JP2006108777A - 電話端末及びこの電話端末を使用した電話システム、及び電話端末の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】音響エコーの大きい部屋で使用する場合にも、受話状態から送話状態への切替性能の悪化を招くことなく、音響エコーを効果的に抑制し得る電話端末を提供する。
【解決手段】スピーカボリューム233に設定される音量ボリューム値に対応し、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ音響エコーが最小となる送話検出ゲイン値を記憶部26に予め記憶しておき、制御部24及びDSP237により、スピーカボリューム233が任意の音量ボリューム値に設定された際に、この音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を記憶部26から読み出し、このゲイン値に従って送話検出回路236のゲインを制御するようにしている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば音声パケットを伝送するLAN(Local Area Network)に接続可能な電話端末及びこの電話端末を使用した電話システム、及び電話端末の制御方法に関する。
近年では、LANに通話処理機能とメディア情報処理機能とを備えたネットワーク電話端末(IP(Internet Protocol)電話端末)を接続すると共に、LANを主装置を介して公衆網等の外部通信網に接続し、IP電話端末及び主装置においてプロトコル変換及びデータのフォーマット変換等を行なうことにより、IP電話端末相互間及びIP電話端末と外部通信網との間で通信を可能にするシステムが提唱されている。
ところで、この種のシステムでは、IP電話端末とアナログの局線や専用線とを接続する際に、音声信号に回り込みが付加されることになる。また、IP電話端末において、音響エコーの大きい部屋でスピーカホン通話を行った場合、つまり受話器を持つことなしに通話を行った場合に、通話相手側のハンドセットで気になるエコーが聞こえる。
さらに、IP電話端末の場合、従来の電話機ではほとんどなかったネットワークによる遅延が生じることがある。遅延が生じた場合、相手側ハンドセットで話した音声がスピーカホン側で音響エコーとして回り込み、ハンドセット側で話中及び終話時に異音及びエコー音が聞こえ耳障りとなる。特に、遅延量の長さに比例して気になる程度が大きくなる傾向にあるため、遅延量が大きくなった場合、よりエコー量を減少させる必要がある。
そこで、音声信号に付加される音響エコーを消去するエコーキャンセラー機能を主装置に持たせることが検討されている(例えば、特許文献1)。
US6,404,887,B1。
ところで、上記エコーキャンセラー機能は、IP電話端末と局線とを接続する場合には、効果的に動作するが、回り込みの影響が少ないIP電話端末同士を接続する場合(ピアトゥピア)には、逆に不安定になる。
そこで、この発明の目的は、音響エコーの大きい部屋で使用する場合にも、受話状態から送話状態への切替性能の悪化を招くことなく、音響エコーを効果的に抑制し得る電話端末及びこの電話端末を使用した電話システム、及び電話端末の制御方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
回線交換を行なう主装置と、この主装置に対し有線回線を介して接続され、当該主装置へ音声信号を送信するとともに当該主装置から送られる音声信号を受信し音響再生する複数の電話端末とを備えた電話システムで使用される電話端末であって、主装置から到来する受話音声信号の信号レベルを検出する受話検出手段と、主装置へ送信すべく送話音声信号の信号レベルを検出する送話検出手段と、送話音声信号を調整する調整手段と、受話検出手段及び送話検出手段それぞれの検出結果に基づいて、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ送話音声信号に付加される音響エコーが最小となる制御値を求め、この制御値に基づいて調整手段を制御する制御手段とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、送話音声信号の調整機能を電話端末に持たせるようにし、受話音声信号の信号レベルに基づいて、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ送話音声信号に付加される音響エコーが最小となる制御値を求め、この制御値に基づいて送話音声信号を調整制御するようにしているので、受話音声信号及び送話音声信号それぞれの信号レベルに応じて最適な音響エコーの抑制処理を行うことができる。
従って、受話状態から送話状態への切替性能の悪化を最小限に抑えることができるとともに、送話時に音響エコーを最小限に抑制することができる。また、主装置からエコーキャンセラーを排除することができ、これにより主装置の処理負担を軽減できる。
制御手段は、受話系利得と制御値との対応関係を表すテーブルを格納する格納手段を備え、受話検出手段及び送話検出手段それぞれの検出結果に対応する制御値をテーブルから読み出し、この制御値に基づいて調整手段を制御することを特徴とする。
この構成によれば、テーブルに登録されている制御値を用いて、簡単な手順により送話音声信号に付加される音響エコーの抑制処理を行うことができる。
主装置に対しパケット伝送用の通信ネットワークを介して接続されるとき、主装置から送られる音声パケットを受話音声信号に変換し、送話音声信号を音声パケットに変換して主装置に送出する変換手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、例えばパケット伝送用のIPネットワークに電話端末が接続される場合にも、音響エコーの大きい部屋における音響エコーの抑制処理を行うことができる。
調整手段に送話音声信号が入力される前に、送話音声信号に付加される音響エコーを消去するエコーキャンセラーをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、エコーキャンセラーにより送話音声信号に付加される音響エコーがキャンセルされた後に、上記音響エコーの抑制処理が行われることになるので、送話音声信号に付加される音響エコーをさらに低減することができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、音響エコーの大きい部屋で使用する場合にも、受話状態から送話状態への切替性能の悪化を招くことなく、音響エコーを効果的に抑制し得る電話端末及びこの電話端末を使用した電話システム、及び電話端末の制御方法を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる交換システムの概略構成を示す図である。
交換システムは、同図に示すように、主装置1に、複数のIP電話端末2(2−1〜2−i)をそれぞれLAN(Local Area Network)4を介して任意に接続し、また、複数の電話端末3(3−1〜3−j)をそれぞれアナログの内線5を介して任意に接続して構成されている。
主装置1は、さらに、制御ユニット11、IP内線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13、局線インタフェース回路14を備えている。そして、制御ユニット11、IP内線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13、局線インタフェース回路14は、バス15を介して互いに接続されている。
制御ユニット11は、IP内線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13及び局線インタフェース回路14を任意に交換接続する。
IP内線インタフェース回路12には、IP電話端末2が必要に応じて接続される。IP内線インタフェース回路12は、接続されたIP電話端末2に関する内線インタフェース動作を行う。また、IP内線インタフェース回路12は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、バス15を介して制御ユニット11との間で行なう。
内線インタフェース回路13には、電話端末3が必要に応じて接続される。内線インタフェース回路13は、接続された電話端末3に関する内線インタフェース動作を行う。また、内線インタフェース回路13は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、バス15を介して制御ユニット11との間で行う。
局線インタフェース回路14には、公衆網NWに接続される局線Lや専用線PN及びISDNが必要に応じて接続される。局線インタフェース回路14は、接続された局線L、専用線PN及びISDNに関するインタフェース動作を行なう。また、局線インタフェース回路14は、上記インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、バス15を介して制御ユニット11との間で行なう。
図2は、この発明に係わるIP電話端末2の機能構成を示すブロック図である。
IP電話端末2は、LANインタフェース(I/F)部21と、音声信号処理部22と、音声入出力インタフェース部23と、制御部24と、操作パネル25と、記憶部26とを備えている。
LANインタフェース部21は、LAN4に関するインタフェース動作を行なう。つまり、LANインタフェース部21は、LAN4から送られてきた伝送パケットから音声パケットや制御データを抽出し、音声パケットを音声信号処理部22へ、また制御データを制御部24へと与える。またLANインタフェース部21は、音声信号処理部22から与えられる音声パケットに制御部24から与えられるデータを多重して、LAN4に送信する。
音声信号処理部22は、LANインタフェース部21から与えられる音声パケットをアナログの受話音声信号に変換して音声入出力インタフェース部23に与える。また、音声信号処理部22は、音声入出力インタフェース部23から入力された送話音声信号をLAN4で取り扱い可能な音声パケットに変換してLANインタフェース部21に与える。
音声入出力インタフェース部23には、マイクロホン27及びスピーカ28が接続されている。音声入出力インタフェース部23は、マイクロホン27により入力された送話音声信号をマイクアンプ231で所定レベル増幅し、送話可変損失器232で任意の損失レベルに変換した後、音声信号処理部22に入力する。また、音声入出力インタフェース部23は、音声信号処理部22から出力された受話音声信号をスピーカボリューム233で適当な音量レベルに変換し、受話可変損失器234で任意の損失レベルに変換した後、スピーカアンプ235で増幅してスピーカ28から音響再生する。
一方、マイクアンプ231の出力は送話検出回路236により任意の検出利得で検出された後、DSP(Digital Signal Processor)237に供給される。また、スピーカボリューム233の出力は検出可変損失器238で上記受話可変損失器234と同様の損失レベルで増幅され、受話検出回路239で検出された後、DSP237に供給される。
DSP237は、送話検出回路236の出力と受話検出回路239の出力とを比較して受話状態から送話状態への切替時点を判定するとともに、制御部24との通信によりスピーカボリューム233の音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を取得して、このゲイン値に基づいて送話検出回路236の検出ゲインを制御する。
操作パネル25は、キースイッチを有し、ユーザによる制御部24に対する各種の指示入力を受け付ける。
記憶部26には、図3に示すように、スピーカボリューム233の音量ボリューム値と送話検出ゲイン値との対応関係を表すテーブルが格納されている。このスピーカボリューム233の音量ボリューム値と送話検出ゲイン値との対応関係は、図4に示す信号特性を基に予め決められている。
制御部24は、ソフトウェア処理により電話端末2の各部の制御やLAN4との間での通信処理を行なう。また、制御部24は、操作パネル25によりユーザからの音量値設定が受け付けられた場合に、DSP237に対しスピーカボリューム233の音量ボリューム値を設定ボリューム値に調整させる。さらに、制御部24は、DSP237から送話検出ゲイン値の取得指示が与えられた場合に、スピーカボリューム233に設定された音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を記憶部26から読み出し、この送話検出ゲイン値をDSP237に送出する。
次に、上記構成において、以下、図5及び図6を参照して、その処理動作を説明する。
例えばIP電話端末2−1と電話端末3−1との間で通話が行われているものとする。ここで、IP電話端末2−1を音響エコーのある部屋で使用し、スピーカホン通話を行う場合、図5(a)に示すように、マイクロホン27に入力される送話音声信号は、片側200mS〜300mSの遅延により、図5(b)に示すように400mS〜600mS遅れて電話端末3−1のユーザに到達することになる。このため、スピーカホンでの音響によるエコー音はぶつ音ノイズとして聞こえ、従来の遅延のない回線での通話に比べ大きな違和感を感じる。また、スピーカボリューム233を大きくするとエコー音が大きくなる。
そこで、この第1の実施形態では、スピーカボリューム233に設定される音量ボリューム値に対応し、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ音響エコーが最小となる送話検出ゲイン値を記憶部26に格納し、制御部24及びDSP237により、スピーカボリューム233が任意の音量ボリューム値に設定された際に、この音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を記憶部26から読み出し、このゲイン値に従って送話検出回路236のゲインを制御するようにしている。
なお、上記スピーカボリューム233の出力は、図6(a)に示す信号となり、マイクロホン27に入力される送話音声信号は図6(b)に示す信号となる。
そして、DSP237には、図6(c)に示すように、送話検出回路236の出力及び受話検出回路239の出力が供給される。DSP237は送話検出回路236の出力と受話検出回路239の出力とを比較して受話状態から送話状態への切替時点及び送話状態から受話状態への切替時点を判定し、この判定結果に基づいて送話可変損失器232の損失レベルを制御する。従って、送話可変損失器232からは図6(d)に示す信号が出力されることになる。しかし、この送話音声信号は、音響エコーが大きくなる。
そこで、DSP237は、スピーカボリューム233の設定音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を送話検出回路236に設定することで、送話検出回路236及び受話検出回路239から図6(e)に示す信号が得られる。そして、DSP237は、受話状態から送話状態への切替時点を判定し、この判定結果に基づいて送話可変損失器232の損失レベルを制御することで、送話可変損失器232から図6(f)に示す信号が出力される。
従って、通話相手側に聞こえる受話音声信号は、図6(g)に示す信号から図6(h)に示す信号に改善される。
このとき、DSP237は、図7に示す制御処理を実行する。
まず、DSP237は、ユーザによりスピーカボリューム233の音量調整がなされたか否かの判断を行い(ステップST7a)、調整された場合に(Yes)、調整された音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を制御部24から取得し(ステップST7b)、この取得した送話検出ゲイン値に従って送話検出回路236のゲインを制御し(ステップST7c)、送話検出回路236の出力及び受話検出回路239の出力を監視する(ステップST7d)。
このとき、送話音声信号に付加される音響エコーの減衰量が予めわかっている場合に、DSP237はエコー量が40dB〜50dB減衰した時点で送話可変損失器232の損失レベルが切り替わるように送話検出回路236のゲインを制御するようにすれば、送話可変損失器232の出力に付加される音響エコーをさらに低減することができる。
また、上記ステップST7aにおいて、ボリューム調整がなければ(No)、DSP237は上記ステップST7dの処理にそのまま移行する。
以上のように上記第1の実施形態では、スピーカボリューム233に設定される音量ボリューム値に対応し、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ音響エコーが最小となる送話検出ゲイン値を記憶部26に予め記憶しておき、制御部24及びDSP237により、スピーカボリューム233が任意の音量ボリューム値に設定された際に、この音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を記憶部26から読み出し、このゲイン値に従って送話検出回路236のゲインを制御するようにしている。
従って、音響エコーによる影響を受けやすい場所でIP電話端末2を使用しても、受話状態から送話状態への切替性能の悪化を最小限に抑えることができるとともに、送話時に音響エコーを最小限に抑制することができる。また、IP電話端末2に音響エコーを抑制する機能を持たせているので、主装置1からエコーキャンセラーを設ける必要がなくなり、これにより主装置1の処理負担を軽減できる。
また、上記第1の実施形態では、音量ボリューム値と送話検出ゲイン値との対応関係を表すテーブルを記憶部26に記憶しておくようにしているので、簡単な手順により送話音声信号に付加される音響エコーの抑制処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
図8は、この発明の第2の実施形態におけるIP電話端末2の機能構成を示すブロック図である。なお、図8において、上記図2と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、スピーカアンプ235の入力側とマイクアンプ231の出力側との間にエコーキャンセラー31及び加算器32が介在されることになる。
エコーキャンセラー31は、受話可変損失器234の出力信号を入力し、この入力信号からマイクアンプ231の出力信号に付加される音響エコーを除去するための信号を生成する。このエコーキャンセラー31の出力信号は、加算器32でマイクアンプ231の出力信号と加算されることにより、送話音声信号に付加される音響エコーを低減する。
以上のように第2の実施形態であれば、エコーキャンセラー31により送話音声信号に付加される音響エコーがキャンセルされた後に、送話可変損失器232により音響エコーの抑制処理が行われることになるので、送話音声信号に付加される音響エコーをさらに低減することができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、音量ボリューム値に対応する送話検出ゲイン値を記憶部に記憶しておく例について説明した。しかし、これに限ることなく、受話音声信号の信号レベルと送話音声信号の信号レベルとの相互関係から送話検出ゲイン値が求められるものであれば、受話検出回路の出力及び送話検出回路の出力から送話検出ゲイン値を求めて送話検出回路のゲインを制御するようにしてもよい。また、受話検出回路の出力のみから送話検出ゲイン値を求めて送話検出回路のゲインを制御することも可能である。
また、上記各実施形態では、LANに接続されるIP電話端末を例に説明した。しかしこれに限ることなく、アナログ回線に接続されるアナログ電話端末にも適用できる。この場合、音響エコーの大きい部屋において、音響エコーの抑制処理を効果的に行うことができる。
その他、システムの構成や種類、主装置の構成や種類、IP電話端末の構成、送話音声信号に付加される音響エコーの抑制手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
この発明の第1の実施形態に係わる交換システムの概略構成を示す図。 同第1の実施形態におけるIP電話端末の機能構成を示すブロック図。 図2に示した記憶部の記憶内容の一例を示す図。 同第1の実施形態における送話状態と受話状態の切替特性を示す図。 LANを伝送することにより遅延が生じる例を説明するために示す図。 同第1の実施形態におけるIP電話端末の処理動作を説明するために示す信号波形図。 同第1の実施形態におけるIP電話端末の処理動作を示すフローチャート。 この発明の第2の実施形態におけるIP電話端末の機能構成を示すブロック図。
符号の説明
1…主装置、2(2−1〜2−i)…IP電話端末、3…電話端末、4…LAN、5…内線、11,61…制御ユニット、12…IP内線インタフェース回路、13…内線インタフェース回路、14…局線インタフェース回路、15…バス、21…LANインタフェース(I/F)部、22…音声信号処理部、23…音声入出力インタフェース部、24…制御部、25…操作パネル、26…記憶部、27…マイクロホン、28…スピーカ、231…マイクアンプ、232…送話可変損失器、233…スピーカボリューム、234…受話可変損失器、235…スピーカアンプ、236…送話検出回路、237…DSP(Digital Signal Processor)、238…検出可変損失器、239…受話検出回路、31…エコーキャンセラー、32…加算器、NW…公衆網、L…局線、PN…専用線。

Claims (8)

  1. 回線交換を行なう主装置と、この主装置に対し有線回線を介して接続され、当該主装置へ音声信号を送信するとともに当該主装置から送られる音声信号を受信し音響再生する複数の電話端末とを備えた電話システムで使用される電話端末であって、
    前記主装置から到来する受話音声信号の信号レベルを検出する受話検出手段と、
    前記主装置へ送出すべく送話音声信号の信号レベルを検出する送話検出手段と、
    前記送話音声信号を調整する調整手段と、
    前記受話検出手段及び前記送話検出手段それぞれの検出結果に基づいて、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ前記送話音声信号に付加される音響エコーが最小となる制御値を求め、この制御値に基づいて前記調整手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする電話端末。
  2. 前記制御手段は、受話系利得と前記制御値との対応関係を表すテーブルを格納する格納手段を備え、前記受話検出手段及び前記送話検出手段それぞれの検出結果に対応する制御値を前記テーブルから読み出し、この制御値に基づいて前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1記載の電話端末。
  3. 前記調整手段は、前記送話音声信号を任意の損失レベルで出力する送話可変損失器を含み、
    前記制御手段は、
    前記送話検出手段の出力と前記受話検出手段の出力とを比較し、この比較結果に基づいて前記送話可変損失器の損失レベルを制御する損失制御手段と、
    前記テーブルから読み出された制御値に基づいて前記送話検出手段の検出利得を制御する利得制御手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の電話端末。
  4. 前記利得制御手段は、前記送話音声信号に付加される音響エコー量が所定量減衰した時点で前記送話可変損失器の損失レベルが切り替わるように前記送話検出手段の検出利得を制御することを特徴とする請求項3記載の電話端末。
  5. 前記主装置に対しパケット伝送用の通信ネットワークを介して接続されるとき、
    前記主装置から送られる音声パケットを前記受話音声信号に変換し、前記送話音声信号を音声パケットに変換して前記主装置に送出する変換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電話端末。
  6. 前記調整手段に前記送話音声信号が入力される前に、前記送話音声信号に付加される音響エコーを消去するエコーキャンセラーをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の電話端末。
  7. 回線交換を行なう主装置と、この主装置に対し有線回線を介して接続され、当該主装置へ音声信号を送信するとともに当該主装置から送られる音声信号を受信し音響再生する複数の電話端末とを備えた電話システムであって、
    前記複数の電話端末の各々は、
    前記主装置から到来する受話音声信号の信号レベルを検出する受話検出手段と、
    前記主装置へ送出すべく送話音声信号の信号レベルを検出する送話検出手段と、
    前記送話音声信号を調整する調整手段と、
    前記受話検出手段の検出結果に基づいて、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ前記送話音声信号に付加される音響エコーが最小となる制御値を求め、この制御値に基づいて前記調整手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする電話システム。
  8. 回線交換を行なう主装置と、この主装置に対し有線回線を介して接続され、当該主装置へ音声信号を送信するとともに当該主装置から送られる音声信号を受信し音響再生する複数の電話端末とを備えた電話システムで使用される電話端末の制御方法であって、
    前記主装置から到来する受話音声信号の信号レベルを検出し、
    前記主装置へ送信すべく送話音声信号の信号レベルを検出し、
    前記送話音声信号を調整し、
    前記検出結果に基づいて、受話状態から送話状態へ切替可能でかつ前記送話音声信号に付加される音響エコーが最小となる制御値を求め、この制御値に基づいて前記送話音声信号を調整制御することを特徴とする電話端末の制御方法。
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