JP2006104889A - 舗装冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テニスコート、道路等舗装部分表面の高温化を防止できるようにした。
【解決手段】上記舗装部分の最下層に不透水舗装層3を、該不透水舗装層上へ剛体塊層5を、該剛体塊層上へ透水舗装層6を、それぞれ打設し、上記剛体塊層5は貯水可能に形成して、該剛体塊層中の水が透水舗装層の熱吸収により気化して透水舗装層6が有する無数の小透孔を通って大気中へ放出可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は舗装冷却装置に関する。
下地層上へ透水性の舗装材層を敷設し、該舗装材層内部へ冷却水を浸透させる導管を上記下地層ないし舗装材層中に埋設させた高温化防止のための舗装構造が知られている(特許文献1)。
特開平9−203007号公報
本発明も夏期における舗装部分高温化防止のための冷却装置に関するものであり、舗装箇所としては、テニスコート、競技場、道路、更にビルの屋上等の舗装部分を対象とするものである。
第1の手段として、不透水舗装層3上へ剛体塊層5を、かつ該剛体塊層上へ透水舗装層6を、それぞれ積層状に打設させ、剛体塊層5は貯水可能に形成して、該剛体塊層内の水が透水舗装層が有する熱吸収により気化して、透水舗装層が有する無数の小透孔内を通って大気中へ放散可能に形成した。
第2の手段として、上記第1の手段を有し、かつ上記不透水舗装層3上へ、剛体塊層5への給水用透水管4を配設した。
第3の手段として、上記第2の手段を有し、かつ舗装部分側方へ貯水槽8を設けて、剛体塊層5からの排水を導入させると共に、該貯水槽内の水を、送水管9および透水管4を介して剛体塊層中へ還流可能とした。
請求項1のようにすることで、舗装部分の温度が高くなると剛体塊層5中の水は、透水舗装層6から直接ないし剛体塊を介して気化熱を吸収することで、水蒸気となり、透水舗装層が有する無数の小透孔を通り大気中へ放出される。透水舗装層の温度上昇につれて、剛体塊層中の水との温度差は次第に大となり、該温度差の拡大により上記吸収される気化熱も次第に増大することとなって透水舗装層6の温度上昇を抑制することが出来る。
尚実験によれば、舗装表面温度が約40℃であるとき砕石層5内へ注水したところ、約1時間後には上記表面温度を約10℃低下させることが出来た。
砕石層内の貯水を常時得ることで、舗装表面温度を常時低く得ることが出来、例えばビルの屋上壁に本発明装置を施せば、そのビル屋上壁の温度上昇を防止することでビル最上階の室温も低く保つことが出来る。
請求項2のようにすることで、その透水管4を介して剛体塊層全面へ、上記気化用の水を給水することが容易となり、又その給水を迅速に行うことが出来る。
請求項3のようにすることで、雨水又は透水舗装層表面への打水を透水舗装層6、および剛体塊層5内を通って貯水槽8内へ戻すことが出来、又必要に応じてポンプ等を利用し、送水管9、透水管4を介して剛体塊層内へ還流させることが出来、雨水等の活用が可能となる。
以下図面について説明すると、1は舗装範囲である。該舗装範囲が道路であれば、長く延長形成され、又テニスコート等であれば、そのコート全体を舗装範囲とする。舗装範囲は地面2へ凹部を設けて形成するとよく、その最下層へは不透水舗装層3を打設する。該不透水舗装層上へは図3が示すように縦、横に透水管4を配設し、又該透水管上を含めて不透水舗装層3上へ剛体塊層5を設け、該剛体塊層上へ透水舗装層6を打設する。
上記剛体塊層5は貯水可能としており、該貯水のため、不透水舗装層3はその周辺から不透水側壁3aを起立させて浅皿状とし、その下部内へ剛体塊層5を、該剛体塊層上へ透水舗装層6を設けている。上記剛体塊層としては、枠石、軽石、合成樹脂製塊体、その他のものが考えられる。
上記透水管4は剛体塊層5内への気化用水の供給と、排水とを行うためのもので、図3が示すように不透水舗装層3上へ複数透水管4を縦横に上下に重ねて敷設する。舗装範囲1の一方側方には溝7と貯水槽8とを設け、又他方側方には送水管9を設けている。該送水管は複数の支管10を有し、該支管先端を横方向へ配設された透水管4aの一端へ連通させており、又送水管9一端は貯水槽8内へ挿入させてあって、水中ポンプ11等の運転により貯水槽内の水が送水管9および横方向透水管9aを通って剛体塊層5内へ入り、又該剛体塊層内の過剰の水は縦方向透水管4b等を通り、上記溝7側の不透水側壁3aに設けた蛇口11等を通って溝7内へ、更に該溝を通って貯水槽8内へ還流するものである。
本発明は透水舗装層6の熱を剛体塊層内へ貯った水が直接ないし剛体塊を介し吸収して気化し、透水舗装層6が有する無数の小透孔から水蒸気となって大気中へ放出されるよう設けたものであるから、例えばテニスコート等のように舗装範囲1が比較的小さい場合は、上記透水管4、溝7、貯水槽8等は必ずしも必要ではなく、剛体塊層内への気化用水の供給は、雨水、透水舗装層表面への打水、或いは剛体塊層内へ直接水道水等を注入する等して行うことも出来る。又剛体塊層内の貯水が過剰となった場合は、舗装範囲の側面へ接する地中へ浸透等するよう設ければよい。
舗装範囲が道路或いは運動場等のように大型化するときは、雨水活用のためにも透水管、溝、貯水槽、送水管等を設けることが望ましい。
尚既述剛体塊の径は約20ミリ程度でよく、又一般道路の舗装厚としては、不透水舗装層約50ミリ、剛体塊層約60ミリ、透水舗装層約40ミリ程度で足りるが、通行車輛の重量に応じて舗装全体の厚み巾を増やす必要がある。道路用の剛体塊としては枠石がよく、ビル屋上壁用としては、軽石ないし合成樹脂塊体等軽量の剛性塊体を選べばよい。
透水舗装層表面がさほど高温化しない時期は、既述蛇口11解放等で剛体塊層内水を排出させてもよい。
本発明装置の長手方向縦断面図である。 図1装置の短手方向断面図である。 図1装置の平面図である。
符号の説明
1 舗装範囲 3 不透水舗装層
4 透水層 5 剛体塊層
6 透水舗装層 7 溝
8 貯水槽 9 送水管
10 支管 11 蛇口

Claims (3)

  1. 不透水舗装層3上へ剛体塊層5を、かつ該剛体塊層上へ透水舗装層6を、それぞれ積層状に打設させ、剛体塊層5は貯水可能に形成して、該剛体塊層内の水が透水舗装層が有する熱吸収により気化して、透水舗装層が有する無数の小透孔内を通って大気中へ放散可能に形成した
    ことを特徴とする舗装冷却装置。
  2. 上記不透水舗装層3上へ、剛体塊層5への給水用透水管4を配設した
    ことを特徴とする請求項1記載の舗装冷却装置。
  3. 舗装部分側方へ貯水槽8を設けて、剛体塊層5からの排水を導入させると共に、該貯水槽内の水を、送水管9および透水管4を介して剛体塊層中へ還流可能とした
    ことを特徴とする、請求項2記載の舗装冷却装置。
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