JP2006108040A - コネクタシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタを短時間でシールすることができるコネクタシール構造を提供する。
【解決手段】 本発明の形態のコネクタシール構造は、シャーシ1と、複数のコネクタ3と、シール剤7とを備えている。シャーシ1は、上面に形成された開口部10と、側面1aに形成された複数のコネクタ挿入用孔11とを有している。複数のコネクタ3は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々に互いに異なる向きで挿入されている。シール剤7は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々と、複数のコネクタ3の各々との隙間に注入されている。コネクタ挿入用孔11は、相対的に口径の大きい第1の部分11aと、相対的に口径の小さい第2の部分11bとを有している。第1の部分11aの各々の内壁面からシャーシ1の外面に達する注入用孔25をシャーシはさらに有している。段差部分11cにコネクタ3が当接している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コネクタシール構造に関し、より特定的には、防水を必要とするコネクタを搭載した屋外設置製品のコネクタシール構造に関する。
LNB(Low Noise Block down converter)は、アンテナで受信した衛星からの電波を増幅し、同軸ケーブルを介してインドアレシーバに低雑音でかつ十分なレベルの信号を供給する装置である。LNBはアンテナとインドアレシーバとを接続する役割を果たすので、屋外に設置され、防水を必要とするコネクタを搭載している。従来のLNBは、たとえば以下のようなコネクタシール構造によってシールされている。
図15は、従来のコネクタシール構造を示す断面図である。図15に示すように、従来のコネクタシール構造150は、シャーシ101と、複数のコネクタ103と、上蓋108とを備えている。シャーシ101の上面には開口部110が形成されており、上蓋108が開口部110を覆っている。上蓋108はボルト115によってシャーシ101に固定されている。シャーシ101および上蓋108は、たとえば略正方形の平面形状を有している。また、シャーシ101の4つの側面には複数のコネクタ挿入用孔111の各々が形成されている。コネクタ挿入用孔111の各々は、シャーシ101の外面からシャーシ101の内部まで貫通している。
複数のコネクタ挿入用孔111の各々は、シャーシ101の各側面にそれぞれ複数個ずつ形成されている。そして、複数のコネクタ挿入用孔111の各々には複数のコネクタ103の各々が挿入されている。複数のコネクタ103の各々は、互いに異なる向きに挿入されている。すなわち、シャーシ101の一方の側面101aに配置されたコネクタ103aは図15中右側から左側へ向かってコネクタ挿入用孔111に挿入されており、シャーシ101のもう一方の側面101bに配置されたコネクタ103bは図15中左側から右側へ向かってコネクタ挿入用孔111に挿入されている。
コネクタ103は、たとえば円筒形状を有している。また、シャーシ101は、主表面に電気回路113aを有する基板113を搭載している。コネクタ103の先端からは導線104が延びており、コネクタ103と電気回路113aとは導線104によって電気的に接続されている。
図16は、図15のコネクタ付近の拡大図である。図15および図16に示すように、コネクタ挿入用孔111とコネクタ103との隙間にはシール剤107が注入されている。これにより、コネクタ挿入用孔111とコネクタ103との隙間からの水分の侵入を防いでいる。
なお、LNBについての従来の防水ケース体の構成が、たとえば特開平9−64554号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平9−64554号公報
しかしながら、図15および図16に示す従来のコネクタシール構造には、コネクタをシールするのに時間がかかるという問題があった。これについて以下に説明する。
図17および図18は、従来のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法を工程順に示す断面図である。図17を参照して、始めに、シャーシ101の内部から治具120をコネクタ挿入用孔111へ挿入し、シール剤107を注入する。
次に、図18を参照して、コネクタ挿入用孔111内からシール剤107が垂れないようにシャーシ101を保持台121に立てた状態で、シール剤107が硬化するまで放置する。これによって、コネクタ挿入用孔111とコネクタ103bとの隙間がシールされる。
続いて、シャーシ101を180度回転して、同様の手順により、コネクタ挿入用孔111内へシール剤107を注入し、シール剤107が硬化するまで放置する。これによって、コネクタ挿入用孔111とコネクタ103aとの隙間がシールされる。
さらに、シャーシ101の略正方形の平面形状の残り2辺に形成されたコネクタ挿入用孔内の各々へシール剤107を注入し、乾燥する。このように、シール剤の注入および乾燥を計4回繰り返すことにより、全てのコネクタ挿入用孔とコネクタとの隙間がシールされる。
このように、従来のコネクタシール構造150では、シャーシ101の各辺ごとにコネクタの挿入される向きが異なっており、シール剤107の漏れを防ぐために、各辺ごとにシール剤を注入しなければならない。通常、シール剤107が垂れない程度まで硬化するのに約2時間かかり、完全に硬化するのに約24時間以上かかるので、全てのコネクタ挿入用孔とコネクタとの隙間をシールするのに、少なくとも2時間×4(辺)=8時間の時間を要する。その結果、コネクタをシールするのに時間がかかる。
したがって、本発明の目的は、コネクタを短時間でシールすることができるコネクタシール構造を提供することである。
本発明のコネクタシール構造は、シャーシと、複数のコネクタと、シール剤とを備えている。シャーシは、上面に形成された第1開口部と、側面に形成された複数のコネクタ挿入用孔とを有しており、電気回路を有する基板を搭載するためのものである。複数のコネクタは、複数のコネクタ挿入用孔の各々に互いに異なる向きで挿入され、電気回路に電気的に接続される。シール剤は、複数のコネクタ挿入用孔の各々と、複数のコネクタの各々との隙間に注入されている。コネクタ挿入用孔は、相対的に口径の大きい第1の部分と、相対的に口径の小さい第2の部分とを有している。複数のコネクタ挿入用孔の第1の部分の各々の内壁面からシャーシの外面に達する第1注入用孔をシャーシはさらに有している。第1の部分と第2の部分との境界の段差部分にコネクタが当接している。
本発明のコネクタシール構造によれば、第1注入用孔を通じて、複数のコネクタ挿入用孔の第1の部分の各々と複数のコネクタの各々との隙間へシール剤が注入される。第1の部分と第2の部分との境界の段差部分にはコネクタが当接しているので、第1の部分とコネクタとの隙間は閉空間となっている。このため、第1の部分に注入されたシール剤はコネクタ挿入用孔の外へ漏れにくくなる。したがって、全てのコネクタ挿入用孔に対して同時にシール剤を注入することができるので、コネクタを短時間でシールすることができる。
本発明のコネクタシール構造において好ましくは、第1注入用孔はシャーシにおける第1開口部の縁に達している。これにより、シール剤をシャーシの上部から注入することができるので、シール剤を注入しやすくなる。
本発明のコネクタシール構造において好ましくは、第1開口部を覆い、かつ第1注入用孔に挿入された突起部を有する第1の蓋をさらに備えている。これにより、第1の蓋でシャーシの第1開口部を密閉することができると共に、第1注入用孔に突起部を挿入することで、第1注入用孔が形成された部分におけるシャーシと第1の蓋とのシールを行なうことができる。
本発明のコネクタシール構造において好ましくは、下面に形成された第2開口部と、複数のコネクタ挿入用孔の第1の部分の各々の内壁面からシャーシの外面に達する第2注入用孔をシャーシはさらに有している。さらに、第2開口部を覆い、かつ第2注入用孔に挿入された突起部を有する第2の蓋を備えている。
たとえば両面に電気回路を有する基板を搭載する場合などには、シャーシの下面に第2開口部が形成される場合がある。このような場合に、第2の蓋でシャーシの第2開口部を密閉することができる。また、第2注入用孔に突起部を挿入することで、第2注入用孔が形成された部分におけるシャーシと第2の蓋との密閉性を確保することができる。
本発明のコネクタシール構造によれば、第1注入用孔を通じて、複数のコネクタ挿入用孔の第1の部分の各々と複数のコネクタの各々との隙間へシール剤が注入される。第1の部分と第2の部分との境界の段差部分にはコネクタが当接しているので、第1の部分とコネクタとの隙間は閉空間となっている。このため、第1の部分に注入されたシール剤はコネクタ挿入用孔の外へ漏れにくくなる。したがって、全てのコネクタ挿入用孔に対して同時にシール剤を注入することができるので、コネクタを短時間でシールすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるコネクタシール構造を示す平面図である。図2は、図1に示すコネクタシール構造の一側面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。なお、図1では上蓋および基板を図示していない。また、図2では図1におけるシャーシ1の側面1cを示している。
図1〜図3に示すように、本実施の形態のコネクタシール構造50は、基板13を防水するための構造であり、シャーシ1と、複数のコネクタ3と、上蓋8と、シール剤7とを備えている。シャーシ1は、上面に形成された開口部10と、側面に形成された複数のコネクタ挿入用孔11とを有している。上蓋8は開口部10を覆っている。複数のコネクタ3の各々は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々に挿入されている。シール剤7は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々と、複数のコネクタ3の各々との隙間に注入されている。シャーシ1内には、一方の主表面に電気回路13aを有する基板13が搭載されている。
シャーシ1および上蓋8は、たとえば略正方形の平面形状を有している。シャーシ1は4つの側面1a〜1dを有している。4つの側面1a〜1dの各々にはコネクタ挿入用孔11が形成されており、それぞれのコネクタ挿入用孔11にはコネクタ3の各々が互いに異なる向きで挿入されている。すなわち、図1中右側の側面1aにおけるコネクタ挿入用孔11には矢印Aで示される向きでコネクタ3aが挿入されており、図1中左側の側面1bにおけるコネクタ挿入用孔11には矢印Bで示される向きでコネクタ3bが挿入されている。図1中下側の側面1cにおけるコネクタ挿入用孔11には矢印Cで示される向きでコネクタ3cが挿入されており、図1中上側の側面1dにおけるコネクタ挿入用孔11には矢印Dで示される向きでコネクタ3dが挿入されている。
図4は図3のコネクタ付近の拡大図である。図4に示すように、コネクタ挿入用孔11は、第1の部分11aと第2の部分11bとを有している。第1の部分11aは、シャーシ1の側面側に形成されており、その口径は第2の部分11bの口径よりも大きい。第2の部分11bは、シャーシ1の内側に形成されており、第1の部分11aに連通している。
コネクタ3は、たとえば円筒形状を有している。コネクタ3の先端からは導線4が延びており、コネクタ3と電気回路13aとは導線4によって電気的に接続されている。また、第1の部分11aに挿入可能なコネクタ3の長さlは、第1の部分11aの深さd以上の長さである。これによって、コネクタ3をコネクタ挿入用孔11に挿入したときに、第1の部分11aと第2の部分11bとの境界の段差部分11cにコネクタ3が確実に当接する。
本実施の形態のコネクタシール構造50において、シャーシ1は注入用孔25をさらに有している。注入用孔25は、第1の部分11aの内壁面の上部からシャーシ1の外面に達している。具体的には、注入用孔25は溝25aと、複数の貫通孔25bとにより構成されている。溝25aは、開口部10の縁、言い換えれば開口部10を取り囲むシャーシ1の縁に達しており、複数の貫通孔25bの各々は溝25aに連通している。
なお、図1〜図4に示すように、溝25aにはシャーシ1内部の密閉性を確保するためのパッキン24が配置されている。また、開口部10を取り囲む縁には、任意の箇所でシャーシ1の外部へ突出した複数の突出部が形成されており、これらの突出部の各々にはボルト孔15aが形成されている。ボルト孔15aにボルト15を嵌め込むことで、開口部10を覆う上蓋8が固定されている。
続いて、本実施の形態におけるコネクタシール構造50におけるコネクタのシール方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法を示す断面図である。図6は、図5のコネクタ付近の拡大図である。図5および図6を参照して、始めに、電気回路13aを有する基板13をシャーシ1内に配置し、コネクタ挿入用孔11の各々にコネクタ3の各々を挿入する。このとき、段差部分11cにコネクタ3が当接するようにコネクタ3を挿入する。そして、導線4と電気回路13aとをはんだ付け等で接合し、コネクタ3と電気回路13aとを電気的に接続する。
続いて、シャーシ1の上部から治具20を貫通孔25bへ挿入し、シール剤7を注入する。シール剤7は、シャーシ1の4つの側面1a〜1d(図1)に形成された全てのコネクタ挿入用孔11に対して注入される。注入されたシール剤7は、コネクタ3の外周に沿って第1の部分11a内を広がり、第1の部分11aとコネクタ3との隙間を完全に埋める。ここで、段差部分11cにはコネクタ3が当接しているので、第1の部分11aとコネクタ3との隙間は閉空間となっている。このため、第1の部分11aに注入されたシール剤7はコネクタ挿入用孔11の外へ漏れにくくなっている。
次に、シャーシ1の開口部10を上にした状態で、シール剤7が硬化するまで放置する。これによって、全ての第1の部分11aとコネクタ3との隙間がシールされる。その後、溝25aにパッキン24を配置し、開口部10を覆うように上蓋8を配置し、ボルト15で上蓋8を固定する。以上のようにしてコネクタがシールされる。
本実施の形態のコネクタシール構造50は、シャーシ1と、複数のコネクタ3と、シール剤7とを備えている。シャーシ1は、上面に形成された開口部10と、側面1a〜1dに形成された複数のコネクタ挿入用孔11とを有しており、電気回路13aを有する基板13を搭載するためのものである。複数のコネクタ3は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々に互いに異なる向きで挿入され、電気回路13aに電気的に接続される。シール剤7は、複数のコネクタ挿入用孔11の各々と、複数のコネクタ3の各々との隙間に注入されている。コネクタ挿入用孔11は、相対的に口径の大きい第1の部分11aと、相対的に口径の小さい第2の部分11bとを有している。複数のコネクタ挿入用孔11の第1の部分11aの各々の内壁面からシャーシ1の外面に達する注入用孔25をシャーシはさらに有している。第1の部分11aと第2の部分11bとの境界の段差部分11cにコネクタ3が当接している。
本実施の形態のコネクタシール構造50によれば、注入用孔25の各々を通じて、第1の部分11aの各々と複数のコネクタ3の各々との隙間へシール剤7が注入される。第1の部分11aと第2の部分11bとの境界の段差部分11cにはコネクタ3が当接しているので、第1の部分11aとコネクタ3との隙間は閉空間となっている。このため、第1の部分11aに注入されたシール剤7はコネクタ挿入用孔11の外へ漏れにくくなる。したがって、シール剤7の漏れを防ぎながら、全てのコネクタ挿入用孔11に対して同時にシール剤7を注入することができるので、コネクタ3を短時間でシールすることができる。具体的には、シール剤7が垂れない程度まで硬化するのに約2時間かかる場合には、約2時間で全てのコネクタ挿入用孔とコネクタとの隙間をシールすることができる。
本実施の形態のコネクタシール構造50において、注入用孔25はシャーシ1における開口部10の縁に達している。これにより、シール剤7をシャーシ1の上部から注入することができるので、シール剤7を注入しやすくなる。
なお、本実施の形態では、注入用孔25が溝25aと、複数の貫通孔25bとにより構成されている場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、複数のコネクタ挿入用孔の第1の部分の各々の内壁面からシャーシの外面に達する第1注入用孔をシャーシが有していればよい。したがって、溝25aが形成されておらず、貫通孔25bがシャーシ1の外面に達しているような構成であってもよい。
また、本実施の形態では、シャーシ1の4つの側面1a〜1dの各々のコネクタ挿入用孔11にコネクタが挿入されている場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、複数のコネクタが互いに異なる向きで挿入されていればよい。したがって、たとえば側面1a〜1dのうち少なくとも2つの側面にコネクタ3が挿入されていればよい。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2におけるコネクタシール構造を示す断面図である。図8は図7のコネクタ付近の拡大図である。図9は図7の分解断面図である。図7〜図9に示すように、本実施の形態のコネクタシール構造51は、以下の点で実施の形態1のコネクタシール構造50と異なっている。本実施の形態では、溝25aに対応する位置に、溝25aに嵌め合わされる形状の突起部8aを上蓋8は有している。そして、パッキン24の代わりに突起部8aが溝25a内に挿入されている。
なお、これ以外のコネクタシール構造51の構造は、図1〜図4に示す実施の形態1におけるコネクタシール構造50の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のコネクタシール構造51は、開口部10を覆い、かつ溝25aに挿入された突起部8aを有する上蓋8をさらに備えている。これにより、上蓋8でシャーシ1の開口部10を密閉することができると共に、溝25aに突起部8aを挿入することで、溝25aが形成された部分におけるシャーシ1と上蓋8とのシールを行なうことができる。
(実施の形態3)
上記実施の形態1および2では、一方の主表面に電気回路13aを有する基板13がシャーシ1に搭載される場合について示した。しかし、本発明はこのような場合の他、両方の主表面に電気回路13aを有する基板13がシャーシ1に搭載される場合にも適用することができる。
図10は、本発明の実施の形態3におけるコネクタシール構造を示す断面図である。図11は図10のコネクタ付近の拡大図である。図12は図10の分解断面図である。図10〜図12に示すように、本実施の形態のコネクタシール構造52において、シャーシ1内には、両方の主表面に電気回路13aを有する基板13が搭載されている。コネクタシール構造52は、下蓋18をさらに備えている。また、シャーシ1は、下面に形成された開口部10aと、注入用孔26とをさらに有している。下蓋18は開口部10aを覆っている。シャーシ1内には、両方の主表面に電気回路13aを有する基板13が搭載されている。
注入用孔26は、コネクタ挿入用孔11における第1の部分11aの内壁面の下部からシャーシ1の外面に達している。具体的には、注入用孔26は溝26aと、複数の貫通孔26bとにより構成されている。溝26aは、開口部10aの縁、言い換えれば開口部10aを取り囲むシャーシ1の縁に達しており、複数の貫通孔26bの各々は溝26aに連通している。
また、溝26aに対応する位置に、溝26aに嵌め合わされる形状の突起部18aを下蓋18は有している。突起部18aは溝26a内に挿入されている。
なお、これ以外のコネクタシール構造52の構造は、図1〜図4に示す実施の形態1におけるコネクタシール構造50の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
両方の主表面に電気回路13aを有する基板13を搭載している場合には、開口部10aおよび下蓋18を設けることによって以下のような利点がある。すなわち、基板13をシャーシ1に搭載した後で電気回路の調整を行なう場合や、コネクタをシールした後の検査で何らかの不具合が発生したときに、電気回路の再調整を行なう場合などに、下蓋18を開けることで基板13の下面側にある電気回路13aの調整を容易に行なうことができる。
続いて、本実施の形態におけるコネクタシール構造52におけるコネクタのシール方法について説明する。
図13は、本発明の実施の形態3のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法を示す断面図である。図13を参照して、始めに、両方の主表面に電気回路13aを有する基板13をシャーシ1内に配置し、コネクタ挿入用孔11の各々にコネクタ3の各々を挿入する。このとき、段差部分11cにコネクタ3が当接するようにコネクタ3を挿入する。そして、導線4と電気回路13aとをはんだ付け等で接合し、コネクタ3と、両面の電気回路13aの各々とを電気的に接続する。
続いて、開口部10aを覆い、かつ突起部18aが溝26a内に挿入されるように下蓋18を配置する。そして、シャーシ1の上部から治具20を貫通孔25bへ挿入し、シール剤7を注入する。シール剤7は、シャーシ1の4つの側面1a〜1d(図1)に形成された全てのコネクタ挿入用孔11に対して注入される。注入されたシール剤7は、コネクタ3の外周に沿って第1の部分11a内を広がり、第1の部分11aとコネクタ3との隙間を完全に埋め、貫通孔26bにまで達する。
次に、シャーシ1の開口部10を上にした状態で、シール剤7が硬化するまで放置する。これによって、全ての第1の部分11aとコネクタ3との隙間がシールされる。その後、開口部10を覆い、かつ突起部8aが溝25a内に挿入されるように上蓋8を配置し、ボルト15で上蓋8および下蓋18を固定する。以上のようにしてコネクタがシールされる。
本実施の形態のコネクタシール構造52において、下面に形成された開口部10aと、第1の部分11aの各々の内壁面からシャーシ1の外面に達する注入用孔26をシャーシ1はさらに有している。さらに、コネクタシール構造52は、開口部10aを覆い、かつ注入用孔26に挿入された突起部18aを有する下蓋18を備えている。
本実施の形態のコネクタシール構造52によれば、たとえば下面にも電気回路13aを有する基板13を搭載するために、シャーシ1の下面に開口部10aが形成される場合などに、下蓋18でシャーシ1の開口部10aを密閉することができる。また、注入用孔26に突起部18aを挿入することで、注入用孔26が形成された部分におけるシャーシ1と下蓋18との密閉性を確保することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3では、シャーシ1が略正方形の平面形状を有している場合について示した、しかし、本発明におけるシャーシの平面形状は任意であり、たとえば図14に示すように円の平面形状であってもよい。
図14は、本発明の実施の形態4におけるコネクタシール構造を示す平面図である。なお、図14では上蓋および基板を図示していない。図14に示すように、本実施の形態のコネクタシール構造53は、円の平面形状のシャーシ1と、複数のコネクタ3とを備えている。シャーシ1に設けられた複数のコネクタ挿入用孔(図示なし)の各々にコネクタ3の各々が互いに異なる向きで挿入されている。すなわち、コネクタ3eは図14中左向きで挿入されており、コネクタ3fは図14中右向きで挿入されている。また、コネクタ3gは図14中上向きで挿入されており、コネクタ3hは図14中下向きで挿入されている。シャーシ1の開口部10aの縁には、溝25aおよび複数の貫通孔25bが形成されている。
なお、これ以外のコネクタシール構造53の構造は、図1〜図4に示す実施の形態1におけるコネクタシール構造50の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記のコネクタシール構造53においても、実施の形態1におけるコネクタシール構造50と同様の効果が得られる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
本発明は、衛星放送受信用LNBのコネクタシール構造として特に好適である。
本発明の実施の形態1におけるコネクタシール構造を示す平面図である。 図1に示すコネクタシール構造の一側面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図3のコネクタ付近の拡大図である。 本発明の実施の形態1のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法を示す断面図である。 図5のコネクタ付近の拡大図である。 本発明の実施の形態2におけるコネクタシール構造を示す断面図である。 図7のコネクタ付近の拡大図である。 図7の分解断面図である。 本発明の実施の形態3におけるコネクタシール構造を示す断面図である。 図10のコネクタ付近の拡大図である。 図10の分解断面図である。 本発明の実施の形態3のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態4におけるコネクタシール構造を示す平面図である。 従来のコネクタシール構造を示す断面図である。 図15のコネクタ付近の拡大図である。 従来のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法の第1工程を示す断面図である。 従来のコネクタシール構造におけるコネクタのシール方法の第2工程を示す断面図である。
符号の説明
1,101 シャーシ、1a〜1d,101a,101b 側面、3,3a〜3h,103,103a,103b コネクタ、4,104 導線、7,107 シール剤、8,108 上蓋、8a,18a 突起部、10,10a,110 開口部、11,111 コネクタ挿入用孔、11a 第1の部分、11b 第2の部分、11c 段差部分、13,113 基板、13a,113a 電気回路、15,115 ボルト、15a ボルト孔、18 下蓋、20,120 治具、24 パッキン、25,26 注入用孔、25a,26a 溝、25b,26b 貫通孔、50〜53,150 コネクタシール構造、121 保持台。

Claims (4)

  1. 上面に形成された第1開口部と、側面に形成された複数のコネクタ挿入用孔とを有し、電気回路を有する基板を搭載するためのシャーシと、
    前記複数のコネクタ挿入用孔の各々に互いに異なる向きで挿入され、前記電気回路に電気的に接続される複数のコネクタと、
    前記複数のコネクタ挿入用孔の各々と、前記複数のコネクタの各々との隙間に注入されたシール剤とを備え、
    前記コネクタ挿入用孔は、相対的に口径の大きい第1の部分と、相対的に口径の小さい第2の部分とを有し、
    前記複数のコネクタ挿入用孔の前記第1の部分の各々の内壁面から前記シャーシの外面に達する第1注入用孔を前記シャーシはさらに有し、
    前記第1の部分と前記第2の部分との境界の段差部分に前記コネクタが当接する、コネクタシール構造。
  2. 前記第1注入用孔は前記シャーシにおける前記第1開口部の縁に達する、請求項1に記載のコネクタシール構造。
  3. 前記第1開口部を覆い、かつ前記第1注入用孔に挿入された第1突起部を有する第1の蓋をさらに備える、請求項1または2に記載のコネクタシール構造。
  4. 下面に形成された第2開口部と、前記複数のコネクタ挿入用孔の前記第1の部分の各々の内壁面から前記シャーシの外面に達する第2注入用孔を前記シャーシはさらに有し、
    前記第2開口部を覆い、かつ前記第2注入用孔に挿入された第2突起部を有する第2の蓋をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタシール構造。
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