JP2006106607A - 画像表示装置 - Google Patents

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Tsutomu Ozaka
勉 尾坂
Yutaka Nishihara
裕 西原
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Abstract

【課題】黒縞模様を低減、更に黒縞模様とクロストークの発生を制御し、良好な運動視差や立体画像が可能な画像表示装置を得ること。
【解決手段】第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1、第2微小画像に分割し、第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段と、画像表示手段への画像信号送信手段と、第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、第1微小画像からの光と第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置で、レンズアレイが、第1方向に所定のピッチで配列された第1微小レンズを含む第1レンズアレイと、第2微小レンズを含む第2レンズアレイとを有し、第1微小レンズと第2微小レンズとの光軸が互いにずれて、ずれ量が所定のピッチの1/2未満であり、画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する画素領域内の光の一部を遮光する遮光部を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関し、例えば多方向から連続的に撮影した画像(視差画像)を夫々観察可能な空間領域に分離して提示することにより、運動視差や立体画像を観察する際に好適なものである。
従来より、運動視差や立体画像を表現するのに好適な画像表示装置が知られている(特許文献1、2)。
図23は、公知のパララックス・パノラマグラム方式の多視点から撮影した視差画像を用いた画像表示装置の一例を示す概略図である。
図24は、図23の運動視差を表現する為の合成画像200の作成方法を示す説明図である。図25は図23の水平断面図(X−Y断面図)である。
まず図24を用いて合成画像200の作成方法について説明する。図24に示すように4つの視差画像(視点画像)S1〜S4を各々垂直方向に長い微小画像としてのストライプ画像に分割する。
そして4つの視差画像S1〜S4からストライプ画像1−1,2−1,3−1,4−1,1−2,2−2,3−2,4−2,1−3,2−3,3−3,4−3のうちから順に1つずつストライプ画像を抽出し、各ストライプ画像を1つずつ水平方向に順に並べて合成画像200を得ている。
以下、各図及び各図の説明では簡単の為に各視差画像S1〜S4のストライプ画像1−1,2−1,3−1,4−1を単にストライプ画像(画像)1,2,3,4として示している。
図23の画像表示装置では、画像表示装置100から距離L離れた観察位置OSに4個の異なる画像(視差画像)S1〜S4を水平方向に分離して表示することが可能となっている。
図23において画像表示装置100は、合成画像200を表示するフラットパネルディスプレイ(以下、FPD)101とレンチキュラーレンズ(以下、レンチ)102から構成されている。
FPD101は、CRTや液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどから成り、そこに表示される合成画像200の水平方向に配列した複数の画像1〜4の画素ピッチはHdである。
FPD101には、図24に示すような4個の異なる位置から撮影した視差画像S1〜S4を縦長の短冊状に分解して複数の画像1〜4を得て、それらの画像1〜4を所定の順番で並べて合成した縦ストライプ合成画像200を表示している。
レンチ102は、FPD101の表示面側に設けられ、図23のように垂直方向に長いシリンドリカルレンズ102aを距離HLの等間隔で水平方向に複数個並べた構成よりなっている。
尚、このときレンチキュラーレンズアレイ102をFPDの画素に対して傾けて配置しても良い。又はレンチキュラーレンズ102が屈折力を有する水平方向に対して傾けても良く、又はレンチキュラーレンズ102の配列方向を水平方向に対して傾けても良い。
図25は図23の画像表示装置100の水平断面図である。FPD101の記号Aで示した画像1を表示する発光領域となる画像領域からの光は、レンチ102によって画像表示装置100から距離L離れた観察位置OSの領域(X1)A’に向かう光となる。
画像2〜4からの光も同様で領域X2〜X4に向かう光となる。そして距離Lの観察位置OSには、FPD101に表示した縦ストライプ合成画像200が、水平方向に4個の領域X1〜X4に分離して観察者Oに提示される。
このような画像表示装置100は、観察者Oの水平方向の視点(観察位置)の移動に応じて観察される画像が変化するので、連続的な運動視差を持った自然な立体画像を観察することができる。
一方、FPD101の記号Bは画像1と画像2との間の画像表示に関わりのないブラックストライプ(非画像領域)である。
ブラックストライプBも画像1〜4と同様に、距離Lの観察位置OSにおける領域B’に分離して観察者Oに提示される。
図26は図25の距離Lの観察位置OSにおける視差画像S1〜S4の観察される像I1〜I4の輝度分布である。図26に示すように、FPD101の観察像I1〜I4は領域A’で高輝度、領域B’で低輝度となる矩形波の分布となって観察される。このような構成により運動視差を観察している。
一方、特許文献1のカラー3次元映像表示装置では、千鳥または傾斜配列したレンチを用いることにより、視覚上解像度を向上する構成が提案されている。
又、特許文献2の自動立体ディスプレー装置では行列状合成画像(ディスプレー画素)と傾斜配列したレンチ(レンチキュラー素子)を用いて、観察される画像の暗部に近傍の光を混入することにより、観察画像に極端な明暗の差を無くし全体として一様な輝度分布の画像として、黒縞模様を低減するものが提案されている。
特開昭57−27546号公報 特開平9−236777号公報
従来の画像表示装置において、レンチや千鳥配列したレンチを用いる系では、観察される画像が図26のような輝度分布を持つため、観察者Oの観察位置が水平方向に動いた場合、観察者Oには明暗の差により黒縞模様が観察される。このため、水平方向の視点(観察位置)の移動に応じて、連続的な運動視差を持った自然な立体画像を観察するときに、黒縞模様がわずらわしくなってくる。
特許文献1に開示されているカラー3次元映像表示装置や特許文献3に開示されている自動立体ディスプレー装置では、黒縞模様は低減されるが、本来分離して提示すべき光が混ざり合うため、クロストークが発生する。
特に特許文献1では、レンチキュラーレンズの母線がディスプレイ上の画素に対して大きく傾いているため、各視差画像の観察領域が重なりあってクロストークが大きくなり不自然な表示となってしまう。
特に、特許文献2では、異なる3枚以上の視差画像の観察領域が相互に重なり、視差画像間のクロストークにより良好な立体観察が困難になる。
クロストークを少なくし黒縞模様を低減するのが理想であるが、黒縞模様とクロストークの発生はトレードオフの関係にあるので、双方を適量にコントロールする必要がある。
しかし、LCD等のサブ画素を基準とした傾きのレンチを用いることになるので、トレードオフの関係にある黒縞模様とクロストークの発生をコントロールが難しい。
さらに、特許文献1、2に示した立体画像表示装置では、観察位置において同じ視点の視差画像がレンチキュラーレンズの母線の方向だけ傾いて分布するため、観察者が表示画面の上下方向に移動した場合、不自然な運動視差が観察される。
本発明は、観察領域の間の暗部を目立たなくすると共に、視差画像間のクロストークを抑制し、さらに観察者が表示画面の上下方向に移動した場合において不自然な運動視差が発生しない、良好な立体観察が可能である画像表示装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、
◎第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段(実施例中のFPD)と、
前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、
第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える(光とを互いに異なる観察領域に導く)視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、
前記レンズアレイが、前記第1方向に所定のピッチで配列された第1微小レンズを含む第1レンズアレイと、前記第1方向に前記所定のピッチで配列された第2微小レンズを含む第2レンズアレイとを有しており、
前記第1微小レンズの光軸と前記第2微小レンズの光軸とが互いにずれており、該ずれ量が前記所定のピッチの1/2未満であり、
前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部(図21等の実施例中のマスク201、又は図22中においては通常のブラックマトリックス)を設けたことを特徴としている。
また、本発明の別側面の画像表示装置は、
第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段(実施例中のFPD)と、
前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、
第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える(光とを互いに異なる観察領域に導く)視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、
前記レンズアレイが、前記第1方向にのみ屈折力を有する複数のレンチキュラーレンズを有しており、該第1方向が水平方向に対して傾いており、
前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部(図21等の実施例中のマスク201、又は図22中においては通常のブラックマトリックス)を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、黒縞模様を低減すること、さらに、黒縞模様とクロストークの発生をコントロールでき、良好なる運動視差や立体画像の観察ができる画像表示装置が得られる。
本実施例の画像表示装置は、第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段(実施例中のFPD)と、前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える(光とを互いに異なる観察領域に導く)視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、前記レンズアレイが、前記第1方向に所定のピッチで配列された第1微小レンズを含む第1レンズアレイと、前記第1方向に前記所定のピッチで配列された第2微小レンズを含む第2レンズアレイとを有しており、前記第1微小レンズの光軸と前記第2微小レンズの光軸とが互いにずれており、該ずれ量が前記所定のピッチの1/2未満であり(このましくは1/4以下)、前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光(反射・吸収・拡散等を含む)する遮光部(図21等の実施例中のマスク201、又は図22中においては通常のブラックマトリックス)を設けたことを特徴としている。
ここで、遮光とは、入射光を反射、吸収、拡散するいずれの場合も含まれるものとする。また、画像信号送信手段とは、この画像表示装置に信号を送信する機器、すなわち、パーソナルコンピュータや、画像処理装置、映像信号を受信する機能も兼ね備える受信用アンテナ、ビデオやDVD等のデータを記憶する記憶媒体内のデータを読み取る読み取り装置等を含むものとする。
さらに、前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域とは、図2、9、18等に記載されたAの領域のことであり、この領域Aは複数の画素で構成されていても良いし、単一の画素であっても良い。
また、本実施例の別側面の画像表示装置は、第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段(実施例中のFPD)と、前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える(光とを互いに異なる観察領域に導く)視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、前記レンズアレイが、前記第1方向にのみ屈折力を有する複数のレンチキュラーレンズを有しており、該第1方向が水平方向に対して傾いており(別の言い方をすれば、このレンチキュラーレンズの母線方向が鉛直方向に対して傾いている、すなわち平行でも垂直でもなく、好ましくは0.5度以上5度以下の角度をなしている、さらに好ましくは2.5度以上である。)、前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部(図21等の実施例中のマスク201、又は図22中においては通常のブラックマトリックスのことです。)を設けたことを特徴としている。
ここで、前記遮光部が、所定の方向に関してのみ輝度の差を与える構成であることが望ましい。具体的には、後述の実施例中のブラックマトリックス又は遮光板(完全に遮光しなくても良く、入射光の一部を観察領域に対して遮光すればよい)がある所定方向に関して遮光率が互いに異なる領域を有することが望ましい。
ここで、前記遮光部が、前記画像表示手段の水平方向に関して互いに異なる遮光性能を有することが望ましい。さらに、前記遮光部が、前記画像表示手段の鉛直方向全域に関して実質的に均一の遮光性能を備える構成であることが望ましい。すなわち、縦方向に関しては輝度分布を与えていない、つまり横方向に関してのみ輝度分布を与える構成とすることが望ましい。
また、前記遮光部が、実質的に光を透過する第1領域と、実質的にすべての光を遮光する第2領域とを有することが望ましく、前記遮光部が、さらに光の半分20〜80%の光を遮光する第3領域を有することが望ましい。
また、前述の画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する複数の画素であることが望ましい。また、前記画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する1つの画素であることが望ましい。
また、本実施例の別側面の画像表示装置は、第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段と、前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、前記レンズアレイが、前記第1方向に所定のピッチで配列された第1微小レンズを含む第1レンズアレイと、前記第1方向に前記所定のピッチで配列された第2微小レンズを含む第2レンズアレイとを有しており、前記第1微小レンズの光軸と前記第2微小レンズの光軸とが互いにずれており、該ずれ量が前記所定のピッチの1/2未満であり、前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部を設けたことを特徴としている。
また、本実施例の第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段と、前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、前記レンズアレイが、前記第1方向にのみ屈折力を有する複数のレンチキュラーレンズを有しており、該第1方向が水平方向に対して傾いており、前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部を設けたことを特徴としている。
前記遮光部が、所定の方向に関してのみ輝度の差を与える構成であることが好ましい。前記遮光部が、前記画像表示手段の水平方向に関して互いに異なる遮光性能を有することが望ましい。また、前記遮光部が、前記画像表示手段の鉛直方向全域に関して実質的に均一の遮光性能を備える構成であることが望ましい。
また、前記遮光部が、実質的に光を透過する第1領域と、実質的にすべての光を遮光する第2領域とを有することが望ましく、さらに、前記遮光部が、さらに光の半分20〜80%の光を遮光する第2領域を有することが望ましい。
ここで、前記画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する複数の画素であるように構成しても良いし、前記画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する1つの画素であるように構成しても良い。
また、前記透過部は、光が透過する透過部と光を遮光する非透過部の交互で格子状に分布させた構成より成ることが望ましい。ここで、前記非透過部は前記画素と画素との間の非画素部と同等の輝度であることが望ましい。
ここで、前記透過部の幅をWp、非透過部の幅をWb、前記非透過部が観察できる領域がずれたときのずれ量を規定する範囲の値を±αとするとき
Wp=Wb=α
を満足することが望ましい。
さらには、前記非透過部が観察できる領域がずれたときのずれ量を規定する範囲の値を±α、前記視差画像の1視差画像分の観察領域の水平方向の幅をHeとするとき、
He=(Wp+Wb)・n=2α・n 、(但し、nは自然数)
であることが望ましい。
また、前記遮光部は、前記画像表示手段の前面に配置した遮光と透過の作用をするマスクを含むように構成されている。ここで、前記マスクは、前記画像表示手段と一体で構成されていることが望ましい。また、前記遮光部は、一つの画素領域の中に光が透過する透過部と光を遮光する非透過部を1組または複数組備えることが望ましい。また、前記遮光部は、複数の画素を一組として構成されていることが望ましい。
ここで、前記遮光部は、前記画像表示手段の水平方向に対して光が透過する割合が異なる3以上の領域を有するように構成することが望ましい。
以下に、具体的な構成について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1の画像表示装置の要部概略図である。図2は図1の一部分の説明図である。本実施例は、画像表示装置100を構成する視差画像分離手段としてのレンチキュラーレンズアレイ(以下「レンチ」という)103から距離L離れた観察位置OSに4個の異なる視点から得られる視差画像S1〜S4を水平方向に分離して表示、即ち観察することが可能となっている。
尚、視差画像の数は4でなく複数であれば、いくつであっても良い。合成画像200は視差画像S1〜S4を図24で説明したようにして構成した多数の微小画像1〜4の合成として示している。
図23〜図25において付した番号と同じ番号を付した部材は同じ機能を有するものである。
図1に示すように、画像表示装置100は、合成画像200を表示する画像表示手段としてのFPD(フラットパネルディスプレイ)101とレンズアレイとしてのレンチ(レンチキュラーレンズ)103を有している。FPD101には図24で説明したような、異なる位置から撮影した複数(4個)の視差画像(多視点画像)S1〜S4を各々、複数の微小画像に分割し、分割した複数の微小画像を視差画像S1〜S4に対応して所定のピッチで繰り返して配列した縦ストライプ合成画像200を表示している。
そして画像信号送信手段(不図示)によって画像表示手段101が有する画素に画像信号を送信している。
図1に示すようにレンチ103は、FPD101の表示面側に設けられている。レンチ103の図1において上から1行目のレンズ群103aは、第1方向である水平方向(X方向)に作用(屈折)するシリンドリカルレンズを水平方向に複数個,等ピッチで並べたものである。レンチ103は、レンズ群103aを単位レンズ群として、複数のレンズ群103aを水平方向に微小距離Δp(p=1,2・・・n−1)ずらして垂直方向(Y方向)にn個並べたものである。単位レンズ群103aによる光学作用は、図18に示したレンチキュラーレンズ102と同様である。
HdはFPD101の合成画像200を構成する画像1〜4の画素ピッチ,Bはブラックストライプ,Aは画像を表示する画素である。B’はブラックストライプBの観察像(領域),A’は画素Aの観察像(領域)である。Heは画像1〜4の観察面OS上の観察像の画素ピッチである。
FPD101の水平方向の開口率をkとすると、画素Aの水平幅はk・Hd、レンチ103から距離Lにおける領域A’の水平幅はk・Heとなる。
以下の各実施例においては、図27(A)に示すようにレンチ103を構成するレンチキュラーレンズRLの光軸RLaとは、レンチキュラーレンズRLが最も屈折力が大きくなる平面(断面)、またその光軸を含み前記平面(紙面に垂直な面)である。
尚、光軸とは、屈折面に入射した光線のうち、実質的に屈折せずに直線的にレンズ等の光学素子を通り抜けることができる光線の光路のことである。
そしてレンチキュラーレンズの光軸とレンチキュラーレンズの光軸との間隔とは図27(B)に示すようにレンチキュラーレンズRLAが紙面内において、距離DLずれて(ずれ量DL)いるときの距離DLをいう。
図2に示すように単位レンズ群103aが水平方向にΔpずれた時、FPD101の画素AおよびブラックストライプBは、レンチ103から距離Lの観察位置において、水平方向に距離Δp’=(L+Ld)・Δp/Ldだけずれて観察される。
図3は、レンチ103の各段の単位レンズ群103aによる観察位置OSでの視点画像S1〜S4の像SS1〜SS4の輝度分布I1〜I4を示すものである。
1行目(n=1)の単位レンズ群103aを基準として、p=1では基準の輝度分布に対して、距離Δ1’水平方向にずれた輝度分布となる。
p=2,3,4についても同様に基準の輝度分布に対して、それぞれ距離Δ2’,Δ3’,Δ4’水平方向にずれた輝度分布となる。
ここでブラックマトリックスBが観察できる領域がずれたときのずれ量ΔP’を規定する範囲の値をαとする(以下、このときのαをずれ量という。)。
ここでずれ量αを、−α<Δp’<αとし、この範囲で距離Δp’は特定の値に偏ることなく一様の確立で分布するものとすれば、図3で説明した輝度分布に関して、X座標を揃えて全てのレンズ群103aによる輝度を足し合わせると視差画像S1〜S4の像SS1〜SS4の輝度分布I1〜I4は図4のようになる。
図4の輝度分布I1〜I4における階段状の分布は、図3に示した視点画像S1〜S4の像SS1〜SS4の輝度分布I1の和である。nが十分に大きい値であるとすれば、この階段状の分布は実線で示す台形状の分布パターンに近似することができる。
ここで、nを大きい値とすることは、Δpを小さく設定して配置されたレンチキュラーレンズを配置すると言うことである。具体的には、Δpがレンチキュラーレンズの配列ピッチの1/2未満、好ましくは1/4以下となるようにレンチキュラーレンズを配置する。このような構成にしないと、観察者にとって輝度ムラが激しく見づらい映像となってしまう。さらに詳細に述べると、レンチキュラーレンズに対応する視差画像(観察者にカラー画像を見せる場合はカラー画像に対応するRGBの画素を1つの画像と称する)の数をm(本実施例においてはm=4)、レンチキュラーレンズのピッチをΔplとしたとき、Δp<Δpl/m、より好ましくは、Δp≦Δpl/(2m)であることが望ましい。
隣接する台形の重なり部は、異なる視点画像S1〜S4が混合するクロストークとなる。また、重なり部の輝度は図中破線で示すように、交点の2倍となる。
以上のように、各単位レンズ群103aをΔpずらすことで、FPD101上の画素が観察位置上に作る表示領域の輝度分布を台形型の分布とすることで、図26に示した従来の立体画像表示装置で見られた矩形の輝度分布の場合と比較して、画像の提示されない暗部の幅を減少させることができる。一方、さらに各単位レンズ群103aのずれ量Δpを大きくして隣接する台形が重なった場合には暗部が解消して一定の輝度を有するようになる一方で、その重なり部は異なる画像が混合するクロストークとなるため、輝度分布間の過剰な重複は望ましくない。
以上から、観察位置上に作る表示領域間の輝度とクロストークを生じる幅はトレードオフの関係にあって、各単位レンズ群103aのずれ量Δpの値を変化させることにより、表示装置の用途などに応じて所望の特性にコントロールすることができる。
また、観察位置において同じ視点の視差画像が表示画面の上下方向に分布するため、観察者が表示画面の上下方向に移動した場合においても不自然な運動視差が発生しない。
図5は、それぞれ各単位レンズ群103aのずれ量Δpを所定の値にした場合の各観察領域の輝度分布を示す図である。図5においては、FPD101の水平方向の画素ピッチをHd、水平方向の開口率をk(0<k<1)、垂直方向の画素ピッチをVdとしている。また、これにより各画素の水平幅はk・Hd、水平方向のブラックストライプ(非表示部)の幅は(1−k)・Hdと示される。
図5(1)に示すように、各単位レンズ群103aのずれ量Δpとした時、観察位置における輝度分布のずれ量αが(1)式を満たす場合には、FPD101の各画素を射出した光線がレンチ103により観察位置に作る輝度分布の位置が、観察位置での非表示領域の幅と同じ量だけ相互にずれることとなる。このため、各画素の作る輝度分布は台形となり、水平方向に隣接する画素の輝度分布が接するため、輝度が完全に無くなる観察位置を無くすることができる。また、この場合には水平方向に隣接する画素の輝度分布が重畳していないことからクロストークが観察されない一方で、輝度の低い観察位置が発生してしまうこととなる。
α=(1−k)・He/2 (1)式
これに対し、5(2)に示すように、観察位置における輝度分布のずれ量αが(2)式を満たす場合には、FPD101の各画素を射出した光線がレンチ103により観察位置に作る輝度分布の位置が、観察位置での当該輝度分布の幅と同じ量だけ相互にずれることとなる。このため、各画素の作る輝度分布は三角形となり、水平方向に隣接する画素の輝度分布が重畳してクロストークが生じるが、各観察位置での輝度のばらつきが概ね一様となる。
α=k・He/2 (2)式
また、図5(3)に示すように、観察位置における輝度分布のずれ量αが(3)式を満たす場合には、FPD101の各画素を射出した光線がレンチ103により観察位置に作る輝度分布の位置が、観察位置での当該輝度分布の1ピッチと同じ量だけ相互にずれることとなる。このため、各画素の作る輝度分布は台形となり、水平方向に隣接する画素の輝度分布が重畳してクロストークが生じるが、各観察位置での輝度が一定となる。
α=He/2 (3)式
更に、図5(4)に示すように、観察位置における輝度分布のずれ量αが(4)式を満たす場合には、FPD101の各画素の作る輝度分布は台形となり水平方向に隣接する画素とのクロストークが生じるが、更にその隣の画素とのクロストークが生じることはない。
α=(2−k)・He/2 (4)式
以上から、観察位置における輝度分布のずれ量αは、(1−k)・He/2≦α≦(2−k)・He/2を満たす範囲にあることが望ましい。また、クロストークの発生の程度を抑制するためには、(1−k)・He/2≦α≦He/2を満たす範囲にあることが望ましい。但し、レンチ103の形状誤差や散乱作用がある場合には、基本的な輝度分布が図3に示すような矩形とならず台形になるため、使用するレンチ103に応じて各単位レンズ群103aのずれ量Δpを調節することが望ましい。
また、本実施例においては、観察側のずれ量Δp’は−α<Δp’<αの範囲で特定の値に偏ることなく、一様の確立で分布するものとしているので輝度分布は台形の分布パターンとなっているが、ずれ量Δp’を他の規則に基づいて分布させることにより、輝度分布パターンの形状を工夫することが可能である。
例えば、−α<Δp’<αの範囲でΔp’は0にピークを持つ正規分布とすることもできる。
本実施例では第1視差画像S1〜第n視差画像Sn各々を複数の第1微小画像〜第n微小画像に分割し、第1〜第n微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段(FPD101)と、画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号手段と、第1微小画像からの光と第n微小画像からの光と互いに異なる指向性を与える(光とを互いに異なる観察領域に導く)レンチから成る視差画像分離手段103とを有し、画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光(反射、吸収、拡散等を含む)する遮光部を設けている。
実施例1では、遮光部を用いてFPD101の1つの画素毎に画素の輝度を高輝度と低輝度のストライプ状にすることによって、黒縞模様をほぼ観察できなくなるようにしている。
次に本実施例で用いている遮光部について説明する。
図7は図1の或る単位レンズ群103aの観察位置での像の輝度分布(以下、観察輝度分布という)である。この観察輝度分布は高輝度(LH)と低輝度(LL)が交互でストライプ状に構成されている。このように図7のような輝度分布を遮光部を用いて形成している。
図において1sから4sはそれぞれの視差画像S1〜S4の特定視点、Wpは高輝度部の幅、Wbは低輝度部の幅を示す。尚、低輝度部は通常、ブラックマトリクスBまたはブラックマトリクスと同等の輝度に構成する。
図6は図7の輝度分布が±αの中で一様に分布・変調している様子を示す説明図であり、一つの画素が図7のように格子状の表示パターンを有している。
ここで輝度変調の分布を以下の式の条件式aにすると、図8に示したように、観察される輝度は平均化され太い実線(図中の1S’、2S’等)と太い破線(図中の1−2S’、2−3S’等)となる。
Wb=Wp=α (a)
太い破線部分(1−2S’、2−3S’等)は隣り合う視差画像の重なりある合成部分である。
このように輝度は平均化された値でほぼ一様となり観察者は黒縞模様を感じることはない。平均化された輝度をLAとすると以下の関係になる。
LA=LL+(LL+LH)/2 (b)
以上のように黒縞模様は平均化して観察されないが、輝度低下を起こす。このため、観察者が観察したい輝度にするため、輝度低下分を見込んで高輝度LHや低輝度LLの値を決定すれば、輝度低下をキャンセルできる。このように平均値を制御することで、輝度落ちの問題が解決できる。
尚、本実施例において、遮光部は、
◎所定の方向に関してのみ輝度の差を与える構成
◎画像表示手段の水平方向に関して互いに異なる遮光性能を有する構成
◎画像表示手段の鉛直方向全域に関して実質的に均一の遮光性能を備える構成
◎実質的に光を透過する第1領域と、実質的にすべての光を遮光する第2領域とを有する構成
◎光が透過する透過部と光を遮光する非透過部の交互で格子状に分布させた構成であり、非透過部は画素と画素との間の非画素部と同等の輝度である構成
◎透過部の幅をWp、非透過部の幅をWb、非透過部が観察できる領域がずれたときのずれ量を規定する範囲の値を±αとするとき
Wp=Wb=α
である構成
◎非透過部が観察できる領域がずれたときのずれ量を規定する範囲の値を±α、視差画像の1視差画像分の観察領域の水平方向の幅をHeとするとき、
He=(Wp+Wb)・n=2α・n 、(但し、nは自然数)
である構成
◎遮光部は、画像表示手段の前面に配置した遮光と透過の作用をするマスクを含む構成
等が適用できる。
本実施例では以上の構成によって、黒縞模様を低減すること、さらに、黒縞模様とクロストークの発生をコントロールでき、良好なる運動視差や立体画像の観察ができる画像表示装置を達成している。
実施例2では具体的に画素毎に輝度分布を発生させる遮光部について述べる。
図9と図10を用いて図7に示す観察輝度分布を発生させる遮光部について述べる。
図9は図7に示すような観察輝度分布を生成するための遮光部201をFPD101の前面に設けた平面図で、FPD101の上方より見た図(平面図)である。図中201は光の遮光部と透過部が交互に並んだマスクでFPD101の前面に設けることによって図7に示すような輝度分布が実現される。このとき遮光部と透過部の幅は図中に示したように低輝度部の幅Wbと高輝度部の幅Wpであり、FPD101とマスク201の間隔は狭くしなければならない。
マスク201の遮光部はFPD101側からの光線を反射或いは拡散反射する構成でもよく、特にFPD101がLCD構成のときに輝度が明るくなって有効である。
FPD101が液晶表示装置やプラズマ表示装置のように表示画素に比較的厚いカバーガラスが設けられている場合はそのカバーガラスにマスク201と同等の遮光と透過の機能を一体に設けても良い。
また、図10に示すようにFPD101の1画素の中に発光部と非発光部を構成することも可能である。図中の(a)は画素輝度変調手段を有する1画素を示すもので、発光部(幅Wp)と非発光部(幅Wb)が交互に並んでいる。また、図中の(b)は一画素を複数並べて一つのFPD101を構成する説明図で、図中の番号の1から4は図1のFPD101の画像の番号と同様である。
一つの微小画像の中に複数の発光部と非発光部を設けた形態について上述した。FPD101の解像度が十分に高ければ、複数の微小画像の組を図10(a)に対応した機能させることも可能である。この場合、視差画像ISが複数画素で構成されるため、その構成する複数画素の数だけ1視差画像の解像度が低下する。
本実施例において遮光部は、
◎画像表示手段と一体で構成されている構成
◎遮光部は、一つの画素領域の中に光が透過する透過部と光を遮光する非透過部を1組または複数組備えた構成
◎複数の画素を一組として構成されていること
等が適用できる。
尚、図9において領域Aと図10(a)は前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域に相当している。
実施例3では、FPD101の一つの画素毎に画素の輝度を変える、即ち、1つの微小画像を構成する複数の画素のうち周辺部よりも中央部の画素を低輝度にすることによって、黒縞模様を目立たなくさせている。
図11と図12を用いて実施例3を説明する。図11は実施例3の特徴を示すFPD101の微小画像(表示画素)の輝度分布を示す図である。
本実施例のマスクは、所定の輝度分布を中央部より周辺部を高くしている。
特に遮光部は画像表示手段の水平方向に対して光が透過する割合が異なる3以上の領域を有するようにしている。
図中に示すように一つの微小画像のなかで発光強度を変えるマスクで特に中央部が周辺部より輝度の低いように構成している。図11に示した輝度分布は図3や図6と同様に±αの中で分布する。
ここで輝度分布を
Wc=α
の条件にすると図12に示したように、観察される輝度分布は平均化され太い実線と太い破線となる。
太い破線部分は隣り合う視差画像の重なりあう合成部分であり、輝度は或る程度平均化されるため、黒縞模様が目立たなくなる。
図11の様な輝度分布にするには、FPD101の前面に所定の透過率で構成されたマスクを置く方法や、一画素を分割し複数の要素で構成し各々の輝度を制御することでも可能である。
以下に示す各実施例4〜6では実施例1〜3と同様の遮光部を用いているが図の説明では省略している。
図13は本発明の実施例4の画像表示装置の要部概略図である。図14は図13の一部分の説明図である。本実施例は、画像表示装置から距離L離れた観察位置OSに4個の異なる視差画像S1〜S4を水平方向に分離して表示することが可能となっている。図1〜図5において付した番号と同じ番号を付した部材は同じ機能を有するものである。
図13に示すように、画像表示装置100は、FPD101とレンチ104を有し、FPD101には図24で説明したような、縦ストライプ合成画像200を表示している。
レンチ104は、FPD101の表示面側に設けられ、図のように垂直方向(Z方向)に長いシリンドリカルレンズ(104a〜104e)を複数(n個)水平方向(X方向)に並べたものである。
この時、隣接するシリンドリカルレンズ間の距離は、図25で説明したレンチ102の距離HLから、微小距離Δpずらした距離{HL+Δp(p=1,2・・・n−1)}の不等間隔で並んでいる。
実施例1と同様にFPD101の水平方向の開口率をkとすると、レンチ104のシリンドリカルレンズ104aが微小領域Δpずれたとき、図2で説明したものと同様の関係が成り立つ。
図14は図13の水平断面図(XY断面図)である。図14でレンチ104は、5種類のシリンドリカルレンズ(以下「レンズ」ともいう。)104a、104b、104c、104d、104eで構成されているが5種類に限らずいくつあっても良い。
レンズ104aとレンズ104bのレンズ間距離はHL+Δ1、レンズ104bと104cのレンズ間距離はHL+Δ2、レンズ104cと104dのレンズ間距離はHL+Δ3、レンズ104dと104eのレンズ間距離はHL+Δ4である。
図14で中央のレンズ104cを基準に考えると、FPD101の画像1を表示する画素Aの中心の光は、レンズ104cによってレンチ104から距離L離れた位置G1に、画像2〜4についても同様に、位置G2、G3、G4に形成される。画像2と画像3の間のブラックマトリックスBは図中の距離L離れた位置OSの中央部に形成される。
図8は、レンズ104a〜104eの各レンズによる観察位置での像の輝度分布を示すものである。レンズ104cを基準として、レンズ104aでは基準の輝度分布に対してΔ1’+Δ2’、レンズ104bではΔ2’、レンズ104dではΔ3’、レンズ104eではΔ3’+Δ4’水平方向にずれた輝度分布となる。
ここで、Σ|Δp’|<2αとし、この範囲でΔp’は特定の値に偏ることなく一様の確立で分布するものとすれば、図15で説明した輝度分布に関して、X座標を揃えて輝度を足し合わせると、実施例1と同様に図4のようになる。
以上から、実施例4についても、観察位置上に作る表示領域間の輝度とクロストークを生じる幅はトレードオフの関係にあって、各レンズ104のずれ量Δpの値を変化させることにより、表示装置の用途などに応じて所望の特性にコントロールすることができる。
また、観察位置において同じ視点の視差画像が表示画面の上下方向に分布するため、観察者が表示画面の上下方向に移動した場合においても不自然な運動視差が発生しない。
図16は本発明の実施例5の画像表示装置の要部概略図である。図16の画像表示装置は画像表示装置から距離L離れた観察位置OSに4個の異なる視差画像S1〜S4を水平方向に分離して表示することが可能となっている。
画像表示装置100は、FPD105とレンチ106を有している。
FPD105は、図示の様に画像1〜4を水平および垂直方向に複数個並べて構成されるものであり、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどが代表的なものである。隣接する水平方向の画素ピッチはHdである。
FPD105には、図17に示すような4個の異なる位置から撮影した(形成した)視差画像S1〜S4を縦横に分解して所定の順番で行列状に並べて合成した行列状合成画像200を表示している。
図24で説明した縦ストライプ合成画像では、1つの視点で観察される視点画像の解像度が水平方向のみ低下しているのに対し、行列状合成画像では解像度の低下を水平垂直方向に分散している。このため行列状合成画像を用いるものでは、水平方向のみ解像度が低下するものに対して、解像度の低下を目立たなくすることができる。
レンチ106は、FPD105表示面側に設けられ、図16のように水平方向に作用するシリンドリカルレンズを水平方向にn個並べたレンズ群を単位レンズ群106aとして、単位レンズ群106aを水平方向に微小距離(シリンドリカルレンズのピッチ)HL/4+Δp(p=1,2・・・n−1)ずらして垂直方向にm(m=1,2・・・)個並べたものである。
この時、各段のレンズ群はFPD105の各行に対応している。単位レンズ群106aによる作用は、図25に示したものと同様である。
図18は単位レンズ群106aが水平方向にHL/4ずれた状態を示している。即ち、ずれ量Δpが
−HL/4 < Δp < HL/4
を満足するようにしている。
この時、レンチ106から距離Lの位置OSでの領域A’と領域B’は距離ΔHeずれる。距離ΔHeは次式より求めることができる。
ΔHe:HL/4=L+Ld:Ld
4×He:HL=L+Ld:Ld
以上から、
ΔHe=He
となる。
図19は、画像表示装置100の水平断面図である。単位レンズ群106aが水平方向にHL/4ずれた場合の水平方向の作用を説明するものである。
図中、基準とする状態を実線で示し、HL/4ずれた状態を破線で示す。単位レンズ群106aが図中右方へ距離HL/4ずれた時、FPD105の表示も右方へ距離Hdずれる位置関係になっている。この時、ΔHe=HeとなるのでFPD105の番号1の画素は、実線で示した基準とする状態と同じ位置に観察領域を形成する。
ここで、単位レンズ群106aが水平方向にさらに距離Δpずれた場合を考える。図20はこの場合を示すものである。図中、基準とする状態を実線で示し、HL/4+Δpずれた状態を二点差線で示している。図示の様に、レンチ106aから距離Lの位置OSでの領域A’と領域B’は距離Δp’ずれる。これは実施例1の図2において説明したのもと同様の関係であり、Δp’=(L+Ld)・Δp/Ldとなる。
図21は、n個の単位レンズ群106aによる観察位置での像の輝度分布である。図25で説明したものと類似したものとなる。
ここで、Σ|Δp’|<2αとし、この範囲でΔp’は特定の値に偏ることなく一様の確立で分布するものとすれば、図21の輝度分布に関して、X座標を揃えて輝度を足し合わせると、実施例1と同様に図4のようになる。
以上から、実施例5についても、観察位置上に作る表示領域間の輝度とクロストークを生じる幅はトレードオフの関係にあって、各単位レンズ群106aのずれ量Δpの値を変化させることにより、表示装置の用途などに応じて所望の特性にコントロールすることができる。
図22は本発明の実施例6の画像表示装置の要部概略図である。図22の画像表示装置100は画像表示装置100から距離L離れた観察位置OSに、4個の異なる視差画像S1〜S4を水平方向に分離して表示することが可能となっている。
画像表示装置は、FPD105とレンチ107を有している。
FPD105は、実施例5と同様に視差画像S1〜S4を水平および垂直方向に複数個並べた構成されるものである。
FPD105には、実施例5と同様に図17に示すような行列状合成画像を表示している。
本実施例においても、1つの視点で観察される視点画像の解像度を水平垂直方向に分散して低下させるので、解像度の低下を目立たなくすることができる。
レンチ107は、FPD105表示面側に設けられている。
レンチ107は、実施例5と同様に、n個のシリンドリカルレンズを水平方向に並べた単位レンズ群107−1〜107−mを、垂直方向にm個並べて構成されている。この時、垂直方向に隣接するレンズ群は、水平方向にHL/4ずらして配置され、各段のレンズ群はFPD105の各行に対応している。
ここで、実施例5と同様に、図18および図19で説明した関係が成り立ち、垂直方向に隣接するレンズ群107−1〜107−mによるFPD105の領域Aと領域Bの像である領域A’と領域B’は観察位置において距離ΔHeずれる。
また、実施例4で説明したレンチ104と同様に、単位レンズ群107−1〜107−mは、水平方向に隣接するシリンドリカルレンズの中心管距離がHL+Δp{p=1,2・・・m(n−1)}の不等間隔で並んでいる。
このため各段のレンズ群107−1〜107−mにおいては、実施例4と同様に図14および図15で説明した関係を満たしている。
ここで、Σ|Δp’|<2αとし、この範囲でΔp’は特定の値に偏ることなく一様の確立で分布するものとすれば、実施例6における画像表示装置の輝度分布は、実施例1と同様に図4のようになる。
以上から、実施例6についても、観察位置上に作る表示領域間の輝度とクロストークを生じる幅はトレードオフの関係にあって、レンズ群1071〜107mのずれ量Δpの値を変化させることにより、表示装置の用途などに応じて所望の特性にコントロールすることができる。
レンズ群107−1を単位レンズ群として、実施例5と同様に、水平方向に微小距離HL/4+Δp(p=1,2・・・n−1)ずらして垂直方向に複数個並べてレンチ107を構成しても良い。
また、レンチ107のようなレンズアレイを単位レンズアレイとして、水平および垂直方向に複数個並べてレンチを構成しても良い。
さらに、実施例1,4〜6では、レンチを構成するシリンドリカルレンズの位置を変化させるものであるが、レンチとFPDの相対的な位置関係が実施例1,4〜6と同じになるように、FPDの画素配列を変化させるようにしても良い。
なお、実施例1〜6では、レンチキュラーレンズを用いているが、パラッラクスバリアを用いることもできる。
図1、16、22において、シリンドリカルレンズの光軸(又は光軸を含む面、光軸面)は、鉛直方向に(画素の境界線に対して)実質的に平行となるように構成しているが、ここではシリンドリカルレンズの光軸を鉛直方向に対して非平行(お互いのなす角度が0.5度以上5度以下、好ましくは2.5度以上)となるように構成しても構わない。
また、ここまでで説明した実施例に関しては矛盾の無い範囲で任意に組合わせて用いても構わない。
以上説明したように、本発明の画像表示装置によれば、縦ストライプ合成画像、或いは、行列状合成画像、そしてレンチを用いることによって、運動視差や立体画像を観察位置が変わっても黒縞模様が目立たなくして観察することができる。
さらに、黒縞模様とクロストークの程度をコントロールすることができるので、使用用途に応じて黒縞模様とクロストークの程度を任意に設定することができる。
本発明の実施例1の要部概略図 図1の一部分の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例1の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例2の一部分の要部概略図 本発明の実施例2の一部分の要部概略図 本発明の実施例3の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例3の観察位置における観察像の輝度分布の説明図 本発明の実施例4の要部概略図 図13の一部分の説明図 発明の実施例4の観察位置における像の輝度分布の説明図 本発明の実施例5の要部概略図 本発明の実施例5のFPDの説明図 本発明の実施例5の図1の一部分の説明図 本発明の実施例5の図1の一部分の説明図 本発明の実施例5の図1の一部分の説明図 本発明の実施例5の観察位置における像の輝度分布の説明図 本発明の実施例6の要部概略図 従来の多視点画像表示装置の説明図 図16の一部分の説明図 図16の一部分の説明図 従来の多視点画像表示装置の観察位置における像の輝度分布の説明図 レンチキュラーレンズの光軸の説明図
符号の説明
100 多視点画像表示装置
101 画像表示手段(フラットパネルディスプレイ)
102 レンチキュラーレンズ
103 多視点画像分離手段(レンチキュラーレンズ)

Claims (9)

  1. 第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段と、
    前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、
    第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、
    前記レンズアレイが、前記第1方向に所定のピッチで配列された第1微小レンズを含む第1レンズアレイと、前記第1方向に前記所定のピッチで配列された第2微小レンズを含む第2レンズアレイとを有しており、
    前記第1微小レンズの光軸と前記第2微小レンズの光軸とが互いにずれており、該ずれ量が前記所定のピッチの1/2未満であり、
    前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部を設けたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 第1視差画像と第2視差画像各々を複数の第1微小画像、第2微小画像に分割し、前記第1、第2微小画像に対応する画素を配列した画像表示手段と、
    前記画像表示手段が有する画素に画像信号を送信する画像信号送信手段と、
    第1方向に屈折力を有するレンズアレイを含み、前記第1微小画像からの光と前記第2微小画像からの光とに互いに異なる指向性を与える視差画像分離手段とを備え、観察領域に立体画像を表示する画像表示装置であって、
    前記レンズアレイが、前記第1方向にのみ屈折力を有する複数のレンチキュラーレンズを有しており、該第1方向が水平方向に対して傾いており、
    前記画像信号送信手段が同一の画像信号を送信する少なくとも1つの画素領域内の光の一部を遮光する遮光部を設けたことを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記遮光部が、所定の方向に関してのみ輝度の差を与える構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記遮光部が、前記画像表示手段の水平方向に関して互いに異なる遮光性能を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記遮光部が、前記画像表示手段の鉛直方向全域に関して実質的に均一の遮光性能を備える構成であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記遮光部が、実質的に光を透過する第1領域と、実質的にすべての光を遮光する第2領域とを有することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記遮光部が、さらに光の半分20〜80%の光を遮光する第3領域を有することを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 前記画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する複数の画素であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の画像表示装置。
  9. 前記画像信号送信手段が同一の画素信号を送信する少なくとも1つの画素領域が、前記画像表示手段が有する1つの画素であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の画像表示装置。
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