JP2006106271A - 定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法 - Google Patents

定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法 Download PDF

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孝師 山中
Tatsuya Shinkawa
達也 新川
Hiroshi Mukai
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Abstract

【課題】 定着ユニットのウォームアップ終了時に各部位の初期化工程が終了するように通電制御を行うことによって、オーバーシュートの無い定着温度制御を可能とする。
【解決手段】 電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ期間Tにおいて、定着ヒータの通電制御を除く他の部位(転写部、現像部、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路部、オプションユニット部)の初期化工程の開始タイミングを、ウォームアップ期間Tが完了する時点(時刻t8)で全ての工程が終了するように決定することにより、定着ヒータへの通電制御を、ウォームアップの開始初期(ウォームアップ時間T1)では電力デューティー比が高く、ウォームアップの完了まじか(ウォームアップ時間T2〜T7)では電力デューティー比が低くなるように制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法に関する。
通常、画像形成装置に搭載される定着ユニットは、定着(加熱)ローラ、加圧ローラ、剥離爪、及びクリーニングブレードなどで構成されている。
定着ユニットは、定着ローラに内包される熱源(場合によっては、加圧ローラにも内包されることもある。)を用いて、定着、加圧の両ローラの表面温度を上昇させ、通紙中の用紙上の未定着現像剤(画像情報)を溶融・固着して用紙上に画像情報を形成するようになっている。
このような定着ユニットは、現像剤を溶融することから大容量の消費電力が必要となり、定着ローラや加圧ローラを所定温度(定着設定温度)まで上昇させ、保持するために、画像形成装置への通電を開始した時(電源オン時)に多量の電力を消費するとともに、長時間のウォームアップ時間を必要としている。ウォームアップ時間は、通常は少なくとも1〜3分間程度必要である。
しかし、ユーザの使い勝手を考慮すると、印字を行うときに通電を開始し、即、印字が可能なことが望ましく、画像形成装置のウォームアップ時間の短縮は装置の開発過程で必須条件となっている。
このようなウォームアップ時間の短縮に対する通電初期の画像形成装置の制御は、従来、図5に示す手法となっている。
すなわち、通電開始直後から、定着ヒータへの通電制御と並行して、感光体の初期化工程、現像槽の初期化工程、原稿読取り部の初期化工程、画像情報書込み部の初期化工程、用紙搬送経路の初期化工程、各オプションユニット部の初期化工程を同時に開始し、感光体の初期化工程、現像槽の初期化工程、及び画像情報書込み部の初期化工程の終了後に、印字プロセスコントロール部の初期化工程(全体の調整)を行っている。ここで、印字プロセスコントロール部の初期化工程を、感光体の初期化工程、現像槽の初期化工程、及び画像情報書込み部の初期化工程の終了後に行っているのは、感光体、現像槽及び画像情報書込み部の初期化工程を終了していないと、印字プロセスコントロール部の初期化工程(全体の調整)が実施できないからである。
つまり、消費電力の配分の関係から、定着ローラ用熱源である定着ヒータへの通電制御は、通電初期から位相制御を行うのが通例となっている(例えば、特許文献1参照)。位相制御とは、電源周波数の半サイクルごとに点弧位相を制御することにより、負荷に加わる電力のデューティー比を0〜100%に制御する方式のことである。
特開平9−230741号公報
しかし、図5からも分かるように、感光体の初期化、現像槽の初期化、印字プロセスコントロール部の初期化、原稿読取り部の初期化、画像情報書込み部の初期化、各オプションユニット部の初期化等の処理時間は、定着ユニットのウォームアップ時間に比較して短時間となっている。
このような状態で、通電の初期から定着ユニットに位相制御を行うと、ウォームアップの開始初期ではデューティー比の低い制御となるため、定着ローラが低温時の立ち上がり特性が緩慢状態となり、急峻な立ち上がり特性が得られないこととなる。このことは、ウォームアップ時間の長時間化を招来するとともに、ウォームアップ終了直前には他の部位(感光体、現像槽、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路、各オプションユニット部等)の初期化工程が終了しているため、定着ヒータへの通電制御はフルパワーの通電(100%通電)を行うことから、定着設定温度を超過して定着ローラが加熱されるオーバーシュートの現象が発生することになる。
図6は、この現象を示したものである。図中、実線で示す曲線101が、上記従来の通電制御による定着ローラの加熱温度曲線である。加熱ヒータの通電制御は、ウォームアップの開始初期ではデューティー比が低く、ウォームアップの完了まじかではデューティー比が高くなるような制御となっている。
このように、従来の定着ヒータの通電制御では、ウォームアップの完了まじかに温度上昇が急峻な立ち上がりを示すため、定着設定温度に達した時点で定着ヒータの電源をオフしても、その後のオーバーシュート現象により定着ローラの温度がさらに上昇し、その結果、定着ローラの劣化が早まるといった問題があった。また、このオーバーシュート現象により、定着設定温度に達した時点で印刷を開始すると、その後、オーバーシュートが収束するまでの間、印字精度が低下するといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、画像形成装置の各部位の初期化時間を予め検出しておき、定着ユニットのウォームアップ終了時に各部位の初期化工程が終了するように通電制御を行うことによって、装置への通電初期に定着ローラへの通電電力を増大し、初期温度立上げカーブを急峻にするとともに、ウォームアップ完了まじかでは緩やかな温度上昇とすることによって、ウォームアップ時間の短縮、及びオーバーシュートの無い定着温度制御を可能とした定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法は、画像形成装置に搭載されている定着ユニットの定着ヒータへの通電制御を位相制御により行う定着ヒータの通電制御であって、前記画像形成装置の電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ期間において、前記定着ヒータへの通電制御を、電源周波数の半サイクルにおける通電時間と非通電時間との比であるデューティー比を複数段階に変化させて行うことを特徴としている。
この場合、前記定着ヒータへの通電制御は、前記画像形成装置の印字開始から印字終了までの各工程を構成する各部位が前記ウォームアップ期間中に実行する初期化工程の消費電力と通電時間とを考慮し、前記画像形成装置が許容される最大消費電力(具体的には、100V、15Aの1500Wに若干の余裕を考慮した消費電力)を超えない範囲内で、前記デューティー比を決定する。ここで、前記各部位とは、感光体を含む転写部、現像槽を含む現像部、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路部、その他のオプションユニット部などのことである。
すなわち、定着ヒータへの通電制御は、前記ウォームアップの開始初期では前記デューティー比が高く、前記ウォームアップの完了まじかでは前記デューティー比が低くなるような制御とする。つまり、前記画像形成装置がオンされたウォームアップの開始初期の状態では前記各部位の初期化工程を行わずに、前記デューティー比を100%制御とする。
また、前記各部位の初期化工程の開始タイミングは、前記ウォームアップ期間が完了する時点で全ての工程が終了するように決定する。具体的には、前記各部位の初期化工程の開始タイミングは、少なくとも感光体の初期化工程と、現像槽の初期化工程と、画像書込み部の初期化工程とが終了した後、印字プロセスコントロール部の初期化工程が開始され、かつ、印字プロセスコントロール部の初期化工程の終了が前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するように決定するのがよい。さらに、前記原稿読取り部、用紙搬送経路部及びオプションユニット部の各初期化工程は、その終了タイミングが前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するように決定するのがよい。
このような各部位の初期化工程の制御により、定着ヒータへの通電制御を、ウォームアップの開始初期ではデューティー比が高く、ウォームアップの完了まじかではデューティー比が低くなるような制御とすることができる。
つまり、ウォームアップ期間における定着ローラの加熱温度制御は、図6に一点鎖線で示す曲線102のように、ウォームアップ開始直後は急峻に立ち上がり、ウォームアップ完了まじかでは緩やかに上昇して、定着設定温度に収束するよな、理想的な曲線を描くことになる。
本発明の定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法によれば、ウォームアップの開始初期では通電のデューティー比が高く、ウォームアップの完了まじかでは通電のデューティー比が低くなるような制御としたので、定着ローラの温度は、ウォームアップ開始直後は急峻に立ち上がり、ウォームアップ完了まじかでは緩やかに上昇して、定着設定温度に収束するよな理想的な曲線を描くため、定着設定温度に達した時点で定着ヒータの電源をオフしても、その後のオーバーシュート現象により定着ローラの温度がさらに上昇することがないため、定着ローラの劣化を防止することができる。また、定着設定温度に達した時点で印刷を開始しても、印字精度を保つことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、本発明に係わる定着ユニットが搭載される画像形成装置の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。
この画像形成装置1は、画像読取装置(図示しない組み込みユニット)により読み込まれた画像や、画像形成装置1に外部接続された機器(例えばパーソナルコンピュータ等の画像処理装置)からの受信データを画像として記録出力するものであり、現像剤(トナー)を無端ベルトに吸着搬送される用紙上に転写する単色画像の印刷(通常の黒色印刷)に用いられる転写装置を搭載した画像形成装置である。
この画像形成装置1には、感光体ドラム3を中心に、画像形成のためのそれぞれの機能を担う各プロセスユニットが配置され、これらのプロセスユニットにより画像形成部が構成されている。すなわち、感光体ドラム3の周囲には、帯電ユニット5、光走査ユニット11、現像ユニット2、転写ユニット6、クリーニングユニット4及び除電ランプ12等を順次配置してなる画像形成部が設けられている。
帯電ユニット5は、感光体ドラム3の表面を均一に帯電させるものである。光走査ユニット11は、均一に帯電された感光体ドラム3上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。現像ユニット2は、感光体ドラム3上の静電潜像を現像剤補給容器7から供給される現像剤により顕像化するものである。転写ユニット6は、感光体ドラム3上に顕像化された現像剤の画像をシート上に転写するものである。クリーニングユニット4は、感光体ドラム3上に残留した現像剤を除去して感光体ドラム3上に新たな画像を記録することを可能にするものである。除電ランプ12は、感光体ドラム3表面の電荷を除去するものである。
画像形成装置1の下部には、画像形成装置1本体内に内装された供給トレイ10が配置されている。
供給トレイ10は、シートを収容する記録材収容トレイである。供給トレイ10に収容されたシートは、ピックアップローラ16等により1枚ずつ分離され、レジストローラ14まで搬送され、レジストローラ14により感光体ドラム3上の画像の転写処理とのタイミングが計られ、転写ユニット6と感光体ドラム3との間に順次供給される。そして、感光体ドラム3上の現像剤の画像は、シート上に転写される。尚、供給トレイ10へのシートの補給は、画像形成装置1の正面側(操作側)に、供給トレイ10を引き出して行う。
画像形成装置1の下面には、周辺装置として準備されている図示しない多段のシート供給トレイを有する装置、及び大量のシートを収容可能とした大容量記録材供給装置等から送られてくるシートを受け入れ、画像形成部に向かってシートを順次供給するためのシート受口17が設けられている。
画像形成装置1内上部には、定着ユニット8が配置されている。定着ユニット8は、画像が転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラ81と加圧ローラ82とにより、熱と圧力によりシート上に転写された現像剤の画像を定着するものである。そのため、定着ローラ81の内部には、定着ローラ81を加熱するための定着ヒータ83が内包されている。これにより、シート上に現像剤の画像が定着される。
画像が定着されたシートは、搬送ローラ25により更に上方に搬送され、切り換えゲート9を通過し、反転ローラ26により積載トレイ15に排出される。
光走査ユニット11の上下空間部には、画像形成プロセスを制御する回路基板及び外部機器からの画像データを受け入れるインターフェイス基板等を収容する制御部90、そして、各種の上記インターフェイス基板、ならびに各上記画像形成を行う各ユニット等に対して電力を供給する電源装置91等が配置されている。
図2は、制御部90の主要部の構成を示す機能ブロック図である。
制御部90は、中央演算処理装置であるCPU911を中心として、画像情報受信部912、原稿読取り部913、画像処理部914、操作部(入力/表示部)915、駆動部916、給紙部917、印字部918、排紙部919、後処理部920、及び定着温度制御部921により構成されている。
ここで、従来の通電制御である図5において、定着ヒータ83の通電制御は定着温度制御部921により制御され、感光体、現像槽、印字プロセスコントロール部、画像情報書込み部、及び用紙搬送経路の各初期化工程は印字部918により制御され、オプションユニット部の初期化工程は後処理部920により制御される。
次に、上記構成の画像形成装置1において、電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ時間(期間)Tにおける定着ヒータ83の通電制御について、図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
定着ヒータ83への通電制御は、画像形成装置1の印字開始から印字終了までの各工程を構成する各部位(感光体、現像槽、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路、オプションユニット部)がウォームアップ時間(期間)T中に実行する初期化工程の消費電力と通電時間とを考慮し、画像形成装置1が許容される最大消費電力を超えない範囲内で、デューティー比を決定する必要がある。具体的には、定着ヒータ83の通電制御に要する消費電力と、後述する所定のタイミングで実施される各部位の初期化工程に要する消費電力との合計が、最大消費電力である1500W(=100(V)×15(A))に若干の余裕を考慮した消費電力(例えば、1350W)を超えないように、定着ヒータ83の通電制御の電力デューティーを決定する必要がある。
図3に示すように、本実施形態では、各部位(感光体、現像槽、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路、オプションユニット部)の初期化工程の開始タイミングを、ウォームアップ時間(期間)Tが完了する時点t8で全ての工程が終了するように決定している。
具体的には、ウォームアップの開始(t1)後、ウォームアップの中盤を過ぎたところの時刻t2において、まずオプションユニット部の初期化工程を開始し、次の時刻t3において、感光体の初期化工程を開始し、次の時刻t4において、現像槽の初期化工程と画像情報書込み部の初期化工程を開始する。
そして、感光体の初期化工程と現像槽の初期化工程と画像情報読読取り部の初期化工程とが終了した時刻t5において、印字プロセスコントロール部の初期化工程(調整)を開始し、さらに、時刻t6において、原稿読取り部の初期化工程を開始し、時刻t7において、用紙搬送経路の初期化工程を開始する。
そして、印字プロセスコントロール部の初期化工程の終了と、原稿読取り部の初期化工程の終了と、用紙搬送経路の初期化工程の終了とが、ウォームアップ時間(期間)Tの完了タイミングt8と一致するようになっている。
このような各部位(感光体、現像槽、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路、オプションユニット部)の初期化工程の制御により、定着ヒータ83への通電制御は、ウォームアップの開始初期ではデューティー比が高く、ウォームアップの完了まじかではデューティー比が低くなるような制御とすることができる。
例えば、ウォームアップ時間T1はデューティー比(1)(=100%)制御とし、次のウォームアップ時間T2ではデューティー比(2)(=80%)制御とし、次のウォームアップ時間T3ではデューティー比(3)(=60%)制御とし、次のウォームアップ時間T4ではデューティー比(4)(=50%)制御とし、次のウォームアップ時間T5ではデューティー比(5)(=40%)制御とし、次のウォームアップ時間T6ではデューティー比(6)(=30%)制御とし、最後のウォームアップ時間T7ではデューティー比(7)(=20%)制御とする、といった具合に、ウォームアップの中盤以降は他の部位の初期化工程に電力を割り振りながら、次第にデューティー比を低くするように制御することが可能となる。
このような制御により、ウォームアップ期間Tにおける定着ローラの加熱温度制御は、図6に一点鎖線で示す曲線102のように、ウォームアップ開始直後は急峻に立ち上がり、ウォームアップ完了まじかでは緩やかに上昇して、定着設定温度に収束するよな、理想的な曲線を描くことになる。
最後に、上記のようなウォームアップ時間(期間)Tにおける定着ヒータ83の通電制御について、図4に示すフローチャート及び上記図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
制御部90は、画像形成装置1の通電を開始、すなわち、時刻t1に装置の電源をオンすると(ステップS1)、画像形成プロセスを制御する回路基板への通電電力を除く、残りの電力を全て定着ヒータ83に供給してデューティー比(1)(=100%)で位相制御する(ステップS2)。これと同時に、オプションユニット部の初期化工程の開始時刻(t2)になったか否かを監視する(ステップS3)。そして、開始時刻(t2)になると(ステップS3でYesと判断されると)、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(2)(=80%)に切り換えて位相制御を継続するとともに(ステップS4)、オプションユニット部に電力を供給して初期化工程(調整)を行う(ステップS5)。
この後、感光体の初期化工程の開始時刻(t3)になったか否かを監視する(ステップS6)。そして、開始時刻(t3)になると(ステップS6でYesと判断されると)、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(3)(=60%)に切り換えて位相制御するとともに(ステップS7)、感光体の駆動部及びプロセス部に必要電力を供給して、感光体の初期化工程を行う(ステップS8)。
この後、現像槽及び画像情報書込み部の初期化工程の開始時刻(t4)になったか否かを監視し(ステップS9)、開始時刻(t4)になると(ステップS9でYesと判断されると)、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(4)(=50%)に切り換えて位相制御を継続するとともに(ステップS10)、現像槽及び画像情報書込み部の駆動部に必要電力を供給して、現像槽及び画像書込み部の初期化工程を行う(ステップS11)。
この後、制御部90は、現像槽及び画像書込み部の初期化工程が終了したかを確認し(ステップS12)、初期化工程の終了を確認すると(ステップS12でYesと判断されると)、この時点(時刻t5)で、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(5)(=40%)に切り換えて位相制御を継続するとともに(ステップS13)、感光体、プロセス部、現像槽及び画像情報書込み部の駆動部に必要電力を供給して、印字プロセスコントロール部の初期化工程(調整)を行う(ステップS14)。
この後、原稿読取り部の初期化工程の開始時刻(t6)になったか否かを監視し(ステップS15)、開始時刻(t6)になると(ステップS15でYesと判断されると)、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(6)(=30%)に切り換えて位相制御を継続するとともに(ステップS16)、原稿読取り部の駆動部に必要電力を供給して、原稿読取り部の初期化工程を行う(ステップS17)。
この後、用紙搬送経路の初期化工程の開始時刻(t7)になったか否かを監視し(ステップS18)、開始時刻(t7)になると(ステップS18でYesと判断されると)、定着ヒータ83への供給電力を例えば上記のデューティー比(7)(=20%)に切り換えて位相制御を継続するとともに(ステップS19)、用紙搬送経路の駆動部に必要電力を供給して、用紙搬送経路の初期化工程を行う(ステップS20)。
この後、制御部90は、画像形成装置1が印字・読取り可能な状態になったか否かを判断し(ステップS21)、印字・読取り可能な状態になっていないと判断した場合(ステップS21でNoと判断した場合)には、各部位で初期化の終了していない部位を抽出し(ステップS22)、抽出した部位の初期化工程を実施して、必要な全ての部位の初期化工程を完了させる(ステップS23)。一方、ステップS21において、印字・読取り可能な状態になっていると判断した場合(ステップS21でYesと判断した場合)には、待機状態に移行して、ウォームアップ時間(期間)Tにおける定着ヒータ83の通電制御の処理を終了する。
本発明に係る定着ヒータの通電制御装置を搭載した画像形成装置の構成の一例を示す説明図である。 本発明の通電制御装置を構成する制御部の機能ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置において、電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ時間(期間)における定着ヒータの通電制御を示すタイミングチャートである。 本発明に係る画像形成装置のウォームアップ時間(期間)における定着ヒータの通電制御を説明するためのフローチャートである。 画像形成装置のウォームアップ時間(期間)における定着ヒータの従来の通電制御を示すタイミングチャートである。 画像形成装置のウォームアップ時間(期間)における定着ヒータの従来の通電制御及び本発明に係る通電制御による定着ローラの加熱温度変化を対比して示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 現像ユニット
3 感光体ドラム
4 クリーニングユニット
5 帯電ユニット
6 転写ユニット
8 定着ユニット
81 定着ローラ
82 加圧ローラ
83 定着ヒータ
11 光走査ユニット
12 除電ランプ
51 転写搬送ベルト
52 駆動ローラ
53 転写ローラ
54 テンションローラ
90 制御部
911 CPU
912 画像情報受信部
913 原稿読取り部
914 画像処理部
915 操作部(入力/表示部)
916 駆動部
917 給紙部
918 印字部
919 排紙部
920 後処理部
921 定着温度制御部

Claims (14)

  1. 画像形成装置に搭載されている定着ユニットの定着ヒータへの通電制御を位相制御により行う定着ヒータの通電制御装置において、
    前記画像形成装置の電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ期間において、前記定着ヒータへの通電制御を、電源周波数の半サイクルにおける通電時間と非通電時間との比であるデューティー比を複数段階に変化させて行うことを特徴とする定着ヒータの通電制御装置。
  2. 前記定着ヒータへの通電制御は、前記画像形成装置の印字開始から印字終了までの各工程を構成する各部位が前記ウォームアップ期間中に実行する初期化工程の消費電力と通電時間とを考慮し、前記画像形成装置が許容される最大消費電力を超えない範囲内で、前記デューティー比が決定されることを特徴とする請求項1に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  3. 前記各部位が、感光体を含む転写部、現像槽を含む現像部、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路部、その他のオプションユニット部からなることを特徴とする請求項2に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  4. 前記定着ヒータへの通電制御は、前記画像形成装置がオンされたウォームアップの開始初期の状態では前記各部位の初期化工程を行わずに、前記デューティー比を100%制御とすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  5. 前記各部位の初期化工程の開始タイミングは、前記ウォームアップ期間が完了する時点で全ての工程が終了するように決定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  6. 前記各部位の初期化工程の開始タイミングは、少なくとも感光体の初期化工程と、現像槽の初期化工程と、画像書込み部の初期化工程とが終了した後、印字プロセスコントロール部の初期化工程が開始され、かつ、印字プロセスコントロール部の初期化工程の終了が前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するように決定されていることを特徴とする請求項3に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  7. 前記原稿読取り部、用紙搬送経路部及びオプションユニット部の各初期化工程は、その終了タイミングが前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するように決定されていることを特徴とする請求項6に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  8. 前記定着ヒータへの通電制御は、前記ウォームアップの開始初期では前記デューティー比が高く、前記ウォームアップの完了まじかでは前記デューティー比が低い制御であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の定着ヒータの通電制御装置。
  9. 画像形成装置に搭載されている定着ユニットの定着ヒータへの通電制御を位相制御により行う定着ヒータの通電制御方法において、
    前記画像形成装置の電源がオンされてから使用可能状態になるまでのウォームアップ期間において、前記定着ヒータへの通電制御を、電源周波数の半サイクルにおける通電時間と非通電時間との比であるデューティー比を複数段階に変化させて行うとともに、前記定着ヒータへの通電制御は、前記画像形成装置の印字開始から印字終了までの各工程を構成する各部位が前記ウォームアップ期間中に実行する初期化工程の消費電力と通電時間とに基づき、前記画像形成装置が許容される最大消費電力を超えない範囲内で、前記デューティー比を決定することを特徴とする定着ヒータの通電制御方法。
  10. 前記各部位が、感光体を含む転写部、現像槽を含む現像部、印字プロセスコントロール部、原稿読取り部、画像情報書込み部、用紙搬送経路部、その他のオプションユニット部からなり、
    前記定着ヒータへの通電制御は、前記画像形成装置がオンされたウォームアップの開始初期の状態では前記各部位の初期化工程を行わずに、前記デューティー比を100%制御とすることを特徴とする請求項9に記載の定着ヒータの通電制御方法。
  11. 前記各部位の初期化工程は、前記ウォームアップ期間が完了する時点で全ての工程が終了するようなタイミングで行うことを特徴とする請求項10に記載の定着ヒータの通電制御方法。
  12. 前記各部位の初期化工程は、少なくとも感光体の初期化工程と、現像槽の初期化工程と、画像書込み部の初期化工程とが終了した後、印字プロセスコントロール部の初期化工程を開始し、かつ、印字プロセスコントロール部の初期化工程の終了が前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するようなタイミングで行うことを特徴とする請求項10に記載の定着ヒータの通電制御方法。
  13. 前記原稿読取り部、用紙搬送経路部及びオプションユニット部の各初期化工程は、その終了タイミングが前記ウォームアップ期間の完了タイミングと略一致するように行うことを特徴とする請求項12に記載の定着ヒータの通電制御方法。
  14. 前記定着ヒータへの通電制御は、前記ウォームアップの開始初期では前記デューティー比が高く、前記ウォームアップの完了まじかでは前記デューティー比が低くなるように制御することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の定着ヒータの通電制御方法。

JP2004291613A 2004-10-04 2004-10-04 定着ヒータの通電制御装置及び通電制御方法 Pending JP2006106271A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198599A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015147321A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 株式会社リコー 画像形成装置

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