JP2006102304A

JP2006102304A - 酸素富化給湯装置

Info

Publication number: JP2006102304A
Application number: JP2004294789A
Authority: JP
Inventors: Yoshihisa Urakawa; 芳久浦川
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2004-10-07
Filing date: 2004-10-07
Publication date: 2006-04-20

Abstract

【課題】酸素富化装置の設置性向上と、ひとつのリモコンで全ての操作が可能な装置を提供することを目的とする。
【解決手段】給湯装置１０と酸素富化装置２２を制御する給湯制御器２９Ａと、給湯装置１０と酸素富化装置２２の運転指示を入力する給湯制御器２９Ａと通信するリモコン３０と、給湯装置１０と給湯制御器２９Ａを納めた給湯装置筐体２１と、酸素富化装置２２を納めた酸素富化装置筐体２６とを備え、給湯制御器２９Ａと酸素富化装置２２が接続線３１で接続された構成としてある。
【選択図】図１

Description

本発明は、追だき循環回路を有する給湯器の追いだき配管を利用して、浴槽内の浴水中に酸素を供給する機能を有する給湯装置に関するものである。

従来この種の酸素供給装置は、微細気泡発生装置やジェット噴射装置を取り付け、この各装置を介して浴槽水を循環させる泡風呂やジェットバス等の浴槽水を循環させる管路に気体を供給する供給部を設け、この供給部に酸素富化空気を供給するための酸素富化装置を設けたものである（例えば、特許文献１参照）。

図５は、特許文献１に記載された従来の浴槽内への酸素供給装置を示すものである。図５において、１は浴槽、２は管路、３は供給部、４は吸入口、５は吐出口、７は酸素富化装置、８はポンプである。
特開平４−２３４７号公報

しかしながら上記従来の構成では、微細気泡発生装置やジェット噴射装置を取り付けた風呂装置において、泡風呂配管やジェットバス配管の管路の途中に酸素供給部を設け、この供給部に酸素富化空気を供給するものであるため、酸素を浴槽に供給するためには、微細気泡発生装置やジェット噴射装置を取り付け、専用の風呂システムを有することが必要であり、一般家庭で簡単に設置できるものではなかった。また、気泡発生により温度が低下する浴槽のお湯を保温、加熱するには別の追いだき熱源をさらに付加しなければならない。さらに、微細気泡発生装置やジェット噴射装置と追いだき熱源を浴室内よりコントロールするには別々のリモコンを設置しなければならないという課題を有していた。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、殆どの家庭で設置している追いだき機能付き給湯機の追いだき循環回路を用いて、酸素富化装置からの高濃度の酸素等の気体を混入させ、浴槽内に設置した追いだき循環水を吐出する追いだきアダプタより噴出させる構成とすることで、新たな浴槽水の循環経路を付加することなしに安価な取り付けが可能で、かつ、浴槽水温が低下した時には再加熱が可能で、しかも、ひとつのリモコンで全ての操作が可能な装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため本発明の酸素富化給湯装置は、カランや浴槽へお湯を供給する給湯回路と浴槽の湯を加熱する追いだき循環回路とを有した給湯装置と、前記追いだき循環回路に連通し浴槽水の吸入口及び吐出口を形成する追いだきアダプタと、高濃度の酸素を供給する酸素富化装置と、前記酸素富化装置からの高濃度の酸素を追いだき循環回路に混入させる混入手段と、前記給湯装置と前記酸素富化装置を制御する給湯制御器と、前記給湯装置と酸素富化装置の運転指示を入力する前記制御器と通信するリモコンと、前記給湯装置と制御器を納めた給湯装置筐体と、前記酸素富化装置を納めた酸素富化装置筐体とを備え、前記制御器と酸素富化装置が接続線で接続された構成としてある。

上記発明によれば、風呂用の給湯装置における標準的な機能である追いだき循環回路の浴槽水に高濃度の酸素を混入させるようにしているため、新たな浴槽水の循環経路を付加することなく、酸素富化装置を追加するだけでよく、構成の簡素化が図れるとともに、リモコンのスイッチを押すという簡単な操作で、容易に浴槽水中に高濃度の酸素を混入させることができ、浴室内の酸素濃度を適正な値に確保することが可能となる。

本発明の酸素富化給湯器は、外部入力装置のスイッチを押すだけで、入浴中の人が高濃度の酸素を吸いながら湯につかることで、温浴効果を促進したり、居眠りを防止したりできる。また、浴槽水の中に酸素が溶け込むことにより雑菌の発生を押さえ、ぬめりや臭いを減少させる効果も期待できる。そして、給湯機能と酸素富化機能を別々の筐体で構成したことで、給湯装置筐体の大きさは従来の給湯機と同一で、給湯制御器を変更するだけで酸素富化機能に対応が可能となる。また、酸素富化装置筐体は一種類で熱源や給湯方式別、等、様々な機種への対応が可能である。さらに、酸素富化装置筐体の設置自由度をさらに拡大するものである。

第１の発明は、カランや浴槽へお湯を供給する給湯回路と浴槽の湯を加熱する追いだき循環回路とを有した給湯装置と、前記追いだき循環回路に連通し浴槽水の吸入口及び吐出口を形成する追いだきアダプタと、高濃度の酸素を供給する酸素富化装置と、前記酸素富化装置からの高濃度の酸素を追いだき循環回路に混入させる混入手段と、前記給湯装置と前記酸素富化装置を制御する制御器と、前記給湯装置と酸素富化装置の運転指示を入力する前記制御器と通信するリモコンと、前記給湯装置と制御器を納めた給湯装置筐体と、前記酸素富化装置を納めた酸素富化装置筐体とを備え、前記制御器と酸素富化装置が接続線で接続された構成としたことを特徴とするものである。

本発明によれば、リモコンのスイッチを押すだけで、混入手段によって酸素富化装置からの高濃度の酸素は追いだき配管の中の湯または水に混入され、この酸素が混入された湯または水が浴槽に取りつけた追いだきアダプタから噴出するときに、高濃度の酸素が気泡となって浴槽水の中を通過し、その後浴室内に充満するようになる。

この結果、入浴中の人が高濃度の酸素を吸いながら湯につかることで、温浴効果を促進したり、居眠りを防止したりできる。また、浴槽水の中に酸素が溶け込むことにより雑菌の発生を押さえ、ぬめりや臭いを減少させる効果も期待できる。そして、この構成であれば、給湯機能と酸素富化機能を別々の筐体で構成したことで、給湯装置筐体の大きさは従来の給湯機と同一で、給湯制御器を変更するだけで酸素富化機能に対応が可能となる。また、酸素富化装置筐体は一種類で熱源や給湯方式別、等、様々な機種への対応が可能である。

第２の発明は、酸素富化装置筐体は壁面取り付けが可能な構成としたことを特徴とするもので、酸素富化装置筐体の設置自由度を拡大することができる。

第３の発明は、給湯装置筐体に酸素富化装置筐体を取り付け可能な構成としたことを特徴とするもので、酸素富化装置筐体の設置自由度をさらに拡大することができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は、本発明の第１の実施の形態における酸素富化給湯装置の全体構成図である。

１０は給湯装置で、給水管１１から水が入り貯湯タンク１２のお湯を給湯管１３より出し、カラン１４等から吐出させる給湯回路１５と、浴槽１６の浴槽水を追いだきアダプタ１７より吸引し風呂ポンプ１８で熱交換器１９に送り込み加熱し、加熱された浴槽水は再び追いだきアダプタ１７より浴槽１６へと戻す追いだき循環回路２０と、給湯装置筐体２１で構成されている。２２は酸素富化装置で、酸素富化膜２３と酸素富化膜２３に新鮮空気を送り込む送風ファン２４と高濃度酸素を吸引し吐出する真空ポンプ２５と酸素富化装置筐体２６で構成されている。２７は高濃度の酸素を追いだき循環回路２０へ混入させる酸素混入手段で、酸素富化装置２２と酸素ホース２８で接続されている。２９Ａは給湯装置１０と酸素富化装置２２を制御する給湯制御器で給湯装置筐体２１の中に収められている。３０は給湯装置１０と酸素富化装置２２の運転指示を入力するリモコンで給湯制御器２９Ａと通信するものである。３１は給湯制御器２９Ａと酸素富化装置２２の送風ファン２４、真空ポンプ２５と接続された接続線である。

以上のように構成された酸素富化給湯装置について、以下その動作・作用を説明する。

リモコン３０で酸素運転が指示されると、給湯制御器２９Ａにより酸素混入運転を開始し、混入手段２７によって酸素富化装置２２からの高濃度の酸素は追焚き循環回路２０の中の湯または水に混入され、この酸素が混入された湯または水が浴槽１６の追いだきアダプタ１７から噴出するときに、高濃度の酸素が気泡となって浴槽水の中を通過し、その後、浴室内に充満するようになる。

この結果、入浴中の人が高濃度の酸素を吸いながら湯につかることで、温浴効果を促進したり、居眠りを防止したりできる。また、浴槽水の中に酸素が溶け込むことにより雑菌の発生を押さえ、ぬめりや臭いを減少させる効果も期待できる。

そして上記構成であれば、給湯装置筐体２１と酸素富化装置筐体２６を別々の筐体で構成したことで、給湯装置筐体２１の大きさは従来の給湯機と同一で、給湯制御器２９Ａを変更するだけで酸素富化機能に対応が可能となる。また、酸素富化装置筐体２６は一種類で熱源や給湯方式別、等、様々な機種への対応が可能である。

図２は、本発明の第２のの実施の形態における酸素富化給湯装置の設置を示すもので、酸素富化装置筐体２６には、取付部３２を設け、取付ねじ３３で壁面３４に固定した構成になっており酸素富化装置筐体の設置自由度を拡大することができる。

図３は、本発明の第３の実施の形態における酸素富化給湯装置の設置を示すもので、酸素富化装置筐体２６には、取付部３２を設け、取付ねじ３３で給湯装置筐体１０の外面に酸素富化装置筐体２６を取付た構成となっており酸素富化装置筐体の設置自由度をさらに拡大することができる。

本発明の実施の形態１における酸素富化給湯装置の全体構成図本発明の実施の形態２における酸素富化給湯装置の取付構成図本発明の実施の形態３における酸素富化給湯装置の取付構成図従来の酸素富化給湯装置の全体構成図

符号の説明

１０給湯装置
１５給湯回路
１７追いだきアダプタ
１８風呂ポンプ
２０追いだき循環回路
２１給湯装置筐体
２２酸素富化装置
２３酸素富化膜
２５真空ポンプ２５
２６酸素富化装置筐体
２７酸素混入手段
２８酸素ホース
２９Ａ給湯制御器
３０リモコン
３１接続線

Claims

カランや浴槽へお湯を供給する給湯回路と浴槽の湯を加熱する追いだき循環回路とを有した給湯装置と、前記追いだき循環回路に連通し浴槽水の吸入口及び吐出口を形成する追いだきアダプタと、高濃度の酸素を供給する酸素富化装置と、前記酸素富化装置からの高濃度の酸素を追いだき循環回路に混入させる混入手段と、前記給湯装置と前記酸素富化装置を制御する制御器と、前記給湯装置と酸素富化装置の運転指示を入力する前記制御器と通信するリモコンと、前記給湯装置と制御器を納めた給湯装置筐体と、前記酸素富化装置を納めた酸素富化装置筐体とを備え、前記制御器と酸素富化装置が接続線で接続された構成の酸素富化給湯装置。
酸素富化装置筐体は壁面取り付けが可能な構成とした請求項１記載の酸素富化給湯装置。
給湯装置筐体に酸素富化装置筐体を取り付け可能な構成とした請求項１記載の酸素富化給湯装置。