JP2006103096A - 用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法 - Google Patents

用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 再現元画像と再現先画像を隣り合わせで観察した際に好適なマッチングを実現するために用紙差補正カーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法を提供する。
【解決手段】第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイル準備する手段と、評価用データを取得する手段と、第1及び第2の画像出力装置とは異なる紙白を持つターゲットのターゲット紙白色彩値を算出する手段と、前記評価用データからターゲット紙白色彩値を用いてターゲット色彩値を算出する手段と、前記評価用データに対して補正カーブ処理を適用する手段と、前記補正カーブ適用後の評価用データにおけるデスティネイション色彩値を算出する手段と、ターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差を求め、その差が最小または基準値以下とする補正カーブを算出する手段と、を含む用紙差補正カーブ算出装置及びその方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙白の異なる画像出力装置のカラーマッチングを行い、その結果を隣り合わせで観察した際に好適なマッチングを実現するための用紙差補正カーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法に関する。
異なる画像出力装置のカラーマッチングを行う際は、通常、XYZ等の色彩値でマッチングを行う。通常測色器を用いて得られる色彩値は、D50等の基準光源下における完全拡散板を測定した際の色彩値(基準照明D50の場合(X,Y,Z)=(96.42,100.0,82.49))を白とし、その白に対する相対的な値として算出される。CIE(CommissionInternational De L'eclairage)では測光量を表す値を「絶対的」、完全拡散板に対し相対的な値は「相対的」であると定義している。一方、今日のカラーマネージメントにおけるデファクトスタンダードであるICCプロファイルフォーマット(InternationalColor Consortiumで提唱されたフォーマット仕様)では、完全拡散板に対し相対的な値は画像出力装置の紙白に対して絶対的な値となることから「絶対的」、画像出力装置の紙白に対して相対的な値が「相対的」であると定義している。以降、本特許ではICCの定義に従い、測色器から得られた完全拡散板の白に対する相対的な色彩値を絶対的色彩値と呼ぶ。
この絶対的色彩値を用いて再現元である画像出力装置の色を再現先である画像出力装置の色へ変換するカラーマッチングを行うと、再現元画像出力装置の紙白の色みが再現先画像出力装置に再現される。すなわち、再現元画像出力装置の紙白の絶対的色彩値が再現先画像出力装置の色域内に存在する場合、再現先画像出力装置の紙白に色を加えて再現元画像出力装置の紙白が再現される。以降、この絶対的色彩値を用いた色変換を絶対的色変換と呼ぶ。
ICCプロファイルでは、絶対的色彩値を更に画像出力装置の紙白に対して相対的な色彩値に変換してデバイスプロファイルのテーブルで使用する。この値を用いることにより、色変換において異なる画像出力装置の紙白は同じ色彩値(基準照明D50の場合(X,Y,Z)=(96.42,100.0,82.49))を持つこととなる。
以降本特許ではICCの定義に従い、画像出力装置の紙白の色彩値に対して相対的な色彩値を相対的色彩値と呼ぶ。この相対的色彩値を用いて再現元画像出力装置の色を再現先画像出力装置の色へと変換するカラーマッチングを行う場合、再現元画像出力装置の白は再現先画像出力装置の紙白として再現される。以降、この相対的色彩値を用いた色変換を相対的変換と呼ぶ。
しかし、これらの方法で紙白の異なる画像出力装置のカラーマッチングを行うと、再現元画像出力装置で出力されるカラーマッチングの元画像(以降元画像)と再現先画像出力装置で出力されるカラーマッチングの結果(以降マッチング結果)を隣り合わせで観察した際に問題が生じる。相対的色変換でカラーマッチングを行うと、紙白の色みに差がある場合、マッチング結果が元画像に対し全体的に再現先画像出力装置の紙白の色みに偏った再現となるため、元画像とマッチング結果を隣り合わせで観察すると色が合って見えないという問題が生じる。
一方、絶対的色変換でカラーマッチングを行うと、隣り合わせで観察すると全体の色は合って見えるものの、マッチング結果の紙白に色が付いているため、出力方式によっては粒状感等の問題で、見た目で満足できない結果となる場合がある。また、再現先画像出力装置の白が再現元画像出力装置の紙白よりも暗い等、再現元画像出力装置の紙白が再現先画像出力装置の色域内に包括されていない場合、マッチング結果の紙白付近で潰れが発生する、又は異なった色に変換されるという問題が生じる。
以上のような現象に対して、印刷用紙毎に色を計測し、その計測された用紙間の色差に応じて色補正を行う技術が開示されている。(例えば、特許文献1を参照)。この技術では、紙白を活かすことはできるが、全ての画素について同じ差の補正を行っているため、画像によっては色みの合わないところが出たり、潰れやトーンジャンプが発生してしまう場合があった。
特開平10−341348号公報
本発明は、紙白の異なる画像出力装置のカラーマッチングを行い、再現元画像と再現先画像を隣り合わせで観察した際に好適なマッチングを実現するために用紙差補正カーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法を提供することである。また、用紙差補正カーブを用いたデバイスプロファイル作成装置及び作成方法、デバイスリンクプロファイル作成装置及び作成方法、色変換装置及び色変換方法を提案するものである。
本発明は、再現元画像と再現先画像を隣り合わせで観察する際、異なる画像出力装置間の用紙差を補正するために、再現元媒体及び再現先媒体の紙白の絶対的色彩値から求められる再現元及び再現先媒体とは異なる媒体において再現される画像と再現先媒体において再現される画像間でカラーマッチングを行う。本発明では、前者の画像をカラーマッチングのターゲット、後者の画像をデスティネイションと定義する。本発明でのターゲットを用いてカラーマッチングを行うことにより、再現先の画像と紙白の全体的な見た目を所望の見た目に調整することが可能になる。また、ターゲット及びデスティネイション媒体の紙白の色彩値より求められるターゲット色彩値及びデスティネイション色彩値間の差を最小または基準値以下となるようカーブ補正を行うことにより、再現元画像と再現先画像を観察した際に好適なマッチングを実現する。
請求項1記載の発明は、第1の画像出力装置の色を紙白の異なる用紙を使用した第2の画像出力装置で再現する際に、両者の用紙差によって生じる色の差を補正するカーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置であって、
第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを作成または取得するデバイスプロファイル準備手段と、
第1の画像出力装置のデバイス値で構成される評価用データを取得する評価用データ取得手段と、
第1の画像出力装置及び第2の画像出力装置の紙白の絶対的色彩値を用いて、第1及び第2の画像出力装置の紙白とは異なる紙白を持つターゲットとなる媒体の紙白の絶対的色彩値を求め、ターゲット紙白色彩値を算出するターゲット紙白色彩値算出手段と、
前記評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて前記ターゲット紙白色彩値を用いて絶対的色彩値に変換し、ターゲット色彩値を算出するターゲット色彩値算出手段と、
前記評価用データに対して補正カーブ処理を適用し、補正カーブ適用後の評価用データを算出する補正カーブ適用手段と、
前記補正カーブ適用後の評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された相対的色彩値からデバイス値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、第2の画像出力装置のデバイス値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値に変換し、デスティネイション色彩値を算出するデスティネイション色彩値算出手段と、
前記のターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差を求め、その差が最小または基準値以下とする補正カーブを算出する補正カーブ算出手段と、
を含む用紙差補正カーブ算出装置である。
また、請求項2記載の発明は、画像出力装置のデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成装置であって、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置によって算出した補正カーブを用いてデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成手段を含むデバイスプロファイル作成装置である。
また、請求項3記載の発明は、第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成装置であって、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置によって算出した補正カーブを用いてデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成手段を含むデバイスリンクプロファイル作成装置である。
また、請求項5記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
画像データの入力を行うデータ入力手段と、
第1及び第2の画像出力装置の用紙差補正カーブを用いて色変換する色変換手段と、
を含み、前記色変換手段に使われる用紙差補正カーブが、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置で作成された用紙差補正カーブである色変換装置である。
また、請求項5記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
画像データの入力を行うデータ入力手段と、
第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを用いて色変換する色変換手段と、
を含み、前記色変換手段に使われるデバイスプロファイルが、請求項2記載のデバイスプロファイル作成装置で作成されたデバイスプロファイルである色変換装置である。
また、請求項6記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
画像データの入力を行うデータ入力手段と、
第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを用いて色変換する色変換手段と、
を含み、前記色変換手段に使われるデバイスリンクプロファイルが、請求項3記載のデバイスリンクプロファイル作成装置で作成されたデバイスリンクプロファイルである色変換装置である。
また、請求項7記載の発明は、第1の画像出力装置の色を紙白の異なる用紙を使用した第2の画像出力装置で再現する際に、両者の用紙差によって生じる色の差を補正するカーブを算出する用紙差補正カーブ算出方法であって、
第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを作成または取得するデバイスプロファイル準備ステップと、
第1の画像出力装置のデバイス値で構成される評価用データを取得する評価用データ取得ステップと、
第1の画像出力装置及び第2の画像出力装置の紙白の絶対的色彩値を用いて、第1及び第2の画像出力装置の紙白とは異なる紙白を持つターゲットとなる媒体の紙白の絶対的色彩値を求め、ターゲット紙白色彩値を算出するターゲット紙白色彩値算出ステップと、
前記評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて前記ターゲット紙白色彩値を用いて絶対的色彩値に変換し、ターゲット色彩値を算出するターゲット色彩値算出ステップと、
前記評価用データに対して補正カーブ処理を適用し、補正カーブ適用後の評価用データを算出する補正カーブ適用ステップと、
前記補正カーブ適用後の評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された相対的色彩値からデバイス値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、第2の画像出力装置のデバイス値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値に変換し、デスティネイション色彩値を算出するデスティネイション色彩値算出ステップと、
前記のターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差を求め、その差が最小または基準値以下とする補正カーブを算出する補正カーブ算出ステップと、
を含む用紙差補正カーブ算出方法である。
また、請求項8記載の発明は、画像出力装置のデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成方法であって、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法によって算出した補正カーブを用いてデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成ステップを含むデバイスプロファイル作成方法である。
また、請求項9記載の発明は、第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成方法であって、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法によって算出した補正カーブを用いてデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成ステップを含むデバイスリンクプロファイル作成方法である。
また、請求項10記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
第1及び第2の画像出力装置の用紙差補正カーブを用いて色変換する色変換ステップと、
を含み、前記色変換ステップに使われる用紙差補正カーブが、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法で作成された用紙差補正カーブである色変換方法である。
また、請求項11記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを用いて色変換する色変換ステップと、
を含み、前記色変換ステップに使われるデバイスプロファイルが、請求項8記載のデバイスプロファイル作成方法で作成されたデバイスプロファイルである色変換方法である。
また、請求項12記載の発明は、第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを用いて色変換する色変換ステップと、
を含み、前記色変換ステップに使われるデバイスリンクプロファイルが、請求項9記載のデバイスリンクプロファイル作成方法で作成されたデバイスリンクプロファイルである色変換方法である。
本発明によれば、紙白の異なる画像出力装置のカラーマッチングを行い、再現元画像と再現先画像を観察した際に好適なマッチングを実現するための用紙差補正カーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置及び用紙差補正カーブ算出方法を実現できる。
以下に、本発明の代表的な実施形態を挙げ、また図面を用いることにより本発明をより詳細に説明する。
まず、本発明の用紙差補正カーブ算出装置の一実施形態について、図2を用いて説明する。図2は、用紙差補正カーブ算出装置の一実施形態を表す機能ブロック図である。デバイスプロファイル準備1は、カラーマッチングの再現元となる画像出力装置及び再現先となる画像出力装置のデバイスプロファイルを作成する。これらのデバイスプロファイルはICCプロファイルフォーマットに従ったフォーマットで記述されており、デバイス値から相対的色彩値の変換に必要なテーブル及び相対的色彩値からデバイス値の変換に必要なテーブル及び紙白の絶対的色彩値等のカラーマッチングに必要な情報が記述されたデバイスプロファイルである。
評価用データ取得2は、用紙差補正カーブ算出に用いるため、再現元となる画像出力装置のデバイス値で構成される評価用データを取得する。
補正カーブ算出3は、再現元となる画像出力装置及び再現先となる画像出力装置の用紙差を補正する為の補正カーブを算出する。
次に、本発明の用紙差補正カーブ算出装置の一実施形態について図1を用いて説明する。図1は補正カーブ算出の各ステップを表すフローチャートである。
まず、デバイスプロファイル及び評価用データの準備(S1)によって、第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを作成するか、または、既存のものを用意する。また、補正カーブを求めるための評価用データの取得も行う。
ターゲット紙白色彩値の算出(S2)は、再現元及び再現先となる画像出力装置の紙白の絶対的色彩値とは異なる紙白を持つ媒体をターゲットとし、以下の(1)〜(3)式を用いてターゲットの紙白の絶対的色彩値を求め,ターゲット紙白色彩値の算出を行う。
=aX+(1−a)X ・・・ (1)
=bY+(1−b)Y ・・・ (2)
=cZ+(1−c)Z ・・・ (3)
,Y,Z:再現元画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値
,Y,Z:再現先画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値
,Y,Z:ターゲット媒体の紙白の絶対的色彩値
a,b,c:定数(0<(a,b,c)<1)
例えば、a=b=c=0.5とすることが出来る。
ターゲット色彩値の算出(S3)は、再現元となる画像出力装置のデバイス値で構成された評価用データを,再現元の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて(S2)で求めた前記ターゲット紙白色彩値を用いて絶対的色彩値に変換し、ターゲット色彩値の算出を行う。
補正カーブ(初期値)の算出(S4)は、初期値としての補正カーブを準備する。
次に、補正カーブを適用した評価用データの算出(S5)によって、評価用データに対し補正カーブ処理を適用し、補正カーブ適用後の評価用データを算出する。
次に、デスティネイション色彩値の算出(S6)において、補正カーブ適用後の評価用データを、再現元となる画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値の変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて再現先となる画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された相対的色彩値からデバイス値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、再現先となる画像出力装置のデバイス値に変換し、続いて再現先となる画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値の変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて再現先となる画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値に変換し、デスティネイション色彩値の算出を行う。
次に、ターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差の算出(S7)によって、ターゲット色彩値の算出(S3)の結果と、デスティネイション色彩値の算出(S6)の結果、即ちターゲット色彩値とデスティネイション色彩値との差を算出する。
次に、算出されたターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差が最小、または任意に定めた基準値以下となったかを判断する(S8)。
ここで、算出されたターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差が最小、または、基準値以下となっていない場合は、差が小さくなるように補正カーブの修正(S9)を行う。補正カーブの修正は、例えば、補正カーブの1点以上の制御点、もしくはカーブ全体の形状を変化させるなどにより、ターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差が減少するように行われる。修正後の補正カーブを再び評価用データに適用し(S5)、デスティネイション色彩値の算出(S6)を経て、差の算出(S7)を行い、判断する(S8)というルーチンが繰り返される。このルーチンを繰り返すことにより、ターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差が最小、または、基準値以下に近づくこととなる。算出されたターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差が最小、または基準値以下になったと判断した場合(S8)、最後に評価用データに適用した補正カーブが、求める用紙差の補正カーブとなる。
次に、本発明の色変換装置の一実施形態について図3を用いて説明する。図3は、本発明の色変換装置の一実施形態を示す構成概略図である。本実施形態の色変換装置は、ターゲット色彩値算出手段、補正カーブ適用手段、デスティネイション色彩値算出手段、補正カーブ算出手段、デバイスプロファイル作成手段、色変換手段を有する色変換部21と、カラーマッチングの再現元となる画像出力装置のプリンタA22と、カラーマッチングの再現先となる画像出力装置のプリンタB23と、プリンタA22及びプリンタB23より出力されたチャートを測色する測色部24と、評価用データ及び画像データが入力されるデータ入力部25から構成される。
ここで、デバイスプロファイルやデバイスリンクプロファイルを外部から取得する場合は、色変換部21とデータ入力部25のみの構成も可能である。
次に、本発明のデバイスリンクプロファイルを用いる色変換装置の一実施形態を図4のフローチャートに基づいて説明する。
手順1)画像出力装置のデバイスプロファイルの作成(フローチャートのS11)
デバイス値がCMYKであるプリンタA及びプリンタBより、IT8.7/3チャート(ISO12642)を出力する。次に、プリンタA及びBで出力したIT8.7/3チャートを測色装置を用いて測色し、その測色値を用いて既知の手段または手法によりプリンタAのデバイスプロファイル(Profile-A)及びプリンタBのデバイスプロファイル(Profile-B)を作成し、記憶する。これらのデバイスプロファイルはICCプロファイルフォーマットに従ったフォーマットで記述されており、デバイス値から相対的色彩値の変換に必要なテーブル及び相対的色彩値からデバイス値の変換に必要なテーブル及び紙白の絶対的色彩値等のカラーマッチングに必要な情報が記述されている。
手順2)ターゲット紙白色彩値の算出及び評価用データのターゲット色彩値の算出(フローチャートのS12〜S14)
Profile-Aに記述されているプリンタAの紙白の絶対的色彩値とProfile-Bに記述されているプリンタBの紙白の絶対的色彩値を用いて、両測色値とは異なる紙白を持つ媒体をターゲットとし、ターゲットの紙白の絶対的色彩値を求める。
次に、グレーステップ及び印刷で多く用いられる肌色の掛け合わせ等複数のCMYK値が記述された評価用データをデータ入力装置より取得し、Profile-Aの変換テーブルを用いて、プリンタAの紙白に対する相対的色彩値(Color Data-Rel)に変換する。続いてその相対的色彩値を、ターゲットの紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値(ColorData-Abs)に変換する。
手順3)補正カーブの算出(フローチャートのS15〜S20)
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)それぞれの補正カーブを作成する。各補正カーブは入力値が0〜255の範囲であるルックアップテーブルで構成され、初期値として線形変換テーブルが記述されている。またルックアップテーブルから出力される値も0〜255の範囲である。初期状態における補正カーブを図5に示す。
続いて、評価用データに対し補正カーブを適用し、その結果をProfile-A及びProfile-Bの色変換テーブルを用いてプリンタBのデバイス値に変換し、さらにProfile-Bの色変換テーブルを用いてプリンタBの紙白に対する相対的色彩値(ColorData-Rel’)に変換する。続いて、ICCプロファイルフォーマットの定義に従いProfile-Bに記述されているプリンタBの紙白の絶対的色彩値を用いて絶対的色彩値(ColorData-Abs’)に変換する。
続いて、Color Data-AbsとColor Data-Abs’のCIELAB均等色空間における平均色差ΔE*abを算出する。
続いて、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の50%に相当する各補正カーブの中央値、すなわち入力値128に対応する出力値を各補正カーブ別に1刻みでプラス方向又はマイナス方向に変更し、Color Data-AbsとColor Data-Abs’の平均色差ΔE*abが最小となるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)それぞれの補正カーブを算出する。中央値を変更することによる補正カーブ全体の変更はスプライン補間を用いて実現される。この際に、補正カーブの入力値が最大と最小のテーブル値は変更されないとする。すなわち入力値0の場合は出力値が必ず0、入力値255の場合は出力値が必ず255となる。算出された補正カーブの一例を図6に示す。
手順4)デバイスリンクプロファイルの作成及び補正カーブの適用(フローチャートのS21〜S22)
Profile-A及びProfile-Bを用いてICCプロファイルフォーマットに従い、既知の手段または方法に従い、デバイスリンクプロファイルを作成する。続いて、デバイスリンクプロファイルのインプットカーブに補正カーブを適用する。補正カーブのデバイスリンクプロファイルのインプットカーブへの適用は、以下の(4)式に従い行われる。(4)式はシアンの補正カーブに関する計算式であるが、マゼンタ、イエロー及びブラックに関しても同様の計算式を用いて適用される。なおデバイスリンクプロファイルのインプットカーブの入力値及び出力値とも補正カーブと等しく0〜255の範囲であるとする。
Input Curve-C[I]=Input Curve-C[Curve-C[I]] ・・・ (4)
I:0〜255
Curve-C[ ]:シアン補正カーブ
Input Curve-C[ ]:デバイスリンクプロファイルのシアンのインプットカーブ
手順5)画像データの色変換(フローチャートのS23〜S24)
色変換の対象となる画像データを画像データ入力装置より取得し、補正カーブ適用後のデバイスリンクプロファイルを用いて画像データの色変換を行う。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、その他に下記のような変形例が考えられる。
本発明の一実施形態ではデバイスとしてCMYK値で制御されるようなプリンタを使用したが、RGB等他の制御値を用いるデバイス値を使用しても良い。
本発明の一実施形態では、ターゲット紙白色彩の算出にCIEXYZ三刺激値を用いたが、その限りではなく、CIELAB空間や生理原色空間などの色空間で記述される値を適用しても良い。また、(1)〜(3)式に用いた定数は、定義された範囲内であればどのような値を適用しても良い。
本発明の一実施形態では、(1)〜(3)式を用いてターゲット紙白色彩値を算出したが、その限りではなく、再現元及び再現先画像装置の紙白の絶対的色彩値を用いてターゲット紙白色彩値を算出する式であれば、どのような式を用いても良い。
本発明の一実施形態ではグレーステップ及び印刷で多く用いられる複数の肌色の掛け合わせが記述された複数のCMYK値で記述された評価用データを用いたが、補正カーブを求めることが可能な評価用データであれば、どのようなデバイス値及びデータ数でも良い。また、評価用データとして画像データを用いても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブの入力値及び出力値のレンジを0〜255としたが、この限りではなく、また入力値と出力値のレンジが異なっても良い。また、プロファイルのインプットカーブも同様であり、補正カーブの出力値とインプットカーブの入力値のレンジ差は一般的な補間演算や間引き演算で対処しても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブとしてルックアップテーブルを使用したが、数式で記述されたカーブ等、評価用データの補正が可能な他の手段を使用しても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブ調整の際に中央値を制御点としたが、紙白の再現に影響を与える値以外ならば、どの値を制御点としても良い。また制御点の数はいくつでも良く、制御点調整後の補間方法もどのようなアルゴリズムを使用しても良い。また、本発明の一実施形態では補正カーブを1刻みで調整したが、どのような刻み幅でもよい。また、最適な補正カーブを求める際はSimplex法等、どのような最適解検索方法を用いても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)を使用、すなわち、全チャンネルで別々の補正カーブを使用したが、この限りではなく、使用するデバイスの全チャンネルで共通の補正カーブ、またはチャンネルの一部で共通の補正カーブ、またはチャンネルの一部に対してのみ補正を行う補正カーブを用いても良い。
本発明の一実施形態ではデバイスプロファイル及びデバイスリンクプロファイルとしてICCプロファイルフォーマットに従ったプロファイルを使用したが、この限りではない。
本発明の一実施形態ではデバイスプロファイルを作成するためIT8.7/3を使用したが、これ以外のチャートを用いても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブをプロファイルのインプットカーブに適用したが、同様の結果が得られるのであれば、どこに適用しても良い。例えば、カラールックアップテーブルに記述された値自体に適用しても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブを算出する際に色差式としてΔE*abを用いたが、CMC、CIE94、CIE DE2000、CIEXYZ空間の2点間距離算出式等、他の色差式を使用しても良い。また明度差や彩度差等、他の色の差を表す値を基準にして補正カーブを算出しても良い。
本発明の一実施形態では補正カーブをデバイスプロファイル及びデバイスリンクプロファイルに対して適用したが、画像データに適用しても良い。
本発明の活用例としては、DDCPにおけるカラーマッチングに用いることができる。
本発明の用紙差補正カーブ算出の各ステップを表すフローチャートである。 本発明の用紙差補正カーブ算出の一実施形態を表す機能ブロック図である。 本発明の色変換装置の一実施形態を示す構成概略図である。 本発明の色変換方法の一実施形態の流れを示すフローチャートである。 初期状態における補正カーブを示すグラフである。 補正カーブ算出結果の一例を示すグラフである。
符号の説明
1・・・デバイスプロファイル準備
2・・・評価用データ取得
3・・・補正カーブ算出
21・・・色変換部
22・・・プリンタA
23・・・プリンタB
24・・・測色部
25・・・データ入力部

Claims (12)

  1. 第1の画像出力装置の色を紙白の異なる用紙を使用した第2の画像出力装置で再現する際に、両者の用紙差によって生じる色の差を補正するカーブを算出する用紙差補正カーブ算出装置であって、
    第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを作成または取得するデバイスプロファイル準備手段と、
    第1の画像出力装置のデバイス値で構成される評価用データを取得する評価用データ取得手段と、
    第1の画像出力装置及び第2の画像出力装置の紙白の絶対的色彩値を用いて、第1及び第2の画像出力装置の紙白とは異なる紙白を持つターゲットとなる媒体の紙白の絶対的色彩値を求め、ターゲット紙白色彩値を算出するターゲット紙白色彩値算出手段と、
    前記評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて前記ターゲット紙白色彩値を用いて絶対的色彩値に変換し、ターゲット色彩値を算出するターゲット色彩値算出手段と、
    前記評価用データに対して補正カーブ処理を適用し、補正カーブ適用後の評価用データを算出する補正カーブ適用手段と、
    前記補正カーブ適用後の評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された相対的色彩値からデバイス値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、第2の画像出力装置のデバイス値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値に変換し、デスティネイション色彩値を算出するデスティネイション色彩値算出手段と、
    前記のターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差を求め、その差が最小または基準値以下とする補正カーブを算出する補正カーブ算出手段と、
    を含む用紙差補正カーブ算出装置。
  2. 画像出力装置のデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成装置であって、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置によって算出した補正カーブを用いてデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成手段を含むデバイスプロファイル作成装置。
  3. 第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成装置であって、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置によって算出した補正カーブを用いてデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成手段を含むデバイスリンクプロファイル作成装置。
  4. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
    画像データの入力を行うデータ入力手段と、
    第1及び第2の画像出力装置の用紙差補正カーブを用いて色変換する色変換手段と、
    を含み、前記色変換手段に使われる用紙差補正カーブが、請求項1記載の用紙差補正カーブ算出装置で作成された用紙差補正カーブである色変換装置。
  5. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
    画像データの入力を行うデータ入力手段と、
    第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを用いて色変換する色変換手段と、
    を含み、前記色変換手段に使われるデバイスプロファイルが、請求項2記載のデバイスプロファイル作成装置で作成されたデバイスプロファイルである色変換装置。
  6. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換装置において、
    画像データの入力を行うデータ入力手段と、
    第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを用いて色変換する色変換手段と、
    を含み、前記色変換手段に使われるデバイスリンクプロファイルが、請求項3記載のデバイスリンクプロファイル作成装置で作成されたデバイスリンクプロファイルである色変換装置。
  7. 第1の画像出力装置の色を紙白の異なる用紙を使用した第2の画像出力装置で再現する際に、両者の用紙差によって生じる色の差を補正するカーブを算出する用紙差補正カーブ算出方法であって、
    第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを作成または取得するデバイスプロファイル準備ステップと、
    第1の画像出力装置のデバイス値で構成される評価用データを取得する評価用データ取得ステップと、
    第1の画像出力装置及び第2の画像出力装置の紙白の絶対的色彩値を用いて、第1及び第2の画像出力装置の紙白とは異なる紙白を持つターゲットとなる媒体の紙白の絶対的色彩値を求め、ターゲット紙白色彩値を算出するターゲット紙白色彩値算出ステップと、
    前記評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて前記ターゲット紙白色彩値を用いて絶対的色彩値に変換し、ターゲット色彩値を算出するターゲット色彩値算出ステップと、
    前記評価用データに対して補正カーブ処理を適用し、補正カーブ適用後の評価用データを算出する補正カーブ適用ステップと、
    前記補正カーブ適用後の評価用データを、第1の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された相対的色彩値からデバイス値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、第2の画像出力装置のデバイス値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述されたデバイス値から相対的色彩値へ変換を行う色変換テーブルを用いて、相対的色彩値に変換し、続いて第2の画像出力装置のデバイスプロファイルに記述された紙白の絶対的色彩値を用いて、絶対的色彩値に変換し、デスティネイション色彩値を算出するデスティネイション色彩値算出ステップと、
    前記のターゲット色彩値とデスティネイション色彩値の差を求め、その差が最小または基準値以下とする補正カーブを算出する補正カーブ算出ステップと、
    を含む用紙差補正カーブ算出方法。
  8. 画像出力装置のデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成方法であって、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法によって算出した補正カーブを用いてデバイスプロファイルを作成するデバイスプロファイル作成ステップを含むデバイスプロファイル作成方法。
  9. 第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成方法であって、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法によって算出した補正カーブを用いてデバイスリンクプロファイルを作成するデバイスリンクプロファイル作成ステップを含むデバイスリンクプロファイル作成方法。
  10. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
    画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
    第1及び第2の画像出力装置の用紙差補正カーブを用いて色変換する色変換ステップと、
    を含み、前記色変換ステップに使われる用紙差補正カーブが、請求項7記載の用紙差補正カーブ算出方法で作成された用紙差補正カーブである色変換方法。
  11. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
    画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
    第1及び第2の画像出力装置のデバイスプロファイルを用いて色変換する色変換ステップと、
    を含み、前記色変換ステップに使われるデバイスプロファイルが、請求項8記載のデバイスプロファイル作成方法で作成されたデバイスプロファイルである色変換方法。
  12. 第1の画像出力装置において出力される画像データの色を、第2の画像出力装置において再現するよう画像データの色変換を行う色変換方法において、
    画像データの入力を行うデータ入力ステップと、
    第1の画像出力装置の色から第2の画像出力装置の色へ変換を行うためのデバイスリンクプロファイルを用いて色変換する色変換ステップと、
    を含み、前記色変換ステップに使われるデバイスリンクプロファイルが、請求項9記載のデバイスリンクプロファイル作成方法で作成されたデバイスリンクプロファイルである色変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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