JP2006108296A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006108296A JP2006108296A JP2004291420A JP2004291420A JP2006108296A JP 2006108296 A JP2006108296 A JP 2006108296A JP 2004291420 A JP2004291420 A JP 2004291420A JP 2004291420 A JP2004291420 A JP 2004291420A JP 2006108296 A JP2006108296 A JP 2006108296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- semiconductor device
- cooling fan
- heat spreader
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/15—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
- H01L2224/161—Disposition
- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/16221—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/16225—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73251—Location after the connecting process on different surfaces
- H01L2224/73253—Bump and layer connectors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/151—Die mounting substrate
- H01L2924/153—Connection portion
- H01L2924/1531—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
- H01L2924/15311—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【課題】 本発明は、冷却ファンを小型にせずに、半導体チップを冷却ファンの中心からずらすことができる半導体装置を提供することを課題とする。
【解決手段】
半導体装置は、少なくとも一つの半導体素子2と半導体素子2を冷却するための冷却ファン12とを有する。冷却ファン12の中心は半導体装置とほぼ等しい大きさのヒートスプレッダ8の中心と実質的に一致し、且つ半導体素子2の中心は冷却ファン12の中心から距離Dだけずれている。
【選択図】 図1
【解決手段】
半導体装置は、少なくとも一つの半導体素子2と半導体素子2を冷却するための冷却ファン12とを有する。冷却ファン12の中心は半導体装置とほぼ等しい大きさのヒートスプレッダ8の中心と実質的に一致し、且つ半導体素子2の中心は冷却ファン12の中心から距離Dだけずれている。
【選択図】 図1
Description
本発明は半導体装置に係り、特に半導体素子の熱を冷却するための冷却ファンを備えた半導体装置に関する。
半導体チップをパッケージに収容したICパッケージや、複数の半導体チップや周辺回路部品を一つのパッケージに収容したシステム・イン・パッケージ(SIP)では、収容した半導体素子からの熱を効率的に外部に放出するために、ヒートスプレッダ(ヒートシンクとも称される)や冷却ファンが設けられる場合がある。
一般的に、ヒートスプレッダは半導体チップの背面に接着され、半導体チップからの熱はヒートスプレッダに移動する。ヒートスプレッダは自然空冷する場合もあるが、近年の半導体チップのように動作スピードが速い場合や、処理能力が大きい場合、半導体チップからの発熱量が大きいため、強制的に空冷することが効果的である。強制空冷の一手段として、ヒートスプレッダに冷却ファンを設ける場合がある。
ヒートスプレッダの下側に半導体チップが配置され、半導体チップの背面がヒートスプレッダに接着される構造が多い。一つの半導体素子を収容したICパッケージの場合、例えば、ヒートスプレッダの中央に半導体チップが配置され、冷却ファンは半導体チップが配置された面とは反対面のヒートスプレッダのほぼ中央に配置される。したがって、ヒートスプレッダの中心と、ICパッケージの中心と、冷却ファンの中心とは、ほぼ一致する。
冷却ファンは中央に回転用モータが組み込まれ、中央部分の周囲にファンブレードが配置されるため、空気流が発生する部分はファンブレードが回転する周囲部分である。したがって、空気流が発生する部分の直下に半導体チップが配置されているほうが、より効率的に冷却できる。しかし、上述の場合にはICパッケージの中心と冷却ファンの中心とがほぼ一致するため、最も温度が高くなる半導体チップの中心部分に相当する部分が最も強く空気流が当たるわけではなく、効率的な冷却ではない。
そこで、半導体チップの中心に対して冷却ファンの中心をずらして(オフセット)半導体チップの真上に冷却ファンの空気流が一番強い部分がくるようにしたヒートシンクが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ヒートスプレッダ(あるいはヒートシンク)の一部を覆うように冷却ファンが設けられ、半導体チップは冷却ファンの真下からはずれた位置に設けられるファン付きヒートシンクが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3249777号
特開2003−101273号公報
上述の特許文献1に開示されたような、半導体チップの中心に対して冷却ファンの中心をずらしたヒートシンクの場合、ヒートシンクの中心に対して冷却ファンの中心をずらすため、同じ大きさのヒートシンクを用いた場合、冷却ファンがヒートシンクからはみ出ないように冷却ファンを小型にする必要がある。また、上述の特許文献2に開示されたように、冷却ファンがヒートシンクの一部のみを覆う場合も、ヒートシンクの外形に比較して冷却ファンは小型となる。
冷却ファンを小型にした場合、同じ風量を確保するには回転数を大きくする必要があるが、回転数を大きくすると、冷却ファンの動作に伴う騒音や振動が大きくなるという問題が発生する。また、回転数を上げると冷却ファンの寿命が短くなるといった問題もある。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、冷却ファンを小型にせずに、半導体チップを冷却ファンの中心からずらすことができる半導体装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明によれば、少なくとも一つの半導体素子と該半導体素子を冷却するための冷却ファンとを有する半導体装置であって、該冷却ファンの中心は該半導体装置の中心と実質的に一致し、且つ前記半導体素子の中心は前記冷却ファンの中心からずれていることを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明による半導体装置において、前記半導体素子と前記冷却ファンは互いにヒートスプレッダの反対面に設けられ、前記ヒートスプレッダの外形が実質的に前記半導体装置の外形に等しいことが好ましい。
また、上述の発明による半導体装置において、前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における前記基板に対する接着面積を、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異らせたこととしてもよい。あるいは、前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における該接着剤の厚みを、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異ならせたこととしてもよい。また、前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における該接着剤を、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異なる物性とすることもできる。
上述の本発明によれば、冷却ファンは半導体装置の外形に近い寸法としながら、半導体チップの位置を冷却ファンの中心からずらすことができる。したがって、冷却ファンを小型化することなく、冷却ファンによる冷却効果が一番高い位置に半導体チップ配置することができる。これにより、冷却ファンの回転数を上げずに冷却効率を高めることができ、冷却ファンの作動に伴う騒音を大きくせずに冷却効率を高めることができる。
次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1実施例による半導体装置について、図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例による半導体装置の断面図である。
図1に示す半導体装置は、いわゆるFC−BGAタイプのICパッケージであり、半導体チップ2は基板4にフリップチップ実装されている。半導体チップ2と基板4との間にはアンダーフィル材6が充填されている。半導体チップ2の発熱を外部に逃がすために、ヒートスプレッダ8が設けられている。
ヒートスプレッダ8は半導体チップ2を収容する凹部8aを有し、凹部8aの底面8bにおいて半導体チップ2の背面とダイ付け材10により接着されている。ヒートスプレッダ8は例えば銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い材料で形成されており、半導体チップ2が動作する際に発生する熱を外部に放出するためのものである。ヒートスプレッダ8の凹部8aの反対側には冷却ファン12が設けられており、ヒートスプレッダ8に空気流を当てて強制空冷を行なう。
冷却ファン12は中央にモータを有して周囲にブレードが設けられたファンであり、その中心軸(モータの回転軸)は、半導体装置の外形の中心、すなわちヒートスプレッダ8の外形の中心にほぼ一致している。したがって、冷却ファン12は半導体装置のほぼ全体、すなわちヒートスプレッダ8のほぼ全体を覆うような大きさとすることができる。
上述の構成の半導体装置は、基板4の裏面に設けられた外部接続用端子としてのハンダボール14を介して実装回路基板16に実装される。
上述の半導体装置において、半導体チップ2は冷却ファン12の中心軸に対して中心が距離Dだけずれた位置となるように配置されている。冷却ファン12の中心軸と半導体チップ2の中心とのずれは、図1において距離Dで表されている。これにより、発熱により最も温度が高くなる半導体チップ2の中央部分が、冷却ファン12の中央部分からずれている。すなわち、冷却ファン12の中央部分(モータに相当する部分)で空気流が発生しない部位の真下に半導体チップの中心が位置しないように、半導体チップ2の位置が冷却ファンに対して距離Dだけずれている。
したがって、半導体チップ2の最も温度が高くなる中央部分が、冷却ファン12からの空気流が直接当たるヒートスプレッダ8の部分に位置することとなり、効率的に半導体チップ2の冷却を行なうことができる。この際、半導体チップ2の位置だけをずらすことにより冷却ファン12の中心は半導体装置(すなわちヒートスプレッダ)の中心に一致させることができる。この結果、半導体装置に対して冷却ファン12を最大限に大きくすることができる。言い換えれば、冷却ファン12を小型化しなくても、半導体チップ2を効率的に冷却する位置に配置することができる。
以上の構成の半導体装置において、半導体チップ2の位置を半導体装置の中心からずらしたことにより、半導体チップ2の基板4に対する位置もその中心からずれることとなる。ここで、半導体チップ2を基板4に実装すると、基板4に反りが生じることがある。一般的に、図1において基板4には上に凸となるような反りが生じる。半導体チップ2が基板4の中央に配置された場合は、基板4の反りは左右対称となり、比較的高い剛性を有するヒートスプレッダ8を接着剤18を介して取り付けることにより基板4の反りが矯正される。
ところが、上述のように半導体チップ2を基板4の中心からずれた位置に搭載した場合、基板4には左右非対称の反りが発生するおそれがある。すなわち、図1において半導体チップ2の左側に延在する基板4の部分は、半導体チップ2の右側に延在する基板4の部分より長くなっており、シミュレーションにより調べた結果、左側端部のほうが右側端部より反り(変位量)が大きくなることがわかった。このように非対称に反りが生じた基板4にヒートスプレッダ8を取り付けると、反りがうまく矯正されずに、例えば基板4の平面度が損なわれて全てのハンダボール14を実装回路基板16に接触させることができないといったような不具合が生じるおそれがある。
そこで、本実施例では、ヒートスプレッダ8と基板4との接着面積を左右で異ならせることにより基板4の反りをうまく矯正して基板4の平面度を確保している。図1において、基板4の右側部分でヒートスプレッダ8に接着される部分の幅(すなわち接着領域Bの面積)を基板4の左側部分でヒートスプレッダ8に接着される部分の幅(すなわち接着領域Aの面積)より大きくしている。基板4の変形量は様々な要素により変動するため、接着部の幅を左右でどの程度差をつけるかは、シミュレーションや試作で決定することが好ましい。
なお、反りは図1の左右方向だけではなく基板4の平面内の全方向に関して発生するものであり、ヒートスプレッダ8の接着面積はヒートスプレッダ8の周囲に沿って適宜設定して、うまく反りが矯正されるようにすることが好ましい。すなわち、ヒートスプレッダ8の半導体チップ2を挟んで互いに対向する部分における接着面積を、基板4上における半導体チップ2の搭載位置に基づいて互いに異らせることにより、基板4の反りを矯正する。
次に、本発明の第2実施例について図2を参照しながら説明する。図2は本発明の第2実施例による半導体装置の断面図である。図2において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本発明の第2実施例では、図2に示すように、ヒートスプレッダ8の接着部分の幅が左右等しいが、左側の接着剤18の厚みT1を右側の接着剤18の厚みT2より大きくすることで、基板4の反りを矯正している。例えば接着剤18が板状の接着剤シートである場合、左側の接着剤18として接着剤シートを2枚とし、右側の接着剤18としては接着剤シートを1枚設けることで接着剤18の厚みを調節する。
なお、反りは図2の左右方向だけではなく基板4の平面方向全てに関して発生するものであり、接着剤18の厚みはヒートスプレッダ8の周囲に沿って適宜設定して、うまく反りが矯正されるようにすることが好ましい。すなわち、ヒートスプレッダ8の半導体チップ2を挟んで互いに対向する部分における接着剤の厚みを、基板4上における半導体チップ2の搭載位置に基づいて互いに異らせることにより、基板4の反りを矯正する。
次に、本発明の第3実施例について図3を参照しながら説明する。図3は本発明の第3実施例による半導体装置の断面図である。図3において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本発明の第3実施例では、図3に示すように、ヒートスプレッダ8の接着部分の幅は左右等しいが、左側の接着剤18Aの物性と右側の接着剤18Bの物性とを互いに異ならせることにより接着状態を互いに異ならせ、基板4の反りを矯正している。ここで異ならせる物性とは、ガラス転移温度、ヤング率、熱膨張係数、などが考えられる。
ガラス転移温度を異ならせる場合、図3において左側の接着剤18Aのガラス転移温度が、右側の接着剤18Bのガラス転移温度より低くなるように、接着剤18A,18Bを適宜選定すればよい。ヤング率を異ならせる場合、図3において左側の接着剤18Aのヤング率が、右側の接着剤18Bのヤング率より低くなるように、接着剤18A,18Bを適宜選定すればよい。また、熱膨張係数を異ならせる場合は、図3において左側の接着剤18Aの熱膨張係数が、右側の接着剤18Bの熱膨張係数より大きくなるように、接着剤18A,18Bを適宜選定すればよい。
なお、反りは図3の左右方向だけではなく基板4の平面方向全てに関して発生するものであり、接着剤18A,18Bの物性はヒートスプレッダ8の周囲に沿って適宜設定して、うまく反りが矯正されるようにすることが好ましい。すなわち、ヒートスプレッダ8の半導体チップ2を挟んで互いに対向する部分における接着剤の物性を、基板4上における半導体チップ2の搭載位置に基づいて互いに異らせることにより、基板4の反りを矯正する。
次に、本発明の第4実施例について、図4を参照しながら説明する。図4は本発明の第4実施例による半導体装置の断面図である。図4において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号又は同じ符号に記号を添付したものを付す。
本発明の第4実施例は、半導体チップを冷却ファンの中心からずらすという本発明の特徴をいわゆるE−BGAタイプのICパッケージに適用したものである。図4に示すように、E−BGAタイプのICパッケージでは、半導体チップ2Aは基板4Aの開口部に配置され、基板4Aに対してワイヤボンディング実装される。半導体チップ2Aは封止樹脂20により基板4Bの開口内で封止される。半導体チップ2A及び基板4Aの全面がヒートスプレッダ8Aに接着剤18を介して固定される。半導体チップ2Aは、その中心が冷却ファン12の中心から距離Dだけずれるように配置される。
なお、本実施例では、半導体チップ2Aは基板4Aにフリップチップ実装されるものではなく、また、基板4Aの全面がヒートスプレッダ8Aに接着剤18を介して固定されるので、基板4Aの反りはほとんど発生せず、上述の第1〜第3実施例のように基板の反り防止対策を施す必要はない。
次に、本発明の第5実施例について、図5を参照しながら説明する。図5は本発明の第5実施例による半導体装置の断面図である。図5において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号又は同じ符号に記号を添付したものを付す。
本発明の第5実施例は、半導体チップを冷却ファンの中心からずらすという本発明の特徴をいわゆるTAB−BGAタイプのICパッケージに適用したものである。図5に示すように、TAB−BGAタイプのICパッケージでは、半導体チップ2BはTAB基板4Bの開口部に配置され、TAB基板4Bに対してフリップチップ実装される。
TAB基板4Bは例えば3層構造のテープ基板であり、剛性を付与するためにステンレス鋼などでできたスティフナ22が全面に渡って設けられる。そして、半導体チップ2B及びスティフナ22の全面がヒートスプレッダ8Bに接着剤18を介して固定される。半導体チップ2BはTAB基板4Bの開口とスティフナ22の開口内で封止樹脂20により封止される。半導体チップ2Bは、その中心が冷却ファン12の中心から距離Dだけずれるように配置される。
なお、本実施例では、TAB基板4Bには全面に渡ってスティフナ22が設けられ、また、スティフナ22の全面がヒートスプレッダ8Bに接着剤18を介して固定されるので、基板4Bの反りはほとんど発生せず、上述の第1〜第3実施例のように基板の反り防止対策を施す必要はない。
次に、本発明の第6実施例について、図6を参照しながら説明する。図6は本発明の第6実施例による半導体装置の内部透視平面図である。図6において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号又は同じ符号に記号を添付したものを付す。
本発明の第6実施例では、図6に示すように、半導体装置内に複数(図6では2つ)の同じ大きさの半導体チップ2が設けられる。冷却ファン12の中心は半導体装置の外形の中心にほぼ一致しており、冷却ファン12はヒートスプレッダ8Cの大部分をカバーしている。2つの半導体チップ2は冷却ファン12の中心からそれぞれ反対方向にずれた位置に配置されており、各半導体チップ2の真上のヒートスプレッダ8の部位に冷却ファン12の空気流が直接当たるようになっている。
これにより、各半導体チップ2の最も温度が高くなる中央部分に対応するヒートスプレッダ8Cの位置に空気流が当たるので効率的にヒートスプレッダ8C(すなわち、各半導体チップ2)を冷却することができる。また、冷却ファン12の中心がほぼ正方形の半導体装置の中心に一致しているため、冷却ファン12の大きさを半導体装置の外形内で最大限に大きくすることができる。このため、冷却ファンの回転速度を低くすることができ、騒音や振動の発生を抑制することができる。
本実施例では、ヒートスプレッダ8Cと基板4Cとの接着部分の幅は全周にわたって等しくなっている。本実施例では、同じ大きさの2個の半導体チップ2を基板4Cの中心に対して点対称となる位置に設けられており、このような構成であると基板4Cの反りはほぼ90°対称になるというシミュレーションの結果に基づいている。すなわち、同じ大きさの2個の半導体チップ2を基板4Cの中心に対して点対称となる位置に設けることとすれば、基板4Cには非対称な反りが発生せず、非対称な反りに関してヒートスプレッダ8Cを非対称な形状のような特別な構成とする必要はない。
次に、本発明の第7実施例について、図7を参照しながら説明する。図7は本発明の第7実施例による半導体装置の内部透視平面図である。図7において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号又は同じ符号に記号を添付したものを付す。
本発明の第7実施例では、図7に示すように、半導体装置内に複数(図7では2つ)の半導体チップ2,2Aが設けられる。半導体チップ2Aは半導体チップ2に比較して小さい。冷却ファン12の中心は半導体装置の外形の中心にほぼ一致しており、冷却ファン12はヒートスプレッダ8Dの大部分をカバーしている。2つの半導体チップ2,2Aは冷却ファン12の中心からそれぞれ反対方向にずれた位置に配置されており、各半導体チップ2の真上のヒートスプレッダ8Dの部位に冷却ファン12の空気流が直接当たるようになっている。
これにより、各半導体チップ2の最も温度が高くなる中央部分に対応するヒートスプレッダ8Dの位置に空気流が当たるので効率的にヒートスプレッダ8D(すなわち、各半導体チップ2,2A)を冷却することができる。また、冷却ファン12の中心がほぼ正方形の半導体装置の中心に一致しているため、冷却ファン12の大きさを半導体装置の外形内で最大限に大きくすることができる。このため、冷却ファンの回転速度を低くすることができ、騒音や振動の発生を抑制することができる。
ここで、本実施例の場合、半導体チップ2,2Aは基板4Cの中心に対して点対称な位置に配置されているが、大きさが互いに異なっている。具体的には、半導体チップ2Aは半導体チップ2より小さい。このように、半導体チップのサイズが異なると、半導体チップを基板の中心からずらして配置した際と同様に、基板4Cに非対称な反りが発生する。この非対称な反りを矯正するために、本実施例では、ヒートスプレッダ8Dと基板4Cとの接着部の幅(すなわち、接着面積)を、大きい方の半導体チップ2に近い側において広くし、小さいほうの半導体チップ2Aに近い側において狭くしている。これにより、上述の第1実施例と同様に基板4Cに発生する非対称な反りを矯正することができる。
本実施例による半導体装置において、ヒートスプレッダの基板4Cとの接着幅(接着面積)をその周囲にわたって一定とし(図6に示すヒートスプレッダ8Cと同じとする)、上述の第2及び第3実施例のように接着剤の厚みや物性を異ならせることにより基板4Cの非対称な反りを矯正することとしてもよい。
図8は、上述の第2実施例における接着剤18の厚みを異ならせる構造を図7に示す半導体装置に適用した際の内部透視平面図である。図8において、接着剤18−1の厚みは接着剤18−2の厚みより厚くなるように設定されており、基板4Cの非対称な反りを矯正することができる。なお、接着剤18−1,18−2は異なる接着剤ではなく同じ接着剤であり、便宜上異なる符号を付したものである。また、接着剤18−1と18−1の継ぎ目は徐々に厚みが変化することが好ましい。
図9は、上述の第3実施例における接着剤18の物性を異ならせる構造を図7に示す半導体装置に適用した際の内部透視平面図である。図9において、接着剤18Aの物性は接着剤18Bの物性とは異なっており、基板4Cの非対称な反りを矯正することができる。物性の異ならせかたは、上述の第3実施例と同様であり、説明は省略する。
2,2A,2B 半導体チップ
4,4A,4C 基板
4B TAB基板
6 アンダーフィル材
8、8A,8B,8C,8D ヒートスプレッダ
10 ダイ付け材
12 冷却ファン
14 ハンダボール
16 実装回路基板
18,18A,18B,18−1,18−2 接着剤
20 封止樹脂
22 スティフナ
4,4A,4C 基板
4B TAB基板
6 アンダーフィル材
8、8A,8B,8C,8D ヒートスプレッダ
10 ダイ付け材
12 冷却ファン
14 ハンダボール
16 実装回路基板
18,18A,18B,18−1,18−2 接着剤
20 封止樹脂
22 スティフナ
Claims (5)
- 少なくとも一つの半導体素子と該半導体素子を冷却するための冷却ファンとを有する半導体装置であって、
該冷却ファンの中心は該半導体装置の中心と実質的に一致し、且つ前記半導体素子の中心は前記冷却ファンの中心からずれていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記半導体素子と前記冷却ファンは互いにヒートスプレッダの反対面に設けられ、前記ヒートスプレッダの外形が実質的に前記半導体装置の外形に等しいことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における前記基板に対する接着面積を、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異らせたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における該接着剤の厚みを、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異ならせたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記半導体素子は基板に搭載され、前記ヒートスプレッダは該基板に接着剤により固定され、前記ヒートスプレッダの前記半導体素子を挟んで互いに対向する部分における該接着剤を、前記基板上における前記半導体素子の搭載位置に基づいて互いに異なる物性としたことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004291420A JP2006108296A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004291420A JP2006108296A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006108296A true JP2006108296A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36377678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004291420A Withdrawn JP2006108296A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006108296A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101150102B (zh) * | 2006-09-19 | 2011-12-07 | 富士通半导体股份有限公司 | 半导体器件及其制造方法 |
KR20130058858A (ko) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 삼성전자주식회사 | 모바일 장치용 반도체 패키지 |
-
2004
- 2004-10-04 JP JP2004291420A patent/JP2006108296A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101150102B (zh) * | 2006-09-19 | 2011-12-07 | 富士通半导体股份有限公司 | 半导体器件及其制造方法 |
US8513800B2 (en) | 2006-09-19 | 2013-08-20 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
KR20130058858A (ko) * | 2011-11-28 | 2013-06-05 | 삼성전자주식회사 | 모바일 장치용 반도체 패키지 |
KR101918261B1 (ko) | 2011-11-28 | 2018-11-14 | 삼성전자주식회사 | 모바일 장치용 반도체 패키지 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3578825B2 (ja) | ヒートシンク | |
US6775140B2 (en) | Heat spreaders, heat spreader packages, and fabrication methods for use with flip chip semiconductor devices | |
JP5387685B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2008218669A (ja) | 半導体装置 | |
JP2006237060A (ja) | ヒートシンクおよびその実装構造 | |
JP4593616B2 (ja) | 半導体装置 | |
US20060043553A1 (en) | Chip package having a heat spreader and method for packaging the same | |
JP2009071251A (ja) | フリップチップbga基板 | |
US6239486B1 (en) | Semiconductor device having cap | |
JP2006261519A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2861981B2 (ja) | 半導体装置の冷却構造 | |
JP2012015225A (ja) | 半導体装置 | |
JP2011035352A (ja) | 半導体装置 | |
US8648478B2 (en) | Flexible heat sink having ventilation ports and semiconductor package including the same | |
US7256494B2 (en) | Chip package | |
TWI730499B (zh) | 散熱片 | |
JP2006108296A (ja) | 半導体装置 | |
JP2004079949A (ja) | メモリモジュール内発熱半導体素子の放熱装置 | |
JP2006210611A (ja) | 放熱フィンを備えたヒートシンク及びその製造方法。 | |
US8952523B2 (en) | Integrated circuit package lid configured for package coplanarity | |
JP5278011B2 (ja) | 半導体の冷却構造及びその製造方法 | |
JP2008192714A (ja) | 半導体パッケージ | |
WO2010024343A1 (ja) | 半導体装置 | |
JP3374812B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2005051143A (ja) | スタックメモリ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071204 |