JP2006107047A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、商品やサービスの購入者にキャンペーン用のイベントをインターネット上に配置されたサーバを用いて提供するキャンペーンシステムに関するものである。
近年、インターネットや携帯電話機の普及に伴い、商品やサービスの販売促進のためのキャンペーン活動として、インターネットに接続されたWebサーバを用いる方法が広く利用されている。
この方法は、例えば缶やPETボトルなどの容器にコーヒやお茶などの飲料を封入した商品のキャンペーン活動を例に取ると、商品の販売者がインターネット上にキャンペーン用のサーバを配置して各種の特典を商品購入者に供与するためのイベント(例えばクイズに答える、くじを引くなどの簡単なゲームを行い、そのゲーム結果に応じて景品やポイントを獲得するといったイベント)を提供するWebサイトを開設する一方、商品にWebサイトのアドレスコード(URL(Uniform Resource Locator)コード)と商品を購入して正規に参加資格を得たことを認証するためのIDコード(以下、購買認証用のIDコードという。)を含む所定のコード情報を添付して販売するものである。
商品の購入者は、携帯電話機などの情報端末装置を用いて商品に添付されたアクセスコードのWebサイトにアクセスし、商品に添付されたIDコードをWebサイトに送信すると、そのWebサイトで提供しているイベントに参加でき、そのイベントで、例えば当たりを引く、クイズに正解するなどの一定の条件を満たすと、商品販売者から景品(物品やサービスなど)やポイントの提供を受けることができる。なお、ここでいうポイントは、百貨店などで一般的に採用されているポイント制度(商品購入価格の一部を次回の商品購入のための費用に充当することができる特典を「ポイント」という方式で商品購入者に還元する制度)のポイントと同様の機能を果すものである。
インターネット上に配置されたWebサーバを用いたキャンペーン方法は、葉書などに応募シールを添付して郵送させるという参加方式のキャンペーン方法に比べて、携帯電話機を持っていれば商品購入時に直ちにキャンペーンに参加できる、くじの当否などのイベントの結果が即時に分かる、ポイント還元方式の特典では参加者全員にイベント結果に応じたポイントが還元されるなど、商品購入者のキャンペーンへの参加意欲を刺激する点で優れている。
しかしながら、携帯電話機を利用してキャンペーンに参加するには、商品に添付されたアクセスコードを入力する操作と、キャンペーン用Webサイトに接続後のIDコードを入力する操作が必要で、キー操作が容易でない携帯電話機ではこれらのコードの入力操作が煩わしく、商品購入者のキャンペーン参加への意欲が低下するという不利がある。携帯電話機ではなく家庭用のパーソナルコンピュータなどの情報端末装置を用いた場合は、携帯型情報端末に比べてコードの入力操作は容易になるもののキャンペーンへの参加操作を行う場所が限定されるので、この点で商品購入者のキャンペーンへの参加意欲が低下するという不利がある。
そこで、従来、携帯電話機などの情報端末装置を用いてキャンペーンに参加するための操作をより簡易にする方法が提案されている。例えば特開2002−279268公報には、例えば缶ジュースなどの商品販売において、容器の表面にキャンペーン用のイベントを提供しているWebサイト(以下、キャンペーンサイトという。)のアドレスコードと
購買認証用のIDコードを含む、例えばQR(Quick Response)コードなどの二次元コードのラベルを貼付しておき、その缶ジュースを購入した商品購入者が専用のスキャナで商品に添付された二次元コードを読み取ると、その読取データからアドレスコードをデコードし、そのアドレスコードに基づいてキャンペーンサイトに自動的にアクセスするキャンペーン参加方法が記載されている。
購買認証用のIDコードを含む、例えばQR(Quick Response)コードなどの二次元コードのラベルを貼付しておき、その缶ジュースを購入した商品購入者が専用のスキャナで商品に添付された二次元コードを読み取ると、その読取データからアドレスコードをデコードし、そのアドレスコードに基づいてキャンペーンサイトに自動的にアクセスするキャンペーン参加方法が記載されている。
このキャンペーン参加方法では、更にキャンペーンサイトにアクセスした後、応募ボタンをクリックして応募登録フォームを表示させた後、二次元コードを読み取ると、読取データからIDコードをデコードし、そのIDコードを応募登録フォームに自動的に入力してミニゲームなどのイベントに参加することができる構成が記載されている。
上記公報に記載のキャンペーン参加方法は、商品に添付されたQRコードを、当該QRコードの読取機能を備えた情報端末装置で読み取ることにより、キャンペーンサイトのアドレスコードや購買認証用のIDコードが自動的に入力されるので、商品購入者はこれらのコードをキー操作により手入力する必要がなくなる分キャンペーンへの参加が容易になっている。
しかしながら、キャンペーンサイトでは、通常、キャンペーン参加者が、始めてキャンペーンのイベントに参加するとき、例えばメールアドレスとパスワードなどのキャンペーン参加者を認証するための情報(以下、個人認証情報という。)をキャンペーンサイトに送信してキャンペーンへの登録を行い、登録者固有のキャンペーンサイトのページ(一般に「マイページ」と呼ばれるもの)を作成するが、キャンペーンサイトによっては、その登録後に登録者が商品を購入する毎にキャンペーンに参加する際にも、個人認証情報を要求し、キャンペーン参加者の認証ができた者にだけ当該キャンペーン参加者の「マイページ」へのログインを許可するというサイトも存在する。
上記公報のキャンペーン参加方法は、キャンペーンサイトのアドレスコード、及び購買認証用のIDコードの入力操作をQRコード読取装置で行うだけのものであるため、キャンペーンサイトの登録者がイベントに参加するときに当該キャンペーンサイトにアクセスしたり、IDコードを送信したりする操作は容易になるものの、個人認証情報までは自動的に送信できない。
このため、上記のようなキャンペーンに参加する毎に個人認証情報を要求するキャンペーンサイトでは、商品購入者は、商品を購入する毎に、情報端末装置からキャンペーンサイトにアクセスした後、常に個人認証情報を手入力して送信しなければならず、この点で、上記公報のキャンペーン参加方法は、キャンペーン参加の操作性が十分とは言えない。
また、商品購入者は、キャンペーン商品を1つずつ購入するとは限らず、一度に複数のキャンペーン商品を購入する場合もある。この場合は、1回の操作でキャンペーンサイトのマイページにログインでき、複数回分のイベントへの参加を一括して行えると、商品購入者にとっては大変便利であるが、従来のキャンペーンの参加方法は、IDコード毎にキャンペーン用イベントへの参加は1回としている、すなわち、商品を1個購入する毎にキャンペーン用イベントに参加を可能にしているので、商品を複数個購入して複数のIDコードを取得してもIDコード毎にキャンペーンサイトへのアクセス操作、マイページへのログイン操作及びIDコードによる購買認証操作を繰り返す必要があり、QRコードの読取操作によりアドレスコード及びIDコードの手入力が省かれるとしても、操作の煩わしさは残っていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、インターネット上のキャンペーン用サーバによって提供されるキャンペーンへの参加を容易に行うことのできるキャンペーンシステムを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、通信ネットワークと、前記通信ネットワークに接続され、商品又はサービスのキャンペーン用イベントを提供するサーバと、前記商品又はサービスに添付された、前記サーバのアドレスコードと前記商品又はサービスの購入を認証するためのIDコードを含む二次元コードを読み取るコード読取機能を備え、前記通信ネットワークに接続可能な情報端末装置とで構成され、前記情報端末装置によって前記サーバと通信して前記キャンペーン用イベントに参加するキャンペーンシステムであって、前記サーバは、前記情報端末装置にダウンロードされ、当該情報端末装置と前記サーバとの通信により当該情報端末装置から前記キャンペーン用イベントへの参加を可能にするキャンペーン用アプリケーションを記憶した第1の記憶手段と、アクセスのあった前記情報端末装置に前記キャンペーン用アプリケーションがダウンロードされていないとき、前記第1の記憶手段から前記キャンペーン用アプリケーションを読み出して前記情報端末装置に送信するアプリケーション送信手段と、前記情報端末装置から前記キャンペーン用アプリケーションを用いてアクセスされると、当該情報端末装置との通信により前記キャンペーン用イベントを提供する処理を行うイベント提供手段とを備え、前記情報端末装置は、前記サーバにアクセスしたとき、前記キャンペーン用アプリケーションがダウンロードされていなければ、前記キャンペーン用アプリケーションのダウンロードを行なうダウンロード手段と、前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記キャンペーン用アプリケーションを記憶する第2の記憶手段と、前記キャンペーン用イベントへの参加が指示されると、前記キャンペーン用アプリケーションを用いて前記サーバにアクセスし、当該サーバとの通信により前記キャンペーン用イベントを実行する処理を行うイベント実行手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャンペーンシステムにおいて、前記サーバは、前記アプリケーション送信手段によって前記キャンペーン用アプリケーションが前記情報端末装置に送信される毎に、当該キャンペーン用アプリケーションに識別記号を付与する識別記号付与手段と、前情報端末装置からダウンロードしたキャンペーン用アプリケーションを用いてアクセスがあったとき、当該キャンペーン用アプリケーションに付与された識別記号に基づいて当該情報端末装置によるキャンペーン用イベントの参加者を管理する参加者管理手段とを更に備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のキャンペーンシステムにおいて、前記キャンペーン用アプリケーションには、前記二次元コードを読み取ってIDコードが得られると、そのIDコードを前記サーバに送信して前記キャンペーン用イベントに参加する処理が設けられ、前記情報端末装置は、前記二次元コードの読取動作が行われると、その読取動作で取得した前記IDコードを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記情報端末装置から前記IDコードが送信されると、そのIDコードに基づいて前記商品又はサービスの購入の適否を認証し、適正と認証されると、前記情報端末装置に前記キャンペーン用イベントを提供するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のキャンペーンシステムにおいて、前記キャンペーン用アプリケーションには、前記IDコードを自動送信して前記キャンペーン用イベントに参加する前に、1又は2以上の前記IDコードを取得するための前記二次元コードの読取処理を繰り返して1回又は2回以上行う読取処理と、前記二次元コードの読取処理によって取得した1又は2以上の前記IDコードを一括送信して前記キャンペーン用イベントに参加する参加処理との選択処理が更に設けられ、前記情報端末装置は、前記読取処理が選択される毎に前記二次元コードの読取処理を繰り返し、前記参加処理が選択されると、その前の前記読取処理で取得された1又は2以上の前記IDコードを一括して前記サーバに送信し、前記サーバは、前記情報端末装置から1個又は2個以上の前記IDコードが送信されると、そのIDコードに基づいて前記商品又はサービスの購入の適否を認証し、適正と認証された個数分だけ前記情報端末装置に前記キャンペーン用イベントを提供するものである。
本願発明によれば、キャンペーン用イベントを提供するサーバから情報端末装置に、当該キャンペーン用イベントへの参加を可能にするキャンペーン用アプリケーションをダウンロードし、このキャンペーン用アプリケーションを用いて情報端末装置からサーバにキャンペーン用イベントに直ちに参加することができるので、キャンペーン用イベントに参加する毎に個人認証情報を入力し、送信するという煩わしい操作がなくなり、容易にキャンペーン用イベントに参加することができる。
また、キャンペーン用アプリケーションに識別記号を付与して各情報端末装置にダウンロードさせ、各情報端末装置からキャンペーン用アプリケーションを用いてサーバにアクセスがあったときは、当該キャンペーン用アプリケーションに付与した識別記号に基づいてキャンペーン用イベントの参加者を管理するので、キャンペーン用イベントに参加する際の最初の登録処理が不要となり、これにより情報端末装置から登録処理のために必要な情報を送信する操作も不要となるので、更にキャンペーン用イベントへの参加が容易になる。
また、複数個の二次元コードを読み取り、その読取動作で得られた複数個のIDコードを一括してサーバに送信し、複数個のIDコードについてのイベントの参加を纏めて行うことができるので、キャンペーン用イベントへの参加が更に容易になり、商品又はサービスの購入者のキャンペーン参加への意欲を高めることができる。また、複数のIDコードを一括送信すると個別に送信するのに比してパケット通信料が安くなるので、キャンペーン参加のための通信料をトータルとして抑制でき、これによってもキャンペーン参加への意欲を高めることができる。
本発明に係るインターネットを用いたキャンペーンシステムについて、図面を用いて説明する。
図1は、インターネットを用いたキャンペーンシステムの一実施形態の基本構成を示す図で、キャンペーン参加用の情報端末装置として携帯電話機を用いたものである。
キャンペーンシステムは、インターネット(ネットワーク)1と、このインターネット1に通信回線6によって接続され、キャンペーン用のイベントを提供するためのサーバ2と、このサーバ2に通信可能に接続され、所要の情報を通信してキャンペーン用のイベントに参加するための携帯電話機3と、インターネット1に通信回線5によって接続され、無線通信により携帯電話機3をインターネット1に接続するための基地局4とで構成されている。このキャンペーンシステムにおける通信方式は周知のTCP/IPを用いたものである。
なお、図1に示すシステムでは、説明の便宜上、サーバ2、携帯電話機3及び基地局4はそれぞれ1台しか記載していないが、これらの機器及び装置は一般にそれぞれ複数台で構成されるものであり、1台に限定されるものではない。
キャンペーンシステムにおいて、サーバ2は、商品販売者が商品のキャンペーン用にネットワーク上でイベントを開催し、商品購入者がこのイベントに参加して所定の条件を満たすことにより景品やポイントの特典を当該商品購入者に供与するための装置である。ここにイベントとは、例えばクイズに答える、スロットやくじ引きをするなどの簡単なミニゲームを行うことであり、所定の条件を満たすとは、クイズに正解する、当たりくじを引くなどである。
一方、携帯電話機3は、サーバ2によって提供されるキャンペーン用のイベントに参加するための情報端末である。また、基地局4、通信回線5、インターネット1及び通信回線6は、携帯電話機3をサーバ2に通信可能に接続させるための通信経路を構成するものである。なお、通信回線5、インターネット1及び通信回線6は、本願発明に特有の構成ではないので詳細な説明は省略する。
このキャンペーンシステムでは、商品販売者は、全ての商品に、サーバ2のアドレスコード(サーバ2が提供するWebサイトのURLコード)と商品購入を認証するためのIDコード(例えば10数桁の数値)を含む、例えばQRコードからなる二次元コードを添付して市場に提供している。
商品販売者の商品が、例えば缶ジュースや缶コーヒの場合、図2(a)に示すように、缶7の側面にQRコードが印刷されたラベル8が貼付されている。このラベル8は台紙81にQRコード82が印刷され、その台紙81を遮蔽シート83で剥離可能に被覆したものである。遮蔽シート83は、商品を購入しないでQRコードの読取動作だけを行うといった不正な行為、すなわち、商品を購入しないでキャンペーン用イベントに参加するという不正な行為を抑止するためのものである。
QRコード82には、少なくともキャンペーンサイトのアドレスコード(URLコード)82aと購買認証用のIDコード82bが図2(b)に示すフォーマットで記録されている。なお、本実施形態ではQRコード(JIS X0510/ISO18004)を例に説明しているが、QRコードに代えて、当該QRコードと同様の機能を果す、例えばPDF417(ISO15438)、DataMatrix(ISO16022)、Maxicode(ISO16023)などのコードであってもよい。
携帯電話機3は、CCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子を備えたカメラ付き携帯電話機からなり、中でも特にラベル8に印刷されたQRコード82を撮像すると、その撮像画像からQRコード82に記録されたURLコード82aとIDコード82bとをデコードする機能、すなわち、QRコード82の読取機能を備えたカメラ付き携帯電話機からなる。また、携帯電話機3は、Webブラウザを備え、サーバ2のWebページを閲覧することができるものである。
一方、サーバ2は、キャンペーン用のWebサイトを提供するもので、Webブラウザによって閲覧されるキャンペーン用のWebページ(HTMLファイルとこのファイルに関連する各種のデータ)を備えている。このWebページは携帯電話機3によって内蔵のWebブラウザで閲覧することができる。
また、サーバ2は、JAVA(登録商標)プログラミング言語を用いて作成されたキャンペーン参加用のアプリケーションプログラム(以下、キャンペーン用アプリケーションと言う。)を備えている。このキャンペーン参加用のキャンペーン用アプリケーションは、商品購入者が携帯電話機3を用いてサーバ2の提供するキャンペーンサイトにアクセスしたときに、当該携帯電話機3にダウンロードができるようになっている。商品購入者はこのキャンペーン用アプリケーションをダウンロードすると、その後はキャンペーン用アプリケーションを起動することによって、個人認証情報を送信することなくキャンペーンサイトのマイページにログインすることが可能になる。
キャンペーン用アプリケーションがダウンロードされた携帯電話機3では、最初にキャンペーン用アプリケーションを用いて当該携帯電話機3に設定されているメールアドレスとキャンペーン参加者(通常、携帯電話機3の所有者)が任意に選択したパスワード(例えば複数桁の数列)とハンドルネーム(キャンペーン参加用の仮のネーム)をキャンペーンサイトに送信すると、キャンペーン参加者として登録され、その登録者専用のキャンペーン参加用のページが作成される。このページは「Mypage」と呼ばれるもので、キャンペーンサイトに記録されている当該登録者のイベント参加に関する種々の情報(例えばイベント参加の履歴や現在獲得しているポイント積算値や景品などの特典の情報)を用いたその登録者専用のキャンペーン参加用のページである。
登録後にキャンペーン用アプリケーションを起動すると、当該キャンペーン用アプリケーションによってQRコード82の読取が要求され、この要求に対してユーザがQRコード82の読取処理を行うと、キャンペーン用アプリケーションによって自動的にキャンペーンサイトにアクセスされるとともに、ユーザのマイページにログインが行われる。すなわち、キャンペーンサイトからはユーザのキャンペーン参加用のページのデータ(マイページのデータ)が送信され、携帯電話機3の表示部に表示され、ユーザはこのマイページの画面からキャンペーンのイベントに参加することができる。なお、キャンペーン用アプリケーションによる携帯電話機3のイベント参加機能については後述する。
図3は、携帯電話機3の構成を示すブロック図である。
携帯電話機3は、CPU31、ROM32、RAM33、アプリケーションメモリ34、画像メモリ35、無線通信制御部36、通話制御部37、撮像部38、画像処理部39、QRコードデコード部40、表示部41及び操作部42を備えている。これらの部材はバス43によってデータ伝送可能に接続されている。
CPU31は、携帯電話機3の動作を集中制御するものである。ROM32は、電話機全体の制御を行うための制御プログラムや、電話機能、メール機能及びインターネット通信機能などの各機能を制御するための制御プログラムを記憶したメモリである。ROM32には、インターネット上のWebサイトを閲覧するためのWebブラウザも記憶されている。
RAM33は、CPU31が制御プログラムを実行する際に必要なデータやプログラムを格納し、実行中に生成されたデータを一時保存したりするための作業エリアを提供するためのメモリである。アプリケーションメモリ34は、アプリケーションプログラムを記憶するためのメモリである。上述したサーバ2からダウンロードしたJAVA(登録商標)を用いて作成されたキャンペーン用アプリケーションや他のサーバからダウンロードしたJAVA(登録商標)その他のプログラム言語を用いて作成されたアプリケーションはアプリケーションメモリ34に記憶される。
画像メモリ35は、撮像部38によって撮像され、画像処理部39によって所定の画像処理が行われた画像データを保存するメモリである。無線通信制御部36は、基地局4との間で電波の送受信を行う機能を果すものである。無線通信制御部36にはアンテナが接続され、無線通信制御部36はアンテナによって受信された受信波からデータを検波し、そのデータをCPU31に伝送する一方、CPU31から伝送されたデータで送信波を変調し、図略のアンテナから放射する。
通話制御部37は、無線通信制御部36により通話回線が確立されている場合に通話処理の制御を行うものである。通話制御部37は、通話時に図略のマイクから入力された音声信号を送話信号として無線通信制御部36に伝送するとともに、無線通信制御部36から伝送される受話信号から音声信号を生成し、図略のスピーカから出力させる。
撮像部38は、CCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子からなるエリアイメージセンサを有し、被写体の光像を電気信号の画像に変換して取り込むものである。画像処理部39は、撮像部38から出力される画像信号に所定の画像処理(画素データのレベル調整やデータ補正など)を行うものである。画像処理部39から出力される画像データは一般の撮影画像の場合、画像メモリ35に保存される。
また、画像処理部39には、撮像部38によって撮像されたQRコード82からコード信号を生成する画像処理機能が設けられている。携帯電話機3には、通常の撮影モードのほかにコード読取モードが設けられており、コード読取モードが設定された状態で撮像部38により撮影が行われると、その撮影した画像に対して画像処理部39はコード信号生成処理を行う。画像処理部39で生成されたコード信号はQRコードデコード部40に入力される。
QRコードデコード部40は、画像処理部39から入力されるコード信号をURLコード82aやIDコード82bにデコードするものである。デコードされたコードデータはCPU31に伝送される。なお、コード読取モードでなければ、CPU31は、QRコードデコード部40が動作しないように制御する。このため、コード読取モードでない場合は、QRコードデコード部40からCPU31にデータが伝送されることはない。
表示部41は、液晶ディスプレイからなり、画像や文字などを表示するものである。インターネット通信を行うモードでは、携帯電話機3からWebブラウザによってWebサイトにアクセスされ、当該Webサイトから送信されるWebページのデータ(HTMLファイルのデータ)が表示部41に表示される。サーバ2によって提供されるキャンペーンサイトにアクセスした場合は、サーバ2から送信されるキャンペーンに関する画像情報が表示部41に表示される。
操作部42は、テンキーや十字キーなどの複数のキーを有し、これらのキーを操作することにより必要なデータを外部入力したり、表示部41に表示された選択項目の選択操作をしたりするものである。操作部42から出力されるキー操作の信号はCPU31に伝送される。
図4は、サーバ2の構成を示すブロック図である。
サーバ2は、通信制御装置21、制御装置22、記憶装置23を備えている。通信制御装置21、制御装置22及び記憶装置23はバス24によって相互にデータ伝送が可能になっている。通信制御装置21は、通信回線6に接続され、インターネット1を介して外部の情報端末、サーバ、携帯電話機などとのデータ通信を制御するものである。携帯電話機3によってサーバ2にアクセスすると、サーバ2では通信制御装置21によってインターネット1を介して携帯電話機3とのデータ通信が制御される。
制御装置22は、CPU、ROM及びRAMなどを備えたコンピュータからなり、サーバ2全体の動作を集中制御するものである。記憶装置23は、キャンペーンサイトに必要なWebページの画像データやWebページにリンクする他の画像データやテキストデータや音声データなどのデータを保存したデータベースである。記憶装置23には、キャンペーン用アプリケーションのデータも保存されている。また、キャンペーンに参加した登録者のマイページを管理するためのデータも記憶装置23に保存される。
制御装置22は、携帯電話機3からWebブラウザによってアクセスがあると、そのWebブラウザの要求に対応するデータを記憶装置23から読み出し、携帯電話機3に送信する。また、携帯電話機3からキャンペーン用アプリケーションのダウンロードの要求があると、データを記憶装置23からそのキャンペーン用アプリケーションを読み出し、携帯電話機3に送信する。
次に、図5〜図8を用いて、本キャンペーンシステムにおけるキャンペーン用のイベントに参加する手順について説明する。
まず、図5に示すフローチャートを用いて携帯電話機3側のキャンペーン参加の処理手順を説明する。図5は、携帯電話機3から初めてサーバ2にアクセスしてキャンペーン用イベントに参加する場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、この実施例では、キャンペーンのイベントとしてクイズを行って正解した場合にポイントが付与されるケースを例に説明する。
商品購入者はキャンペーンに係る商品を購入し、そのキャンペーンのイベントに最初に参加する際、携帯電話機3をコード読取モードに設定してその商品に貼付されているQRコードの撮像動作を行う(S1)。携帯電話機3でQRコードが撮像されると、そのQRコードに含まれるURLコードとIDコードのデコードが行われる一方(S2)、内蔵のWebブラウザが起動し、デコードされたURLコード(キャンペーンサイト)へのアクセス処理(サーバ2への接続処理)が行われる(S3)。
携帯電話機3がサーバ2に接続されると、Webブラウザの要求に応じてサーバ2から通常のホームページの情報が携帯電話機3に送信され、そのホームページの情報が携帯電話機3の表示部41に表示される(S4)。このキャンペーンのページ情報には、図6に示すように、商品やキャンペーンに関する内容Aやイベントに関する内容Bやキャンペーン用アプリケーションに関する内容Cなどの種々の情報が掲載されている。
ここで、ユーザがキャンペーンサイトにキャンペーン用アプリケーションのダウンロードを要求すると(S5)、このキャンペーン用アプリケーションをダウンロードするために必要な条件の送信を要求する情報がサーバ2から携帯電話機3に送信され、表示部41に表示される(S6)。ここに必要な条件は、例えば携帯電話機3に設定されているメールアドレスとユーザが任意に選択したパスワードとハンドルネームである。なお、周知のようにホームページには、複数のリンク項目が含まれており、キャンペーン用アプリケーションのダウンロードの処理もリンク項目となっている。従って、ユーザはダウンロードの項目を選択し、操作部42の「選択決定」を入力するためのキー操作をすることによってキャンペーン用アプリケーションのダウンロードを要求することができる。
ユーザが携帯電話機3の操作部42のキー操作を行ってメールアドレス、パスワード及びハンドルネームを入力し、サーバ2への送信を指示すると(S7)、これらの情報がサーバ2に送信され、キャンペーンへの登録処理が行われる。サーバ2でイベント参加への登録が完了すると、サーバ2から携帯電話機3にキャンペーン用アプリケーションのプログラムが送信され、このプログラムはアプリケーションメモリ34に保存される(S8)。
次に、ユーザが携帯電話機3の操作部42のキー操作を行ってWebブラウザによるサーバ2と通信を終了し、改めてキャンペーン用アプリケーションを起動させると(S9)、CPU31はアプリケーションメモリ34からキャンペーン用アプリケーションをRAM33に読み出し、このキャンペーン用アプリケーションのプログラムを実行して、以下に説明するような処理を行う。
まず、既に読み取られているURLコードを用いてサーバ2にアクセスし、キャンペーン用のイベントへの参加を要求する(S10)。このとき、携帯電話機3から個人認証情報がサーバ2に送信されるので、サーバ2はこの個人認証情報に基づいて登録されているマイページのデータを携帯電話機3に送信する。従って、キャンペーン用アプリケーションを起動させると、携帯電話機3の表示部41には、直ちに図7に示すようなイベント参加用のマイページが表示される(S11)。これによりユーザは、直ちにイベントへの参加が可能になる。
イベント参加用のマイページには、少なくとも「クイズ」、「マイチェック」、「ポイント交換」の選択項目が設けられている(図7参照)。「クイズ」はキャンペーンイベントであるクイズをするための選択項目である。「マイチェック」は獲得したクイズの結果や獲得したポイントなどの特典を確認するための選択項目である。「ポイント交換」は獲得したポイントを所望の景品に交換するための選択事項である。本願発明は、キャンペーンのイベント参加に関するものであるため、以下の説明では、「クイズ」が選択される場合について説明する。
マイページの表示状態で、ユーザにより「クイズ」の項目が選択されると(S12:YES)、まず、表示部41にQRコードの読取を指示するメッセージが表示される(S13)。なお、表示部41には選択項目が順番に選択可能な状態で表示され、ユーザが操作部42の所定の選択キーを操作することにより現在選択されている選択項目の候補を所望の選択項目に変更した後、「選択決定」キーを操作することにより所望の選択項目が選択される。表示部41にカーソルを表示するものでは、ユーザが操作部42の所定のカーソルキーを操作することにより所望の選択項目にカーソルを合わせた後、「選択決定」キーを操作することにより所望の選択項目が選択される。
続いて、ユーザがQRコードの読取指示に応じて携帯電話機3の撮像部38を使用して商品に貼付されたQRコードの読取動作を行うと(S14:YES)、読み取ったQRコードからIDコードが検出され、このIDコードは一旦RAM33に保存される(S15)。そして、表示部41にはQRコードの読取を再度行う選択項目と読み取ったIDコードのサーバ2に送信する選択項目とが表示される(S16)。
ユーザがQRコードの再読取を選択すると(S16:再読取)、ステップS14に戻り、再度QRコードの読取処理とIDコードの検出及び保存の処理が行われる(S14,S15)。このQRコードの再読取の処理は、ユーザがキャンペーン商品を複数個購入し、複数のIDコードを一括してサーバ2に送信するための準備処理である。
ユーザの所望の回数、QRコードの読取処理を行って複数個のIDコードを読み取った後、サーバ2への送信が選択されると(S16:送信)、RAM33に保存された1又は複数個のIDコードが読み出され、サーバ2に送信される(S17)。サーバ2では、受信したIDコードに基づいて購買認証処理を行い、正規の購買に基づくイベント参加であることが確認されると、携帯電話機3に「クイズ」のページ情報を送信する。一方、正規の購買に基づくイベント参加でないことが確認されると、サーバ2は、携帯電話機3には不正なIDコードに基づくイベント参加であるため、クイズができない旨のメッセージを携帯電話機3に送信する。
従って、携帯電話機3の表示部41には、IDコードの送信後にサーバ2から送信されるページ情報が表示され、そのページ情報がクイズを行うページであれば、ユーザはその表示内容に従ってクイズをすることになる(S18)。サーバ2では携帯電話3に送信したクイズのイベント処理が終了する毎に、未処理のIDコードの有無が判別され、IDコードが残っている場合は、新しいクイズを行うページ情報を再度携帯電話機3に送信する。IDコードが残っていない場合は、クイズが終了したことを示すメッセージを携帯電話機3に送信する。
従って、携帯電話機3の表示部41には、複数個のIDコードを送信した場合には、クイズが終了する毎に送信個数分だけ繰り返し異なるクイズのページ情報が表示されることになり、ユーザは各ページ情報に従って送信したIDコードの個数分だけクイズを行うことができる。そして、クイズが終了した旨のメッセージが表示部41に表示されると、イベントは終了し、その後、ユーザによるキー操作によりキャンペーン用アプリケーションを終了する操作が行われると(S19:YES)、キャンペーンのイベント参加処理は終了する(S20)。
なお、キャンペーン用アプリケーションをダウンロードした後、2回目のキャンペーン参加のために当該キャンペーン用アプリケーションを起動したときは、ステップS1〜S9の処理は不要になり、ステップS10から参加処理が行われる。すなわち、キャンペーン用アプリケーションによってURLコードを用いてサーバ2にアクセスされ、これによりサーバ2から送信されるマイページが表示部41に表示される(S11)。その後は、上述したステップS12以降の処理が行われる。
また、図5の処理において、ステップS2とステップS3との間でデコードしたURLコード及びIDコードに基づいてキャンペーン用アプリケーションがダウンロードされているか否か判断し、キャンペーン用アプリケーションがダウンロードされている場合は、そのキャンペーン用アプリケーションを起動してステップS10に移行するようにしてもよい。この場合は、2回目のキャンペーン参加のためにQRコードの撮像動作を行うと、その撮像動作によって読み取られたURLコード及びIDコードに基づいて既にダウンロードされたキャンペーン用アプリケーションの起動に移行し、このキャンペーン用アプリケーションによってURLコードを用いてサーバ2にアクセスされることになり、以下、ステップS11以降の処理が行われることになる。
この場合、キャンペーン用イベントへの参加方法として、例えば蓄積したポイントの所定値を使用することによりキャンペーン用イベントへの参加を可能にしている場合は、ポイントが所定値以上蓄積されていると、そのポイントを使用してイベントに参加するか、IDコードを入力してイベントに参加するかを選択させるようにしてもよい。
すなわち、この場合は、図5のステップS12とステップS13との間に、イベント参加者が蓄積ポイントを使用してクイズをするか否かの選択処理を追加し、この選択処理でイベント参加者がIDコードの入力を選択したときは、ステップS13に移行させ、イベント参加者が蓄積ポイントの使用を選択したときは、ステップS18に移行させるようにしてもよい。
次に、図8に示すフローチャートを用いてサーバ2側のキャンペーン参加の処理手順を説明する。なお、サーバ2は主として携帯電話機3からの要求に応答する処理をしているので、適宜、図5に示す携帯電話機3からの要求との関係を示しながら説明する。
携帯電話機3からサーバ2にアクセスがあると(S21、図5のステップS3)、サーバ2は、Webブラウザによる要求に応じてサーバ2から通常のホームページの情報を送信する(S21−1)。
続いて、携帯電話機3からキャンペーン用アプリケーションのダウンロードの要求があると(S22、図5のステップS4)、サーバ2は、キャンペーン用アプリケーションをダウンロードするために必要な条件として、メールアドレス、パスワード及びハンドルネームの送信を要求する情報を携帯電話機3に送信する(S23)。
続いて、携帯電話機3からのメールアドレス、パスワード及びハンドルネームの情報を受信すると(S24:YES)、サーバ2は、これらの情報に基づき携帯電話機3からのアクセス者に対してキャンペーンへの登録処理を行い(S25)、その後、記憶装置23からキャンペーン用アプリケーションのプログラムとこれに関連するデータを読み出し、携帯電話機3に送信する(S26)。この処理は、図5のステップS8に対応する処理である。
続いて、サーバ2は、携帯電話3からWebブラウザによる通信の切断があると、それに応じて通信を切断し、携帯電話3からキャンペーン用アプリケーションによりアクセスがあると(S27:YES、図5のステップS10)、このアクセスの際に送信される個人認証情報に基づきアクセス者が記憶装置23に登録されているか否かを判別する(S28)。アクセス者が登録されていないときは(S28:NO)、携帯電話機3に登録手続きを促すページ情報を送信する(S29)。一方、アクセス者が登録されているときは(S28:YES)、記憶装置23から登録者に関する情報を読み出し、その情報を用いてマイページの情報を作成して携帯電話機3に送信する(S30)。
続いて、携帯電話機3からの「クイズ」の項目を選択した情報とIDコードの情報を受信すると(S31:YES、図5のステップS17)、サーバ2は、受信したIDコードが正規に発行されたものであるか否かを判別する(S32,S33)。この判別処理は、発行された全てのIDコードのリストが記憶装置23に記憶されているので、受信したIDコードを記憶装置23に記憶されたIDコードのリストと照合することにより行われる。そして、受信したIDコードが正規に発行されたものであれば(S33:YES)、サーバ2は、クイズを行うための所定の処理に移行する(S34)。一方、受信したIDコードが正規に発行されたものでなければ(S33:NO)、不正なIDコードに基づくイベント参加であるため、クイズができない旨のメッセージを携帯電話機3に送信する(S35)。
なお、クイズを行うための処理では、正規に発行されたIDコードであると判別されたIDコードに対してのみ、すなわち、購買認証が確認されたIDコードに対してのみ、クイズを出題するページ情報やクイズ結果を知らせるページ情報などのページ情報が携帯電話機3に送信される。
従って、クイズを行うための処理では、サーバ2は、例えば受信したIDコードがA,B,Cの3個で、このうち、IDコードA,Bについては購買認証が確認されたが、IDコードCについては購買認証が確認できなかったときは、携帯電話機3に購買認証の結果、IDコードA,Bに対する2回分だけクイズに参加できる旨のメッセージ情報を送信した後、クイズの出題処理とクイズ結果の送信処理を2回繰り返す。
また、IDコードがA,B,Cの全てについて購買認証が確認されると、IDコードA,B,Cに対する3回分だけクイズに参加できる旨のメッセージ情報を送信した後、クイズの出題処理とクイズ結果の送信処理を3回繰り返し、IDコードがA,B,Cの全てについて購買認証が確認できないときは、クイズに参加できない旨のメッセージ情報を送信する。
なお、上記実施形態では、携帯電話機3からwebブラウザによりサーバ2の提供するキャンペーンサイトにアクセスし、このサイトにキャンペーン用アプリケーションがある場合、ユーザが操作部42を操作してキャンペーン用アプリケーションのダウンロードの要否を選択するようにしていたが、携帯電話機3からwebブラウザによりアクセスがあったとき、サーバ2が携帯電話機3にキャンペーン用アプリケーションがダウンロードされているか否かを判別し、ダウンロードされていなければ、携帯電話機3にキャンペーン用アプリケーションをダウンロードさせるようにしてもよい。或いはまた、携帯電話機3側でキャンペーン用アプリケーションを取得していない場合、キャンペーンサイトにキャンペーン用アプリケーションが用意されていれば、サーバ2にダウンロードの要求を送信してユーザの選択操作無しにキャンペーン用アプリケーションをダウンロードするようにしてもよい。
商品購入者が初めてキャンペーンサイトにアクセスしてきたということは、その後もキャンペーン商品を購入すると、キャンペーン用イベントに参加する意思があると考えられるから、キャンペーン用アプリケーションを最初のアクセス時に商品購入者の携帯電話機3に自動的にダウンロードさせるようにしても格別の不都合は生じないと考えられるからである。
従って、この方法では、キャンペーン商品の購入者が初めてキャンペーンサイトにアクセスすると、キャンペーン用アプリケーションがダウンロードされ、次回からはキャンペーン用アプリケーションによってキャンペーン用イベントに参加することができるので、キャンペーン用イベントへの参加操作がより容易になる。
上記のように、本発明に係るキャンペーンシステムによれば、JAVA(登録商標)を用いて作成されたキャンペーン用アプリケーションを情報端末装置にダウンロードさせ、このキャンペーン用アプリケーションを用いてキャンペーンサイトにアクセスさせ、イベントに参加させるようにしているので、キャンペーン参加の際に個人認証情報を手入力した後、キャンペーンサイトに送信するという煩わしい作業が不要になり、商品購入者を容易にキャンペーンに参加させることができる。
更に、キャンペーン用アプリケーションでは、複数個のQRコードの読取処理(すなわち、複数個のIDコードの読取処理)と読み取った複数個のIDコードを一括してキャンペーンサイトに送信し、1回のキャンペーン参加手続きで複数回分のイベントを纏めて行う処理とが可能であるので、IDコード毎にキャンペーン参加手続きを繰り返す必要がなくなる分、さらにキャンペーン参加のための操作性が向上し、商品購入者のキャンペーン参加への意欲を高めることができる。
また、複数個のIDコードを一括してキャンペーンサイトに送信するので、複数個のIDコードを個別に送信する場合に比してパケット通信料が安くなり、キャンペーン参加のための通信料をトータルとして抑制できる。
なお、上記実施形態では、キャンペーン用イベントに参加する際に、サーバ2は、イベント参加希望者にメールアドレス、パスワード及びハンドルネームなどの個人認証情報を要求し、登録処理を行なうようにしていたが、サーバ2がキャンペーン用アプリケーションをダウンロードさせる際にダウンロード先を識別するために、当該キャンペーン用アプリケーションに識別記号を添付し、この識別記号によってその後キャンペーンアプリケーションによってイベント参加者を識別するようにしてもよい。
すなわち、この考え方は同一の内容のキャンペーン用アプリケーションにID番号(識別記号)を付して複数本のキャンペーン用アプリケーションを用意しておき、各キャンペーン用アプリケーションをサーバ2から携帯電話機3などの情報端末装置に配信し、情報端末装置からサーバ2にキャンペーン用アプリケーションを用いてアクセスがあったときは、そのキャンペーン用アプリケーションに付されたID番号によりどのキャンペーン用アプリケーションの所有者からのアクセスであるかを特定しようというものである。
従って、キャンペーン用アプリケーションに付与した識別記号がメールアドレス、パスワード及びハンドルネームなどの個人認証情報と同様の機能を果たすため、サーバ2では最初のキャンペーン用イベントへの参加者に対して登録処理をする必要がなく、キャンペーンへの参加希望者も、例えば蓄積したポイントを景品に交換するなどの特定の個人認証情報を必要とする処理の場合を除いて個人認証情報を送信する必要がなくなるので、この分キャンペーン参加の操作性が向上するという利点がある。
なお、上記実施形態では、情報端末装置として携帯電話機を例に説明したが、本発明は、これ限定されるものではなく、インターネット1を介してサーバ2にアクセスすることのできる任意の情報端末装置に適用することができる。また、上記実施形態では、キャンペーン用アプリケーションとして、JAVA(登録商標)を用いて作成したアプリケーションについて説明したが、同様の機能を果すものであれば、他のプログラム言語で作成したキャンペーン用アプリケーションであってもよい。
また、上記実施形態では商品を販売する場合のキャンペーンについて説明したが、このキャンペーンは商品販売に関するものに限定されるものではなく、サービスの提供に関するものでもよく、営利目的としない種々の活動におけるキャンペーンであってもよい。
1 インターネット(ネットワーク)
2 サーバ
21 通信制御装置
22 制御装置
23 記憶装置
24 バス
3 携帯電話機
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 アプリケーションメモリ
35 画像メモリ
36 無線通信制御部
37 通話制御部
38 撮像部
39 画像処理部
40 QRコードデコード部
41 表示部
42 操作部
43 バス
4 基地局
5,6 通信回線
7 缶
8 ラベル
81 台紙
82 二次元コード(QRコード)
82a アドレスコード(URLコード)
82b IDコード
83 遮蔽シート
2 サーバ
21 通信制御装置
22 制御装置
23 記憶装置
24 バス
3 携帯電話機
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 アプリケーションメモリ
35 画像メモリ
36 無線通信制御部
37 通話制御部
38 撮像部
39 画像処理部
40 QRコードデコード部
41 表示部
42 操作部
43 バス
4 基地局
5,6 通信回線
7 缶
8 ラベル
81 台紙
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82a アドレスコード(URLコード)
82b IDコード
83 遮蔽シート
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