JP2006104660A - マンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ - Google Patents

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Abstract

【課題】既設マンホールの蓋枠体の除去工法を大幅に短縮することができ、結果的に、マンホールの補修工事期間のさらなる短縮が可能となる新規なマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキを提供すること。
【解決手段】既設マンホールの蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を経て、前記蓋枠体を除去するマンホール蓋枠体の除去工法に使用するマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ。基板42と、該基板42の周囲下側に配される3本の係合脚部44と、該係合脚部44を下端部位置で放射方向に拡開する3本のシリンダを放射方向に備えた三頭シリンダ47と、該三頭シリンダ47を伸縮させる油圧ポンプ48とを備えている。係合脚部44の本体下端外側には係合爪46を備えて、かつ、係合脚部44の本体下端部相互をコイルばね50で連結する。
【選択図】図3

Description

本発明は、既設マンホールの蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を経て、前記蓋枠体を除去するマンホール蓋枠体の除去工法に使用するマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキに関する。
本明細書で、「マンホール蓋」とは、蓋本体と蓋枠体とからなる合成物(通常鋼製)をいう。また、マンホールとは、コンクリートやアスファルト等の路面に形成される、上下水道、ガス、電気、電信等の暗渠用のマンホールを意味する。
マンホール施工後10〜20年経過すると、通常、取り替える必要がある。マンホール蓋(通常、鋳鉄製)の腐食や劣化、表面柄の擦り減りによる耐スリップ性能の低下等の理由による。そして、マンホール蓋の取り替えに際しては、蓋枠体を除去する必要がある。
該蓋枠体を除去する工法として、例えば、特許文献1・2に、下記構成のマンホール蓋の取り替え工法(マンホール補修方法)が記載されている(特に、特許文献2の図1〜5及び段落0022、平成15年10月15日付け補正の請求項1等参照)。
「マンホール蓋のある路面に、該マンホール蓋と同心円で深さ方向に径が狭まる回転円弧状又は球面状切り込みを入れる切り込み工程と、
該切り込み工程で形成された切り込みと前記蓋を受ける蓋受け枠との間にある舗装材および前記蓋受枠との間にある舗装材及び前記蓋受枠を除去する除去工程と、
前記除去工程で除去した蓋受枠の後に新しい蓋受け枠を設置する蓋受枠設置工程と、
前記蓋受枠設置工程で設置した蓋受枠と前記切り込みとの間の空間に、表面が前記路面と同じ高さになるまで舗装材を充填する充填工程と、
を備えたことを特徴とするマンホール補修方法。」
しかし、上記のようなマンホールの補修方法において、切り込み工程(切断)後のマンホール蓋受枠(蓋枠体)の除去は、通常、下記の如く行っていた。
切断舗装材の破砕除去後、蓋枠体(適宜調節リングとともに)をマンホールの上枠体(例えば斜壁管)から剥離までほとんど手作業で行った後、トラックの車載クレーン等で吊り上げてトラック荷台に載せていた。このため、マンホールの補修工事期間のさらなる短縮が困難であった。
特開2004−3309号公報 特開2004−68596号公報
本発明は、上記にかんがみて、既設マンホールの蓋枠体の除去工法を大幅に短縮することができ、結果的に、マンホールの補修工事期間のさらなる短縮が可能となる新規なマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキを提供することを目的とする。
本発明のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキは、下記構成を有するものである。
既設マンホールの蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を経て、前記蓋枠体を除去するマンホール蓋枠体の除去工法に使用するマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキであって、
基板と、該基板の周囲下側に等間隔で回動自在に配される少なくとも3本の係合脚部と、該係合脚部を下端部位置で放射方向に拡開する係合脚部に対応した数のシリンダを放射方向に備えた多頭シリンダと、該多頭シリンダを伸縮させる油圧ポンプとを備え、
係合脚部の本体下端外側には係合爪を備えて、かつ、係合脚部の本体下端部相互は縮径方向に付勢するばね手段が配されていることを特徴とする。
上記蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を、蓋枠体と同心円で、深さ方向に径が狭まる断面湾曲状又はテーパ状の切れこみを入れる円形の切断工程とすることが望ましい。
当該構成とすることにより、切断部舗装材を蓋枠体から破砕除去せずに、蓋枠体を切断部をつけたまま除去でき、マンホール蓋枠体の除去工数のさらなる削減が可能となる。
上記補助ジャッキは、さらに、基板の周囲外側に等間隔で配される少なくとも3本の支持脚部を備えている構成としてもよい。クレーン(起重機)を使用せずに補助ジャッキを蓋枠体外周路面に静置させて係合爪の蓋枠体下面への係合作業ができる。
油圧ポンプが手動油圧ポンプとし、基板に固定されている構成とすることができる。多頭シリンダのピストンロッドの微調節が可能、すなわち、係合脚部の開閉度の微調節が容易となる。
そして、本補助ジャッキは、通常、基板が略正三角形で、該基板の各頂点部に係合脚部が連結され、各係合脚部をばね力に抗して拡開可能に三頭シリンダが連結されている構成とする。
そして、本発明の補助ジャッキの使用態様は、例えば、下記構成となる。
マンホールの既設蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を経て、蓋枠体を蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキを用いて吊り上げ除去する工法において、
係合脚部の係合爪の高さを、クレーン又は高さ調節支持脚で蓋枠体の下面隙間に係合するように位置させた後、係合爪を拡開係合させた状態でクレーンにより蓋枠体を引き上げて所定位置におろして、係合爪の係合を縮径解除することを特徴とする。
以下、本発明のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキの一実施形態について説明をする。
ここでは、既設マンホールの蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を、蓋枠体と同心円で、深さ方向に径が狭まる断面湾曲状又はテーパ状の切れ込みを入れる円形切断工程とする場合を例に採り説明する。この円形切断工程に際して、および、マンホール蓋の除去工程において、マンホール用芯出し具を使用するため、マンホール芯出し具についても説明する。
また、マンホール上端開口部Mが、マンホール蓋枠体11及びスペーサリング(マンホール形成管である斜壁管8の上端に配される扁平なコンクリート管)9で形成されている場合を例に採り説明する(図2、5参照)。また、以下で説明する寸法仕様は、特に断らない限り、蓋枠体11の内径が600mmの場合の例である。
本実施形態のマンホール用芯出し具Tは、マンホール上端開口部Mの外側形成部(路面側)を、切断機12を旋回させて切断を行うに際して使用するものである。ここで、切断方法としては、いわゆる旋回切断を行うことが望ましい。マンホール(マンホール蓋枠体)11と同心円で、深さ方向に径が狭まる断面湾曲状又はテーパ状の切れ込みCを入れることができ、埋め戻路面を形成した場合、路面沈下が発生し難い。
そして、本実施形態では、マンホール芯出し具Tは、芯出し具本体14と、防護板24と、防護マット26とを備えた構成である。
そして、芯出し具本体14は、マンホール上端開口部Mの内周壁(図例ではマンホール蓋枠体11の内周面)11aに水平方向で突っ張る突っ張り支持部16と、該突っ張り支持部16の中心部に立設される芯出し軸部18とを備えている。前記突っ張り支持部16はねじ伸縮可能に放射状に配された4本の突っ張り支持要素20で形成されている。ここで、突っ張り支持要素20の本数は、図例の4本に限られず、3本以上であればよく、通常、3〜6本とする。本数が少ないと作業性は良好であるが、大きな突っ張り支持力を得難く、本数が多いと作業性は低下するが大きな突っ張り支持力を得やすい。
本実施形態では、芯出し具本体14は、芯出し軸部18及び棒状の突っ張り支持要素20に加えて、正円又は正多角形(図例では正円)の板状基部22を備えている。板状基部22の平面大きさは、筒体内壁11aに芯出し具本体14を固定したとき、突っ張り支持要素の移動部20aをレンチ(ねじ回し)操作可能な操作空間を形成する平面大きさを有している、この板状基部22は、必然的ではなく、芯出し具本体14は、芯出し軸部18及び突っ張り支持要素20のみの棒状体のみで形成するフレーム構造であってもよい。
なお、板状基部22の外径は、例えば、250〜350mmとする。板状基部22の厚さは要求強度により異なるが、通常、3〜5mmとする。
そして、上記突っ張り支持要素20は、図例では、雄ねじで形成される固定部20aと雄ねじと螺合して突っ張り支持するために先端閉じ形状の柱体袋ナットで形成される移動部20bとかなり、固定部20aが板状基部22に溶接固定されている。移動部20bは、レンチ操作可能に角柱状(図例では六角柱である。)であり、先端が、突っ張り支持が容易なように尖がり形状となっている。この先端形状は、テーパや半球状でも良い。
このとき、固定部20aとしては例えば13Mのねじ切りボルトを使用し、移動部20bは、外径24mmの六角形で、長さ130〜280mmの袋ナットを使用する。
本実施形態では、固定部側を雄ねじ、移動部側を雌ねじとしたが、ねじ伸縮可能なら、任意である。すなわち、固定部側を雌ねじとし、移動部側を雄ねじとしたり、さらには、双方を雄ねじとし、その間にターンバックル(長さ調節ナット)を介したりしてもよい。
また、芯出し軸部18は、板状基部22の中心に溶接立設されている。芯出し軸部18の径及び高さは、例えば、それぞれ3〜8mm及び100〜150mmとする。
なお、芯出し軸部18は、丸棒又はねじ切り棒とした固定方式であるが、出没自在なスライドないしテレスコピック方式としてもよい。この芯出し具本体14は、図例では、鋼板で形成した基部22に固定部側雄ねじ及び芯出し軸部棒体をそれぞれ溶接固定したものであるが、基部22を鋳物で形成し、雄ねじや雌ねじを一体化した構成でもよい。
上記防護板24は、該芯出し具本体14に載置して筒体内空間を略塞ぎ、かつ、切断機の荷重に耐えるものである。防護板24の厚さ及び外径は、鋼板製の場合、例えば、それぞれ3〜4mm及び580〜890mmとする。
図例では、防護板24は、中央に芯出し軸部18の通過用の軸穴24aを中心部に備え、芯出し具本体14に載置且つマンホール上端開口部M内に挿入しやすいように、一対の半円板が丁番25結合されるとともに、各半円に一対の把持用指穴24b、24bが形成されている。本防護板24は、通常、鋼板とするが、強化プラスチック板、木材板等であってもよい。また、防護板24は、芯出し具本体14の突っ張り支持部16に載置可能で軽量化に寄与するものが望ましい。
また、上記防護マット26となるマット本体28は、可撓体円形板からなり、マンホールの筒体空間を略塞ぐ平面大きさを有するものとする。例えば、外径略600mmとする。マット本体28は、通常、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成するが、耐候性を有する天然ゴムやCRが望ましく、また、厚みは、載置したとき、風等で飛ばないように、2〜3mmとする。なお、該マット本体28は、通常、ゴム又は熱可塑性エラストマーのシート体を裁断(例えば、プレス)して形成する。
そして、該マット本体28には、取り扱い性の見地から、外周側対向位置に門型取っ手30、30がねじ止め固着されている。
また、マンホール用芯出し具Tを用いて、マンホール上端開口部Mの既設マンホール蓋枠体11の外側形成部(路面)を、切断機12を旋回させて切断後、マンホール蓋枠体11を切除部とともに除去する場合にも、本実施形態のマンホール用芯出し具を、蓋無しマンホールの防護手段としても使用可能である。このため、該マンホール蓋枠体11の除去工法に使用するマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキJについて説明する。図3は補助ジャッキの垂直部分断面図、図4は平面図である。なお、図3は係合脚部44の先端が縮径した状態、図4は係合脚部の先端が拡径した状態で、係合爪46の位置は異なっている。
基板42と、該基板42の周囲下側にそれぞれ回動自在に等間隔で配される3本以上の係合脚部44と、該係合脚部44を下端部位置で放射方向に拡開する係合脚部44に対応した数のシリンダを放射方向に備えた三頭シリンダ(多頭シリンダ)47と、該三頭シリンダ46を伸縮させる油圧ポンプ48とを備えたものである。
図例では、基板42が中央に油圧ホース49挿通用の丸穴42aを備えた略正三角形で、基板42の各頂点部に係合脚部44が回動自在に軸支(ピン結合)され、各係合脚部44をばね力に抗して拡開可能に三頭シリンダ47が連結されている。すなわち、三頭シリンダ47の各ピストンロッド47aの先端が、係合脚部本体45の下端ブロック45aの門形部にピン結合されている。なお、係合脚部44の数は、3本に限られず、4〜6本でもよいが、構造が複雑となる。また、係合脚部44の数を4本以上とした場合は、基板44の形状は、その数に対応した正多角形とすることが望ましい。
係合脚部44の本体45下端外側には係合爪46を備えて、かつ、係合脚部本体45の下端部相互は縮径方向に付勢するばね手段50が配されている。具体的には、3本の脚部本体45の下端部相互が、平面略正三角形を形成するように3本の引張りコイルばね50、50、50で連結されている。図例では、係合爪46は係合脚部本体45の下端ブロック部45aを介して一体形成(鋳物等)されているが、係合爪46を下端ブロック45aに微小角回動可能にピン結合させてもよい。また、係合脚部本体45と係合爪46との交差角は図例では略直角とされているが、係合脚部本体の作動時(係合時)に補助ジャッキに対して係合爪46の直交するように角度を設定することができる。
ここで、補助ジャッキJは、図例では、常態時、係合脚部44の先端が内側に縮径し、三頭シリンダ47の加圧時(使用時、係合時)、補助ジャッキJの軸心と平行な垂直方向になる構成とされているが、常態時、係合脚部44が略垂直となり、三頭シリンダ加圧時、係合脚部44の先端が外側へ開く構成としてもよい。
また、補助ジャッキJは、通常、本体鋳鋼製とし、その寸法仕様は、係合脚長L1:400〜450mm、三頭シリンダの補助ジャッキ軸心からの後死点長さ200〜250mm、前死点長さ330〜380mm、係合爪46の突出長L2は40〜50mmとする。
なお、本実施形態の補助ジャッキJは、セット作業性等の見地から、基板42の周囲外側に等間隔で配される少なくとも3本の支持脚部52(二点鎖線)を備えたものとしてもよい。
また、係合爪46にカップリングを結合させれば、径の大きな蓋受枠体(内径900mm)の撤去も可能となる。
上記油圧ポンプ48は、ハンドル48aを備えた手動油圧ポンプが、基板42上に溶接ブラケット44を介してねじ固定されている。ここで、油圧ポンプは、モータ式でもよいが、手動油圧ポンプのほうが係合脚部44の開き量の微調整が容易となる。
また、必然的ではないが、基板の上には、クレーンフックに係合可能な吊り下げワイヤーを、複数(例えば、図例では、三角形基板の各頂点部に形成)の立設ブラケットにねじ固定された丸環を介して取付けておくことが、水平状吊り上げが容易となり吊り上げ作業性が良好となる。
次に、上記マンホール用芯出し具の使用態様について説明する。ここでは、マンホールの既設蓋枠体11の外周部位路面を円形に切断し、さらに、当該工程を経て、蓋枠体を吊り上げ除去する場合を例に取り説明するが、これに限られるものではない。
a)予め、芯出し具本体の突っ張り支持部16における各突っ張り支持要素20の各長さを略等しく、且つ、各突っ張り支持要素20で形成される仮想外径がマンホール蓋枠体11の内周壁11aに嵌着可能なものとなるようにしておく。このとき、防護板24はセットしない。また、上記長さ調整は、マンホール蓋枠体は規格で決まっており、一度行えば、ほとんど調節不要である。
上記のように各突っ張り支持要素20の長さを調節した状態で、マンホール蓋枠体11の内周壁11aに嵌着する。このとき、通常、マンホール蓋枠体11は、蓋落下防止用の縮径部(内鍔部)11bがあるため、芯出し具本体14は、蓋枠体11の上側開口部で止まる。
その状態で、レンチ(スパナ)を用いて、各突っ張り支持要素20の角柱状の移動部20bを3方向等間隔に外方へ少しずつ(例えば、1ねじずつ)移動させる。すると、移動部先端(尖り状)が筒体内壁に食い込むように作用して、芯出し具本体14は、マンホールの上端開口部(マンホール蓋枠11)の内壁11aに強固に突っ張り支持される。
そして、当然、芯出し軸部18は、マンホール蓋枠11の中心部に移動不能に固定されて芯出し手段となる。その後、防護板24を芯出し具本体14上に載置する。
さらに、切断機12のガイド部材13の一端芯出し孔13aに芯出し軸部18を嵌めて、切断機12の切断刃モータを回転させながら、手動により旋回(円軌道走行)させて、マンホール蓋枠体11の外周部路面(マンホール上端開口部の外側形成部)の切断工程を終了する。
このマンホール蓋枠体11の外周部路面の旋回切断工程を終了後、ガイド部材13を取り外すとともに、切断機12を作業範囲内から外側へ移動させた後、上記芯出し具取付け(セット)とは、逆の順序で、本芯出し具Tを取り外す。
すなわち、防護板24を芯出し具本体14から取り外し後、突っ張り支持部16の突っ張り支持要素20を、手で取り外し可能な長さまで、レンチ等を使用してゆるめる。このとき、ゆるめ量を最小限としておけば、次に、同一内径規格のマンホール蓋枠11にセットする際、長さ調節が不要となる。
また、本マンホール用芯出し具Tは、下記の如く、旋回切断後の蓋体枠11を除去する際の防護部材としても使用できる。
ここでは、先ず、図5に示す如く、マンホールの上端開口部M内壁、図例では、マンホール上端のスペーサリング9の内壁に、芯出し軸部を下側とする以外は、上記と同様にして、芯出し具本体をセットする。そして、その上に、防護板24及び防護マット26を、それぞれ、把持孔24b、24b及び門形取っ手30、30を使用して載置する。このとき、防護マット26のマット本体28は、スペーサリング9の内径より若干大径となっているため、異物のマンホール上端開口部Mを経ての暗渠への落下は防止できる。
続いて、車載クレーン等から、補助ジャッキJを、ワイヤー(図示せず)を介して吊り下げ、係合脚部44の下端係合爪46を、スペーサリング(コンクリート管)9と蓋体枠11と隙間sに対応する高さに位置させる。
その後、手動油圧ポンプ48を作動させて加圧状態とすることにより、三頭シリンダ46の各プランジャーを外方へ突出させ、各係合脚部44の下端を広げる。ここで、各係合脚部44は、補助ジャッキJの軸芯と平行、すなわち、ほぼ垂直になって、係合爪46が、蓋枠体11と調節リング(スペーサリング)9との下面に係合する。
この状態でクレーンを作動させて上昇させれば、蓋枠体11は路面切断部R・スペーサリング9とともに、すなわち、路面切断部一体化蓋枠体11は、路面から離脱する。そして、蓋枠体11(スペーサリング9を含む。)はトラック荷台位置で、再度、加圧状態を解除すれば、ばね力により、係合脚部44下方は縮径方向に移動して、係合が解除される。トラック荷台に載置した路面切断部一体化蓋枠体11、すなわち、コンクリートリート/鉄廃材は、処分工場等で、効率的な処分が可能となる。すなわち、従来は、切断部を現場で破砕処理していた手間が不要となる。
こうして、マンホール蓋枠体を除去した後には、従来と同様にして、スペーサリングを介して新しいマンホール蓋枠体をセットし、蓋枠体の外周部位を土砂際、コンクリート(舗装材)等で埋め戻しマンホール改修工事を完了する。
ここでは、既設マンホールの外周部位路面(コンクリートやアスファルトで形成されている。)の破断を、旋回切断して行う場合を例にとり説明したが、旋回切断せずに、掘削機等を用いて主として手作業的に行う場合も本発明は適用可能である。
本発明の蓋枠体の外周部位路面を円形切断する場合に使用するマンホール用芯出し具の一実施態様における各部材を示す斜視図である。 図1のマンホール芯出し具の使用態様を示すマンホール上端開口部の説明用断面図である。 本発明のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキの一例を示す部分垂直断面図である(図4の3−3位置断面)。 同じく平面図である。 図3の補助ジャッキの使用態様を示すマンホール上端開口部の説明用断面図である。
符号の説明
11・・・マンホール蓋枠体
42・・・ジャッキ基板
44・・・係合脚部
45・・・係合脚部本体
46・・・係合爪
47・・・三頭シリンダ(多頭シリンダ)
48・・・手動油圧ポンプ(油圧ポンプ)
50・・・引張りコイルばね(ばね手段)
C・・・切れ込み
M・・・マンホール開口上端部
J・・・マンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ

Claims (7)

  1. 既設マンホールの蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を経て、前記蓋枠体を除去するマンホール蓋枠体の除去工法に使用するマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキであって、
    基板と、該基板の周囲下側に等間隔で回動自在に配される少なくとも3本の係合脚部と、該係合脚部を下端部位置で放射方向に拡開する係合脚部に対応した数のシリンダを放射方向に備えた多頭シリンダと、該多頭シリンダを伸縮させる油圧ポンプとを備え、
    前記係合脚部の本体下端外側には係合爪を備え、かつ、前記係合脚部の本体下端部相互は縮径方向に付勢するばね手段が配されていることを特徴とするマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ。
  2. 前記蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を、蓋枠体と同心円で、深さ方向に径が狭まる断面湾曲状又はテーパ状の切れ込みを入れる円形の切断工程とすることを特徴とする請求項1記載のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ。
  3. さらに、前記基板の周囲外側に等間隔で配される少なくとも3本の支持脚部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のマンホール蓋枠体吊り下げ用補助ジャッキ。
  4. 前記油圧ポンプが手動油圧ポンプであり、前記基板に固定されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ。
  5. 前記基板が略正三角形で、該基板の各頂点部に係合脚部が連結され、各係合脚部をばね力に抗して拡開可能に三頭シリンダが連結されていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のマンホール蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキ。
  6. マンホールの既設蓋枠体の外周部位路面を切断する工程を経て、前記蓋枠体を請求項1〜4いずれかに記載の蓋枠体吊り上げ用補助ジャッキを用いて吊り上げ除去する工法において、
    前記係合脚部の係合爪の高さを、クレーン又は高さ調節支持脚で前記蓋枠体の下面隙間に係合するように位置させた後、前記係合爪を拡開係合させた状態でクレーンにより前記蓋枠体を引き上げて所定位置におろして、前記係合爪の係合を縮径解除することを特徴とするマンホール蓋枠体の除去工法。
  7. 前記蓋枠体の外周部位路面を破断する工程を、蓋枠体と同心円で、深さ方向に径が狭まる断面湾曲状又はテーパ状の切れこみを入れる円形の切断工程とすることを特徴とする請求項6記載のマンホール蓋枠体の除去工法。
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