JP2006102891A - Grinder - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、回転する砥石により変則的な形状の被研削物の端部や穴等の研削を精密に行う研削盤に関するものである。 The present invention relates to a grinding machine that precisely grinds an end portion, a hole, or the like of an irregularly shaped workpiece by a rotating grindstone.
従来、治具や金型など変則的な形状のワークを高精度に研削するいわゆるジグ研削盤においては、砥石のついたスピンドルユニット自体を主回転体で回転移動(公転)させながら、穴ぐり加工や端部の加工などを行う。このとき、主回転体の回転軸線である主軸線に対し、スピンドルユニットの位置を主回転体の径方向にずらすことでスピンドルに装着された砥石の切り込み量を調節し、変則的な形状の治具の穴ぐりや端部の研削、あるいは異なる径の穴等の研削を行うようにしている。このような所定の軸線に対して他の軸線をずらす構造の一例として、例えば特許文献1に記載された工作機械が挙げられる。尚、この特許文献1は、工作機械に関し、研削盤に関するものではないが、ジグ研削盤でも、以下のような構成のものが一般的であった。 Conventionally, in a so-called jig grinder that grinds irregularly shaped workpieces such as jigs and dies with high precision, the spindle unit itself with a grindstone is rotated and revolved (revolved) by the main rotating body while drilling. And processing the edges. At this time, the cutting amount of the grindstone mounted on the spindle is adjusted by shifting the position of the spindle unit with respect to the main axis, which is the rotation axis of the main rotating body, in the radial direction of the main rotating body. It is designed to grind holes in tools, grind ends, or grind holes with different diameters. An example of a structure in which another axis is shifted with respect to such a predetermined axis is a machine tool described in Patent Document 1, for example. In addition, although this patent document 1 is not related with a grinding machine regarding a machine tool, the thing of the following structures was common also in the jig grinding machine.
図9は、そのような従来のジグ研削盤の要部を示す断面図である。以下の説明において、図の上方を上、右側を右とする。図9に示すように、上下方向に延びる主軸線100を中心として回転する主回転体101の内部には、先端にスプリング103が装着されたコントロールカム102が挿通されており、コントロールカム102が主回転体101に対して上方に付勢されるようになっている。コントロールカム102の下端には、主軸線100に対して斜めに交わる斜面102aが形成されている。
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the main part of such a conventional jig grinding machine. In the following description, the upper side of the figure is the upper side and the right side is the right side. As shown in FIG. 9, a
主回転体101の下端に設けられたモータ取付台104の上端部には、上端が尖った上下に長い楔状のレバー105が水平な回動軸106に回動可能に設けられている。レバー105の上端部には、斜面102aと係合される突起105aが形成され、下端には、左右方向に延びるスライド部107がベアリングにより規制されて直線運動が可能に取着されている。スライド部107の左側には、圧縮コイルスプリングとして構成されたスプリング108が配設され、スライド部107を常時右側へ押し付けるように付勢している。
At the upper end of the
モータ取付台104の下端部には、スライド部107、スライド板109を介してスピンドルユニット110が連結されている。スピンドルユニット110にはモータ(不図示)が内蔵され、その下端部には、このモータにより主軸線100と平行なスピンドル軸線111を中心に回転するスピンドル110aが突出しており、その下端に円盤状の砥石112が取着されて、この砥石112によりワーク113が研削されるようになっている。
A
コントロールカム102の上端部には、主軸線100と直交する方向に延びるスライド棒114が設けられており、このスライド棒114の両端は主回転体101の外側に突出している。主回転体101の外面上には、ベアリング115を介して筒状の切り込み送り移動ナット116が設けられている。このベアリング115は切り込み送り移動ナット116の下端部に位置しており、スライド棒114の両端はベアリング115の内輪に接合されている。切り込み送り移動ナット116の中央部から上端部にかけての内周面には、三角ねじのねじ溝116aが形成されている。切り込み送り移動ナット116よりも上方における主回転体101の外面上には、図示しない外部ケースに固定された筒状のコントロールスクリュ117が設けられており、ベアリング118により主回転体101の回転の影響を受けないようになっている。このコントロールスクリュ117の下端部の外周面上には、三角ねじのねじ山117aが形成されている。このねじ山117aと切り込み送り移動ナット116のねじ溝116aとは、螺合している。このコントロールスクリュ117と切り込み送り移動ナット116とは、コントロールカム102等に主軸線100と平行でない力である回転モーメントが生じないように主軸線100が中心軸になるように配置されていた。主軸線100回りには主回転体101が回転しているため、コントロールスクリュ117及び切り込み送り移動ナット116は主回転体101を避けるように配置する必要がある。そのため、コントロールスクリュ117と切り込み送り移動ナット116とは、主回転体101を囲むように大きな部材となっていた。
A
切り込み送り移動ナット116の側方には、主軸線100と平行に延びるスプライン軸119が設けられており、このスプライン軸119の外面上には、外筒120が設けられている。外筒120とスプライン軸119との間には図示しない転動体であるボールが組み込まれており、これらスプライン軸119、外筒120及びボールにより、いわゆるボールスプラインが形成されている。外筒120の外周面上には歯車121が設けられており、この歯車121と切り込み送り移動ナット116とは噛合している。スプライン軸119の上端部には、このスプライン軸119の回転軸を介して歯車122が設けられている。歯車122の上方には、モータ123が配設されており、モータ123の下端部には、このモータ123の回転軸を介して歯車124が設けられている。歯車124と歯車122とは噛合している。
A
次に、切り込み量を変えるときの動作について説明する。まず、主回転体101が主軸線111に沿って所定方向にゆっくり回転(公転)している。このとき、コントロールカム102、その上部に配置されたスライド棒114、スライド棒114に固定されたベアリング115の内輪も主回転体101の回転に伴って公転している。一方、この公転は、ベアリング115の外輪には伝達されないため、ベアリング115の外輪、ここに固定された切り込み送り移動ナット116は公転しない。また、コントロールスクリュ117も図示しない外部ケースに固定されているため、公転しない。
Next, the operation when changing the cutting depth will be described. First, the main rotating
この状態から、切り込み量を変更するためにモータ123を平面視時計回りに回転させると、歯車124及び歯車122を介してスプライン軸119が回転し、この回転にともなって外筒120及び歯車121が回転される。歯車121が回転されると、切り込み送り移動ナット116が回転される。この切り込み送り移動ナット116のねじ溝116aと、コントロールスクリュ117のねじ山117aとのねじ対偶により下方に相対移動される。このときコントロールスクリュ117は、図示しない外部ケースに固定されているため、この切り込み送り移動ナット116が下方に移動する。なお、このとき、歯車121は、切り込み送り移動ナット116に対して高さが規制されており、切り込み移動送りナット116の下方への移動に伴って外筒120とともにスプライン軸119上を移動する。そのため、切り込み移動送りナット116が下方に移動しても切り込み送り移動ナット116と歯車121との噛合が外れることはない。切り込み送り移動ナット116の下方への移動にともなって、ベアリング115の外輪が下方へ移動し、公転しているベアリング115の内輪を下方への移動を伝達させる。回転しているベアリング115の内輪はスライド棒114を介してコントロールカム102を下方に移動するようになっている。
From this state, when the
そして、コントロールカム102がスプリング103の付勢力に抗して下方に押下げられると、斜面102aにより突起105aが右斜め下方に押されて、レバー105が回動軸106を中心として図において時計回りに回動(揺動)される。これにより、レバー105の下端は、ナット(不図示)によりスライド部107に連結されているため、レバー105の下端の回転運動は、該ナットを介しスライド部107を左側に水平移動する直線運動に変換され、スライド部107は、スプリング108の付勢力に抗して左側にスライド移動される。このスライド部107のスライド移動にともない、スライド板109を介してスピンドルユニット110がスライド移動し、スピンドル軸線111が左にスライド移動され、スピンドル軸線111が主軸線100から離間して穴ぐりの場合であれば砥石112の切り込み量が大きくなるようになっている。また、モータ123を平面視反時計回りに回転させれば、スピンドル軸線111が主軸線100に近接して切り込み量が砥石112の切り込み量が小さくなる。
When the
従って、このジグ研削盤では、まず、図10(a)に示すように、主軸線100とスピンドル軸線111とが一致した状態(砥石112の切り込み変化量、つまり砥石の公転がゼロの状態。)からコントロールカム102を下方に押下げる。すると、図10(b)に示すように、スライド板109が左側に移動し、主軸線100に対して主回転体101の径方向にスピンドル軸線111の位置をずらすことが可能となる。これにより、主軸線100を中心とした主回転体101の自転にともなってスピンドル軸線111が主軸線100を中心に公転されるようになる。このとき、主軸線100とスピンドル軸線111との距離Aの変化が砥石112の切り込み量の変化となる。このように、主回転体101の外部から所望の切り込み量に応じてモータ123を回動させ、これにより切り込み送り移動ナット116を上下させてベアリング115を介して主回転体101内のコントロールカム102を上下させる。このコントロールカム102の往復動により主回転体101の公転に合わせて切り込み量を変化させることで、複雑な形状の治具や金型を、それらの形状に合わせて精密な研削加工を行うことができる。
ところで、従来のジグ研削盤の場合、切り込み量を変化させるために、主回転体101の周囲に設けられたコントロールスクリュ117の三角ねじのねじ山117aと、さらにその周囲に設けられた大型の切り込み送り移動ナット116のねじ溝116aとのねじ対偶を利用して移動部材102を上下に往復動させている。
By the way, in the case of the conventional jig grinding machine, in order to change the cutting amount, the
このため、すべり対偶に起因するねじ山117aとねじ溝116aとの隙間が避けられないため、精度を上げられないという問題があった。
さらに、ねじ山117aとねじ溝116aとの摩擦により、これらねじ山117aとねじ溝116aとが摩耗し易かった。この結果、使用時間に伴い移動部材102を精度よく往復動させることが困難となり、研削精度の低下を招く大きな要因になるという問題もあった。
For this reason, the gap between the
Furthermore, the
また、切り込み送り移動ナット116自体の質量が大きいため、回転に伴う慣性が大きく追従性を向上できないという問題もあった。特に、ワークにの形状に対応して回転方向が絶えず変化する場合には大きな障害になる。
Further, since the mass of the cut
一方、精度を上げようとして、遊びを少なくしようとしても、コントロールスクリュ117と切り込み送り移動ナット116とは、主回転体101の周囲を囲むような大型のねじ対偶であるため、摩擦抵抗が大きくなってしまう。そのため、モータ123に大きな能力が求められるか、同じ能力のモータ123であれば切り込み量の変化速度が遅くなり、生産性が悪くなるという問題もあった。
On the other hand, even if it is attempted to increase the accuracy and reduce the play, the
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、砥石の切り込み量の調節を適切に行うことができる研削盤を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems. The purpose is to provide a grinding machine capable of appropriately adjusting the cutting amount of the grindstone.
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、本体部と、当該本体部に回転可能に支持されて、主軸線を中心に回転する主回転体と、当該主回転体の回転とともに主軸線を中心に回転移動され、当該主軸線に平行なスピンドル軸線を中心に回転される、砥石が装着可能なスピンドルと、前記主回転体内に配設され、主軸線に平行に往復動する移動部材と、当該移動部材を往復動させる移動機構と、当該移動部材の往復動により前記スピンドル軸線を前記主軸線に対して近接または離間させる切り込み機構とを備え、当該移動機構は、前記本体部に設けられた主軸線と平行かつ所定距離離間した回転軸線を中心に駆動されて回動する駆動部材と、ねじとナットとのねじ対偶を利用して前記駆動部材の回動を主軸線に平行な往復動に変換する変換手段と、変換された往復動を主回転体内の移動部材に伝達する伝達手段とを備えたことを要旨とする。 In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 includes a main body, a main rotor that is rotatably supported by the main body, and rotates about a main axis. A spindle on which a grindstone can be mounted, which is rotated around the main axis along with the rotation and rotated about the spindle axis parallel to the main axis, and reciprocating in parallel with the main axis. A moving member that reciprocates the moving member, and a notch mechanism that moves the spindle axis close to or away from the main axis by the reciprocating movement of the moving member. The drive member is rotated about a rotation axis that is parallel to the main axis provided at the portion and spaced apart by a predetermined distance, and the rotation of the drive member is set to the main axis by using a screw pair of a screw and a nut. Change to parallel reciprocation Converting means for, and summarized in that and a transmitting means for transmitting the converted reciprocating the moving member of the main rotating body.
上記構成によれば、駆動部材及び変換手段が主軸線から離間した位置に配置されているため、従来の切り込み移動送りナットのように主回転体の周囲を囲むように変換手段を設けることもなく、主回転体の形状に影響を受けることなく変換手段をコンパクトな構成とすることができる。 According to the above configuration, since the driving member and the converting means are arranged at positions separated from the main axis, there is no need to provide the converting means so as to surround the periphery of the main rotor as in the case of the conventional cutting movement feed nut. The conversion means can be made compact without being affected by the shape of the main rotor.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記変換手段は、前記主軸線を中心に等角に複数配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、変換手段が主軸線を中心に等角に複数配設されているため、駆動部材から変換手段、伝達手段を介し移動部材に対して主軸線と平行でない力である回転モーメントが生じにくくなっている。そのため、切り込み量のコントロールの精度が向上する。
The gist of the invention described in claim 2 is that, in the invention described in claim 1, a plurality of the conversion means are arranged equiangularly around the main axis.
According to the above configuration, since a plurality of conversion means are arranged equiangularly around the main axis, a rotational moment that is a force not parallel to the main axis from the drive member to the moving member via the conversion means and the transmission means. Is less likely to occur. Therefore, the accuracy of controlling the cut amount is improved.
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記変換手段は、主軸線を対称軸として対称な位置に配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、変換手段を主軸線に対して対称に配置することで、回転モーメントが生じず、かつ最もコンパクトな構成とすることができるようになる。
The invention according to claim 3 is characterized in that, in the invention according to claim 2, the conversion means is disposed at a symmetrical position with the main axis as the symmetry axis.
According to the above configuration, the conversion means is arranged symmetrically with respect to the main axis, so that no rotational moment is generated and the most compact configuration can be achieved.
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、複数の駆動部材が、同一の駆動源から同期されて駆動されることを要旨とする。
上記構成によれば、各変換手段に掛る力が均一化するため、駆動力の差に起因する回転モーメントが生じることがない。
The gist of the invention described in
According to the above configuration, since the force applied to each converting means is made uniform, a rotational moment due to a difference in driving force does not occur.
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記変換手段がボールねじとして構成されていることを要旨とする。
ここで、「ボールねじ」とは、おねじとめねじ(ナット)との間にボールを循環させて構成されたねじ対偶である。上記構成によれば、ボールねじを用いることで駆動抵抗が小さくなるため、機械効率が、通常の三角ねじでは20〜30%程度であるのに対し、ボールねじでは95%程度にまで高められる。そのため、駆動源の出力を小さくすることができるようになる。また、同じ駆動源であれば、切り込みのレスポンスがよくなり、作業効率が向上される。さらに、ボールねじによる転がり摩擦であるため、三角ねじのような滑り摩擦に起因する誤差が生じることがない。したがって、ワークに対して精度よくかつ効率的に研削加工を行うことができるようになる。
The gist of the invention according to claim 5 is that, in the invention according to any one of claims 1 to 4, the conversion means is configured as a ball screw.
Here, the “ball screw” is a screw pair configured by circulating a ball between a male screw and a female screw (nut). According to the above configuration, since the driving resistance is reduced by using the ball screw, the mechanical efficiency is increased to about 95% with the ball screw, while the mechanical efficiency is about 20 to 30% with the normal triangular screw. As a result, the output of the drive source can be reduced. Further, if the same drive source is used, the cutting response is improved and the working efficiency is improved. Furthermore, since the rolling friction is caused by the ball screw, there is no error caused by sliding friction like the triangular screw. Therefore, it becomes possible to perform grinding work accurately and efficiently on the workpiece.
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記駆動部材は、ベルト駆動されていることを要旨とする。
上記構成によれば、装置が比較的簡略化できるようになる。特に複数の駆動部材を駆動する場合には、その効果が大きくなる。さらにギヤのバックラッシに起因する誤差を生じることがないため、精度を向上させることができる。
A sixth aspect of the invention is characterized in that, in the invention according to any one of the first to fifth aspects, the driving member is belt-driven.
According to the above configuration, the apparatus can be relatively simplified. In particular, when driving a plurality of driving members, the effect is increased. In addition, since an error caused by gear backlash does not occur, the accuracy can be improved.
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記移動部材が往復動される際に、当該移動部材の移動方向が主軸線に対して平行となるように導くガイド機構を前記本体部と前記伝達手段との間に設けたことを要旨とする。 The invention according to claim 7 is the invention according to any one of claims 1 to 6, wherein when the moving member is reciprocated, the moving direction of the moving member is relative to the main axis. The gist of the invention is that a guide mechanism for guiding them in parallel is provided between the main body and the transmission means.
上記構成によれば、ガイド機構により移動部材をより厳密に主軸線と平行に移動させることができるようになるため、切り込み精度が向上する。特に、駆動部材、変換手段が1つの場合は、回転モーメントが生じやすいが、効果的にこれが抑制される。 According to the above configuration, the moving member can be moved more strictly in parallel with the main axis by the guide mechanism, so that the cutting accuracy is improved. In particular, when there is only one drive member and conversion means, a rotational moment is likely to occur, but this is effectively suppressed.
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ガイド機構は、いずれかの前記変換手段に対して主軸線を中心にいずれかの方向に90度変位した位置に配置されていることを要旨とする。 The invention according to an eighth aspect is the invention according to the seventh aspect, wherein the guide mechanism is disposed at a position displaced by 90 degrees in any direction about the main axis with respect to any of the conversion means. It is a summary.
上記構成によれば、回転モーメントを生じさせる変換手段に対して、効果的にこれが抑制される。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ガイド機構は、いずれかの前記変換手段に対して主軸線を中心に両方向に90度変位した位置に2ヶ所配置されていることを要旨とする。
According to the said structure, this is effectively suppressed with respect to the conversion means which produces a rotational moment.
The invention according to claim 9 is the invention according to claim 7, wherein the guide mechanism is disposed at two positions displaced by 90 degrees in both directions around the main axis with respect to any of the converting means. It is a summary.
上記構成によれば、回転モーメントを生じさせる変換手段に対して、さらに、効果的にこれが抑制される。
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ガイド機構は、いずれかの前記変換手段に対して主軸線を中心に対向した位置に配置されていることを要旨とする。
According to the said structure, this is suppressed more effectively with respect to the conversion means which produces a rotational moment.
The gist of a tenth aspect of the present invention is that, in the seventh aspect of the invention, the guide mechanism is disposed at a position opposed to any one of the conversion means with a main axis as a center. .
上記構成によれば、回転モーメントを生じさせる変換手段に対して、効果的にこれが抑制される。
請求項11に記載の発明は、請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の発明において、前記ガイド機構はボールスプラインとして構成されていることを要旨とする。
According to the said structure, this is effectively suppressed with respect to the conversion means which produces a rotational moment.
The gist of an eleventh aspect of the invention is that, in the invention according to any one of the seventh to tenth aspects, the guide mechanism is configured as a ball spline.
ここで、「ボールスプライン」とは、スリーブ(外筒)とスプライン軸との間にボールを循環させて転がり運動で外筒がスプライン軸上を移動する対偶をいう。上記構成によれば、ガイド機構をボールスプラインとして構成したため、支持剛性が高く、がたつきがなく精度が高められる。また、それでいて円滑なガイドをすることができるようになる。そのため、切り込みのレスポンスを低下させることなく精度の高い研削が可能となる。 Here, the “ball spline” refers to a pair in which a ball is circulated between a sleeve (outer cylinder) and a spline shaft, and the outer cylinder moves on the spline shaft by a rolling motion. According to the above configuration, since the guide mechanism is configured as a ball spline, the support rigidity is high, and the accuracy is improved without rattling. In addition, a smooth guide can be provided. Therefore, high-precision grinding is possible without reducing the cutting response.
本発明によれば、砥石の切り込み量の調節を適切に行うことができる研削盤を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the grinding machine which can adjust appropriately the cutting amount of a grindstone can be provided.
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、研削盤10の正面図であり、以下の説明において図面手前側を研削盤10の前部とする。図1に示すように、研削盤10は機台11を備えている。機台11の上面前部には、機台11に対して前後方向及び左右方向に移動可能な加工テーブル12が設けられている。加工テーブル12上にはチャック13が配設されており、チャック13上にはワーク14が載置されている。機台11の上面後部にはコラム15が立設されている。コラム15の前部にはコラム15に対して上下方向に移動可能な主軸頭16が設けられており、主軸頭16はカバー17で覆われている。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Embodiments of the invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of the grinding
図2の研削盤10の要部断面図に示すように、主軸頭16は本体部を構成する支持筒20を備えており、支持筒20の内側には、支持筒20よりも長い筒状の主回転体21が配設されている。主回転体21の上端部は支持筒20の上端よりも上方まで延びており、主回転体21の下端部は支持筒20の下端よりも下方まで延びている。
As shown in the cross-sectional view of the main part of the grinding
主回転体21の上端部には、プーリ22が設けられており、プーリ22はモータ23の回転軸に接続されたプーリ24とベルト25を介して連結されている。つまり、モータ23の回転がプーリ24、ベルト25及びプーリ22を介して主回転体21に伝達されるようになっている。このとき、主回転体21は、この主回転体21の中心を通り、鉛直方向に延びる軸線である主軸線28を中心に回転される。支持筒20と主回転体21との間には、支持筒20の上端部及び下端部においてそれぞれ複数の第1ベアリング26及び第2ベアリング27が介在しており、主回転体21が自転してもその回転が支持筒20に伝達されないようになっている。つまり、主回転体21は、支持筒20に回転可能に支持されている。
A
主回転体21の上下方向における中央部には、主回転体21の内外を貫通する一対の長孔29が互いに(図2において紙面に対して垂直方向に)対向する位置に形成されている。主回転体21の内部には、棒状の移動部材30が主軸線28に沿って往復動されるように配設されている。移動部材30の下端には、下方へ延びるボールねじを構成するおねじ31が配設されている。
A pair of
主回転体21の下端部には、おねじ31の軸線と同軸の副軸線32を中心に自転する略円柱形状の副回転体33が主回転体21に対して回動可能に保持されている。すなわち、主回転体21の下端部内には副回転体33の上端部が入り込んでおり、主回転体21の下端部の内側壁と副回転体33の上端部の外側壁との間には、予圧を付されたベアリング34が介在している。副軸線32は主軸線28と所定距離だけ離間しているとともに、主軸線28と平行に延びている。副回転体33の上端部にはナット35が固定されており、ナット35とおねじ31とはボールねじとして構成され螺合されている。
A substantially cylindrical sub-rotor 33 that rotates about a sub-axis 32 coaxial with the axis of the
副回転体33の下端にはスピンドルユニット36が接続されており、スピンドルユニット36の下端にはスピンドル37が突出している。スピンドルユニット36には、スピンドル37の動力源としてのモータの他、同モータの回転をスピンドル37に伝達する伝達機構や、研削時にワークにエアや研削油を供給するノズル等も内蔵されている。スピンドル37の先端には、円盤状に形成された砥石38がスピンドル軸線39を中心に回転されるように装着されている。スピンドル軸線39は、副軸線32と所定距離だけ離間しているとともに、副軸線32と平行に位置している。したがって、主軸線28、副軸線32及びスピンドル軸線39は、互いに平行になっている。このとき、主軸線28と副軸線32との距離と、副軸線32とスピンドル軸線39との距離とは図2に示すように等しくなっている。
A
以下、図3を参照しつつ、図4に沿って移動部材30を昇降させる機構を説明する。図3は図2の要部拡大図であり、図4は図3の4−4線断面図である。図4に示すように、主回転体21とともに回転する移動部材30の上端には(図3参照)、主軸線28と直交する方向(水平方向)に延びるスライド棒40が設けられており、このスライド棒40は移動部材30とともに回転されるようになっている。スライド棒40の両端部は、一対の長孔29(図3)にそれぞれ挿通されており、スライド棒40の両端は主回転体21の外側に突出している。主回転体21の外面上には、主回転体21を囲むように環状の昇降部材41が設けられており、主回転体21と昇降部材41との間には、上下に所定間隔を置いて並設された一対の昇降ベアリング42が介在している。したがって、昇降部材41には主回転体21の回転が伝達されないようになっている。
Hereinafter, a mechanism for raising and lowering the moving
主回転体21の外側(図3においては紙面に垂直な方向)に突出したスライド棒40の両端は、2点鎖線で示す一対の昇降ベアリング42の各内輪43により挟持、固定され内輪43と一体に回転するようになっている。このとき、スライド棒40の長さは、図4に示すように昇降ベアリング42の内輪43の外径よりも長く、昇降ベアリング42の外輪44の内径よりも短くなっている。従って、内輪43、スライド棒40、移動部材30は、主回転体21とともに回転するが、これら以外の部分には、主回転体21の回転は伝達されないようになっている。
Both ends of the
支持筒20において主回転体21を挟んで対向する両側部には、上下方向に延びる長孔45(図3)がそれぞれ形成されている。昇降部材41の上端部には、外側に延びる一対のアーム46が形成されており、各アーム46の先端部は、長孔45を貫通して支持筒20の外側まで延びている。各アーム46の先端にはそれぞれ変換手段としてのボールねじを構成するナット47が設けられており、これらのナット47には上下方向に延びる変換手段としてのボールねじを構成するおねじ48(図3参照)がそれぞれ図示しない転動ボールを介して螺合されている。このとき、ナット47とおねじ48から構成されるボールねじ57は主軸線28を対称軸とした互いに対称な位置に配設されている。換言すれば、各ボールねじ57は主軸線28を中心に等角に配設されている。
Long holes 45 (FIG. 3) extending in the vertical direction are respectively formed on both sides of the
図2に示すように、各おねじ48の上端には、支持筒20に設けられた主軸線28と平行かつ所定距離離間した駆動部材としての各回動軸56を介してそれぞれプーリ49が設けられており、各プーリ49は駆動源としての同一のモータ50の回転軸に接続されたプーリ51と2本のベルト52を介してそれぞれ別々に連結されている。したがって、モータ50の回転がプーリ51、各ベルト52及び各プーリ49を介して各回動軸56がベルト駆動され、この駆動力が各おねじ48に伝達されるようになっている。すなわち、1つのモータ50が回転することで、各回動軸56、すなわち各おねじ48が同期して回動されるようになっている。
As shown in FIG. 2, pulleys 49 are provided at the upper ends of the respective
本実施形態では、回動軸56により駆動部材が構成されている。また、ナット47、おねじ48及び図示しないボール等から構成されるボールねじ57により変換手段が構成されている。そして、ナット47、各アーム46、昇降部材41、昇降ベアリング42、スライド棒40により伝達手段が構成されている。そして、この駆動部材、変換手段、伝達手段により移動機構が構成されている。
In the present embodiment, the drive member is configured by the
また、図4に示すように、昇降部材41を挟んで対向する両側壁には、それぞれアーム53を介して外筒54が昇降部材41に固設されている。外筒54には、主軸線28と平行に孔が穿設されている。各外筒54内には、上下方向に延びるスプライン軸55が挿通され、スプライン軸55は、支持筒20に対して主軸線28と正確に平行に固定されている。各外筒54と各スプライン軸55との間には図示しない転動体であるボールがそれぞれ組み込まれている。外筒54、スプライン軸55及び図示しないボールによりガイド機構としてのボールスプライン58が形成され、外筒54はスプライン軸55に案内され正確且つ円滑に上下方向に移動するように構成されている。各ボールスプライン58は、支持筒20を含む本体部と伝達手段との間(この実施形態では主回転体21の外部における支持筒20)に配設されている。この場合、各ボールスプライン58は、各ボールねじ57のうちいずれか一方に対して主軸線28を中心に両方向に角度を90度変位した位置(2ヶ所)にそれぞれ配設されている。
As shown in FIG. 4,
したがって、モータ50により各おねじ48が回動されると、各ナット47が上方または下方に移動され、この移動にともなって各アーム46及び昇降部材41を介して移動部材30が往復動され、おねじ31が上方または下方に移動されるようになっている。このとき、移動部材30の往復動にともなって外筒54がスプライン軸55に沿って上下に往復動されるようになっている。すなわち、移動部材30の往復動は、このボールスプライン58によってガイドされることで、主軸線28に対して平行となるように導かれ、各アーム46から受ける力によって回転モーメントによる傾きが生じないようになっている。この移動部材30の往復動が、おねじ31とナット35とのねじ対偶を利用して、副軸線32を中心とした該ナット35の回転運動に変換されるようになっている。したがって、このナット35の回転運動にともなって副回転体33が副軸線32を中心に回動されるようになっている。
Therefore, when each
よって、主軸線28を中心に主回転体21が自転(回転)されることで、同主軸線28を中心に副軸線32が公転(回転移動)されるようになっている。また、副軸線32を中心にさらに副回転体33が自転されることで、副軸線32を中心にスピンドルユニット36が公転され、主軸線28に対してスピンドル軸線39が近接または離間されるようになっている。なお、図2は主軸線28とスピンドル軸線39とが一致した状態を描いている。
Therefore, when the main
このように、移動部材30は本発明の移動部材を構成している。そして、この移動部材30により上下されるおねじ31、このおねじ31とボールねじを構成するナット35、ナット35により回動する副回転体33、副回転体33の回動によりスピンドル軸線39を主軸線28に対して近接または離間させるスピンドル37を保持するスピンドルユニット36により切り込み機構が構成されている。
Thus, the moving
次に、このように構成された研削盤10についてその動作を図1〜図5に基づいて説明する。
さて、研削盤10でワーク14を研削する場合、主軸線28を中心に主回転体21を自転(回転)させると、この自転にともなって移動部材30、副回転体33及びスピンドルユニット36も主軸線28を中心に回転される。さらに、スピンドルユニット36によりスピンドル軸線39を中心に砥石38を回転させる。このとき、図2及び図5(a)に示すように、主軸線28とスピンドル軸線39とは一致した状態(砥石38の切り込み量の変化がゼロの状態)になっている。この状態から砥石38の切り込み量を増加させる場合には、モータ50により各回動軸56を正方向に回動させると、ボールねじを構成する各おねじ48と各ナット47とのねじ対偶により、各ボールスプライン58にガイドされながら昇降部材41及び移動部材30が正確に上方に移動されるとともにおねじ31も正確に上方へ移動される。
Next, the operation of the grinding
When the
すると、図5(b)に示すように、主軸線28、副軸線32及びスピンドル軸線39の平行状態が維持された状態でナット35(図2)を介して副回転体33が副軸線32を中心に自転される。これにより、副軸線32を中心にスピンドル軸線39が公転され、主軸線28とスピンドル軸線39とが距離Bだけ離間されるとともに、スピンドル軸線39は主軸線28を中心に公転される。このため、砥石38の切り込み量が距離Bの分だけ増加される。逆に、この状態から砥石38の切り込み量を減少させる場合には、各回動軸56を逆方向に回動させると、各おねじ48と各ナット47とのねじ対偶により、各ボールスプライン58にガイドされながら昇降部材41及び移動部材30が正確に下方に移動されるとともにおねじ31も正確に下方へ移動される。これにより、主軸線28とスピンドル軸線39との距離Bが減少される。
Then, as shown in FIG. 5B, the auxiliary
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
・ 回動軸56及びボールねじ57を構成するおねじ48・ナット47が主軸線28から離間した位置に配置されているため、主回転体21の形状に影響を受けることなく研削盤10をコンパクトな構成とすることができるという効果がある。
According to the embodiment detailed above, the following effects are exhibited.
Since the
・ 回動軸56により回動するおねじ48が、従来の切り込み送り移動ナット116に比較して、極めて質量が小さいので、回動に伴う慣性が小さい。そのため、切り込みの制御性が向上し、切り込み精度や追従性を高めることができるという効果がある。
-Since the
・ ボールねじ57が主軸線28を対称軸として対称な位置に配設されているため、回動軸56からボールねじ57、昇降部材41等の伝達手段を介し移動部材30に対して主軸線28と平行でない力である回転モーメントを生じにくくすることができる。そのため、砥石38の切り込み量のコントロールの精度を向上させることができるという効果がある。
Since the
・ 1つのモータ50により2つの回動軸56が同期されて駆動されるため、各おねじ48に掛る力が均一化され、駆動力の差に起因する回転モーメントが生じることがない。そのため、砥石38の切り込み量のコントロールの精度を向上させることができるという効果がある。
Since the two
・ 変換手段としてボールねじ57を用いることで駆動抵抗が小さくなるため、機械効率が、通常の三角ねじでは20〜30%程度であるのに対し、このボールねじ57では95%程度にまで高めることができる。そのため、モータ50の出力を小さくすることができるようになる。また、同じモータ50であれば、ボールねじ57は、三角ねじを採用した場合に比べると切り込みのレスポンスがよく、作業効率を向上させることができる。さらに、ボールねじ57は転がり摩擦で機能するため、三角ねじのような滑り摩擦に起因する誤差が生じることがない。したがって、ワーク14に対して精度よくかつ効率的に研削加工を行うことができるという効果がある。
-Since the drive resistance is reduced by using the
・ 回動軸56は、ベルト駆動されているため、装置を比較的簡略化することができる。特に複数の回動軸56を駆動する場合には、その効果が大きくなる。さらにギヤのバックラッシに起因する誤差を生じることがないため、精度を向上させることができる。
-Since the
・ ボールスプライン58により移動部材30をより厳密に主軸線28と平行に移動させることができるため、砥石38の切り込み精度を向上させることができる。特に、回動軸56及びボールねじ57が1つの場合は、回転モーメントが生じやすいが、効果的にこれを抑制することができる。
Since the moving
・ ボールスプライン58は、いずれかのボールねじ57に対して主軸線28を中心に両方向に90度変位した位置に2ヶ所配置されているため、回転モーメントを生じさせるボールねじ57に対して、一層効果的にこれを抑制することができる。
Since two
・ ガイド機構をボールスプライン58として構成したため、支持剛性が高く、がたつきがなく精度を高めることができる。また、それでいて移動部材30の円滑なガイドをすることができる。そのため、砥石38の切り込みのレスポンスを低下させることなく精度の高い研削を行うことができる。
-Since the guide mechanism is configured as the
(変更例)
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図6(a)に示すように、変換手段としてのボールねじ57は、必ずしも複数個設けられる必要はなく、1つだけ配設されるものでもよいことはいうまでもない。この場合、片持ちになり、主軸線28に平行でない力である回転モーメントが生じるため、移動部材30が傾かないようにガイド機構としてのボールスプライン58を位置に拘わらず配設することが好ましい。
(Example of change)
In addition, the said embodiment can also be changed and actualized as follows.
-As shown to Fig.6 (a), it cannot be overemphasized that the
・ また、単独のボールねじ57を配設した場合に、ボールスプライン58は、例えば、図6(b)に示すように、主軸線28を中心に対向した位置に1つ配設する構成や、図6(c)に示すように、このボールねじ57に対して主軸線28を中心にいずれかの方向に角度を90度変位した位置に2つ配設してもよい。さらに、図6(d)に示すように、上記いずれの位置にも配設して3ヶ所としてもよい。
In addition, when a
・ 一方、図7(a)、(b)に示すように、ボールねじ57を、主軸線28を中心に3つ、あるいは4つ以上配設してもよい。この場合は、回転モーメントが生じないように主軸線28を中心に等角に配置することが望ましい。また、ボールねじが3つの場合には、図7(a)に示すように、昇降部材41を平面視で三角形状とすると都合がよい。
On the other hand, as shown in FIGS. 7A and 7B, three or four or more ball screws 57 may be arranged around the
・ もちろん、図8(a)〜(d)に示すように、ボールねじ57とボールスプライン58とがそれぞれ配置される数、位置はこれらに限定されず、要求される精度、剛性、大きさ、コスト等の観点から種々の態様を採りうる。
Of course, as shown in FIGS. 8A to 8D, the number and position of the
・ ガイド機構は、ボールスプラインに限らず、滑り対偶により構成されるものや、ころ等による転がり対偶のものであってもよい。
・ 移動部材30を往復動させることでスピンドル37を主軸線28に対して近接または離間させる切り込み機構は、精度の点で実施形態に示す構成が好ましい。しかしながら、本発明はこの構成に限定されず、この構成に変えて、従来のような構成であってもよく、さらに他の構成であってもよい。
The guide mechanism is not limited to a ball spline, and may be a sliding pair or a rolling pair using rollers or the like.
The cutting mechanism that moves the moving
・ 各回動軸56を歯車を利用して駆動させてもよい。あるいは、各回動軸56を手動で回動させてもよい。
・ 変換手段を三角ねじや角ねじ、丸ねじ等のねじと、これらに螺合可能なナットとで構成してもよい。
-You may drive each rotating
-You may comprise the conversion means with screws, such as a triangular screw, a square screw, and a round screw, and a nut which can be screwed together.
・ おねじ48をナットに変更し、ナット47をおねじとして構成するボールねじに変更して、これらを螺合させた構成としてもよい。
・ 各回動軸56をそれぞれ別々のモータ等の駆動源によって駆動させるように構成してもよい。この場合、各駆動源は各回動軸56が同期して駆動されるように調整する必要がある。
The
-You may comprise so that each
・ 伝達手段を、磁力を利用した構成にしてもよい。例えば、昇降部材41と移動部材30とに互いに引き合う磁石をそれぞれ設けるようにしてもよい。
-The transmission means may be configured to use magnetic force. For example, the elevating
10…研削盤、20…本体部を構成する支持筒、21…主回転体、28…主軸線、30…切り込み機構を構成する移動部材、31…切り込み機構を構成するボールねじを構成するおねじ、32…副軸線、33…切り込み機構を構成する副回転体、34…ベアリング、35…切り込み機構を構成するナット、37…スピンドル、38…砥石、39…スピンドル軸線、40…伝達手段を構成するスライド棒、41…伝達手段を構成する昇降部材、42…伝達手段を構成する昇降ベアリング、46…伝達手段を構成するアーム、47…伝達手段及び変換手段としてのボールねじを構成するナット、48…変換手段としてのボールねじを構成するおねじ、50…駆動源としてのモータ、52…ベルト、54…ガイド機構としてのボールスプラインを構成する外筒、55…ガイド機構としてのボールスプラインを構成するスプライン軸、56…駆動部材としての回動軸、57…変換手段としてのボールねじ、58…ガイド機構としてのボールスプライン。
DESCRIPTION OF
Claims (11)
当該本体部に回転可能に支持されて、主軸線を中心に回転する主回転体と、
当該主回転体の回転とともに主軸線を中心に回転移動され、当該主軸線に平行なスピンドル軸線を中心に回転される、砥石が装着可能なスピンドルと、
前記主回転体内に配設され、主軸線に平行に往復動する移動部材と、当該移動部材を往復動させる移動機構と、当該移動部材の往復動により前記スピンドル軸線を前記主軸線に対して近接または離間させる切り込み機構とを備え、
当該移動機構は、前記本体部に設けられた主軸線と平行かつ所定距離離間した回転軸線を中心に駆動されて回動する駆動部材と、ねじとナットとのねじ対偶を利用して前記駆動部材の回動を主軸線に平行な往復動に変換する変換手段と、変換された往復動を主回転体内の移動部材に伝達する伝達手段とを備えたことを特徴とする研削盤。 The main body,
A main rotating body that is rotatably supported by the main body and rotates about a main axis;
A spindle on which a grindstone can be mounted, which is rotated around the main axis along with the rotation of the main rotating body and rotated about a spindle axis parallel to the main axis,
A moving member that is disposed in the main rotating body and reciprocates parallel to the main axis, a moving mechanism that reciprocates the moving member, and the spindle axis that is close to the main axis by the reciprocating movement of the moving member. Or a notch mechanism for separating,
The moving mechanism includes a driving member that rotates by being driven about a rotation axis that is parallel to the main axis provided in the main body and spaced apart by a predetermined distance, and a screw pair of a screw and a nut. A grinding machine comprising: conversion means for converting the rotation of the rotation into reciprocation parallel to the main axis; and transmission means for transmitting the converted reciprocation to a moving member in the main rotating body.
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