JP2006100220A - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スローメークタイプの開閉機構でありながら、速入り・速切り機構を内蔵するとともに、開閉機構を構成する各部品は互いに摺動しない回路遮断器を得る。
【解決手段】 ハンドルおよび開閉機構部を構成する各部材はピンで連結するとともに、ハンドルを閉状態に回動させる際、可動接触子が連結された押板の動きをカムシャフトによって一時拘束させるとともに、かつハンドルを、とって部、リンク部、およびカム部という3つの部材に分割し、閉状態のときには、リンク部とカム部は係合せず、閉状態およびトリップ状態のときには、リンク部とカム部は係合するように、それぞれ構成する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、配線用遮断器や漏電遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくは部品の摺動を極力減らしながら、ハンドルの操作速度に関係なく可動接触子と固定接触子間を急速に開離させることができる回路遮断器に関する。
回路遮断器には、過電流が流れることによる電線や負荷機器の焼損を未然に防止するために電路を遮断する役目があるとともに、この回路遮断器に具備されたハンドルを操作することで電路の開閉、いわゆるスイッチの機能も兼ね備えている。この電路の開閉、つまりハンドルの開操作および閉操作の際、両接触子間の溶着防止や各極同時投入のために、ハンドルの操作速度に関係なく、可動接触子を急速に動作させることが好ましい。この急速な動作、いわゆる速入り(quick−make)および速切り(quick−break)を実現させるために、回路遮断器の開閉機構にトグルリンク機構によるクイックモーションを採用することが一般に知られている。
このトグルリンク機構は、その構成上、小形化を図ることが極めて難しく、よって小容量の回路遮断器には適さない。一方、この開閉機構を簡略化した、いわゆるスローメークタイプを採用した回路遮断器が、主に小容量を中心に広く知れ渡っている(例えば、特許文献1参照)。このスローメークタイプは、前述した通り、単純な構成であることから、概して耐久性能がトグルリンク機構を採用した回路遮断器よりも優れている。また、一部には、スローメークタイプの回路遮断器が持ち合わせない速入り機構を、外部部材を新たに付加することで実現しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−23499号公報(第4頁右欄49行〜第5頁左欄30行) 特開2002−117752号公報(第4頁左欄20行〜42行)
従来のスローメークタイプの回路遮断器では、速入りおよび速切り機構ではない、すなわちハンドルの操作速度に可動接触子の動作速度が同期しているため、開操作あるいは閉操作をゆっくり行った場合、固定接触子に対し可動接触子が、やはりゆっくりと接触あるいは開離し、その結果、両接触子間の溶着や、両接触子に具備した接点間で発生するアークによって、この接点の消耗を招くといった恐れがあった。これを防ぐために速入り機構を具備したものもあるが、一般に前述のアークは接点の開離時に最も大きくなると言われている。したがって、速切り機構がなければ、結果的に接点の消耗を防ぐために、この接点のサイズを大きくしておくか、あるいはオペレーター(使用者)に対し、閉操作を瞬時に完了させるよう促す必要がある。また、この場合、スローメークタイプの回路遮断器に新たに速入り機構を具備した関係上、コストアップに繋がりかねない。さらに、これらスローメークタイプは、その開閉機構を構成する各部品の摺動が、前述したトグルリンク機構の回路遮断器よりは軽減されているとはいえ、起きることが考えられ、所望の耐久性能を得るためには、部品の摩耗対策が欠かせないという問題点を抱えており、その対策内容によっては、やはりコストアップを招くことも十分予想される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、スローメークタイプの開閉機構を有しながら、速入り機構はもとより、速切り機構も同時に具備するとともに、これら速入り・速切り機構は該回路遮断器に内蔵されており、かつ開閉機構を構成する各部品は互いに摺動しない回路遮断器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る回路遮断器においては、ハンドルおよび開閉機構部を構成する各部材はピンで連結するとともに、ハンドルを閉状態に回動させる際、可動接触子が連結された押板の動きをカムシャフトによって一時拘束させることができ、かつハンドルを、とって部、リンク部、およびカム部という3つの部材に分割し、閉状態のときには、リンク部とカム部は係合せず、開状態およびトリップ状態のときには、リンク部とカム部は係合するように、それぞれ構成されたものである。
この発明は以上説明したように、互いに相対向するフレーム板の間に配設された開閉機構部と、中ベースに収納された固定接触子と、上記固定接触子に対向して設けられた可動接触子と、上記可動接触子に連結された押板と、上記開閉機構部を外部から操作するハンドルとを備えた回路遮断器において、上記ハンドルは、外部から操作を行うためのとって部、上記開閉機構部に連結しているリンク部、および上記とって部の位置変化を上記リンク部に伝えるカム部とを有し、該回路遮断器の閉状態においては、上記カム部と上記リンク部とが離れるように構成したので、外形寸法を大きくすることなく、経済性に優れた小形の回路遮断器を得ることができる。
図1は、この発明を実施するために実施の形態における回路遮断器(本実施の形態では3極品とした)の開状態(以下、OFFと略す)を示す外観斜視図、図2〜図4は、図1における側断面図であり、図2は線A−A、図3は線B−B、図4は線C−Cを、それぞれ示す。なお、便宜上、図2および図3を右極側から、図4を左極側から、それぞれ見た図と呼ぶこととし、よって、断面A−Aは右極の中心で、断面B−Bは左極の中心で、また断面C−Cは右極と中極の極間で、それぞれ切断したこととする。
図5(a)(b)は、図1に示すハンドルを中心とした拡大図であり、(a)は図2において、(b)は図3において、いずれもD方向から見た図である。また、図6は開閉機構部を中心とした構成図、図7は図6の斜視図である。なお、図6においては、動作状態をわかり易くするため、右極側に相当するフレーム板、また、図7においては、ハンドルを構成する一部の部品、および両接触子などは、それぞれ、その表示を省略している。
図8〜図10は、図1における部分上断面図であり、図8は線E−E、図9は線F−F、図10は線G−Gをそれぞれ示すが、断面箇所を明確にするため、これら線E〜Gは、図4紙面上に記載している。
図11〜図13、図14(a)(b)、および図15は、閉状態(以下、ONと略す)における、それぞれ、図2〜図4、図5(a)(b)、および図6相当図である。また、図16は、トリップ状態における図6相当図である。
図1において、カバー1、中ベース2、および下ベース3は回路遮断器101の筐体を構成するもので、それぞれ合成樹脂で形成されている。中ベース2に後述する開閉機構部が収納されており、この開閉機構部に連動するハンドル4が、カバー1のハンドル用窓孔1aからカバー1の表面に突出しており、外部から手によって操作可能であることは周知の通りである。なお、紙面上、奥行側が電源側締付ネジ5、手前側が負荷側締付ネジ6であることから、ハンドル4はOFF状態を示していることも、やはり周知の通りである。カバー1にはトリップ操作用窓孔1bも設けられており、このトリップ操作用窓孔1bより視認できる、例えば樹脂成形品であるトリップカム7の凹部7aに、工具、例えば先端がマイナス形状のドライバーを差し込み、紙面上、奥行方向に移動させることで、回路遮断器101をトリップ状態に位置させることができる。
図2において、下ベース3にアークランナー8および消弧室103が収納されており、中ベース2に具備された固定接触子11、およびMTG(OUNINの略称)ベース9に具備された固定接触子12の間が、可動接触子10によって断路される際に発生するアークを導き、裁断することは周知の通りである。可動接触子10にアクチュエータ13が緩嵌されており、このアクチュエータ13は押板14の孔14aを洞貫するとともに、アクチュエータ13と下ベース3に設けた突起3aに介在した接圧バネ15によって、押板14は、この押板14の相間壁14bに対して下ベース3のスリット3bがガイドとなる(図10参照)ことと相俟って、紙面上、上方向に付勢されている。
中ベース2には、開閉機構部102が互いに相対向するフレーム板16、17の間に配設されており、前述の通り、開閉機構部102に連動するハンドル4を回動させることで、可動接触子10と固定接触子11、12の接離が繰り返される。この接離に関して、本実施の形態においては、橋絡形2接点方式と称する構成のものであるが、可動接触子に具備した可動接点と反対側の一端を回動中心とした、いわゆる一般の1接点方式であっても構わない。なお、開閉機構部102の構成については、この発明の要部を成すものであるため、以下に詳しく説明する。
図5(a)に示すように、ハンドル4は、とって部4a、リンク部4b、およびカム部4cより構成されており、このハンドル4は、レバー18とハンドル軸19によって連結されることで、回動自由となっている。詳しくは、図8に示すように、とって部4aに設けた相対向する孔4a1が、リンク部4bに設けた第一の孔4b1の両側に位置するとともに、孔4a1の紙面上、上側に、またカム部4cの孔4c1の紙面上、下側に、それぞれレバー18に設けた相対向する第一の孔18aが位置しており、フレーム板16、17に設けた第一の孔16a、17aに軸支されるハンドル軸19が、紙面上、上から下の順に、第一の孔18a、孔4a1、第一の孔4b1、孔4a1、孔4c1、および第一の孔18aを緩挿している。
図7に示すように、レバー18に、U字形状に形成したピン(以下、Uピンと略す)20の他端20bが緩挿されるとともに、このUピン20の一端20aはリンク上21とリンク下22を連結している。詳しくは、図9に示すように、レバー18に設けた相対向する第二の孔18bに、他端20bが、また、リンク上21に設けた相対向する第一の孔21aと、この第一の孔21aの両側に位置するリンク下22に設けた相対向する第一の孔22aに、一端20aが、それぞれ緩挿されている。
図7に示すように、リンク上21とリンク部4bがハンドルリンク軸23で連結されている。詳しくは、図8に示すように、リンク上21に設けた相対向する第二の孔21bは、リンク部4bに設けた第二の孔4b2の両側に位置し、ハンドルリンク軸23が第二の孔4b2および第二の孔21bを緩挿している。なお、ハンドル軸19とハンドルリンク軸23はリンク部4bで連結されていることで、この開閉機構部102はスローメークタイプであることがわかる。
図7に示すように、リンク下22とアーム24がリンク下ピン25で連結されている。詳しくは、図10に示すように、リンク下22に設けた相対向する第二の孔22bの両側に、アーム24に設けた相対向する第一の孔24aが位置しており、この第二の孔22bと第一の孔24aにリンク下ピン25が緩挿されている。この図10において、アーム24には、やはり相対向する第二の孔24bが設けられており、フレーム板16、17に設けた第二の孔16b、17bに軸支されるアームピン26が、第二の孔24bを緩挿している。さらに、アームピン26にはメインバネ27が遊嵌されており、このメインバネ27の一端はフレーム板16、17に設けたスリット16d(図2参照)、17d(図3参照)に、また他端はリンク下ピン25にそれぞれ張架されている。
リンク下ピン25およびアームピン26は、先端がそれぞれフレーム板16、17より突出しており、この突出しているリンク下ピン25およびアームピン26には、例えば樹脂成形品であるアーム軸28を両側、すなわち、フレーム板16、17の外壁に接するように、リンク下ピン25およびアームピン26の抜け止めとして被せてある。なお、図8に示すように、ハンドル軸19およびハンドルリンク軸23は、いわゆる段付きピンの形状を有しており、また図9に示すように、Uピン20はU字形状のいわゆる底辺がフレーム板17の内壁と近接することで、それぞれ抜け止めとしている。
図2および図3において、アーム軸28には、第一の突起28aおよび第二の突起28bが設けられており、アーム24が図2紙面上、時計方向に回動することで、この第一の突起28aが、例えば樹脂成形品であるカムシャフト29の受け部29aと当接するようになっている。なお、図2のアーム軸28を右極用、図3のアーム軸28を左極用と、それぞれするが、部品標準化の観点から、右極用も左極用も同一部材を使用しており、したがって、第二の突起28bは左極用として使用された際、前述した作用を奏することとなる。また、図10に示すように、中ベース2に設けた第一の凹部2cに位置することで、それぞれ抜け止めがなされている。
図2および図3において、カムシャフト29は、中ベース2に設けた半円状の溝2aと、フレーム板16、17の紙面上、下端に設けた、このフレーム板16、17の端面に対し開口を有する略半円状の切欠き16f、17f(図6参照)に回動自由に軸支されており、このカムシャフト29に設けたカム部29bが、中ベース2のカム収納穴2bに位置する(図4参照)ことで抜け止めがなされるとともに、カムシャフトバネ30(図10参照)により常に図2紙面上、時計方向に付勢されている。一方、後述するインパクトロッドの動作に連動する、例えば樹脂成形品であるマグバー31は、フレーム板16、17に設けた、円周の略1/4を切欠く軸受孔16g、17gにより支承されるとともに、図9に示すように、中ベース2に設けた第二の凹部2dに位置することで抜け止めがなされている。
図2および図3において、マグバー31、あるいは後述する連結板の動作に連動するラッチ32は、このラッチ32に設けた軸支部32aが、フレーム板16、17に設けた第三の孔16c、17cに軸支されることで回動可能となっており、ラッチバネ33(図4参照)により常に図2紙面上、反時計方向に付勢されている。なお、ハンドルリンク軸23、リンク下ピン25、Uピン20の一端20a、および他端20bは、これら自身が回動するが、このうちハンドルリンク軸23、リンク下ピン25、および他端20bについては、この回動を止める必要があるため、ストッパー16h、17h、16i(図11参照)、17i(図12参照)、および16jがそれぞれフレーム板16、17に設けられているとともに、必然的にこれら回動軌跡に応じて切欠きが備えられている。
続いて動作について、まずOFF状態からONへの移行を説明する。図5(a)(b)および図6において、レバー18のラッチ係合部18cが、ラッチ32の突起32bと係合しているため、レバー18が静止、すなわちUピン20の他端20bが支軸となっている。このとき、ハンドル4は、ハンドルカムバネ34により、カム部4cがリンク部4b側へ付勢、つまり、リンク部4bの側面4b3とカム部4cの側面4c3が隣接している。と同時に、とって部4aはハンドル付勢バネ35によって、OFFに位置されることで、とって部4aとカム部4c間にギャップHが発生するとともに、とって部4aはリンク部4bの突起4b5に衝突している。
この状態で、ハンドル付勢バネ35に抗して、とって部4aをON方向に回動させると、とって部4aが突起4b5から離脱するとともに、ギャップHが消滅、すなわちとって部4aとカム部4cが接触を始める。さらにとって部4aを回動させると、カム部4cの凸部4c4とリンク部4bの凹部4b4が係合する。したがって、これ以上のハンドル4のON方向への回動に際しては、とって部4a、リンク部4b、およびカム部4cが一体となる。
ハンドル4、具体的には、リンク部4bがハンドル軸19を回動中心として時計方向に回動されることに伴い、Uピン20も、他端20bを回動中心として、同様に時計方向に回動されるとともに、アームピン26を回動中心として、図6紙面上、常に反時計方向に付勢されているアーム24は、メインバネ27のバネ力に抗して時計方向に回動を始める。その結果、ハンドル軸19、ハンドルリンク軸23、およびリンク下ピン25を結ぶ線が一直線上(このことを以下、力線と呼ぶ)になるように向けて、ハンドルリンク軸23およびリンク下ピン25が、それぞれ時計方向に回動される。
一方、アーム24には相対向する突起24cが図6紙面上、左側に設けられており、この突起24cが、接圧バネ15(図2参照)のバネ力がメインバネ27より弱いことと相俟って、押板14を押さえつけているが、前述の通り、アーム24が時計方向に回動することで、押板14は、接圧バネ15のバネ力に抗して上昇を開始する。
上昇を続ける押板14であるが、可動接触子10が、固定接触子11、12と接触する前に、押板14の相間壁14bがカムシャフト29のカム部29b(図4参照)と衝突し、その上昇が一旦、拘束される。一方、ハンドル4のON方向への回動に伴い、アーム24、すなわちリンク下ピン25が、図6紙面上、時計方向に回動を続けるが、前述した通り、このリンク下ピン25には第一の突起28aを設けたアーム軸28が被さっている(図2参照)ため、第一の突起28aも時計方向に回動する。
図2において、時計方向に回動する第一の突起28aが、カムシャフト29の受け部29aに当接し、なおも、ハンドル4のON方向への回動を続けると、カムシャフト29は反時計方向への回動を始める。その結果、カム部29bと相間壁14bの係合が外れ(図13参照)、押板14は直ちに上昇を開始し、可動接触子10と固定接触子11、12が接触、具体的には、可動接触子10に設けた可動接点36a、36bと、固定接触子11、12に設けたそれぞれの固定接点37a、37bが、接圧バネ15により閉成することになる。なお、この状態では、まだ、力線には達していない。
さらに、ハンドル4をON方向に回動させることで、力線に到達するが、このとき、カム部4cの板バネ4c2がフレーム板16の斜面16kと衝突する。しかしながら、図5(a)に示すように、カム部4cはハンドルカムバネ34によってリンク部4b側に付勢されているとともに、ハンドル4の回動において、カム部4cがとって部4aとリンク部4bの間に介在していることで、とって部4aの回動がリンク部4bに伝達される、換言すれば、力線に到達し、それを維持しようとするため、板バネ4c2は撓みながら斜面16kに乗り上げようとする。
さらに、ハンドル4をON方向に回動させると、力線からハンドルリンク軸23が越える、つまり、図15に示すように、ハンドル軸19とリンク下ピン25を結ぶ線よりハンドルリンク軸23が紙面上、左側に位置することで、リンク上21およびリンク下22は、いわゆるON位置に保持され、可動接点36a、36bおよび固定接点37a、37bを介して固定接触子11、12間のON状態を保つことができる。このように、ハンドル4の回動速度に関係なく、可動接点36a、36bと固定接点37a、37bがあるポイント、すなわちカム部29bと相間壁14bの係合が外れた瞬間を境に、その導通が保たれるため、例えば、各相の導通タイミングの微妙な時間的ズレによる電動機の起動制御などに支障をきたす恐れがなくなるとともに、接点間の溶着を未然に防ぐことができる。
ストッパー16h(図2参照)、17h(図3参照)により、ハンドルリンク軸23は、前述した通り、力線をわずかに越えた位置で停止するため、ハンドル4のこれ以上の時計方向の回動が阻止される。逆にハンドル4から手を離すと、図14(a)および(b)に示すように、ハンドル付勢バネ35により、再び、とって部4aはリンク部4bの突起4b5に衝突するとともに、とって部4aとカム部4c間のギャップHが復活する(図15参照)。このギャップHにより、これまでとって部4aによって、リンク部4bに圧接されていたカム部4cはその圧接が解除されるが、板バネ4c2が斜面16k(図2参照)に乗り上げることで発生していた撓み力が、ハンドルカムバネ34のバネ力より大きいことから、凸部4c4と凹部4b4の係合が外れる、つまり、カム部4cが図14(a)紙面上、手前側(フレーム板16側)に付勢されることで、カム部4cの撓みは消失する。換言すれば、これまでカム部4cを介して、一体となっていたハンドル4は、その一体関係を一旦、中断することとなる。
次に、ON状態、すなわち、固定接触子11、12間の閉路状態から、電路に過電流が流れ、トリップへ移行するまでの動作を説明する。図12において、通常、電流は、図示しない電源側導体、この電源側導体と電源側締付ネジ5によって接続される固定接触子11、固定接点37a、可動接点36a、可動接触子10、可動接点36b、固定接点37b、固定接触子12、バイメタル39に絶縁を保ちながら巻きついているヒータ38、バイメタル39、バイメタル固定子40、コイル41、負荷端子42、および負荷端子42と負荷側締付ネジ6によって接続される図示しない負荷側導体の経路で流れるが、この電流が回路遮断器101の有する定格電流値を越えると、ヒータ38で発生する熱、あるいはバイメタル39自身が発生する熱によって、バイメタル39が徐々に紙面上、左方向に湾曲する。
すると中ベース2に設けた第三の凹部2e(図13参照)および、図示しない孔に軸支された、例えば樹脂成形品である連動板43が反時計方向に回動するとともに、この連動板43に備えたトリップカム7が紙面上、左方向に移動する。このトリップカム7には突起7bが設けられており、前述したトリップカム7の左方向の移動に伴い、突起7bが連結板44の受け部44aに当接する。この連結板44は、フレーム板17の一部をU曲げすることで得られる基台部17e(図7参照)に設置されたサーマル可調整部104を構成するスライダー45に、第二の端部44cによって軸支されている。したがって、突起7bが受け部44aを押すことで、この連結板44は第二の端部44cを回動中心として反時計方向に回動するとともに、連結板44の第一の端部44bがラッチ32の第一の受け部32cを押すことになる。なお、サーマル可調整部104については、この発明の要部をなすものではないため、その説明は省略する。また、言うまでもないが、連動板43、あるいはバイメタル39が直接、連結板44を回動させるように構成してもよい。
過電流が大きく、バイメタル39の湾曲を待っていたのでは、電路の電線に損傷が生じる恐れがある場合(具体的には回路遮断器101の定格電流の10倍程度の電流)には、図11に示すように、後述するプランジャーのガイドとなるボビン46に設けた孔46aに軸支された、例えば樹脂成形品であるインパクトロッド47が直ちに動作する。具体的には、コイル41で発生する磁束によって、プランジャー48が紙面上、上方向に吸引されることで、このプランジャー48に係合されたインパクトロッド47が時計方向に回動する。
図15において、インパクトロッド47が時計方向に回動し、このインパクトロッド47に設けた腕部47aが、マグバー31の受け部31aを押すことで、図示しないマグバーバネによって常に時計方向に付勢されているマグバー31は反時計方向に回動を始める。このマグバー31には突起31bが設けられており、前述した反時計方向の回動により、この突起31bがラッチ32の第二の受け部32dを押すことになる。
ラッチ32の第一の受け部32c(図12参照)、または第二の受け部32dが押されることで、このラッチ32は時計方向に回動する。すると、レバー18のラッチ係合部18cとラッチ32の突起32bとの係合が外れる(図16参照)ので、メインバネ27によって反時計方向に付勢されようとするアーム24の作用力と相俟って、レバー18、すなわちUピン20の他端20bが紙面上、左方向に移動しようとする。この左方向への移動は、当然、Uピン20の一端20aにも及ぶため、メインバネ27の力によって、リンク下ピン25がストッパー16i(図11参照)、17i(図12参照)に向けて回動する。この結果、アーム24の突起24cが押板14を押し下げ、固定接触子11、12間が開離し、過電流を断つことで、電路の電線の損傷を未然に防いでいる。
図16において、前述した通り、レバー18とラッチ32の係合が外れたことで、メインバネ27の力によって、レバー18はその支軸を失う、すなわちUピン20が非拘束状態となり、他端20bは紙面上、最左端に位置する。一方、フレーム板16の鍵部16lとハンドルリンク軸23の間にはトリップ表示バネ49が張架されており(図13参照)、このトリップ表示バネ49に荷重が加わらない、すなわちハンドルリンク軸23は、鍵部16lと最短距離になるよう位置し、またUピン20の一端20aを支軸とするリンク上21およびリンク下22は略くの字形となり、よって開閉機構部102は、いわゆるトリップ状態を保持することになる。
ハンドルリンク軸23の回動、すなわちON位置(図15参照)から、このトリップ位置への移動に伴い、リンク部4bも回動するが、このとき、前述した通り、とって部4aとリンク部4bの間には、ハンドル付勢バネ35が張架されているため、とって部4aも回動する。すると、とって部4aに設けた突起4a2が、カム部4cを反時計方向に回動させるので、板バネ4c2と斜面16k(図2参照)の係合が外れ、その結果、ハンドルカムバネ34(図5(a)参照)によって、カム部4cの側面4c3(図5(a)参照)とリンク部4bの側面4b3(図5(a)参照)が再び隣接する。以上、これまでの説明で明らかなように、板バネ4c2の撓み力を発生させる斜面16k、およびハンドルカムバネ34により、請求項で述べた「カム部移動手段」が構成される。なお、とって部4aの位置はハンドルリンク軸23の位置によって決まるが、外部から回路遮断器101のトリップ有無を一目瞭然で判別できるようにするため、ONおよびOFFの略中間に位置するように、とって部4aの形状を決める必要があることは言うまでもない。
このトリップ状態から、ON操作、すなわちハンドル4を時計方向に回動しても、ハンドルリンク軸23がストッパー16h(図2参照)、17h(図3参照)に向かって移動するだけで、仮にハンドル4から手を離すと、トリップ表示バネ49(図13参照)によりハンドルリンク軸23およびハンドル4は元に戻ろうとする。したがって、ON操作するためには、一旦、ハンドル4を反時計方向に回動して、Uピン20の他端20bをストッパー16j(図2参照)に向かって移動させ、レバー18のラッチ係合部18cとラッチ32の突起32bを係合、つまり図6に示すようにOFF状態に各部品を位置させる必要がある。なお、この操作のことを、通常「リセット操作」と呼んでいる。
このリセット操作完了に伴う、OFF状態から、ON状態への移行については先述したのでここでは省略する。また、このOFF状態から、トリップカム7を図3紙面上、左方向に移動させることで、回路遮断器101をトリップさせることができることも先述した。なお、この操作は回路遮断器101がON状態であっても対応可能ではあるが、一般に、回路遮断器101に具備した図示しない警報スイッチ、すなわち回路遮断器101が過電流などによってトリップしたことを外部に知らしめる機能を利用して、使用者側がランプやブザーによる回路を外部に組んだ場合、そのシーケンスチェックのために、この操作を行なうことを考えると、少なくとも回路遮断器101の電源側の活線、あるいは電路の通電状態の遮断を招くON状態より、OFF状態の方が好ましいことは言うまでもない。
最後に、ON状態からOFFへの移行を説明する。図14(a)(b)および図15において、先述したように、ハンドル4は、カム部4cが図15紙面上、手前側(フレーム板16側)に付勢されているとともに、とって部4aはリンク部4bの突起4b5に衝突している。この状態で、ハンドル4をOFF方向に回動させると、リンク部4bは図15紙面上、反時計方向に回動、つまり、それまでハンドル軸19とリンク下ピン25を結ぶ線より紙面上、左側に位置していたハンドルリンク軸23が力線に戻ってくる。
このとき、カム部4cは前述した通り、フレーム板16側に付勢、換言すれば、とって部4aとリンク部4bの間には介在していないので、このハンドルリンク軸23が力線に戻ってきた瞬間に、メインバネ27の力によって、アーム24が反時計方向に回動、すなわちリンク下ピン25がストッパー16i(図11参照)、17i(図12参照)に向けて回動する。したがって、アーム24の突起24cが押板14を押し下げ、固定接触子11、12間が開離する。このとき、トリップへの移行とは違い、レバー18とラッチ32は係合状態を継続したままなので、Uピン20の他端20bが支軸となり、一端20aが回動するが、トリップ表示バネ49(図13参照)の荷重がメインバネ27よりはるかに低いこともあって、ハンドルリンク軸23は最上端、いわゆるOFFを保持する位置(図6参照)となる。
引続きハンドル4をOFF位置まで回動させると、トリップの項でも述べたように、とって部4aに設けた突起4a2(図16参照)が、カム部4cを反時計方向に回動させることで、板バネ4c2と斜面16k(図2参照)の係合が外れ、ハンドルカムバネ34により、側面4c3と側面4b3が再び隣接する。なお、言うまでもないことだが、この隣接ポイントは、リンク部4bの位置が、このOFF(図6参照)とトリップ(図16参照)とで違うことからも明らかなように、このOFFの場合においては、隣接ポイントがハンドル4の略OFF位置となっている。
図6において、ハンドル4を更に反時計方向に回動しても、直ちにストッパー16j(図2参照)に他端20bが衝突、すなわちUピン20の動きが拘束されることで、ハンドルリンク軸23の動きが停止するため、これ以上のハンドル4の回動はありえない。このとき、レバー18のラッチ係合部18cとラッチ32の突起32bとの間にギャップが発生するが、このギャップを通常「リセット余裕」と呼んでいる。
この一連のONからOFFへの操作は、通常想定される、いわゆる手動操作に基いているが、これまでの説明で明らかなように、固定接触子11、12間が開離、すなわちリンク部4bがOFF位置にさえいれば、仮にハンドル4から手を離したとしても、ハンドル付勢バネ35(図14(a)参照)によって、とって部4aが、さらにはこのとって部4aによって、カム部4cが、ともにOFF位置まで回動される。換言すれば、とって部4aおよびカム部4cの回動速度は、ハンドル付勢バネ35に抗することで、遅くさせることが可能である。ただし、ハンドル4の回動速度を遅くしたところで、前述した通り、既に固定接触子11、12間は開離しているので、回路遮断器101の性能には何ら左右されることはない。
このように、ハンドル4の回動速度に関係なく、可動接点36a、36bと固定接点37a、37bがあるポイント、すなわち力線に戻った瞬間に、その開放が行われるため、接点の消耗が少ない、換言すれば接点のサイズを大きくすることなく、経済的に優れた回路遮断器を提供することができる。このいわゆる速切り機構は、スローメークタイプの回路遮断器のハンドルをとって部、リンク部、およびカム部に3分割し、ONからOFFへの操作にあたり、カム部を一旦、複雑な機構を必要としないカム部移動手段により、ハンドルを構成する部材から外したに過ぎず、よってハンドルの外形サイズをほぼ同等に保つことができるので、小形化でしかも耐久性能の高い回路遮断器を得ることができる。
また、ハンドル4とレバー18とフレーム板16、17はハンドル軸19で、ハンドル4(リンク部4b)とリンク上21はハンドルリンク軸23で、レバー18とリンク上21とリンク下22はUピン20で、リンク下22とアーム24はリンク下ピン25で、およびアーム24とフレーム板16、17はアームピン26で、それぞれ、いわゆるピン形状なるもので連結したので、回路遮断器の開閉操作およびトリップ操作において、部品間の摺動を極力減らすことができ、耐久性能のアップ、もしくは部品の摩耗などに特別な対策を施す必要がないという効果が得られる。
さらに本実施例においては、速入り機構も外部に部品を追加することなく実現しているので、前述した速切り機構と合わせ、スローメークタイプの回路遮断器において、経済性に優れ、しかもトグルリンク機構によるクイックモーションを採用した回路遮断器並みの遮断性能を有した小形の回路遮断器を実現することが可能である。
この発明の実施の形態を示す開状態における回路遮断器の外観斜視図である。 図1において、線A−Aに沿う側断面図である。 図1において、線B−Bに沿う側断面図である。 図1において、線C−Cに沿う側断面図である。 この発明の実施の形態を示す開状態におけるハンドルを中心とした拡大図である。 この発明の実施の形態を示す開状態における開閉機構部を中心とした構成図である。 図6における斜視図である。 図4において、線E−Eに沿う部分上断面図である。 図4において、線F−Fに沿う部分上断面図である。 図4において、線G−Gに沿う部分上断面図である。 この発明の実施の形態を示す閉状態における、図2相当図である。 この発明の実施の形態を示す閉状態における、図3相当図である。 この発明の実施の形態を示す閉状態における、図4相当図である。 この発明の実施の形態を示す閉状態における、図5相当図である。 この発明の実施の形態を示す閉状態における、図6相当図である。 この発明の実施の形態を示すトリップ状態における、図6相当図である。
符号の説明
2 中ベース、4 ハンドル、4a とって部、4a1 孔、4a2 突起、
4b リンク部、4b1 第一の孔、4b2 第二の孔、4b3 側面、
4b4 凹部、4b5 突起、4c カム部、4c1 孔、4c2 板バネ、
4c3 側面、4c4 凸部、10 可動接触子、11・12 固定接触子、
14 押板、16・17 フレーム板、16k 斜面、18 レバー、
19 ハンドル軸、20 Uピン、21 リンク上、22 リンク下、
23 ハンドルリンク軸、24 アーム、25 リンク下ピン、26 アームピン、
28 アーム軸、29 カムシャフト、30 カムシャフトバネ、
34 ハンドルカムバネ、35 ハンドル付勢バネ、
101 回路遮断器、102 開閉機構部。

Claims (8)

  1. 互いに相対向するフレーム板の間に配設された開閉機構部と、中ベースに収納された固定接触子と、上記固定接触子に対向して設けられた可動接触子と、上記可動接触子に連結された押板と、上記開閉機構部を外部から操作するハンドルとを備えた回路遮断器において、
    上記ハンドルは、外部から操作を行うためのとって部、上記開閉機構部に連結しているリンク部、および上記とって部の位置変化を上記リンク部に伝えるカム部とを有し、該回路遮断器の閉状態においては、上記カム部と上記リンク部とが離れていることを特徴とする回路遮断器。
  2. 該回路遮断器の開状態およびトリップ状態においては、カム部とリンク部が係合し、かつ上記カム部が、とって部からの操作に基づく動きを、上記リンク部に伝えることにより、上記リンク部によって開閉機構部が操作されることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 開閉機構部に連動するアーム軸を備え、ハンドルを該回路遮断器の開状態から閉状態に回動させたときに、押板の移動を中ベースに配設されたカムシャフトによって一旦拘束後、上記アーム軸が上記カムシャフトを回動させることで、上記押板の拘束を解除するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
  4. とって部、リンク部、およびカム部は、フレーム板に軸支されるハンドル軸に緩挿されるように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器。
  5. 該回路遮断器が開状態から閉状態に移動するときに、カム部をリンク部から離し、かつ閉状態から開状態に移動するときに、上記カム部を上記リンク部と係合させるように、上記カム部をハンドル軸に対し軸方向にスライドさせるカム部移動手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の回路遮断器。
  6. とって部の回動に連動するカム部が、フレーム板に設けた突起に乗り上げることによって生じる撓み力、およびハンドル軸に遊嵌されたハンドルカムバネによる付勢力によってカム部移動手段が構成されていることを特徴とする請求項5に記載の回路遮断器。
  7. 開閉機構部はスローメークタイプで構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  8. ハンドルおよび開閉機構部を構成するレバー、リンク上、リンク下、アームの各部材はそれぞれピンによって連結されていることを特徴とする請求項7に記載の回路遮断器。

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