の位置により異なる値である。
ステップS30に続いて、周辺値生成部12は、後記するSATを使って、周辺画素についての周辺情報を多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として画素値補正部14及び制御部16にそれぞれ出力する(ステップS32)。このとき、周辺値生成部12は、利得調節部10から入力した映像の前フレームのアナログピクセルストリームを利用してSATを生成する。なお、周辺値生成部12で生成したSATは、次の式(2)のように表すことができる。
ここで、(x,y)は、前フレームのアナログピクセルストリームに含まれる画素の位置を表し、i(x,y)は、前フレームの画素値を表し、s(x,y)は、前フレームの縦方向に画素値を総和した結果であり、ii(x,y)は、この縦方向に総和した値をさらに横方向に総和した結果である。ここで、yが0ならば、s(x,−1)は0になり、xが0ならば、ii(−1,y)は0になる。このとき、画素値は輝度レベルあるいはグレーレベルであってもよい。
図3は、式(2)を説明するための前フレームを例示する図である。
図3では、SATに含まれる値をそれぞれ求めるために、前フレームの左上端から右下端の方向に総和を求める。また、逆に、右下端から左上端の方向に総和を求めてもよい。
図3では、SATに含まれる値をそれぞれ求めるために、前フレームの左上端から右下端の方向に総和を求める。また、逆に、右下端から左上端の方向に総和を求めてもよい。
図4(a)及び図4(b)において、前記のSATについて説明する。
なお、図4(a)及び図4(b)は、図3を実際値を通じて説明したものである。
図4(a)は前フレームのアナログピクセルストリームを、また、図4(b)は、このアナログピクセルストリームから生成されたSATを示す。
なお、図4(a)及び図4(b)は、図3を実際値を通じて説明したものである。
図4(a)は前フレームのアナログピクセルストリームを、また、図4(b)は、このアナログピクセルストリームから生成されたSATを示す。
図4(a)に示すアナログピクセルストリームは、16個の画素を表し、各画素の画素値は、0〜2n-1(nは画素値を表すビット数値)の範囲で変化するが、ここでは、便宜上、すべて1と仮定する。例えば、図4(a)に示すアナログピクセルストリームにおいて破線で囲まれ、符号40で示した4個の画素値を総和すれば、図4(b)の符号44で示した数値4となる。これと同様に、図4(a)に示すアナログピクセルストリームにおいて破線で囲まれ、符号42で示した9個の画素値を総和すれば、図4(b)に示すように、符号46で示した数値9となる。このような方式により、周辺値生成部12は、利得調節部10から入力した図4(a)に示す前フレームのアナログピクセルストリームを、図4(b)に示すSATに変換する。
利得調節部10から出力されるアナログピクセルストリームは、図4(a)に示すように、左上端から右下端へ向かって順次に周辺値生成部12に入力される。このとき、周辺値生成部12では、利得調節部10から入力したアナログピクセルストリームをデジタルに変換し、このデジタル変換したビットストリームを行単位で累積する。累積した行の総和結果を直上の行の総和結果に加算することで、SATを生成する。
上記のSATは、従来の映像のダイナミックレンジを圧縮する方法において畳み込み動作で得られる結果に代わるものであって、グラフィック分野でテクスチャマッピングを行う際のアンチエイリアシングのために開発されたテーブルである。
本発明に係るカーネル分布とは、カーネル関数により表現され、映像における画素の位置によりそれぞれ異なる値を持った加重値の分布であって、多面体の総和に近似するものである。このとき、多面体は、カーネル分布と多面体の総和とが大きくかけ離れることなく、互いに近似するように決定される。
また、本発明に係る各多面体は、面積と高さとを有する直六面体または正六面体などであってもよい。カーネル関数については、“Properties and Performance of a Center/Surround Retinex”, Daniel J.Jobson, et. Al, IEEE TRANSACTIONS ON IMAGE PROCESSING, VOL.6, NO.3, 1997 p.451―462に開示されている。
さらに、本発明の理解を助けるために、カーネル関数はガウス関数であり、カーネル分布はガウス分布であり、多面体は直六面体であると仮定する。
図5は、2次元円形ガウス分布50を多面体で例示した図である。図5における(x,y)、は多面体についての画素の位置を表し、z軸は加重値を表す。
例えば、ガウス分布は、図5に示すように、4個の直六面体60、62、64、66の総和に近似すると仮定する。ここで、周辺値生成部12は、直六面体60についての周辺情報である画素の位置(x1,y1)で表される面積と所定の加重値aとを、直六面体62についての周辺情報である画素の位置(x2,y2)で表される面積と所定の加重値bとを、直六面体64についての周辺情報である画素の位置(x3,y3)で表される面積と所定の加重値cとを、直六面体66についての周辺情報である(x4,y4)で表される面積と所定の加重値dとを、それぞれ乗算する。なお、所定の加重値a、b、c、dは、あらかじめ実験により決定されたものである。具体的には、カーネル分布と多面体の総和との誤差が最小化されるように、所定の加重値a、b、c、dをあらかじめ決定する。本実施形態によれば、所定の加重値a、b、c、dは、小数点以下の値を含んでいてもよい。この場合、所定の加重値と周辺情報との乗算演算は、シフト演算により行なってもよい。
次いで、周辺値生成部12は、上記の乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として出力する。ここで、図5に示すように、所定の加重値a、b、c、dは、直六面体60、62、64、66の高さに相当することが分かる。
なお、前記した直六面体60、62、64、66のそれぞれに含まれる周辺画素についての周辺情報は、多面体の面積に含まれる周辺画素の画素値の総和をSATを利用して得た結果であってもよい。
以下、図6を参照しつつ、SATを利用して得た多面体についての周辺情報について説明する。
以下、図6を参照しつつ、SATを利用して得た多面体についての周辺情報について説明する。
図6は、SATを利用して、任意の領域に含まれる画素値の総和を求める方法を例示的に説明する図である。図6は、任意の領域をSATに当てはめたものであり、領域A、領域B、領域C及び領域Dから構成される。
図6の領域Dは、図5に示す直六面体60、62、64、66それぞれについての、画素の位置(x、y)により形成される面積であってもよい。例えば、図5に示す直六面体66の面積は、斜線で表示される面積68に該当する。ここで、多面体の面積を前記のSATに当てはめて求めると、図6に示す領域をSATで表すならば、図6の点1における値ii(1)は、領域Aに含まれる画素の画素値の総和であり、点2における値ii(2)は、領域Aと領域Bとに含まれる画素の画素値の総和であり、点3における値ii(3)は、領域Aと領域Cとに含まれる画素の画素値の総和であり、点4における値ii(4)は、領域A、領域B、領域C及び領域Dに含まれる画素の画素値の総和である。
例えば、周辺画素が領域Dに限定して含まれているとすると、この領域Dに含まれる画素の画素値の総和(ΔD)が、図5に示す多面体での周辺情報となる。図6に示す領域Dに含まれる画素の画素値の総和を、下の式(3)のように求めることができる。
ここで、点4における値ii(4)、点3における値ii(3)、点2における値ii(2)及び点1における値ii(1)は、それぞれ下の式(4)のように求めることができる。
図7は、図1に示した周辺値生成部の好ましい実施形態を示すブロック図である。図7に示す周辺値生成部12aは、アナログ/デジタル変換部(以下、ADC)80、テーブル生成部82及び周辺値演算部84から構成される。
ADC80は、入力端子IN2を介して利得調節部10から入力した前フレームのアナログピクセルストリームをデジタルに変換し、デジタル変換した結果をデジタルピクセルストリームとしてテーブル生成部82に出力する。ここで、ADC80は、低解像度の分解能であっても図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置の性能には影響しないため、高解像度の分解能である必要はない。これは、図7の周辺値生成部12aが、現フレームに含まれる対象画素の画素値を補正するのに周辺値を求めるためのものであり、前フレームの概略的な情報を求めるだけでよいからである。したがって、ADC80の解像度は、例えば、約4ビットもあれば充分である。
ここで、テーブル生成部82は、デジタルピクセルストリームをSATに変換し、変換したSATを周辺値演算部84に出力する。
周辺値演算部84は、テーブル生成部82で生成したSATを利用して、六直面体ごとに上記の通りの計算を行って周辺情報を求め、この計算した周辺情報と所定の加重値とをそれぞれ乗算し、この六直面体ごとに周辺情報と所定の加重値とを乗算した結果をそれぞれ加算し、この六直面体を加算した結果を周辺値として出力端子OUT2を介して出力する。
周辺値演算部84は、テーブル生成部82で生成したSATを利用して、六直面体ごとに上記の通りの計算を行って周辺情報を求め、この計算した周辺情報と所定の加重値とをそれぞれ乗算し、この六直面体ごとに周辺情報と所定の加重値とを乗算した結果をそれぞれ加算し、この六直面体を加算した結果を周辺値として出力端子OUT2を介して出力する。
図8は、図7に示した周辺値演算部の一例を示すブロック図である。図8における周辺値演算部84aは、第1バッファ90及び第2バッファ92、テーブル選択部94、及び計算部96から構成される。
図8に示す第1バッファ90及び第2バッファ92は、図7のテーブル生成部82で生成したSATをダブルバッファリングする。ここで、ダブルバッファリングとは、テーブル生成部82と計算部96との間で発生するデータバス問題を解消するために、テーブル生成部82で生成したSATを第1バッファ90及び第2バッファ92へ交互に保存することである。つまり、テーブル生成部82で生成したSATは、入力端子IN5を介して第1バッファ90に入力されるか、あるいは、入力端子IN6を介して第2バッファ92に入力されるか、のどちらかである。具体的には、図7のテーブル生成部82は、入力端子IN3を介して制御部16から入力された書き込み制御信号20に応答して、生成したSATを第1バッファ90あるいは第2バッファ92のどちらかに書き込む。このときに、図1に示す制御部16は、書き込み制御信号20を発生させ、これをテーブル生成部82へ出力する。
なお、図8に示す第1バッファ90及び第2バッファ92のサイズは、映像の解像度によって変化する。
次に、テーブル選択部94は、第1バッファ90と第2バッファ92に保存しているSATのいずれかを選択制御信号に応答して選択し、これを読み出し、読み出した結果を計算部96に出力する。この場合、テーブル選択部94は、例えば、第1バッファ90と第2バッファ92に保存しているSATをそれぞれ交互に選択してもよい。さらに、図8のテーブル選択部94は、入力端子IN7を介して制御部16から選択制御信号を入力する。つまり、図7の周辺値演算部84は、入力端子IN4を介して制御部16から選択制御信号を入力することになる。このとき、図1の制御部16は、選択制御信号20を発生させ、周辺値生成部12へ出力する。
次に、計算部96は、テーブル選択部94で選択したSATを利用して、各多面体についての周辺情報を計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算して周辺値として出力端子OUT3を介して出力する。
なお、上記のダブルバッファリングは、図1に示す映像のダイナミックレンジの圧縮装置に備えられた制御部16により行われるが、この場合、制御部16を複数設けることもできる。この制御部16は、書き込み制御信号及び選択制御信号20を使ってダブルバッファリングを制御する。
一方、ステップS32の後に、図1に示す画素値補正部14は、利得調節部10から入力した対象画素の画素値を、周辺値生成部12から入力した周辺値を利用して補正し、この補正した対象画素の画素値の結果を出力端子OUT1を介して出力する(ステップS34)。この画素値補正部14から出力した対象画素の補正画素値からなるストリームは、従来のレチネックスフィルタリングにより得られる映像ストリームに該当する。このとき、画素値補正部14で補正した対象画素の画素値の結果をデジタルに量子化する。画素値補正部14で量子化した対象画素の補正画素値の解像度は、図7のADC80の解像度より高くてもよい。
制御部16は、上述の通りのダブルバッファリングを制御する役割を担うだけでなく、補正制御信号、オフセット、及び利得のうち、少なくともいずれかを発生させて画素値補正部14に出力する役割も担う。なお、制御部16は、オフセット及び利得を出力するために、オフセット及び利得を保存する機能を有していてもよい。また、オフセット及び利得を制御部16以外の外部から提供することもできる。この場合、画素値補正部14は、制御部16から入力した補正制御信号に応答して対象画素の画素値を補正し、また、制御部16から入力したオフセット及び利得に応答して対象画素の画素値のオフセット及び利得をそれぞれ調節する。
本発明によれば、制御部16は、図7に示す周辺値生成部12aの周辺値演算部84から入力したデジタルの周辺値をアナログに変換し、このアナログ変換した結果22(図1参照)を画素値補正部14に出力するためのデジタル/アナログ変換部(以下、DAC)18を設けてもよい。DAC18は、前記の文献“Properties and Performance of a Center/Surround Retinex”,に開示された下の式(5)の部分に示されるような、log特性を備えるように設計してもよい。
ここで、F(x,y)/Ii(x,y)は、デジタルの対象画素F(x,y)とデジタルの周辺値Ii(x,y)との比率を表す。画素値補正部14は、周辺値生成部12の代りに、DAC18から入力したアナログの周辺値を利用して対象画素の画素値を補正する。
このとき、利得やオフセットは、保存先の制御部16から、あるいは、制御部16以外の外部から提供されると、DAC18でアナログに変換して画素値補正部14へ提供することも可能である。
図9は、図1に示す画素値補正部の一例を示すブロック図である。図9に示す画素値補正部14は、経路選択部110、周辺値反映部112、オフセット加算部114及び利得乗算部116から構成される。
次に、図10(a)、図10(b)、図10(c)は、図9に示す画素値補正部についての変形例を示すブロック図である。
まず、図10(a)に示す画素値補正部14aは、周辺値反映部112aのみで構成されていてもよい。図10(a)に示す周辺値反映部112aは、入力端子IN8を介して利得調節部10から入力した対象画素の画素値に、入力端子IN9を介して周辺値生成部12から入力した周辺値を反映させ、この周辺値を反映した対象画素の画素値の結果をOUT5へ出力する。結果的に、対象画素の画素値についての補正値は、この周辺値反映部112aで反映した結果に該当する。
まず、図10(a)に示す画素値補正部14aは、周辺値反映部112aのみで構成されていてもよい。図10(a)に示す周辺値反映部112aは、入力端子IN8を介して利得調節部10から入力した対象画素の画素値に、入力端子IN9を介して周辺値生成部12から入力した周辺値を反映させ、この周辺値を反映した対象画素の画素値の結果をOUT5へ出力する。結果的に、対象画素の画素値についての補正値は、この周辺値反映部112aで反映した結果に該当する。
ここで、図11(a)は、図9に示す周辺値反映部の一例を示すブロック図である。図11(a)に示す周辺値反映部112dはlog増幅部130及び差計算部132から構成される。
log増幅部130は、利得調節部10から入力端子IN13を介して入力した対象画素の画素値をlog増幅し、log増幅した結果を差計算部132に出力する。ここで、log増幅とは、増幅比率が線形ではなく、log型に増幅することである。このとき、差計算部132は、log増幅部130から入力したlog増幅の結果と、周辺値生成部12から入力端子IN14を介して入力した周辺値との差を計算し、この計算した差を出力端子OUT6へ出力する。結果的に、対象画素の画素値についての補正値は、この差計算部132で計算した差に該当する。
さらに、図11(b)は、図9に示す周辺値反映部の他の一例を示すブロック図である。図11(b)に示す周辺値反映部112eは、除算部140で構成される。
除算部140は、利得調節部10から入力端子IN15を介して入力した対象画素の画素値を、周辺値生成部12から入力端子IN16を介して入力した周辺値で除算し、この除算した結果を、対象画素の画素値の補正結果として出力端子OUT7へ出力する。結果的に、対象画素の画素値についての補正値は、この除算部140で除算した結果に該当する。
除算部140は、利得調節部10から入力端子IN15を介して入力した対象画素の画素値を、周辺値生成部12から入力端子IN16を介して入力した周辺値で除算し、この除算した結果を、対象画素の画素値の補正結果として出力端子OUT7へ出力する。結果的に、対象画素の画素値についての補正値は、この除算部140で除算した結果に該当する。
図10に戻って、図9に示す画素値補正部の他の変形例についての説明を続ける。
図10(b)に示す画素値補正部14bは、図10(a)に示す画素値補正部14aの構成に、更に、経路選択部110bを備える。この場合、図10(b)に示す経路選択部110bは、制御部16から入力端子IN10を介して入力した補正制御信号に応答して、対象画素の画素値を出力端子OUT4へそのまま出力するか、あるいは周辺値反映部112bへ出力する。例えば、制御部16は、対象画素の補正についてのユーザの要求に応じて補正制御信号を発生させ、この補正制御信号をIN10を介して経路選択部110bへ出力する。ここで、経路選択部110bは、この補正制御信号により、ユーザが対象画素の画素値の補正を要求していることを認識すると、利得調節部10から入力端子IN8を介して入力した対象画素の画素値を周辺値反映部112bへ出力する。したがって、周辺値反映部112bは、対象画素の画素値を入力端子IN8から直接入力する代わりに、経路選択部110bを介して入力することになる。しかし、経路選択部110bは、この補正制御信号を通じて、ユーザが対象画素の画素値の補正を要求していないと認識すると、入力端子IN8を介して入力した対象画素の画素値を周辺値反映部112bに経由させることなく出力端子OUT4へ出力する。
図10(b)に示す画素値補正部14bは、図10(a)に示す画素値補正部14aの構成に、更に、経路選択部110bを備える。この場合、図10(b)に示す経路選択部110bは、制御部16から入力端子IN10を介して入力した補正制御信号に応答して、対象画素の画素値を出力端子OUT4へそのまま出力するか、あるいは周辺値反映部112bへ出力する。例えば、制御部16は、対象画素の補正についてのユーザの要求に応じて補正制御信号を発生させ、この補正制御信号をIN10を介して経路選択部110bへ出力する。ここで、経路選択部110bは、この補正制御信号により、ユーザが対象画素の画素値の補正を要求していることを認識すると、利得調節部10から入力端子IN8を介して入力した対象画素の画素値を周辺値反映部112bへ出力する。したがって、周辺値反映部112bは、対象画素の画素値を入力端子IN8から直接入力する代わりに、経路選択部110bを介して入力することになる。しかし、経路選択部110bは、この補正制御信号を通じて、ユーザが対象画素の画素値の補正を要求していないと認識すると、入力端子IN8を介して入力した対象画素の画素値を周辺値反映部112bに経由させることなく出力端子OUT4へ出力する。
図10cは、図9に示す画素値補正部のさらに他の変形例である。図10cに示す画素値補正部14cは、図10(b)に示す画素値補正部14bの構成に、更に、オフセット加算部114c及び利得乗算部116cを備える。なお、画素値補正部14cはオフセット加算部114cまたは利得乗算部116cのいずれかのみを備える構成であってもよい。
図10(c)に示すオフセット加算部114cは、対象画素の画素値に周辺値を反映した結果を周辺値反映部112cから入力し、この周辺値を反映した結果を、入力端子IN11を介して制御部16から入力したオフセットに加算し、この加算した結果を利得乗算部116cへ出力する。利得乗算部116cは、オフセット加算部114cで加算した結果に、制御部16から入力端子IN12を介して入力した利得を乗算し、この利得を乗算した結果を出力端子OUT5へ出力する。このとき、対象画素の画素値についての補正値は、この利得乗算部116cで乗算した結果に該当する。このように、オフセットを調節することで、対象画素の画素値の直流レベルを調整し、これにより、利得の調節が行われる。このため、対象画素の画素値の最大値あるいは最小値を調節することができる。こうして、オフセットと利得とを利用することで、対象画素の画素値の輝度及びコントラストを調節することが可能となる。
また、例えば、オフセットが0であり、利得が1である場合には、周辺値反映部112cにて周辺値を反映させ、この周辺値を反映させた値を対象画素の画素値の補正値として、そのまま出力端子OUT5へ出力する。このように、オフセット加算部114cと利得乗算部116cとを備えていても、対象画素の画素値のオフセット及び利得を調節しない場合があってもよい。
前述の通り、本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置及びダイナミックレンジの圧縮方法では、現フレームに含まれる対象画素の画素値の補正を、前フレームに含まれる周辺画素についての周辺情報を利用して行った。本発明に係る映像のダイナミックレンジの圧縮装置及びダイナミックレンジの圧縮方法によれば、映像を構成するフレーム間での映像の差が小さいほど、対象画素の画素値をより良好に補正できる。例えば、映像のフレーム間の時間間隔は、1/30秒であるため、動きが高速な場合を除いて、フレーム間の映像差は小さいと考えられる。
また、本発明に係るダイナミックレンジの圧縮装置及びダイナミックレンジの圧縮方法は、スペクトルバンドごとに複数使用することが可能である。例えば、映像が、R(Red)、G(Green)及びB(Blue)の画素で表現される場合、図1に示すダイナミックレンジの圧縮装置は、R、G及びBそれぞれを処理するために3つ備えることも可能である。
本発明は、カメラ携帯電話、デジタルカメラやカムコーダのような映像処理装置に関連した技術分野に好適に適用可能である。
10 利得調節部
12 周辺値生成部
14 画素値補正部
16 制御部
18 DAC
20 書き込み制御信号及び選択制御信号
22 デジタルの周辺値をアナログへ変換した結果
12 周辺値生成部
14 画素値補正部
16 制御部
18 DAC
20 書き込み制御信号及び選択制御信号
22 デジタルの周辺値をアナログへ変換した結果
Claims (16)
- 注目する対象画素の周辺に位置し、映像の前フレームに含まれる周辺画素についての周辺情報を、前記映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成した範囲総和テーブルを利用して多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として出力する周辺値生成部と、
現フレームのアナログピクセルストリームに含まれる、前記対象画素の画素値を、前記周辺値を利用して補正し、この周辺値を利用して前記対象画素の画素値を補正した結果を出力する画素値補正部と、を備え、
映像に含まれる画素の位置により異なる値を有する加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、前記多面体の総和に近似することを特徴とする映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記映像の輝度により前記映像の利得を調節し、この調節した利得を反映したアナログピクセルストリームを出力する利得調節部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。
- 前記利得調節部、前記周辺値生成部及び前記画素値補正部は、単一チップとして実装されることを特徴とする請求項2に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。
- 前記周辺値生成部は、
前記前フレームのアナログピクセルストリームをデジタルに変換し、このデジタル変換した結果をデジタルピクセルストリームとして出力するアナログ/デジタル変換部と、
前記デジタルピクセルストリームを前記範囲総和テーブルに変換するテーブル生成部と、
前記生成した範囲総和テーブルを利用して、前記周辺情報を前記多面体ごとに計算し、この計算した周辺情報と前記所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を前記周辺値として出力する周辺値演算部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 補正制御信号、オフセット及び利得のうち、少なくとも1つを発生する制御部を更に備え、
前記画素値補正部は、前記対象画素の画素値を、前記補正制御信号に応答して補正し、前記オフセット及び前記利得に応答して、前記対象画素の画素値のオフセット及び利得をそれぞれ調節することを特徴とする請求項5に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記制御部は、
前記周辺値演算部から入力した前記デジタルの周辺値をアナログに変換し、このアナログ変換した周辺値の結果を前記画素値補正部に出力するデジタル/アナログ変換器を備え、
前記画素値補正部は、前記デジタル/アナログ変換部から入力したアナログの周辺値を利用して、前記対象画素の画素値を補正することを特徴とする請求項6に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記画素値補正部で補正した前記対象画素の画素値の結果を、デジタルの信号に量子化することを特徴とする請求項7に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。
- 前記周辺値演算部は、
前記生成した範囲総和テーブルをダブルバッファリングする第1バッファ及び第2バッファと、
前記第1バッファ及び前記第2バッファに保存した範囲総和テーブルのいずれか1つを選択制御信号に応答して選択的に読み出すテーブル選択部と、
前記テーブル選択部で選択した前記範囲総和テーブルを利用して、前記多面体ごとの前記周辺情報を計算し、この計算した周辺情報と前記所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を前記周辺値として出力する計算部と、を備え、
前記テーブル生成部は、前記生成した範囲総和テーブルを、書き込み制御信号に応答して前記第1バッファ及び前記第2バッファのいずれかに書き込ませ、このとき、前記制御部は、前記書き込み制御信号及び前記選択制御信号を発生することを特徴とする請求項6に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記画素値補正部は、
前記対象画素の画素値に前記周辺値を反映する周辺値反映部を備え、
前記対象画素の画素値を補正した結果は、前記周辺値反映部で前記対象画素の画素値に前記周辺値を反映させた結果に該当することを特徴とする請求項6に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記周辺値反映部は、
前記対象画素の画素値をlog増幅するlog増幅部と、
前記log増幅した対象画素の画素値の結果と前記周辺値との差を計算する差計算部と、を備え、
前記対象画素の画素値を補正した結果は、前記差計算部で計算した前記log増幅した対象画素の画素値の結果と前記周辺値との差に該当することを特徴とする請求項10に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記周辺値反映部は、
前記対象画素の画素値を前記周辺値で除算する除算部を備え、
前記対象画素の画素値を補正した結果は、前記除算部で前記対象画素の画素値を前記周辺値で除算した結果に該当することを特徴とする請求項10に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記画素値補正部は、更に経路選択部を備え、
前記補正制御信号に応答して、前記対象画素の画素値を、そのまま出力させるか、あるいは、前記経路選択部を介して前記周辺値反映部へ出力することを特徴とする請求項10に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記画素値補正部は、
前記周辺値反映部で前記対象画素の画素値に前記周辺値を反映した結果と、前記オフセットとを加算し、この加算した結果を出力するオフセット加算部と、
前記オフセット加算部で加算した結果に前記利得を乗算する利得乗算部と、を備え、
前記対象画素の画素値を補正した結果は、前記利得乗算部で乗算した結果に該当することを特徴とする請求項10に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。 - 前記多面体はそれぞれ、面積と高さとを有する六面体であって、前記多面体のそれぞれに含まれる前記周辺画素についての周辺情報は、前記面積に属する周辺画素の画素値の総和を、前記範囲総和テーブルを利用して生成した結果であり、前記加重値とは、前記多面体の各高さに該当することを特徴とする請求項1に記載の映像のダイナミックレンジの圧縮装置。
- 周辺画素についての周辺情報を、映像の前フレームのアナログピクセルストリームから生成した範囲総和テーブルを利用して多面体ごとに計算し、計算した周辺情報と所定の加重値とを乗算し、この乗算した結果を加算し、この加算した結果を周辺値として決定するステップと、
現フレームのアナログピクセルストリームに含まれる注目の対象画素の画素値を、前記周辺値を利用して補正するステップと、を含み、
前記周辺画素は、前記対象画素の周辺に位置し、前記前フレームに含まれ、
前記映像に含まれる画素の位置によって異なる値を有する加重値の分布であるカーネル関数によって表現されるカーネル分布は、前記多面体の和に近似することを特徴とする映像のダイナミックレンジの圧縮方法。
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