JP2006105316A - 送りねじのブレーキ装置 - Google Patents

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JP2006105316A
JP2006105316A JP2004294717A JP2004294717A JP2006105316A JP 2006105316 A JP2006105316 A JP 2006105316A JP 2004294717 A JP2004294717 A JP 2004294717A JP 2004294717 A JP2004294717 A JP 2004294717A JP 2006105316 A JP2006105316 A JP 2006105316A
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Japan
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Yoshimi Iwasaki
喜実 岩崎
Saeko Inai
左絵子 井内
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Abstract

【課題】従来の装置は、ブレーキをかけると、当接する部分はねじ溝の一部分のみであり、偏磨耗を発生する虞があり、送りねじのブレーキ装置の
寿命が短い。また、軸方向の動作のため、突出部をリードに沿って設ける必要が有り、軸方向に移動してブレーキ作用をする際に、突出部全体では
なく部分的にしか当接しないことがあり、そのためブレーキ力が充分に発揮できない問題点があった。そこで、長期間の使用に耐え、ブレーキ力の調
整が外部から可能で、且つ、組み立て容易な送りねじのブレーキ装置を提供することに目的が有る。
【解決手段】上記目的を達成するため、送りねじのナット一端へ簡単に装着できるブレーキ装置を提供するもので、ナットの一側端に直接或いは着脱容易に装着した取り付けアダプタを介してブレーキハウジングと2つ割りリングからなる押さえ金具とから構成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、産業機械、工作機械等における送り機構としてのボールねじに代表される送りねじに使用し、特に垂直に取りつけて使用する場合のブレーキ装置に関するものである。
従来から送りねじの中で、特にボールねじを垂直に取りつけて使用する場合に、例えばボールねじナットに一体化したスライダを所定位置で停止させようとするか、或いは徐々に動かそうとすると、ねじ部に何らかの制動即ちブレーキ機構が必要となる。特に螺合部分はころがり接触のため、確実なブレーキ手段が必要となり、このような装置として、例えば特許文献1に示すような装置が知られている。
実開昭59−144253号公報
この特許文献1の例によると、ナットとねじ溝との間で相対的変位を係止するブレーキ装置をナットに装着しており、軸方向に動作させてねじ溝に押圧係合させてブレーキ作用をさせている。この場合に、ねじ軸のねじ溝に押圧する突出部をブレーキ装置の内面側に形成しており、ブレーキをかけると、当接する部分はねじ溝の一部分のみであり、偏磨耗を発生する虞があり、送りねじのブレーキ装置の寿命が短い。また、軸方向の動作のため、突出部をリードに沿って設ける必要が有り、軸方向に移動してブレーキ作用をする際に、突出部全体ではなく部分的にしか当接しないことがあり、そのためブレーキ力が充分に発揮できない問題点があった。
本外出願人は、上述の問題点を解決するために特願2003−150445号において、ねじ軸に係合するナットの一端に、前記ねじ軸を覆う筒状の制動ハウジングを取り付け、該制動ハウジングの他端側から円周均等に分割する複数のスリットを長手方向に形成すると共に、該制動ハウジングの外径に環状溝を形成してばねリングを嵌合し、該ばねリングにより前記制動ハウジングを縮径する方向に付勢して前記ねじ軸を押圧する制動装置を提案した。
この提案構造においては、従来の欠点を解決できたものの、ばねリングによる制動機構であるため、制動ハウジング側がねじ軸との接触作用に
より、長期使用により磨耗して、ばねリングの押え力が低下してしまい、ブレーキ力が働かなくなり、目的が達成不可となってしまい、このバネリング
を更にばね力が作用する大きさのものに交換することが必要になる。このため、装置を分解する等作業性が問題になり、且つ場合によっては制動
ハウジングの交換が必要となる等の問題点があった。
そこでこの特願2003−150445号の発明装置におけるばねリング構造を止め、長期間の使用に耐え、ブレーキ力の調整が外部から可能で且
つ、組み立て容易な送りねじのブレーキ装置を提供することに目的が有る。
本発明は、上記目的を達成するため、ねじ軸とそれに螺合するナットを有する送りねじにおいて、ナットの一側端に直接或いは着脱容易に装着した取り付けアダプタを介してブレーキハウジングを取り付け、その他端側からねじ軸の外径に見合う形状の内径穴を貫通形成し、且つ同じ側から、円周均等に分割するスリットをブレーキハウジングの長手方向に形成すると共に、その外径に環状凹部を形成して2つ割りリングからなる押さえ金具を装着し、この押さえ金具によりブレーキハウジングをねじ軸のねじ外径面へ押圧するようにしたことを特徴とする。
本発明のブレーキ装置は、2つ割りリングからなる押さえ金具の採用で、長期に亘るブレーキ力の保持と組み立て性を向上させることが出来る。こ
れによって、送りねじナットへのブレーキ装置の組み立て性向上が達成できる。
本発明は、送りねじのナット一端へ簡単に装着できるブレーキ装置を提供するもので、ナットの一側端に直接或いは着脱容易に装着した取り付けアダプタを介してブレーキハウジングと2つ割りリングからなる押さえ金具とから構成した。
図1乃至図6から理解されるように、本発明実施例は、外周面に所定リードでねじ溝を形成したねじ軸1と、そのねじ軸1に螺合したナット2と、前記ねじ軸1とナット2の間に構成されるねじ溝間に介装した多数の転動体である鋼球(図示省略)とからなる、所謂ボールねじに適用したブレーキ装置の実施例に関する。明示されたように、本願のブレーキ装置10は、ボールねじナット2の一方の側面側に取り付けられており、ナット2の外側を覆う内径11aと共に、ナット2のフランジ2aへ当接するフランジ部11bとを有し、ねじ17によりナットへ固定された取付アダプタ11と、この取付アダプタ11の一端に装着したブレーキハウジング12と、このブレーキハウジング12の外径に装着した押さえ金具13とを主な要素として構成されており、ナット2に装着した取付アダプタ11の一端に形成した取り付け穴11cへ該ブレーキハウジング12の外径12aの一端が挿入され、取付アダプタ11の外周複数箇所から取り付けねじ18により取付固定されている。そのため取付ねじ18の先端が入り込むねじ穴12bが同様な位置関係で形成されている。
図1及び図3に示すように、このブレーキハウジング12の他端側から内径に、ねじ軸1の外径に見合う穴12cが貫通形成されている。更に同他
端から図3に示すように、周囲を2等分する形で、スリット12dが形成してあり、その長さは外径12aの途中まで延びている。そしてその外径12aには、前述したスリット12d形成端面から間隔を置いて環状溝12eが形成してある。この環状溝eに押さえ金具13が装着される。押さえ金具13は、ブレーキハウジング12の環状溝12eの長手方向幅より小さい長さの半割り状円筒部材13a、13bと、この半割り状円筒部材13a、13bを長手方向と直交するようなほう項に開閉自在に構成するヒンジ手段14とを有しており、かつ該ヒンジ手段14装着部と反対側に位置する半割り状円筒部材13aに間隔を置いて複数の座繰り穴13c、13bに同様に間隔を置いて複数のねじ穴13dを形成しており、これらのねじ穴13dを利用してねじ16で該半割り状円筒部材13a、13bを半径方向に一体化できるよう構成されている。従ってこのねじ16を外せば、ヒンジ手段14により押さえ部材13を簡単に取り外すことができる。逆に半径方向にねじ16で押さえることで、ブレーキハウジング12を半径方向内方へ押し付けることになり、スリット12dが形成してあるので、この押さえ金具13の押圧により、ねじ軸1の外径をしっかりと押さえることができる。なお、前記ブレーキハウジング12はプラスチックにより製作することができる。
また、ヒンジ手段14は、図5に示すように、半割り状円筒部材13a、13bの長手方向両端面へ夫々形成した2個のねじ穴14aと、所定間隔を置
いて形成した貫通穴14cを有するヒンジ板14bと、このヒンジ板14bの貫通穴14cを介してねじ穴14aへ螺合される4個のねじ15とから構成されており、図5中の矢印や図4に想像線で示したように、ヒンジ手段を支点にして押さえ金具13を広げて側方から装着することが可能である。
更に、図1及び図6に示すように、半割り状円筒部材13a、13bの円筒部分の反対側(ヒンジ手段取付側)に夫々所定間隔で座繰り穴13c、ねじ穴13dが3箇所形成してある。前述したヒンジ手段14装着部と反対側と同様であり、締付調整をこれらの複数の部分締付により行うことができる。実施例では3箇所に形成してあるので、ブレーキ力によって、1箇所だけしめつけたり、2箇所或いは3箇所使用したりすることになる。
実施例においては、ボールねじを対象として縦置き状態におけるねじのブレーキ装置を説明したが、台形ねじであっても同様に実施することができると共に、流体を利用した静圧ねじなどにも利用可能である。
本発明による実施例によるボールねじのブレーキ装置を装着した正面部分断面図を示す。 図1のブレーキ装置の組み立て状況を示す斜視図を示す。 本願のブレーキハウジングの斜視図を示す。 図1のA-A矢視図を示す。 図1の押さえ金具の組み立て状況を示す斜視図を示す。 図1のB-B断面図を示す。
符号の説明
11 取付アダプタ
12 ブレーキハウジング
13 押さえ金具
13a、13b 半割り状円筒部材
14 ヒンジ手段
14b ヒンジ板
15 ねじ
16 ねじ
17 ねじ
18 取付ねじ

Claims (2)

  1. ねじ軸とそれに螺合するナットを有する送りねじにおいて、ナットの一側端に直接或いは着脱容易に装着した取り付けアダプタを介してブレーキハウジングを取り付け、その他端側からねじ軸の外径に見合う形状の内径穴を貫通形成し、且つ同じ側から、円周均等に分割するスリットをブレーキハウジングの長手方向に形成すると共に、その外径に環状凹部を形成して2つ割りリングからなる押さえ金具を装着し、この押さえ金具によりブレーキハウジングをねじ軸のねじ外径面へ押圧するようにしたブレーキ装置。
  2. 押さえ金具の2つ割りリングがヒンジ機構により開閉自在に構成され、内径に保持するブレーキハウジングの外径を半径方向内方へ縮径させることでねじ軸との間に摺動抵抗を与えるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。
JP2004294717A 2004-10-07 2004-10-07 送りねじのブレーキ装置 Pending JP2006105316A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101018800B1 (ko) 2010-10-28 2011-03-03 김영수 이송장치 및 이를 이용한 선반

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