JP2006098416A - 分析システムの費用管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分析装置2を含む分析システムをネットワーク接続装置4およびネットワーク3を介して情報端末1に接続して、分析システムの費用を管理するにあたり、分析装置2から、測定したキャリブレータ、精度管理試料、患者検体、再検検体、試薬ブランクの分析項目毎のテスト数データを、ネットワーク接続装置4およびネットワーク3を介して受信して蓄積し、その蓄積されたテスト数データを分析装置2毎の分析項目毎に集計して、その集計結果と分析項目毎のテスト単価とに基づいて分析装置2毎およびユーザ毎の料金を計算し、その計算した料金をネットワーク3を介して当該分析装置2に対応するネットワーク接続装置4に提供して、分析システムの使用料金を回収する。
【選択図】図1
Description
1)分析システムで用いる分析装置、キャリブレータ、精度管理試料、試薬などの構成要素の特性を、予め設定された管理域に入るようにする精度管理、
2)ユーザ先での分析システムの使用量を把握して、その料金をユーザに請求して回収する費用管理、
3)ユーザ先での消耗品の使用量を把握して、その在庫量を適正にする在庫管理、
4)ユーザ先の分析システムの運用効率{臨床に報告したテスト数/(全テスト数×k);ただし、k<1}を把握して、改善要請や使用料金の見直しをしながら、分析システムの運用効率を最大にする運用管理、
を行なう必要がある。
血液検査などの臨床検査では、血液や尿などを試料として様々な検査項目を分析装置によって測定している。近年の分析装置では、高速化、測定試料の微量化などが進み、精密で高度な機構を備えるようになってきている。したがって、操作者も高度な保守訓練を受けない限り、分析装置の状態を正確に把握することができなくなりつつある。
今日、主に欧米においてコスト/テストあるいはプライス/テストという契約方法が浸透している。その契約内容は、例えば、分析項目毎に一年間のテスト数を取り決め、その数量に応じて1テスト当りの単価を設定した上で分析システム一式を貸し出すというものである。一式という場合に、分析装置や試薬などの消耗品に保守サービス費用まで盛りんだもの、さらには、精度管理やキャリブレーション、再検など臨床への報告には寄与しなかったテストには課金しないものなど、幾つかのバリエーションがある。
分析システムで測定を進めるに伴い、試薬やディスポチップなどの消耗品は減少してゆく。分析装置で消耗品が不足すると人手による補充が必要であり、消耗品によっては、その間測定を停止しなければならない場合もある。このため、測定に先立って、必要な量の消耗品を装置にセットする必要があることから、ユーザは消耗品の在庫量を把握し、在庫量がある程度以下になった場合はシステム供給側に注文することになる。
分析システムをコスト/テスト契約する場合、システム供給側にとっては、高価な試薬やキャリブレータ、精度管理試料をいかに少ない量で精度の良い測定をしてもらうかが重要である。ここで、臨床に報告できる分析結果を得るのに試薬やキャリブレータ、精度管理試料などの使用量等の総コストが少なければ少ない程、分析システムの運用効率が高いことになる。そのため、ユーザ先にて再検の理由を調査したり、一日当りの精度管理の回数を調査したりしている。また、これとは別に、テスト数データと試薬などの使用量とを、例えば毎月調査し、その結果から分析システムの運用効率レポートをユーザに提出している。そのレポートの中で、測定に要したコストの内訳が分析され、当初目標とした効率に達しない場合には、ユーザに改善のためのアドバイスがされる。当初の目標をクリアした場合は、契約金額の見直しなどを行なう。こうした作業の殆どは、従来手作業で行なわれている。
上記分析装置から、測定したキャリブレータ、精度管理試料、患者検体、再検検体、試薬ブランクの分析項目毎のテスト数データを、上記ネットワーク接続装置およびネットワークを介して受信して蓄積し、
その蓄積されたテスト数データを分析装置毎の分析項目毎に集計して、その集計結果と分析項目毎のテスト単価とに基づいて分析装置毎およびユーザ毎の料金を計算し、
その計算した料金を上記ネットワークを介して当該分析装置に対応する上記ネットワーク接続装置に提供して、
分析システムの使用料金を回収することを特徴とするものである。
1)精度管理データと、その検体No.および分析項目、並びにそれを測定した時の装置の状態監視データ。
2)患者データに1対1に対応する検体No.および分析項目と、それを測定した時の装置の状態監視データ。
a)精度管理試料や患者検体の吸引・吐出モニタデータ
b)試薬の吸引・吐出モニタデータ
c)攪拌モータ電流値モニタデータ
d)反応温度モニタデータ
e)反応過程モニタデータ
f)測光光源モニタデータ
g)廃液吸引モニタデータ
h)各部動作回数モニタデータ
i)ホスト通信ログ、アラームログ
j)保守管理データ
1)検体毎、項目毎のテスト数(ルーチン、緊急、STAT、再検、精度管理試料、キャリブレータ、試薬ブランク)
2)すべての検体種について、項目毎の全テスト数
3)個々の検体種について、すべての項目を含んだ全テスト数
1)キャリブレータ、精度管理試料、試薬、ディスポチップなどの消耗品の在庫数と入出庫カウント値
1)検体毎、項目毎のテスト数(ルーチン、緊急、STAT、再検、精度管理試料、キャリブレータ、試薬ブランク)
2)すべての検体種について、項目毎の全テスト数
3)個々の検体種について、すべての項目を含んだ全テスト数
4)キャリブレータ、精度管理試料、試薬、ディスポチップなどの消耗品の在庫数と入出庫カウント値
管理装置1は、各分析装置2から送信される上記のデータを、通信I/F11を介してユーザ管理DB13に収集して分析装置毎に蓄積し、このユーザ管理DB13に蓄積されたデータを、処理部12により管理内容に応じて所定のタイミングで集計して解析および編集し、その管理内容に対応する結果データを処理部12が作成するウェブページに表示して、そのウェブページをWWWサーバ14によりインターネット3を介してネットワーク接続装置4のWWWブラウザ23に提供する。
ネットワーク接続装置4では、通信I/F21により管理装置1の通信I/F11と同様に、コネクションを確立する処理を行なう。WWWブラウザ23は、ユーザからの指示に基づいて管理装置1上のウェブページを取得する。処理部22は、ネットワーク接続装置4の各構成要素の制御と状態監視データなどの計算処理を行なう。通信I/F24は、分析装置2とのコネクションを確立する処理を行なう。状態監視データDB25は、分析装置2から送信された患者検体測定時の状態監視データなどを検体No.と分析項目とを関連づけて一時保管する。
分析装置2では、通信I/F31によりネットワーク接続装置4とのコネクションを確立する処理を行なう。制御部32は、履歴情報DB33、分析部34、ユーザ端末35ならびに試薬保冷ユニット36の各構成要素を制御する。履歴情報DB33は、分析装置の通信ログやアラームログ、各種設定値、保守管理データ(装置、プログラムのバージョンや修理情報など)を蓄積している。
図11は、精度管理システム全体の処理の一例の流れ示す説明図である。
分析装置2は、患者検体や精度管理試料を測定すると、その測定に係わる一連の状態監視データと共に、患者検体については検体No.および分析項目を、精度管理試料については検体No.および分析項目とその測定値とを、ネットワーク接続装置4にリアルタイムに送信する(ステップS1)。なお、分析装置2は、検体容器の種類やSTATテーブル上の位置から、患者検体と精度管理試料とを識別できるようになっている。ネットワーク接続装置4は、分析装置2から送信されたデータを管理装置1に送信する(ステップS2)。
次に、管理装置1が行なう精度管理システムにおける処理の流れについて、具体的に説明する。
図12は、管理装置1が行なうメイン処理の一例の流れを示すフローチャートである。メイン処理では、管理装置1は分析装置2から精度管理データと、検体No.および分析項目と、装置の状態監視データとを収集し、状態監視データは精度管理データや検体No.および分析項目と関連づけて蓄積し、精度管理データは集計を行なう。
図13は、ネットワーク接続装置4が行なうメイン処理の一例の流れを示すフローチャートである。ネットワーク接続装置4では、先ず、ステップS21で、分析装置2から精度管理データ、検体No.、分析項目、状態監視データを受信する。ステップS22では、処理部22は、そのデータが精度管理データと関連する状態監視データかどうかを判断する。判断結果が患者データに関する場合は、ステップS23で状態監視データDB25にそのデータを保管する。ステップS24では、ユーザが患者データに関するデータを送信要求しているかどうか判断し、要求していない場合はステップS21に戻リ、要求している場合はステップS26で同データの送信を行なう。
図14は、分析装置2が行なうメイン処理の一例の流れを示すフローチャートである。分析装置2は、精度管理データ、検体No.、分析項目、状態監視データをネットワーク接続装置4に送信する。ステップS41およびステップS42では、制御部32は、分析装置2の状態監視データを精度管理データ、または患者データと1対1に対応する検体No.および分析項目をセットにして送信する。この時、精度管理データの場合は、精度管理試料の種類とロット番号、試薬の種類とロット番号、装置ID、測定日時、検体No.および分析項目、精度管理データ、状態監視データなどをセットとする。
2 分析装置
3 インターネット
4 ネットワーク接続装置
Claims (1)
- 分析装置を含む分析システムをネットワーク接続装置およびネットワークを介して情報端末に接続して、上記分析システムの費用を管理するにあたり、
上記分析装置から、測定したキャリブレータ、精度管理試料、患者検体、再検検体、試薬ブランクの分析項目毎のテスト数データを、上記ネットワーク接続装置およびネットワークを介して受信して蓄積し、
その蓄積されたテスト数データを分析装置毎の分析項目毎に集計して、その集計結果と分析項目毎のテスト単価とに基づいて分析装置毎およびユーザ毎の料金を計算し、
その計算した料金を上記ネットワークを介して当該分析装置に対応する上記ネットワーク接続装置に提供して、
分析システムの使用料金を回収することを特徴とする分析システムの費用管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005372440A JP2006098416A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 分析システムの費用管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002078849A Division JP3772125B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 分析システムの精度管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006098416A true JP2006098416A (ja) | 2006-04-13 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005372440A Pending JP2006098416A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 分析システムの費用管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006098416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009074901A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Sysmex Corp | 検体分析装置 |
WO2016035647A1 (ja) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 富士フイルム株式会社 | 細胞片抽出個数の決定方法及び装置、並びに生物情報解析方法 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005372440A patent/JP2006098416A/ja active Pending
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