JP2006101155A - 画像記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】改めて編集作業を行うことなく、記録した画像を容易に検索可能な使い勝手の良い画像記録再生装置を提供する。
【解決手段】本発明の装置は、記録中に、連続する画像データの所定位置に区切り目を設定し、区切り目に関する区切り目情報を生成して、画像データとともに対応させて記録する。区切り目情報は、区切り目をいかなる手段(シーンチェンジ検出、ユーザ入力、ネットワーク入力など)により設定したかを示す情報を含む。画像データを再生する際には、既に記録されている区切り目情報を検索条件として利用することで、所望の画像を容易に検索することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の装置は、記録中に、連続する画像データの所定位置に区切り目を設定し、区切り目に関する区切り目情報を生成して、画像データとともに対応させて記録する。区切り目情報は、区切り目をいかなる手段(シーンチェンジ検出、ユーザ入力、ネットワーク入力など)により設定したかを示す情報を含む。画像データを再生する際には、既に記録されている区切り目情報を検索条件として利用することで、所望の画像を容易に検索することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、連続する画像データを記録媒体に記録再生する画像記録再生装置に係り、特に、記録する画像データに区切り目の情報を付与して記録する装置に関する。
従来の動画像の記録再生装置では、記録した画像の中から特定の画像の検索や頭出し再生のため、例えば特許文献1に示すように、手動または自動でインデックス画像を作成する技術が提案されている。すなわち、操作者の意図的操作に応答して、あるいは画像の時間軸上の特異的な変化(シーンチェンジ)が検出されたとき、符号化されたビットストリームの中からフレーム内符号化された画像を取り出し、該画像をインデックス画像として作成するものである。
一方、記録した動画像を後で再生しながら、新たにインデックス画像の設定を行い、また検索用の情報を付与することも可能である。
上記特許文献1に開示された技術では、記録した画像を再生、編集する際に、所望の画像を検索することが容易ではない。なぜなら、ユーザは、作成されたインデックス画像を一々見ながら所望の画像か否かを確認することになる。記録した画像の数が増えるにつれ、所望の画像を特定する際の困難の度合いも増してくる。すなわち、記録した各画像を特定するための情報を記録する技術については考慮されていなかった。
一方、再生時(編集時)に画像を特定するための情報を付与することにより、その後の検索は容易になるが、後でこのような情報を付与する編集作業はユーザにとって煩わしいことである。
本発明の目的は、改めて編集作業を行うことなく、記録した画像を容易に検索可能な画像記録再生装置を提供することである。
本発明による画像記録再生装置は、連続する画像データの所定位置に区切り目を設定する区切り目設定手段と、区切り目に関する区切り目情報を生成する区切り目情報生成手段と、区切り目の設定された画像データを、区切り目情報とともに対応させて記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録された画像データを、区切り目の設定された位置から再生する再生手段とを備える構成とする。
ここに前記区切り目設定手段は、シーンチェンジ検出手段が画像データのシーンチェンジを検出した場合に区切り目を設定する。あるいは、ユーザの操作によりユーザ入力部に区切り目設定の指示信号が入力された場合に区切り目を設定する。あるいは、ネットワーク接続部を経由して外部機器から区切り目設定の指示信号が入力された場合に区切り目を設定する。
ここに前記区切り目情報は、前記区切り目をいかなる区切り目設定手段により設定したかを示す情報である。
また、前記再生手段により、記録媒体に記録された画像データを再生するとともに、再生された画像データに対して、前記区切り目設定手段または前記区切り目情報生成手段により、新たな区切り目または新たな区切り目情報を設定または生成して、前記記録手段により記録媒体に追加記録する構成とする。
本発明により、記録した画像を容易に検索可能な使い勝手の良い画像記録再生装置を提供できる。
以下、本発明に係る画像記録再生装置の具体的な実施例について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像記録再生装置として、ビデオカメラの一実施例を示すブロック図であり、ネットワークと接続された状態を示す。レンズ103を通して得られた光信号をCCD(Charge Coupled Device)104において電気信号に変換し、A/D変換器105でアナログ電気信号からデジタル信号に変換した後、CODEC(Coder/Decoder)107へ画像信号を渡す。また、本例のビデオカメラには、据え置き型レコーダのように外部からの画像信号を記録する機能があり、信号入力部106から画像信号を取得し、CODEC107へデータを渡す。ここでは画像信号の流れだけを示したが、これに付随する音声信号も同時に処理することは言うまでもない。CODEC107は、MPEG(Moving Picture Experts Group)やJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)などの形式で符号化する処理を行う。
CODEC107にて符号化された画像データは、ドライブ制御部110にて、記録媒体111に記録される。記録媒体111は、DVD(Digital Versatile Disc)、ハードディスク、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなど、デジタルデータを記録可能な各種の記録媒体を用いることができる。なお、再生時には、ドライブ制御部110によって記録媒体111に記録された画像データを読み出し、CODEC107にて所定の復号化を行い、信号出力部112から画像信号をモニタなどへ向けて出力する。
ユーザI/F102には、ボタン操作などによりユーザからの指示を入力する。さらに本実施例では、ネットワーク接続部113と方位センサ108を備える。ネットワーク接続部113は、外部のネットワーク114と接続し、前記画像データをネットワーク伝送する。これにより、ネットワーク114上のサーバへ前記画像データを蓄積したり、携帯電話やPDAやPC等の外部機器から、本実施例のビデオカメラにアクセスすることが可能となる。また、方位センサ108は、カメラ撮影時の装置の方位、すなわち撮影方向を検出するものである。
システム制御部101はCPUやメモリを持ち、上記した各ブロックを含むシステム全体を制御する。RAM(Random Access Memory)109は、画像データ等の大容量データの一時的な格納場所、または各種制御プログラムの格納場所として使用する。
上記構成により、本実施例では、以下に述べる各種の方法で、記録中の画像データに区切り目を設定し、かつ設定した区切り目に関する情報を作成して記録媒体に記録するものである。
1つは、システム制御部101とCODEC107で、自動的にシーンチェンジを検出し、区切り目を設定する場合である。具体的には、動画像のフレーム間の差分が所定量以上に大きく変動した場合にシーンが変わったと認識する。前記動画のフレーム間の差分については、画面全体をマトリックス状にいくつかのブロックに分け、ブロック毎に差分を取る方式が一般的である。その際、特に被写体を除く背景部分に相当すると思われる領域についての差分を判定し、その差分が大きく変動した場合は撮影場面が切り替わった、すなわちシーンチェンジが発生したものと認識する。また、CODEC107で、フレーム間差分から動き検出を行ってシーンチェンジの有無を判定しても良い。特に被写体の動き検出を行い、被写体の急激な動きを検出した場合、シーンチェンジが発生したものとして認識する。
また、システム制御部101と方位センサ108とで、自動的にシーンチェンジを検出することができる。すなわち、方位センサ108がカメラ撮影時の撮影方向を検出し、これが急激に変化した場合に、撮影場面が切り替わった、すなわちシーンチェンジが発生したものと認識する。
一方、ユーザ操作による区切り目を設定する場合は、ユーザI/F102を介して設定する方法、ネットワークを介して設定する方法がある。
ユーザI/F102を介して設定する場合は、区切り目を設定する専用ボタンを用意する。例えば、ユーザが動画の記録中に区切り目を設定したいタイミングで、この専用ボタンを押せば良い。あるいは、装置に設けてある既存のボタンを、区切り目を設定するボタンとして用いることもできる。例えば、記録中に使用することのない再生ボタンを押すことで、区切り目を設定することができる。これ以外にも、既存のボタンを軽く押したり、短間隔で2度押しするなどの特定の操作によっても区切り目を設定でき、その方法は特に限定されるものではない。もちろん、押しボタンの代わりにリモコンからの設定も可能である。
ネットワークを介して設定する場合は、例えば、携帯電話などのネットワークに接続した外部機器から本実施例のビデオカメラにアクセスし、外部機器のユーザが区切り目を設定したいタイミングで、区切り目設定指示信号を送信する。
このように本実施例では、画像の動き検出や撮影方向の変化から自動的に区切り目を設定する場合、及びユーザが手動で又はネットワーク経由で区切り目を設定する場合に対応でき、それぞれ状況に応じて使い分けることができる。
そして、システム制御部101は、区切り目を設定する際、いかなる手段にて区切り目を設定したかについての情報を区切り目情報として作成する。区切り目情報としては、これ以外に後述する日時情報や、場所情報等を含める。作成された区切り目情報は、画像データと共に記録媒体に記録される。
次に、本発明に係る画像記録再生装置において記録するファイルの構造について、図2と図3を用いて説明する。
図2は、画像データとこれに設定した区切り目情報を記録したファイルの構造の一例を示す。
図2(c)は、画像データ(画像と音声データ)202に、区切り目210が設定され、シーン1,2・・・に分割されている状態を示す。各区切り目210に対応して、そのシーンを特定するための区切り目情報206が作成され記録される。画像データ202は、1つのファイルに一括して格納される場合と、シーン毎に別々のファイルに分けて記録される場合とがある。
図2(a)は、画像データが1つの画像ファイルに一括して格納される場合で、その区切り目情報がまとめて1つの画像管理ファイルに格納される形態を示す。200は画像ファイルを示し、201は画像ファイルのヘッダ情報を示し、当該ファイルが画像ファイルであること、画像の登録日時、画像のサイズ等の情報が格納される。202は画像データの本体である。一方203は画像管理ファイルを示し、204は画像管理ファイルのヘッダ情報を示し、当該ファイルが画像管理ファイルであることや、画像データの記録形式等の情報が格納される。205は画像管理情報を示し、画像データ202を記録時に、その区切り目に関する情報を格納したものである。1つの画像データ202に区切り目が複数個設定されている場合は、画像管理情報205は複数個の区切り目情報206を含む。
図2(b)は、画像データがシーン毎にN個の画像ファイルに分けて格納される場合で、その区切り目情報が各画像データ(シーン)に対応して画像管理ファイルに格納される形態を示す。200は1つの画像ファイルを示し、201は画像ファイルのヘッダ情報、202’は1シーンの画像データを示す。203は1つの画像管理ファイルであり、205は1つの画像データ(シーン)202’対応する画像管理情報を示し、画像データ(シーン)202’を記録時に、1つの区切り目情報206を格納したものである。この例では、画像管理情報205を区切り目情報206を単位に独立した1つのファイルとして取り扱うように構成した。
このように、1つの画像データに区切り目を複数個設定する場合、区切り目情報を含む画像管理情報205は1つの管理ファイルに一括して記録しても良いし、各区切り目毎に分けて複数の管理ファイルに記録しても良い。1つの画像データに複数の区切り目を設定する際、その数は特に限定されるものではなく、各区切り目とそれに対応した区切り目情報を記録しておけば良い。
以上、述べたような記録ファイルの構成は、その一例を示したものであり、これに限定されるものではない。またここで用いたファイルの名称は説明のためのもので、その趣旨に沿うものであればこれに限定されないことは言うまでもない。画像データを含む画像ファイルと、その画像データの区切り目情報を含む画像管理ファイルとを記録しておき、両者の対応が正しく確立できていればファイルの構成に依存せず、本発明を適用することができる。
図3は、図2に示した区切り目情報206の内容の一例を示したものである。
項目301は、区切り目を設定した場所で、すなわち画像データを記録していた場所を示す情報である。記録場所に関する情報の設定は、ユーザが手動で行えるように構成しても良いし、GPS(Global Positioning System)を搭載し、自動的に位置情報を取得するように構成しても良い。項目302は、画像データの区切り目を設定した日時を示す。項目303は、区切り目設定位置でシーンの先頭からの位置を示す情報である。この区切り目の設定位置を特定するためには、画像データの先頭からの時間、例えばシーン先頭から何時間、何分、何秒後に区切り目があるかを記録しておけば良い。項目304は、1つの画像ファイル内に設定した区切り目の総数と、その区切り目が何番目の区切り目かを示す情報である。
項目305は、区切り目情報を設定した手段を示す情報である。本実施例では、動き検出や撮影方向の変動から自動的に区切り目を設定する手段、ユーザが手動で区切り目を設定する手段、ネットワーク経由で区切り目を設定する手段を有する。そこで、項目305にはどの手段で区切り目が設定されたのかを示す情報を格納する。また、項目306には、設定手段の詳細を示す補足的な情報を格納する。例えば、自動的に区切り目が設定された場合は、動き検出か撮影方向の変動かを判別できるようにし、携帯電話を用いてネットワーク経由で区切り目を設定した場合は、使用したネットワーク接続機器を特定するための情報を格納する。
項目307は、区切り目情報を特定するための情報をユーザが自由に設定するための領域である。本情報の設定には、ユーザがユーザI/F102から文字を入力するように構成しても良いし、装置の側で「運動会」「誕生日」などの定型句を用意しておき、ユーザにこれら定型句の中から適当な語句を選択させるように構成しても良い。このとき、装置が、定型句毎に想定される場面を示す詳細な定型句を用意しておくと、ユーザの使い勝手が向上する。具体的には、「運動会」という定型句に関し、想定される場面である「開会式」「入場行進」「徒競走」「応援合戦」「閉会式」などの定型句を用意し、ユーザが容易に選択できるようにすれば良い。
以上の説明を踏まえ、図3の例では、「神奈川県横浜市戸塚区吉田町」で撮影した画像データに対し、「2004年10月10日の10時10分10秒」に区切り目が設定されており、その区切り目は画像データの「先頭から7分30秒の地点」であり、該画像データに対して「総数8個の区切り目が設定されているうちの2番目の区切り目」であり、「撮影方向の変動」が起こったことに起因して自動的に設定されたものであることを示す。また、この区切り目情報には、ユーザによって独自の情報が付加されており、その内容は、「2004年の運動会における太郎の徒競走のワンシーン」を記録した情報であることを示す。
本実施例で記録する区切り目情報は、文字列の情報であるため、必要な記録容量が小さくて済むことや、情報の検索や表示に要する時間が短くて済む等の効果がある。
また、区切り目情報206は、図3に示すものに限定されるものではなく、ユーザが記録した画像データを再生・編集する際に、区切り目を設定した理由や経緯などを容易に特定したり、推測できるような有用な情報であればよい。
次に、図4は、本発明に係る画像記録再生装置において、区切り目情報を記録するフローチャートを示す図である。
まず、ステップS400において、ユーザの操作によって画像データの記録を開始する。S401において、画像データ中のシーンチェンジの自動検出の有無を判別する。これには、画像データの記録中、システム制御部101は、方位センサ108やCODEC107から定期的に撮影方向の変動情報や動き検出情報を取得しており、その情報を判別に利用する。判別の結果、シーンチェンジの検出があった場合は、ステップS402において、いずれの検出手段によるものかの情報、すなわち撮影方向の変動を検出したのか、動き検出によるのか、を取得する。これらの取得した情報を基に、ステップS405において、区切り目情報を作成して記録する。
一方、ステップS401において、シーンチェンジの自動検出がなかった場合は、ステップS403において、ユーザによる区切り目の設定操作の有無を判別する。画像データの記録中、システム制御部101は、ユーザI/F102からの入力指示信号を定期的に取得しており、その情報を判別に利用する。あるいは、携帯電話などの外部機器からネットワーク経由で受けた入力指示信号の有無も、併せて判別する。判別の結果、ユーザの操作による区切り目設定が行われていた場合、ステップS404において、操作入力がいずれであるかの情報、すなわちユーザI/Fからか、外部機器からか、を取得する。これらの取得した情報を基に、ステップS405において、区切り目情報を作成して記録する。
一方、ステップS403において、ユーザの操作による区切り目情報設定が行われていなかった場合、ステップS406において、ユーザからの記録終了指示の有無を判別する。記録終了指示があった場合は、ステップS407において、画像データの記録を終了する。記録終了指示がなかった場合は、再度ステップS401に戻り処理を実行する。
上記説明では省略したが、ステップS402、S404において、システム制御部101は、区切り目情報に関し、図3に示した他の項目についての情報も取得して、ステップS405ではこれらを含めて記録する。
次に、画像記録再生装置において、記録した画像データから所望のシーンを検索する場合について説明する。まず、ユーザ操作により再生指示を受けると、特に指定がない限り、記録した画像ファイルの先頭から画像の再生を行う。また、ユーザが再生を所望するシーンを選択していた場合には、前記選択されたシーンを再生する。従来の記録再生装置では、ユーザが再生や編集を行いたいシーンを選択する際、所望のシーンを特定し易くするために、サムネイルと呼ばれる画像データを表示するように構成する。しかしながら、シーン数すなわちサムネイル数が膨大な場合や似たようなサムネイルが複数ある場合には、所望のシーンを特定することは困難である。
これに対し本発明の画像記録再生装置においては、記録した画像データに既に区切り目が設定されかつ区切り目情報が付与されている。これを検索絞り込みの条件として利用する。これより、膨大な数のシーンの中から検索条件に当てはまるシーンのみを抽出することができるため、ユーザは所望のシーンを容易に特定することができる。しかも、区切り目情報は記録時に付与されているので、記録後に改めて付与する必要がなく、ユーザの使い勝手が向上する。
図5は、本発明に係る画像記録再生装置において、記録した画像データから所望のシーンを検索するフローチャートを示す図である。ステップS500において、シーン検索処理を開始する。ステップS501において、検索条件の設定を行う。ここで、検索条件として、例えば、図3に示した区切り目情報の各項目に沿って設定する。例えば、ユーザが特定したいシーンが自動で区切り目設定されたシーンである場合、検索条件として、図3の項目305の「区切り目設定手段」を「自動」と設定する。ステップS502では、この条件に当てはまるシーンを検索し、抽出する。そしてステップS503において検索結果を表示する。ここでの表示方法は、そのシーンをサムネイル表示しても良いし、サムネイルと共に図3の区切り目情報を表示しても良い。ステップS504では、ユーザが表示結果から所望のシーンを見つけ出し、そのシーンを選択する。選択された場合には、ステップS505で前記選択されたシーンの再生や編集処理に移行する。
一方、ステップS504にてユーザがシーン選択をしなかった場合には、S501に戻り再度検索条件を設定し、検索処理を実行する。再検索の際、前回検索した条件をリセットして再検索しても良いし、前回検索した結果の中から、再度別の条件で検索するように構成しても良い。特に、後者の場合は検索結果を徐々に絞り込むことが可能であり、検索時間を短縮できる。
また本実施例では、ユーザが手動で区切り目を設定できるように構成することで、記録した映像を後で検索や再生や編集等の作業を行う際、その作業効率が向上する効果が得られる。例えば、運動会を撮影中、自分の子供の出番に応じて区切り目を設定し、前記設定した区切り目を検索することで、数あるシーンの中から子供の出番のシーンだけを容易に抽出することができる。また、ネットワークを介して区切り目を設定できるように構成することで、カメラから離れた位置から区切り目設定をすることができるという利点がある。例えば、本実施例のビデオカメラを三脚に固定して運動会を撮影している際、常にカメラの側に居るのは苦痛であるし、他のギャラリーに迷惑がかかることも予想される。また、リモコン操作では、本実施例のカメラを複数の人が使用していた場合、他人のカメラを操作してしまう可能性がある。このような状況において、ネットワーク接続機器から本発明のカメラにアクセスすることで、リモコンよりもさらに離れた位置から操作することができるし、カメラとネットワーク接続機器は相互認証を行うため、他人のカメラを操作してしまうような間違いを防止できる。
以上、本実施例では、長時間の画像ファイル、または膨大なシーン数の画像ファイルについて、記録時に、自動または手動で区切り目を設定するとともに、区切り目の情報を記録しておき、この情報を後の再生・編集時の検索条件として使用するものである。またその情報として、所望のシーンを特定できるように有用な情報を含めている。よって、従来のような再生しながら行う煩雑な編集作業を省くことができ、使い勝手の良い画像記録再生装置を実現することができる。
なお、本実施例ではビデオカメラを例に説明したが、特にビデオカメラに限定されるものではなく、据え置き型の記録再生装置、例えばHDDレコーダ、DVDレコーダなどにも適用可能である。
以下に、テレビ番組を録画するレコーダに適用した場合の効果について説明する。テレビ番組を予約録画する際、野球中継が延長されることによって、60分番組の30分しか録画できておらず、悔しい思いをすることが多い。そのため、ユーザは野球中継が延長されても、所望の番組が録画されるように録画時間を長く設定して予約録画設定を行う。録画終了後、ユーザは録画した映像を再生しようと試みるが、所望の番組がどこから開始されるか分からないため、映像の先頭から早送りして所望の番組の先頭シーンを探し出さなければならない。また、野球中継が20分延長されたという情報を得た場合は、先頭から20分の位置までサーチして再生しなければならない。このような場合、区切り目情報の設定が有効である。例えば、外出先から野球中継が20分延長になったという情報を得たとする。このとき、携帯電話からネットワークを介して、自宅にある本発明の画像記録再生装置にアクセスし、当初の番組開始時間から20分後に区切り目情報を設定しておく。帰宅後、その番組を再生する際には、前記設定した区切り目情報を検索することにより、番組の先頭を容易に特定することができる。
前記実施例は、画像データの記録中に区切り目情報を記録するものであるが、本発明に係る画像記録再生装置において、さらに画像データの再生中に区切り目情報を追加記録することも可能である。
図6は、本発明に係る画像記録再生装置において、再生中に区切り目情報を記録するフローチャートを示す図である。ステップS600において、記録媒体から画像データの再生処理を開始する。ステップS601において、ユーザによる区切り目情報設定操作の有無を判別する。システム制御部101は、画像データの再生中、定期的にユーザI/F102の入力指示を取得しており、その情報をステップS601におけるユーザ操作の有無判別に利用する。ステップS601の判別の結果、ユーザの操作による区切り目設定が行われていた場合、ステップS602において、区切り目情報を追加記録する。一方、ステップS601の判別の結果、ユーザの操作による区切り目情報設定が行われていなかった場合、ステップS603において、ユーザからの再生終了指示の有無を判別する。ユーザからの再生終了指示があった場合は、ステップS604において、画像データの再生を終了する。ユーザからの再生終了指示がなかった場合は、再度ステップS601から再生処理を実行する。
本実施例では、再生中に区切り目を追加設定できるように構成することで、ユーザの使い勝手がさらに向上する。例えば、同じシーンを繰り返し再生して視聴する際に、お気に入りのシーンに区切り目を設定しておけば、そのシーンをいつでも瞬時に再生することができる。
また、記録時に設定した区切り目情報を、より高精度に設定することができる。すなわち、記録時に設定した区切り目設定位置は、ユーザが真に所望する位置からずれることがある。例えば、ユーザが記録時に区切り目情報を設定する場合、(1)良いシーンだと思う、(2)区切り目を設定しておこうと考える、(3)区切り目を設定する操作を行う、というステップによる。そのため、(3)で実際に設定された区切り目位置は、(1)の特定シーンの位置から数秒のタイムラグがあり、(1)の特定シーンが終わってしまうことがある。このような場合、本実施例によれば、(3)で設定した区切り目情報をたよりにシーンを選択して再生(逆方向)を開始し、数秒前の(1)の特定シーン位置に区切り目情報を設定し直すことができる。これにより、記録時に設定した区切り目情報の位置を、真に設定したいシーンの位置に修正することができる。
また本実施例によれば、記録時に設定した区切り目情報を、より詳細に設定することができる。記録時に入力できる区切り目情報は、自動的に入力される情報が多く、ユーザにとっては不十分となる場合がある。これに対し本実施例では、再生時に情報を追加することができる。例えば、図3における項目307の「ユーザ設定情報」について、より詳細な情報を追加することにより、シーン検索する上で使い勝手が向上する。
101…システム制御部、102…ユーザI/F、103…レンズ、104…CCD、105…A/D変換器、106…信号入力部、107…CODEC、108…方位センサ、109…RAM、110…ドライブ制御部、111…記録媒体、112…信号出力部、113…ネットワーク接続部、114…ネットワーク、202…画像データ、206…区切り目情報、210…区切り目。
Claims (10)
- 連続する画像データを記録媒体に記録し、記録媒体から再生する画像記録再生装置において、
該画像データの所定位置に区切り目を設定する区切り目設定手段と、
該区切り目に関する区切り目情報を生成する区切り目情報生成手段と、
該区切り目の設定された画像データを、該区切り目情報とともに対応させて記録媒体に記録する記録手段と、
該記録媒体に記録された画像データを、区切り目の設定された位置から再生する再生手段と、を備えることを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1に記載の画像記録再生装置において、
画像データのシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出手段を有し、
前記区切り目設定手段は、該シーンチェンジ検出手段がシーンチェンジを検出した場合に区切り目を設定することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1に記載の画像記録再生装置において、
ユーザの操作によって指示信号を入力するユーザ入力部を有し、
前記区切り目設定手段は、該ユーザ入力部に区切り目設定の指示信号が入力された場合に区切り目を設定することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1に記載の画像記録再生装置において、
外部機器とネットワークを介して接続するネットワーク接続部を有し、
前記区切り目設定手段は、該ネットワーク接続部を経由して区切り目設定の指示信号が入力された場合に区切り目を設定することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項2に記載の画像記録再生装置において、
前記シーンチェンジ検出手段は、方位センサにより当該装置の方位の変動を検出することでシーンチェンジを検出することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項2に記載の画像記録再生装置において、
前記シーンチェンジ検出手段は、画像データの動き検出によりシーンチェンジを検出することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像記録再生装置において、
前記区切り目情報は、前記区切り目をいかなる区切り目設定手段により設定したかを示す情報であることを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像記録再生装置において、
前記再生手段は、前記記録媒体に記録された画像データの区切り目情報を表示し、ユーザに選択された区切り目情報に対応する画像データを再生することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像記録再生装置において、
前記再生手段により、前記記録媒体に記録された画像データを再生するとともに、
該再生された画像データに対して、前記区切り目設定手段または前記区切り目情報生成手段により、新たな区切り目または新たな区切り目情報を設定または生成して、前記記録手段により前記記録媒体に追加記録することを特徴とする画像記録再生装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像記録再生装置において、
被写体を撮像する撮像部と、
撮像部からの画像信号を記録用の画像データに符号化する符号化手段と、
前記再生手段にて再生した画像データを復号化する復号化手段と、
を備えることを特徴とする画像記録再生装置。
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004284350A patent/JP2006101155A/ja active Pending
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