JP2006096685A - 小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート - Google Patents
小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006096685A JP2006096685A JP2004282836A JP2004282836A JP2006096685A JP 2006096685 A JP2006096685 A JP 2006096685A JP 2004282836 A JP2004282836 A JP 2004282836A JP 2004282836 A JP2004282836 A JP 2004282836A JP 2006096685 A JP2006096685 A JP 2006096685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- extract
- repelling
- small animals
- containing liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
【課題】高い忌避効果が得られ、また忌避効果の持続時間が長く、さらに毒性の低い小動物忌避用組成物、および、かかる小動物忌避用組成物を用いた小動物忌避用シートを提供すること。
【解決手段】本発明の小動物忌避用組成物は、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分する。さらに、植物エキス含有液は、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分およびびわ葉エキス成分から選択される少なくとも1種を含有するのが好ましい。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の小動物忌避用組成物は、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分する。さらに、植物エキス含有液は、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分およびびわ葉エキス成分から選択される少なくとも1種を含有するのが好ましい。
【選択図】なし
Description
本発明は、小動物忌避用組成物および小動物忌避用シートに関するものである。
近年のハイテクビル等の近代建築物は空調設備が完備しており、ネズミ等の小動物の生活に快適な条件となっている。また、コンピュータケーブル等が配線されている床下も同様な条件下にある。
このような領域に生息する小動物は、配線をかじったり、電源回路に接触したりし、これによるショートや接触不良等の被害が多発する傾向にある。また、飲食店では、食品原料を餌としてネズミ類が繁殖し、その排泄物や摂食によって食品原料が汚染され、非衛生的な状態にすることが多々報告されている。
このようなネズミ等の小動物の駆除には、従来、クマリン系化合物に代表される殺鼠剤による殺鼠、捕獲器による生け捕り、粘着テープによる捕獲等の方法が一般的に用いられている。
しかし、一般的にネズミの生息数は、見かける数に対して非常に多く、捕獲器や粘着テープによる捕獲によってその生息数に対応するには、非常に多数の捕獲器・粘着テープを使用しなければならず、効率的ではない。特に粘着テープでは、ハツカネズミのような小さな動物を捕獲することはできるが、クマネズミ、ドブネズミといった大型の動物を捕獲するのは極めて困難である。
また、殺鼠剤の場合、ネズミが天井裏や床下等の目のつかない場所で死ぬことが多いために、死骸を処理できずに不衛生的な状態にすることが問題となっている。また、殺鼠剤や殺虫剤に用いる薬品は剤型が菓子や錠剤品に類似しているため、誤って人間が摂取する危険性もあり、使用上の問題点も多い。
そこで、最近、ネズミ等の小動物を、所定領域に近寄らないようにする忌避剤が使用されるようになっている。
忌避剤の成分としては、精油、植物ゴム樹脂等を用いた嗅覚を刺激する物質や、有機酸、アルコール、アルカロイド、タンニン、配糖体等の味覚を刺激する物質が使用される。具体的には、にんにく精油を用いた忌避剤(例えば、特許文献1参照。)やイソチオシアン酸アリル(わさびオイル)を用いた忌避剤(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。
しかし、いずれの忌避剤も、忌避効果が不十分である、忌避効果の持続時間が短い等の問題があり、忌避剤として十分満足のいくものではない。
本発明の目的は、高い忌避効果が得られ、また忌避効果の持続時間が長く、さらに毒性の低い小動物忌避用組成物、および、かかる小動物忌避用組成物を用いた小動物忌避用シートを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(17)の本発明により達成される。
(1) ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分とすることを特徴とする小動物忌避用組成物。
(1) ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分とすることを特徴とする小動物忌避用組成物。
(2) 前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液とは、それぞれ、共に同じ抽出方法によって原料ヨモギおよび原料ドクダミから抽出された抽出原液である上記(1)に記載の小動物忌避用組成物。
(3) 前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液との混合比は、質量比で85:15〜40:60である上記(2)に記載の小動物忌避用組成物。
(4) 小動物に対する忌避効果の持続性を高めるための持続性向上剤を含有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
(5) 前記持続性向上剤は、JIS K 5101にしたがって測定した吸油量が100mL/100g以上の顔料である上記(4)に記載の小動物忌避用組成物。
(6) 前記持続性向上剤は、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、焼成カオリン、無定形シリカ、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土およびゼオライトから選ばれる少なくとも1種を含有する上記(4)または(5)に記載の小動物忌避用組成物。
(7) 前記植物エキス含有液は、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分およびびわ葉エキス成分から選択される少なくとも1種を含有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
(8) 下記化1で表される化合物を含有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
(9) 支持体に対する植物エキス成分の定着性を向上させる定着剤を含有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
(10) 本発明の小動物忌避用組成物を、シート材に付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
(11) 本発明の小動物忌避用組成物を、シート材として紙に付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
(12) 前記定着剤は、澱粉およびポリビニルアルコールの少なくとも一方を含有する上記(11)に記載の小動物忌避用シート。
(13) 前記紙は、クラフト紙、段ボール原紙、白板紙および純白ロール紙から選ばれる1種である上記(11)または(12)に記載の小動物忌避用シート。
(14) 本発明の小動物忌避用組成物を、シート材としてフィルムに付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
(15) 前記定着剤は、前記植物エキス含有液と相溶性のよい結着剤である上記(14)に記載の小動物忌避用シート。
(16) 前記定着剤は、前記植物エキス含有液と相溶性のよいコーティング剤、印刷インキおよび帯電防止塗料の少なくとも1種を含有する上記(14)に記載の小動物忌避用シート。
(17) 前記フィルムは、プラスチックフィルムまたは合成紙である上記(15)または(16)に記載の小動物忌避用シート。
本発明によれば、高い忌避効果が得られ、また忌避効果の持続時間が長く、さらに毒性の低い小動物忌避用組成物を得ることができる。
また、このような小動物忌避用組成物をシート材に担持させることにより、高い忌避効果が得られ、また忌避効果の持続時間が長く、さらに毒性の低い小動物忌避用シートを得ることができる。
以下、本発明の小動物忌避用組成物および小動物忌避用シートを好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の小動物忌避用組成物について説明する。
まず、本発明の小動物忌避用組成物について説明する。
<小動物忌避用組成物>
本発明の小動物忌避用組成物は、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分とする。この植物エキス含有液は、各種の小動物に対して、忌避効果を発揮する有効成分となるものである。
本発明の小動物忌避用組成物は、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分とする。この植物エキス含有液は、各種の小動物に対して、忌避効果を発揮する有効成分となるものである。
ここで、小動物とは、ある領域に侵入し、その領域に存する食品、食品包装紙、機器等をかじる等して被害を与える動物であり、例えば、ネズミ、犬、猫、ウサギ、イノシシ、モグラ、イタチ等の獣類、カラス、スズメ、ハト、ムクドリ等の鳥類等が挙げられる。
本発明者は、このような小動物を効果的に忌避すべく、鋭意検討を重ねた結果、ヨモギエキス含有液やドクダミエキス含有液に、小動物を忌避する効果が高いことを見い出した。さらに、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を組み合わせて用いることにより、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液をそれぞれ単独で用いた場合の忌避効果よりも、遥かに優れた相乗的忌避効果が発揮されることをも見い出し、本発明を完成するに至った。
ヨモギエキス含有液は、キク科の多年草で、苦ヨモギ、アルテミシア・アブロタム、クソニンジン(バカニンジン)、アルテミシア・マノマラ、カワラニンジン(ニンジン)、カワラヨモギ(ネズミヨモギ、カトリグサ)、セメンシナ、オトコヨモギ、ヨモギナ、オオヨモギ(ヤマヨモギ、エゾヨモギ)、ミブヨモギ、ヨモギ(カズザキヨモギ、モチグサ)、ハマヨモギ等の抽出液に含まれるエキス成分を含有する液である。
一方、ドタグミエキス含有液は、ドクダミの抽出液中に含まれるエキス成分を含有する液である。
ドクダミは、生薬「ジュウヤク」の基原植物として知られている。ドクタミは、デカノイル、アセトアルデヒドとラウリンアルデヒド等を含有し、黴、タムシや水虫の発生防止作用、ハクセン菌やブドウ球菌の増殖阻止作用、利尿作用、毛細血管の強化作用等の効果があるとされ、生葉からエキスを絞ったものを利用したり、生葉を揉んだりして患部に塗ったり、貼ったり、または、煎じて飲んだりして利用してきている。
このように、本発明の小動物忌避用組成物は、植物の抽出物を用いることから、毒性が低く、極めて人体に対する高い安全性も有している。
ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液としては、それぞれ、ヨモギおよびドクダミを一般的に行われている抽出方法で抽出して得られる抽出原液をそのまま、または、抽出原液を濃縮して得られる固体状あるいは液体状のエキス成分を、水等に再溶解して調整したエキス含有液を使用することができる。
抽出方法としては、ヨモギ(原料ヨモギ)およびドクダミ(原料ドクダミ)を、それぞれ別々に、その乾燥質量の2〜10質量倍の水に浸して抽出する方法を用いるのが好適である。なお、用いる水は、不純物をできるだけ排除したものが好ましく、精製水が好適である。
抽出時間は、5時間〜10日間程度であるのが好ましく、60〜180時間程度であるのがより好ましい。また、抽出温度は、10〜90℃程度であるのが好ましく、15〜40℃程度がより好ましい。このような条件で抽出を行うことにより、ヨモギエキスおよびドクダミエキスを効率よく抽出することができる。
具体的には、乾燥(自然または強制的に乾燥)させたヨモギおよびドクタミを、それぞれ別々に、3〜5kgを計りとり、常温下、精製水10〜50Lに、約120時間浸し、自然抽出するのが好適である。
このような抽出法によれば、各種植物エキス成分を比較的容易かつ確実に抽出することができる。
なお、抽出方法としては、この他、例えば熱水抽出法、アルコール抽出法、水蒸気蒸留法、ソックスレ一抽出器を用いる抽出法等を用いるようにしてもよい。
エキス成分の抽出に供する植物の部位としては、植物の全草を用いてもよいが、例えば、花、茎、根、葉、種子、果実、樹皮等、各植物において特に忌避作用の強い成分を多く含有する部位が明らかである場合は、その部位を選択して用いることが好ましい。
また、各植物は、加工を施さずにそのまま抽出に供してもよく、細切、乾燥、粉砕等の処理を行ってから抽出に供するようにしてもよい。これにより、植物エキス成分を効率よく抽出することができる。
なお、混合するヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液は、それぞれ、共に同じ抽出方法によって原料ヨモギおよび原料ドクダミから抽出された抽出原液であるのが好ましい。これにより、ヨモギエキス成分とドクダミエキス成分とを均一に混合することができ、また、小動物忌避用組成物中に含まれるヨモギエキス成分およびドクダミエキス成分の量の調整が容易となる。
この場合、ヨモギエキス含有液とドクダミ含有液との混合比は、質量比で85:15〜40:60程度であるのが好ましく、75:25〜50:50程度であるのがより好ましい。これにより、忌避効果の高い小動物忌避用組成物を得ることができる。
さらに、小動物忌避用組成物は、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分およびびわ葉エキス成分から選択される少なくとも1種を含有するのが好ましい。これらのエキス成分を含有することにより、小動物忌避用組成物の忌避効果をより高めることができる。
これらのエキス成分は、一般的に知られている抽出方法により得られる抽出原液をそのまま使用して、または、抽出原液を濃縮して得られる固体状あるいは液体状のエキス成分を、水等に再溶解して調整したエキス含有液を使用して、小動物忌避用組成物中に混合(添加)することができるが、前述したのと同様の理由から、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液と同じ抽出方法によって原料植物から抽出された抽出原液を使用して、小動物忌避用組成物中に混合するのが好ましい。
この場合、ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液の合計と、他のエキス成分を含有する液との混合比は、質量比で90:1〜70:30程度であるのが好ましく、95:5〜85:15程度であるのがより好ましい。他のエキス成分の混合量が少な過ぎると、他のエキス成分の効果が十分に発揮されないおそれがあり、一方、他のエキス成分の混合量が多過ぎると、他のエキス成分の種類等によっては、ヨモギエキス成分およびドクダミエキス成分に起因する強力な忌避効果が減弱するおそれがある。
なお、小動物忌避用組成物の調製は、各種エキス含有液として、抽出方法が異なる抽出原液同士を混合して行ってもよいことは言うまでもない。この場合においても、十分に強力な忌避効果が得られることが判っている。
また、小動物忌避用組成物は、下記化2で表される化合物を含有するのが好ましい。これにより、ヨモギエキス成分、ドクダミエキス成分および前記化合物の相乗効果により、小動物忌避用組成物の忌避効果をさらに高めることができる。また、この化合物は、人体に対する安全性も高いものである。
この化合物において、置換基Xは、ハロゲン原子(F、Cl、Br、IまたはAt)を示し、複数の置換基Xを有する場合において、複数の置換基Xは、同一のハロゲン原子であってもよいし、互いに異なるハロゲン原子であってもよいが、同一のハロゲン原子であるのが好ましい。これにより、前記化合物の合成が容易となり、製造コストの削減を図ることができる。
なお、1つの置換基Xを有する場合において、この置換基XはClであるのが好ましい。また、複数の置換基Xを有する場合において、複数の置換基Xのうちの少なくとも1つがClであるのが好ましい。このように、前記化合物は、置換基XとしてClが導入されることにより、忌避効果が高いものとなる。
また、置換基Xの数nは、1〜4の整数であればよいが、2または3であるのが好ましく、特に2であるのが好ましい。これにより、前記化合物は、その忌避効果がより高いものとなる。
2つの置換基Xを有する場合、その導入位置は、3位および6位、3位および5位、3位および4位、4位および5位のいずれであってもよいが、特に、3位および6位であるのが好ましい。これにより、前記化合物は、その忌避効果が極めて高いものとなる。
このようなことを勘案した場合、前記化合物としては、特に、3位および6位に、それぞれ置換基XとしてClを有するものが好適である。
なお、以上のような化合物は、1種類を単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて用いるようにしてもよい。
このような化合物の混合量(配合量)は、特に限定されないが、植物エキス含有液100質量部に対して、1質量部以下であるのが好ましく、0.01〜0.5質量部程度であるのがより好ましい。前記化合物の混合量が少な過ぎると、前記化合物の種類等によっては、忌避効果(忌避効能)の向上が十分に図れない場合があり、一方、前記化合物の混合量を前記上限値を越えて多くしても、それ以上の効果の増大が期待できず、材料コストが高くなるだけで好ましくない。
また、小動物忌避用組成物は、小動物に対する忌避効果の持続性を高めるための持続性向上剤を含有するのが好ましい。これにより、小動物忌避用組成物の忌避効果がより長期に亘って持続されるようになる。
持続性向上剤としては、比表面積の比較的大きい顔料が好ましく、特に、JIS K 5101にしたがって測定した吸油量が100mL/100g以上の多孔性顔料が好適である。かかる顔料を小動物忌避用組成物が含有すると、植物エキス成分が顔料に吸着し、植物エキス成分が小動物忌避用組成物から徐放されるようになり、忌避効果の持続性がより向上する。また、このような顔料を添加すると、例えば、小動物忌避用組成物をフィルム(支持体)に塗布(付与)したときに、塗工層のブロッキングを防止する効果も得ることができる。
このような顔料(徐放性担体)としては、各種のものが挙げられるが、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、焼成カオリン、無定形シリカ、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土およびゼオライトから選ばれる少なくとも1種を含有するものが好ましく、これらの中でも、特に、無定形シリカを主成分とするものがより好ましい。無定形シリカは、比表面積が大きいため、植物エキス成分がより多く付着(吸着)する。したがって、顔料として無定形シリカを主成分とするものを用いることにより、植物エキス成分による忌避効果をより効果的に持続させることができる。
持続性向上剤の混合量(配合量)は、顔料の種類等によっても若干異なり、特に限定されないが、植物エキス含有液100質量部に対して、0.01〜1質量部程度であるのが好ましく、0.03〜0.5質量部程度であるのがより好ましく、0.08〜0.2質量部程度であるのがさらに好ましい。持続性向上剤の混合量が少な過ぎると、持続性向上剤の種類等によっては、その効果が十分に発揮されない場合がある。一方、持続性向上剤の混合量が多過ぎると、小動物忌避用組成物の透明性が低下して、例えば透明性が要求される支持体に担持させて使用する場合等に不都合が生じるおそれがある。なお、支持体の透明性を保持する必要がない場合には、持続性向上剤としての機能が発揮し得る範囲で適性量を決定すればよい。
また、小動物忌避用組成物には、必要に応じて、増粘剤、ぬれ向上剤、消泡剤、ブロッキング防止剤、滑剤、希釈剤等を添加してもよい。
このような小動物忌避用組成物は、小動物を忌避しようとする領域に散布、塗布等して使用するようにしてもよく、各種シート材(支持体)に付与して小動物忌避用シートとして使用してもよい。
次に、後者の場合、すなわち、小動物忌避用シートについて説明する。
次に、後者の場合、すなわち、小動物忌避用シートについて説明する。
<小動物忌避用シート>
本発明の小動物忌避用シートは、前述したような小動物忌避用組成物を、シート材に付与してなるものである。
本発明の小動物忌避用シートは、前述したような小動物忌避用組成物を、シート材に付与してなるものである。
シート材(シート状の支持体)としては、各種のものがあるが、紙やフィルムが好適である。これらを支持体(基材)とする小動物忌避用シートは、加工性に優れる。
また、シート材として、紙やフィルムを用いる場合には、小動物忌避用組成物は、支持体に対する植物エキスの定着性を向上させる定着剤を含有するのが好ましい。
シート材が紙である場合、定着剤としては、各種水溶性ポリマーを用いることができるが、特に、澱粉およびポリビニルアルコールの少なくとも一方を含有するのが好適である。かかる定着剤を用いることにより、各種植物エキス成分を紙に均一かつ安定的に付与(担持)させることができる。
一方、シート材がフィルムである場合、定着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂接着剤、スチレン・ブタジエン共重合ラテックス、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル共重合体、ポリエステル樹脂のような植物エキス含有液と相溶性のよい結着剤や、植物エキス含有液と相溶性のよいコーティング剤、印刷インキ、帯電防止塗料が好適に使用される。なお、これらのものは、1種または任意の2種以上を組み合わせて用いるようにしてもよい。かかる定着剤を用いることにより、各種植物エキス成分をフィルムに均一かつ安定的に付与(担持)させることができる。
このような定着剤の混合量(配合量)は、特に限定されないが、植物エキス含有液100質量部に対して、0.1〜20質量部程度であるのが好ましく、0.5〜15質量部程度であるのがより好ましい。定着剤の混合量が少な過ぎると、定着剤の種類等によっては、各種植物エキス成分を安定して支持体に定着させることができない場合があり、一方、定着剤の混合量が多過ぎると、その分、小動物忌避用組成物中における各種植物エキス成分の含有量が少なくなり、結果として、忌避効果が十分に得られないおそれがある。
ここで、紙(紙類)としては、穀物類を包装または収納する袋、包装紙、紙箱等を構成するのに使用されるクラフト紙(包装用クラフト紙)、白板紙、純白ロール紙または段ボール原紙が好適であるが、これらに限定されるものではない。
紙に対して小動物忌避用組成物を付与する方法としては、例えば、小動物忌避用組成物を紙に塗布または含浸する方法等を用いることができる。小動物忌避用組成物を紙に塗布または含浸する方法には、グラビアコーター、バーコーターのような各種コーター、サイズプレス等の装置を用いることができる。
小動物忌避用組成物を紙に付与する量は、小動物忌避用組成物の原液をそのまま使用する場合と、水等で希釈して使用する場合とでは異なるが、水等で約10倍に希釈して使用する場合には、3〜15mL/m2程度であるのが好ましく、5〜10mL/m2であるのがより好ましい。小動物忌避用組成物を付与する量が少な過ぎると、忌避効果が十分に得られないおそれがあり、一方、小動物忌避用組成物を付与する量を前記上限値を越えて多くしても、それ以上の効果の増大が期待できない。
一方、フィルムとしては、穀物類等を含む食品や衣料類を包装または収納する袋等を構成するのに使用される、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムのようなプラスチックフィルムまたは合成紙(プラスチックフィルムと紙との積層体)が好適であるが、これらに限定されるものではない。
フィルムに対して小動物忌避用組成物を付与する方法としては、例えば、小動物忌避用組成物をフィルムに塗布する方法等を用いることができる。小動物忌避用組成物をフィルムに塗布する方法には、グラビアコーター、バーコーターのような各種コーター等の装置を用いることができる。また、フィルムが二軸延伸フィルムの場合には、小動物忌避用組成物をフィルムに塗布する方法には、この組成物を縦方向に延伸したシートに塗布した後、横方向に延伸する、いわゆるインラインコート方式と呼ばれる方式を採用することもできる。
小動物忌避用組成物をフィルムに付与する量は、小動物忌避用組成物の原液をそのまま使用する場合と、水等で希釈して使用する場合とでは異なるが、原液をそのまま使用する場合は、0.5〜40mL/m2程度であるのが好ましく、1〜30mL/m2程度であるのがより好ましく、2〜20mL/m2程度であるのがさらに好ましい。小動物忌避用組成物を付与する量が少な過ぎると、忌避効果が十分に得られないおそれがあり、一方、小動物忌避用組成物を付与する量を前記上限値を越えて多くしても、それ以上の効果の増大が期待できない。
また、本発明の小動物忌避用シートは、例えば、シート材を複数層の積層構成とし、中間の層に小動物忌避用組成物を担持させ(付与し)、各層の材質を適宜設定することにより、植物エキス成分を徐放させるような構成とすることもできる。
以上、本発明の小動物忌避用組成物および小動物忌避用シートについて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例えば、定着剤を必要応じて混合(添加)すればよく、シート材(支持体)の種類等によっては、省略することもできる。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.各植物エキス含有液の調製
以下の各実施例および各比較例では、それぞれ、各植物エキス含有液として、それぞれ、乾燥原料植物を、その質量の10倍量の水(20℃)に浸漬し、5日間かけて自然抽出し、得られた抽出原液を、そのまま使用した。
1.各植物エキス含有液の調製
以下の各実施例および各比較例では、それぞれ、各植物エキス含有液として、それぞれ、乾燥原料植物を、その質量の10倍量の水(20℃)に浸漬し、5日間かけて自然抽出し、得られた抽出原液を、そのまま使用した。
2.小動物忌避用シートの作製
(実施例1)
まず、ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
(実施例1)
まず、ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例2)
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、50:50(質量部)とした以外は、前記実施例1と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、50:50(質量部)とした以外は、前記実施例1と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例3)
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、75:25(質量部)とした以外は、前記実施例1と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、75:25(質量部)とした以外は、前記実施例1と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例4)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液95質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部を混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例5)
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記実施例4と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記実施例4と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例6)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部、および、コロイダルシリカ(無定形シリカ:富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例7)
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、50:50(質量部)とした以外は、前記実施例6と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液との混合比率を、50:50(質量部)とした以外は、前記実施例6と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例8)
ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液との混合比率を、75:25(質量部)とした以外は、前記実施例6と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液との混合比率を、75:25(質量部)とした以外は、前記実施例6と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例9)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液95質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部を混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液95質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部を混合した。
この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部、および、コロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例10)
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例11)
緑茶抽出原液に代えて、朝鮮人参葉炭化抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、朝鮮人参葉炭化抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例12)
緑茶抽出原液に代えて、びわ葉抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、びわ葉抽出原液を用いた以外は、前記実施例9と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例13)
まず、ヨモギ抽出液原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液95質量部に、さらに山椒炭化抽出原液5質量部を混合した。
まず、ヨモギ抽出液原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液95質量部に、さらに山椒炭化抽出原液5質量部を混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部、および、コロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
(実施例14)
山椒炭化抽出原液に代えて、檜地下茎抽出原液を用いた以外は、前記実施例13と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
山椒炭化抽出原液に代えて、檜地下茎抽出原液を用いた以外は、前記実施例13と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例15)
山椒炭化抽出原液に代えて、菖蒲葉抽出原液を用いた以外は、前記実施例13と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
山椒炭化抽出原液に代えて、菖蒲葉抽出原液を用いた以外は、前記実施例13と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(実施例16)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液85質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部、および、コロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
(実施例17)
まず、ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクタミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液85質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、アクリル系帯電防止性コーティング剤(アルテック(株)製 商品名「BONDEIP PA−100主剤:硬化剤=1:1」)4質量部、および、コロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.2質量部を、それぞれ混合した後、イソプロピルアルコールにて2倍に希釈した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例18)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液85質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
次に、この混合液50質量部に対して、水性グラビア印刷用インキ(東洋インキ製造(株)製 商品名「アクワフロンテ」)100質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例19)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液85質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を混合した。
次に、この混合原液100質量部に対して、アクリル系コーティング剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部、ぬれ向上剤(日本油脂(株)製 商品名「ラピゾールB−07」)1質量部、および、持続性向上剤(富士シリシア(株)製「サイリシア310」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、インラインコート方式にて、縦方向に一軸延伸した厚さ250μmポリプロピレンフィルムに、バーコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。その後、横方向に10倍延伸した。
これにより、厚さ25μmの小動物忌避用シートを得た。
これにより、厚さ25μmの小動物忌避用シートを得た。
(実施例20)
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
まず、ヨモギ抽出原液とドクダミ抽出原液とを、60:40(質量部)の比率で混合した。
次に、この混合液85質量部に、さらに緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、下記化3で表される化合物0.1質量部、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部、および、コロイダルシリカ(富士シリシア化学(株)製 商品名「サイリシア」)0.1質量部を、それぞれ混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(実施例21〜実施例37)
水系アクリル共重合体接着剤または水系アクリル樹脂接着剤に代えて、10wt%のポリビニルアルコール水溶液を用いた以外は、それぞれ、前記実施例1〜実施例16および実施例20と同様にして、小動物忌避用組成物を得た。
水系アクリル共重合体接着剤または水系アクリル樹脂接着剤に代えて、10wt%のポリビニルアルコール水溶液を用いた以外は、それぞれ、前記実施例1〜実施例16および実施例20と同様にして、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を水で10倍に希釈した後、クラフト紙に、グラビアコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(比較例1)
ヨモギ抽出原液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
ヨモギ抽出原液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(比較例2)
ドクダミ抽出原液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
ドクダミ抽出原液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(比較例3)
まず、ヨモギ抽出原液95質量部と緑茶抽出原液5質量部とを混合した。
まず、ヨモギ抽出原液95質量部と緑茶抽出原液5質量部とを混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(比較例4)
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、熊笹抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(比較例5)
緑茶抽出原液に代えて、朝鮮人参葉炭化抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、朝鮮人参葉炭化抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(比較例6)
緑茶抽出原液に代えて、山椒炭化抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
緑茶抽出原液に代えて、山椒炭化抽出原液を用いた以外は、前記比較例3と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(比較例7)
まず、ヨモギ抽出原液95質量部と檜地下茎抽出原液5質量部とを混合した。
まず、ヨモギ抽出原液95質量部と檜地下茎抽出原液5質量部とを混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分30%の水系アクリル共重合体接着剤(三井化学(株)製 商品名「ケミパールS−300」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、厚さ25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムに、グラビアコーターで5mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
これにより、小動物忌避用シートを得た。
(比較例8)
檜地下茎抽出原液に代えて、菖蒲葉抽出原液を用いた以外は、前記比較例7と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
檜地下茎抽出原液に代えて、菖蒲葉抽出原液を用いた以外は、前記比較例7と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(比較例9)
檜地下茎抽出原液に代えて、びわ葉抽出原液を用いた以外は、前記比較例7と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
檜地下茎抽出原液に代えて、びわ葉抽出原液を用いた以外は、前記比較例7と同様にして、小動物忌避用シートを作製した。
(比較例10)
まず、ヨモギ抽出原液85質量部に、緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
まず、ヨモギ抽出原液85質量部に、緑茶抽出原液5質量部、熊笹抽出原液5質量部、朝鮮人参葉炭化抽出原液5質量部を、それぞれ混合した。
次に、この混合液100質量部に対して、固形分38%の水系アクリル樹脂接着剤(三洋化成工業(株)製 商品名「アクリジョンF−36」)10質量部を混合した。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
これにより、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を、インラインコート方式にて、縦方向に一軸延伸した厚さ250μmポリプロピレンフィルムに、バーコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。その後、横方向に10倍延伸した。
これにより、厚さ25μmの小動物忌避用シートを得た。
これにより、厚さ25μmの小動物忌避用シートを得た。
(比較例11〜比較例20)
水系アクリル共重合体接着剤または水系アクリル樹脂接着剤に代えて、10%のポリビニルアルコール水溶液を用いた以外は、前記比較例1〜10と同様にして、小動物忌避用組成物を得た。
水系アクリル共重合体接着剤または水系アクリル樹脂接着剤に代えて、10%のポリビニルアルコール水溶液を用いた以外は、前記比較例1〜10と同様にして、小動物忌避用組成物を得た。
この小動物忌避用組成物を水で10倍に希釈した後、クラフト紙に、グラビアコーターで10mL/m2となるように塗布した後、乾燥した。
なお、以上で用いた持続性向上剤は、いずれも、JIS K 5101にしたがって測定した吸油量が100mL/100g以上であった。
3.小動物忌避効果の評価
各実施例および各比較例で作製した小動物忌避用シートについて、それぞれ、次のようにして、忌避効果の評価を行った。
各実施例および各比較例で作製した小動物忌避用シートについて、それぞれ、次のようにして、忌避効果の評価を行った。
まず、各小動物忌避用シートを使用して、13×22cmの袋を作製した。そして、この袋の中に、それぞれ、200gのマウス飼料(日本クレア(株)製 商品名「マウス用固形飼料CE−2」)を収納した。
また、小動物忌避用組成物をしない以外は、同様の構成のシート(ブランク)を用意し、同じようにして袋を作製してマウス飼料を収納した。
次に、小動物忌避用シートの種類毎に、それぞれ、試験用マウスを雄雌各10匹ずつ用意した。試験用マウスは、下記のものを使用した。
試験用マウス(雄):ddY系 5週齢、体重25〜27g
試験用マウス(雌):ddY系 5週齢、体重22〜24g
また、小動物忌避用シートの種類毎に、それぞれ、おがくずを敷いたゲージ(30×40cm)を4つ用意し、第1ゲージおよび第2ゲージには、それぞれ、雄の試験用マウスを5匹ずつ投入し、第3ゲージおよび第4ゲージには、それぞれ、雌の試験用マウスを5匹ずつ投入した。
試験用マウス(雌):ddY系 5週齢、体重22〜24g
また、小動物忌避用シートの種類毎に、それぞれ、おがくずを敷いたゲージ(30×40cm)を4つ用意し、第1ゲージおよび第2ゲージには、それぞれ、雄の試験用マウスを5匹ずつ投入し、第3ゲージおよび第4ゲージには、それぞれ、雌の試験用マウスを5匹ずつ投入した。
次に、各ゲージ内に、それぞれ、小動物忌避用組成物を含浸させた袋と、小動物忌避用組成物を含浸させなかった袋とを、2袋ずつ対角線上に収納した。
そして、試験用マウスの挙動および袋の被害状況を、試験開始から8時間までは1時間毎に観察し、その後、24時間後に観察した。
なお、試験環境は、室温20〜25℃、相対湿度30〜70%に調節し、照明時間は、12時間(午前6時点灯、午後6時消灯)に設定した。
また、飼料は、袋に入ったもの以外は与えず、飲料水は自由に摂取させた。
また、飼料は、袋に入ったもの以外は与えず、飲料水は自由に摂取させた。
この観察結果を、以下の4段階の基準に従って評価した。
◎:試験開始から24時間後においても、試験用マウスが袋に近寄らず、袋の被害は認められない。
○:試験開始から24時間後には、試験用マウスが袋に近寄るようになったが、袋の被害は認められない。
△:試験開始から8時間後には、試験用マウスが袋に近寄るようになり、24時間後には袋にかじった跡が認められた。
×:試験開始直後から試験用マウスが袋に近寄り、1時間後には試験用マウスによって袋がかじられ、袋中のマウス飼料が散乱してしまった。
◎:試験開始から24時間後においても、試験用マウスが袋に近寄らず、袋の被害は認められない。
○:試験開始から24時間後には、試験用マウスが袋に近寄るようになったが、袋の被害は認められない。
△:試験開始から8時間後には、試験用マウスが袋に近寄るようになり、24時間後には袋にかじった跡が認められた。
×:試験開始直後から試験用マウスが袋に近寄り、1時間後には試験用マウスによって袋がかじられ、袋中のマウス飼料が散乱してしまった。
この評価結果を表1〜表3に示す。なお、表1〜表3には、各小動物忌避用組成物の組成も合わせて示した。
表1〜表3に示すように、各実施例の小動物忌避用シートを用いて作製した袋では、いずれも、袋の被害は認められなかった。
これに対して、各比較例の小動物忌避用シートを用いて作製した袋では、若干の忌避効果が認められたものもあったが、多くのものが、試験用マウスによってかじられ、マウス飼料が散乱してしまった。
なお、表1〜表3には示さなかったが、小動物忌避用組成物を付与しなかったシート(ブランク)を用いた袋では、いずれのものも、評価結果が「×」であり、試験開始直後から試験用マウスが周囲に寄り付き、袋がかじられ、マウス飼料が散乱してしまった。
このようなことから、各実施例の小動物忌避用シート(本発明の小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート)は、いずれも、忌避効果が高いことが明らかとなった。
Claims (17)
- ヨモギエキス含有液およびドクダミエキス含有液を含有する植物エキス含有液を主成分とすることを特徴とする小動物忌避用組成物。
- 前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液とは、それぞれ、共に同じ抽出方法によって原料ヨモギおよび原料ドクダミから抽出された抽出原液である請求項1に記載の小動物忌避用組成物。
- 前記ヨモギエキス含有液と前記ドクダミエキス含有液との混合比は、質量比で85:15〜40:60である請求項2に記載の小動物忌避用組成物。
- 小動物に対する忌避効果の持続性を高めるための持続性向上剤を含有する請求項1ないし3のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
- 前記持続性向上剤は、JIS K 5101にしたがって測定した吸油量が100mL/100g以上の顔料である請求項4に記載の小動物忌避用組成物。
- 前記持続性向上剤は、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、焼成カオリン、無定形シリカ、珪酸カルシウム、酸化マグネシウム、活性白土およびゼオライトから選ばれる少なくとも1種を含有する請求項4または5に記載の小動物忌避用組成物。
- 前記植物エキス含有液は、緑茶エキス成分、熊笹エキス成分、朝鮮人参葉炭化エキス成分、山椒炭化エキス成分、檜地下茎エキス成分、菖蒲葉エキス成分およびびわ葉エキス成分から選択される少なくとも1種を含有する請求項1ないし6のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
- 支持体に対する植物エキス成分の定着性を向上させる定着剤を含有する請求項1ないし8のいずれかに記載の小動物忌避用組成物。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の小動物忌避用組成物を、シート材に付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
- 請求項9に記載の小動物忌避用組成物を、シート材として紙に付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
- 前記定着剤は、澱粉およびポリビニルアルコールの少なくとも一方を含有する請求項11に記載の小動物忌避用シート。
- 前記紙は、クラフト紙、段ボール原紙、白板紙および純白ロール紙から選ばれる1種である請求項11または12に記載の小動物忌避用シート。
- 請求項9に記載の小動物忌避用組成物を、シート材としてフィルムに付与してなることを特徴とする小動物忌避用シート。
- 前記定着剤は、前記植物エキス含有液と相溶性のよい結着剤である請求項14に記載の小動物忌避用シート。
- 前記定着剤は、前記植物エキス含有液と相溶性のよいコーティング剤、印刷インキおよび帯電防止塗料の少なくとも1種を含有する請求項14に記載の小動物忌避用シート。
- 前記フィルムは、プラスチックフィルムまたは合成紙である請求項15または16に記載の小動物忌避用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004282836A JP2006096685A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004282836A JP2006096685A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006096685A true JP2006096685A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36236835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004282836A Pending JP2006096685A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006096685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101408930B1 (ko) | 2013-03-19 | 2014-06-18 | 박병문 | 포장용 판지의 제조방법 |
JP2015078141A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 株式会社ニックス | 徐放性樹脂組成物 |
KR20160109113A (ko) * | 2015-03-10 | 2016-09-21 | 김인순 | 조류기피제 조성물 및 그 제조방법 |
-
2004
- 2004-09-28 JP JP2004282836A patent/JP2006096685A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101408930B1 (ko) | 2013-03-19 | 2014-06-18 | 박병문 | 포장용 판지의 제조방법 |
JP2015078141A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 株式会社ニックス | 徐放性樹脂組成物 |
KR20160109113A (ko) * | 2015-03-10 | 2016-09-21 | 김인순 | 조류기피제 조성물 및 그 제조방법 |
KR102294276B1 (ko) * | 2015-03-10 | 2021-08-26 | 김인순 | 조류기피제 조성물 및 그 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5688509A (en) | Controlled-release insect repellent device | |
US20150216182A1 (en) | Compositions and methods of the attraction and repulsion of insects | |
US5830512A (en) | Insect control compositions | |
Maurer et al. | In vitro efficacies of oils, silicas and plant preparations against the poultry red mite Dermanyssus gallinae | |
US20170251655A2 (en) | Compositions and methods for capturing, killing or repelling bed bugs | |
US7846463B2 (en) | Pest control composition and method | |
JP2010126486A (ja) | 新規な害虫忌避剤 | |
CN102657211A (zh) | 一种防治蚧壳虫类害虫的油基制剂 | |
JPH04288003A (ja) | 有害動物忌避組成物 | |
JP2007084441A (ja) | 昆虫忌避用組成物および昆虫忌避用シート | |
US20060177472A1 (en) | Insect repellent coating and industrial product using the same | |
JP2006096685A (ja) | 小動物忌避用組成物および小動物忌避用シート | |
JP2000290104A (ja) | 動物忌避剤及び動物忌避剤の製造方法 | |
JP2005119967A (ja) | 動物用食器の下敷きシート | |
CN108260603A (zh) | 一种含鸦胆子驱避剂的贮粮害虫控制剂 | |
EP1133227A1 (en) | Product and method for improving avian health | |
KR102480695B1 (ko) | 곤충 퇴치용 조성물 | |
EP1898700A1 (en) | Manufactured articles comprising a pest-combating composition | |
JP2003342111A (ja) | 機能性木酢液 | |
JPS6115041B2 (ja) | ||
JP2005312440A (ja) | ペット用トイレ砂 | |
US3389048A (en) | Methods of repelling animals with tricyclohexyltin compounds | |
CN114868744B (zh) | 一种冷杉梢斑螟的诱剂组合物及其应用 | |
JP2003040721A (ja) | 貯穀害虫忌避用紙 | |
JP6215417B2 (ja) | 誘引物質発生抑制剤 |