JP2006108573A - 多連トランス - Google Patents

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Abstract

【課題】2次側巻線用の複数の巻枠にそれぞれ巻回された各2次側巻線から安定した出力が得られるように、各々の巻枠を上下のコア間にレイアウトすることを容易ならしめるとともに、回路基板上での実装面積を減少させることが可能な多連トランスを得る。
【解決手段】上コア2と下コア6,7,8との間において、互いに隣接する2次側巻線用の巻枠41,51は、各々の巻軸部42,52にそれぞれ巻回された2次側巻線の各巻回領域が、非同軸でかつ上下に一部重なるように配設される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種電子機器の回路基板に実装される高圧トランスに関し、特に1次側巻線に対して電磁結合される2次側巻線を巻回する絶縁性の巻枠が上下のコア間に複数配設され、1つで複数の出力を得ることが可能な高圧トランス(以下「多連トランス」と称する)に関する。
1つの1次側入力から所定数の2次側出力を得ることが可能な多連トランスは、回路基板上に1出力型の高圧トランスを複数実装する場合に比べ、高圧トランスを実装するための回路基板上のスペース(以下「実装面積」と称する)を大幅に減少させることが可能となる。このため、小型化が進む電子機器等での利用に適している。
従来、この種の多連トランスとして、ノートパソコン等に使用される各種液晶表示パネルのバックライト用の冷陰極放電ランプ(以下「CFL」と称する)を、数本同時に放電、点灯させるためのインバータ多連トランスが知られている(下記特許文献1参照)。この特許文献1に記載された多連トランスでは、2次側巻線用の複数の巻枠が、上下のコア間において全て同じ高さ位置(同一平面上)に配設されている。
特開2001−126937号公報
近年、短いサイクルで小型化が図られる電子機器の製造分野において、回路基板上での高圧トランスの実装面積を、さらに減少させたいという要望が高まっている。このような要望に応えるべく、1つの多連トランス内により多くの2次側巻線用の巻枠を配設して、1つの多連トランスから得られる2次側出力数を増やすことや、2次側巻線用の複数の巻枠のレイアウトを工夫することにより、多連トランスをコンパクト化して、その実装面積を減らすなどの研究が進められている。
しかし、上記特許文献1に示されているように、2次側巻線用の複数の巻枠を、単純に上下のコア間の同じ高さ位置に配設する方法では、これら巻枠のレイアウトに対する制限が大きく、このため、複数の2次側巻線の各々から安定した出力が得られる状態を確保しながら、1つの多連トランスからの2次側出力数を増やしたり、多連トランスをコンパクト化してその実装面積を減らしたりすることが難しいという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、2次側巻線用の複数の巻枠にそれぞれ巻回された各2次側巻線から安定した出力が得られるように、各々の巻枠を上下のコア間にレイアウトすることを容易ならしめるとともに、回路基板上に確保すべき実装面積をさらに減少させることを可能とする多連トランスを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の多連トランスは以下のように構成されている。すなわち、本発明に係る多連トランスは、1次側巻線に対して電磁結合される2次側巻線を巻回する筒状の巻軸部と、該巻軸部の両端部にそれぞれ設けられた鍔部とからなる絶縁性の巻枠が、上下のコア間に複数配設された多連トランスにおいて、前記複数の巻枠のうち互いに隣接する少なくとも2つの巻枠は、各々の前記巻軸部にそれぞれ巻回された前記2次側巻線の各巻回領域が非同軸でかつ上下に一部重なるように、配設されていることを特徴とするものである。
なお、前記少なくとも2つの巻枠において、上段に位置する巻枠の下鍔部と下段に位置する巻枠の上鍔部とが同じ高さに位置していることが好ましい。また、この場合、前記下鍔部と前記上鍔部とを一体に形成してもよい。
また、本発明に係る他の多連トランスは、前記複数の巻枠のうち同じ高さ位置で互いに隣接する少なくとも2つの巻枠において、該2つの巻枠において互いに対向する各々の鍔部の当該対向部分が、一部切り落とされた形状とされて、該2つの巻枠の各々の巻軸部の位置が互いに近接するように構成されていることを特徴とするものである。
なお、本発明において前記複数の巻枠は、上下方向から見て軸対称に配設されていることが好ましい。また、本発明において、「上下」とは当該多連トランスが実装される回路基板面と直角な方向を意味する。
上述のように本発明の多連トランスによれば、上下のコア間に配設された複数の2次側巻線用の巻枠のうち互いに隣接する少なくとも2つの巻枠が、各々の巻軸部にそれぞれ巻回された2次側巻線の各巻回領域が非同軸でかつ上下に一部重なるように配設されている。このため、隣接する2つの巻枠を同じ高さ位置に並べて配設する場合に比べて、上下方向から見た際の、2つの巻枠を配設するのに要する面積を減少させることが可能となる。したがって、この面積の減少分、多連トランスを左右方向(上下方向と直角な方向)にコンパクト化することができ、これにより回路基板上での多連トランスの実装面積を減少させることが可能となる。
また、2次側巻線用の複数の巻枠を上下のコア間において全て同じ高さ位置に配置する従来技術に比べ、これら巻枠のレイアウトの自由度が増すので、各2次側巻線から安定した出力が得られるように、2次側巻線用の複数の巻枠をレイアウトすることが容易となる。
また、本発明の他の多連トランスによれば、上下のコア間において同じ高さ位置で互いに隣接する2次側巻線用の2つの巻枠において、各々の鍔部の互いに対向する部分が一部切り落とされた形状とされて、各々の巻軸部の位置を互いに近接するように構成されているので、上下方向から見た際の、隣接する2つの巻枠を配設するのに要する面積を減少させることが可能となる。したがって、この面積の減少分、多連トランスを左右方向にコンパクト化することができ、これにより回路基板上での多連トランスの実装面積を減少させることが可能となる。また、このような態様を採ることにより、2次側巻線用の複数の巻枠のレイアウトの自由度が増すので、各2次側巻線から安定した出力が得られるように、2次側巻線用の複数の巻枠をレイアウトすることが容易となる。
以下、本発明に係る多連トランスの実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る多連トランスの分解斜視図、図2は図1に示す上コアの構成を示す図(同図(a)は正面図、同図(b)は底面図)、図3は図1に示す多連トランスの上コアを外した状態での平面図である。
図1に示す本実施形態の多連トランス1は、4つのCFL(冷陰極放電ランプ)を同時に放電、点灯させるためのDC/ACインバータ回路内で使用される4連のインバータトランスであり、軟磁性材料のフェライト等からなる上コア2と3つの下コア6,7,8との間に、1次側ボビン3、上段用の2次側ボビン4A,4B、および下段用の2次側ボビン5A,5Bが配設されている。
上記上コア2は、図2に示すように板状の基部21と、該基部21の底面の4隅にそれぞれ設けられた角柱状の支柱部22A〜22D(同図(b)参照)と、基部21の底面の中寄りの部分において左右方向に1列に設けられた4つの円柱状の柱脚部23A〜23Dとからなる。上コア2は、支柱部22A,22Bと柱脚部23Aが下コア6(図1参照)に対して、柱脚部23B,23Cが下コア7に対して、支柱部22C,22Dと柱脚部23Dが下コア8に対して、それぞれ所定のエアギャップを介して(エアギャップなしとすることも可)対向するように設置され、下コア6,7,8と共に所定の閉磁路を形成するように構成されている。
上記1次側ボビン3は、図1に示すように、上下方向から見ると各々の角部が丸みを帯びた扁平な六角形状に見える筒状の巻軸部31と、該巻軸部31の上下両端部にそれぞれ設けられた上鍔部32および下鍔部33とからなる。巻軸部31、上鍔部32および下鍔部33は、絶縁性の材料(一般にはプラスチック製材料)で一体に形成されており、巻軸部31の外周面と上鍔部32および下鍔部33との間に形成された巻回スペースに、図示せぬ1次側巻線が巻回されるようになっている。
上記上段用の2次側ボビン4A,4Bは、図1に示すようにそれぞれ、絶縁性の材料で形成された巻枠41と、該巻枠41の下部に配された同じく絶縁性の材料で形成された端子台45とからなり、各々の端子台45,45には複数の端子(基板接続用の端子46、巻線絡げ用の端子47)が保持されている。また、各々の巻枠41,41は、円筒状の巻軸部42と、該巻軸部42の上下両端部にそれぞれ設けられた上鍔部43および下鍔部44とからなっている。さらに、2つの2次側ボビン4A,4Bは、互いが略左右対称となる形状に形成されており、各々の巻枠41,41および端子台45,45が、上コア2と下コア6,7,8との間の同じ高さ位置において左右方向に並ぶように配設される。
上記下段用の2次側ボビン5A,5Bは、図1に示すようにそれぞれ、絶縁性の材料で形成された巻枠51と、該巻枠51の下部に配された同じく絶縁性の材料で形成された端子台55とからなり、各々の端子台55,55には複数の端子(基板接続用の端子56、巻線絡げ用の端子57)が保持されている。また、各々の巻枠51,51は、円筒状の巻軸部52と、該巻軸部52の上下両端部にそれぞれ設けられた上鍔部53および下鍔部54とからなっている。2つの2次側ボビン5A,5Bは、互いが略左右対称となる形状に形成されており、各々の巻枠51,51および端子台55,55が、上コア2と下コア6,7,8との間の同じ高さ位置において左右方向に並ぶように配設される。
上述した、下段用の2次側ボビン5A,5B、上段用の2次側ボビン4A,4B、および1次側ボビン3は、この順に、下コア6,7,8の上に重ねられるように配置される。このとき図3に示すように、上段用の2次側ボビン4Aの巻枠41と下段用の2次側ボビン5Aの巻枠51、および上段用の2次側ボビン4Bの巻枠41と下段用の2次側ボビン5Bの巻枠51とは、それぞれ互いに隣接するように配設されるとともに、これら互いに隣接する各々の巻枠41,51にそれぞれ巻回される2次側巻線の巻回領域が、非同軸でかつ上下に一部重なるように配設される。また、1次側ボビン3は、その巻軸部31が、上段用の各巻枠41,41、および下段用の各巻枠51,51の各々の巻軸部52,52の外周を取り囲むように配設される。
なお、図2に示す上コア2は、上述したように配設された下コア6,7,8、下段用の2次側ボビン5A,5B、上段用の2次側ボビン4A,4B、および1次側ボビン3に対して上方から組み付けられる。そのとき上コア2の4つの柱脚部23A〜23Dは、両側の柱脚部23A,23Dが、下段用の2つの巻枠51,51の各々の巻軸部52,52内にそれぞれ挿通され、中央寄りの柱脚部23B,23Cが、上段用の2つの巻枠41,41の各々の巻軸部42,42内にそれぞれ挿通されるようになっている。
上述したように、互いに隣接する上段用の巻枠41および下段用の巻枠51における2次側巻線の各巻回領域を、非同軸でかつ上下に一部重ねるようにした点が、本実施形態における本発明の要点であり、以下この点について、図4を用いてより詳細に説明する。図4は図1に示す2次側巻線用の4つの巻枠(上段用の巻枠41,41および下段用の巻枠51,51)を取出して、その配設状態を示す図(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)である。
図4に示すように互いに隣接する上段用の巻枠41および下段用の巻枠51は、各々の巻軸部52にそれぞれ巻回された2次側巻線の各巻回領域(その外周境界を図中1点鎖線で示す)が非同軸でかつ上下に一部重なるように(同図(a)において、その重なった領域に斜線を付して示す)配設されている。
このため、隣接する2次側巻線用の2つの巻枠41,51を同じ高さ位置に並べて配設する場合に比べて、上下方向から見た際の、2つの巻枠41,51を配設するのに要する面積を減少させることが可能となる。したがって、その配設に要する面積が減少した分、多連トランス1を左右方向にコンパクト化することができるので、回路基板上での多連トランス1の実装面積を減少させることが可能となる。
また、2次側巻線用の4つの巻枠41,41,51,51を上コア2と下コア6,7,8との間において全て同じ高さ位置に配置する場合に比べ、これらのレイアウトの自由度が増すので、各2次側巻線から安定した出力が得られるように、これら4つの巻枠41,41,51,51をレイアウトすることが容易となる。
なお、2次側巻線用の4つの巻枠41,41,51,51を同軸に積載配置することも考えられるが、このようなレイアウトとした場合には、回路基板上における実装部品の低背化を促進したいという要求に応えることができない。
以下、上述した実施形態のように2次側巻線用の4つの巻枠を、上下2段にかつ上方から見た際にこれら4つの巻枠が左右方向に1列に並ぶように配設する場合の変形例について説明する。図5は2次側巻線用の4つの巻枠の変形例を示す図(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)である。なお、図5に示す例において、上述した実施形態と同様の構成部材については、図1〜図4で用いたのと同一の番号を付し、その詳細な説明は省略する。このことは、この後に説明するその他の例についても同様とする。
図5に示す2次側巻線用の4つの巻枠41P,41P,51P,51Pは、互いに隣接する、上段用の巻枠41Pの下鍔部44と、下段用の巻枠51Pの上鍔部53とが同じ高さに位置するように構成されている。すなわち、互いに隣接する、上段用の巻枠41Pの下鍔部44と、下段用の巻枠51Pの上鍔部53とは、互いに対向する部分が共に一部切り落とされた形状とされており、その切り落とされた部分が互いに付き合わされるように(付き合わされた位置を同図(a)において破線で示す)配設されており、これによりこれら下鍔部44と上鍔部53とが互いに同じ高さに位置するように構成されている。
このような構成としたことにより、下段用の巻枠51Pの底面から上段用の巻枠41Pの最上面までの高さを、図4に示す態様と比べて下鍔部44または上鍔部53の厚みの分だけ減少させることが可能となるので、その減少した高さの分だけ多連トランス1を低背化することができる。
また、図5に示す上段用の2つの巻枠41P,41Pにおいても、各々の上鍔部44および下鍔部44の互いに対向する部分が共に一部切り落とされた形状とされ、その切り落とされた部分が互いに付き合わされるように配設されており、これにより該2つの巻枠41P,41Pの各々の巻軸部42の位置が、その切り落とされた部分の長さ分だけ図4に示す態様と比較して、より近接するように構成されている。このため図4に示す態様と比較して、上下方向から見た際の、2つの巻枠41Pを配設するのに要する面積を減少させることが可能となり、これにより回路基板上での多連トランス1の実装面積をさらに減少させることが可能となる。
なお、互いに隣接する、上段用の巻枠41Pの下鍔部44と下段用の巻枠51Pの上鍔部53とを一体に形成するようにしてもよい。これにより、上段用の巻枠41Pと下段用の巻枠51Pとを一体的に取り扱うことが可能となるので、これらの組付け作業が容易となる。
なお、上述した2つの実施形態は、いずれも、2次側巻線用の4つの巻枠が上方から見た際に左右方向に1列に並ぶように配設された例を示しているが、2次側巻線用の4つの巻枠を図6に示すようにレイアウトしてもよい。図6は2次側巻線用の4つの巻枠の他の配設形態を示す図(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)である。
すなわち、図6に示す例では、下段用の2つの巻枠51Q,51Qが奥行き方向(同図(a)中の上下方向)に並ぶように配設されているのに対し、上段用の2つの巻枠41Q41Qは、下段用の2つの巻枠51Q,51Qの並び方向と直角な方向(左右方向)に並ぶように配設されている。そして、これら4つの巻枠41Q,41Q,51Q,51Qは、上段用の2つの巻枠41Q,41Qの各巻回領域が、下段用の2つの巻枠51Q,51Qの各巻回領域に跨るように、各々の巻回領域が非同軸でかつ上下に一部重なるように配設されている。
また、本発明は4連の高圧トランスに適用が限定されるものではなく、2連や3連、あるいは5連以上のより多連のものに対しても適用することが可能である。その一例として、図7に2次側巻線用の3つの巻枠(上段用の1つの巻枠41Rと、下段用の2つの巻枠51R,51R)の配設形態を示し(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)、図8に2次側巻線用の5つの巻枠(上段用の2つの巻枠41S,41Sと、下段用の3つの巻枠51S,51S,51S)の配設形態を示す(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)。
なお、上述した各実施形態は、いずれも、2次側巻線用の複数の巻枠を上下2段に分けて配設した例を示しているが、2次側巻線用の複数の巻枠を全て同じ高さに位置するように配設してもよい。このような態様の一例を図9に示す。図9は2次側巻線用の3つの巻枠が全て同じ高さ位置に配設された実施形態を示す図(同図(a)は平面図、同図(b)は正面図)である。
図9に示す例では、2次側巻線用の3つの巻枠41T,41U,41Vが全て同じ高さに位置するように配設されている。そして、それらのうち両端に配される2つの巻枠41T,41Vの各々の上鍔部43,43および下鍔部44,44は、中央に配される巻枠41Uの上鍔部43および下鍔部44と対向する部分がそれぞれ一部切り落とされた形状とされ、その切り落とされた部分が巻枠41Uの上鍔部43および下鍔部44にそれぞれ付き合わされるように配設されている。これにより、両端の2つの巻枠41T,41Vの各々の巻軸部42,42の位置が、中央の巻枠41Uの巻軸部42の位置に近接するように構成されている。
なお、上述した各実施形態では、いずれも、2次側巻線用の複数の巻枠が左右対称(左右方向に軸対称)に配設されている。左右対称の配置とすることにより、各巻枠に巻回された各々の2次側巻線から安定した出力を得やすいという利点があるが、各2次側巻線から安定した出力を得ることが可能であれば、2次側巻線用の複数の巻枠を左右非対称に配設してもよい。
以上、本発明の多連トランスをインバータトランスに適用した例について説明したが、本発明はインバータトランスのみならず、その他の種々の高圧トランスに適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る多連トランスの全体構成を示す分解斜視図 図1に示す上コアの構成を示す図 図1に示す多連トランスの、上コアを外した状態での平面図 図1に示す2次側巻線用の4つの巻枠の配設状態を示す図 2次側巻線用の4つの巻枠の変形例を示す図 2次側巻線用の4つの巻枠の他の配設形態を示す図 2次側巻線用の3つの巻枠の配設形態を示す図 2次側巻線用の5つの巻枠の配設形態を示す図 2次側巻線用の3つの巻枠が全て同じ高さ位置に配設された実施形態を示す図
符号の説明
1 多連トランス
2 上コア
3 1次側ボビン
4A,4B (上段用の)2次側ボビン
5A,5B (下段用の)2次側ボビン
6,7,8 下コア
21 基部
22A〜22D 支柱部
23A〜23D 柱脚部
31,42,52 巻軸部
32,43,53 上鍔部
33,44,54 下鍔部
41,41P,41Q,41R,41S (2次側巻線用の上段用の)巻枠
41T,41U,41V (同じ高さに位置する2次側巻線用の)巻枠
45,55 端子台
46,56 (基板接続用の)端子
47,57 (巻線絡げ用の)端子
51,51P,51Q,51R,51S (2次側巻線用の下段用の)巻枠

Claims (5)

  1. 1次側巻線に対して電磁結合される2次側巻線を巻回する筒状の巻軸部と、該巻軸部の両端部にそれぞれ設けられた鍔部とからなる絶縁性の巻枠が、上下のコア間に複数配設された多連トランスにおいて、
    前記複数の巻枠のうち互いに隣接する少なくとも2つの巻枠は、各々の前記巻軸部にそれぞれ巻回された前記2次側巻線の各巻回領域が非同軸でかつ上下に一部重なるように、配設されていることを特徴とする多連トランス。
  2. 前記少なくとも2つの巻枠において、上段に位置する巻枠の下鍔部と下段に位置する巻枠の上鍔部とが同じ高さに位置していることを特徴とする請求項1記載の多連トランス。
  3. 前記下鍔部と前記上鍔部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項2記載の多連トランス。
  4. 1次側巻線に対して電磁結合される2次側巻線を巻回する筒状の巻軸部と、該巻軸部の両端部にそれぞれ設けられた鍔部とからなる絶縁性の巻枠が、上下のコア間に複数配設された多連トランスにおいて、
    前記複数の巻枠のうち同じ高さ位置において互いに隣接する少なくとも2つの巻枠は、該2つの巻枠において互いに対向する各々の前記鍔部の当該対向部分が、一部切り落とされた形状とされて、該2つの巻枠の各々の前記巻軸部の位置が互いに近接するように構成されていることを特徴とする多連トランス。
  5. 前記複数の巻枠は上下方向から見て軸対称に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の多連トランス。

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