JP2006101475A - マルチキャスト制御方法、マルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置、並びにプログラム - Google Patents

マルチキャスト制御方法、マルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のコンテンツを、指定したエリアに対してのみマルチキャスト配信する等の制御をネットワーク側で行う。
【解決手段】コンテンツ属性情報管理装置に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理するデータベースを保持し、マルチキャスト制御装置が、クライアントからコンテンツ配信要求を受信すると、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求をコンテンツ属性情報管理装置に送信し、コンテンツ属性情報管理装置は、前記データベースを参照することによりコンテンツの配信可否を判断し、配信可能である場合に、コンテンツ配信装置のアドレスを含む情報をマルチキャスト制御装置に送信し、マルチキャスト制御装置は、コンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信し、受信したコンテンツを前記エリアにマルチキャスト配信する。
【選択図】 図2

Description

本発明はマルチキャスト配信技術に関し、特に、コンテンツの配信元及びコンテンツ配信先を制御可能としたマルチキャスト配信技術に関する。
図1に、従来技術を用いたマルチキャスト配信システムを示す。図1に示すマルチキャスト配信システムは、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ、マルチキャスト対応ルータ、及びマルチキャスト配信されたコンテンツを受信するクライアントを有している。図1の例では、各クライアントは無線アクセスポイントを介してインターネットと通信可能である。無線アクセスポイントはレイヤ2スイッチを介してマルチキャスト対応ルータ1、3に接続されている。
各クライアントはIGMP等のマルチキャストに係る機能を有している。マルチキャスト対応ルータ1、3配下にあるクライアントが特定のマルチキャストアドレスに対応するコンテンツのマルチキャスト配信を受けるには、まず、いずれかのクライアント(例えばクライアント5)がコンテンツ配信サーバに対してマルチキャストアドレスを含む配信要求を送信する。配信要求を受信したコンテンツ配信サーバはコンテンツを送信し、コンテンツはマルチキャスト対応ルータ1に伝送され、マルチキャスト対応ルータ1はクライアント5が存在するネットワークエリアにある全クライアントに対してコンテンツをマルチキャスト配信し、当該コンテンツに対応するマルチキャストグループへの参加をしているクライアントのみがコンテンツを受信する。
なお、マルチキャストに関連する従来技術として、例えば特許文献1に開示された技術がある。また、マルチキャストに関連する参考文献として非特許文献1〜5がある。
特開2002−026903号公報 Internet STD5, RFC1112「Internet Group Management Protocol (IGMP)」IETF Network Working Group, August, 1989 Internet RFC2876「Multicast Listener Discovery (MLD) for IPv6」IETF Network Working Group, October, 1999 Internet Draft「Explicit Multicast (Xcast) Basic Specification」R. Boivie (IBM) et al., January, 2003 Internet RFC3547「The Group Domain of Interpretation」M. Baugher (Cisco) et al., July, 2003 Internet RFC3775「Mobility Support in IPv6」D. Johnson (Rice University)et al., June, 2004
上記の従来技術では、どのネットワークエリアにマルチキャスト配信がなされるかは、クライアントからの要求により決まり、特定のエリアだけに特定のコンテンツの配信をするといった制御をネットワーク側で行うことができなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、コンテンツ毎にコンテンツ配信元サーバとコンテンツ配信先エリアを指定し、指定したエリアに対してのみ、コンテンツをマルチキャスト配信するといった制御をネットワーク側で行う技術を提供することを目的とする。
上記の課題は、コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおけるマルチキャスト制御方法であって、前記コンテンツ属性情報管理装置は、コンテンツ毎に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理するデータベースを保持し、前記マルチキャスト制御装置が、その配下にあるクライアントから、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ配信要求を受信すると、前記コンテンツ配信先エリア情報と前記コンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を前記コンテンツ属性情報管理装置に送信し、前記コンテンツ属性要求を受信した前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ属性要求に基づき、前記データベースを参照することにより前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアへの前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能か否かを判定し、可能である場合に、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を前記マルチキャスト制御装置に送信し、前記マルチキャスト制御装置は、前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信し、受信したコンテンツを前記エリアにマルチキャスト配信することを特徴とするマルチキャスト制御方法により解決できる。
なお、前記マルチキャスト配信システムは、前記マルチキャスト制御装置と前記コンテンツ配信装置との間に少なくとも1つの中継装置を有し、前記中継装置は、前記マルチキャスト制御装置から前記コンテンツ配信装置に向けて送信された配信要求を受信し、当該配信要求の直前の発信元である中継装置又は前記マルチキャスト制御装置のアドレスと前記コンテンツ識別情報とをセッション情報として保持し、前記配信要求を次の送信先である中継装置又は前記コンテンツ配信装置に送信し、前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを受信した場合に、前記セッション情報に含まれるアドレス宛に当該コンテンツを転送するように構成してもよい。
また、前記コンテンツ配信装置はモバイルIP機能を有し、前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを保持することとしてもよい。
更に、前記マルチキャスト配信システムは、前記コンテンツ配信装置のホームエージェントと、前記コンテンツ配信装置を配下に持つゲートウェイ装置とを備え、前記ホームエージェントは、前記コンテンツ配信装置からの認証要求に基づき当該コンテンツ配信装置の認証を行い、認証が成功した場合に前記コンテンツ配信装置のアドレス情報を前記ゲートウェイ装置に送信し、前記ゲートウェイ装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレス情報を保持し、受信パケットが前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットであるか否かを前記アドレス情報に基づき判定し、前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットである場合にそのパケットを転送する構成とすることもできる。
また、上記のマルチキャスト制御装置は、前記マルチキャスト制御装置の配下にあるクライアントから、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ配信要求を受信すると、前記コンテンツ配信先エリア情報と前記コンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を前記コンテンツ属性情報管理装置に送信する手段と、前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能であると判定した前記コンテンツ属性情報管理装置から、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を受信する手段と、前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信する手段と、受信したコンテンツを前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアにマルチキャスト配信する手段と備えて構成される。
また、前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置がモバイルIP機能を有し、前記コンテンツ属性情報管理装置が、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを保持する場合は、前記コンテンツ情報受信手段は、前記コンテンツ属性情報管理装置から前記コンテンツ配信装置のホームアドレスを含む情報を受信する。
また、前記マルチキャスト配信システムが前記コンテンツ配信装置のホームエージェントを備え、前記マルチキャスト制御装置が前記コンテンツ配信装置を配下に持つ場合において、前記マルチキャスト制御装置は、前記コンテンツ配信装置を認証した前記ホームエージェントから、当該コンテンツ配信装置のアドレス情報を受信し、そのアドレス情報を保持し、受信パケットが前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットであるか否かを前記アドレス情報に基づき判定し、前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットである場合にそのパケットを転送するようにしてもよい。
また、上記のコンテンツ属性情報管理装置は、コンテンツ毎に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理するデータベースを保持する記憶手段と、前記マルチキャスト制御装置から、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を受信する手段と、前記コンテンツ属性要求に基づき、前記データベースを参照することにより前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアへの前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能か否かを判定し、可能である場合に、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を前記マルチキャスト制御装置に送信する手段とを備えて構成される。
前記コンテンツ配信装置がモバイルIP機能を有する場合は、前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを前記データベースに保持する。
本発明によれば、コンテンツ属性情報管理装置のデータベースがコンテンツ毎の配信可能エリア情報を保持し、クライアントからのコンテンツ配信要求に応じて当該データベースを参照して要求に係るコンテンツがクライアントの存在するエリアで配信可能か否かを判定し、配信可能である場合にそのエリアでの配信を行うこととしたので、指定したエリアに対してのみ、コンテンツをマルチキャスト配信するという制御をネットワーク側で行うことが実現される。また、中継装置がセッション情報を記録し、そのセッション情報に基づいてコンテンツの転送をするので、コンテンツを決まった経路で流すことができる。
また、コンテンツ配信装置がモバイルIP機能を有する場合は、コンテンツ属性情報管理装置は、コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスをデータベースに保持するので、クライアントはコンテンツ配信装置の移動を意識することなくコンテンツを受信することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態におけるマルチキャスト配信システムを図2に示す。図2に示すように、このマルチキャスト配信システムは、コンテンツ配信サーバ(CDS:Contents Delivery Server)、アドレスマッピングサーバ(AMS:Address Mapping Server)、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG:Multicast Gateway Server)、スプリッタ(SP: Splitter)がIPネットワークに接続された構成を有している。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)には、レイヤ2スイッチを介して無線アクセスポイント(AP: Access Point)が接続され、その配下にクライアントが存在する。
コンテンツ配信サーバ(CDS)は、本システムを利用してコンテンツをストリーム配信するサーバであり、各クライアントは、ストリーム配信されたコンテンツを利用するユーザの端末である。クライアントは、無線アクセスポイント(AP)を経由してマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に接続し、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)からマルチキャストされるコンテンツを受信する。以下、本実施の形態のマルチキャスト配信システムを構成する各装置の機能を説明する。
アドレスマッピングサーバ(AMS)は、コンテンツ毎に、コンテンツに対応するマルチキャストアドレス(これを、マルチキャストチャネル、マルチキャストグループと称する場合もある)と、当該コンテンツの属性(コンテンツの配信元サーバのアドレス、コンテンツの配信可能エリア、ストリーム帯域、暗号化方法等)を保持している。例えばコンテンツ提供者がこれらの属性の値を設定する。
なお、本実施の形態における“エリア”は、IPアドレスのネットワーク部で識別されるネットワークエリアであるが、これに限定されるものではなく、種々の定義が可能である。ネットワークエリアを“ホテル”、“飲食店”、“学校”等と対応付けることにより、“エリア”としてこれらを用いることもできる。また、本実施の形態における“マルチキャスト”はIETF RFC1112やRFC2710等にて定義されているIPマルチキャストであるが、本発明が適用されるマルチキャストはこれに限定されるものではない。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、クライアントからのコンテンツ配信要求を受信し、アドレスマッピングサーバ(AMS)からコンテンツ属性を取得して、要求されたコンテンツが、コンテンツ要求元クライアントの存在するエリアに対して配信可能であれば、スプリッタ(SP)及びコンテンツ配信サーバ(CDS)に対してコンテンツ配信ツリーの作成とコンテンツ配信を要求する。その後、コンテンツ配信ツリーに沿って配信されたコンテンツを、コンテンツ要求元クライアントのエリアに対してマルチキャスト配信する。また、MCGは、VLAN単位(VLANのネットワークアドレス単位)でマルチキャスト配信可否を制御することが可能である。
スプリッタ(SP)は、コンテンツ配信サーバ(CDS)から各MCGにコンテンツを効率的に配送するための配信ツリーを構成し、コンテンツ配信サーバ(CDS)から各マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に向けて、コンテンツストリームを中継して分岐配送する。
図2に示す例では、各マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)配下では、レイヤ2スイッチを用いることによりVLAN(バーチャルLAN)が構築され、VLANで形成される1つのエリアが1つの無線アクセスポイント(AP)に対応付けられている。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)にはアドレスマッピングサーバ(AMS)の所在(アドレスや通信ポート)が予め設定されており、アドレスマッピングサーバ(AMS)と各マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)間は直接通信可能である。
また、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)配下は、IPマルチキャストを利用可能であるが、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)より上流の広域ネットワークでは、ユニキャスト配信のみ可能であるように構成されている。すなわち、コンテンツ配信サーバ(CDS)から各マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)までのコンテンツストリーム転送においては、IPマルチキャストパケットをユニキャストパケットにカプセル化して配信する。このように構成されたシステムの動作概要は次の通りである。
あるクライアントがコンテンツ配信要求をマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に対して送信すると、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、当該クライアントが属しているエリア識別情報と要求するコンテンツ識別情報(マルチキャストアドレス)とをアドレスマッピングサーバ(AMS)に送信し、AMSは、受信した情報から当該エリアで当該コンテンツを受信可能か否かを判断し、可能であればコンテンツ配信サーバ(CDS)のアドレスを含む情報をマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に返し、MCGはそのアドレスのコンテンツ配信サーバ(CDS)あてにスプリッタ(SP)を介してコンテンツの配信要求を送信する。配信要求を受信したコンテンツ配信サーバ(CDS)は、要求されたコンテンツを送信する。コンテンツは、配信要求が通過した経路に沿って要求送信元のマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)まで転送され、MCGから、要求に係るエリアのクライアントにマルチキャスト配信される。
なお、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は特許請求の範囲におけるマルチキャスト制御装置の一例であり、アドレスマッピングサーバ(AMS)は特許請求の範囲におけるコンテンツ属性情報管理装置の一例であり、コンテンツ配信サーバ(CDS)は特許請求の範囲におけるコンテンツ配信装置の一例である。
次に、各装置の構成を説明する。まず、図3にマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)の機能ブロック図を示す。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、ストリーム配信部11、ストリーム受信部12、ストリーム配信要求部14、コンテンツ属性要求部13、コンテンツ受信クライアント検出部16、及び制御部15を有している。また、制御部15は、セション管理部151、エリア情報管理部152、及びユニキャスト/マルチキャスト変換部153を有している。
コンテンツ受信クライアント検出部16は、クライアントから、コンテンツのマルチキャスト配信を要求するためのコンテンツ配信要求メッセージを受信する。このメッセージは、例えばIGMPのJoinメッセージである。
ストリーム配信部11は、クライアントに対して、要求されたコンテンツをマルチキャスト配信する。ストリーム配信要求部14は、コンテンツ配信元サーバ(CDS)又はスプリッタ(SP)に対して、コンテンツ配信要求メッセージを送信する。ストリーム受信部12は、コンテンツ配信元サーバ(CDS)又はスプリッタ(SP)からストリーム配信されるコンテンツを受信する。コンテンツ属性要求部13は、アドレスマッピングサーバ(AMS)に対して、コンテンツの属性を要求するメッセージを送信し、その応答を受信する。
また、制御部15のセション管理部151は、クライアントとのセション及び、コンテンツ配信サーバ(CDS)又はスプリッタ(SP)とのストリーム送受信セションを管理する。また、制御部15のエリア情報管理部152は、ゲートウェイ配下のVLAN毎のエリア情報を管理する機能を有し、制御部15のユニキャスト/マルチキャスト変換部153は、クライアント群にコンテンツをマルチキャスト配信するために、コンテンツ配信元サーバ(CDS)又はスプリッタ(SP)から受信したユニキャストストリームをマルチキャストストリームに変換する。
図4にスプリッタ(SP)の機能ブロック図を示す。同図に示すように、スプリッタ(SP)は、コンテンツ要求受信部21、ストリーム配信部22、ストリーム配信要求部23、ストリーム受信部24、及び制御部25を有している。また、制御部25は、セション管理部251及びマルチキャスト/ユニキャスト変換部252を有している。
コンテンツ要求受信部21は、下流のマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)やスプリッタ(SP)から、コンテンツ配信要求メッセージを受信し、ストリーム配信部22は、下流のマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)やスプリッタ(SP)に対して、要求されたコンテンツをストリーム配信する機能を有している。また、ストリーム配信要求部23は、上流のスプリッタ(SP)やコンテンツ配信サーバ(CDS)に対して、コンテンツ配信要求メッセージを送信し、ストリーム受信部24は、上流のスプリッタ(SP)やコンテンツ配信サーバ(CDS)からストリーム配信されるコンテンツを受信する機能を有している。
制御部25のセション管理部251は、下流のスプリッタ(SP)やマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)、及び、上流のスプリッタ(SP)やコンテンツ配信サーバ(CDS)とのストリーム送受信セションを管理し、マルチキャスト/ユニキャスト変換部252は、コンテンツ配信サーバ(CDS)から受信したIPマルチキャストパケットを、ユニキャスト網で転送するため、ユニキャストパケットに変換する機能を有している。
図5にアドレスマッピングサーバ(AMS)の機能ブロック図を示す。同図に示すように、アドレスマッピングサーバ(AMS)は、コンテンツ属性要求受信部31、コンテンツ属性送信部32、コンテンツ属性管理データベース33、属性操作用ユーザインタフェース部34、及び制御部35を有する。また、制御部35は、データベースアクセス部351とコンテンツ配信可否制御部352を有している。
コンテンツ属性要求受信部31は、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)から、コンテンツ属性要求メッセージを受信する。コンテンツ属性送信部32は、コンテンツ属性要求元MCGに対して、コンテンツ属性要求に対する応答メッセージを送信する。配信可能なエリアのMCGに対しては、応答メッセージとしてコンテンツ属性を含む情報を送信する。コンテンツ属性管理データベース33は、コンテンツ毎に、マルチキャストアドレス、配信元サーバアドレス、配信可能エリア情報等が対応付けられた属性情報を管理する。属性操作用ユーザインタフェース部34は、コンテンツ属性を操作するための画面を表示し、ユーザからの属性操作入力を受信する。
制御部35のデータベースアクセス部351は、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)からのコンテンツ属性要求受信時、及び、ユーザからの属性操作時、データベース33にアクセスし、属性値の読み出し/書き込みを行う。コンテンツ配信可否制御部352は、データベース33の情報とコンテンツ属性要求元のエリア情報とを照合し、その照合結果に基づいて、要求に係るコンテンツを当該エリアに配信許可するか否かを決定する。
上記の各装置における機能部は、コンピュータに、本実施の形態において説明した処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現されるものである。また、上記の各装置は、通信処理機能を有するコンピュータにより実現できる。また、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)及びスプリッタ(SP)はルータにより実現することもできる。
次に、図6のシーケンス図を参照して本実施の形態のシステムの動作を説明する。図6は、クライアントによるコンテンツの配信要求から、コンテンツのマルチキャスト配信開始までのシーケンスを示す図である。
本実施の形態におけるマルチキャスト配信システムにおける処理シーケンスは、コンテンツ配信エリアチェックの段階、コンテンツ配信ツリー作成の段階、及び、コンテンツ中継とマルチキャスト配信の段階の3つに大きく分けることができる。各段階におけるシーケンスについて図6を参照して説明する。なお、図6では2つのスプリッタ(SP1、SP2)を経由する例を示している。また、アドレスマッピングサーバには、コンテンツ属性情報を事前に登録しておくものとする。
(1) コンテンツ配信エリアチェックの段階
前述したように、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、配下のLAN(VLAN)に関するエリア情報(ネットワークプレフィクス)を管理している。配下のエリアのクライアントが、あるコンテンツの配信要求を発信すると(ステップ1)、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)のコンテンツ受信クライアント検出部16がこの配信要求を受信する。この配信要求は上記コンテンツの識別情報(マルチキャストアドレス)とエリア情報とを含む。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、次に、クライアントから配信要求されたコンテンツの属性を要求するため、コンテンツ属性要求部13からアドレスマッピングサーバ(AMS)に対して、コンテンツ属性要求メッセージを発信する(ステップ2)。なお、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)には、アドレスマッピングサーバ(AMS)のアドレス及びポート番号等がコンフィグファイル等に予め設定してあるものとする。前記コンテンツ属性要求メッセージには、マルチキャストアドレスとコンテンツ配信先のエリア情報(ネットワークプレフィクス、すなわちネットワークアドレス等)が含まれる。
アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性要求受信部31は、前記コンテンツ属性要求メッセージを受信すると、そのメッセージの内容を制御部35へ通知する。アドレスマッピングサーバ(AMS)の制御部35は、アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性管理データベース33を参照し、要求されたコンテンツに対する配信可能エリア情報と、前記メッセージに含まれる配信先エリア情報とを照合する。この照合の結果、クライアントの存在するエリアに対してコンテンツ配信が可能であるならば、アドレスマッピングサーバ(AMS)は、コンテンツ属性送信部32から、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に対してコンテンツ属性を通知する(ステップ3)。コンテンツ属性は、要求に係るコンテンツを配信するコンテンツ配信元サーバ(CDS)のアドレスを含む。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)のコンテンツ属性要求部13は、前記コンテンツ属性を受信すると、制御部15に通知し、制御部15は、配信先エリアとマルチキャストアドレスのペアをセション情報として管理する。そして、ストリーム配信要求部14から、コンテンツ配信元サーバ(CDS)のアドレスに向けてコンテンツ配信要求メッセージを発信する(ステップ4)。このコンテンツ配信要求メッセージには、前記CDSのアドレス、要求するコンテンツに対応するマルチキャストアドレス、要求元MCGのアドレスが含まれる。
(2)コンテンツ配信ツリー作成の段階
本実施の形態では、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)とコンテンツ配信元サーバ(CDS)間の通信経路途中に中継装置となるスプリッタ(SP)が存在する。図6に示した例では、SP1とSP2の2つのスプリッタ(SP)となるノードが存在し、SP1がMCGに近く、SP2はSP1とCDSの間に存在する。このとき、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)からコンテンツ配信サーバ(CDS)に向けて発信されたコンテンツ配信要求メッセージは、まずスプリッタ(SP1)のコンテンツ要求受信部21により受信される。スプリッタ(SP1)のコンテンツ要求受信部21は、前記コンテンツ配信要求メッセージを受信すると、そのメッセージを制御部25へ通知する。スプリッタ(SP1)の制御部25は、この要求メッセージを以下のように処理する。
(2.1.1) 発信元MCGのアドレスと、要求するコンテンツの識別情報(マルチキャストアドレス)とのペアをセション情報(配信先テーブルともいう)として記憶装置に保持する。
(2.1.2)続いて、前記コンテンツ配信要求メッセージの要求元のアドレスを、発信元MCGのアドレスではなく、自身(SP1)のアドレスに変更する。そして、書き換えたコンテンツ配信要求メッセージを、ストリーム配信要求部23からコンテンツ配信サーバ(CDS)に向けて発信する(ステップ5)。
このコンテンツ配信要求メッセージは、スプリッタ(SP2)を中継してコンテンツ配信サーバ(CDS)に向かっていくように予めルーティングの設定がなされている。従って、このコンテンツ配信要求メッセージは、スプリッタ(SP2)のコンテンツ要求受信部21により受信される。スプリッタ(SP2)のコンテンツ要求受信部21は、前記コンテンツ配信要求メッセージを受信すると、制御部25へ通知する。スプリッタ(SP2)の制御部25は、この要求メッセージを以下のように処理する。
(2.2.1) 発信元SP1のアドレスと、要求するコンテンツの識別情報とのペアをセション情報として記憶装置に保持する。
(2.2.2)続いて、前記コンテンツ配信要求メッセージの要求元アドレスを、発信元SP1のアドレスではなく、自身(SP2)のアドレスに変更する。それから、書き換えたコンテンツ配信要求メッセージを、コンテンツ配信サーバ(CDS)に向けて発信する(ステップ6)。
本実施の形態では、このコンテンツ配信要求メッセージは、その他のSPにおいて中継されずに、コンテンツ配信サーバ(CDS)に向かっていき、コンテンツ配信サーバ(CDS)が、この配信要求メッセージを受信する。コンテンツ配信サーバ(CDS)は、発信元SP2のアドレスと、要求されたコンテンツのマルチキャストアドレスとのペアをセション情報として記憶装置に保持する。
(3) コンテンツ中継とマルチキャスト配信の段階
コンテンツ配信サーバ(CDS)は、保持しているセション情報をもとに、要求されたコンテンツを配信する(ステップ7)。上記過程で、要求されたコンテンツ配信先としてSP2が登録されているため、当該コンテンツをユニキャストでスプリッタ(SP2)に対してストリーム配信する。
SP2のストリーム受信部24は、コンテンツ配信サーバ(CDS)から受信したコンテンツを、制御部25において管理しているセション情報をもとに配信する。ここではスプリッタ(SP1)に対するセション情報が管理されているため、ストリーム配信部22から、スプリッタ(SP1)に対してコンテンツをストリーム配信する(ステップ8)。
スプリッタ(SP1)のストリーム受信部24は、スプリッタ(SP2)から受信したコンテンツストリームを、制御部25において管理しているセション情報をもとに配信する。ここではマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に対するセション情報が管理されているため、ストリーム配信部22から、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に対してコンテンツをストリーム配信する(ステップ9)。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)のストリーム受信部12は、スプリッタ(SP1)から受信したコンテンツストリームを、制御部15において管理しているセション情報をもとに配信する。ここでは、前記クライアントが存在するエリアに対するセションが管理されているため、ストリーム配信部11から、当該エリアに対して、前記コンテンツをマルチキャスト配信する(ステップ10)。
(具体例)
次に、図7に示すネットワーク構成を用いて、本発明の実施例をより具体的に説明する。図7では、2つのマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1、MCG2)、2つのコンテンツ配信サーバ(CDS1、CDS2)を有する構成を示している。
図7に示すマルチキャスト配信システムでは、ネットワークを構成する各装置がIPv6を用いて通信するものとし、図7に示すとおりのIPv6アドレスが付与されているものとする。
クライアントの無線アクセス可能なエリアとして、プレフィクス2001:0:0:1::/64に対応するエリア1と、2001:0:0:2::/64に対応するエリア2の2つのネットワークエリアが存在する。エリア1がMCG1の配下にあり、エリア2がMCG2の配下にあるものとする。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)のアクセスポイント側インタフェースアドレスは2001:0:0:1::2であり、ユニキャスト網側(インターネット側)インタフェースアドレスは2001:0:1:1::2である。一方、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)は、アクセスポイント側インタフェースアドレスが2001:0:0:2::2であり、ユニキャスト網側(インターネット側)インタフェースアドレスが2001:0:1:2::2である。
2つのコンテンツ配信サーバ(CDS1、CDS2)のうちのコンテンツ配信サーバ(CDS1)のアドレスは2001:0:4:1::2であり、コンテンツ配信サーバ(CDS2)のアドレスは2001:0:5:1::2である。
また、アドレスマッピングサーバ(AMS)のアドレスは2001:9:9:9::2であり、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)及びマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)は、AMSが2001:9:9:9::2に存在することをコンフィグファイルより読み取り、認知しているものとする。
アドレスマッピングサーバ(AMS)は図8に示すコンテンツ属性情報をデータベースに保持している。このコンテンツ属性情報は、コンテンツ配信サーバ(CDS1)がマルチキャストアドレスff08::1:1とff08::1:2に対応する2本のコンテンツを配信し、マルチキャストアドレスff08::1:1のコンテンツは、プレフィクス2001:0:0:1::/64のネットワークエリアへの配信のみが許可され、マルチキャストアドレスff08::1:2のコンテンツは、プレフィクス2001:0:0:1::/64及びプレフィクス2001:0:0:2::/64のどちらのネットワークにも配信が許可されていることを示している。また、コンテンツ配信サーバ(CDS2)はマルチキャストアドレスff08::2:1のコンテンツを配信し、マルチキャストアドレスff08::2:1のコンテンツはプレフィクス2001:0:0:2::/64のネットワークのみに配信可能であることを示している。
次に図7の構成におけるコンテンツ要求開始からマルチキャスト配信開始までの動作について説明する。
まず、クライアント1が、マルチキャストアドレスff08::1:1に対応するコンテンツを要求するための要求メッセージ(IGMP/MLD Report等、Joinメッセージともいう)をマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)に対して送信する。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)のコンテンツ受信クライアント検出部16がこの要求メッセージを受信すると、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)は、要求されたマルチキャストチャネルの属性を取得するため、コンテンツ要求部からアドレスマッピングサーバ(AMS)に対してコンテンツ属性要求メッセージを発信する。
図9にコンテンツ属性要求メッセージの内容の一例を示す。図9に示すように、コンテンツ属性要求メッセージは、配信先のネットワークプレフィクス(この場合は、2001:0:0:1::/64)とマルチキャストアドレスを含む。これを受信したアドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性要求受信部31は、これをAMSの制御部35へ通知する。制御部35は図8に示したコンテンツ属性情報を参照し、要求されたマルチキャストアドレスのコンテンツが、要求元のネットワークエリア1に配信可能であるか否かを判定する。
本実施例の場合、図8に示すように、マルチキャストアドレスff08::1:1に対応するコンテンツは2001:0:0:1::/64のネットワークエリアで受信可能であり、そのコンテンツはコンテンツ配信サーバ(CDS1)から送信されるので、アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性送信部32は、図10に示す内容のコンテンツ属性をマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)へ送信する。図10に示すように、コンテンツ属性は、要求されたマルチキャストアドレスとそのマルチキャストアドレスに対応するコンテンツを送信する配信元サーバのアドレスを含む。
続いて、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)のストリーム配信要求部14は、前記コンテンツ属性を用いて、コンテンツ配信サーバ(CDS1)(2001:0:4:1::2)に向けて、マルチキャストアドレス(ff08::1:1)のコンテンツのストリームを要求するストリーム配信要求メッセージを発信する。図11にストリーム配信要求メッセージの内容例を示す。図11に示すように、ストリーム配信要求メッセージには、マルチキャストアドレスと配信元サーバのアドレスを含む。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)とコンテンツ配信サーバ(CDS1)間の経路にはスプリッタ(SP2)とスプリッタ(SP1)が存在し、まずスプリッタ(SP2)が前記ストリーム配信要求メッセージを受信する。スプリッタ(SP2)は、このメッセージを受信すると、SP2の制御部25において、マルチキャストアドレスと要求発信元のマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)のアドレスとを有するセション情報を保持し、上流(CDS1)に向けて、要求元アドレスをスプリッタ(SP2)としたストリーム配信要求メッセージを発信する。
また、スプリッタ(SP1)とコンテンツ配信サーバ(CDS1)間の経路にはスプリッタ(SP1)が存在するため、当該メッセージをスプリッタ(SP1)が受信する。スプリッタ(SP1)は、SP1の制御部25において、マルチキャストアドレスと要求発信元のスプリッタ(SP2)のアドレスとを有するセション情報を保持し、上流(CDS1)に向けて、要求元アドレスをSP2としたストリーム配信要求メッセージを発信する。コンテンツ配信サーバ(CDS1)は、スプリッタ(SP1)からストリーム配信要求メッセージを受信すると、SP1に対するストリーム配信セションを確立する。これにより、コンテンツ配信サーバ(CDS1)からスプリッタ(SP1)へ、スプリッタ(SP1)からスプリッタ(SP2)へ、スプリッタ(SP2)からマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)へ、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)からクライアント1へ配信するツリーが構築されたことになる。なお、“ツリーが構築された”とは、上記の各ノードにおいて特定のコンテンツ(マルチキャストアドレス)に対応したセッション情報が保持された状態のことをいう。
この後、マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するコンテンツがコンテンツ配信サーバ(CDS1)からスプリッタ(SP1)に送信される。スプリッタ(SP1)はセッション情報を参照して当該コンテンツはスプリッタ(SP2)に送信するものであると判断してSP2に送信する。スプリッタ(SP2)もそれが保持するセッション情報を参照することにより、コンテンツをマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)に送信し、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)は、当該コンテンツをエリア1のクライアントにマルチキャスト配信する。
一方、プレフィクス2001:0:0:2::/64のエリア2に存在するクライアント2が、前記マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するコンテンツをマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に対して要求すると、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のコンテンツ受信クライアント検出部16がこのクライアントからの要求メッセージ(IGMP/MLD Report)を受信する。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)は、要求されたコンテンツの属性を取得するため、コンテンツ属性要求部13からアドレスマッピングサーバ(AMS)に対してコンテンツ属性要求メッセージを発信する。このコンテンツ属性要求メッセージを受信したアドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性要求受信部31は、これをAMSの制御部35へ通知する。制御部35は、図8に示すコンテンツ属性情報を参照することにより、要求されたマルチキャストアドレス(ff08::1:1)のコンテンツが、要求元のプレフィクス(2001:0:0:2::/64)のエリア2に配信可能ではないと判定し、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に対してコンテンツ属性を通知せず、エラーメッセージを通知する。この結果、当該コンテンツをマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に配信するツリーは構築されず、クライアント2は要求したコンテンツの受信を拒否される結果となる。
以上の手順により、マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するコンテンツのストリーム配信ツリーは図12に示す経路として構築される。
図7の構成において、クライアント1及びクライアント2が共にマルチキャストアドレス(ff08::1:2)のコンテンツを要求した場合、図8のコンテンツ属性情報によれば、マルチキャストアドレス(ff08::1:2)のコンテンツはコンテンツ配信サーバ(CDS1)から両方のネットワークエリアに配信可能なので、図13に示すようなストリーム配信ツリーが構築される。また、クライアント1及びクライアント2が共にマルチキャスアドレス(ff08::2:1)のコンテンツを要求した場合、図8のコンテンツ属性情報によれば、マルチキャストアドレス(ff08::2:1)のコンテンツは、コンテンツ配信サーバ(CDS2)からエリア2に対してのみ配信可能なので、図14に示すストリーム配信ツリーが構築される。
上記のように本実施の形態で説明したマルチキャスト配信システムによれば、アドレスマッピングサーバにおけるデータベースを設定することにより、コンテンツ毎にコンテンツ配信元サーバとコンテンツ配信先エリアを指定することができ、指定したエリアにおけるクライアントに対してのみ、コンテンツをマルチキャスト配信されるといったポリシをネットワークに反映でき、このポリシに従って動的にコンテンツ配信ツリーを構築することが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、コンテンツ配信サーバがモバイルIPv6のノード機能を有し、移動可能である場合の実施形態である。
本実施の形態におけるシステム構成を図15に示す。図15に示すように、本実施の形態のシステムは、コンテンツ配信サーバ(CDS)、アドレスマッピングサーバ(AMS)、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)、スプリッタ(SP)に加えてホームエージェント(HA)を有している。また、各マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)には、レイヤ2スイッチを介して無線アクセスポイント(AP)が接続され、その配下にクライアント、もしくはコンテンツ配信サーバ(CDS)が存在する。
本実施の形態のホームエージェント(HA)は、モバイルIPv6のホームエージェント機能(draft-ietf-mobileip-ipv6にて定義されている)を有する装置(例えばルータ)であり、ホームアドレスと気付けアドレスとを対にして管理する。また、本実施の形態のホームエージェント(HA)は、バインディングアップデート時等にコンテンツ配信サーバ(CDS)を認証した際に、認証結果を、コンテンツ配信サーバ(CDS)を配下に持つマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)に通知する機能を有している。その他の装置の基本的な機能は第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態では、コンテンツ配信サーバ(CDS)からのコンテンツ配信は、IPマルチキャストパケットをユニキャストパケットにカプセル化し、ユニキャストとして行う。
図16に、本実施の形態におけるマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)の機能ブロック図を示す。図16に示すように本実施の形態におけるマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)は、第1の実施の形態におけるマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG)(図3参照)に対して、HA通信部41、認証チェック部42、パケットフィルタ部43、マルチキャスト復元部44が追加された構成となっている。
HA通信部41は、ホームエージェント(HA)と、モバイルIPクライアント(本実施の形態ではコンテンツ配信サーバ(CDS))のバインディング情報を送受信する等の機能を有している。
認証チェック部42は、受信したIPパケットのヘッダ情報から、そのパケットが認証済のコンテンツ配信サーバ(CDS)から発信された情報であるかどうかチェックする機能を有している。また、パケットフィルタ部43は、コンテンツ配信サーバ(CDS)からIPパケットを受信したとき、認証済のコンテンツ配信サーバ(CDS)から発信されたものであれば、パケットをその宛先へ転送する。それ以外の場合は例外(HAへのバインディング情報通知など)を除いて破棄する。
マルチキャスト復元部44は、クライアント群にコンテンツをマルチキャスト配信するために、CDSもしくはSPから受信したユニキャストストリームをマルチキャストに復元する機能を有している。
本実施の形態の管理部15は、認証状態管理部155、セッション管理部151、エリア情報管理部152を有している。セッション管理部151とエリア情報管理部152の機能は第1の実施の形態と同様である。認証状態管理部155は、認証済のコンテンツ配信サーバ(CDS)のIPアドレス(グローバルアドレス)を管理する。
図17に、スプリッタ(SP)の機能ブロック図を示す。第2の実施の形態では、コンテンツ配信サーバ(CDS)がマルチキャストパケットをユニキャストに変換するので、スプリッタ(SP)の管理部25は、第1の実施の形態では存在したユニキャスト/マルチキャスト変換部252を有しない。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。なお、アドレスマッピングサーバ(AMS)の構成は第1の実施の形態と同じである。ただし、アドレスマッピングサーバ(AMS)に格納されるコンテンツ属性情報の内容が第1の実施の形態と異なる。
次に、図18のシーケンス図を参照して本実施の形態のシステムの動作を説明する。このシーケンスは、モバイルIPクライアントであるコンテンツ配信サーバ(CDS)を認証し、マルチキャストストリームを要求するクライアント群に向けて、コンテンツマルチキャスト配信ツリーを自動生成し、コンテンツ配信サーバ(CDS)からユニキャストカプセル化されたマルチキャストストリームを受信し、コンテンツをマルチキャスト配信開始するまでのシーケンスの一例である。
本実施の形態におけるマルチキャスト配信システムにおける処理シーケンスは、(1)AMSへのマルチキャストコンテンツ登録、(2)コンテンツ配信サーバの認証、(3)コンテンツ受信要求処理、(4)コンテンツ配信ツリー作成の段階、及び、(5)コンテンツ中継とマルチキャスト配信、の5つの段階に大きく分けることができる。
(1) AMSへのマルチキャストコンテンツ登録
事前にマルチキャストアドレスと、そのコンテンツ配信サーバ(CDS)のユニキャストアドレス(ここではモバイルIPv6のホームアドレス)等のコンテンツ属性情報をアドレスマッピングサーバ(AMS)に登録しておく。
(2) コンテンツ発信クライアントの認証
前記マルチキャストコンテンツを発信するコンテンツ配信サーバ(CDS)は、ホームエージェント(HA)に対して認証を要求する(バインディングアップデート時等)(ステップ11)。なお、ホームエージェント(HA)には、コンテンツ配信サーバ(CDS)を認証するための情報が事前に登録されているものとする。ホームエージェント(HA)はこの認証が成功の場合、コンテンツ配信サーバ(CDS)のホームアドレスと気付けアドレスの対応を保持し、気付けアドレスに対応するマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1とする)に対して、ホームアドレスと気付けアドレス、認証結果を通知する(ステップ12)。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)は、この通知に基づき、コンテンツ配信サーバ(CDS)のホームアドレスと気付けアドレスを、認証されたコンテンツ配信サーバ(CDS)のアドレスとして登録しておく。
そして、コンテンツ配信サーバ(CDS)から発信されるユニキャストパケットや、コンテンツ配信サーバ(CDS)宛に送信されるユニキャストパケットを受信した場合には、上記の登録内容に基づき、認証されたコンテンツ配信サーバ(CDS)から発信されたパケットもしくは認証されたコンテンツ配信サーバ(CDS)宛のパケットであると判断し、転送を行う。
(3)コンテンツ受信要求処理
視聴者側のマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2とする)は、無線アクセスエリアのゲートウェイであり、配下のLAN(VLAN)に関するエリア情報を管理している。このとき、配下のエリアのクライアントが、あるマルチキャストコンテンツの配信要求を発信すると(ステップ13)、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のコンテンツ受信クライアント検出部16が前記配信要求を受信する。この配信要求は上記コンテンツの識別情報(マルチキャストアドレス)とエリア情報とを含む。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)は、次に、コンテンツ配信サーバ(CDS)に対して配信要求されたマルチキャストコンテンツの属性を要求するため、コンテンツ属性要求部13からアドレスマッピングサーバ(AMS)に対して、要求に係るコンテンツに関するコンテンツ属性要求メッセージを発信する(ステップ14)。なお、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)には、アドレスマッピングサーバ(AMS)のアドレス及びポート番号等がコンフィグファイル等に予め設定してあるものとする。前記コンテンツ属性要求メッセージには、配信先(クライアントの存在する場所)のエリア情報(ネットワークプレフィクス、MCG2配下のVLAN ID等を含む)が含まれる。
アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性要求受信部31は、前記コンテンツ属性要求メッセージを受信すると、そのメッセージの内容を制御部35へ通知する。アドレスマッピングサーバ(AMS)の制御部35は、アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性データベース33を参照し、要求されたコンテンツに対する配信可能エリア情報と、前記メッセージに含まれる配信先エリア情報と照合する。この照合の結果、クライアントの存在するエリアに対してコンテンツ配信が可能であるならば、アドレスマッピングサーバ(AMS)は、コンテンツ属性送信部32から、MCG2に対してコンテンツ属性を通知する(ステップ15)。コンテンツ属性は、コンテンツ配信サーバ(CDS)のホームアドレスを含む。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のコンテンツ属性要求部13は、前記コンテンツ属性を受信すると、制御部15に通知し、制御部15は、配信先エリアとマルチキャストアドレスのペアをセション情報として管理する。そして、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のストリーム配信要求部14から、コンテンツ配信元サーバ(CDS)のホームアドレスに向けてコンテンツ配信要求メッセージを発信する(ステップ16)。このコンテンツ配信要求メッセージは、前記ホームアドレス、要求するコンテンツに対応するマルチキャストアドレス、要求元MCG2のアドレスを含む。
(4) コンテンツ配信ツリー作成
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)から前記ホームアドレス宛に発信されるパケットは、ホームエージェント(HA)に送信され、ホームエージェント(HA)から前記ホームアドレスを有するコンテンツ配信サーバ(CDS)の気付けアドレスに転送される。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)とホームエージェント(HA)間の通信経路途中、又は、ホームエージェント(HA)とコンテンツ配信サーバ(CDS)間の通信経路途中に、いくつかのSPとなるノードが存在するとする。図18の例では、SP1という1つのスプリッタ(SP)となるノードが存在し、SP1がマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)とホームエージェント(HA)間の通信経路途中にあるものとする。このとき、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)からコンテンツ配信サーバ(CDS)のホームアドレスに向けて発信されたコンテンツ配信要求メッセージは、まずスプリッタ(SP1)のコンテンツ要求受信部21により受信される。スプリッタ(SP1)のコンテンツ要求受信部21は、前記コンテンツ配信要求メッセージを受信すると、そのメッセージをセション管理部251へ通知する。スプリッタ(SP1)のセション管理部251は、この要求メッセージを以下のように処理する。
(4.1) 発信元MCG2のアドレスと、要求するコンテンツのチャネル(識別情報(マルチキャストアドレス)とのペアをセション情報として記憶装置に管理する(ステップ17)。
(4.2) 前記コンテンツ配信要求メッセージの要求元アドレスを、元のMCG2ではなく、自身(SP1)のアドレスに変更する。それから、書き換えたコンテンツ配信要求メッセージを、前記ホームアドレスに向けて発信する(ステップ18)。
このコンテンツ配信要求メッセージは、次にホームエージェント(HA)に配信され、ホームエージェント(HA)から、この要求メッセージがコンテンツ配信サーバ(CDS)へ転送される(ステップ19)。この要求メッセージはMCG1を経由するが、MCG1は、当該コンテンツ配信サーバ(CDS)が認証済であると判断し、転送を許可する。コンテンツ配信サーバ(CDS)は、この配信要求メッセージを受信すると、ホームエージェント(HA)ではなく、ホームエージェント(HA)の直前の発信元装置(ここではSP1)のアドレスと、要求されたコンテンツのマルチキャストアドレスとのペアをセション情報として管理する。
(5)コンテンツ中継とマルチキャスト配信の段階
モバイルIPクライアントであるコンテンツ配信サーバ(CDS)は、保持しているセション情報を元に、要求されたコンテンツを配信する。上記過程では、要求されたコンテンツ配信先としてSP1が登録されているため、当該コンテンツをユニキャストでSP1宛にユニキャストカプセル化してストリーム配信する(ステップ20、21)。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)は、コンテンツ配信サーバ(CDS)が認証済であると判断し、ユニキャストリームの転送を行う。また、このストリームは、ホームエージェント(HA)を経由してスプリッタ(SP1)へ転送される(ステップ22)。
スプリッタ(SP1)のストリーム受信部24は、ユニキャストカプセル化されたコンテンツストリームを受信すると、セション管理部25において管理しているセション情報に基づき転送を行う。ここではマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に対するセションが管理されているため、ストリーム配信部22から、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に対してコンテンツをストリーム配信する(ステップ23)。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のストリーム受信部12は、スプリッタ(SP1)からコンテンツを受信する。そして、マルチキャスト復元部44は、コンテンツストリームをマルチキャストに復元し(ステップ24)、ストリーム配信部11は管理部15において管理しているセション情報に基づきコンテンツを配信する(ステップ25)。ここでは、クライアントが存在するエリアに対するセションが管理されているため、ストリーム配信部11から、当該エリアに対して、コンテンツストリームをマルチキャストチャネルで配信する。
以上のシーケンス例では、SPが1台であったが、SPは無くても良く、また2台以上存在していても良い。
(具体例)
次に、図19に示すネットワーク構成を用いて、本発明の実施の形態をより具体的に説明する。図19に示すネットワークにおいて、各ネットワーク装置(ネットワークにおいてパケットを中継する装置)はIPv6を用いて通信するものとし、図19に示す通りのIPv6アドレスが付与されているものとする。
すなわち、クライアントの無線アクセス可能なエリアとして、プレフィクス2001:0:1:1::/64に対応するエリア1と、2001:0:1:2::/64に対応するエリア2、及び2001:2:1:1::/64に対応するエリア3が存在する。2001:0:1:1::/64及び2001:0:1:2::/64はマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)の配下であり、2001:2:1:1::/64はマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)の配下にある。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)のユニキャスト網側(インターネット側)のアドレスは2001:1:1:1::2である。一方、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のユニキャスト網側(インターネット側)のアドレスは2001:2:2:1::2である。
ホームエージェント(HA)のアドレスは2001:9:9:9::2である。コンテンツ配信サーバ1(CDS1)はモバイルIPv6クライアントであり、そのホームアドレスは2001:9:9:9::10である。また、図19に示す状態においてコンテンツ配信サーバ1(CDS1)は2001:0:1:1::/64に対応するエリア1に存在するため、その気付けアドレスは2001:0:1:1::abcdであるものとし、この気付けアドレスをモバイルIPv6の仕組みを用いてホームエージェント(HA)に通知している。
また、アドレスマッピングサーバ(AMS)のアドレスは2001:8:8:8::2であり、図20に示すコンテンツ属性情報を保持している。このコンテンツ属性情報は、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)が、マルチキャストアドレスff08::1:1に対してコンテンツを配信し、マルチキャストアドレスff08::1:1に対応するコンテンツは、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)配下であるプレフィクス2001:2:1:1::/64のネットワークを含むいくつかのエリアへの配信が許可されていることを示している。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1及びMCG2)は、このようなマルチキャストコンテンツ属性を管理するアドレスマッピングサーバ(AMS)が2001:8:8:8::2に存在することを、コンフィグファイルより読み取り、認知しているとする。
次に図19の構成におけるコンテンツ要求開始からマルチキャスト配信開始までの動作について説明する。
マルチキャスト配信サーバ1(CDS1とする)は、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG1)配下の2001:0:1:1::/64に存在し、認証済であるものとする。まず、クライアント1が、マルチキャストアドレスff08::1:1に対応するコンテンツを要求すると、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のコンテンツ受信クライアント検出部16がこのクライアントからの要求メッセージ(MLD Report)を受信する。マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)は、要求されたマルチキャストコンテンツの属性を取得するため、コンテンツ属性要求部13からアドレスマッピングサーバ(AMS)に対してコンテンツ属性要求メッセージを発信する。
図21にコンテンツ属性要求メッセージの内容の一例を示す。図21に示すように、コンテンツ属性要求メッセージは、配信先のネットワークプレフィクス(この場合は、2001:2:1:1::/64)を含む。これを受信したアドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性要求受信部31は、これをAMSの制御部35へ通知する。制御部35はデータベース(図20に示すコンテンツ属性)を参照し、要求されたマルチキャストアドレスに対応するコンテンツが、要求元のエリア3に配信可能であることを判定する。この結果、アドレスマッピングサーバ(AMS)のコンテンツ属性送信部32は、図22に示す内容のコンテンツ属性をマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)へ通知する。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のストリーム配信要求部14は、前記コンテンツ属性を用いて、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)(2001:9:9:9::10)に向けて、図23に示す、マルチキャストアドレス(ff08::1:1)のコンテンツを要求するメッセージを発信する。
コンテンツ配信サーバ1(CDS1)はモバイルIPv6クライアントであるため、前記要求メッセージは、ホームエージェント(HA)が受信する。ホームエージェント(HA)はこのメッセージをコンテンツ配信サーバ1(CDS1)(気付けアドレスである2001:0:1:1::abcd)に転送する。
図24に、コンテンツ配信要求メッセージの転送経路を示す。コンテンツ配信サーバ1(CDS1)は、ホームエージェント(HA)から転送されたマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)からのコンテンツ配信要求メッセージを受信すると、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に対するコンテンツ配信セションを作成する。
そして、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)はマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)へ配信するff08::1:1に対応するマルチキャストコンテンツをユニキャストカプセル化し、これをマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)に向けて送信する。コンテンツ配信サーバ1(CDS1)は、モバイルIPv6クライアントであるため、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)からマルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)へのストリームはホームエージェント(HA)を経由して転送される。図25に、ストリーム配信経路を示す。
マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)のストリーム受信部12は、当該コンテンツを受信すると、MCG2のマルチキャスト復元部44がff08::1:1に対応するコンテンツをユニキャストパケットからマルチキャストパケットに復元し、MCG2のストリーム配信部11が、当該コンテンツをクライアント1の存在するエリア3に向けてマルチキャスト配信する。
ここで、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)が、2001:0:1:1::/64に対応するネットワークエリア1から、2001:0:1:2::/64に対応するネットワークエリアに移動したとする。コンテンツ配信サーバ1(CDS1)はモバイルIPv6クライアントであり、ホームアドレスは2001:9:9:9::10のまま変わらないが、2001:0:1:2::/64に対応するエリア2に存在するため、気付けアドレスは2001:0:1:2::abcdに変化する。このとき、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)は、この気付けアドレスをモバイルIPv6の仕組みを用いてホームエージェント(HA)に通知する。また、ホームエージェント(HA)によりコンテンツ配信サーバ1(CDS1)の認証がなされる。なお、AMSは、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)のホームアドレスを管理しているので、AMSが管理するコンテンツ配信サーバ1(CDS1)のアドレスは全く変更を要しない。
このとき、クライアント1からのマルチキャストff08::1:1の要求に対して、MCG2が発信するストリーム要求メッセージは、図26に示すように、正しいコンテンツ配信サーバ1(CDS1)の所在地に、ホームエージェント(HA)により転送される。また、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)からのストリーム配信経路は、図27に示す経路になる。これにより、マルチキャスト制御ゲートウェイ(MCG2)及びその配下のマルチキャストクライアントは、コンテンツ配信サーバ1(CDS1)の移動を意識せず、マルチキャストコンテンツ(ff08::1:1)を受信し続けることができる。
上記のように本実施の形態で説明したマルチキャスト配信システムによれば、マルチキャスト配信配信サーバが移動した際に自動的に再認証を行い、コンテンツ配信経路を切り替えるので、マルチキャストを受信するクライアントに対してマルチキャスト配信サーバの移動を意識させないようにすることができる。
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
従来技術におけるマルチキャスト配信システムの一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるマルチキャスト配信システムを示す図である。 第1の実施の形態におけるマルチキャスト制御ゲートウェイの機能ブロック図である。 第1の実施の形態におけるスプリッタの機能ブロック図である。 第1の実施の形態におけるアドレスマッピングサーバの機能ブロック図である。 第1の実施の形態における、クライアントによるコンテンツの配信要求から、コンテンツのマルチキャスト配信開始までのシーケンスを示す図である。 第1の実施の形態におけるマルチキャスト配信システムを詳細に示す図である。 第1の実施の形態におけるアドレスマッピングサーバが保持するコンテンツ属性情報の例である。 第1の実施の形態におけるコンテンツ属性要求メッセージの内容の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるアドレスマッピングサーバから送信されるコンテンツ属性メッセージの内容の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるストリーム配信要求メッセージの内容の一例を示す図である。 マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するコンテンツのストリーム配信ツリーを示す図である。 マルチキャストアドレス(ff08::1:2)に対応するコンテンツのストリーム配信ツリーを示す図である。 マルチキャストアドレス(ff08::2:1)に対応するコンテンツのストリーム配信ツリーを示す図である。 第2の実施の形態におけるマルチキャスト配信システムを示す図である。 第2の実施の形態におけるマルチキャスト制御ゲートウェイの機能ブロック図である。 第2の実施の形態におけるスプリッタの機能ブロック図である。 第2の実施の形態における、コンテンツ配信サーバの認証から、コンテンツのマルチキャスト配信開始までのシーケンスを示す図である。 第2の実施の形態におけるマルチキャスト配信システムを詳細に示す図である。 第2の実施の形態におけるアドレスマッピングサーバが保持するコンテンツ属性情報の例である。 第2の実施の形態におけるコンテンツ属性要求メッセージの内容の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるアドレスマッピングサーバから送信されるコンテンツ属性メッセージの内容の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるストリーム配信要求メッセージの内容の一例を示す図である。 マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するストリーム配信要求メッセージの転送経路を示す図である。 マルチキャストアドレス(ff08::1:1)に対応するストリーム配信経路を示す図である。 コンテンツ配信サーバが移動した後のストリーム配信要求メッセージの転送経路を示す図である。 コンテンツ配信サーバが移動した後のストリーム配信経路を示す図である。
符号の説明
1、3 マルチキャスト対応ルータ
5 クライアント
AMS アドレスマッピングサーバ
HA ホームエージェント
CDS コンテンツ配信サーバ
SP スプリッタ
MCG マルチキャスト制御ゲートウェイ
11 ストリーム配信部
12 ストリーム受信部
13 ストリーム配信要求部
14 コンテンツ属性要求部
15 制御部
16 コンテンツ受信クライアント検出部
41 HA通信部
42 認証チェック部
43 パケットフィルタ部
44 マルチキャスト復元部
21 コンテンツ要求受信部
22 ストリーム配信部
23 ストリーム配信要求部
24 ストリーム受信部
25 制御部
31 コンテンツ属性要求受信部
32 コンテンツ属性送信部
33 コンテンツ属性管理データベース
34 属性操作用ユーザインタフェース部
35 制御部

Claims (10)

  1. コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおけるマルチキャスト制御方法であって、
    前記コンテンツ属性情報管理装置は、コンテンツ毎に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理するデータベースを保持し、
    前記マルチキャスト制御装置が、その配下にあるクライアントから、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ配信要求を受信すると、前記コンテンツ配信先エリア情報と前記コンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を前記コンテンツ属性情報管理装置に送信し、
    前記コンテンツ属性要求を受信した前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ属性要求に基づき、前記データベースを参照することにより前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアへの前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能か否かを判定し、可能である場合に、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を前記マルチキャスト制御装置に送信し、
    前記マルチキャスト制御装置は、前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信し、受信したコンテンツを前記エリアにマルチキャスト配信することを特徴とするマルチキャスト制御方法。
  2. 前記コンテンツ配信装置はモバイルIP機能を有し、前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを保持することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト制御方法。
  3. 前記マルチキャスト配信システムは、前記コンテンツ配信装置のホームエージェントと、前記コンテンツ配信装置を配下に持つゲートウェイ装置とを備え、
    前記ホームエージェントは、前記コンテンツ配信装置からの認証要求に基づき当該コンテンツ配信装置の認証を行い、認証が成功した場合に前記コンテンツ配信装置のアドレス情報を前記ゲートウェイ装置に送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレス情報を保持し、受信パケットが前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットであるか否かを前記アドレス情報に基づき判定し、前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットである場合にそのパケットを転送する請求項2に記載のマルチキャスト制御方法。
  4. コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおいて使用されるマルチキャスト制御装置であって、
    前記マルチキャスト制御装置の配下にあるクライアントから、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ配信要求を受信すると、前記コンテンツ配信先エリア情報と前記コンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を前記コンテンツ属性情報管理装置に送信する手段と、
    前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能であると判定した前記コンテンツ属性情報管理装置から、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、
    前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信する手段と、
    受信したコンテンツを前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアにマルチキャスト配信する手段と
    を有することを特徴とするマルチキャスト制御装置。
  5. 前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置はモバイルIP機能を有し、前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを保持し、前記コンテンツ情報受信手段は、前記コンテンツ属性情報管理装置から前記コンテンツ配信装置のホームアドレスを含む情報を受信することを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト制御装置。
  6. 前記マルチキャスト配信システムは前記コンテンツ配信装置のホームエージェントを備え、前記マルチキャスト制御装置が前記コンテンツ配信装置を配下に持つ場合において、前記マルチキャスト制御装置は、
    前記コンテンツ配信装置を認証した前記ホームエージェントから、当該コンテンツ配信装置のアドレス情報を受信し、そのアドレス情報を保持し、
    受信パケットが前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットであるか否かを前記アドレス情報に基づき判定し、前記コンテンツ配信装置から送出されたパケットもしくは前記コンテンツ配信装置宛のパケットである場合にそのパケットを転送することを特徴とする請求項5に記載のマルチキャスト制御装置。
  7. コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおいて使用されるコンテンツ属性情報管理装置であって、
    コンテンツ毎に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理するデータベースを保持する記憶手段と、
    前記マルチキャスト制御装置から、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を受信する手段と、
    前記コンテンツ属性要求に基づき、前記データベースを参照することにより前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアへの前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能か否かを判定し、可能である場合に、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を前記マルチキャスト制御装置に送信する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ属性情報管理装置。
  8. 前記コンテンツ配信装置はモバイルIP機能を有し、前記コンテンツ属性情報管理装置は、前記コンテンツ配信装置のアドレスとして当該コンテンツ配信装置のホームアドレスを前記データベースに保持することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ属性情報管理装置。
  9. コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおいて使用されるマルチキャスト制御装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、
    前記マルチキャスト制御装置の配下にあるクライアントから、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ配信要求を受信すると、前記コンテンツ配信先エリア情報と前記コンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を前記コンテンツ属性情報管理装置に送信する手段、
    前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能であると判定した前記コンテンツ属性情報管理装置から、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を受信する手段、
    前記コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置に向けて前記コンテンツの配信要求を送信する手段、
    受信したコンテンツを前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアにマルチキャスト配信する手段、
    として機能させるプログラム。
  10. コンテンツの送信元となるコンテンツ配信装置、コンテンツをクライアントにマルチキャスト配信する機能を持つマルチキャスト制御装置、及びコンテンツ属性情報管理装置が通信ネットワークに接続されて構成されたマルチキャスト配信システムにおいて使用されるコンテンツ属性情報管理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、
    コンテンツ毎に、コンテンツ識別情報、コンテンツ配信装置アドレス、及びコンテンツ配信可能エリア情報を対応付けて管理する、記憶手段に保持されたデータベースを参照する手段、
    前記マルチキャスト制御装置から、コンテンツ配信先エリア情報とコンテンツ識別情報とを含むコンテンツ属性要求を受信する手段、
    前記コンテンツ属性要求に基づき、前記データベースを参照することにより前記コンテンツ配信先エリア情報に対応するエリアへの前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツの配信が可能か否かを判定し、可能である場合に、当該コンテンツの送信元のコンテンツ配信装置のアドレスを含む情報を前記マルチキャスト制御装置に送信する手段、
    として機能させるプログラム。
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